JP2526328Y2 - 踏切道路の構造 - Google Patents
踏切道路の構造Info
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- JP2526328Y2 JP2526328Y2 JP1789991U JP1789991U JP2526328Y2 JP 2526328 Y2 JP2526328 Y2 JP 2526328Y2 JP 1789991 U JP1789991 U JP 1789991U JP 1789991 U JP1789991 U JP 1789991U JP 2526328 Y2 JP2526328 Y2 JP 2526328Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- road
- level crossing
- crossing road
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Road Paving Structures (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、列車が走行するレール
上を横切り自動車等が走行し得るように形成された踏切
道路の構造に関し、特に踏切道路における側道部の構造
に関する。
上を横切り自動車等が走行し得るように形成された踏切
道路の構造に関し、特に踏切道路における側道部の構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、列車走行レールと自動車等の走
行用道路とが交差する踏切は、列車走行レール間の軌道
内踏切道路部と、これに連続するように設けられた側道
部とから構成されているが、この側道部は、列車走行レ
ールの中心から所定の範囲が鉄道会社の管理領域となっ
ており、この領域内は、鉄道車両のみでなく、自動車も
安全に走行できる状態とすることが好ましいとされてい
る。したがって、従来から踏切部においては、単に列車
走行レール間の軌道内踏切道路部のみでなく、側道部に
おいても、自動車等が安全にかつ容易に走行し得るよう
に、列車走行レール間の軌道内踏切道路部は、レール内
に踏切用ブロックを設置し、側道部は、所定の道路等に
形成し、レールと略同一の位置となるようにレベリング
している。
行用道路とが交差する踏切は、列車走行レール間の軌道
内踏切道路部と、これに連続するように設けられた側道
部とから構成されているが、この側道部は、列車走行レ
ールの中心から所定の範囲が鉄道会社の管理領域となっ
ており、この領域内は、鉄道車両のみでなく、自動車も
安全に走行できる状態とすることが好ましいとされてい
る。したがって、従来から踏切部においては、単に列車
走行レール間の軌道内踏切道路部のみでなく、側道部に
おいても、自動車等が安全にかつ容易に走行し得るよう
に、列車走行レール間の軌道内踏切道路部は、レール内
に踏切用ブロックを設置し、側道部は、所定の道路等に
形成し、レールと略同一の位置となるようにレベリング
している。
【0003】ところが、踏切用ブロックは、従来から木
材等を用いて形成しているので、車両の走行が頻繁な所
等では耐久性がなく、路面の平滑性も乏しく、コスト的
にも高価なものとなるという欠点を有している。また、
側道部(厳密には、踏切部における前記軌道内踏切道路
部以外の自動車等の走行用道路であって、前記管理領域
内のもの)は、通常の走行用道路と同様の構造、つま
り、地盤上に砂利を敷き、その上にアスファルト舗装し
たものとか、枕木等を利用したものがある。後者の木材
製のものは、木材を相互に近接して整列し、ボルトによ
り相互連結したものであり、損耗時の交換が比較的容易
であるが、自動車等の通行が激しい所では摩耗し易く、
耐久性がないことから、コスト的に不利で、前者のアス
ファルト舗装道路に比べると多用されていないというの
が実状である。前者のアスファルト舗装の道路も、冬期
積雪等があるとスパイクタイヤ等により路面が損傷し、
路面の平滑性が損なわれ踏切部を渡る自動車の走行の安
全性が損なわれるという欠点がある。
材等を用いて形成しているので、車両の走行が頻繁な所
等では耐久性がなく、路面の平滑性も乏しく、コスト的
にも高価なものとなるという欠点を有している。また、
側道部(厳密には、踏切部における前記軌道内踏切道路
部以外の自動車等の走行用道路であって、前記管理領域
内のもの)は、通常の走行用道路と同様の構造、つま
り、地盤上に砂利を敷き、その上にアスファルト舗装し
たものとか、枕木等を利用したものがある。後者の木材
製のものは、木材を相互に近接して整列し、ボルトによ
