JP2523728B2 - 不法コピ―防止システム - Google Patents
不法コピ―防止システムInfo
- Publication number
- JP2523728B2 JP2523728B2 JP62316635A JP31663587A JP2523728B2 JP 2523728 B2 JP2523728 B2 JP 2523728B2 JP 62316635 A JP62316635 A JP 62316635A JP 31663587 A JP31663587 A JP 31663587A JP 2523728 B2 JP2523728 B2 JP 2523728B2
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- JP
- Japan
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- copy code
- copy
- output
- frequency component
- autocorrelation function
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はオーディオ信号の不法コピー防止システムに
関するものである。
関するものである。
従来の技術 市販のコンパクトディスク(CD)、デジタルオーディ
オテープ(DAT)からの不法な録音を防止する為、不法
コピー防止システムが検討されはじめている。(たとえ
ば「ジャスジャーナル(JAS Journal)」'87 5月号
5〜14ページ)。オーディオ信号にコピーコードをエン
コードする方式として3840Hz±125Hzの周波数成分を除
去する方法が提案されている。消費者の録音装置ではコ
ピーコードを検出する方式として、3840Hz付近及びその
周辺の周波数成分を調べこの成分のみが無い場合にコピ
ーコード有りと判定する。
オテープ(DAT)からの不法な録音を防止する為、不法
コピー防止システムが検討されはじめている。(たとえ
ば「ジャスジャーナル(JAS Journal)」'87 5月号
5〜14ページ)。オーディオ信号にコピーコードをエン
コードする方式として3840Hz±125Hzの周波数成分を除
去する方法が提案されている。消費者の録音装置ではコ
ピーコードを検出する方式として、3840Hz付近及びその
周辺の周波数成分を調べこの成分のみが無い場合にコピ
ーコード有りと判定する。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記の様な不法コピー防止システムでは
3840Hz付近の周波数成分が重要である様な音楽に対して
は重大な音質の劣化をきたすという問題点を有してい
た。
3840Hz付近の周波数成分が重要である様な音楽に対して
は重大な音質の劣化をきたすという問題点を有してい
た。
本発明は上記問題点に鑑み、音質の劣化が少ないコピ
ーコードを用いた不法コピー防止システムを提供するも
のである。
ーコードを用いた不法コピー防止システムを提供するも
のである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決する為に本発明の不法コピー防止シ
ステムは遅延器、増幅器、加算器で構成するコピーコー
ドエンコーダと、低域周波数成分除去フィルター、正規
化自己相関関数算出器レベル判定器で構成するコピーコ
ード検出器という構成を備えたものである。
ステムは遅延器、増幅器、加算器で構成するコピーコー
ドエンコーダと、低域周波数成分除去フィルター、正規
化自己相関関数算出器レベル判定器で構成するコピーコ
ード検出器という構成を備えたものである。
作用 本発明は上記した構成により、コピーコード付オーデ
ィオ信号にはわずかなエコーが付加されているだけで音
質に対する劣化は少ないという利点がある。
ィオ信号にはわずかなエコーが付加されているだけで音
質に対する劣化は少ないという利点がある。
実施例 以下本発明の一実施例の不法コピー防止システムにつ
いて、図面を参照しながら説明する。
いて、図面を参照しながら説明する。
第1図(a)は本発明の不法コピー防止システムのコ
ピーコードエンコーダの実施例を示すものである。1は
遅延器、2は増幅器、3は加算器である。オーディオ原
信号は遅延器1にてT秒の遅延を受ける。この出力は増
幅器2でK倍に増幅される。但しKはiより小さい正の
値である。この出力は加算器3においてオーディオ原信
号と加算される。この出力はコピーコード付オーディオ
信号となる。
ピーコードエンコーダの実施例を示すものである。1は
遅延器、2は増幅器、3は加算器である。オーディオ原
信号は遅延器1にてT秒の遅延を受ける。この出力は増
幅器2でK倍に増幅される。但しKはiより小さい正の
値である。この出力は加算器3においてオーディオ原信
号と加算される。この出力はコピーコード付オーディオ
信号となる。
第1図(b)は不法コピー防止システムのコピーコー
ド検出器の実施例である。4は低域周波数成分除去フィ
ルター、5は正規化自己相関関数算出器、6はレベル判
定器である。コピーコード付オーディオ信号を包含する
一般のオーディオ信号低域周波数成分除去フィルター4
を通す。これは以降で用いる正規化自己相関関数R
