JP2522620B2 - 編組式フレキシブルホ―ス - Google Patents
編組式フレキシブルホ―スInfo
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Description
送するホースとして使用される編組式フレキシブルホー
スに関する。
圧で使用されるため耐圧性が要求されるとともに可撓性
が要求される。したがって、一般に編組式フレキシブル
ホースが用いられている。
たは合成樹脂からなる内層としてのチューブ層の外周面
に編組機(BRAIDER) によって繊維糸または金属線糸を筒
状に編組し、この編組層からなる補強層の外周面に外層
としてのゴムまたは合成樹脂からなるカバー層を設けた
ものである。
は幾層かの繊維布類の積層からなっている。これらのホ
ース類に使用される金属線糸はホースの圧壊防止、補強
を目的としたもので、ホースの軸方向に対してスパイラ
ル状または一定の角度で配列されている。
の方向に曲げることはできるが、ゴム、その他の使用材
料の反発弾性により復元し、曲げたままの形状を保持す
ることはできない。強いて所望のホース曲げ形状を保持
させる必要がある場合、次の方法が考えられる。
または木枠等にホースをセットするか、予め必要な形状
に曲げ加工された芯棒をホースに挿入し、これを熱処理
して曲げ形状を保持する方法。
ホースを所望の形状に曲げ、金属螺旋管の形状保持力に
よってホースの曲げ形状を保持する方法。 (c) ホースの編組層とカバー層との間に直線状の金属線
条を介在させ、ホースを所望の形状に曲げ、金属線条の
形状保持力によってホースの曲げ形状を保持する方法。
(a) の方法は、製品1個毎に1個の金型または芯棒が必
要となるとともに、熱処理をするための設備が必要とな
り、また熱処理による物性低下が避けられないという問
題がある。
に組込むことから製品の重量アップ、コストアップとな
り、またホースの端部に対する口金の装着が困難とな
る。 (c) の方法は、編組層とカバー層との間に直線状の金属
線条を組込む加工性の困難に加え、曲げた場合に金属線
条がずれを生じ易く、またカバー層の外周面に金属線条
の突条ができ、ホースの端部に対する口金の装着が困難
となる。
もので、その目的とするところは、ホースの物性を変化
させることなく、所望の形状に曲げることにより、その
形状を保持することができる編組式フレキシブルホース
を提供することにある。
的を達成するために、請求項1は、繊維糸または金属線
糸を筒状に編組した編組層にゴムまたは合成樹脂の内層
および外層を施してなるフレキシブルなホース本体と、
このホース本体の前記編組層内に軸方向に亘って直線状
に添設した少なくとも1本の非伸縮性の金属線条と、前
記ホース本体の両端部に設けられ前記ホース本体を湾曲
したときホース本体の端部から突出される金属線条また
は引込まれる金属線条の端部を固着し、ホース本体を湾
曲状態に保形する一対の加締金具とを具備したことを特
徴とする。 請求項2は、金属線条は、ホース本体の周方
向に等間隔に配置された複数本からなることを特徴とす
る。
の軸方向に亘って直線状に添着された金属線条も湾曲
し、その湾曲内側に位置する金属線条の端末はホース本
体の端面より突出し、湾曲外側に位置する金属線条の端
末はホース本体の端面より引き込む。
具を設けて前記金属線条の端末を固着すると、金属線条
の耐伸縮によって編組層、内層および外層の弾性復元力
に抗して曲げ形状を保持する。
説明する。図1および図2は編組式フレキシブルホース
を示し、このホース本体11は、ゴムまたは合成樹脂か
らなる内層としてのチューブ層12と、このチューブ層
12の外周面に編組機(BRAIDER) によって繊維糸(また
は金属線糸)13aを筒状に編組した編組層13および
この編組層13の外周面に被覆されたゴムまたは合成樹
脂からなる外層としてのカバー層14とから構成されて
いる。
間隔に例えばステンレスワイヤ等の非伸縮性の4本の金
属線条15がホース本体11の軸方向に亘って直線状に
添設されている。すなわち、金属線条15は編組機(BRA
IDER) によって繊維糸13aを筒状に編組して編組層1
3を形成する際に、同時に編み込まれ、編組用の繊維糸
13aによって固着されている。
ース本体11は、所定長に切断されるとともに、使用場
所によって所望の形状に曲げられる。このとき、金属線
条15は、編組層13を形成する際に、同時に編み込ま
れるため、編組用の繊維糸13aによって固着され、金
属線条15の周方向のずれを防止でき、一定の間隔で整
列されるが、個々の金属線条15は軸方向に移動でき
る。
態に保形する手段を示す。ホース本体11は、用途に応
じて異なるが、必要な長さに切断されると、図3(a)
に示すように、ホース本体11の軸方向に亘って真っ直
ぐに金属線条15が挿通されており、金属線条15の端
末15aはホース本体11の端面11aに位置してい
る。
うに湾曲すると、金属線条15も湾曲し、ホース本体1
1の湾曲内側に位置する金属線条15の端末15aはホ
ース本体11の端面11aより突出し、ホース本体11
の湾曲外側に位置する金属線条15の端末15aはホー
ス本体11の端面11aより引き込む。つまり、ホース
本体11を湾曲したときの曲率半径の相違によって湾曲
内側に位置する金属線条15の端末15aはホース本体
11の端面11aより突出するが、ホース本体 11の湾
曲外側に位置する金属線条15の端末15aは逆にホー
ス本体11の端面11aより引き込む。
所定の長さに切断された真っ直ぐな状態のホース本体1
1の一方の端部に、図4に示すように、加締金具16を
固着する。この加締金具16はホース本体11の内側に
挿入される鋸歯を有するニップル16aとホース本体1
1の外側に嵌合される鋸歯を有するソケット16bおよ
び接続ナット16cとからなり、ニップル16aとソケ
ット16bとによってホース本体11の端部を加締める
ことにより、前記金属線条15の端末15aを固着す
る。
を所望の形状に湾曲すると、金属線条15も湾曲し、ホ
