JP2521335Y2 - 自由ピストンポンプ装置 - Google Patents

自由ピストンポンプ装置

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JP2521335Y2
JP2521335Y2 JP1992003548U JP354892U JP2521335Y2 JP 2521335 Y2 JP2521335 Y2 JP 2521335Y2 JP 1992003548 U JP1992003548 U JP 1992003548U JP 354892 U JP354892 U JP 354892U JP 2521335 Y2 JP2521335 Y2 JP 2521335Y2
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control valve
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piston assembly
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レイモンド・エー・バーグロフ
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オスワルド・エー・ウォーカーズ
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Woodward HRT Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ガスで作動する自由
ピストン・ポンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】圧力ガスを用いて自由浮遊ピストンを駆
動し、圧力流体を圧送する方法は従来から知られてい
る。この種のポンプを使用することによって、電動型の
モーター駆動ポンプを使用する必要性がなくなった。出
願人が知っている最も適切な従来技術は、スミス(C.
V.Smith)の米国特許第2,858,767号に
開示されたものであり、これはデュアルポンプの四方向
制御弁を使用している。しかし、このような装置は、同
期させることが困難であり、あらゆる負荷状態で動作可
能に保持することが難しい。それに加えて、2個のピス
トンのみが使用されているので、出力流体は脈動を生じ
てしまう。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この考案は斯かる事情
に鑑みてなされたものであって、圧送流体が脈動を起こ
すことがなく、あらゆる負荷状態で作動させることが可
能の自由ピストンポンプを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案によれば、少な
くとも3組のピストン集合体を有するガス作動型自由ピ
ストンポンプ装置が提供される。各制御弁は第1及び第
2の位置を持ち、他のピストン集合体がその排出行程の
終了点の近傍にきたときに、これに応答して制御弁をそ
の第1位置に位置させる通路手段が設けられている。そ
の第1位置にあるときに、圧力ガスがその供給源からピ
ストン集合体に連結された制御弁へ与えられる。ピスト
ン集合体がその排出行程を終了したときに、これに繋が
る制御弁をその第2の位置に位置させる通路手段が設け
られている。この第2位置にあるときに、圧力ガスがこ
れに繋がるピストン集合体から取り除かれ、ピストン集
合体が排気される。
【0005】
【作用】特に、少なくとも3組のピストン集合体が、夫
々ガス部と水圧部とに分割された各シリンダ内をそれぞ
れ往復移動するように設けられている。圧力ガスの供給
源は適宜の制御弁を介して各シリンダのガス部に連結さ
れている。各シリンダのガス部はピストンの排出(出
力)ストロークの終末において位置する部分に若干間隔
を置いて設けられた2個の制御ポートを有する。第1の
ポートがピストンにより開けられると、ガス圧力が対応
する上記通路を介して第2のピストン集合体の制御弁に
与えられ、これを移動させ、その出力ストロークを開始
させる。第2のポートが第1のピストン集合体の出力の
終に開放されると、そのピストン集合体の制御弁が圧力
ガス供給源との連結を遮断し、ガスの帰還路へ連結する
ように作動する。従って、先行するシリンダの出力スト
ロークの終了に先立ち、次のシリンダが圧力ガスで加圧
され、出力が常に一定の静水圧に維持される。
【0006】
【実施例】以下、添付の図面を参照してこの考案の一実
施例について説明する。図面には、ハウジング12を有
