JP2524447B2 - イソプロピルナフタリンの製造方法 - Google Patents
イソプロピルナフタリンの製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、ナフタリンを触媒としてのEU−1−ゼオラ
イトを用いてアルキル化してイソプロピルナフタリンを
製造し、その際に僅かな量のジイソプロピルナフタリン
しか生じない該イソプロピルナフリンの製造方法に関す
る。
イトを用いてアルキル化してイソプロピルナフタリンを
製造し、その際に僅かな量のジイソプロピルナフタリン
しか生じない該イソプロピルナフリンの製造方法に関す
る。
2−(モノ)−イソプロピルナフタリン(2−MIPN)
は、ホック(Hock)−法に従って2−ナフトールを製造
する価値ある中間生成物である。2−ナフトールは一般
に、ナフタリンを2−位でスルホン化しそして次に水酸
化ナトリウム溶融物の状態のナフタリンスルホン酸のNa
塩類をケン化することによって製造される。この方法の
場合には多量の塩が生じる。ホック法ではこの欠点は充
分に回避される。
は、ホック(Hock)−法に従って2−ナフトールを製造
する価値ある中間生成物である。2−ナフトールは一般
に、ナフタリンを2−位でスルホン化しそして次に水酸
化ナトリウム溶融物の状態のナフタリンスルホン酸のNa
塩類をケン化することによって製造される。この方法の
場合には多量の塩が生じる。ホック法ではこの欠点は充
分に回避される。
2−MIPNの他に2,6−ジイソプロピルナフタリン(2,6
−DIPN)も多くの高品位製品の価値ある中間生成物であ
る。例えば、なかでも2,6−ナフタリンジカルボン酸、
2,6−ジヒドロキシナフタリンおよび6−ヒドロキシ−
2−ナフタリンカルボン酸を製造する為の原料として役
立つ。これらの化合物は高性能ポリマーのモノマーとし
て使用される。
−DIPN)も多くの高品位製品の価値ある中間生成物であ
る。例えば、なかでも2,6−ナフタリンジカルボン酸、
2,6−ジヒドロキシナフタリンおよび6−ヒドロキシ−
2−ナフタリンカルボン酸を製造する為の原料として役
立つ。これらの化合物は高性能ポリマーのモノマーとし
て使用される。
実際においては、2−ナフトールが多量に生産される
為に、2−MIPNの需要は2,6−DIPNよりも本質的に大き
い。それ故に、ナフタリン高転化率のもとで、多量のMI
PNと少量のDIPNが生じる様にアルキル化を方向付けるこ
とが望まれている。
為に、2−MIPNの需要は2,6−DIPNよりも本質的に大き
い。それ故に、ナフタリン高転化率のもとで、多量のMI
PNと少量のDIPNが生じる様にアルキル化を方向付けるこ
とが望まれている。
ナフタリンをMIPNおよびDIPNにアルキル化する為に非
常に色々な酸性触媒を使用することが公知である。フリ
ーデル・クラフト触媒、例えばAlCl3またはBF3を用いて
アルキル化する場合には、後処理の際に塩が生じそして
触媒が破壊される。更に反応の過程で樹脂様化合物が生
じ、これが後処理の際に妨害する。大抵は生成物から触
媒を分離する必要がある。それ故に最近には、この種類
の触媒を固体の酸に交換する試みもされている。
常に色々な酸性触媒を使用することが公知である。フリ
ーデル・クラフト触媒、例えばAlCl3またはBF3を用いて
アルキル化する場合には、後処理の際に塩が生じそして
触媒が破壊される。更に反応の過程で樹脂様化合物が生
じ、これが後処理の際に妨害する。大抵は生成物から触
媒を分離する必要がある。それ故に最近には、この種類
の触媒を固体の酸に交換する試みもされている。
ドイツ特許第2,644,624号明細書にはP2O5/SiO2を用い
て2−MIPNを製造する方法が開示されている。この場合
には、ポリアルキル化生成物が生じるのを防止する為
に、ナフタリンを大過剰に使用しなければならない。更
に未反応のナフタリンを分離しそしてアルキル化段階に
戻す必要がある。酸活性化したモンモリロナイト(ドイ
ツ特許出願公開第2,208,363号明細書)または過弗素化
スル酸(米国特許第4,288,646号明細書)を用いる場合
にも、多量にポリアルキル化生成物が生じるのを回避す
るために、ナフタリンを過剰に使用しなければならな
い。これら全ての方法においてはナフタリンの転化率が
小さいという重大な欠点がある。
て2−MIPNを製造する方法が開示されている。この場合
には、ポリアルキル化生成物が生じるのを防止する為
に、ナフタリンを大過剰に使用しなければならない。更
に未反応のナフタリンを分離しそしてアルキル化段階に
戻す必要がある。酸活性化したモンモリロナイト(ドイ
