JP2524768B2 - 重合体材料から成る改良された手術用締結装置 - Google Patents
重合体材料から成る改良された手術用締結装置Info
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- JP2524768B2 JP2524768B2 JP62231212A JP23121287A JP2524768B2 JP 2524768 B2 JP2524768 B2 JP 2524768B2 JP 62231212 A JP62231212 A JP 62231212A JP 23121287 A JP23121287 A JP 23121287A JP 2524768 B2 JP2524768 B2 JP 2524768B2
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/04—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/064—Surgical staples, i.e. penetrating the tissue
- A61B17/0643—Surgical staples, i.e. penetrating the tissue with separate closing member, e.g. for interlocking with staple
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、創傷を接合するための手術用締結装置、さ
らに具体的には、ヒトおよび動物の内傷を接合するのに
使用する重合体材料から成る手術用締結装置に関する。
らに具体的には、ヒトおよび動物の内傷を接合するのに
使用する重合体材料から成る手術用締結装置に関する。
手術創ならびに他の内傷および皮膚傷は、縫合糸およ
び針を用いて接合されてきた。最近になつて、多くの皮
膚用ステープル留め装置が開発された。これらの装置
は、外傷、すなわち皮膚傷に一連の金属ステープルを取
付けて傷を接合する。多くの場合、これらの皮膚用ステ
ープル留め装置が、このような傷に対して縫合の代わり
に使用されるようになつた。さらに最近になつて、手術
の間に内傷を接合するためにステープルのような金属留
め具を内部に取付ける装置も開発された。創傷にステー
プルを取付ける装置の主たる利点は、それらの装置が創
傷を接合するのに要する時間を大巾に減少し、そしてそ
れらを用いる際の外傷をできるだけ少なくして組織の治
癒を早めることである。これらの両要素が出血を少なく
して、患者の不安を抑える。したがつて、これらの装置
は手術において医学的かつ経済的にかなり貢献してい
る。一方、金属ステープルで創傷を接合することの主た
る欠点は、患者がＸ線撮影、CT走査のようなその後の診
断処置を非常に頻繁に必要とし、そして金属ステープル
がそのような診断処置をしばしば混乱させることであ
る。この最後の欠点を解消するために、創傷を接合する
ために、適切な装置によつて配置される、重合体材料か
ら成る留め具を使用する多くの重合体製締結装置が開発
された。このような締結装置の例は米国特許第4,060,08
9号、第4,532,927号および第4,513,746号にさらに詳細
に開示されている。
び針を用いて接合されてきた。最近になつて、多くの皮
膚用ステープル留め装置が開発された。これらの装置
は、外傷、すなわち皮膚傷に一連の金属ステープルを取
付けて傷を接合する。多くの場合、これらの皮膚用ステ
ープル留め装置が、このような傷に対して縫合の代わり
に使用されるようになつた。さらに最近になつて、手術
の間に内傷を接合するためにステープルのような金属留
め具を内部に取付ける装置も開発された。創傷にステー
プルを取付ける装置の主たる利点は、それらの装置が創
傷を接合するのに要する時間を大巾に減少し、そしてそ
れらを用いる際の外傷をできるだけ少なくして組織の治
癒を早めることである。これらの両要素が出血を少なく
して、患者の不安を抑える。したがつて、これらの装置
は手術において医学的かつ経済的にかなり貢献してい
る。一方、金属ステープルで創傷を接合することの主た
る欠点は、患者がＸ線撮影、CT走査のようなその後の診
断処置を非常に頻繁に必要とし、そして金属ステープル
がそのような診断処置をしばしば混乱させることであ
る。この最後の欠点を解消するために、創傷を接合する
ために、適切な装置によつて配置される、重合体材料か
ら成る留め具を使用する多くの重合体製締結装置が開発
