JP2524441B2 - 使用済容器回収方法およびその装置 - Google Patents

使用済容器回収方法およびその装置

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JP2524441B2 JP3292618A JP29261891A JP2524441B2 JP 2524441 B2 JP2524441 B2 JP 2524441B2 JP 3292618 A JP3292618 A JP 3292618A JP 29261891 A JP29261891 A JP 29261891A JP 2524441 B2 JP2524441 B2 JP 2524441B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は使用済容器回収方法およ
びその装置に関し、特に、たとえば飲料缶の空缶などの
使用済容器を回収する技術に適用して有効な技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば学校内における飲料缶な
どの空缶の回収に際しては、その飲料者のモラルに基づ
いて所定のゴミ箱などに投入され、このゴミ箱などに投
入された空缶を回収していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た回収方法では、飲料者のモラルに基づいたものである
ため、所定のゴミ箱などに投入されない場合があり、学
校関係者は空缶の回収に苦慮していた。
【0004】このような空缶の回収率の低下は、学校内
などの環境美化の低下という問題点ではなく、空缶の再
利用ないし資源の再生利用という点からも問題点とされ
る。
【0005】本発明の目的は、使用済容器の回収率を向
上させ、使用済容器の再利用や資源の再生利用を図り、
環境のクリーン化を達成することのできる使用済容器回
収方法およびその装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0007】すなわち、本発明の使用済容器回収方法
は、使用済容器に付されたバーコードを光学的に読取っ
て使用済容器に関する回収情報を読取り、前記回収情報
に基づいて投入者に対して使用済容器の種類に応じたア
ナウンスを行い、前記回収情報に基づいて使用済容器回
収の適不適を判別して適合の時にはその使用済容器の対
価を支払い、使用済容器をプレスした後にその材質に応
じて分別して収容部に収容し、前記回収情報が記録され
た記録部の内容を遠隔表示するようにしたことを特徴と
する。
【0008】また、本発明の使用済容器回収装置は、回
収口に投入された使用済容器のバーコードを光学的に読
取って使用済容器に関する回収情報を読取る回収情報読
取部と、前記回収情報に基づいて投入者に対して使用済
容器の種類に応じた音声を伝達するアナウンス伝達手段
と、前記回収情報に基づいて使用済容器回収の適不適を
判別して適合の時にはその使用済容器をプレスするプレ
スと、プレスされた使用済容器をその材質に応じて分別
して収容する収容部と、前記回収情報が記録された記録
部と電気的に接続され、遠隔操作によって前記記録部内
の情報を読取る遠隔操作手段とを有することを特徴とす
る。
【0009】
【作用】本発明にあっては、予め使用済容器に付された
バーコードを利用して投入された使用済容器の回収情報
を読取り、この回収情報に基づいて投入者に対してそれ
が特定のメーカーの使用済容器であるか、あるいはそれ
以外の使用済容器であるかを音声によってアナウンスす
ることができる。特定のメーカーの使用済容器である場
合には、そのアナウンスとともに硬貨あるいは券などの
対価を投入者に支払うことができ、特定のメーカー以外
の使用済容器である場合には対価を支払わないようにす
ることができる。また、特定の使用済容器については、
プレスしてそれを押し潰して回収することができ、しか
も、その材質に応じて収容することになる。さらに、使
用済容器に関する回収情報の内容は記録部に記録される
ことになり、その記録内容を外部から遠隔操作によって