ツ特許出願公開第2,208,363号明細書)または過弗素化
スル酸(米国特許第4,288,646号明細書)を用いる場合
にも、多量にポリアルキル化生成物が生じるのを回避す
るために、ナフタリンを過剰に使用しなければならな
い。これら全ての方法においてはナフタリンの転化率が
小さいという重大な欠点がある。
酸性のゼオライトもナフタリンのアルキル化のための
触媒として使用されている。ヨーロッパ特許出願公開第
338,292号明細書にはナフタリンをデカヒドロナフタリ
ンの存在下に、脱アルミニウム化したY−ゼオライトに
接触させならプロピレンと反応させることが開示されて
いる。この場合には、220℃および約50%のナフタリン
転化率において、MIPNへの選択率は68〜75%であり、DI
PNへの選択率は24〜30%でありそしてトリイソプロピル
ナフタリン(TIPN)への選択率は1.5〜3%である。こ
の方法の場合にはMIPN/(DIPN+TIPN)の比は非常に低
く、約2〜3である。
触媒として使用されている。ヨーロッパ特許出願公開第
338,292号明細書にはナフタリンをデカヒドロナフタリ
ンの存在下に、脱アルミニウム化したY−ゼオライトに
接触させならプロピレンと反応させることが開示されて
いる。この場合には、220℃および約50%のナフタリン
転化率において、MIPNへの選択率は68〜75%であり、DI
PNへの選択率は24〜30%でありそしてトリイソプロピル
ナフタリン(TIPN)への選択率は1.5〜3%である。こ
の方法の場合にはMIPN/(DIPN+TIPN)の比は非常に低
く、約2〜3である。
他の研究では、2−アルキル−および2,6−ジアルキ
ルナフタリンを製造する為に形状選択性触媒の可能性を
利用されている。形状選択性触媒は、反応に関与する分
子の寸法または遷移状態が触媒の孔と同じ程度であるこ
とを意味している。反応の過程は立体強制によって影響
され得る。例えば高選択率のZSM−5−タイプのゼオラ
イトを用いてナフタリンをメタノールでアルキル化する
場合には立体的嵩の小さいβ−異性体(2−メチル−お
よび2,6−ジメチルナフタリン)が得られる(例えば、F
raenkel等、J.Catal.101(1986)第273〜283頁およびヨ
ーロッパ特許出願公開第280,055号明細書)。しかしな
がらこの方法の場合にも、ゼオライトの孔によって嵩張
った分子の拡散が著しく妨害されるので、ナフタリンの
転化率が制限される。
ルナフタリンを製造する為に形状選択性触媒の可能性を
利用されている。形状選択性触媒は、反応に関与する分
子の寸法または遷移状態が触媒の孔と同じ程度であるこ
とを意味している。反応の過程は立体強制によって影響
され得る。例えば高選択率のZSM−5−タイプのゼオラ
イトを用いてナフタリンをメタノールでアルキル化する
場合には立体的嵩の小さいβ−異性体(2−メチル−お
よび2,6−ジメチルナフタリン)が得られる(例えば、F
raenkel等、J.Catal.101(1986)第273〜283頁およびヨ
ーロッパ特許出願公開第280,055号明細書)。しかしな
がらこの方法の場合にも、ゼオライトの孔によって嵩張
った分子の拡散が著しく妨害されるので、ナフタリンの
転化率が制限される。
ヨーロッパ特許出願公開第317,907号明細書の方法の
場合には、プロピレンでのナフタリンのアルキル化の為
に脱アルミニウム化されたモルデナイト(Mordenit)−
ゼオライトが使用される。このもののナフタリン転化率
は97.3%である。DIPNの収率は68%であり、その内の50
%は2,6−DIPNである。MIPNの収率およびこのフラクシ
ョンの組成は言及されていない。WO90/03961に従う方法
でも脱アルミニウム化されたモルデナイト−ゼオライト
が2,6−DIPNの選択的製造に使用されている。この種類
のゼオライトによってDIPN−フラクションの2,6−DIPN
の割合は熱力学的平衡状態での割合よりも多くそして2,
6−/2,7−DIPNの比は1.2より大きいことが記載されてい
る。例えばナフタリンの転化率27%の場合に、2,6−DIP
Nの割合は70%であり、2,6−/2,7−DIPNの比は3.0であ
りそしてMIPN/(DIPN+TIPN)の比は5.1である。転化率
を78%に高めた場合には、2,6−DIPNの割合が62%に、
2,6−/2,7−DIPNの比が2.6にそしてMIPN/(DIPN+TIP
N)が1.1に低下する。MIPNのフラクションの組成に関し
ては何も言及されていない。
場合には、プロピレンでのナフタリンのアルキル化の為
に脱アルミニウム化されたモルデナイト(Mordenit)−
ゼオライトが使用される。このもののナフタリン転化率
