JP2523543B2 - コンパクトディスク又はテ―プカセットの収納箱の封印装置 - Google Patents

コンパクトディスク又はテ―プカセットの収納箱の封印装置

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JP2523543B2
JP2523543B2 JP61268764A JP26876486A JP2523543B2 JP 2523543 B2 JP2523543 B2 JP 2523543B2 JP 61268764 A JP61268764 A JP 61268764A JP 26876486 A JP26876486 A JP 26876486A JP 2523543 B2 JP2523543 B2 JP 2523543B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンパクトディスクや、マイクロカセッ
ト、ビデオカセット、デジタルオーディオテープ(DA
T)カセット等のテープカセットを収納する収納箱の封
印装置に関する。この種の収納箱は、一般に互いに蝶番
によって連結された2つの長方形の箱形半体から形成さ
れる。
〔従来の技術と発明が解決しようとする課題〕
音楽用ディスクの販売店において、顧客は、彼等が買
おうとするディスクを容易かつ気持よく選択できるよう
に、ディスクに自由に接近できるようになっている。そ
の際、不徳な人達はディスクの代金を支払わずにディス
クを私物化しようとする誘惑にかられやすい。販売店か
ら通常のディスクを他人に見付けられずに持出すこと
は、それらディスクの寸法のために困難である。しかし
コンパクトディスクが市場に投入されることによって、
音楽用ディスク店における窃盗の問題は増大されてい
る。コンパクトディスクの直径は12cm以下であり、した
がって容易に隠すことができる。さらにコンパクトディ
スクは従来の音楽用ディスクに比してよい高価であるの
で、コンパクトディスクの窃盗は店主にとって一層考慮
すべき問題である。
保護方策として、誰かが直前にマーキングの作用を消
失させることなく箱入ディスクを店から持出そうとした
場合に保護システムを作動するマーギング(すなわちセ
ンサ)を、箱に設けることができる。しかし容易に理解
されるように、箱からディスクを取出してディスクのみ
を持ち、空になった箱を棚に残しておいて保護システム
を通過しようと試みる場合がある。したがって、いかな
る方法でも箱を開けたり箱からディスクを取出したりす
ることを困難にする何等かの形式の封印装置を、前述の
ようなマーキングと組合せることが明らかに必要であ
る。
コンパクトディスクに関して遭遇するこの種の問題
は、カセットテープやビデオテープの収納箱に対しても
同様に生ずる。
したがって本発明の目的は、箱を容易には開けること
ができず、また如何なる場合も相当な困難性を伴わない
限り箱を開けることができないように、コンパクトディ
スク又はテープカセットの収納箱に効果的に作用する封
印装置を提供することにある。本発明の他の目的は、箱
を実質的に改善することなく使用でき、かつ妥当なコス
トで製造できる封印装置を提供することである。この場
合、封印装置は、箱を包むプラスチックフィルムやセロ
ファン製の透明包装材を破る必要なしに、箱に取着でき
るものであることが望ましい。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、互いに蝶番連
結された2つの矩形半体からなるコンパクトディスク又
はテープカセットの収納箱の封印装置において、収納箱
が閉鎖位置にあるときに2つの半体の外表面に接触した
状態で収納箱上に封鎖要素として設置されるフレーム体
と、このフレーム体に設けられ、2つの半体のうちいず
れか一方の半体の端縁部に形成された孔に固定的に係合
する固定機構とを具備し、この固定機構は、キー装置に
より作動でき、以て固定気を孔から離脱して、フレーム
体を収納箱から取り外せるようにしたことを特徴とする
封印装置を提供する。
好適な実施態様によれば、封鎖要素は、一方の半体の
外側に係合されるU形フレーム状の弓状部材からなり、
弓状部材の一方の翼が、他方の半体の端縁部の第1孔に
係合可能な突起部を有し、固定機構は、弓状部材の他方
の翼に設けられて、他方の半体の反対側の端縁部の第2
孔にスナップ作用で係合し、キー装置により固定機構を