読取ることができる。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【実施例1】図1は本発明の一実施例である使用済容器
回収装置を示す斜視図、図2は図1の使用済容器回収装
置の内部構造を示す断面図、図3はその使用済容器回収
装置の動作を示すフローチャートである。
【0032】本実施例における使用済容器回収装置は学
校内での使用済み飲料缶の空缶1の回収に使用されるも
ので、ケーシング2を有している。このケーシング2の
前面に回収口3、支払い口4(支払い部)および返却口
5が形成されている。
【0033】前記ケーシング2内に回収シュート6が配
置され、この回収シュート6は回収口3から投入された
空缶1を搬送するもので、その上端は回収口3に接続さ
れ、下端は切換部30に接続されている。
【0034】前記回収シュート6の両側にそれぞれ対向
してバーコード読取部(回収情報読取部)8が複数個等
ピッチで配置され、このバーコード読取部8は回収シュ
ート6上を回転しながら搬送される空缶1の外周面に付
されたバーコードにレーザ光を照射し、その反射光の受
光によりバーコードを読取るものである。このバーコー
ドには商品名や価格などの販売情報に加えて回収に必要
な販売者,飲料種類,容量種類,インベントリーなどの
回収情報が格納されている。
【0035】たとえば、学校内において、本実施例の使
用済容器回収装置が設置される場合には、学校外で販売
された空缶1が学校内に持ち込まれることを防止するた
めに、学校内の販売者の回収情報が格納されている。
【0036】また、空缶1の外周面のバーコードを読取
るようにしたのは、現在の空缶1のバーコードには、空
き情報が残されている点に着目したためである。
【0037】前記切換部30は切換シュート7を有して
いる。この切換シュート7は回転軸9に取付けられ、こ
の回転軸9に直結される図示省略のアクチュエータによ
り必要に応じて返却シュート10側に傾動し、あるいは
プレスシュート11側に傾動し、ノーマル位置では水平
状態に保持される構造となっている。
【0038】また、水平状態の切換シュート7の右端上
方にストッパ12が設けられ、このストッパ12は空缶
1が転動により切換シュート7の右端から落下するのを
阻止する機能を有する。
【0039】前記返却シュート10は返却部13に接続
され、前記プレスシュート11は回収部を兼用している
プレス部14に接続されている。このプレス部14は有
底筒状のプレス型15を有している。このプレス型15
の内周面を摺動する圧搾工具16がガイドロッド18を
介して支持部17に上下動可能に設けられ、この支持部
17に螺合するねじ軸19の下端は圧搾工具16にスラ
スト軸受部20を介して取付けられ、上端はモータ21
のモータ軸22に直結されている。
【0040】前記支払い口4側に硬貨支払い部23が設
けられ、この硬貨支払い部23は回収条件に適合のとき
空缶1の回収ごとにたとえば5円や10円、または適当
な金額の硬貨24を回収代金として支払うもので、硬貨
収納体25を有している。この硬貨収納体25には、内
部に硬貨24がスプリング29を介して積層状態で収納
され、下端にスライド部26が設けられている。このス
ライド部26にプランジャ27が摺設され、このプラン
ジャ27は図示省略のアクチュエータにより硬貨収納体
25の硬貨24を1枚ずつ支払う機能を有する。
【0041】また、ケーシング2内に図示省略の判別部
が設けられ、この判別部はバーコード読取部8で読取っ
た回収情報に基づき切換部30を制御する機能を有す
る。
【0042】すなわち、前記判別部は、バーコード読取
部8で読取った回収情報に基づき空缶1の回収の適不適
を判別する。
【0043】なお、28は開閉蓋であり、この開閉蓋2
8はブロック状にプレスされた空缶1を取り出す取出口
に開閉自在に設けられている。
【0044】次に、本実施例の作用について図3のフロ
ーチャートにより説明する。
【0045】前記構成の使用済容器回収装置を使って空
缶1を回収する場合、回収口3に空缶1を投入すると、
空缶1は回収シュート6上を回転しながら切換シュート
7に向かって搬送される。
【0046】この回収シュート6による搬送中にバーコ
