JP2522353Y2 - 連続流下式穀物乾燥機における穀物張込装置 - Google Patents

連続流下式穀物乾燥機における穀物張込装置

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JP2522353Y2
JP2522353Y2 JP1990019197U JP1919790U JP2522353Y2 JP 2522353 Y2 JP2522353 Y2 JP 2522353Y2 JP 1990019197 U JP1990019197 U JP 1990019197U JP 1919790 U JP1919790 U JP 1919790U JP 2522353 Y2 JP2522353 Y2 JP 2522353Y2
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愛次郎 金子
和夫 遠藤
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KANEKONOKI CO., LTD.
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KANEKONOKI CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、底部全長を開口した搬入樋を備えた連続流
下式穀物乾燥機において、乾燥機本体内に張込まれる穀
物のレベルコントロールを確実安定に行なうことにより
乾燥機能の安定化を図るとともに、穀物の堆積高さを極
力低位ならしめることで、乾燥施設の建物高さを低くし
て安価な製品を提供することができる連続式穀物乾燥機
における穀物張込装置に関する。
[従来の技術] 従来、連続流下式穀物乾燥機における穀物張込装置
は、第6図および第7図に示すように構成されている。
すなわち、前後に長い横長の乾燥機本体1の天板2中央
に、内部に回転自在のスクリューコンベア6を収蔵軸架
し、投入口5を底部全長に亘り開口した搬入樋4を横長
方向に沿い横設するとともに穀物供給側と反対位置の乾
燥機本体1の側壁3にレベルセンサ7を配設して、搬入
樋を介し供給側より順次前方側に向け乾燥機本体1内に
穀物を満量状態のもとに張込ませた後、該穀物を連続状
に流下させながら排出せしめる過程で乾燥したことで、
穀物がレベルセンサ7位置まで下がってレベルセンサ7
が解放されると「供給」の信号に基づき、新たな穀物が
搬入樋を介して張込まれ、また、張込まれた穀物をレベ
ルセンサが検知すると搬入樋よりの張込作業を自動的に
停止せしめるようにしたものである。
[考案が解決しようとする課題] ところで、従来周知の連続流下式穀物乾燥機における
穀物張込装置の如く、レベルセンサを穀物供給側と反対
位置の乾燥機本体の側壁に配設したものにおいては、第
6図および第7図に示した如く、満量状態aから例えば
排出を5回繰り返すことで、bの位置まで堆積高さが下
るとレベルセンサが解放し、「供給」の信号に基づき、
穀物が搬入樋の供給側より前方側に向け順次投入口を経
て乾燥機本体内に形成された空間部を埋めるように張込
まれる。
しかしながら、上記のように搬入樋より穀物の張込み
が行なわれている間も穀物の排出作業が連続して行なわ
れているため、供給側より一番遠い前方位置の空間部に
穀物が到着する頃には8〜9回の排出が行なわれること
になり、その結果、穀物の張込みが前方部まで行き渡ら
ず、乾燥機本体内に配設した通風乾燥部の一部、とくに
前方部側が露出され、この露出部より乾燥熱風が吹き抜
けるロス現象が生ずる。
このような現象が起るのは、レベルセンサによる供給
停止後も供給流路内の穀物が張込み堆積されて、穀物堆
積高さがレベルセンサより高くなるためである。
したがって、穀物の性状(例えば、籾あるいは麦)に
よりレベルセンサの上に堆積される穀物の高さは変動が
大きく不安定であって、一定化することができない許り
か、穀物を高く堆積すればする程、穀物の排出時にレベ
ルセンサが解放するまでにできる空間面積が多くなるだ
けでなく、乾燥機本体への張込時間も長くかかるという
問題が生ずる。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、レ
ベルセンサを穀物の性状や安息角の影響を一番受けにく
い穀物堆積傾斜面の頂上近くに臨ませて、天板に沿って
前後方向へ移動可能とし、かつ天板に対して昇降可能と
することによって、穀物堆積面積の減少を図り、少ない