り相互連結したものであり、損耗時の交換が比較的容易
であるが、自動車等の通行が激しい所では摩耗し易く、
耐久性がないことから、コスト的に不利で、前者のアス
ファルト舗装道路に比べると多用されていないというの
が実状である。前者のアスファルト舗装の道路も、冬期
積雪等があるとスパイクタイヤ等により路面が損傷し、
路面の平滑性が損なわれ踏切部を渡る自動車の走行の安
全性が損なわれるという欠点がある。
【0004】そこで、図9に示すように、踏切部Hの走
行用道路Dの軌道内踏切道路部6あるいは側道部7を、
合成樹脂製の踏切用ブロック1により形成したものがあ
る。つまり、地盤上に砂利2を敷き、この上に枕木3を
載置し、枕木3上にレール4あるいはガードレール5を
敷設する一方、列車走行レール4,4間の軌道内踏切道
路部6あるいはレール4,4側部の側道部7を形成する
ように踏切用ブロック1を固定し、自動車等の走行用道
路Dがレール4と略同一位置とし、自動車等の走行を容
易にしている。
行用道路Dの軌道内踏切道路部6あるいは側道部7を、
合成樹脂製の踏切用ブロック1により形成したものがあ
る。つまり、地盤上に砂利2を敷き、この上に枕木3を
載置し、枕木3上にレール4あるいはガードレール5を
敷設する一方、列車走行レール4,4間の軌道内踏切道
路部6あるいはレール4,4側部の側道部7を形成する
ように踏切用ブロック1を固定し、自動車等の走行用道
路Dがレール4と略同一位置とし、自動車等の走行を容
易にしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、合成樹脂を
用いて形成した踏切部Hであっても、大型自動車とか冬
期にスパイクタイヤを使用している自動車等の通行が激
しい踏切では、摩耗が早く、一部に凹所が生じると、こ
の部分の損耗が助長され、自動車等が走行しにくく、走
行の安全性が十分確保されない虞がある。また、この摩
耗の激しい踏切部に、耐侯性と耐摩耗性の両方の性質を
兼備した材料、例えばFRP等の材料を使用すれば、高
価なものとなり好ましくない。
用いて形成した踏切部Hであっても、大型自動車とか冬
期にスパイクタイヤを使用している自動車等の通行が激
しい踏切では、摩耗が早く、一部に凹所が生じると、こ
の部分の損耗が助長され、自動車等が走行しにくく、走
行の安全性が十分確保されない虞がある。また、この摩
耗の激しい踏切部に、耐侯性と耐摩耗性の両方の性質を
兼備した材料、例えばFRP等の材料を使用すれば、高
価なものとなり好ましくない。
【0006】しかも、摩耗が著じるしい部分を他の新規
なものと交換する場合には、踏切用ブロック1を全体に
亘り交換しなければならないので、コスト高となるのみ
でなく、工期も長期化し、列車の定期走行の妨げとなる
虞もある。さらに、軟弱地盤あるいは凍上の虞がある所
で踏切部Hを形成する場合には、軽量な材料を用いた
り、凍上深度(例えば、北海道等では60cm程度)を考
慮して施工しなければならないが、前記アスファルト製
の側道部は重量的に問題があるため、軟弱地盤上での施
工が難しく、また合成樹脂製の踏切用ブロック1も凍上
深度を考慮して施工すると、極めて高価なものとなり、
実用性に乏しいという欠点がある。
なものと交換する場合には、踏切用ブロック1を全体に
亘り交換しなければならないので、コスト高となるのみ
でなく、工期も長期化し、列車の定期走行の妨げとなる
虞もある。さらに、軟弱地盤あるいは凍上の虞がある所
で踏切部Hを形成する場合には、軽量な材料を用いた
り、凍上深度(例えば、北海道等では60cm程度)を考
慮して施工しなければならないが、前記アスファルト製
の側道部は重量的に問題があるため、軟弱地盤上での施
工が難しく、また合成樹脂製の踏切用ブロック1も凍上
深度を考慮して施工すると、極めて高価なものとなり、
実用性に乏しいという欠点がある。
【0007】本考案は、上述した従来技術に伴う課題を
解決するためになされたもので、耐摩耗性、交換性、施
工性及び安全性の面、また、強度的及びコスト的な面で
優れた踏切道路の構造を提供することを目的とする。
解決するためになされたもので、耐摩耗性、交換性、施
工性及び安全性の面、また、強度的及びコスト的な面で
優れた踏切道路の構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、列車が走行す
るレール上を横切って自動車等が走行し得るように形成
され、前記レール間に設けられた軌道内踏切道路部と、
この軌道内踏切道路部に連設された側道部とを有する踏
切道路において、前記側道部を、地盤上に表面が略水平
にレベリングされた砂地層と、この砂地層上に載置され
た所定の肉厚を有する合成樹脂発泡体層と、この合成樹