は97.3%である。DIPNの収率は68%であり、その内の50
%は2,6−DIPNである。MIPNの収率およびこのフラクシ
ョンの組成は言及されていない。WO90/03961に従う方法
でも脱アルミニウム化されたモルデナイト−ゼオライト
が2,6−DIPNの選択的製造に使用されている。この種類
のゼオライトによってDIPN−フラクションの2,6−DIPN
の割合は熱力学的平衡状態での割合よりも多くそして2,
6−/2,7−DIPNの比は1.2より大きいことが記載されてい
る。例えばナフタリンの転化率27%の場合に、2,6−DIP
Nの割合は70%であり、2,6−/2,7−DIPNの比は3.0であ
りそしてMIPN/(DIPN+TIPN)の比は5.1である。転化率
を78%に高めた場合には、2,6−DIPNの割合が62%に、
2,6−/2,7−DIPNの比が2.6にそしてMIPN/(DIPN+TIP
N)が1.1に低下する。MIPNのフラクションの組成に関し
ては何も言及されていない。
これらの例は、モルデナイト触媒がナフタリンの転化
率を高めた場合にMIPNの形成がDIPNに比べて著しく抑制
されることを示している。
率を高めた場合にMIPNの形成がDIPNに比べて著しく抑制
されることを示している。
本発明の課題は、ナフタリンの高い転化率のもとでで
きるだけ僅かのDIPNを生じる、ナフタリンのアルキル化
によるMIPNの製造方法を提供することにある。
きるだけ僅かのDIPNを生じる、ナフタリンのアルキル化
によるMIPNの製造方法を提供することにある。
この課題は本発明に従って触媒としてEU−1−ゼオラ
イトを使用することによって達成される。この場合、モ
ノアルキル化生成物が比較的に高い選択率で製造されそ
してジアルキル化生成物は二次的な割合でしか生じな
い。TIPNの如き更に高級アルキル化化合物もこの方法で
は生じない。
イトを使用することによって達成される。この場合、モ
ノアルキル化生成物が比較的に高い選択率で製造されそ
してジアルキル化生成物は二次的な割合でしか生じな
い。TIPNの如き更に高級アルキル化化合物もこの方法で
は生じない。
本発明の対象は、触媒によってナフタリンをアルキル
化することによりイソプロピルナフタリンを製造する方
法において、触媒としてEU−1−ゼオライトを使用する
ことを特徴とする、上記方法である。
化することによりイソプロピルナフタリンを製造する方
法において、触媒としてEU−1−ゼオライトを使用する
ことを特徴とする、上記方法である。
ゼオライトは結晶質のアルミノ珪酸塩である。Si−お
よびAl−原子はO−原子によって四面体状に囲まれてい
る。この四面体は共通のO−原子を介して連結されそし
て結晶構造を形成し、この結晶構造が一定の孔および中
空によって貫通されている〔D.W.Breck、Zeolite Mole
cular Sieves(ゼオライト分子ふるい)、JOHN Wiley
& Sons、(1974)第29〜185頁参照〕。本発明で使
用するEU−1−タイプのゼオライトは、ヨーロッパ特許
出願公開第42,266号明細書に掲載されている典型的なX
線回折図形によって示される。このゼオライトの孔は10
個のO−原子によって境界を設けられており、0.41×0.
58nmの幅を有している。この孔は、12個のO−原子で形
成された側方拡大部を有している。この側室は0.58×0.
68nmの幅および0.81nmの深さを有している〔N.A.Brisco
e等、Zeolites(ゼオライト)8、(1988)第74〜76
頁〕。
よびAl−原子はO−原子によって四面体状に囲まれてい
る。この四面体は共通のO−原子を介して連結されそし
て結晶構造を形成し、この結晶構造が一定の孔および中
空によって貫通されている〔D.W.Breck、Zeolite Mole
cular Sieves(ゼオライト分子ふるい)、JOHN Wiley
& Sons、(1974)第29〜185頁参照〕。本発明で使
用するEU−1−タイプのゼオライトは、ヨーロッパ特許
出願公開第42,266号明細書に掲載されている典型的なX
線回折図形によって示される。このゼオライトの孔は10
個のO−原子によって境界を設けられており、0.41×0.
58nmの幅を有している。この孔は、12個のO−原子で形
成された側方拡大部を有している。この側室は0.58×0.
68nmの幅および0.81nmの深さを有している〔N.A.Brisco
e等、Zeolites(ゼオライト)8、(1988)第74〜76
頁〕。
ヨーロッパ特許出願公開第317,907号明細書に開示さ
れた様に、EU−1ゼオライトに比較して大きな0.67×0.