された。このような締結装置の例は米国特許第4,060,08
9号、第4,532,927号および第4,513,746号にさらに詳細
に開示されている。
ヨーロツパ特許出願第84401937号、公開第0136949号
において、内傷を接合するのに主に使用される重合体材
料から製造された手術用締結装置が開示されている。こ
の装置は、接合すべき組織を貫通するステープルと、ス
テープルがいつたん組織を貫通したのちには創傷を接合
した状態に保持する、ステープルと係合する保持具また
は受け具である２片の締結部材から成る。この特許にお
いて、保持具は緩衝性リンク、すなわち柔軟なまたは脆
いリンクによつて互いに接続されている。これらのリン
クは受け具を一緒に保持し、装置にこれらの受け具を装
着するのを手助けするために使用され、かつ一度組織に
取付けられたならば、これらのリンクは組織の移動を制
限することのないように破壊されるのが望ましい。
において、内傷を接合するのに主に使用される重合体材
料から製造された手術用締結装置が開示されている。こ
の装置は、接合すべき組織を貫通するステープルと、ス
テープルがいつたん組織を貫通したのちには創傷を接合
した状態に保持する、ステープルと係合する保持具また
は受け具である２片の締結部材から成る。この特許にお
いて、保持具は緩衝性リンク、すなわち柔軟なまたは脆
いリンクによつて互いに接続されている。これらのリン
クは受け具を一緒に保持し、装置にこれらの受け具を装
着するのを手助けするために使用され、かつ一度組織に
取付けられたならば、これらのリンクは組織の移動を制
限することのないように破壊されるのが望ましい。
被吸収性のある、または被吸収性のない重合体のいず
れかの重合体製締結装置を製造する場合、ステープルの
脚部はできるだけ傷を付けないで組織を貫通すべきであ
る。脚部が一旦組織を貫通すると、脚部は受け具によつ
て適所に確実に係止されるべきである。組織の外傷を少
なくするためには、ステープルの脚部を組織に貫通する
のに必要な挿入力を小さくすることが望ましい。挿入力
は、ステープルの脚部の断面積を小さくすることによつ
て小さくすることができる。しかしながら、ステープル
の脚部の断面積を小さくするほど、脚部は変形したり、
あるいは係止受け具の開口と一致しなくなつたりする。
れかの重合体製締結装置を製造する場合、ステープルの
脚部はできるだけ傷を付けないで組織を貫通すべきであ
る。脚部が一旦組織を貫通すると、脚部は受け具によつ
て適所に確実に係止されるべきである。組織の外傷を少
なくするためには、ステープルの脚部を組織に貫通する
のに必要な挿入力を小さくすることが望ましい。挿入力
は、ステープルの脚部の断面積を小さくすることによつ
て小さくすることができる。しかしながら、ステープル
の脚部の断面積を小さくするほど、脚部は変形したり、
あるいは係止受け具の開口と一致しなくなつたりする。
ステープルの脚部を組織に挿入する挿入力が減少さ
れ、かつステープルの脚部と受け具の開口との係合ミス
も少なくなり、しかもステープルと受け具とを確実に係
止したままにするような、ステープルと受け具とから成
る特定構造の締結装置が開発された。
れ、かつステープルの脚部と受け具の開口との係合ミス
も少なくなり、しかもステープルと受け具とを確実に係
止したままにするような、ステープルと受け具とから成
る特定構造の締結装置が開発された。
創傷の内部締結に使用される器具は、平行な少なくと
も２つの平行な列のステープルを一般に使用する。被吸
収性材料の装置を使用する場合、この器具は、平行な少
なくとも一対のステープル列と、平行な少なくとも一対
の受け具列とを使用する。ステープルは各々の一端で架
橋部材によつて接続された一対の脚部から成り、ステー
プルの脚部の自由端は鋭利にされ、もしくは組織を貫通
するようになされている。ステープルは脚部で組織を貫
通することによつて組織に取付けられ、これらによつて
架橋部材は組織に隣接して位置される。一般には、脚部
がそこを貫通して係合するように、離間された一対の穴
を有する部材である受け具は、組織の反対側に配置さ
れ、かつ受け具の穴、すなわち開口はステープルの脚部
と係合して、ステープルと受け具とを一緒に係止し、組
織を接合する。したがつて、上述の器具はその一方の顎
部に少なくとも２列の平行なステープルを、そして他方
の顎部に少なくとも２列の平行な受け具を支持する。接
合すべき組織は器具の顎部の間に位置され、この顎部が
合わされ、ついでステープルが発射され、これによつて