脂発泡体層上に杭により連結固定された所定の肉厚を有
するコンクリート板と、このコンクリート板の上面を覆
い固定具により取付けられた、耐摩耗性のある材料から
なる比較的薄肉の保護プレートとから構成したことを特
徴とする踏切道路の構造である。前記側道部は、トータ
ル深さ寸法が凍上寸法以上となるように構成することが
好ましい。前記軌道内踏切道路部は、レール間に合成樹
脂製の踏切用ブロックを設置し、この踏切用ブロックの
上面に前記保護プレートを取付けることが好ましい。前
記保護プレートは、ゴム材料により構成することが好ま
しい。前記合成樹脂発泡体層は、所定肉厚を有する合成
樹脂発泡体を複数層積層することにより構成し、各合成
樹脂発泡体間を固定具により連結したものである。前記
コンクリート板は、面方向に隣設する相互間を連結部材
により連結したものである。
るレール上を横切って自動車等が走行し得るように形成
され、前記レール間に設けられた軌道内踏切道路部と、
この軌道内踏切道路部に連設された側道部とを有する踏
切道路において、前記側道部を、地盤上に表面が略水平
にレベリングされた砂地層と、この砂地層上に載置され
た所定の肉厚を有する合成樹脂発泡体層と、この合成樹
脂発泡体層上に杭により連結固定された所定の肉厚を有
するコンクリート板と、このコンクリート板の上面を覆
い固定具により取付けられた、耐摩耗性のある材料から
なる比較的薄肉の保護プレートとから構成したことを特
徴とする踏切道路の構造である。前記側道部は、トータ
ル深さ寸法が凍上寸法以上となるように構成することが
好ましい。前記軌道内踏切道路部は、レール間に合成樹
脂製の踏切用ブロックを設置し、この踏切用ブロックの
上面に前記保護プレートを取付けることが好ましい。前
記保護プレートは、ゴム材料により構成することが好ま
しい。前記合成樹脂発泡体層は、所定肉厚を有する合成
樹脂発泡体を複数層積層することにより構成し、各合成
樹脂発泡体間を固定具により連結したものである。前記
コンクリート板は、面方向に隣設する相互間を連結部材
により連結したものである。
【0009】
【作用】このようにすれば、合成樹脂製の本体の上面に
耐摩耗性のある材料からなる比較的薄肉の保護プレート
を設けたので、耐摩耗性に優れ、安全面、強度面でも問
題のない路面を形成することができ、自動車等の走行が
安全になり、事故の発生を防止できる。また、厚みの異
なる保護プレートを適宜選択するのみで、踏切部の側道
構造の本来的な機能である高さ調節により路面を平滑な
面で延長でき、しかも路面が摩耗すると、安価な保護プ
レートのみを交換すればよいので、コスト的にも有利と
なる。また、積雪があっても除雪が簡単にでき、除雪費
用も安価なものとなる。さらに、この踏切道路を施工す
る場合にも、砂地層上に合成樹脂発泡体層を載置し、こ
れにコンクリート板を取付け、コンクリート板の上面を
ゴム製の保護プレートにより覆えばよいので、全体を比
較的簡単に施工でき、全体重量も軽量なものとなる。し
たがって、軟弱地盤、凍上の起る地盤等に対しても短期
間の工期で施工できる。
耐摩耗性のある材料からなる比較的薄肉の保護プレート
を設けたので、耐摩耗性に優れ、安全面、強度面でも問
題のない路面を形成することができ、自動車等の走行が
安全になり、事故の発生を防止できる。また、厚みの異
なる保護プレートを適宜選択するのみで、踏切部の側道
構造の本来的な機能である高さ調節により路面を平滑な
面で延長でき、しかも路面が摩耗すると、安価な保護プ
レートのみを交換すればよいので、コスト的にも有利と
なる。また、積雪があっても除雪が簡単にでき、除雪費
用も安価なものとなる。さらに、この踏切道路を施工す
る場合にも、砂地層上に合成樹脂発泡体層を載置し、こ
れにコンクリート板を取付け、コンクリート板の上面を
ゴム製の保護プレートにより覆えばよいので、全体を比
較的簡単に施工でき、全体重量も軽量なものとなる。し
たがって、軟弱地盤、凍上の起る地盤等に対しても短期
間の工期で施工できる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の一実施例を説
明する。図1は本考案の一実施例に係る踏切道路の構造
を示す平面図、図2は図1のA−A線に沿う断面図、図
3は側道部の施工状態を工程順に示す断面図である。こ
の踏切道路10は、列車走行用の軌道を形成する一対の
レール11上を横切って人あるいは自動車等が通行し得
るように形成された軌道内踏切道路部12とこの軌道内
踏切道路部12に連設された側道部13とからなってい
る。この側道部13は、図2に示す断面構造を有してい
るが、この断面構造を有する側道部13の範囲は、レー
ル11の中心から所定の範囲s(例えば、約4〜5mの