70nmの孔を持つモルデナイト−触媒を使用すること並び
に若干狭い0.52×0.55nmおよび0.54×0.56nmの孔を持つ
ZSM−5タイプのゼオライトを使用することが遥かに大
きな割合でDIPNを形成するので、正にこのゼオライトを
用いて所望の高いMIPN選択率および遅いDIPN形成速度を
達成できることは驚くべきことである。
れた様に、EU−1ゼオライトに比較して大きな0.67×0.
70nmの孔を持つモルデナイト−触媒を使用すること並び
に若干狭い0.52×0.55nmおよび0.54×0.56nmの孔を持つ
ZSM−5タイプのゼオライトを使用することが遥かに大
きな割合でDIPNを形成するので、正にこのゼオライトを
用いて所望の高いMIPN選択率および遅いDIPN形成速度を
達成できることは驚くべきことである。
これらの触媒の色々な選択率を実施例で比較する。
本発明で用いるEU−1−ゼオライトは公知の方法によ
ると水熱合成によって製造できる(例えばヨーロッパ特
許出願第42,226号明細書)。アルキル化されたポリメチ
レンジアミン、特にN,N,N,N′,N′,N′−ヘキサメチル
−1,6−ヘキサメチルレンジアンモニア−ブロマイド
(ヘキサメトニウムブロマイド)はテンプレートとして
使用される。SiO2/Al2O3−比は直接的に合成することに
よって10〜150の範囲内に調整することができる。補足
的な脱アルミニウム化によって既に高いSiO2/Al2O3−比
も達成できる。この場合、アルミニウム含有量は色々な
方法で減らすことができる。若干の方法が例えばJ.Schr
zer、Catalytic Materials(触媒材料)、構造と反応
性との関係、ACS Symp.Ser.248(1984)第175〜200頁
に開示されている。本発明の方法にとって15〜200、な
かでも20〜100のSiO2/Al2O3−比を持つEU−1−ゼオラ
イトが特に適している。
ると水熱合成によって製造できる(例えばヨーロッパ特
許出願第42,226号明細書)。アルキル化されたポリメチ
レンジアミン、特にN,N,N,N′,N′,N′−ヘキサメチル
−1,6−ヘキサメチルレンジアンモニア−ブロマイド
(ヘキサメトニウムブロマイド)はテンプレートとして
使用される。SiO2/Al2O3−比は直接的に合成することに
よって10〜150の範囲内に調整することができる。補足
的な脱アルミニウム化によって既に高いSiO2/Al2O3−比
も達成できる。この場合、アルミニウム含有量は色々な
方法で減らすことができる。若干の方法が例えばJ.Schr
zer、Catalytic Materials(触媒材料)、構造と反応
性との関係、ACS Symp.Ser.248(1984)第175〜200頁
に開示されている。本発明の方法にとって15〜200、な
かでも20〜100のSiO2/Al2O3−比を持つEU−1−ゼオラ
イトが特に適している。
孔から有機系テンプレートを除く為に、結晶化後にゼ
オライトを濾過し、洗浄し、乾燥しそして次の酸化性雰
囲気で、特に空気に接してか焼する。
オライトを濾過し、洗浄し、乾燥しそして次の酸化性雰
囲気で、特に空気に接してか焼する。
ゼオライトを触媒活性状態にする為に、場合によって
存在するNa+イオンをイオン交換体によってアルカリ土
類金属または原子番号57〜71の希土類金属の二価または
三価のイオンまたはアンモニウム−イオンまたはプロト
ンと替える。NH4 +またH+を持つイオン交換体が特に有利
である。この場合には、格子負荷量の少なくとも50%、
殊に少なくとも90%が上述の他のイオンに交換されてい
るのが有利である。次にこのゼオライトを200〜800℃、
殊に400〜550℃で脱水処理(およびNH4 +型の場合には脱
アンモニア処理)することによって触媒活性状態に転化
されている。
存在するNa+イオンをイオン交換体によってアルカリ土
類金属または原子番号57〜71の希土類金属の二価または
三価のイオンまたはアンモニウム−イオンまたはプロト
ンと替える。NH4 +またH+を持つイオン交換体が特に有利
である。この場合には、格子負荷量の少なくとも50%、
殊に少なくとも90%が上述の他のイオンに交換されてい
るのが有利である。次にこのゼオライトを200〜800℃、
殊に400〜550℃で脱水処理(およびNH4 +型の場合には脱
アンモニア処理)することによって触媒活性状態に転化
されている。
ゼオライトを本発明の用途の為に有利には結合剤によ
って適当な使用形態、例えば紐状にしてもよい。結合剤
としては中でもアルミニウムの酸化物、水酸化物または
塩酸塩および珪酸、チタンおよびジルコニウムの酸化物
並びに粘土が適している。
って適当な使用形態、例えば紐状にしてもよい。結合剤
としては中でもアルミニウムの酸化物、水酸化物または
塩酸塩および珪酸、チタンおよびジルコニウムの酸化物
並びに粘土が適している。
アルキル化反応は気相で、好ましくは液相で実施する
ことができる。アルキル化剤としては例えばi−プロピ
ルブロマイドおよび−クロライド、プロピレンおよびi
−プロパノールを使用することができる。気相反応の場
合にはナフタリンをプロピレンまたはi−プロパノール
と反応させるのが特に有利である。液相でのアルキル化
