JP2524984Y2 - 塗抹標本作成装置における識別コード印字装置 - Google Patents

塗抹標本作成装置における識別コード印字装置

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JP2524984Y2
JP2524984Y2 JP1990062287U JP6228790U JP2524984Y2 JP 2524984 Y2 JP2524984 Y2 JP 2524984Y2 JP 1990062287 U JP1990062287 U JP 1990062287U JP 6228790 U JP6228790 U JP 6228790U JP 2524984 Y2 JP2524984 Y2 JP 2524984Y2
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slide glass
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清幸 田中
健作 青田
繁夫 金盛
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東亜医用電子 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動塗抹標本作成装置において、標本作成
用のスライドガラス上にID番号などの識別コードを印字
する装置に関するものである。
〔従来の技術〕
自動塗抹標本作成装置においては、多検体を次々に処
理するので、スライドガラス上に検体番号などの自他識
別コードを印字、又は印刷する必要がある。
従来、自他識別コード印字、印刷方式として、次のよ
うな技術があった。
(a)特開昭55−48655号公報に記載されているよう
に、インクを含浸した印板を用いてスライドガラスに読
取マークを付していく装置。
(b)フロスト部(すりガラス部)に樹脂コーティング
が施されたスライドガラスを用い、そのコーティング部
分に熱転写プリンタで印字するもの。
〔考案が解決しようとする課題〕
血液試料の塗抹の次には染色がなされる。染色液には
アルコールが含有されている。このため、(a)のよう
に単にスタンプするだけではインクの付着力が弱く、染
色液に浸すとインクが流れ落ちてしまう。また、(b)
では、熱転写プリントを使うため、特殊なスライドガラ
スにしか印字できない。一般的によく使われている、フ
ロスト部(すりガラス部)に処理を施さないスライドガ
ラスにはうまく印字できない。
本考案者は、上記の点を解決するために、種々の実
験、研究を重ねた結果、従来、スライドガラスへの使用
に適さないと思われていたドットインパクトプリンタを
使用すると、ガラスを割ったりすることなく、かつ、ピ
ンの寿命を縮めることなく、確実、強固に印字できるこ
とを見い出した。
本考案は、上記の点に鑑み、上記の知見に基づいてな
されたもので、印字手段として、安価な汎用プリンタで
あるドットインパクトプリンタを用い、そして、スライ
ドガラスのフロスト部に検体番号をインクリボンととも
に刻印するように印字することにより、普通のスライド
ガラスのフロスト部に印字でき、しかも、染色液に浸し
てもインクが流れ落ちることのない識別コード印字装置
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案の塗抹標本作成
装置における識別コード印字装置は、検体容器内の試料
を試料吸引・吐出部で一定量吸引・吐出し、スライドガ
ラス供給部から供給されるフロスト部を有するスライド
ガラス上に試料を塗抹する塗抹標本作成装置において、 スライドガラスを保持する保持手段と、 この保持手段の上側に配置されたドットインパクトプ
リンタと、 検体容器に付されたバーコードを読み取るID読取手段
と、 このID読取手段により読み取られたデータをドットイ
ンパクトプリンタに送る制御回路とを包含することを特
徴としている。
〔作用〕
ID読取手段により検体容器に設けられたバーコードが
読み取られ、その信号は制御回路へ送られる。一方、印
字時には、保持手段によりスライドガラスが保持され、
制御回路からコードに対応した信号がプリンタへ送ら
れ、スライドガラスのフロスト部にコードが印字され
る。この場合、ドットインパクトプリンタのピンがスラ
イドガラスのフロスト部に衝突するときの力により、フ
ロスト部の凸部が押しつぶされ、フロスト部の凹部にま
でインクが行き渡る。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の好適な実施例を詳細に
説明する。ただしこの実施例に記載されている構成部材
の形状、その相対配置などは、とくに特定的な記載がな
い限りは、本考案の範囲をそれらのみに限定する趣旨の
ものではなく、単なる説明例にすぎない。
第1図は、本考案の識別コード印字装置を組み込んだ
自動塗抹標本作成装置の要部のブロック図である。10は
試験管状の検体容器を10本程度装着したラックを搬送す
る搬送装置である。検体容器にはバーコードを印刷した
ラベルが貼ってある。バーコードは、例えば検体番号等
のID番号をコード化したものである。ID読取手段12によ
り検体容器のバーコードが読み取られ、試料吸引・吐出
部14により検体容器中の血液試料が採取される。
読み取られたID番号のデータは、入出力インターフェ
ース24を介し制御回路22へ伝送される。また、スライド
ガラス供給部16から、スライドガラスが一枚ずつ塗抹部
18へ送られる。また、試料吸引・吐出部14から血液試料
がそのスライドガラス上に所定量滴下され、試料の塗抹
がなされる。塗抹がなされたスライドガラスは、標本ID
部20へ送られる。
制御回路22から標本ID部20の識別コード印字装置19に
ID番号のデータが伝送され、スライドガラス上にID番号
が印字される。また、スライドガラスの塗抹面は、乾燥
装置21により空冷乾燥される。印字はスライドガラスの
フロスト部(すりガラス部)になされる。その後、スラ
イドガラスは標本収納部26へ送られ、収納カセットに一
枚ーずつ収納される。収納カセットはカセット供給部28
から供給される。
本考案の特徴は、従来、使用には適さないと思われて
いたドットインパクトプリンタに着目し、これを使用し
た点にある。そして、スライドガラスのフロスト部に、
検体番号をカーボンインクとともに刻印するように印字
する点にある。ドットインパクトプリンタは周知によう
