JP2526335Y2 - 光共振器 - Google Patents
光共振器Info
- Publication number
- JP2526335Y2 JP2526335Y2 JP4446591U JP4446591U JP2526335Y2 JP 2526335 Y2 JP2526335 Y2 JP 2526335Y2 JP 4446591 U JP4446591 U JP 4446591U JP 4446591 U JP4446591 U JP 4446591U JP 2526335 Y2 JP2526335 Y2 JP 2526335Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mirror
- light
- laser
- optical resonator
- cylindrical container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は赤外ラマンレーザ装置の
光共振器に関する。
光共振器に関する。
【０００２】
【従来の技術】１対の凹面鏡の間で赤外レーザ光を多重
反射させるため、あらかじめ可視光レーザを用いてミラ
ー面にうつった光スポットの位置を窓又はスコープによ
って観察しながら凹面鏡の角度調節を行うが、窓から入
った光のミラー面での散乱が少ないため、ミラー外周の
確認が困難であり、スポット間の相対位置のみを頼りに
調節を行っていた。
反射させるため、あらかじめ可視光レーザを用いてミラ
ー面にうつった光スポットの位置を窓又はスコープによ
って観察しながら凹面鏡の角度調節を行うが、窓から入
った光のミラー面での散乱が少ないため、ミラー外周の
確認が困難であり、スポット間の相対位置のみを頼りに
調節を行っていた。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】多重反射によるレーザ
スポット位置はミラーの角度に非常に敏感であり、少し
のずれによってもレーザスポットの配置が大きく変って
しまい、ラマン変換したレーザ光を出射孔から取り出す
ことができなくなる。このため、赤外光入射の前に行う
可視光レーザによるミラー角度の調整が重要となる。
スポット位置はミラーの角度に非常に敏感であり、少し
のずれによってもレーザスポットの配置が大きく変って
しまい、ラマン変換したレーザ光を出射孔から取り出す
ことができなくなる。このため、赤外光入射の前に行う
可視光レーザによるミラー角度の調整が重要となる。
【０００４】しかし、円筒容器内に設置されたミラー上
のレーザスポットを観察する場合窓又はファイバースコ
ープからの光はミラー面で反射されてしまい、他に光源
がないため、窓又はファイバースコープからはレーザス
ポットのみが見え、ミラーの外形の判別が困難であっ
た。したがってレーザスポットのミラー上での絶対位置
を確認するためにはミラーの観察方向と逆の位置に光源
を設ける必要があった。
のレーザスポットを観察する場合窓又はファイバースコ
ープからの光はミラー面で反射されてしまい、他に光源
がないため、窓又はファイバースコープからはレーザス
ポットのみが見え、ミラーの外形の判別が困難であっ
た。したがってレーザスポットのミラー上での絶対位置
を確認するためにはミラーの観察方向と逆の位置に光源
を設ける必要があった。
【０００５】本考案はかかる問題点に対処するため開発
されたものであってミラーでの光の確認を容易にするこ
とを目的とする。
されたものであってミラーでの光の確認を容易にするこ
とを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本考案の構成を実施例に対応する図１及び図２を用
いて説明すると本考案は円筒容器１の内部にレーザ光を
多重反射させるための凹面鏡からなる入射側ミラー６と
出射側ミラー９とを対向して配置したラマンレーザ装置
の光共振器において、前記各ミラー６，９の外周に、外
部からの光を散乱できる荒面加工した縁１０と該縁１０
に施される角度目盛１１とを設けたことを特徴とする。
めの本考案の構成を実施例に対応する図１及び図２を用
いて説明すると本考案は円筒容器１の内部にレーザ光を
多重反射させるための凹面鏡からなる入射側ミラー６と
出射側ミラー９とを対向して配置したラマンレーザ装置
の光共振器において、前記各ミラー６，９の外周に、外
部からの光を散乱できる荒面加工した縁１０と該縁１０
に施される角度目盛１１とを設けたことを特徴とする。
【０００７】
【作用】そして本考案は上記の手段により円筒容器に取
付けた窓又はファイバースコープからの光がミラー外周
部での散乱によって確認できミラー上でのレーザスポッ
ト位置を知ることができ、さらにミラー外周部の角度目
盛によってレーザスポット位置を正確に測ることができ
る。
付けた窓又はファイバースコープからの光がミラー外周
部での散乱によって確認できミラー上でのレーザスポッ
ト位置を知ることができ、さらにミラー外周部の角度目
盛によってレーザスポット位置を正確に測ることができ
る。
【０００８】
【実施例】以下本考案の一実施例を図１に基づいて説明
すると１はラマンレーザ装置の円筒容器を示し、該円筒
容器１の下部にはミラー観測窓２の一対が設けられると
共に該円筒容器１の両端を閉じるフランジ３，３にはそ
の一方のフランジ３にレーザ光の入射ノズル４と、該入
射ノズル４に対向する入射孔５を有する入射側ミラー６
とが設けられ、又その他方のフランジ３にはレーザ光の
出射ノズル７と、該出射ノズル７に対向する出射孔８を
有する出射側ミラー９とが設けられ、これら各入射側ミ
ラー６及び出射側ミラー９の外周部には外部からの光を
散乱できるよう表面をサンドブラスト処理等により荒仕
上げた縁１０と該縁１０に施される角度目盛１１とが設
けられている。
すると１はラマンレーザ装置の円筒容器を示し、該円筒
容器１の下部にはミラー観測窓２の一対が設けられると
共に該円筒容器１の両端を閉じるフランジ３，３にはそ
の一方のフランジ３にレーザ光の入射ノズル４と、該入