ード読取部8は空缶1の外周面に付されたバーコードに
レーザ光を照射し、その反射光の受光によりバーコード
に格納された回収に必要な販売者などの回収情報を読取
る。
【0047】次いで、水平状態の切換シュート7上に空
缶1が搬送されると、判別部は前記バーコード読取部8
からの回収情報に基づき、適不適を判別する。
【0048】判別の結果、適合している場合、回転軸9
に直結するアクチュエータに駆動を指令し、切換シュー
ト7をプレスシュート11側に傾動させる。その結果、
空缶1はプレスシュート11に沿ってプレス部14に搬
送される。
【0049】このプレス部14では、モータ21の駆動
によりねじ軸19が回転し、圧搾工具16が下動する。
この圧搾工具16の下動によりプレス型15内の空缶1
はプレスされる。
【0050】これと並行し、硬貨支払い部23では、判
別部は支払いアクチュエータの駆動を指令し、プランジ
ャ27をスライドさせる。その結果、硬貨収納体25内
の最下層の硬貨が回収代金として放出される。
【0051】また、判別の結果、不適合である場合、判
別部は回転軸9に直結するアクチュエータに駆動を指令
し、切換シュート7を返却シュート10側に傾動させ
る。その結果、空缶1は返却シュート10に沿って返却
部13に返却される。
【0052】このように、空缶1を自動的に回収できる
ので、従来、問題となっていた回収の煩わしさをなくす
ことができる。
【0053】したがって、回収率を向上させ、空缶1の
再利用および資源の再生利用を図り、学校内の環境やそ
の他の諸条件にあったクリーン化を達成することができ
る。
【0054】
【実施例2】図4は本発明の他の実施例である使用済容
器回収装置を示すブロック図、図5はその使用済容器回
収装置の動作を示すフローチャート、図6はその使用済
容器回収装置の他の動作を示すフローチャート、図7は
その使用済容器回収装置の正面図、図8はその使用済容
器回収装置の平面図、図9はその使用済容器回収装置の
側面図、図10はその使用済容器回収装置の遠隔操作手
段を示す正面図である。
【0055】この実施例の使用済容器回収装置は、図4
に示すように、回収口50に投入された空缶などの使用
済容器に関する回収情報を読取る回収情報読取部51
と、この回収情報読取部51で回収情報を読取った使用
済容器をアルミ缶および鉄缶とその他の投入物(たとえ
ば、紙コップや壜容器など)との分類に判別する電磁セ
ンサなどからなる判別部52と、この判別部52によっ
て分類されたアルミ缶および鉄缶をプレスするロール型
圧縮機などからなるプレス部53と、このプレス部53
によってプレスされたアルミ缶および鉄缶をアルミ缶と
鉄缶との分類に判別する判別部54と、この判別部54
によって分類されたアルミ缶と鉄缶とを夫々収容するア
ルミ缶収容部55および鉄缶収容部56と、判別部52
によって分類されたその他の投入物を収容する収容部5
7とを備えている。
【0056】前記各収容部55,56,57は、ポリエ
チレンなどの合成樹脂製の半透明水封形容器によって形
成されている。
【0057】半透明容器とした理由は、容器内部の使用
済容器の蓄積状態を容易に視認できるようにしたためで
あり、また透明容器とすると清潔感を阻害するため、こ
れを防止するためである。
【0058】また、水封形容器とした理由は、飲み残し
状態で回収された使用済容器による汚染を防止するため
である。
【0059】なお、収容部55,56,57の四側面に
は、凹形状の取っ手(図示せず)が形成され、回収作業
の容易化が図られている。
【0060】次に、本実施例の使用済容器回収装置は、
各収容部55,56,57に対する個別のレベル検出計
(図示せず)を備えていて、収容部55,56,57の
いずれかが回収使用済容器によって一杯になると、その
収容部のレベル検出計がその状態を検出し、この検出に
基づいて警報用表示灯(図示せず)が点滅し、使用済容
器の回収処理動作が停止するようになっている。この使
用済容器の回収処理動作の停止状態は、該収容部から回
収使用済容器が外部に回収されることにより解除されて
使用済容器の回収処理動作状態に復帰する。
【0061】前記回収情報読取部51は使用済容器に付