ース本体11の湾曲内側に位置する金属線条15の端末
15aはホース本体11の端面11aより突出し、ホー
ス本体11の湾曲外側に位置する金属線条15の端末1
5aはホース本体11の端面11aより引き込む。
(図5のx点)、つまりホース本体11の端面11aか
ら引き込んでいる金属線条15の端末15aから切断
し、このホース本体11の端部に前述した加締金具16
を固着し、金属線条15の端末15aを固着する。
金具16を固着すると、金属線条15の端末15aも加
締金具16に固着状態となり、しかも、金属線条15が
非伸縮性であることから、編組層13、内層12および
外層14の弾性復元力に抗して曲げ形状を保持する。こ
の実施例によれば、金属線条が塑性変形可能な金属であ
る必要もなく、非伸縮性で弾性変形する金属線条であれ
ばホース本体11の復元を抑え、曲げられた形状で保持
される。
んだが、金属線条15の本数は限定されず、1本であっ
ても、ホース本体11の復元を抑え、曲げられた形状で
保持できればよい。
各種形状に曲げて使用されるが、この半径は小さい程、
ホースは曲がりやすく、使用取扱いが容易となる。しか
し、曲げ半径が小さ過ぎると、ホースの変形、折損等を
お起し、本来の機能を損なってしまう。
応じ最小曲げ半径が規定されているのが通例である。最
小曲げ半径、つまりホースの機能が低下することなく使
用できる曲げ半径の最小値、加えてホース自体の重量軽
減も使用要件の大きな要素であるため、これらの要因を
加味して前記金属線条の径を選定する必要がある。
等)で編組された内径が12.7mmΦのホースの場合
には、金属線条径0.5mmΦでは軽量化には有効であ
るが、曲げ半径をホースの内径×5倍=63.5mmに
曲げると、キンクまたは著しい変形を起すが、0.8m
m〜1.0mmΦの線径では、この現象が起こらない。
また、1.2mmΦ以上の線径であっても有効である
が、ホース重量がアップするという問題が発生する。し
たがって、ホース径、曲げ半径、金属線条径において
は、それぞれ関連性があるので目的に応じた金属線条
径、材質の選定が必要である。
ば、編組層内に非伸縮性の金属線条をホース本体の軸方
向に亘って直線状に添設したから、ホース本体を曲げ、
ホース本体の両端部に加締金具を固着することにより、
その形状を保持することができ、例えば工作機械等の油
圧ホースとして好適する。
ホースの側面図。
(b)は湾曲した状態の編組式フレキシブルホースの側
面図。
示し、(a)は一部切欠した側面図、(b)は(a)の
a部を拡大した断面図。
補強層、13a…繊維糸、14…カバー層(外層)、1
5…金属線条、16…加締金具。
Claims (2)
- 【請求項1】 繊維糸または金属線糸を筒状に編組した
編組層にゴムまたは合成樹脂の内層および外層を施して
なるフレキシブルなホース本体と、このホース本体の前
記編組層内に軸方向に亘って直線状に添設した少なくと
も1本の非伸縮性の金属線条と、前記ホース本体の両端
部に設けられ前記ホース本体を湾曲したときホース本体
の端部から突出される金属線条または引込まれる金属線
条の端部を固着し、ホース本体を湾曲状態に保形する一
対の加締金具とを具備したことを特徴とする編組式フレ
キシブルホース。 - 【請求項2】 金属線条は、ホース本体の周方向に等間
隔に配置された複数本からなることを特徴とする請求項
1記載の編組式フレキシブルホース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4196847A JP2522620B2 (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 編組式フレキシブルホ―ス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4196847A JP2522620B2 (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 編組式フレキシブルホ―ス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0642681A JPH0642681A (ja) | 1994-02-18 |
JP2522620B2 true JP2522620B2 (ja) | 1996-08-07 |
Family
ID=16364653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4196847A Expired - Fee Related JP2522620B2 (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 編組式フレキシブルホ―ス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2522620B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4829216U (ja) * | 1971-08-17 | 1973-04-10 | ||
JPS5428967A (en) * | 1977-08-06 | 1979-03-03 | Popii Kk | Method for manufacturing connecting pin device |
JPS5912468Y2 (ja) * | 1978-12-18 | 1984-04-14 | 株式会社ネオフレックス | ケ−ブル又はパイプの誘導用撓曲筒 |
JPS5626145U (ja) * | 1979-08-03 | 1981-03-10 |
-
1992
- 1992-07-23 JP JP4196847A patent/JP2522620B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0642681A (ja) | 1994-02-18 |
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