排出回数でレベルセンサが解放され、穀物の張込みを迅
速に行なわせるとともに、穀物堆積高さの一定化で排出
1回当りの降下量も一定ならしめ、レベルセンサ作動の
タイミングを容易に決定させることができる許りか安定
したレベルコントロールを確実に行わせ、乾燥部よりの
熱風吹き抜けロスの発生を未然に防止することができる
連続流下式穀物乾燥機における穀物張込装置を提供しよ
うとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の連続流下式穀物
乾燥機における穀物張込装置は、前後に長い横長の乾燥
機本体の天板中央に、投入口を底部全長に亘り開口した
搬入樋を横長方向に沿い横設し、前記搬入樋の側壁近傍
位置の天板には、穀物の堆積傾斜面の項上近くに臨ま
せ、天板に沿って前後方向に移動調節可能に、かつ天板
に対し昇降可能に形成したレベルセンサを垂設してなる
ものである。
[作用] 穀物の乾燥を行うにあたり、穀物を供給源より搬送経
路(供給シュート、昇降機、搬入樋)へ供給すれば、該
穀物は搬入樋の供給側の投入口より順次前方に向け上積
み状に張込まれる。そして、張込穀物がレベルセンサに
達すると、「供給停止」の信号に基づき搬送経路への穀
物供給が停止される。
しかしながら、搬送経路中には穀物が有るので、「供
給停止」以後にあっても前記穀物が張込まれ、満量状態
となる。
このように、穀物が満量状態のもとに乾燥機本体内に
張込まれたら、連続流下式穀物乾燥機を運転し、穀物を
連続的に排出するとともに、その排出過程において熱風
を浴びせて乾燥する。
ところで、搬入樋の側壁近傍位置の天板には、穀物の
堆積傾斜面の頂上近くにレベルセンサが臨ませてあるの
で、僅かな穀物排出回数、例えば2回目でレベルセンサ
が解放され、「供給」の信号に基づき搬送経路へ穀物が
供給され、穀物が乾燥機本体内へ張込まれる。そして、
穀物がレベルセンサ位置に達すると再び「供給停止」の
信号で搬送経路への供給が停止され、次に搬送経路中に
有った穀物がレベルセンサより上方の空間部に張込まれ
る。
しかしながら、穀物の供給中においても、排出作業が
連続的に行なわれているので、排出3〜4回目には満量
状態となる。
したがって、本考案装置においては、レベルセンサの
上部に堆積される高さを一定にでき、その結果、排出1
回当りの降下量も一定とすることができるため、レベル
センサ作動のタイミングを決定できるのは勿論のこと安
定したレベルコントロールを行なうことができ、乾燥部
の露出による熱風の吹き抜けを無くして能率的な乾燥作
業を営ませることができる。
また、穀物の種類が籾と麦等の相違により生じる無駄
な空間や詰まりを無くし、適正なタイミングで作動させ
たいときには、レベルセンサを天板に設けた案内長孔に
沿い前方に向け移動させれば、空間面積が小さくなって
残容量が減り、逆に後方へ移動させれば、空間面積が大
きくなって残容量が増えるように調整できる。
そのうえ、レベルセンサを天板に対し上方に移動させ
れば、穀物の「供給」と「供給停止」作動を速くでき、
逆に下げるとレベルセンサの作動を遅くすることができ
る。
[実施例] 実施例について図面を参照して説明する。
第1図ないし第5図において、101は、前後に長く横
長角筒状の連続流下式穀物乾燥機の本体であって、該乾
燥機本体101の内部には前後方向に沿って縦設された乾
燥通路102,102が設けられ、上記乾燥通路102,102の上端
側は供給ホッパー103に接続され、下端は図示されてい
ないが適宜の排出装置に接続されている。
なお、前記乾燥通路102,102は、その両側面を通風壁
とした乾燥室104により形成され、乾燥熱風が横切って
流通するように形成されている。
前記乾燥機本体101の天板101aには、底部全長に亘り
投入口106を開口した搬入樋105が横長方向に沿って横設
されるとともに、搬入樋105の内部にはスクリューコン
ベア107が回転自在に収納横架されている。
乾燥機本体101の一側には昇降機108が立設されてお
り、該昇降機108の上部には搬入樋105の供給側に接続さ
れ、また、下部は穀物供給源であるタンク109の下部に
接続された供給シュート110の下端が接続されている。1
11はタンク109と供給シュート110との接続位置に設けら
れたシャッタである。
112は、搬入樋105の側壁105a近傍位置の天板101aに設
けたレベル計であって、該レベル計112の下端に設けた
レベルセンサ113は乾燥機本体101内に張込まれた穀物の