されたバーコードを光学的に読取るミラー形バーコード
読取部によって形成され、このバーコード読取部は使用
済容器のバーコードが外周面の何処に表示されていよう
とも使用済容器を静止状態で読取ることが可能とされて
いる。
【0062】バーコード読取部はその光学的読取装置
(図示せず)を恒常的に機能させるために、水や薬剤が
不要の自動洗浄装置(図示せず)を有しているが、これ
は、この種の使用済容器回収装置は屋外に設置される場
合が多く、光学的読取装置が雨水や塵埃などにさらされ
易いことを考慮したためである。
【0063】バーコード読取部による回収情報の読取
は、前記実施例1と同様に、使用済容器のメーカー名
(販売者名),飲料種類,容量種類,インベントリーな
どとされている。
【0064】次に、本実施例の使用済容器回収装置は、
前記回収情報読取部51の回収情報に基づいて回収者側
の伝達内容を選択する判別部52と、この判別部52の
選択に基づき使用済容器の投入者側に音声(録音再生装
置などによる音声)によって伝達する伝達手段58とか
らなる音声アナウンスROMを備えている。
【0065】たとえば、選択される回収者側の伝達内容
としては、図6に示すアナウンスAとアナウンスBとが
用意され、アナウンスAは、所定のメーカー以外の使用
済容器が回収口50に投入された場合に、「空缶回収に
ご協力頂きありがとうごさいました」と単にアナウンス
し、他方、アナウンスBは、所定のメーカーの使用済容
器が回収口50に投入された場合に、「〇〇〇〇(当該
メーカの商品名など)をお買上げ頂きありがとうござい
ました。そして、空缶回収にご協力頂きありがとうごさ
いました」とアナウンスし、引き続いて次に説明するデ
ポジットの内容をアナウンスするようになっている。
【0066】次に、本実施例における判別部52は、前
記回収情報読取部51の回収情報に基づいて使用済容器
の投入者側に対する対価の適不適を判別する機能を有
し、またこの判別部52による適合の時にその対価を投
入者側に支払う支払い部59を使用済容器回収装置が備
えている。
【0067】支払い部59は、所定のメーカーの使用済
容器に対してのみその対価を投入者側に支払うものであ
り、デポジット払い出し装置ないし発券装置(図示せ
ず)のいずれかを備えている。
【0068】前者のデポジット払い出し装置は、アナウ
ンスBのアナウンスと同時に、回収口50から投入され
た使用済容器1個につき、その対価としての所定の硬貨
を図7に示す払い出し窓口66から払い出す。
【0069】後者の発券装置は、アナウンスBのアナウ
ンスと同時に、回収口50から投入された使用済容器1
個につき、その対価としての券を図7に示す払い出し窓
口66から払い出すが、この券は使用済容器回収装置内
にロール状に巻回されている連続券が一枚ずつ切り離さ
れて発券されるようになっている。
【0070】たとえば、発券装置によって発券される券
は、2種類用意されていて回収者側の選択が可能とされ
ている。
【0071】一方の種類の券は、所定枚数で所定数の飲
料入容器と交換できる券とされ、他方の種類の券は、連
番が打たれた券で定期的な抽選により景品が当たる券と
されている。
【0072】図4に示すように、本実施例の使用済容器
回収装置は、前記回収情報読取部51の回収情報を記録
する使用済容器処理内容統計記録装置からなる記録部6
0を備えている。
【0073】記録部60は回収情報読取部51によって
得られた回収情報、すなわち、使用済容器のメーカー
名,飲料種類,容量種類,インベントリーなどをそのR
OMに記録する。
【0074】この記録部60の記録データは、ハンデイ
チェッカからなる遠隔操作手段61によって遠隔操作に
より読取ることができ、またデータの更新が可能とされ
ている。
【0075】図10に示すように、遠隔操作手段61
は、使用済容器回収装置に向けて切換ボタン62を押す
ことにより、表示器63にメッセージが表示される。メ
ッセージは切換ボタン62を押す度に「対価の払い出し
残数」「記録読出」「記録更新」の順番で切り変わり、
必要なメッセージが表示器63に表示されるところで実
行ボタン64を押すことによりその命令が実行される。