作動して第2孔から離脱させて弓状部材を箱から取り外
すように構成することができる。
或いはまた、封鎖要素は、箱の2つの対向端縁の平坦
な側面に沿って箱を包囲するフレーム部材からなり、固
定機構は、一方の対向端縁の孔にスナップ作用で係合
し、キー装置により固定機構を作動して孔から離脱させ
てフレーム部材を箱から取り外すように構成することが
できる。
この場合、封鎖要素に保護装置用のセンサを設けるこ
ともできる。
また、固定機構はU形状の雄型掛け金要素からなり、
この掛け金要素の複数の翼は弾性的に互いに押付け合う
ことができ、これら翼の各々の外側に面する端縁に突出
部が形成され、それら突出部が雄型掛け金要素を受入れ
るために封鎖要素に形成された孔内の凹部に係合するよ
うにしてもよい。
この場合、雄型掛け金要素の翼の各々に、その長手方
向に離間された2つの突出部が形成され、それら突出部
が封鎖要素に形成された孔内の対応の凹部と協動する構
成とすることが好ましい。
また、雄型掛け金要素の翼の各々の、互いに面する端
縁に肩部が形成され、それら肩部が、翼を弾性的に互い
に押付け合ったときに、キー装置の一部である引出し要
素に係合する構成とすることが有利である。
さらに、雄型掛け金要素の翼の間の位置にばね付勢さ
れるスペーサを具備し、このスペーサが、封鎖要素に形
成された孔内での係合位置からの翼の相互接近方向への
移動を防止する構成としてもよい。
また、雄型掛け金要素は、翼の間で掛け金要素に設け
られる少なくとも1つの弾性フックを備え、この弾性フ
ックが、封鎖要素に形成された孔の壁の肩部に係合して
掛け金要素の離脱を防止する構成としてもよい。
〔作用〕
封鎖要素として設置されるフレーム体は、収納箱を形
成する2つの半体の外表面に接触した状態で収納箱に取
着され、一方の半体の端縁部に形成された孔に固定的に
係合する固定機構によって収納箱に固定される。それに
より、収納箱は閉鎖状態に強固に保持され、特に販売前
の収納物の盗難が確実に防止される。
収納箱の開放を要する際には、キー装置によって固定
機構を作動して収納箱の孔から固定機構を離脱し、フレ
ーム体を収納箱から取り外す。したがって、収納箱やフ
レーム体を損傷せずに収納箱を開放することができ、封
鎖要素の再使用も可能となる。
また、フレーム体は収納箱の外側に取着されるので、
収納箱を包装材で覆った上から封鎖要素を取着できる。
それにより、コンパクトディスク又はテープカセットを
売場に置く際に収納箱を包装した包装材を破棄すること
なく、封印装置を収納箱に取付けることが可能となる。
なお、このような封印装置によれば、フレーム体には
保護システムを作動するセンサすなわちマーキングを容
易に設けることができる。このとき、例えばフレーム体
の材料の中にマーキングを一体成形するか含ませること
により、あるいは収納箱に面したフレーム体の側面にマ
ーキングを形成してフレーム体装着時にマーキングに接
近できないようにすることにより、マーキングの取外し
を防止することができる。
〔実施例〕
以下、添付図面を参照して、本発明をその好適な実施
例に基づき詳細に説明する。
第1図〜第3図に示す箱は、コンパクトディスクを収
納するために一般に知られている形式のものである。こ
の箱は、蝶番式に相互連結されて軸12を中心に回動する
2つの半体すなわちハーフ部分10,11から成る。一方の
ハーフ部分10はその中にコンパクトディスクを受入れる
ように形成され、他方のハーフ部分11はハーフ部分10を
覆うカバーとして形成される。箱は全体としてプラスチ
ック材料から成形される。また、少くともハーフ部分11
は透明に形成され、それにより、箱に収納されたディス
クの装飾や情報を、箱の内側に紙又はプラスチック製の
印刷物を挿入することよって見ることが可能となってい
る。この挿入物を保持するために、ハーフ部分11はその
2つの端縁フランジ上に2対の向合ったフラップを設け
ることができる。それらフラップのそれぞれは、製造上
の理由から端縁孔13と組合せて形成される。
本発明の一実施例による封印装置は、封鎖要素として
作用するU形フレーム状の弓状部材を備える。弓状部材
は、クラックを生じずにある程度変形できるように、あ
る程度の弾性及びばね性を有する透明又は半透明の耐久
性プラスチック材料から形成される。適切なプラスチッ
ク材料は、ポリカーボネイト、ポリエチレン及びポリプ
