JP2526632Y2 - 圧力スイツチ付き回転型ポンプ - Google Patents

圧力スイツチ付き回転型ポンプ

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JP2526632Y2
JP2526632Y2 JP1990106884U JP10688490U JP2526632Y2 JP 2526632 Y2 JP2526632 Y2 JP 2526632Y2 JP 1990106884 U JP1990106884 U JP 1990106884U JP 10688490 U JP10688490 U JP 10688490U JP 2526632 Y2 JP2526632 Y2 JP 2526632Y2
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茂行 宮澤
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
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    • F04C2/00Rotary-piston machines or pumps
    • F04C2/30Rotary-piston machines or pumps having the characteristics covered by two or more groups F04C2/02, F04C2/08, F04C2/22, F04C2/24 or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members
    • F04C2/34Rotary-piston machines or pumps having the characteristics covered by two or more groups F04C2/02, F04C2/08, F04C2/22, F04C2/24 or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in groups F04C2/08 or F04C2/22 and relative reciprocation between the co-operating members
    • F04C2/344Rotary-piston machines or pumps having the characteristics covered by two or more groups F04C2/02, F04C2/08, F04C2/22, F04C2/24 or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in groups F04C2/08 or F04C2/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the inner member

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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ポンプ吐出側の流体圧変動を検知して信号
を送出するための圧力スイッチを組み込んでなる圧力ス
イッチ付き回転型ポンプに関する。
〔従来の技術〕
たとえば自動車の操舵力を軽減するためのパワーステ
アリング装置において、操舵時にオイルポンプからの油
圧回路内の油圧が急昇したときに、これを感知してエン
ジンのアイドリング回転を高め、エンストを防止したり
するためのセンサとして、圧力スイッチを、オイルポン
プあるいはこのポンプからのポンプ吐出側配管に付設す
ることが従来から行われている。そして、この種の圧力
スイッチとしては、たとえば実開昭57−161840号公報、
実開昭59−43039号公報、あるいは実開昭62−57355号公
報等を始めとして、種々の構造を有するものが提案され
ていた。
すなわち、この種の圧力スイッチは、一般に、筒状を
呈する導電性の本体ボディと、その一端側に絶縁状態を
保って貫通配置されたターミナル端子と、前記本体ボデ