する自由ピストンポンプシステム10が示されている。
このハウジング12内には、ガス制御弁セクション16
と流体制御弁セクション18とを併せ持つ圧送部分14
が配設されている。ガス制御弁セクション16はガス供
給源20から圧送部分14のガス部への圧力ガスの供給
を制御する。流体制御弁セクション18は圧送部分14
の水圧部から負荷側22への及びリザーバー24から水
圧部への圧力流体の流れを制御する。
【0007】ガス制御弁セクション16は圧送部分14
内のピストンの位置に応じて機能する。ピストンがその
出力ストロークの終了に近付くと、これがその隣の次順
の制御弁を作動させ、その次順の圧送部分へ圧力ガスを
継続的に供給するように作動する。ピストンがその出力
ストロークの終点に達すると、これがそのシリンダのガ
ス部分をガス帰還路即ち雰囲気に繋ぎ加圧を中止し、ピ
ストンがリザーバーの水圧流体の圧力で戻り、次の出力
即ち圧送ストロークに先立って、圧送部分14の水圧部
を圧力流体で満たす。このようにして自由ピストンポン
プ集合体の圧送部分14に圧力ガスを送ることによっ
て、高圧流体の連続流が得られる。
【0008】圧送部分14が3系列の独立した圧送セク
ションPS1、PS2及びPS3を有し、PS1は、供
給された圧力ガスによって高圧流体が押し出される排出
ストローク即ち出力ストロークの終点に達した状態で示
されている。PS2は、その出力ストロークを開始した
状態で示されている。PS3は出力ストロークを開始す
るための準備状態で示されている。この位置において、
PS3の水圧部は、圧力ガスの供給があった時に排出す
る流体で完全に満たされている。しかしながら、圧力ガ
スは未だPS3に掛けられていない。
【0009】PS1がチャンバC1及びH1に分割され
るシリンダCLY1を有し、圧力ガスがチャンバC1に
供給され、一方、チャンバH1内には圧力流体が送られ
る。ピストンロッド26により連結されたピストンP1
及びP4がシリンダ1内に往復移動可能に設置されてい
る。ピストンP1がチャンバC1内に位置し、一方、ピ
ストンP4がチャンバH1内に位置する。チャンバC1
は、ピストンP1が出力ストロークの終にチャンバC1
内に位置するあたりに僅かにずれた形で長手方向に離隔
した1対のポートA及びBを持っている。
【0010】圧送セクションPS2はPS1と同様に構
成されており、チャンバンC2及びH2に分割されたシ
リンダCYL2を有し、このチャンバC2及びH2内に
は夫々ピストンP2及びP5が配設されている。ピスト
ンP2及びP5はピストンロッド28により相互に連結
されている。ポートC及びDがポートA及びBと同様に
チャンバC2内に配設されている。
【0011】圧送セクションPS3も前述の各セクショ
ンと同じであり、チャンバC3及びH3に分割されたシ
リンダCYL3を有し、このチャンバC3及びH3内に
ピストンロッド30により相互に連結されたピストンP
3及びP6が位置し、チャンバC3が前述の如くに位置
するポートE及びFを持っている。
【0012】ガス制御弁セクション16は3個の弁V
1、V2及びV3を有する。制御弁V1が圧送セクショ
ンPS1と連結し、制御弁V2が圧送セクションPS2
と連結し、制御弁V3が圧送セクションPS3と連結し
ている。各弁V1,V2及びV3は供給源20からチャ
ンバC1,C2及びC3への圧力ガスの供給を制御する
か、又はガス帰還路即ち出口ポート32にて示される外
気に向かうチャンバC1,C2及びC3の排気を制御す
る。
【0013】弁V1がポート38,40及び42を持つ
シリンダ36内に可動部分であるスプール34を有す
る。このスプール34のランド44及び46が夫々ポー
ト38及び42を開閉してそれぞれチャンバC1を圧力
ガスの供給源20又は帰還路に連絡する。スプール34
は戻り止め48により制御される2位置のうちのいずれ
か一方の位置のみをとることができる。この戻り止めが
凹所52内に位置するときは、第1図に示す位置にスプ
ール34を保持し、凹所50内に位置するときは、スプ
ール34をポート42が閉じられポート38が開いた位
置に保持する。
【0014】弁V2も弁V1と同様に構成されており、
ポート58,60及び62を持つシリンダ56内に移動
可能に設置されたスプール54を有する。ランド64及
び66が夫々ポート58及び62を開閉する。戻り止め
68が凹所又は溝70及び72により表される2位置に
スプール54を位置させ、図面に示される位置にあると
きには、ランド64がポート58を開放し、圧力ガスを
チャンバC2に供給する。
【0015】弁V3も弁V1及びV2と同様であり、ポ
ート78,80及び82を持つシリンダ76内にスプー