ロピレンを含むグループから選定される。しかしなが
ら、弓状部材の材料としてスチールやその他の金属を用
いることもできる。弓状部材は、平坦なウェブ14と、ウ
ェブ14から垂直に延びる2つの翼15,16とを備える。一
方の翼15は、突起部として翼15から内側に垂直に突出す
るフラップ17を備える。他方の翼16は、固定機構として
形成された2つのソケット18を備え、各ソケット18に外
向きのフック19が設けられる。
弓状部材は、ウェブ14をハーフ部分10の外側表面上に
位置決めし、一方の翼15のフラップ17を2つの向合った
端縁孔13の一方、すなわちこの目的のために特にハーフ
部分11に設けられた端縁孔13に挿入することによって、
閉鎖した箱に取着される。他方の翼16に設けられた2つ
のソケット18は、反対側の端縁孔13すなわちこの目的の
ために特に設けられた端縁孔13に挿入され、それにより
各ソケット18のフック19が孔13の縁にスナップ作用で係
合する。弓状部材では、各ソケット18は相互接近方向へ
弾性的に動くことができる。
このようにして、封鎖要素として作用するフレーム体
である弓状部材は、2つのハーフ部分を一体的に保持
し、何等かの手段を用いない限り箱が開くことを防ぐ。
箱の開放は、弓状部材を除去するためにキー装置を使用
しない限り、弓状部材を破砕しなければ遂行できない。
しかしながら、代金の支払が行われたときには、キャ
ッシャ(レジ係)はキー装置を用いることによって弓状
部材を取外すことができる。そのとき2つのソケット18
は、キー装置を用いて互いに向って押付けられ、それに
より両フック19が孔13の縁から離脱される。この形式の
キー装置は複数のピンを備えることができる。この場
合、それらピンをソケット18の中に挿入し、フックを有
したソケット端を相互接近方向へ移動させるようにピン
を傾ければよい。
前述したように、封鎖要素として作用する弓状部材に
は、保護システムを作動するためのマーキング(すなわ
ちセンサ)を設けることができる。このようなマーキン
グは、フレーム体の材料の中に埋め込んで設けることが
できるし、弓状部材の使用中に箱に対面配置される弓状
部材のウェブの側面に設けて、マーキングを損傷する危
惧を排除することもできる。
封鎖要素として作用するフレーム体は、上記のような
弓状部材として形成されなくてもよい。例えば封鎖要素
は、箱の端縁に沿って箱の周囲に延びる閉じたフレーム
部材からなり、そのフレーム部材が少くともある範囲に
おいて箱の2つのハーフ部分を抱持するようなU字状の
断面を有するものであってもよい。このフレーム部材
は、使用時に固定機構を用いて箱に一体的に保持でき、
前述したキー装置によって固定機構を作動することによ
り箱から解除できる。
第4図〜第8図は、複数のフック19を有したソケット
18を備える上記固定機構の変形例を示す。変形例による
固定機構は、U形状の雄型掛け金要素20を備える。雄型
掛け金要素20は、その両側の翼を互いに向って押付け合
うことが可能な材料から形成される。各翼はその外縁に
2つの突出部21を有し、先端側の突出部21の内側端縁に
は肩部22が形成される。封鎖要素である弓状部材の翼16
には、複数の凹部24を有する貫通孔23が設けられ、雄型
掛け金要素20を孔23に挿入したときに各凹部24に各突出
部21が受容される。互いに整列配置された2つの横孔25
が、外面から孔23まで延びる。
弓状部材は、孔23の中に押込まれた雄型掛け金要素20
によって箱に固定される。このとき、雄型掛け金要素20
の各突出部21はスナップ作用によって各凹部24に係合で
き、雄型掛け金要素20は第5図に示すように箱のハーフ
部分10の端縁孔13の中に突出する。このようにして弓状
部材は箱に固定される。弓状部材の固定を解除するため
には、2本のピンを2つの横孔25に挿入し、これらのピ
ンを雄型掛け金要素20の両翼に向って押して各突出部21
を各凹部24から離脱させ、その一方で、引出し要素であ
るキー27を雄型掛け金要素20の中に挿入して、雄型掛け
金要素20の両翼が相互接近方向へ弾性的に押されたとき
に先端の肩部22がキー27に係合するようにする。雄型掛
け金要素20が第6図に示す位置に到達すると、両翼の下
側の2つの突出部21はスナップ作用によって孔23の上側
の2つの凹部24に係合し、その結果、雄型掛け金要素20
とキー27との係合が外されるとともに、雄型掛け金要素