ィ内で摺動可能に支持され常時はスプリング等でターミ
ナル端子から離間する方向に付勢されているプランジャ
等を備えている。そして、このプランジャの他端側に前
述したような油圧回路中の高圧側の油圧を導き、その圧
力が設定圧を越えたときに、プランジャを大気圧に接続
されているターミナル端子側に移動させることにより、
導電性を有するプランジャを直接あるいは導電性部材を
間接的に接触させることで、スイッチが電気的にオン
し、その電気信号により所要の制御動作を行なう構成で
あった。
ところで、上述したような圧力スイッチを配設するに
あたって最も単純には、流体圧発生源であるオイルポン
プ、たとえばベーンポンプ等の回転型ポンプにおけるポ
ンプボディに付設することが一般的であり、たとえば実
開昭63−127045号公報などに示したような構成によるも
のが従来から提案されている。すなわち、このポンプで
は、そのポンプボディにおいて、一側に開口して形成さ
れた段付き孔内に、内方端が高圧側に臨むプランジャ、
ばね受け、ばね、プランジャ端部に対向するターミナル
端子およびこの端子を保持して段付き孔の開口端部分に
組み付け固定されるプラグナット等を順次組み込んで配
設するような構成であった。
そして、このような構成によれば、予めユニットとし
て組み立ててなる単体の圧力スイッチの本体ボディに形
成したねじ部を、ポンプボディ側のねじ孔に螺入して付
設するといった一般構成に比べ、部品点数を省略し、ま
たポンプボディからの張り出し量も必要最少限でよく、
ポンプの小型化やコスト低減化を図れる等の利点を奏す
るものであった。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した従来構造によれば、圧力スイ
ッチの組み込みを、ポンプの回転要素であるベーン、ロ
ータ等とは無関係に、その軸線とは直交する方向に横向
き状態で付設しているだけであり、このためボディ側部
への張り出し量が大きく、車載用ブラケットとの干渉が
起き易く、車輌毎に取付け部位を変更しなければなら
ず、煩雑さは避けられず、また構成部品点数も多く、構
造的にもまだまだ改良の余地が残されている。さらに、
上述した従来構造では、ターミナル端子を保持する部材
を、ボディ側に取付け固定するために、ねじ部品などを
用いており、ねじ加工などを要する等の不具合もあり、
実用面から問題の大きいもので、より簡単な構造によっ
て、加工性の面で優れ、ポンプボディへの組み込みもき
わめて簡単に行え、大幅なコスト低減化が可能となる何
らかの対策を講じることが望まれている。
〔課題を解決するための手段〕
このような要請に応えるために本考案に係る圧力スイ
ッチ付き回転型ポンプは、ポンプ回転要素を配設する収
納空間が一端面に開口して形成されるとともにポンプ回
転要素を駆動する回転軸が貫通して配置されているフロ
ントボディと、その一端面にシール用のガスケットプレ
ートを介在させて組み付けられ収納空間を閉塞するリヤ
ボディとからなるポンプボディにおいて、ポンプ吐出側
の流体圧が内方端側に導かれる小径孔とこれに連続して
ポンプ吸込側に接続される大径孔とからなる圧力スイッ
チ組み込み空間を、フロントボディの端面上でリヤボデ
ィが接合されない部分に開口するように回転軸と平行し
て軸線方向に沿わせて形成し、この組み込み空間の小径
孔にプランジャを常時は小径孔内方端側に付勢されポン
プ吐出側の流体圧の大きさによって大径孔側に移動可能
な状態で摺動動作可能に保持させるとともに、このプラ
ンジャの大径孔側の端部に内方端が対向し外方端側にス
イッチ回路側のリード線が接続されるターミナル端子
を、圧力スイッチ組み込み空間の開口端部分に絶縁材か
らなる保持体にて絶縁状態を保って保持して配置させ、
かつこの組み込み空間内に配置されるターミナル端子保
持用の保持体の抜け出しを、前記両ボディ間に介在され
るガスケットプレートにより規制するようにしたもので
ある。
また、本考案は、フロントボディの圧力スイッチ組み
込み空間を、リヤボディの一部に設けた押え部にて閉塞
することにより、ターミナル端子保持用の保持体の抜け
出しを規制するようにしたものである。
〔作用〕
本考案によれば、ポンプ組立時においてフロントボデ
ィの端面に開口しているポンプ収納空間へのポンプ回転
要素の組み込みと共に、これと軸線方向に平行して形成