の場合にはプロピレンを用いるのが特に有利である。反
応温度は約100〜500℃、特に約150〜300℃であるのが有
利である。特にプロピレンでアルキル化する場合には、
アルキル化工程のためには高圧が特に有利である。反応
は減圧、大気圧または高圧、例えば約100barまで、特に
約2〜20barで実施することができる。
ことができる。アルキル化剤としては例えばi−プロピ
ルブロマイドおよび−クロライド、プロピレンおよびi
−プロパノールを使用することができる。気相反応の場
合にはナフタリンをプロピレンまたはi−プロパノール
と反応させるのが特に有利である。液相でのアルキル化
の場合にはプロピレンを用いるのが特に有利である。反
応温度は約100〜500℃、特に約150〜300℃であるのが有
利である。特にプロピレンでアルキル化する場合には、
アルキル化工程のためには高圧が特に有利である。反応
は減圧、大気圧または高圧、例えば約100barまで、特に
約2〜20barで実施することができる。
液相でのアルキル化はあらゆる適当な装置で実施する
ことができる。最も簡単には溶融したナフタリン中に懸
濁する粉末状触媒の入った撹拌式容器で実施する。次い
でアルキル化剤を反応温度で懸濁処理によって導入する
かまたは所望の圧力まで圧入する。反応は溶剤なしで実
施するのが特に有利である。しかしながら反応成分およ
び触媒に対して不活性の溶剤、例えば高沸点のパラフィ
ンまたはナフテンが存在していてもよい。反応圧を達成
する為に不活性ガス、例えば窒素を使用してもよい。
ことができる。最も簡単には溶融したナフタリン中に懸
濁する粉末状触媒の入った撹拌式容器で実施する。次い
でアルキル化剤を反応温度で懸濁処理によって導入する
かまたは所望の圧力まで圧入する。反応は溶剤なしで実
施するのが特に有利である。しかしながら反応成分およ
び触媒に対して不活性の溶剤、例えば高沸点のパラフィ
ンまたはナフテンが存在していてもよい。反応圧を達成
する為に不活性ガス、例えば窒素を使用してもよい。
この方法は連続的にまたは不連続的に(バッチ式で)
実施することができる。
実施することができる。
不連続的に(バッチ式で)実施する場合には、用いる
ナフタリンの重量を基準として約0.5〜50重量%の触
媒、殊に約1〜10重量%の触媒を使用する。反応時間は
反応条件および所望の転化率次第で約30分〜数日、特に
2〜10時間である。反応を行った後にゼオライトを簡単
に、例えば濾過によって反応混合物から分離することが
できる。
ナフタリンの重量を基準として約0.5〜50重量%の触
媒、殊に約1〜10重量%の触媒を使用する。反応時間は
反応条件および所望の転化率次第で約30分〜数日、特に
2〜10時間である。反応を行った後にゼオライトを簡単
に、例えば濾過によって反応混合物から分離することが
できる。
気相で反応を実施する為には、原則として気相反応に
適するあらゆる装置を用いることができる。工業的に
は、固定床連続流動反応器が取り扱いが最も簡単であ
る。この場合には触媒をペレットの状態で反応器に導入
することができる。ペレットを製造する為には、ゼオラ
イトそれ自体をまたはゼオライトと結合剤、例えばAl2O
3またはSiO2とを一緒にプレス成形する。ナフタリンを
溶融した状態でまたは不活性溶剤中に溶解した状態で反
応器中に配量供給しそして触媒床の前で蒸発処理するか
または既に気体状態で反応器に導入してもよい。i−プ
ロパノールはナフタリンと同様に配量供給することがで
きる。
適するあらゆる装置を用いることができる。工業的に
は、固定床連続流動反応器が取り扱いが最も簡単であ
る。この場合には触媒をペレットの状態で反応器に導入
することができる。ペレットを製造する為には、ゼオラ
イトそれ自体をまたはゼオライトと結合剤、例えばAl2O
3またはSiO2とを一緒にプレス成形する。ナフタリンを
溶融した状態でまたは不活性溶剤中に溶解した状態で反
応器中に配量供給しそして触媒床の前で蒸発処理するか
または既に気体状態で反応器に導入してもよい。i−プ
ロパノールはナフタリンと同様に配量供給することがで
きる。
プロピレンは気体状態で導入する。反応成分は単独で
または反応に関して不活性のガス、例えば水素または窒
素との混合状態で使用する。反応生成物は反応器を離れ
た後に凝縮される。
または反応に関して不活性のガス、例えば水素または窒
素との混合状態で使用する。反応生成物は反応器を離れ
た後に凝縮される。
ナフタリンとアルキル化剤とのモル比は約0.1〜10、
殊に約0.5〜2の範囲にあるのが好ましい。
殊に約0.5〜2の範囲にあるのが好ましい。
反応成分の滞留時間は一般に約0.05〜20秒、特に1〜
10秒である。負荷量〔LHSV=液空間速度=ml/(使用物
質)/ml(触媒体積)・時〕は好ましくは単位時間当た
り0.1〜5に調整し、その際に単位時間当たり0.5〜2が
特に有利である。
10秒である。負荷量〔LHSV=液空間速度=ml/(使用物
質)/ml(触媒体積)・時〕は好ましくは単位時間当た
り0.1〜5に調整し、その際に単位時間当たり0.5〜2が
特に有利である。
触媒はその活性を長時間維持しそして反応の為に何度
も使用できる。触媒を不活性化する場合には、該触媒を
酸化性雰囲気で、特に空気に接触させて約350〜800℃、