20は固定作用を有しない位置に保持される。雄型掛け金
要素20がこの位置にあるときに、箱から弓状部材を外す
ことが可能になる。箱に再び弓状部材を固定したいとき
には、雄型掛け金要素20を第5図に示す位置まで孔23の
中に押込む。このように雄型掛け金要素20は、要素20と
協動するピン26及びキー27を含んで成る特別の道具(す
なわちキー装置)を用いずに固定位置から離脱されるこ
とが決してできないように構成される。
雄型掛け金要素20の両翼の端縁表面は、それぞれ突出
部28を形成する。これら突出部28は、掛け金要素20の両
翼が互いに押付け合されたときに重なり合うことができ
るように、横方向にずれて配置される。これら突出部28
は、翼が弾性的に押付合されるときに、雄型掛け金要素
20を安定的に保持するための案内部として作用する。
雄型掛け金要素20は、ウェブの下面に沿って延びかつ
翼の外縁に沿って部分的に延びるスチールストリップ26
によって補強することができる。スチールストリップ26
は、その両端30で掛け金要素20内にフック状に曲げられ
る。
第9図は、雄型掛け金要素20に付与できる1つの改良
を示す。雄型掛け金要素20のウェブの各端部に、横方向
へ延びる鋭い端縁31を設けることができる。これら鋭い
端縁31は、雄型掛け金要素20を固定作用位置に向って孔
23の中に押込むときに、箱を包んでいるプラスチックフ
ィルム又はセロファン製の包装を破るのに役立つ。
第9図の実施例では、突き合わせ形状の雄型掛け金要
素20の両翼の内側突出部28の間に、スペーサを形成する
ボルト32が配設される。ボルト32は、この位置にスプリ
ング要素33によって維持される。このような配置によ
り、雄型掛け金要素20が作用位置にあるときに、2つの
翼は各突出部21が各凹部24に係合する位置に積極的に保
持される。しかしながらボルト32は、肩部22に係合する
ために掛け金要素20内に挿入されるキー27によって、両
突出部28の間の位置から移動させることができる。
第10図〜第13図に示した封鎖要素の他の実施例におい
て、封鎖要素はフレーム部材として構成される。このフ
レーム部材の両翼である端壁15,16は、フレーム部材が
箱に取着されたときに、箱10の対向する2つの端面に沿
って延びる。2つのウェブ34,35は、両端壁15,16の一端
で両端壁15,16の間に延び、箱の平坦な対向面上に配置
される。ウェブ14は、両端壁15,16の間に延びる側壁36
に一体的に形成される。側壁36は、両端壁15,16をそれ
らの他端で相互に連結し、フレーム部材を箱に取着した
ときに、箱の他の一対の対向端面の一方を被覆する。三
角形のコーナ補強ウェブ37が、ウェブ14に平行に側壁36
と端壁15との間に設けられる。図示のように、ウェブ14
は幅広い部分を形成し、この部分に保護システムのコイ
ル形成部分を載置できる。ウェブ14は、他の様々な形状
に作ることができる。端壁16は、雄型掛け金要素20を収
容する孔23を設ける部分が、肉厚部分38として形成され
る。
第14図〜第18図に示した装置は、第4図〜第6図で開
示された機能原理を適用して、第4図〜第6図で説明し
た形式の固定機構の固定作用を解除するためのものであ
る。垂直ブラケット40がベースプレート41に載置され、
溝付きレール42がその一端でブラケット40の上端にピン
43によって回動可能に取付けられる。溝付きレール42
は、第10図〜第13図に示した封鎖用フレーム部材を取着
したコンパクトディスク収納箱を受容する寸法を有す
る。また溝付きレール42は、端壁16がレール42の底部と
係合したときに封鎖用フレーム部材の肉厚部分38を受容
する底部凹部44を備える。レバー45は、ピン43に回動可
能に取着されてレール42と同軸中心に回動し、レバー45
の自由端部には、レール42から独立してキー27が設けら
れる。レール42の底部には開口46が形成され、開口46
は、レール42とレバー45との間に配置されたつる巻きば
ね48の付勢のもとでレバー45がその自由端でレール底部
の下面に係合されているときにキー27を受入れる。2つ
のローラ49,50が支持要素51に回動可能に取着され、支
持要素51は、ピン43に平行に延びるピン52によりブラケ
ット40に回動可能に取着される。ローラ49はレバー45の
頂面に係合可能であり、通常は第14図に示すように支持