範囲)である。この側道部13は、全体的には層状を成
しており、最下位の地盤14から順に上層に向って砂地
層15、合成樹脂発泡体層16、コンクリート板17、
保護プレート18が設けられている。なお、図1,2
中、符号「19」は、ガードレール、「20」は枕木、
「21」は踏切用ブロックである。側道部13の形成に
当っては、図3(A)〜(G)に示すようにして行な
う。まず、図3(A)に示すように、地面gから凍上が
生じない程度の施工高さhを有する穴部22を形成す
る。例えば、北海道での施工高さhは約60cm程度とす
ることが好ましい。この場合、穴部22は多少大き目
に、内壁の上部がやや幅広となるように掘削することが
好ましい。そして、この穴部22の地盤14上に砂を入
れ、表面を略水平にレベリングして砂地層15を形成す
る。前述した約60cm程度掘削した北海道では、砂地層
15は、約35cm程度とすることが好ましい。なお、前
記穴部22の幅と長さは、側道部13の大きさにもよる
が、通常では、砂地層15の部分において6m×3m程
度である。
明する。図1は本考案の一実施例に係る踏切道路の構造
を示す平面図、図2は図1のA−A線に沿う断面図、図
3は側道部の施工状態を工程順に示す断面図である。こ
の踏切道路10は、列車走行用の軌道を形成する一対の
レール11上を横切って人あるいは自動車等が通行し得
るように形成された軌道内踏切道路部12とこの軌道内
踏切道路部12に連設された側道部13とからなってい
る。この側道部13は、図2に示す断面構造を有してい
るが、この断面構造を有する側道部13の範囲は、レー
ル11の中心から所定の範囲s(例えば、約4〜5mの
範囲)である。この側道部13は、全体的には層状を成
しており、最下位の地盤14から順に上層に向って砂地
層15、合成樹脂発泡体層16、コンクリート板17、
保護プレート18が設けられている。なお、図1,2
中、符号「19」は、ガードレール、「20」は枕木、
「21」は踏切用ブロックである。側道部13の形成に
当っては、図3(A)〜(G)に示すようにして行な
う。まず、図3(A)に示すように、地面gから凍上が
生じない程度の施工高さhを有する穴部22を形成す
る。例えば、北海道での施工高さhは約60cm程度とす
ることが好ましい。この場合、穴部22は多少大き目
に、内壁の上部がやや幅広となるように掘削することが
好ましい。そして、この穴部22の地盤14上に砂を入
れ、表面を略水平にレベリングして砂地層15を形成す
る。前述した約60cm程度掘削した北海道では、砂地層
15は、約35cm程度とすることが好ましい。なお、前
記穴部22の幅と長さは、側道部13の大きさにもよる
が、通常では、砂地層15の部分において6m×3m程
度である。
【0011】次に、図3(B)に示すように、レベリン
グされた砂地層15上に所定の肉厚を有する合成樹脂発
泡体層16を載置する。この合成樹脂発泡体層16は、
好ましくは、例えば、厚さ20cm程度の発泡ポリプロピ
レン板を2枚積層し、両者間を、図4(A)(B)に示
すような、止め金具Fを使用して連結することが望まし
い。より好ましくは、図5に示すように、所定の幅wと
長さlを有する発泡ポリプロピレン板を準備し、積層時
にこれらを適宜組合せることにより砂地層15を全面に
わたり覆うようにするとともに、相互に隣設された発泡
ポリプロピレン板間に生じる隙間が上下方向に連通しな
いようにジグザグに載置していくことが望ましい。例え
ば、6m×3m程度の穴部22においては、120cm×
90cm、120cm×60cm、120cm×30cmの発泡ポ
リプロピレン板を準備し、これらを適宜組合せることに
より両者間の隙間が上下方向に連通しないようにジグザ
グに載置する。なお、前記止め金具Fは、図4(A)に
示すように鉄板製の基板23aから上下両面に向って多
数の三角形状の歯部23bを突出したものであり、この
歯部23bを発泡ポリプロピレン板内に食い込ませるこ
とにより発泡ポリプロピレン板を移動変位しないように
している。この止め金具Fは、図4(B)に示すように
基板23aから上下いずれか一方に多数の三角形状の歯
部23bが突出するように構成してもよい。また、上記
発泡ポリプロピレン板としては、例えば、特開昭59−
193,932号、特開昭59−111,823号、特
開昭60−245,648号、特開昭60−245,6
50号等に開示される方法により得られた発泡粒子を金
型内で加熱成形した型内成形体を用いることが望まし
い。このようにして得られる上記発泡ポリプロピレン板
の見掛け密度は、通常0.02〜0.3g/cm3 、好ま
しくは、0.03〜0.09g/cm3 である。