【0076】命令の実行が終了すると、表示器63に
「終了」と表示され、再度、切換ボタン62を押すと、
順番に前記メッセージが表示器63に表示される。
【0077】また、本実施例の遠隔操作手段61は、そ
の1個で複数台(たとえば、50台)のデータの収録が
可能とされている。また、コネクタ65をパーソナルコ
ンピュータに接続することにより全データのパーソナル
コンピュータへの写し換えが可能とされている。
【0078】このように、本実施例によれば、遠隔操作
手段61によって記録部60の回収情報を読み出せるこ
とができるため、車から搭乗者が降りることなく、巡回
サービスが可能となり、また販売状況などの統計的把握
の容易化を図ることができる。
【0079】次に、本実施例の作用について説明する。
【0080】たとえば、図5などに示すように、回収口
50に投入された使用済容器が所定位置に達すると、判
別部52によりアルミ缶および鉄缶とその他の投入物
(たとえば、紙コップや壜容器など)との分類に判別さ
れる。
【0081】判別部52によって判別された使用済容器
がその他の投入物である場合には、その使用済容器は真
下の収容部57にそのまま落下して収容される。
【0082】これに対して、判別部52によって判別さ
れた使用済容器がアルミ缶および鉄缶である場合には、
その使用済容器は使用済容器回収装置内の一側に移動さ
れプレス部53によってプレスされる。
【0083】プレス部53によってプレスされた使用済
容器は、判別部54によってアルミ缶と鉄缶との分類に
判別された後に、この判別に基づき、アルミ缶はアルミ
缶収容部55に落下されて収容され、鉄缶は鉄缶収容部
56に落下されて収容される。
【0084】このようにして使用済容器が収容されて収
容部55,56,57のいずれかが回収使用済容器によ
って一杯になると、該収容部のレベル検出計(図示せ
ず)がその状態を検出し、この検出に基づいて警報用表
示灯(図示せず)が点滅し、使用済容器の回収処理動作
が停止する。
【0085】この使用済容器の回収処理動作の停止状態
は、その収容部から回収使用済容器が外部に取り出され
て回収されることにより解除され、使用済容器の回収処
理動作が再びなされる。
【0086】一方、図6などに示すように、回収口50
に投入された使用済容器は、そのバーコードに格納され
た回収情報が回収情報読取部51によって読み取られ、
この回収情報読取部51の回収情報に基づき、判別部5
2が回収者側の伝達内容を選択するとともに、使用済容
器の投入者側に対する対価の適不適を判別する。すなわ
ち、回収口50に投入された使用済容器が所定のメーカ
ーのものか否かを判別し、回収者側の伝達内容を選択す
る。
【0087】そして、使用済容器が所定のメーカー以外
のものであると判別した場合には、アナウンスAの伝達
内容が選択されて投入者側にアナウンスされる。
【0088】これに対し、使用済容器が所定のメーカー
のものであると判別した場合には、アナウンスBの伝達
内容が選択されて投入者側にアナウンスされる。また、
このアナウンスBのアナウンスと同時に支払い部59か
ら所定の対価が投入者側に支払われる。
【0089】支払い部59がデポジット払い出し装置で
ある場合は、回収口50から投入された使用済容器1個
につき所定の硬貨が払い出し窓口66から払い出され、
一方、発券装置である場合には、券が払い出し窓口66
から払い出される。
【0090】本実施例の使用済容器回収装置は、このよ
うにして使用済容器が自動的に回収される。
【0091】この場合に、本実施例の使用済容器回収装
置によれば、使用済容器に付されたバーコードを光学的
に読取るバーコード読取部により、回収口50に投入さ
れた使用済容器に関する回収情報を読取って該使用済容
器を回収するので、その回収情報を有効利用した使用済
容器の回収が可能となり、使用済容器の回収率を向上さ
せ、使用済容器の再利用や資源の再生利用を図り、環境
のクリーン化を達成することができる。
【0092】また、回収口50に投入された使用済容器
を所定の分類に判別して各分類毎に回収することによ
り、使用済容器の再利用および資源の再生利用時におけ