要素51とそれに取着された両ローラとの重量の影響下で
けてレバー頂面に載せられる。ローラ50は、レール42の
底部の下面に係合可能である。
ブロック53は、レール42の一側面から垂直に突出した
2本のピン54に沿って移動可能に案内される。またブロ
ック53は、レール42に面したその側面から間隔をあけて
平行に突出する2本のペッグ55を有する。これらペッグ
55は、レール42の側壁に設けた開口56に受容される。各
ペッグ55の自由端には、互いに向い合った傾斜縁面57が
形成される。案内ローラ58は、ブロック53に形成された
切欠き59内でブロック53に回転可能に取着され、ベース
プレート41に取着されてそこから上方に延びた案内要素
61に形成されたスロット60内に収容される。案内要素61
は当接部62を備える。レール42は、つる巻きばね63によ
ってピン43を中心に時計方向へ付勢され、通常は第14図
に示した位置に保持される。レール42がこの位置にある
ときには、ブロック53は当接部62に係合する。
案内要素61に設けたスロット60は傾斜部分60Aと垂直
部分60Bとを備え、それにより、レール42がばね63の付
勢に抗して反時計方向に揺動したときに、ブロック53は
ローラ58を介してピン54に沿って移動する。その結果ブ
ロック53は、まずこのようなレール42の揺動中にローラ
58がスロット部分60Aを通ることにより第15図に示す位
置から第18図に示す位置へと移動し、ローラ58がスロッ
ト部分60B内を移動し続ける間に第18図の位置に保持さ
れる。
第5図に関連して説明したように、固定作用を解除す
る工程のこの段階においては、雄型掛け金要素20の両翼
に圧力を加えて両翼を弾性的に押付け合うことが必要で
ある。第5図に示した2本のピン26を用いる代りに、2
本のペッグ55が上記した固定解除装置に設けられる。そ
れらペッグ55は、孔64(第12図)を通して厚肉部分38内
で移動して、相互に離間対向した各ペッグ55の傾斜縁面
57が雄型掛け金要素20の両翼に係合する。このようにし
て、2本のペッグ55が孔64内に挿入されると、雄型掛け
金要素20の両翼は相互接近方向へ徐々に移動され、第5
図でピン26により得られた結果と同じ結果が得られる。
第17図では、レール42が最初の回動位置において実線で
示される。最初の回動位置では、ブロック53は案内機構
58,60を介して第15図の位置から第18図の位置へ移動さ
れており、それにより、第5図を参照して説明したよう
に、雄型掛け金要素20の両翼が各々の肩部22でキー27の
ヘッドに係合する。キー27は、第17図に示すように開口
46に受容されたときに、雄型掛け金要素20の中に突出す
る。第14図の位置から第17図の位置へのレール42の回動
は、封鎖用フレーム部材を取着した箱をレール42の底部
に係合して押付けつつ、ばね63の付勢に抗してレール42
を押下げることによって得られる。このとき厚肉部分38
は、前述のように凹部44に受容される。
レール42をさらに押下げると、ローラ50がレール42の
底部の下面に係合して、レール42との関係でばね48の付
勢に抗して反時計方向にピン43を中心とした回動をレバ
ー45に与え、その結果キー27は、第17図に一点鎖線で示
すように開口46から部分的に引出される。この動作によ
り、雄型掛け金要素20に係合されたキー27は、第5図及
び第6図を参照して説明したように、掛け金要素20を固
定解除位置に引張る。したがって、封鎖用フレーム部材
を取着した箱をレール42から脱離すると、雄型掛け金要
素20は第6図に示した位置に置かれており、封鎖用フレ
ーム部材を箱から外すことができる。レール42への圧力
が解除されて箱がレール42から離脱されると、上記した
固定解除装置は両ばね48,63の付勢により第14図に示す
初期位置へ復帰する。
カセットテープの場合には、封鎖用フレーム部材との
係合のために利用できる孔13(第3図)がなく、またそ
のような孔をカセットテープ箱に設けることは困難であ
る。したがって封印装置の固定機構は、前述した方法と
は別の方法で固定可能に箱に係合されなければならな
い。このような固定作用を実現する方法を、カセットテ
ープの収納箱を封鎖するためのフレーム体を示す第19図
〜第22図を参照して以下に説明する。このフレーム体
は、一対の端壁15,16、固定機構を収容するために端壁1
6に設けられた厚肉部分38、及び側壁36A,36Bを備える。