(τ)のτ=0以外の部分を小さくする為である。次に
正規化自己相関関数算出器5で正規化自己相関関数R
(τ)を算出する。この算出方法を以下に説明する。フ
ィルター4の出力をA(t)とする。コピーコードが無
いオーディオ信号の場合をa(t)とする。a(t)の
自己相関関数をr(τ)とする。又tは離散的な値をと
るものとする。
ド検出器の実施例である。4は低域周波数成分除去フィ
ルター、5は正規化自己相関関数算出器、6はレベル判
定器である。コピーコード付オーディオ信号を包含する
一般のオーディオ信号低域周波数成分除去フィルター4
を通す。これは以降で用いる正規化自己相関関数R
(τ)のτ=0以外の部分を小さくする為である。次に
正規化自己相関関数算出器5で正規化自己相関関数R
(τ)を算出する。この算出方法を以下に説明する。フ
ィルター4の出力をA(t)とする。コピーコードが無
いオーディオ信号の場合をa(t)とする。a(t)の
自己相関関数をr(τ)とする。又tは離散的な値をと
るものとする。
ここでNは自己相関をとる区間の長さである。
ここでτはNに比べて十分小さいものとする。
A(t)=a(t)の場合 となる。この様子を第2図に示す。ここで縦軸はR
(τ)、横軸はτである。実線で示すグラフがこの場合
のR(τ)である。
(τ)、横軸はτである。実線で示すグラフがこの場合
のR(τ)である。
次にコピーコードが付いている場合について説明す
る。
る。
この時 A(t)=a(t)+K・a(t−T) ……(4) となる。a(t)がエルゴード性を持つとすると K<<1,|rN(τ)|≦より R(τ) rN(τ) +K{rN(τ−T)+rN(τ+T)} ……(7) (7)式の第2項がコピーコードによる影響である。
τ=Tの時 R(T)rN(T)+K ……(8) となる。コピーコードによる影響の様子を第2図の点線
で示す。通常のコピーコードのないオーディオ信号では
R(T)が達しないレベルにしきい値thを設定してお
く。即ち R(T)=rN(T)<th しかし一方コピーコードがある場合にはR(T)がth
を越える様な値にしておく、即ち th<R(T)rN(T)+K この様なthを設定しておく。レベル判定器6ではR
(T)としきい値thとの大きさを比較し、R(T)がth
より大きい場合にコピーコード有りという結果を、R
(T)がthより小さい場合にコピーコード無しという結
果を出力するものである。
で示す。通常のコピーコードのないオーディオ信号では
R(T)が達しないレベルにしきい値thを設定してお
く。即ち R(T)=rN(T)<th しかし一方コピーコードがある場合にはR(T)がth
を越える様な値にしておく、即ち th<R(T)rN(T)+K この様なthを設定しておく。レベル判定器6ではR
(T)としきい値thとの大きさを比較し、R(T)がth
より大きい場合にコピーコード有りという結果を、R
(T)がthより小さい場合にコピーコード無しという結
果を出力するものである。
以上の様に本実施例によればわずかなエコー成分をコ
ピーコードとしてエンコードすることにより音質の重大
な劣化を引き起こさずに済むことができる。
ピーコードとしてエンコードすることにより音質の重大
な劣化を引き起こさずに済むことができる。
なお、第1図(a)では実施例として遅延器1及び増
幅器2を各1個づつ用いた場合について説明した。これ
らは並列に複数組あってもよい。但しこの場合検出器側
でも、判定器6を複数組用いることになる。しかし原理
的には本実施例と同じである。また遅延器1、増幅器2
と直列にフィルター4と同等のものを入れてもよい。音
質は少し変わるであろうが検出器出力としては変わらな
い。フィルター4としてはバンドパスフィルターあるい
はハイパスフィルターでよい。
幅器2を各1個づつ用いた場合について説明した。これ
らは並列に複数組あってもよい。但しこの場合検出器側
でも、判定器6を複数組用いることになる。しかし原理
的には本実施例と同じである。また遅延器1、増幅器2
と直列にフィルター4と同等のものを入れてもよい。音
質は少し変わるであろうが検出器出力としては変わらな
い。フィルター4としてはバンドパスフィルターあるい
はハイパスフィルターでよい。
発明の効果 以上のように本発明はコピーコードエンコーダとして
遅延器、増幅器、加算器を設け、又コピーコード検出器
として正規化自己相関関数算出器を設けることにより音
質の劣化が少ない不法コピー防止システムを構成するこ
とができる。
遅延器、増幅器、加算器を設け、又コピーコード検出器
として正規化自己相関関数算出器を設けることにより音
質の劣化が少ない不法コピー防止システムを構成するこ
とができる。
第1図(a)は本発明の実施例におけるコピーコードエ
ンコーダの構成図、第1図(b)はコピーコード検出器
の構成図、第2図は正規化自己相関関数の様子を示した
説明図である。 1……遅延器、2……増幅器、3……加算器、4……低
域周波数成分除去フィルター、5……正規化自己相関関
数算出器、6……レベル判定器。
ンコーダの構成図、第1図(b)はコピーコード検出器
の構成図、第2図は正規化自己相関関数の様子を示した
説明図である。 1……遅延器、2……増幅器、3……加算器、4……低
域周波数成分除去フィルター、5……正規化自己相関関
数算出器、6……レベル判定器。
Claims (1)