されて開口している圧力スイッチ組み込み空間の小径孔
にプランジャを組み込み、かつ大径孔内にこのプランジ
ャを付勢する付勢手段を組み込み、さらにその開口端部
分にターミナル端子を保持する絶縁性保持体を組み込ん
で配置させた後、フロントボディにガスケットプレート
を介在させて、あるいは直接リヤボディを組み付け固定
することで、両ボディ間をシールするガスケットプレー
トまたはリヤボディにより前記圧力スイッチ組み込み空
間の開口端部分を塞ぎ、保持体の抜け出しを規制するこ
とで、圧力スイッチを組立てることができる。そして、
本考案によれば、プランジャがポンプ吐出側流体圧の変
動によって移動してターミナル端子側に接触することに
より、このターミナル端子の外方端に一端を接続し他端
を外部に引き出しているリード端子により、圧力スイッ
チとしての所要の信号を送出し得るものである。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示した実施例を用いて詳細に説
明する。
第1図ないし第4図は本考案に係る圧力スイッチ付き
回転型ポンプの一実施例を示すものであり、この実施例
ではベーンポンプである場合を例示している。これらの
図において、まず、全体を符号10で示すベーンポンプの
概略構成を、第1図等により簡単に説明すると、このポ
ンプ10は、ポンプボディを構成するフロントボディ11お
よびリヤボディ12を備えている。そして、これら両ボデ
ィ11,12においてフロントボディ11には、接合側の端面
に開口してポンプ回転要素つまりベーン13aを有するロ
ータ13およびこれを収容することにより略楕円形状を呈
する内側カム面14aによって一対のポンプ室(図示せ
ず)を形成するカムリング14からなるポンプカートリッ
ジ15等を収納配置するポンプ収納空間20が形成され、か
つこの収納空間20の奥側には、ポンプ室からの吐出側流
体が、カムリング14に併設してポンプ収納空間20内に配
置されるプレッシャプレート16の吐出側通路16aを介し
て送り込まれるポンプ吐出側圧力室17が形成されてい
る。また、このフロントボディ11内には、前記ポンプ室
からポンプ吐出側圧力室17を経て吐出ポート(図示せ
ず)に送られるポンプ吐出側流体を所定流量に制御する
流量制御弁18と、一端が外部に突出されて外部駆動源に
より回転駆動される回転軸19等が配設されている。
また、これら両ボディ11,12内には、前記ポンプカー
トリッジ15内でのポンプ室に対し吸込ポート21からの吸
込側流体を導くポンプ吸込側通路22,23等も形成されて
おり、かつこれらポンプ吸込側通路22,23や前記ポンプ
収納空間20をシールするためのシール材24aを内側縁に
焼付け等で一体的に形成した金属薄板からなるガスケッ
トプレート24(第3図参照)が、両ボディ11,12間に介
在されて締結用ボルト(第2図参照)、ナットにより一
体的に結合されるようになっている。なお、このベーン
ポンプ10は、第1図から明らかなように、上述した以外
の構成部品等も有しているが、これらは従来から周知の
通りであり、その説明は省略する。
さて、本考案によれば、上述したようなベーンポンプ
10において、ベーン13a、ロータ13等を配設する収納空
間20が開口している一端面にガスケットプレート24を介
してリヤボディ12が接合して組み付けられるフロントボ
ディ11の端面上でリヤボディ12が接合されない部分に、
ポンプ吐出側の流体圧が内方端側に導かれる小径孔31a
とこれに連続してポンプ吸込側に接続される大径孔31b
とからなる圧力スイッチ組み込み空間31を、前記回転軸
19や収納空間20と平行して軸線方向に沿わせて形成し、
この組み込み空間31の小径孔31aに導電材等からなるプ
ランジャ33を常時は小径孔31a内方端側に付勢されポン
プ吐出側の流体圧の大きさによって大径孔31b側に移動
可能な状態で摺動動作可能に保持させるとともに、この
プランジャ33の大径孔31b側の端部に内方端34aが対向し
外方端側にスイッチ回路側のリード線35が接続される導
電材からなるターミナル端子34を、圧力スイッチ組み込
み空間31の開口端部分に絶縁材からなる保持体36にて絶
縁状態を保って保持して配置させ、かつこの組み込み空
間31内に配置されるターミナル端子保持用の保持体36の