特に約500〜600℃でか焼することによって再生してもよ
い。
も使用できる。触媒を不活性化する場合には、該触媒を
酸化性雰囲気で、特に空気に接触させて約350〜800℃、
特に約500〜600℃でか焼することによって再生してもよ
い。
生成物混合物を最初に未反応ナフタリン、MIPN、DIPN
およびTIPNの中で蒸留処理することによって分離するこ
とができる。MIPNフラクションから所望の場合には2−
MIPNを結晶化によって、場合によっては溶剤、例えばメ
タノールまたはi−プロパノールによって分離してもよ
い(例えばドイツ特許出願公開第2,517,591号明細書参
照)。1−MIPNの豊富の濾液を種々のゼオライトによっ
て異性化することによって2−MIPNの豊富な混合物に転
化することができる(例えば米国特許第4,026,959号明
細書参照)。2,6−DIPNも同様に結晶化によってDIPN−
フラクションから分離することができる(例えばヨーロ
ッパ特許第216,009号明細書参照)。吸着分離は例えばJ
P−OS 01,199,921に開示されている。2,6−DIPNを充分
に排除したDIPN−フラクションの残りをナフタリンと一
緒にアルキル交換反応によってMIPNに再び転化する。
およびTIPNの中で蒸留処理することによって分離するこ
とができる。MIPNフラクションから所望の場合には2−
MIPNを結晶化によって、場合によっては溶剤、例えばメ
タノールまたはi−プロパノールによって分離してもよ
い(例えばドイツ特許出願公開第2,517,591号明細書参
照)。1−MIPNの豊富の濾液を種々のゼオライトによっ
て異性化することによって2−MIPNの豊富な混合物に転
化することができる(例えば米国特許第4,026,959号明
細書参照)。2,6−DIPNも同様に結晶化によってDIPN−
フラクションから分離することができる(例えばヨーロ
ッパ特許第216,009号明細書参照)。吸着分離は例えばJ
P−OS 01,199,921に開示されている。2,6−DIPNを充分
に排除したDIPN−フラクションの残りをナフタリンと一
緒にアルキル交換反応によってMIPNに再び転化する。
粗2−MIPNおよび2,6−DIPNは通例の後処理によって
所望の程度まで再び精製してもよい。
所望の程度まで再び精製してもよい。
実施例 用いたEU−1−ゼオライトは文献からの処方に従って
種々のSiO2/Al2O3−比で合成する〔ヨーロッパ特許第4
2,226号明細書、米国特許第4,537,754号明細書、G.W.Do
dwell等、Zeolites(ゼオライト)5(1985)第153〜15
7頁〕。全てのゼオライトをプロトン型(イオン交換体
をNH4NO3−溶液で処理しそして次にか焼する)で使用す
る。
種々のSiO2/Al2O3−比で合成する〔ヨーロッパ特許第4
2,226号明細書、米国特許第4,537,754号明細書、G.W.Do
dwell等、Zeolites(ゼオライト)5(1985)第153〜15
7頁〕。全てのゼオライトをプロトン型(イオン交換体
をNH4NO3−溶液で処理しそして次にか焼する)で使用す
る。
実施例1および2)および比較例V1〜V3を撹拌式反応
器において実施する。ゼオライトを反応の前に1時間に
わたり300℃で乾燥しそして次に粉末状態で128gの溶融
したナフタリン中に懸濁させる。ポロピレンを大気圧の
もとで6.5リットル/時〔あるいは実施例2では12リッ
トル/時〕にて懸濁導入する。反応温度は200℃であ
る。実験結果を表1に総括掲載する: V1およびV2の比較例および実施例1にて、MIPNを形成
する選択率が、高過ぎないナフタリン転化率のもとでEU
−1−ゼオライトの使用によって著しく向上しそして高
い転化率のもとでも(比較例V3および実施例2)明らか
に改善された結果が得られる。
器において実施する。ゼオライトを反応の前に1時間に
わたり300℃で乾燥しそして次に粉末状態で128gの溶融
したナフタリン中に懸濁させる。ポロピレンを大気圧の
もとで6.5リットル/時〔あるいは実施例2では12リッ
トル/時〕にて懸濁導入する。反応温度は200℃であ
る。実験結果を表1に総括掲載する: V1およびV2の比較例および実施例1にて、MIPNを形成
する選択率が、高過ぎないナフタリン転化率のもとでEU
−1−ゼオライトの使用によって著しく向上しそして高
い転化率のもとでも(比較例V3および実施例2)明らか
に改善された結果が得られる。
実施例3〜5)および比較例V4〜V7を固定床連続流動
反応器において大気圧で実施する。触媒は紐状で使用す
る。EU−1を結合剤としての21重量%のSiO2と一緒にプ
レス成形しそしてモルデナイトを40%のAi2O3と一緒に
プレス成形する。ZSM−5は結合剤なしにプレス成形し
てタブレット状にする。ナフタリンを溶融した状態で反
応器に配量供給する。プロピレンは二倍のモル量で使用
する。反応生成物は反応器を離れた後に一定の時間の間
に凝縮させそしてガスクロマトグラフィー分析する。結
果〔T=280℃、LHSV=0.5/時(ナフタレンを基準とす
る)、触媒体積=25ml、ナフタリンとプロピレンの量比
=1:2〕を表2に総括掲載する。
反応器において大気圧で実施する。触媒は紐状で使用す