脚部が組織を貫通し、受け具の開口と係合し、次いでス
テープルと受け具とが器具から解放される。
も２つの平行な列のステープルを一般に使用する。被吸
収性材料の装置を使用する場合、この器具は、平行な少
なくとも一対のステープル列と、平行な少なくとも一対
の受け具列とを使用する。ステープルは各々の一端で架
橋部材によつて接続された一対の脚部から成り、ステー
プルの脚部の自由端は鋭利にされ、もしくは組織を貫通
するようになされている。ステープルは脚部で組織を貫
通することによつて組織に取付けられ、これらによつて
架橋部材は組織に隣接して位置される。一般には、脚部
がそこを貫通して係合するように、離間された一対の穴
を有する部材である受け具は、組織の反対側に配置さ
れ、かつ受け具の穴、すなわち開口はステープルの脚部
と係合して、ステープルと受け具とを一緒に係止し、組
織を接合する。したがつて、上述の器具はその一方の顎
部に少なくとも２列の平行なステープルを、そして他方
の顎部に少なくとも２列の平行な受け具を支持する。接
合すべき組織は器具の顎部の間に位置され、この顎部が
合わされ、ついでステープルが発射され、これによつて
脚部が組織を貫通し、受け具の開口と係合し、次いでス
テープルと受け具とが器具から解放される。
本発明の改良された締結装置は、Ｕ字形のステープル
と、ステープルの脚部の自由端と互いに係合する受け具
とから成る。ステープルの脚部はほぼ平行であり、各脚
部の一端で架橋部材によつて接続されている。架橋部材
は、側面によつて接続された上面および下面を有してい
る。脚部は架橋部材の両端部において架橋部材の下面か
ら配置されている。脚部の自由端は先の尖つた形状であ
る。脚部は一般に円形の断面を有し、架橋部材に隣接す
る大断面部から脚部の自由端に隣接する小断面下部まで
しだいに細くされているのが好ましい。各脚部はその下
部の表面から外側に延びる一対のフランジ部を有してい
る。このフランジ部はステープルの両側面方向にだけ延
び、そして先の尖つた自由端までしだいに細くなつてい
る。各フランジ部間の領域で、フランジが脚部の下部の
面まで切り落とされている。ステープルの脚部の自由端
と係合する受け具は一般に縦方向に細長い形状を有して
いる。受け具の各端部において、その長い方の辺が受け
具の縦方向に配置されている卵形の開口が設けられてい
る。ステープルの脚部が受け具の開口に圧入されると、
それらは、ステープルの脚部のフランジ部が開口に隣接
する受け具の下面に接触する程度まで受け具の開口に押
し通される。
と、ステープルの脚部の自由端と互いに係合する受け具
とから成る。ステープルの脚部はほぼ平行であり、各脚
部の一端で架橋部材によつて接続されている。架橋部材
は、側面によつて接続された上面および下面を有してい
る。脚部は架橋部材の両端部において架橋部材の下面か
ら配置されている。脚部の自由端は先の尖つた形状であ
る。脚部は一般に円形の断面を有し、架橋部材に隣接す
る大断面部から脚部の自由端に隣接する小断面下部まで
しだいに細くされているのが好ましい。各脚部はその下
部の表面から外側に延びる一対のフランジ部を有してい
る。このフランジ部はステープルの両側面方向にだけ延
び、そして先の尖つた自由端までしだいに細くなつてい
る。各フランジ部間の領域で、フランジが脚部の下部の
面まで切り落とされている。ステープルの脚部の自由端
と係合する受け具は一般に縦方向に細長い形状を有して
いる。受け具の各端部において、その長い方の辺が受け
具の縦方向に配置されている卵形の開口が設けられてい
る。ステープルの脚部が受け具の開口に圧入されると、
それらは、ステープルの脚部のフランジ部が開口に隣接
する受け具の下面に接触する程度まで受け具の開口に押
し通される。
本発明を添付図面と共にさらに詳細に説明する。
第１図は、本発明の平行な数列の締結装置を斜視図で
示している。各締結装置はＵ字形のステープル15と受け
具17とから成つている。ステープルの脚部16は接合すべ
き組織を貫通し、組織の中で受け具に係止または接続す
るように工夫されている。
示している。各締結装置はＵ字形のステープル15と受け
具17とから成つている。ステープルの脚部16は接合すべ
き組織を貫通し、組織の中で受け具に係止または接続す
るように工夫されている。
第２図および第３図にさらに明確に示されるように、
各ステープル15は一対の脚部16から成つている。これら
の脚部はほぼ平行である。脚部は一端で架橋部材18によ
つて接続されている。架橋部材は上面19、下面20ならび
に上面および下面を接続する両側面21aおよび21bを有し