る分類別けが不要となるので、使用済容器の再利用およ
び資源の再生利用時における容易化や効率化を図ること
ができる。
【0093】また、使用済容器をプレスして回収するこ
とにより、回収された使用済容器が縮小されるので、使
用済容器の収納や運搬などの取扱時、使用済容器の再利
用や資源の再生利用時などにおける容易化や効率化を図
ることができる。
【0094】また、回収情報に基づき、回収者側の伝達
内容を選択して使用済容器の投入者側に伝達することに
より、その回収者側の伝達内容を投入者側に適切に伝達
することができる。
【0095】また、回収情報に基づき、使用済容器の投
入者側に対する対価の適不適を判別し、適合の時にその
対価を投入者側に支払うことにより、使用者側の使用済
容器への回収の積極的な協力を得ることができる。
【0096】また、回収情報を記録する記録部60を備
えていることにより、記録部60に記録された回収情報
を所要時に得ることができる。
【0097】また、記録部60に記録された回収情報を
遠隔操作によって読取る遠隔操作手段61を備えている
ことにより、記録部60の回収情報を遠隔操作によって
読取ることができるので、たとえば、搭乗車から降りる
ことなく、搭乗状態で記録部60の回収情報を得ること
ができる。
【0098】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
1,2に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0099】たとえば、前記実施例1,2では、回収口
3,50の開口面積が不変とされているが、たとえば、
空缶1の径の相違に対応してその回収口3,50の開口
面積が可変とされている構造とすることができる。
【0100】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその利用分野である学校内での空缶の
回収に使用される使用済容器回収方法およびその装置に
ついて説明したが、これに限らず、船舶,レジャー地,
レジャー施設内などでの空き瓶や紙容器の回収に使用さ
れる使用済容器回収方法およびその装置にも適用でき
る。
【0101】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0102】(1) 本発明の使用済容器回収方法および使
用済容器回収装置によれば、使用済容器に付されたバー
コードを光学的に読取るバーコード読取部により、回収
口に投入された使用済容器に関する回収情報を読取って
該使用済容器を回収するので、その回収情報を有効利用
した使用済容器の回収が可能となり、使用済容器の回収
率を向上させ、使用済容器の再利用や資源の再生利用を
図り、環境のクリーン化を達成することができる。
【0103】(2) 前記した場合に、前記回収口に投入さ
れた使用済容器を所定の分類に判別して各分類毎に回収
することにより、使用済容器の再利用および資源の再生
利用時などにおける分類別けが不要となるので、使用済
容器の再利用および資源の再生利用時における取扱いの
容易化や効率化を図ることができる。
【0104】(3) 前記した場合に、前記使用済容器をプ
レスして回収することにより、回収された使用済容器が
縮小されるので、使用済容器の収納や運搬などの取扱い
ないし使用済容器の再利用や資源の再生利用時などにお
ける取扱いの容易化や効率化を図ることができる。
【0105】(4) 前記した場合に、前記回収情報に基づ
き、回収者側の伝達内容を選択して前記使用済容器の投
入者側に伝達することにより、その回収者側の伝達内容
を投入者側に適切に伝達することができる。
【0106】(5) 前記した場合に、前記回収情報に基づ
き、前記使用済容器の投入者側に対する対価の適不適を
判別し、適合の時にその対価を投入者側に支払うことに
より、使用者側の使用済容器への回収の積極的な協力を
得ることができる。
【0107】(6) 前記した場合に、前記回収情報に基づ
き、前記使用済容器の回収の適不適を判別し、不適合の
時に前記使用済容器を返却することにより、不必要な使
用済容器の持込みを防止することができる。