グされた砂地層15上に所定の肉厚を有する合成樹脂発
泡体層16を載置する。この合成樹脂発泡体層16は、
好ましくは、例えば、厚さ20cm程度の発泡ポリプロピ
レン板を2枚積層し、両者間を、図4(A)(B)に示
すような、止め金具Fを使用して連結することが望まし
い。より好ましくは、図5に示すように、所定の幅wと
長さlを有する発泡ポリプロピレン板を準備し、積層時
にこれらを適宜組合せることにより砂地層15を全面に
わたり覆うようにするとともに、相互に隣設された発泡
ポリプロピレン板間に生じる隙間が上下方向に連通しな
いようにジグザグに載置していくことが望ましい。例え
ば、6m×3m程度の穴部22においては、120cm×
90cm、120cm×60cm、120cm×30cmの発泡ポ
リプロピレン板を準備し、これらを適宜組合せることに
より両者間の隙間が上下方向に連通しないようにジグザ
グに載置する。なお、前記止め金具Fは、図4(A)に
示すように鉄板製の基板23aから上下両面に向って多
数の三角形状の歯部23bを突出したものであり、この
歯部23bを発泡ポリプロピレン板内に食い込ませるこ
とにより発泡ポリプロピレン板を移動変位しないように
している。この止め金具Fは、図4(B)に示すように
基板23aから上下いずれか一方に多数の三角形状の歯
部23bが突出するように構成してもよい。また、上記
発泡ポリプロピレン板としては、例えば、特開昭59−
193,932号、特開昭59−111,823号、特
開昭60−245,648号、特開昭60−245,6
50号等に開示される方法により得られた発泡粒子を金
型内で加熱成形した型内成形体を用いることが望まし
い。このようにして得られる上記発泡ポリプロピレン板
の見掛け密度は、通常0.02〜0.3g/cm3 、好ま
しくは、0.03〜0.09g/cm3 である。
【0012】合成樹脂発泡体層16の載置が完了する
と、図3(C)に示すように、合成樹脂発泡体層16の
周辺に土砂を入れ、合成樹脂発泡体層16が移動しない
ようにする。そして、図3(D)に示すように、合成樹
脂発泡体層16上にコンクリート板17をクレーン等を
用いて設置する。設置されたコンクリート板17と前記
合成樹脂発泡体層16とを図3(E)に示すように、杭
24により連結固定するとともに周辺に土砂を入れる。
ここに、コンクリート板17は、予め工場等により形成
しておき、これを現場で設置するようにすれば、工期が
短縮でき、利便性が向上する。
と、図3(C)に示すように、合成樹脂発泡体層16の
周辺に土砂を入れ、合成樹脂発泡体層16が移動しない
ようにする。そして、図3(D)に示すように、合成樹
脂発泡体層16上にコンクリート板17をクレーン等を
用いて設置する。設置されたコンクリート板17と前記
合成樹脂発泡体層16とを図3(E)に示すように、杭
24により連結固定するとともに周辺に土砂を入れる。
ここに、コンクリート板17は、予め工場等により形成
しておき、これを現場で設置するようにすれば、工期が
短縮でき、利便性が向上する。
【0013】このコンクリート板17は、好ましくは、
厚さが20cmで、幅と長さが1m×2mのものと、1m
×1mのものとを適宜組合せて使用する。このコンクリ
ート板17も、発泡ポリプロピレン板と同様に移動しな
いように相互を図6に示す連結部材Rを用いて連結する
ことが好ましい。この連結部材Rは、図7に示すように
各コンクリート板17の角部あるいは側部角部等に形成
された凹部33,33に設けられ、上部からスパナ等に
より取付けることができるようにされている。この連結
部材Rは、図6に示すように、断面L字状の連結プレー
ト25に取付けられたアンカー筋26をコンクリート板
17内に埋設し、コンクリート板17を発泡ポリプロピ
レン板の上に載置した後に、各コンクリート板17に設
けられた連結プレート25の通孔27にボルト28を挿
通し、このボルト28とナット29とを螺合することに
より各連結プレート25相互を移動しないように連結す
るように構成している。なお、前記杭24は、コンクリ
ート板17に開設した孔30(図5参照)から打込むよ
うにする。そして、図3(F)に示すように、コンクリ
ート板17の上面を、耐摩耗性のある材料からなる比較
的薄肉の保護プレート18により覆う。この保護プレー
ト18は、例えば、BR、SBR、CR等を使用するこ
とが好ましく、より好ましくは、ウレタン等の合成ゴム
を使用することが望ましい。保護プレート18は、コン
クリート板17に穴付き六角ボルト(固定具)31によ
り頭部が表面に突出しないように締付けることが好まし
い。最後に、図3(G)に示すように、穴部22の保護
プレート18の周辺をアスファルト32により覆えば、