ル74を有する。ランド84及び86が夫々ポート78
及び82を開閉する。もどり止め88が凹所又は溝90
及び92内に位置してスプール74を2つの位置の内の
一つに位置させる。第1図に示す位置にあるときには、
ポート82が開放され、ガス帰還路又は雰囲気とチャン
バC3とを連結する。
【0016】流体制御弁セクション18が弾性付勢され
たチェック弁をそれぞれ2個1組で3系列有する。チェ
ック弁CV1,CV2及びCV3が夫々リザーバー24
からチャンバH1,H2及びH3への低圧流体の供給を
制御する。チェック弁CV1がスプリング102により
図面上で右方に連続的に付勢されたポペット弁100を
有する。ポペット弁100がポート104を持ち、ポペ
ット弁100が図面に示す位置にあるときに、低圧流体
がこれを介してチャンバH1内に流入する。弁座106
がポペット弁100を受け止め、ガス圧力がチャンバC
1に付加されたときに、リザーバー24からチャンバH
1内への低圧流体の流れを止め、ピストンP4が高圧流
体を、以下に詳述するように、圧送する。
【0017】チェック弁CV2はチェック弁CV1と同
様であり、スプリング112により右方に連続的に付勢
されたポート114を形成するポペット弁110を有す
る。弁座116がポペット弁110を受け止めて下記の
如く流体の流れをブロックする。
【0018】チェック弁CV3もチェック弁CV1及び
CV2と同様であり、スプリング122により右方に弾
性負荷されたポペット120を有し、このポペット12
0が又ポート124を持ち、それを介して流体が貯蔵庫
24からチャンバH3内に流入する。弁座126はポペ
ット120を受け止め、チャンバH3内に流入する流体
の流れをシールし、ブロックする。
【0019】弁EV1,EV2及びEV3はバネにより
弾性負荷されたポペット弁であり、圧送セクションPS
1,PS2及びPS3の出力ストロークの間にのみ、夫
々チャンバH1,H2及びH3から高圧流体の流出を許
容するように機能する。ポペット弁EV1がスプリング
132により図面上で上に向かって弾性負荷されたポペ
ット130を有し、このポペット130は図示の位置に
あるときはポート134を閉じ、出口を介して流体が負
荷側22へ流れることをブロックしている。従って、ピ
ストンP4が出力ストロークの終点に達すると、それ以
上の液圧流体がチャンバH1から負荷側22へ圧送され
なくなり、スプリング132がポペット130をポート
134をシールする位置に押し戻す。以下に詳述する如
く、この時、スピール34はポート42を既に開放して
おり、チャンバC1は大気に繋がっており、従って、リ
ザーバー内の圧力の掛かった流体がチェック弁CV1を
開放しており、この低圧流体のチャンバH1への流入が
可能で、ピストンP1,P4が左方に向けて移動を開始
し、これによりチャンバH1が低圧流体で充填される。
【0020】尚、当該技術者には明らかな如く、この時
リザーバーから環流する液圧流体は大気より高い圧力を
有するが、H1から圧送される圧送水圧よりは遥かに低
い圧力を持つ低圧流体である。又、バネ102はこの還
流圧力によって開放するが、バネ132はこの還流圧力
によっては開かれず、圧送する高圧によってのみ開閉す
る、バネ力をそれぞれ持っている。
【0021】弁EV2はポペット弁EV1と同様であ
り、スプリング138により弾性負荷されてポート14
0を制御するポペット136を有する。上述したと同様
に、ポペット弁V2のスピール54の位置によって、圧
力ガスがポート58及び60を介してチャンバC2に供
給され、これを加圧し、ピストンP2及びP5を図面の
右方に移動させる。この移動により圧力がチャンバH2
内の流体に加えられ、これにより、ポート140がスプ
リング138の力に抗して開放され、高圧流体が出口を
介して負荷側22へ流れる。
【0022】弁EV3も弁EV1及びEV2と同様であ
り、スプリング144により図面に示す位置に弾性負荷
されてポート146を閉塞するポペット142を有す
る。前述の如く、図示の位置においては、スプール74
がポート82及び80を介して雰囲気とチャンバC3と
を連結している。低圧流体はチャンバH3を満たすべく
弁CV3を介して既に流入しており、即ち、圧送セクシ
ョンPS3のピストン集合体が左方へ移動し、チャンバ
H3を低圧流体で完全に満たしており、従って、圧力ガ
スがその供給源からチャンバC3へ供給されれば、直ち
に、圧送セクションPS3が高圧流体を圧送できる態勢
にある。
【0023】図示の如く、通路G,H及びIが夫々チャ
ンバC3,C2及びC1を夫々ポート80,60及び4
0へ連絡している。雰囲気へ排気する出口ポート32が