【0108】(7) 前記した場合に、前記回収情報を記録
する記録部を備えている構造とすることにより、記録部
に記録された回収情報による有効利用を図ることができ
る。
【0109】(8) 前記した場合に、前記記録部に記録さ
れた回収情報を遠隔操作によって読取る遠隔操作手段を
備えている構造とすることにより、記録部の回収情報を
遠隔操作によって読取ることができるので、たとえば、
搭乗車から降りることなく、搭乗状態で記録部の回収情
報を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である使用済容器回収装置を
示す斜視図である。
【図2】図1の使用済容器回収装置の内部構造を示す断
面図である。
【図3】図1の使用済容器回収装置の動作を示すフロー
チャートである。
【図4】本発明の他の実施例である使用済容器回収装置
を示すブロック図である。
【図5】その使用済容器回収装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【図6】その使用済容器回収装置の他の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図7】その使用済容器回収装置の正面図である。
【図8】その使用済容器回収装置の平面図である。
【図9】その使用済容器回収装置の側面図である。
【図10】その使用済容器回収装置の遠隔操作手段を示
す正面図である。
【符号の説明】
1 空缶 2 ケーシング 3 回収口 4 支払い口(支払い部) 5 返却口 6 回収シュート 7 切換シュート 8 バーコード読取部(回収情報読取部) 9 回転軸 10 返却シュート 11 プレスシュート 12 ストッパ 13 返却部 14 プレス部 15 プレス型 16 圧搾工具 17 支持部 18 ガイドロッド 19 ねじ軸 20 スラスト軸受部 21 モータ 22 モータ軸 23 硬貨支払い部 24 硬貨 25 硬貨収納体 26 スライド部 27 プランジャ 28 開閉蓋 29 スプリング 30 切換部 50 回収口 51 回収情報読取部 52 判別部 53 プレス部 54 判別部 55 アルミ缶収容部 56 鉄缶収容部 57 収容部 58 伝達手段 59 支払い部 60 記録部 61 遠隔操作手段 62 切換ボタン 63 表示器 64 実行ボタン 65 コネクタ 66 払い出し窓口

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用済容器に付されたバーコードを光学
    的に読取って前記使用済容器に関する回収情報を読取
    り、前記回収情報に基づいて投入者に対して前記使用済
    容器の種類に応じたアナウンスを行い、前記回収情報に
    基づいて前記使用済容器回収の適不適を判別して適合の
    時にはその使用済容器の対価を支払い、アナウンスを行
    いかつ対価を支払った後に前記使用済容器をプレスし
    その材質に応じて分別して収容部に収容し、前記回収情
    報が記録された記録部の内容を遠隔表示するようにした
    ことを特徴とする使用済容器回収方法。
  2. 【請求項2】 回収口に投入された使用済容器のバーコ
    ードを光学的に読取って前記使用済容器に関する回収情
    報を読取る回収情報読取部と、前記回収情報に基づいて
    投入者に対して前記使用済容器の種類に応じた音声を伝
    達するアナウンス伝達手段と、前記回収情報に基づいて
    前記使用済容器回収の適不適を判別して適合の時にはそ
    の使用済容器の対価を支払う支払い部と、適合の時には
    アナウンスを行いかつ対価を支払った後にその使用済容
    器をプレスするプレスと、前記プレスされた使用済容器
    をその材質に応じて分別して収容する収容部と、前記回
    収情報が記録された記録部と電気的に接続され、遠隔操
    作によって前記記録部内の情報を読取る遠隔操作手段と
    を有することを特徴とする使用済容器回収装置。
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