る。EU−1を結合剤としての21重量%のSiO2と一緒にプ
レス成形しそしてモルデナイトを40%のAi2O3と一緒に
プレス成形する。ZSM−5は結合剤なしにプレス成形し
てタブレット状にする。ナフタリンを溶融した状態で反
応器に配量供給する。プロピレンは二倍のモル量で使用
する。反応生成物は反応器を離れた後に一定の時間の間
に凝縮させそしてガスクロマトグラフィー分析する。結
果〔T=280℃、LHSV=0.5/時(ナフタレンを基準とす
る)、触媒体積=25ml、ナフタリンとプロピレンの量比
=1:2〕を表2に総括掲載する。
実施例3〜5と比較例V4〜V7との比較が、EU−1ゼオ
ライトを用いた場合に同じ時間の後に明らかに高いナフ
タリン転化率を達成し、その際にこの種類のゼオライト
がMIPNを生じる選択率に関して明らかに卓越しているこ
とが判る。更にEU−1−ゼオライトの場合には長時間後
でも僅かしか失活しないことが判る。
ライトを用いた場合に同じ時間の後に明らかに高いナフ
タリン転化率を達成し、その際にこの種類のゼオライト
がMIPNを生じる選択率に関して明らかに卓越しているこ
とが判る。更にEU−1−ゼオライトの場合には長時間後
でも僅かしか失活しないことが判る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レオポルト・エルンスト・インゴー ドイツ連邦共和国、デー−6392 ノイ− アンスパッハ、アウフ・デアー・エーレ ンヴィーゼ、61 (56)参考文献 特開 昭61−267530(JP,A) 特開 平1−246230(JP,A) 欧州特許42226(EP,A1)
Claims (15)
- 【請求項1】触媒によってナフタリンをアルキル化する
ことによりイソプロピルナフタリンを製造する方法にお
いて、触媒としてEE−1−ゼオライトを使用することを
特徴とする、上記方法。 - 【請求項2】EU−1−ゼオライトが約15〜200のSiO2/Al
2O3−比を持つ請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】EU−1−ゼオライトが20〜100のSiO2/Al2O
3−比を持つ請求項1または2に記載の方法。 - 【請求項4】EU−1−ゼオライト中に格子負荷量の少な
くとも50%がプロトン、アンモニウム−イオン、アルカ
リ土類金属イオンおよび/または元素の周期律表の原子
番号57〜71の希土類金属のイオンで交換されている請求
項1〜3の何れか一つに記載の方法。 - 【請求項5】EU−1−ゼオライト中に格子負荷量の少な
くとも90%がプロトン、アンモニウム−イオン、アルカ
リ土類金属イオンおよび/または元素の周期律表の原子
番号57〜71の希土類金属のイオンで交換されている請求
項1〜4の何れか一つに記載の方法。 - 【請求項6】反応を液相で実施する請求項1〜5の何れ
か一つに記載の方法。 - 【請求項7】反応を約100〜500℃で実施する請求項1〜
6の何れか一つに記載の方法。 - 【請求項8】反応を約150〜300℃で実施する請求項1〜
7の何れか一つに記載の方法。 - 【請求項9】反応を約100barまでの圧力のもとで実施す
る請求項1〜8の何れか一つに記載の方法。 - 【請求項10】反応を約2〜20barの圧力のもとで実施
する請求項1〜9の何れか一つに記載の方法。 - 【請求項11】アルキル化剤としてi−プロピルブロマ
イド、i−プロピルクロライド、プロピレンおよびi−
プロパノールを使用する請求項1〜10の何れか一つに記
載の方法。 - 【請求項12】ナフタリンをアルキル化剤を基準として
0.1〜10の範囲のモル比で使用する請求項1〜11の何れ
か一つに記載の方法。 - 【請求項13】ナフタリンをアルキル化剤を基準として
0.5〜2の範囲のモル比で使用する請求項1〜12の何れ
か一つに記載の方法。 - 【請求項14】バッチ式方式において、用いるナフタリ
ンの重量を基準として約0.5〜50重量%の触媒を使用す
る請求項1〜13の何れか一つに記載の方法。 - 【請求項15】バッチ式な方法において、用いるナフタ
リンの重量を基準として約1〜10重量%の触媒を使用す
る請求項1〜14の何れか一つに記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4034748 | 1990-11-01 | ||
DE4034748.6 | 1990-11-01 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06501006A JPH06501006A (ja) | 1994-01-27 |
JP2524447B2 true JP2524447B2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=6417446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3516407A Expired - Lifetime JP2524447B2 (ja) | 1990-11-01 | 1991-10-15 | イソプロピルナフタリンの製造方法 |