さらにフレーム体は、両端壁及び両側壁に連結されるウ
ェブ14を備え、それによりトレーを構成する。すなわち
ウェブ14はトレーの底部を形成し、端壁15,16及び側壁3
6A,36Bがトレーの側壁を形成する。
三角形のウェブ部分70が、壁15とそれに隣接する壁36
A,36Bとの間に画成された各隅部にて、それら壁と一体
に形成される。これらウェブ部分70は、第20図及び第21
図に示すように僅かに外側に傾斜して設けられる。した
がってカセットテープ収納箱は、箱の下端をウェブ部分
70の内側に挿入し、次いで箱をフレーム部材内部に移動
させることにより、フレーム部材の中に配置することが
できる。その結果、箱はフレーム部材によって完全に包
囲される。次に雄型掛け金要素20が、前述の方法で部分
38に挿入されて、第20図に示すように箱の外表面上に配
置され、それにより箱は封鎖用フレーム部材内に固定さ
れる。
第23図に示す雄型掛け金要素20′は、肩部74を備え
る。肩部74は、第24図で部分的に示した箱78に係合する
ことにより、掛け金要素20′の固定作用位置を規定す
る。
この場合、雄型掛け金要素20′は箱の外側で作用する
ので、封鎖用フレーム部材の予期しない固定解除に対す
る安全性を増すために、さらに他の係合手段(これはコ
ンパクトディスクの収納箱用としても使用できる)を備
える。第23図及び第24図に示すように、雄型掛け金要素
20′は実質的に前述したような複数の突出部2を備えて
形成される。そして雄型掛け金要素20′は、さらに2つ
のフック部71,72を備える。それらフック部71,72は、雄
型掛け金要素20′が固定作用位置にあるときに、封鎖用
フレーム部材の厚肉部分38に形成された孔73及び肩部74
にそれぞれ係合する。これらフック部71,72は、外側か
ら利用できないので、封鎖用フレーム部材の予期しない
固定解除に対する安全性が増加する。フック部71は、例
えば第14図〜第18図に示す装置に関して説明したブロッ
ク53の移動により孔73を通して移動されるピン75を用い
て、孔73から脱離させることができる。またフック部72
は、例えば第14図〜第18図に示す装置のレール42に箱を
係合させることによりフック部72に対して押込まれるウ
エッジ部材76を用いて、肩部74から脱離させることがで
きる。雄型掛け金要素20′は箱の外面上で利用可能であ
るので、両翼が相互接近方向に押付けられ、かつフック
部の係合が外されたときに、掛け金要素20′を係合解除
位置に押込むことができる。したがってこの場合、キー
27を用いる必要はない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、断面図で部分的に示す封鎖用弓状部材を備え
た本発明による封印装置を装着した箱の水平断面図、 第2図は、第1図に示された箱の縦断面図、 第3図は、封鎖用弓状部材及び箱の拡大部分縦断面図、 第4図は、各部を分離状態で示す他の固定機構の部分縦
断面側面図、 第5図は、封鎖状態にある固定機構を示す第4図対応の
断面図、 第6図は、固定解除状態にある固定機構を示す第4図対
応の断面図、 第7図は、固定機構の雄型掛け金要素の拡大側面図、 第8図は、第7図に示した雄型掛け金要素の斜視図、 第9図は、固定機構の雄型掛け金要素の変形例を係合位
置で示す側面図、 第10図は、本発明の他の実施例による封印装置を示す平
面図、 第11図は、第10図の封印装置の側面図、 第12図は、第9図及び第10図に示す封印装置の斜視図、 第13図は、第12図に示す封印装置の他の側面から見た斜
視図、 第14図は、休止位置にある固定機構の固定解除装置の側
面図、 第15図は、第14図に示す固定解除装置の平面図、 第16図は、第14図及び第15図に示す固定解除装置の正面
図、 第17図は、作動中の固定解除装置を示す第14図対応の側
面図、 第18図は、作動中の固定解除装置を示す第15図対応の平
面図、 第19図は、カセットテープの収納箱用の封鎖要素の平面
図、 第20図は、第19図の封鎖要素の側面図、 第21図は、第19図及び第20図に示す封鎖要素の縦断面
図、 第22図は、第19図〜第21図に示す封鎖要素の正面図、 第23図は、固定機構の雄型掛け金要素の変形例の側面
図、及び 第24図は、第23図の雄型掛け金要素を有する固定機構を