側道部13の施工が完了する。前記軌道内踏切道路部1
2を形成するには、レール間に合成樹脂製の踏切用ブロ
ック21を設置し、この踏切用ブロック21の上面に前
記側道部13と同様の保護プレート18を取付ける。
厚さが20cmで、幅と長さが1m×2mのものと、1m
×1mのものとを適宜組合せて使用する。このコンクリ
ート板17も、発泡ポリプロピレン板と同様に移動しな
いように相互を図6に示す連結部材Rを用いて連結する
ことが好ましい。この連結部材Rは、図7に示すように
各コンクリート板17の角部あるいは側部角部等に形成
された凹部33,33に設けられ、上部からスパナ等に
より取付けることができるようにされている。この連結
部材Rは、図6に示すように、断面L字状の連結プレー
ト25に取付けられたアンカー筋26をコンクリート板
17内に埋設し、コンクリート板17を発泡ポリプロピ
レン板の上に載置した後に、各コンクリート板17に設
けられた連結プレート25の通孔27にボルト28を挿
通し、このボルト28とナット29とを螺合することに
より各連結プレート25相互を移動しないように連結す
るように構成している。なお、前記杭24は、コンクリ
ート板17に開設した孔30(図5参照)から打込むよ
うにする。そして、図3(F)に示すように、コンクリ
ート板17の上面を、耐摩耗性のある材料からなる比較
的薄肉の保護プレート18により覆う。この保護プレー
ト18は、例えば、BR、SBR、CR等を使用するこ
とが好ましく、より好ましくは、ウレタン等の合成ゴム
を使用することが望ましい。保護プレート18は、コン
クリート板17に穴付き六角ボルト(固定具)31によ
り頭部が表面に突出しないように締付けることが好まし
い。最後に、図3(G)に示すように、穴部22の保護
プレート18の周辺をアスファルト32により覆えば、
側道部13の施工が完了する。前記軌道内踏切道路部1
2を形成するには、レール間に合成樹脂製の踏切用ブロ
ック21を設置し、この踏切用ブロック21の上面に前
記側道部13と同様の保護プレート18を取付ける。
【0014】踏切用ブロック21は、例えば、図8に示
すように、上面に凹部41が形成された構成をなし、枕
木20の上面に取付けられている。そして、該凹部41
内には横ずれあるいは縦ずれが防止された保護プレート
18が嵌合されている。前記ブロック21は、耐侯性の
ある材料、例えば、PET、PBT、PVC等を、より
好ましくは、ポリイミド樹脂を使用することにより構成
されている。このブロック21は、1個の大きさの幅が
レール11間距離あるいはガードレール19の内側寸法
の略半分以下とされ、長さは踏切幅の5〜6分の1程度
である。このような大きさとしたのは、複数個のブロッ
ク21をレール11内等に並べれば、摩耗過多の部分の
交換作業が容易となるからである。
すように、上面に凹部41が形成された構成をなし、枕
木20の上面に取付けられている。そして、該凹部41
内には横ずれあるいは縦ずれが防止された保護プレート
18が嵌合されている。前記ブロック21は、耐侯性の
ある材料、例えば、PET、PBT、PVC等を、より
好ましくは、ポリイミド樹脂を使用することにより構成
されている。このブロック21は、1個の大きさの幅が
レール11間距離あるいはガードレール19の内側寸法
の略半分以下とされ、長さは踏切幅の5〜6分の1程度
である。このような大きさとしたのは、複数個のブロッ
ク21をレール11内等に並べれば、摩耗過多の部分の
交換作業が容易となるからである。
【0015】このブロック21の上面には、凹部41が
形成され、内部に薄肉鉄板からなる受板42が載置され
ていている。保護プレート18は、受板42に加硫接着
により固定されている。このように保護プレート18の
裏面に受板42を取付ければ、自動車等の走行により保
護プレート18の剥離が防止され、本体40との結合が
確実となる。保護プレート18が耐摩耗性を有するの
で、踏切用ブロック21は耐侯性を有する材料を使用す
ればよい。耐侯性と耐摩耗性の両性を兼備した材料を使
用する必要はない。したがって、この踏切用ブロック2
1は高価な材料を使用しなくてすみ、コスト的にも有利
なものとなる。前記ブロック21内には、内部に雌ねじ
が刻設された全体形状が逆T字状の鉄製被固着具43が
モールドされ、これに締付ボルト44が螺合している。
なお、締付ボルト44を取外せば、保護プレート18は
ブロック21に対し着脱自在となるので、保護プレート
18の交換が容易となる。上述した実施例は、踏切部の
側道部13を全体にわたり層状構造の道路としたが、本
考案は、これのみに限定されるものではなく、図1に示
すように、レールの周辺部分は踏切ブロックとし、他の