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Country | Link |
---|---|
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JP (1) | JP2524447B2 (ja) |
KR (1) | KR960004179B1 (ja) |
AT (1) | ATE127772T1 (ja) |
CA (1) | CA2095333A1 (ja) |
DE (1) | DE59106495D1 (ja) |
DK (1) | DK0555253T3 (ja) |
ES (1) | ES2079679T3 (ja) |
MX (1) | MX9101857A (ja) |
WO (1) | WO1992007810A1 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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FR2765206B1 (fr) * | 1997-06-25 | 1999-08-06 | Inst Francais Du Petrole | Zeolithe eu-1, catalyseur et procede pour l'amelioration du point d'ecoulement de charges contenant des paraffines |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5623406B2 (ja) * | 1974-04-22 | 1981-05-30 | ||
EP0432132B1 (en) * | 1988-03-28 | 1993-12-08 | Tosoh Corporation | A method for preparation of mono- and diisopropylnaphthalenes |
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1991
- 1991-10-15 AT AT91918140T patent/ATE127772T1/de not_active IP Right Cessation
- 1991-10-15 JP JP3516407A patent/JP2524447B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1991-10-15 CA CA002095333A patent/CA2095333A1/en not_active Abandoned
- 1991-10-15 DK DK91918140.4T patent/DK0555253T3/da active
- 1991-10-15 EP EP91918140A patent/EP0555253B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1991-10-15 ES ES91918140T patent/ES2079679T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1991-10-15 DE DE59106495T patent/DE59106495D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-10-15 WO PCT/EP1991/001951 patent/WO1992007810A1/de active IP Right Grant
- 1991-10-30 MX MX9101857A patent/MX9101857A/es unknown
-
1993
- 1993-04-30 KR KR93701312A patent/KR960004179B1/ko not_active IP Right Cessation
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Publication number | Publication date |
---|---|
ATE127772T1 (de) | 1995-09-15 |
ES2079679T3 (es) | 1996-01-16 |
WO1992007810A1 (de) | 1992-05-14 |
DK0555253T3 (da) | 1996-01-22 |
DE59106495D1 (de) | 1995-10-19 |
EP0555253A1 (de) | 1993-08-18 |
CA2095333A1 (en) | 1992-05-02 |
MX9101857A (es) | 1992-07-08 |
EP0555253B1 (de) | 1995-09-13 |
JPH06501006A (ja) | 1994-01-27 |
KR960004179B1 (en) | 1996-03-27 |
KR930702258A (ko) | 1993-09-08 |
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