通路150によりポート42,62及び82へ連結して
いる。他方、通路153は入口31を介して圧力ガスを
その供給源20からポート38,58及び78へ供給す
る。
【0024】次に、この装置の動作について説明する。
上述の図面に示すシステムにおいては各3系列の圧送セ
クションが次々に連続して作動し、高圧流体を夫々出口
を介して各チャンバから負荷側へ圧送する。次順の圧送
セクションが加圧され、先行する圧送セクションのピス
トンがその出口ストロークの終に近付くと、圧送を開始
する。従って、2系列の圧送セクションが一時的に同時
に高圧流体を負荷側へ排出する。このようにして、圧送
流の脈動が実質的に除去される。
【0025】説明のために、ピストンP1が図示の位置
よりも左方にあり、ポートA及びBをいずれも閉塞して
いる位置にあると仮定し、更に、スプール34が図示の
位置より右方にあり、ポート42が閉塞されポート38
が開放されており、従って、チャンバC1を加圧する位
置にあると仮定する。この条件においては、圧送セクシ
ョンPS1のピストンは出力ストローク中にあるが、そ
の終端に近づきつつある。先ず、ピストンP1がポート
Aを通過すると、これによりポートAが開放されてチャ
ンバC1内に存在する圧力を通路151を介して弁V2
のスプール54の左側にあるチャンバ152へ供給す
る。この加圧により弁V2が図示の位置に動かされ、ポ
ート58を開放し、圧力ガスを通路Hを介してチャンバ
C2へ供給する。これにより、チャンバC2を加圧し、
圧送セクションPS2のピストンを右方へスタートさせ
て、ポート140を介して高圧流体の流れを開始させ、
出口を介して負荷側22へ供給する。この時、チャンバ
C1はポートBが開放されるときまでは加圧されている
から、ピストンP1は右方へ移動を継続する。ポートB
が開放されると、チャンバC1内の圧力は通路154を
介してスプール34の右側のチャンバ156に供給され
る。このようにしてて供給されたガスがスプール34を
図示の位置に向けて左方へ移動させ、ポート38を閉塞
してチャンバC1からガスを除去すると共に、同時にポ
ート42を開放してチャンバC1を大気へ導くポート3
2へ連結する。このようにしてチャンバC1が大気に繋
がれ、導入通路内の低圧流体がCV1を図示の左方に移
動させることを可能にする。この移動により低圧流体が
ポペット100内のポート104を介して通過し、チャ
ンバH1に入ることを可能にし、これによりピストンP
4及びP1を図示の位置から左方に向けて移動させる。
【0026】上述と同様の動作が圧送セクションPS2
及びPS3についてなされる。例えば、ピストンP2が
ポートCを開放すると、圧力ガスが通路158を介して
スプール84の左側にあるチャンバ160へ供給され、
スプール84を右方へ移動させて戻り止め88が溝92
に係合し、これによりポート82を閉塞し、チャンバC
3を外気から遮断する。同時に、ポート78が開放され
て、圧力ガスを通路Gを介してチャンバC3へ供給す
る。この動作は圧送セクションPS3内のピストンを右
方に向けてスタートさせ、チャンバH3内の圧力流体を
加圧する。この圧力によりポペット142が下方に押さ
れ、ポート146を開放し、圧送セクションPS2によ
る出力ストロークの終了点の手前で、高圧流体を出口を
介して負荷側へ圧送を開始する。ポートDがピストンP
2により開放されると、チャンバC2内の圧力ガスが通
路162を介してスプール54の右方にあるチャンバ1
64へ供給される。これはスプール54を左方へ向けて
移動させ、戻り止め68を溝72に係合させる。これに
より、スプール54を別の位置に固定させてチャンバC
2を開放されたポート62を介して大気に繋ぎ、同時に
ポート58を圧力源から遮断する。圧送セクションPS
3内のピストンがそのストロークの終点に近付くと、ピ
ストンP3が先ずポートEを開放してチャンバC3内の
圧力ガスを通路166を介してスプール34の左方にあ
るチャンバ168へ供給し、これを右方へ移動させて戻
り止め48を溝50に係合させ、ポート42を閉塞しポ
ート38を開放する。これにより圧力ガスがシリンダC
1に供給され、これが右方に移動されて上述のサイクル
が繰り返される。
【0027】弁IV1,IV1及びIV3が夫々制御弁
V1,V2及びV3に連結されている。弁IV1,IV
2及びIV3はシステムが作動開始する前に制御弁を予
め位置決めするために使用される。各弁IV1,IV2
及びIV3はスプリング付勢されたプランジャー168
を有し、このプランジャー168がスプリングの付勢力
に応じて、圧力ガスが存在しない場合に、弁V1を図面
上でその最も右側の位置に位置させ、V2及びV3をそ