ている。各面が交差する架橋部材の縁は滑らかに丸めら
れているのが好ましい。各脚部は架橋部材の各端部にお
いて下面から延びている。使用状態では、脚部は接合す
べき組織を貫通し、一方架橋部材は接合される組織の一
方の側面に静止する。各脚部は、組織を貫通するのを助
けるように先の尖つた、または鋭利にされた自由端22を
有している。脚部は一般に円形の断面を有し、架橋部材
に隣接する大断面部から脚部の自由端に隣接する脚部の
小断面下部23までしだいに細くされているのが好まし
い。ステープルの脚部を受け具と係合させるのに適した
手段24が、脚部の下部23の表面に沿つて配置されてい
る。本実施態様において、接合すべき組織の厚さにした
がつて、ステープルと受け具との間の距離を調節する２
つの係止手段24が設けられている。第３図にさらに明確
に示されるように、各係止手段は、一対の脚部の下部23
の中心線によつて形成される平面からほぼ直角方向の脚
部の下部面から外側に、そして脚部の円周の一部分だけ
に延びている一対のフランジ部25および26から成る。各
対のフランジ部25および26は互いに同方向に整列されて
いる。フランジ部間の領域27が脚部の下部面まで切り落
とされて、係止手段の周辺を小さくしてあるので、ステ
ープルの脚部および係止手段を組織に挿入するのに要す
る力が減少する。脚部の先の尖つた自由端に最も近い第
一の対のフランジ部は、先細の自由端までしだいに細く
なつている。架橋部材と第一の対のフランジ部との間に
あり、そして第一のフランジ部対と整列して設けられた
第二の対のフランジ部は、脚部の下部23の面までしだい
に細くなつている。
各ステープル15は一対の脚部16から成つている。これら
の脚部はほぼ平行である。脚部は一端で架橋部材18によ
つて接続されている。架橋部材は上面19、下面20ならび
に上面および下面を接続する両側面21aおよび21bを有し
ている。各面が交差する架橋部材の縁は滑らかに丸めら
れているのが好ましい。各脚部は架橋部材の各端部にお
いて下面から延びている。使用状態では、脚部は接合す
べき組織を貫通し、一方架橋部材は接合される組織の一
方の側面に静止する。各脚部は、組織を貫通するのを助
けるように先の尖つた、または鋭利にされた自由端22を
有している。脚部は一般に円形の断面を有し、架橋部材
に隣接する大断面部から脚部の自由端に隣接する脚部の
小断面下部23までしだいに細くされているのが好まし
い。ステープルの脚部を受け具と係合させるのに適した
手段24が、脚部の下部23の表面に沿つて配置されてい
る。本実施態様において、接合すべき組織の厚さにした
がつて、ステープルと受け具との間の距離を調節する２
つの係止手段24が設けられている。第３図にさらに明確
に示されるように、各係止手段は、一対の脚部の下部23
の中心線によつて形成される平面からほぼ直角方向の脚
部の下部面から外側に、そして脚部の円周の一部分だけ
に延びている一対のフランジ部25および26から成る。各
対のフランジ部25および26は互いに同方向に整列されて
いる。フランジ部間の領域27が脚部の下部面まで切り落
とされて、係止手段の周辺を小さくしてあるので、ステ
ープルの脚部および係止手段を組織に挿入するのに要す
る力が減少する。脚部の先の尖つた自由端に最も近い第
一の対のフランジ部は、先細の自由端までしだいに細く
なつている。架橋部材と第一の対のフランジ部との間に
あり、そして第一のフランジ部対と整列して設けられた
第二の対のフランジ部は、脚部の下部23の面までしだい
に細くなつている。
個々の受け具が第４図、第５図および第６図にさらに
明確に示されている。各受け具30は一般に縦方向に細長
い形状を有している胴部31を備えている。この胴部に、
その長い方の辺が受け具の縦方向に延びているほぼ卵形
の２つの開口32が配置されている。胴部は上面35、下面
36ならびにこの上面および下面を接続する２つの側面37
および38を有している。受け具も、丸くなつた端面39お
よび40を有している。第５図に示されるように、胴部の
中央部33はこの締結装置を広範な厚さの組織に使用可能
とするように凹んでいるのが好ましい。各開口の中心点
はステープルの脚部の中心線と一致していること、すな
わちこれらの中心線間の距離だけ他の開口の中心点から
離間していることが好ましい。図示のように、すなわち
卵形に開口を形成することによつて、ステープルの脚部
と開口とを一線に合わせることはそれほど重要でなくな
り、さらに組織を貫通する場合に、ステープルの脚部が