管理領域を層状構造の道路としてもよい。また、側道部
のトータル深さhは、好ましくは凍上寸法以上とするこ
とが好ましいが、凍上が生じない地方で施工する場合に
は、各層の厚さを薄くし、トータル深さhは、小さなも
のでもよい。さらに、前記実施例の軌道内踏切道路部
は、レール間に所定の踏切用ブロックを設置したもので
あるが、本考案は、これのみに限定されるものではな
く、コンクリート板など種々のブロックを使用して軌道
内踏切道路部を形成してもよい。
形成され、内部に薄肉鉄板からなる受板42が載置され
ていている。保護プレート18は、受板42に加硫接着
により固定されている。このように保護プレート18の
裏面に受板42を取付ければ、自動車等の走行により保
護プレート18の剥離が防止され、本体40との結合が
確実となる。保護プレート18が耐摩耗性を有するの
で、踏切用ブロック21は耐侯性を有する材料を使用す
ればよい。耐侯性と耐摩耗性の両性を兼備した材料を使
用する必要はない。したがって、この踏切用ブロック2
1は高価な材料を使用しなくてすみ、コスト的にも有利
なものとなる。前記ブロック21内には、内部に雌ねじ
が刻設された全体形状が逆T字状の鉄製被固着具43が
モールドされ、これに締付ボルト44が螺合している。
なお、締付ボルト44を取外せば、保護プレート18は
ブロック21に対し着脱自在となるので、保護プレート
18の交換が容易となる。上述した実施例は、踏切部の
側道部13を全体にわたり層状構造の道路としたが、本
考案は、これのみに限定されるものではなく、図1に示
すように、レールの周辺部分は踏切ブロックとし、他の
管理領域を層状構造の道路としてもよい。また、側道部
のトータル深さhは、好ましくは凍上寸法以上とするこ
とが好ましいが、凍上が生じない地方で施工する場合に
は、各層の厚さを薄くし、トータル深さhは、小さなも
のでもよい。さらに、前記実施例の軌道内踏切道路部
は、レール間に所定の踏切用ブロックを設置したもので
あるが、本考案は、これのみに限定されるものではな
く、コンクリート板など種々のブロックを使用して軌道
内踏切道路部を形成してもよい。
【0016】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、合
成樹脂製の本体の上面に耐摩耗性のある材料からなる比
較的薄肉の保護プレートを設けたので、耐摩耗性、交換
性、施工性及び安全性の面、また、強度的及びコスト的
な面で優れた踏切道路となる。また、厚みの異なる保護
プレートを適宜選択するのみで、この踏切部の側道構造
の本来的な機能である高さ調節により路面を平滑な面で
延長でき、しかも路面が摩耗すると、安価な保護プレー
トのみを交換すればよいので、コスト的にも有利とな
る。また積雪があっても除雪が簡単にでき、除雪費用も
安価なものとなる。さらに、この踏切道路を施工する場
合にも、砂地層上に合成樹脂発泡体層を載置し、これに
コンクリート板を取付け、コンクリート板の上面をゴム
製の保護プレートにより覆えばよいので、全体を比較的
簡単に施工でき、全体重量も軽量なものとなる。したが
って、軟弱地盤、凍上の起る地盤等に対しても短期間の
工期で施工できる。
成樹脂製の本体の上面に耐摩耗性のある材料からなる比
較的薄肉の保護プレートを設けたので、耐摩耗性、交換
性、施工性及び安全性の面、また、強度的及びコスト的
な面で優れた踏切道路となる。また、厚みの異なる保護
プレートを適宜選択するのみで、この踏切部の側道構造
の本来的な機能である高さ調節により路面を平滑な面で
延長でき、しかも路面が摩耗すると、安価な保護プレー
トのみを交換すればよいので、コスト的にも有利とな
る。また積雪があっても除雪が簡単にでき、除雪費用も
安価なものとなる。さらに、この踏切道路を施工する場
合にも、砂地層上に合成樹脂発泡体層を載置し、これに
コンクリート板を取付け、コンクリート板の上面をゴム
製の保護プレートにより覆えばよいので、全体を比較的
簡単に施工でき、全体重量も軽量なものとなる。したが
って、軟弱地盤、凍上の起る地盤等に対しても短期間の
工期で施工できる。
【図1】は、本考案の一実施例に係る踏切道路の構造を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図2】は、図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】は、側道部の施工状態を工程順に示すもので、
(A)〜(G)は、各工程における断面図である。
(A)〜(G)は、各工程における断面図である。
【図4】は、固定具を示し、(A)(B)は各固定具の
概略斜視図である。
概略斜視図である。
【図5】は、側道部の一部破断斜視図である。