に、被印字物体とヘッドとの間にインクリボンを介在さ
せ、ピンを突出させることにより、リボンのインクを被
印字物体に付着させて印字を行うタイプのプリンタであ
る。
このため、スライドガラスへ印字するのにドットイン
パクトプリンタを使用すると、ピンとガラスが衝突する
ことになるので、ガラスを割ったり、ピンの寿命を縮め
たりするのではないかと考えられていた。
しかし、本考案者は意外にも、ドットインパクトプリ
ンタを用いると優れた作用、効果が生じることを見出し
た。それを次に説明する。
第3図、第6図は、スライドガラスのフロスト部(す
りガラス部)31の側断面拡大図である。30はスライドガ
ラスである。第6図は従来の印字の場合であり、単にス
タンプしたり、熱転写しただけではインク36がフロスト
部31の凹部34には行き渡りにくいことを示している。こ
のため、インクの付着力が弱くとれやすくなってしま
う。一方、第3図は本考案の装置における場合であり、
ピンがフロスト部31に衝突するときの力により、刻印を
するような感じで印字される。すなわち、凸部32が押し
つぶされ、凹部34にまでインク36が行き渡るのである。
第4図、第5図はピンのインパクトの瞬間の前後を示
したものである。第4図はピン38のインパクトの直前を
示し、第5図はピン38のインパクト時を示している。ピ
ン38は直接ガラス面に当たるのではなく、インクリボン
40を介してガラス面に当たるので、これが緩衝になりガ
ラスの割れを防止している。
第2図は、本考案の識別コード印字装置の一実施例を
側面から見た図である。スライドガラス30は、ガイド板
57上を滑って間欠的に搬送される。68はドットインパク
トプリンタである。印字するときには、スライドガラス
を所定位置で保持しておく必要がある。保持手段として
は各種考えられる。印字ずれが起こらない程度に保持で
きればよい。第2図には、その一例が示されている。
第2図における保持手段58はアーム60、62を有し、ア
ーム60、62がアーム下端の軸70、72を中心にして回転
し、両側からスライドガラス52を挟んで保持している。
64は保持時の衝撃を緩衝するための緩衝用部材である。
アーム60、62の移動は、エアリンダなどの駆動源(図示
せず)により行われる。66は、エアシリンダ等の駆動源
のピストンである。アーム60、62は、ピストン66に取り
付けられた軸69と係合し、ピストン66の上下移動によ
り、回転移動に変換される。回転の後、さらに、アーム
60、62がわずかに下降し、突起部61、63の下面がスライ
ドガラス30に当接するようにすれば、さらに、保持が良
好になり、印字ずれが起こらない。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように構成されているので、つぎのよ
うな効果を奏する。
(1)汎用のドットインパクトプリンタを用いることが
できるので、識別コード印字装置を安価に提供すること
ができる。
(2)ピンの突出時の力を利用しているので、フロスト
部の凸部が押しつぶされ、インクがフロスト部の微細な
凹部にまで届く。このため、インクの付着力が強くとれ
にくくなり、スライドガラスを染色液に浸したときに、
インクが流れ落ちることがない。
(3)ピンは直接ガラス面に当たるのではなく、インク
リボンを介してガラス面に当たるので、スライドガラス
が割れたり、ピンの寿命が短くなることはない。
(4)スライドガラスを保持/非保持する保持手段を備
え、印字時には保持状態、スライドガラス移動時には非
保持状態となるので、印字のずれが起こらない。特に、
精密な文字を印字したり、印字時に比較的大きな力がか
かる場合に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の識別コード印字装置を組み込んだ自動
塗抹標本作成装置の要部のブロック図、第2図は本考案
の塗抹標本作成装置における識別コード印字装置の一実
施例を示す説明図、第3図は本考案の装置における印字
状態を示す断面説明図、第4図は本考案の装置における
ピンのインパクトの直前を示す断面説明図、第5図は本
考案の装置におけるピンのインパクト時を示す断面説明
図、第6図は従来の識別コード印字装置における印字状
態を示す断面説明図である。 10…搬送装置、12…ID読取手段、14…試料吸引・吐出
部、16…スライドガラス供給部、18…塗抹部、19…識別
コード印字装置、20…標本ID部、21…乾燥装置、22…制
御回路、24…入出力インターフェース、26…標本収納
部、28…カセット供給部、30…スライドガラス、31…フ
ロスト部(すりガラス部)、32…凸部、34…凹部、36…
インク、38…ピン、40…インクリボン、57…ガイド板、
58…保持手段、60、62…アーム、61、63…突起部、64…
緩衝用部材、66…ピストン、68…ドットインパクトプリ
ンタ、69、70、72…軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 金盛 繁夫 兵庫県神戸市中央区港島中町7丁目2番 1号 東亜医用電子株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−136166(JP,A) 特開 昭59−91336(JP,A) 特開 昭60−4860(JP,A) 特開 平1−287464(JP,A) 実開 昭63−199051(JP,U) 特公 昭61−45769(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】検体容器内の試料を試料吸引・吐出部で一
    定量吸引・吐出し、スライドガラス供給部から供給され
    るフロスト部を有するスライドガラス上に試料を塗抹す
    る塗抹標本作成装置において、 スライドガラスを保持する保持手段と、 この保持手段の上側に配置されたドットインパクトプリ
    ンタと、 検体容器に付されたバーコードを読み取るID読取手段
    と、 このID読取手段により読み取られたデータをドットイン
    パクトプリンタに送る制御回路とを包含することを特徴
    とする塗抹標本作成装置における識別コード印字装置。
JP1990062287U 1989-09-06 1990-06-13 塗抹標本作成装置における識別コード印字装置 Expired - Lifetime JP2524984Y2 (ja)

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