曲がりまたは僅かに線をそれる傾向にあつたとしても、
それらは受け具の卵形開口となお係合する。他の好まし
い実施態様において、各開口の中心点はステープルの脚
部の中心線間の距離より僅かに長い距離だけ他の開口の
中心点から離間している。このことが、ステープルが組
織を通して受け具に挿入される際に必要な発射力を減少
させる。第６図に示されるように、開口の直ぐ下に、内
側に延びているフランジ34が設けられている。ステープ
ルの脚部が一旦組織を貫通すると、ステープルの脚部の
適切なフランジ部が開口内のフランジによつて係合さ
れ、ステープルの脚部をそれと係合させる。厚い組織が
接合される場合に、十分な発射力が使用されると、ステ
ープルの自由端に最も近いフランジ部が開口内のフラン
ジと係合するが、薄い組織が接合される場合、第二のフ
ランジ部対が受け具の開口内のフランジと係合する。代
案として、薄い組織が接合される場合でさえ、オペレー
タが、自由端に最も近いフランジ部が受け具のフランジ
に係合するようにステープルの発射力を調節することも
可能である。
明確に示されている。各受け具30は一般に縦方向に細長
い形状を有している胴部31を備えている。この胴部に、
その長い方の辺が受け具の縦方向に延びているほぼ卵形
の２つの開口32が配置されている。胴部は上面35、下面
36ならびにこの上面および下面を接続する２つの側面37
および38を有している。受け具も、丸くなつた端面39お
よび40を有している。第５図に示されるように、胴部の
中央部33はこの締結装置を広範な厚さの組織に使用可能
とするように凹んでいるのが好ましい。各開口の中心点
はステープルの脚部の中心線と一致していること、すな
わちこれらの中心線間の距離だけ他の開口の中心点から
離間していることが好ましい。図示のように、すなわち
卵形に開口を形成することによつて、ステープルの脚部
と開口とを一線に合わせることはそれほど重要でなくな
り、さらに組織を貫通する場合に、ステープルの脚部が
曲がりまたは僅かに線をそれる傾向にあつたとしても、
それらは受け具の卵形開口となお係合する。他の好まし
い実施態様において、各開口の中心点はステープルの脚
部の中心線間の距離より僅かに長い距離だけ他の開口の
中心点から離間している。このことが、ステープルが組
織を通して受け具に挿入される際に必要な発射力を減少
させる。第６図に示されるように、開口の直ぐ下に、内
側に延びているフランジ34が設けられている。ステープ
ルの脚部が一旦組織を貫通すると、ステープルの脚部の
適切なフランジ部が開口内のフランジによつて係合さ
れ、ステープルの脚部をそれと係合させる。厚い組織が
接合される場合に、十分な発射力が使用されると、ステ
ープルの自由端に最も近いフランジ部が開口内のフラン
ジと係合するが、薄い組織が接合される場合、第二のフ
ランジ部対が受け具の開口内のフランジと係合する。代
案として、薄い組織が接合される場合でさえ、オペレー
タが、自由端に最も近いフランジ部が受け具のフランジ
に係合するようにステープルの発射力を調節することも
可能である。
第７図は、接合される組織46の一方の側の適所に平行
に配置された受け具45を示している。組織の他方の側の
ステープルの脚部47が受け具の開口内で係止されて、組
織を一緒に保持している。
に配置された受け具45を示している。組織の他方の側の
ステープルの脚部47が受け具の開口内で係止されて、組
織を一緒に保持している。
本発明の締結装置は被吸収性のある、また被吸収性の
ない重合体材料のいかなるものからも製造することがで
きる。適切な重合体の例としては、ポリエステル、ポリ
アミド、ポリオレフイン、ラクチド、グリコリド、ジオ
キサノンの重合体および共重合体等がある。
ない重合体材料のいかなるものからも製造することがで
きる。適切な重合体の例としては、ポリエステル、ポリ
アミド、ポリオレフイン、ラクチド、グリコリド、ジオ
キサノンの重合体および共重合体等がある。
以上に本発明を説明してきたが、多くの変更および改
変が本発明の精神及び範囲から逸脱することなく本発明
に成されることが当業者には容易に明らかである。
変が本発明の精神及び範囲から逸脱することなく本発明
に成されることが当業者には容易に明らかである。
第１図は本発明の締結装置の斜視図である。 第２図は本発明の締結装置のステープル部材の正面図で
ある。 第３図は第２図に示したステープルの端面図である。 第４図は本発明の締結装置に使用される受け具の上面図
である。 第５図は第４図の線５−５に沿つて切断した断面図であ
る。 第６図は第４図の線６−６に沿つて切断した他の断面図