その固定作用位置で示す縦断面図である。 10,11……箱のハーフ部分、14……ウェブ、 15,16……翼、18……ソケット、 19……フック、20……雄型掛け金要素。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに蝶番連結された2つの矩形半体(1
    0,11)からなるコンパクトディスク又はテープカセット
    の収納箱の封印装置において、 前記箱が閉鎖位置にあるときに前記2つの半体(10,1
    1)の外表面に接触した状態で該箱上に封鎖要素として
    設置されるフレーム体(14,15,16)と、 前記フレーム体に設けられ、前記2つの半体のうちいず
    れか一方の半体の端縁部に形成された孔に固定的に係合
    する固定機構(18,19;20)とを具備し、 前記固定機構は、キー装置により作動でき、以て該固定
    機構を前記孔から離脱して、前記フレーム体(14,15,1
    6)を前記箱から取り外せるようにしたこと、を特徴と
    する封印装置。
  2. 【請求項2】前記封鎖要素は、一方の前記半体(10)の
    外側に係合されるU形フレーム状の弓状部材からなり、
    該弓状部材の一方の翼(15)が、他方の前記半体(11)
    の端縁部の第1孔(13)に係合可能な突起部(17)を有
    し、前記固体機構(18,19;20)は、前記弓状部材の他方
    の翼(16)に設けられて、前記他方の半体(11)の反対
    側の端縁部の第2孔(13)にスナップ作用で係合し、前
    記キー装置により前記固定機構を作動して前記第2孔か
    ら離脱させて前記弓状部材を前記箱から取り外すように
    した特許請求の範囲第1項記載の封印装置。
  3. 【請求項3】前記封鎖要素は、前記箱の2つの対向端縁
    の平坦な側面に沿って該箱を包囲するフレーム部材から
    なり、前記固定機構(18,19;20)は、一方の前記対向端
    縁の孔(13)にスナップ作用で係合し、前記キー装置に
    より前記固定機構を作動して前記孔から離脱させて前記
    フレーム部材を前記箱から取り外すようにした特許請求
    の範囲第1項記載の封印装置。
  4. 【請求項4】前記封鎖要素に保護装置用のセンサが設け
    られる特許請求の範囲第1項〜第3項の何れか1項に記
    載の封印装置。
  5. 【請求項5】前記固定機構はU形状の雄型掛け金要素
    (20)からなり、該掛け金要素の複数の翼は弾性的に互
    いに押付け合うことができ、該翼の各々の外側に面する
    端縁に突出部(21)が形成され、該突出部は前記雄型掛
    け金要素を受入れるために前記封鎖要素に形成された孔
    (23)内の凹部(24)に係合する特許請求の範囲第1項
    〜第4項の何れか1項に記載の封印装置。
  6. 【請求項6】前記雄型掛け金要素(20)の前記翼の各々
    に、その長手方向に離間された2つの突出部(21)が形
    成され、該突出部は前記封鎖要素に形成された前記孔
    (23)内の対応の凹部と協働する特許請求の範囲第5項
    記載の封印装置。
  7. 【請求項7】前記雄型掛け金要素(20)の前記翼の各々
    の、互いに面する端縁に肩部(22)が形成され、該肩部
    は、該翼を弾性的に互いに押付け合ったときに、前記キ
    ー装置の一部である引出し要素(27)に係合する特許請
    求の範囲第5項又は第6項に記載の封印装置。
  8. 【請求項8】前記雄型掛け金要素(20)の前記翼の間の
    位置にばね付勢されるスペーサ(32)を具備し、該スペ
    ーサは、前記封鎖要素に形成された前記孔(23)内での
    係合位置からの該翼の相互接近方向への移動を防止する
    特許請求の範囲第5項〜第7項の何れか1項に記載の封
    印装置。
  9. 【請求項9】前記雄型掛け金要素は、前記翼の間で該掛
    け金要素(20)に設けられる少なくとも1つの弾性フッ
    ク(71,72)を備え、該弾性フックは、前記封鎖要素に
    形成された前記孔(23)の壁の肩部(73,74)に係合し
    て該掛け金要素の離脱を防止する特許請求の範囲第5項
    〜第8項の何れか1項に記載の封印装置。
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