抜け出しを、前記両ボディ11,12間に介在されるガスケ
ットプレート24により規制することにより、圧力スイッ
チ30をポンプ10に一体的に組み込んで付設するようにし
たところに特徴を有している。
ここで、第1図中37,38はポンプ吐出側圧力室17から
ポンプ吐出側流体圧を小径孔31a内方端に導く通路、39
は大径孔31b内を前記ポンプ組み込み空間20内でカート
リッジ15の外周部分のポンプ吸込側に(本実施例ではプ
レッシャプレート16においてポンプ室に臨んで形成され
ている吸込側通路溝27に接続溝28を介して)接続する通
路で、これにより圧力スイッチ30の可動部分であるプラ
ンジャ33の両端に、ポンプ吐出側と吸込側圧力とを作用
させ、一定以上に圧力変動が生じたときにはプランジャ
33の動きでターミナル端子34との接触動作を得て、所要
の信号を送出し得るようになっている。
また、40は前記大径孔31b内でプランジャ33の端部に
付設され前記保持体36との間にセットスプリング41を介
在させるための導電材からなるばね受けで、本実施例で
は、たとえば第4図にも示したように、金属板材を略カ
ップ状に湾曲形成するとともに、外周部分をスリット40
aにより周方向において複数に分割し、大径孔31b内周壁
に所要の弾発力をもって摺動可能に接する複数の弾性ガ
イド片40bが形成されている。さらに、図中40cはプラン
ジャ33の動きでターミナル端子34の内方端34aに接する
接触端となる部分である。そして、このようなばね受け
40によれば、その成形加工が簡単に行え、量産性の面で
優れている等の利点がある。
なお、ターミナル端子34を保持する保持体36は、端子
34のフランジ部を両側から挟み込む一対の絶縁材からな
るプレート36a,36bとフランジ部外周に嵌装されるOリ
ング36cとから構成されている。そして、これらの部材
からなる保持体36は、大径孔31bの開口部分で径寸法が
わずかに大きく形成されている大径部分に嵌め込まれて
内方端側が係止されて組み込まれ、ガスケットプレート
24にて押え付けられるようになっている。
また、図中42はガスケットプレート24において圧力ス
イッチ30の組み込み空間31の開口端部分を閉塞する部分
に穿設されるターミナル端子34を挿通させる挿通用開口
である。
このような構成によれば、ポンプ10の組立時において
フロントボディ11の端面に開口しているポンプ収納空間
20へのポンプ回転要素の組み込みと共に、これと軸線方
向に平行して形成されて開口している圧力スイッチ組み
込み空間31の小径孔31aにプランジャ33を組み込み、か
つ大径孔31b内にこのプランジャ33を付勢するためのば
ね受け40、セットスプリング41を組み込み、さらにその
開口端部分にターミナル端子34を保持する絶縁性保持体
36を組み込んで配置させた後、フロントボディ11にガス
ケットプレート24を介在させてリヤボディ12を組み付け
固定することにより、両ボディ11,12間をシールするガ
スケットプレート24により前記圧力スイッチ組み込み空
間31の開口端部分を塞ぎ、保持体36の抜け出しを規制す
ることで、圧力スイッチ30を組立てることができる。そ
して、前記ターミナル端子34の外方端に接続したリード
線35を、前記ガスケットプレート24の押え部に穿設した
挿通用開口42から外部に引き出すとよい。このような圧
力スイッチ30によれば、プランジャ33がポンプ吐出側流
体圧の変動によって移動してターミナル端子34側に接触
することで、所要の圧力スイッチ信号を送出し得るもの
である。ここで、上述した実施例構造による圧力スイッ
チ30では、プランジャ33によりばね受け40の接触端40c
がターミナル端子34に接触したときには、この端子34か
らばね受け40を介してフロントボディ11(導電性を有す
る材料にて形成されている)にボディアースされること
で検出信号が得られるようになっている。
なお、本考案は上述した実施例構造には限定されず、
ポンプ10各部の形状、構造などを始め、圧力スイッチ30
の構造などとしても、種々の変形例が考えられる。たと
えば圧力スイッチ30としては、第5図あるいは第6図に
示したような構成によるものを、採用してもよいことは
言うまでもない。ここで、第5図では、プランジャ33に