【図6】は、連結部材の分解斜視図である。
【図7】は、連結部材の連結状態を示す断面図である。
【図8】は、踏切ブロックの一部を示す断面図である。
【図9】は、従来の踏切を示す概略斜視図である。
11…レール、 12…軌道内踏切道
路部、13…側道部、 14…地盤、15…砂地層、
16…合成樹脂発泡体層、17…コン
クリート板、 18…保護プレート、21…踏
切用ブロック、 31…固定具、F…止め金具、
h…トータル深さ、R…連結部材。
路部、13…側道部、 14…地盤、15…砂地層、
16…合成樹脂発泡体層、17…コン
クリート板、 18…保護プレート、21…踏
切用ブロック、 31…固定具、F…止め金具、
h…トータル深さ、R…連結部材。
Claims (6)
- 【請求項1】 列車が走行するレール(11)上を横切って
自動車等が走行し得るように形成され、前記レール間に
設けられた軌道内踏切道路部(12)と、この軌道内踏切道
路部(12)に連設された側道部(13)とを有する踏切道路に
おいて、前記側道部(13)を、地盤(14)上に表面が略水平
にレベリングされた砂地層(15)と、この砂地層上に載置
された所定の肉厚を有する合成樹脂発泡体層(16)と、こ
の合成樹脂発泡体層上に杭により連結固定された所定の
肉厚を有するコンクリート板(17)と、このコンクリート
板の上面を覆い固定具(31)により取付けられた、耐摩耗
性材料からなる比較的薄肉の保護プレート(18)とから構
成したことを特徴とする踏切道路の構造。 - 【請求項2】 前記側道部(13)は、トータル深さ(h) 寸
法が凍上寸法以上となるようにした請求項1に記載の踏
切道路の構造。 - 【請求項3】 軌道内踏切道路部(12)は、レール(11)間
に合成樹脂製の踏切用ブロック(21)を設置し、この踏切
用ブロック(21)の上面に前記保護プレート(18)を取付け
ることにより構成してなる請求項1に記載の踏切道路の
構造。 - 【請求項4】 前記保護プレート(18)は、ゴム材料によ
り構成してなる請求項1に記載の踏切道路の構造。 - 【請求項5】 前記合成樹脂発泡体層(16)は、所定肉厚
を有する合成樹脂発泡体を複数層積層することにより構
成し、各合成樹脂発泡体間を止め金具(F) により連結し
てなる請求項1に記載の踏切道路の構造。 - 【請求項6】 前記コンクリート板(17)は、面方向に隣
設する相互間を連結部材(R) により連結したことを特徴
とする請求項1に記載の踏切道路の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1789991U JP2526328Y2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 踏切道路の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1789991U JP2526328Y2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 踏切道路の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04117003U JPH04117003U (ja) | 1992-10-20 |
JP2526328Y2 true JP2526328Y2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=31904547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1789991U Expired - Lifetime JP2526328Y2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 踏切道路の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2526328Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4506316B2 (ja) * | 2004-07-13 | 2010-07-21 | ナラサキ産業株式会社 | 道路の段差解消構造 |
-
1991
- 1991-03-25 JP JP1789991U patent/JP2526328Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04117003U (ja) | 1992-10-20 |
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