である。 第７図は組織を接合している本発明の締結装置の斜視図
である。 15……ステープル、16,47……ステープルの脚部、17,3
0,45……受け具、18……架橋部材、19……架橋部材の上
面、20……架橋部材の下面、21a,21b……架橋部材の側
面、22……脚部の自由端、23……脚部の下部、24……係
止手段、25,26……フランジ部、27……切り落とし部、3
1……受け具の胴部、32……開口、33……中央凹み部、3
4……フランジ、35……受け具の上面、36……受け具の
下面、37,38……受け具の側面、39,40……端面、46……
組織。
ある。 第３図は第２図に示したステープルの端面図である。 第４図は本発明の締結装置に使用される受け具の上面図
である。 第５図は第４図の線５−５に沿つて切断した断面図であ
る。 第６図は第４図の線６−６に沿つて切断した他の断面図
である。 第７図は組織を接合している本発明の締結装置の斜視図
である。 15……ステープル、16,47……ステープルの脚部、17,3
0,45……受け具、18……架橋部材、19……架橋部材の上
面、20……架橋部材の下面、21a,21b……架橋部材の側
面、22……脚部の自由端、23……脚部の下部、24……係
止手段、25,26……フランジ部、27……切り落とし部、3
1……受け具の胴部、32……開口、33……中央凹み部、3
4……フランジ、35……受け具の上面、36……受け具の
下面、37,38……受け具の側面、39,40……端面、46……
組織。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カール・ロバート・スミス アメリカ合衆国、07876 ニユージヤー ジイ州、サツカサンナ、セント メアリ ー ドライブ 52 (56)参考文献 特開 昭61−179140（ＪＰ，Ａ) 特表 昭60−502191（ＪＰ，Ａ) 特表 昭60−502040（ＪＰ，Ａ)
Claims (3)
- 【請求項１】Ｕ字形のステープルと前記ステープルを留
める受け具からなるヒトの組織を接合するための重合体
製手術用締結装置であって： 前記ステープルは： 上面，下面及び前記上面と下面を接続する一対の側面を
有し、前記各面が交差する角は滑らかに丸められている
架橋部材； 一端が前記架橋部材の下面に接続し他の端が組織を貫通
する先の尖った自由端であるほぼ平行な一対の脚；前記
各脚は前記自由端付近の下部と前記架橋部材付近の上部
があり、前記上部のほぼ円形の断面は前記下部のほぼ円
形の断面より大きく、前記上部から前記下部に細くなっ
ている； 前記脚の下部にある、一対の第一のフランジ部及び前記
第一のフランジ部から前記架橋部材の方へ離れて位置し
ている一対の第二のフランジ部；前記第一及び第二のフ
ランジ部は、前記２つの脚の下部の中央線から形成され
る平面からほぼ直角方向に、前記脚の下部の面から外側
に延び、かつ前記脚の円周の一部分だけに延びている、
前記一対の第一のフランジ部の間の領域及び前記一対の
第二のフランジ部の間の領域は前記脚の下部の面まで切
り落とされ、前記一対の第一のフランジ部は自由端まで
細くなっており、前記一対の第二のフランジ部は前記脚
の下部の面まで細くなっている；からなり、 前記受け具は： ほぼ長手方向に長い形の本体；前記本体は上面，下面，
前記上面と下面を接続する長手方向に延びる一対の側面
及び前記上面，下面と側面を接続する一対の端面を有
し、前記上面の中央部は凹んでいる； 前記上面から前記下面に延びている一対の開口部;1つの
開口部は前記本体の１つの端面付近にあり、他方の開口
部は前記本体の他方の端面付近にあり、前記開口部はほ
ぼ卵形であり、前記卵形の長い辺は前記本体の長手方向
にのびている； 前記各開口部にあって内側に延びているロックフラン
ジ；からなり、 前記ステープルの前記脚が前記受け具の前記開口部に挿
入されると、前記第一のフランジ部と前記第二のフラン
ジ部のどちらか１つが、前記受け具の前記ロックフラン
ジに係合して、前記ステープルと前記受け具を係止する
重合体製手術用締結装置。 - 【請求項２】前記受け具の一方の開口部の中心点が、前
記ステープルの一対の脚の中心線の間の距離だけ、他方
の開口部の中心点から離れている特許請求の範囲第１項
記載の重合体製手術用締結装置。 - 【請求項３】前記受け具の端面が丸められている特許請
求の範囲第１項記載の重合体製手術用締結装置。
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