- 【請求項1】オーディオ原信号を入力とし遅延時間Tを
有する遅延器と入力信号に対しK倍の増幅率を有する増
幅器とからなるエコー信号発生手段と、前記エコー信号
発生手段出力と前記オーディオ原信号とを加算する加算
器とを具備し、前記加算器出力をコピーコード付オーデ
ィオ信号とするコピーコードエンコーダと、 前記コピーコード付オーディオ信号を包含するオーディ
オ信号を入力とし低周波数成分を除去する低周波数成分
除去フィルターと、前記低周波数成分除去フィルター出
力を入力とし正規化自己相関関数R(τ)を算出する正
規化自己相関関数算出器と、前記正規化自己相関関数算
出器出力を入力とし遅延時間Tにおける正規化自己相関
関数値R(T)としきい値thとの大きさを比較しR
(T)がthより大きい場合にコピーコード有りと判定
し、小さい場合にコピーコード無しと判定するレベル判
定器とを具備し、前記レベル判定器出力をコピーコード
有無判定結果とするコピーコード検出器とで構成する不
法コピー防止システム。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62316635A JP2523728B2 (ja) | 1987-12-15 | 1987-12-15 | 不法コピ―防止システム |
DE3851724T DE3851724T2 (de) | 1987-07-08 | 1988-07-05 | Verfahren und Gerät zum Schutz von Kopiersignalen. |
EP88306101A EP0298691B1 (en) | 1987-07-08 | 1988-07-05 | Method and apparatus for protection of signal copy |
US07/216,495 US4979210A (en) | 1987-07-08 | 1988-07-08 | Method and apparatus for protection of signal copy |
US07/544,276 US5073925A (en) | 1987-07-08 | 1990-06-13 | Method and apparatus for the protection of signal copy |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62316635A JP2523728B2 (ja) | 1987-12-15 | 1987-12-15 | 不法コピ―防止システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01158668A JPH01158668A (ja) | 1989-06-21 |
JP2523728B2 true JP2523728B2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=18079234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62316635A Expired - Lifetime JP2523728B2 (ja) | 1987-07-08 | 1987-12-15 | 不法コピ―防止システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2523728B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05217284A (ja) * | 1992-01-31 | 1993-08-27 | Kazunori Mukai | 録音テープの複製防止方法とその実施に用いる装置 |
FR2711024B1 (fr) * | 1993-10-05 | 1995-12-08 | Info Telecom | Procédé pour insérer un message au sein d'un signal porteur sonore, procédé pour extraire un tel message et dispositifs correspondants. |
JP2982750B2 (ja) | 1997-07-09 | 1999-11-29 | 日本電気株式会社 | ディジタル情報処理装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62170250A (ja) * | 1986-01-23 | 1987-07-27 | 帆江 進 | 摩擦用具 |
-
1987
- 1987-12-15 JP JP62316635A patent/JP2523728B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62170250A (ja) * | 1986-01-23 | 1987-07-27 | 帆江 進 | 摩擦用具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01158668A (ja) | 1989-06-21 |
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