射ノズル４に対向する入射孔５を有する入射側ミラー６
とが設けられ、又その他方のフランジ３にはレーザ光の
出射ノズル７と、該出射ノズル７に対向する出射孔８を
有する出射側ミラー９とが設けられ、これら各入射側ミ
ラー６及び出射側ミラー９の外周部には外部からの光を
散乱できるよう表面をサンドブラスト処理等により荒仕
上げた縁１０と該縁１０に施される角度目盛１１とが設
けられている。
【０００９】かくてレーザ光は入射ノズル４から入射孔
５を通して入射し、最初のレーザスポットが図２ａの
（１２−１）の位置にくるように出射側ミラー９外周の
角度目盛１１によってレーザ光の入射角度を調節する。
次に出射側ミラー９を反射したレーザ光が図２ｂの入射
側ミラー６上でスポット（１２−２）の位置になるよう
に角度目盛１１によって出射側ミラー９の角度を調節す
る。同様に次のスポットがスポット（１２−３）の位置
にくるように入射側ミラー６の角度を調節すれば図３に
示すような多重反射を行うことができる。そして最後に
レーザ光は出射孔８から出射ノズル７を経て出射され
る。
５を通して入射し、最初のレーザスポットが図２ａの
（１２−１）の位置にくるように出射側ミラー９外周の
角度目盛１１によってレーザ光の入射角度を調節する。
次に出射側ミラー９を反射したレーザ光が図２ｂの入射
側ミラー６上でスポット（１２−２）の位置になるよう
に角度目盛１１によって出射側ミラー９の角度を調節す
る。同様に次のスポットがスポット（１２−３）の位置
にくるように入射側ミラー６の角度を調節すれば図３に
示すような多重反射を行うことができる。そして最後に
レーザ光は出射孔８から出射ノズル７を経て出射され
る。
【００１０】
【考案の効果】このように本考案によるときは円筒容器
の内部に対向して配置した入射側ミラーと出射側ミラー
との外周に、外部からの光を散乱できる荒面加工した縁
を設けたのでラマンレーザ装置の円筒容器内のミラー外
形を観察することができるのでミラー上のレーザスポッ
トの位置が確認でき而も縁には角度目盛を施したので正
確なスポット位置が確認できより高精度のミラー調節が
可能となる効果を有する。
の内部に対向して配置した入射側ミラーと出射側ミラー
との外周に、外部からの光を散乱できる荒面加工した縁
を設けたのでラマンレーザ装置の円筒容器内のミラー外
形を観察することができるのでミラー上のレーザスポッ
トの位置が確認でき而も縁には角度目盛を施したので正
確なスポット位置が確認できより高精度のミラー調節が
可能となる効果を有する。
【図１】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図２】ラマンレーザ装置内のミラー上におけるレーザ
スポット図である。
スポット図である。
【図３】ラマンレーザ装置内のレーザ光の多重反射軌跡
の線図である。
の線図である。
１ 円筒容器 ６ 入射側ミラー ９ 出射側ミラー １０ 縁 １１ 角度目盛
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田代 英夫 埼玉県和光市広沢２番１号 理化学研究 所内 (72)考案者 吉村 敬二 広島県広島市西区観音新町四丁目６番22 号 三菱重工業株式会社 広島製作所内 (72)考案者 堀 秀俊 広島県広島市西区観音新町四丁目６番22 号 三菱重工業株式会社 広島製作所内
Claims (1)
- 【請求項１】 円筒容器の内部に、レーザ光を多重反射
させるための凹面鏡からなる入射側ミラーと出射側ミラ
ーとを対向して配置したラマンレーザ装置の光共振器に
おいて、前記各ミラーの外周に、外部からの光を散乱で
きる荒面加工した縁と該縁に施される角度目盛とを設け
たことを特徴とする光共振器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4446591U JP2526335Y2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 光共振器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4446591U JP2526335Y2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 光共振器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04137079U JPH04137079U (ja) | 1992-12-21 |
| JP2526335Y2 true JP2526335Y2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=31924597
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4446591U Expired - Fee Related JP2526335Y2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 光共振器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2526335Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1256794C (zh) | 1998-11-10 | 2006-05-17 | 株式会社Idx技术 | 光反应装置 |
-
1991
- 1991-06-13 JP JP4446591U patent/JP2526335Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04137079U (ja) | 1992-12-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960903 |
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