の最も左側の位置に位置させる。圧力ガスが導管153
へ供給されると、各プランジャーは図示の位置に退避
し、システムから圧力ガスが取り除かれるまで機能しな
い。プランジャーIV1,IV2及びIV3には所定の
位置に配置されており、システムに圧力を掛けると、常
に、上述した順序で動作が開始される。
【0028】シリンダCLY1,2及び3の非加圧側が
符号167及び169で示すごとく外気につながってい
る。これにより、圧送セクションPS1,PS2及びP
S3の各ガス又は流体ピストン及び弁を通過するガス又
は流体のリーク分が外気に連絡される。
【0029】圧送セクションPS1,PS2及びPS3
内のピストン集合体の動作範囲を制限するために、PS
1及びPS3にて最もよく示されているように、流体の
捕獲体積部分が設けられる。先ず、図面のPS1に示す
ように、ピストン集合体が右端へ向かって進行して行く
と、最後には、液圧流体の環状体積部分170がピスト
ンP4とチャンバH1の壁との間に捕獲され閉じ込めら
れる。捕獲された流体の体積部分がピストン集合体のそ
れ以上の移動を制限し、それが底に衝突することを阻止
する。PS3に示すごとく、同様の機能を持つ捕獲体積
部分172がロッド30の軸心部に穿たれた孔174の
中に設けられる。この孔の中に案内ロッド176が嵌入
し、この孔174の中のガスがこの孔の途中に開口する
通路178により排出される。ロッド176の端部がこ
の通路178の開口部を通過すると、その先に体積部分
172が形成され、体積部分172の中に拘束されたガ
スがその圧縮度に応じてピストン集合体の移動を制限す
るように作用する。
【0030】
【考案の効果】以上、本考案による3組のピストン集合
体による自由ピストンポンプについて図面を用いて詳細
に説明したが、これにより、必要に応じてガス圧力を圧
力流体に変換し、脈動の無い安定した流れを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図はこの発明の1実施例による自由ピスト
ンポンプ装置の模式図である。
【符号の説明】
10…自由ピストンポンプシステム、12…ハウジン
グ、14…圧送部分、16…ガス制御弁セクション、1
8…流体制御弁セクション、20…ガス供給源、22…
負荷側、24…リザーバー、26,28,30…ピスト
ンロッド、32…出口ポート、34,54,74…スプ
ール、36,56,76…シリンダ、38,40,4
2;58,60,62;78,80,82…ポート、4
4,46;64,66;84,86…ランド、48,6
8,88…戻り止め、50,52;70,72;90,
92…凹所、100,110,120;130,13
6,142…ポペット弁、104,114,124;1
34,140,146…ポート、106,116,12
6…弁座、102,112,122…スプリング、15
0,153,166…通路、151,158,166…
通路、154,162…通路、156,164…チャン
バ、167,169…符号、168…チャンバー、17
0,172…捕獲体積部分、174…孔、176…案内
ロッド、178…通路。A〜F…ポート、 C1〜3…ガスチャンバ、 CLY1〜3…シリンダー、 CV1〜3…チェックバルブ、 EV1〜3…ポペット弁、 G,H,I…通路、 H1〜3…液体チャンバ、 IV1〜3…弁、 P1〜6…ピストン、 PS1〜3…圧送セクション、 V1〜3…弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ジェームス・ティー・ホリス アメリカ合衆国、カリフォルニア州、フ ァンテン・バレー、アップル・ストリー ト 16568 (72)考案者 オスワルド・エー・ウォーカーズ アメリカ合衆国、カリフォルニア州、ノ ースリッジ、シンギング・ヒルズ・ドラ イブ 19641 (56)参考文献 特公 昭58−34675(JP,B2)

Claims (10)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のピストンが、ガスによる加圧に応
    じて自由に移動し、前記加圧は前記各ピストンとそれぞ
    れ対応する複数の制御弁によって制御され、逆にまた、
    これらの制御弁は、それらの位置を、前記各ピストン及
    び各制御弁とそれぞれ対応する複数のチャンバー内にあ
    る関連するポートを開く前記複数のピストンによって制
    御され、それによって、前記制御弁を選択的に作動して
    ガス圧力をピストンに作用し、それによってポンプ作用
    を発生する、 吸入及び排出行程によってそれぞれのシリンダー内を往