よる圧力感知動作を、所要の摺動抵抗を与えて保持する
手段として、前述した実施例におけるばね受け40と一体
の弾性ガイド片40bに代えて、Oリング50をプランジャ3
3の外周部に嵌装させた状態で配置させた場合である。
なお、51はこのOリング50が配置される環状溝を閉塞す
るプレート、52は板金材にてカップ状に形成されるばね
受けである。
さらに、第6図に示す実施例では、ばね受け53として
大径孔31bよりも小径なものを用いた場合であり、この
ときにはターミナル端子34との接触による電気的な流れ
は、このばね受け53からセットスプリング41を介して保
持体36側に付設されている導電性リテーナ54を用いてボ
ディアースするようにするとよい。この場合、ばね受け
53からプランジャ33を経てボディ側にアースしてもよい
ことは言うまでもない。
また、上述した実施例では、フロントボディ11側に形
成した圧力スイッチ組み込み空間31の開口端を閉塞する
ために、ガスケットプレート24の一部を利用して閉塞す
るようにした場合を示したが、本考案はこれに限定され
ず、第7図および第8図に示されるように、ガスケット
プレートを省略し、リヤボディ12の一部に設けられター
ミナル端子34の逃げ部となる略U字状の切り込み60aを
有する押え部60にて直接押え付けて保持するようにして
もよいことは言うまでもない。ここで、図中61は両ボデ
ィ11,12間をシールするOリングである。
また、本考案によるポンプとしては、ベーンポンプに
かぎらず、回転型のポンプであれば、適宜の構造を有す
るものを採用すればよく、その用途としても、パワース
テアリング装置用に限られず、種々の機器、装置に用い
られるポンプに適用して効果を発揮し得るものである。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る圧力スイッチ付き回
転型ポンプによれば、ポンプ回転要素配設用の収納空間
が一端面に開口して形成されるとともにポンプ回転要素
を駆動する回転軸が貫通して配置されているフロントボ
ディと、その一端面にシール用のガスケットプレートを
介在させて組み付けられ収納空間を閉塞するリヤボディ
とからなるポンプボディにおいて、ポンプ吐出側の流体
圧が内方端側に導かれる小径孔とこれに連続してポンプ
吸込側に接続される大径孔とからなる圧力スイッチ組み
込み空間を、フロントボディの端面上でリヤボディが接
合されない部分に開口するように回転軸と平行して軸線
方向に沿わせて形成し、この組み込み空間の小径孔にプ
ランジャを常時は小径孔内方端側に付勢されポンプ吐出
側の流体圧の大きさによって大径孔側に移動可能な状態
で摺動動作可能に保持させるとともに、このプランジャ
の大径孔側の端部に内方端が対向し外方端側にスイッチ
回路側のリード線が接続されるターミナル端子を、圧力
スイッチ組み込み空間の開口端部分に絶縁材からなる保
持体にて絶縁状態を保って保持して配置させ、かつこの
組み込み空間内に配置されるターミナル端子保持用の保
持体の抜け出しを、前記両ボディ間に介在されるガスケ
ットプレートにより規制するようにしたので、簡単な構
成にもかかわらず、圧力スイッチを、ポンプボディのデ
ッドスペースを利用して組み込むことが可能で、従来の
横置き状態に比べて外部への張り出しを小さくし、ポン
プの小型かつコンパクト化が図れるとともに、スイッチ
部分の構造を簡素化し、部品点数を必要最小限として加
工性や組立性を向上させ、大幅なコスト低減化を図れる
等の実用上種々優れた効果がある。
また、本考案によれば、圧力スイッチ組み込み空間
を、リヤボディの一部に設けた押え部により直接押さえ
付けて内部部品を保持するようにしたので、上述したと
同様に、構成部品点数を削減し、加工性や組立性を向上
させ、コスト低減化を図れるという利点を奏する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案に係る圧力スイッチ付き回転型ポンプの
一実施例を示すポンプ全体の要部断面図、第2図はその
リヤ側からの側面図、第3図はガスケットプレートの概
略図、第4図は圧力スイッチ部分でのばね受けの概略斜
視図、第5図および第6図は本考案の圧力スイッチ部分
の変形例を示す概略断面図、第7図および第8図は本考
案の別の実施例を示す要部断面図およびそのリヤ側から