堆積傾斜面Aの頂上近くに臨ませてある。前記レベル計
112は天板101aに前後方向に沿い穿孔した案内長孔114を
貫通せしめるとともに、レベル計112の中間部にロック
螺子116により固定された固定フランジ115を備え、しか
も、前記固定フランジ115は案内長孔114を塞ぐように敷
設されたベースプレート117を介して天板101aへ取付螺
子118により装着されている。
したがって、取付螺子118を弛めて天板101aとベース
プレート117との連結を解いた後、レベル計112を搬入樋
105の供給側と反対方向である前方へ向けベースプレー
ト117とともに移動すれば、供給ホッパー103内部の空間
面積を小さくして穀物の残容量を減少させることがで
き、逆にレベル計112を供給側方向である後方に移動さ
せれば、空間面積は大きくなって残容量を増加させるこ
とができる。
また、ロック螺子116を弛めてレベル計112を天板101a
に対し上方に移動させれば、レベルセンサ113が上昇さ
れるので、穀物の供給および停止作動時期を速くするこ
とができる許りか、ついにレベル計112を天板101aに対
して下降させれば、レベルセンサ113も下降され、穀物
の供給および停止作動時期を遅くすることができる。a
は、乾燥機本体101内に張込まれた穀物の満量状態位
置、bは、レベルセンサの検知位置である。
[考案の効果] 本考案は、上述のとおりに構成されているので、次に
記載する効果を奏する。
穀物供給源より送られた被乾燥穀物を搬入樋を介し、
供給側より前方側に向け順次上積み状に乾燥機本体内へ
張込ませて、該穀物を連続流下させながら乾燥すること
ができるものであっても、レベルセンサを穀物の性状や
安息角の影響を一番受けにくい穀物堆積傾斜面の頂上近
くに臨ませたことで穀物堆積面積の減少を図り、少ない
排出回数でレベルセンサを解放させて穀物の供給および
停止作動を確実に行わせ、常に一定量の穀物を乾燥機本
体内に収容させることができる許りか、穀物堆積高さの
一定化で排出1回当りの降下量も一定ならしめてレベル
センサの作動のタイミングを確実に行わせ、乾燥部より
の熱風吹き抜けを未然に防止でき、乾燥機能の安定化お
よび穀物堆積深さの減少で乾燥機本体の全高を極力低く
することができ、その結果、施設建物の高さも低位なら
しめて安価に提供できる。
さらに、レベルセンサは、天板に沿って前後方向に移
動調節可能に設置されているため、レベルセンサを供給
側と反対方向に向け移動させたときには、空間面積が小
さくなって残容量を減少させ、また、レベルセンサを逆
に供給側に移動させたときには、残容量を増加させ、穀
物の種類の相違により生ずる無駄な空間や詰まりを未然
に防止し、適正なタイミングで作動させることができ
る。
また、レベルセンサは天板に対し昇降調節可能に設置
されているため、レベルセンサを上昇させた際には穀物
の供給および停止作動を素早く、逆に下降させた際には
供給および停止が遅くなるよう作動時期を調整すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は連続流下式穀物乾燥機の一部破断した側面図、
第2図は一部を切欠した要部の縦断正面図、第3図は同
側断面図、第4図はレベルセンサの前後移動状態を示す
一部切欠した拡大斜視図、第5図はレベルセンサの昇降
移動状態を示す一部切欠した拡大縦断正面図、第6図は
従来装置の一部切欠した縦断正面図、第7図は一部を切
欠した同縦断側面図である。 101……乾燥機本体、101a……天板、105……搬入樋、10
5a……側壁、106……投入口、113……レベルセンサ,A…
…堆積傾斜面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後に長い横長の乾燥機本体の天板中央
    に、投入口を底部全長に亘り開口した搬入樋を横長方向
    に沿い横設し、前記搬入樋の側壁近傍位置の天板には、
    穀物の堆積傾斜面の頂上近くに臨ませ、天板に沿って前
    後方向に移動調節可能に、かつ天板に対し昇降可能に形
    成したレベルセンサを垂設した連続流下式穀物乾燥機に
    おける穀物張込装置。
JP1990019197U 1990-02-27 1990-02-27 連続流下式穀物乾燥機における穀物張込装置 Expired - Lifetime JP2522353Y2 (ja)

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