    復移動する少なくとも3列の、第1、第2、及び第3の
    ピストン集合体を有し、制御された圧力ガスの供給に応
    じて圧力液体を供給するガス作動型自由ピストンポンプ
    装置において、 各ピストン集合体に設けられる三方向制御弁で、上記制
    御弁が各々第1及び第2の位置を有する、ものと、 第1のポートで各上記制御弁に接続される第1の通路手
    段で、1つのピストン集合体がその圧送ストロークの完
    了点に近付いたとき、この通路手段を介して、別の1つ
    のピストン集合体に繋がる制御弁に圧力ガスを与え、こ
    の制御弁を上記第1の位置に位置付け、圧力ガスを上記
    別のピストン集合体に与える、第1の通路手段と、 第2のポートで各上記制御弁に接続される第2の通路手
    段で、1つのピストン集合体がその圧送ストロークを完
    了したとき、上記ピストン集合体に繋がる制御弁に圧力
    ガスを与え、この制御弁を上記第2の位置に位置付け、
    上記ピストン集合体から圧力ガスを除去し、上記ピスト
    ン集合体の排気を行う、第2の通路手段と、 を有することを特徴とする自由ピストンポンプ装置。
  2. 【請求項2】 上記制御弁が、各々、制御弁をその第1
    及び第2位置に交互に確実に位置付けるための戻り止め
    手段を含むことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の装置。
  3. 【請求項3】 圧力ガスが供給されない場合に各制御弁
    を所定の位置に位置付ける位置決め手段を有することを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第2項記載の装置。
  4. 【請求項4】 上記位置決め手段が各制御弁についてバ
    ネで付勢されたプランジャーを有し、このプランジャー
    が圧力ガスが供給されない場合にその対応する制御弁と
    接触し、圧力ガスが供給されたときに非接触位置に退避
    するように配設されていることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第3項記載の装置。
  5. 【請求項5】 各ピストン集合体がピストンロッドによ
    り相互に連結された第1及び第2のピストンと、第1及
    び第2のピストンを夫々収納するガスシリンダチャンバ
    及び液体シリンダチャンバとを含むことを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の装置。
  6. 【請求項6】 上記第1の通路手段が、各ガスシリンダ
    に形成されて通常は閉塞されている第1のポートと、上
    記第1のポートを、別々のピストン集合体に繋がる制御
    弁に連結する1つの通路とを有することを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第5項記載の装置。
  7. 【請求項7】 上記第2の通路手段が、各ガスシリンダ
    に形成されて通常は閉塞されている第2のポートと、上
    記第2のポートを、それに繋がる制御弁に連結する1つ
    の通路とを有することを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第6項記載の装置。
  8. 【請求項8】 上記第1及び第2のポートが上記第1の
    ピストンによって開放され、この場合、上記第1のピス
    トンがその排出行程の終端に近付いたときに上記第1の
    ポートが開放され、上記第1のピストンがその排出行程
    を完了したときに上記第2のポートが開放されるごとく
    にする、実用新案登録請求の範囲第7項記載の装置。
  9. 【請求項9】 上記液体シリンダと上記第2のピストン
    とが排出行程の終点において液体を捕獲する体積部分を
    形成し、ピストン集合体の移動範囲を限定することを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第5項記載の装置。
  10. 【請求項10】 上記ガスシリンダと上記第1のピスト
    ンとが水圧液体吸入行程の終点においてガスを捕獲する
    体積部分を形成し、ピストン集合体の移動範囲を限定す
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第5項記載
    の装置。
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