の概略図である。 10……ベーンポンプ、11,12……フロントおよびリヤボ
ディ、13……ロータ、13a……ベーン、14……カムリン
グ、15……ポンプカートリッジ、16……プレッシャプレ
ート、17……ポンプ吐出側圧力室、19……回転軸、20…
…ポンプ収納空間、22,23……通路、24……ガスケット
プレート、24a……シール材、27……ポンプ吸込側通路
溝、28……接続溝、30……圧力スイッチ、31……圧力ス
イッチ組み込み空間、31a……小径孔、31b……大径孔、
33……プランジャ、34……ターミナル端子、35……リー
ド線、36……保持体、37,38;39……通路、40……ばね受
け、41……セットスプリング、60……押え部、60a……
U字状切り込み、61……Oリング。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポンプ回転要素を配設する収納空間が一端
    面に開口して形成されているフロントボディと、このフ
    ロントボディの一端面に組み付けられ前記収納空間を閉
    塞するリヤボディと、これら両ボディ間に介在して設け
    られ前記収納空間および両ボディ間を連通する流体通路
    をシールするガスケットプレートと、前記フロントボデ
    ィに貫通して配置されポンプ回転要素を回転駆動するた
    めの回転軸とを備えてなる回転型ポンプにおいて、ポン
    プ吐出側の流体圧が内方端側に導かれる小径孔とこれに
    連続してポンプ吸込側に接続される大径孔とからなる圧
    力スイッチ組み込み空間を、前記フロントボディの端面
    上でリヤボディが接合されない部分に開口するように前
    記回転軸と平行して軸線方向に沿わせて形成し、この組
    み込み空間の小径孔にプランジャを常時は小径孔内方端
    側に付勢されポンプ吐出側の流体圧の大きさによって大
    径孔側に移動可能な状態で摺動動作可能に保持させると
    ともに、このプランジャの大径孔側端部に内方端が対向
    し外方端側にスイッチ回路側のリード線が接続されるタ
    ーミナル端子を、前記圧力スイッチ組み込み空間の開口
    端部分に絶縁材からなる保持体にて絶縁状態を保って保
    持して配置させ、かつこの組み込み空間内に配置される
    ターミナル端子保持用の保持体の抜け出しを、前記両ボ
    ディ間に介在されるガスケットプレートにより規制した
    ことを特徴する圧力スイッチ付き回転型ポンプ。
  2. 【請求項2】ポンプ回転要素を配設する収納空間が一端
    面に開口して形成されているフロントボディと、このフ
    ロントボディの一端面に組み付けられ前記収納空間を閉
    塞するリヤボディと、前記フロントボディに貫通して配
    置されポンプ回転要素を回転駆動するための回転軸とを
    備えてなる回転型ポンプにおいて、ポンプ吐出側の流体
    圧が内方端側に導かれる小径孔とこれに連続してポンプ
    吸込側に接続される大径孔とからなる圧力スイッチ組み
    込み空間を、前記フロントボディの端面上に開口するよ
    うに前記回転軸と平行して軸線方向に沿わせて形成し、
    この組み込み空間の小径孔にプランジャを常時は小径孔
    内方端側に付勢されポンプ吐出側の流体圧の大きさによ
    って大径孔側に移動可能な状態で摺動動作可能に保持さ
    せるとともに、このプランジャの大径孔側端部に内方端
    が対向し外方端側にスイッチ回路側のリード線が接続さ
    れるターミナル端子を、前記圧力スイッチ組み込み空間
    の開口端部分に絶縁材からなる保持体にて絶縁状態を保
    って保持して配置させ、かつこの組み込み空間内に配置
    されるターミナル端子保持用の保持体の抜け出しを、前
    記リヤボディの一部に設けた押え部により規制したこと
    を特徴する圧力スイッチ付き回転型ポンプ。
JP1990106884U 1990-10-15 1990-10-15 圧力スイツチ付き回転型ポンプ Expired - Lifetime JP2526632Y2 (ja)

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