JP2520827B2 - 杭圧入装置 - Google Patents

杭圧入装置

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JP2520827B2
JP2520827B2 JP4293642A JP29364292A JP2520827B2 JP 2520827 B2 JP2520827 B2 JP 2520827B2 JP 4293642 A JP4293642 A JP 4293642A JP 29364292 A JP29364292 A JP 29364292A JP 2520827 B2 JP2520827 B2 JP 2520827B2
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北村  精男
哲夫 南
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  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鋼矢板等の杭を地盤に圧
入する杭圧入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】土留壁などを施工する杭圧入では、杭を
チャックに挟持させた状態で、流体圧シリンダの押下げ
力によりチャックを下降させるて行っている。この施工
に際し、地盤が砂層、れき層、その他硬質地盤の場合に
は圧入抵抗が大きく、杭の圧入が難しくなるため、ジェ
ット水噴射を併用している。このジェット水噴射を併用
した杭圧入方法は、地盤に対して、高圧のジェット水を
噴射しながら杭を圧入しており、ジェット水の水量およ
びその圧力は設定値に維持させて続行されていた。この
場合、ジェット水噴射が不要になったときは作業者がポ
ンプの作動を停止させ、必要なときにポンプを作動させ
ることもなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら杭圧入の
実際では、圧入箇所によって地盤の抵抗が変動するので
あり、従来のように設定された水量および圧力でジェッ
ト水を連続的に噴射する場合には、駆動エネルギーおよ
び水量の浪費となることがある。また、多量のジェット
水によって周辺に泥水が流出して、周囲を汚染する原因
ともなっている。一方、作業者がジェット水の噴射を制
御する場合には、熟練した労力が必要となるばかりでな
く、最適な条件でのジェット水噴射が難しい問題を有し
ている。本発明は上記事情を考慮してなされたものであ
り、ジェット水噴射を併用した杭の圧入を効率良く行う
ことができると共に、自動化による省力化を可能とした
杭圧入装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の杭圧入装置は、
杭を地盤に圧入する手段と、杭圧入部分の地盤に対して
ジェット水を噴射する噴射手段と、前記圧入手段の杭圧
入時の地盤の抵抗を測定するセンサ手段と、該センサ手
段から測定値に応じてジェット水の噴射条件および/ま
たは杭の圧入条件を調整する制御手段とを備えているこ
とを特徴としている。
【0005】
【作用】上記構成では、センサ手段が測定した地盤の抵
抗の大きさに応じて、制御手段がジェット水の噴射条
件、杭の圧入条件を調整するため、無駄のない、しかも
効率の良い杭の圧入が可能となる。
【0006】
【実施例】図1は本発明の一実施例の全体構成を示す。
本実施例の杭圧入装置1は地盤に圧入された既設杭P上
を移動しながら、新たな杭P0を圧入して杭列を施工す
るものである。このため杭圧入装置1は複数の既設杭P
を挟持する複数のクランプ2と、新たな杭P0をチャッ
キングして昇降するチャック3とを備えている。
【0007】複数のクランプ2はサドル4から垂下して
おり、このサドル4上には既設杭Pの少なくとも1ピッ
チ分以上、相対移動可能なスライドベース5が搭載さ
れ、このスライドベース5上にマスト6が立設されてい
る。マスト6の前側にはガイドレール7が設けられてお
り、前記チャック3はこのガイドレール7に沿って上下
に摺動する昇降体8に取り付けられている。かかる昇降
体8の上下動は流体圧によって駆動するメインシリンダ
9により行われ、これによりチャック3により挾持され
た新たな杭P0の圧入が行われる。
【0008】符号10は昇降体8およびチャック3に沿
って上下方向に設けられたジェットバイプであり、下端
のノズル部11は新たな杭P0が圧入される地盤部分に
臨んでいる。このジェットパイプ10はジェット水を地
盤に噴射するものであり、ジェット水供給ユニット12
に接続されている。ジェット水供給ユニット12は噴射
用の水が貯溜されたタンク13と、タンク13内の水を
高圧水とするポンプ14と、ポンプ14からの水の流量
を調整するバルブ15および/または、トルクコンバー
タ、VVVF装置、エンジンガバナ等のポンプの回転数
制御装置16とを備えている。このジェット水供給ユニ
ット12におけるポンプ14およびバルブ15および/
または、回転数制御装置16の駆動と、チャック3によ
り挾持された杭P0の圧入を行うメインシリンダ9の駆
動は制御手段17によって制御されている。
【0009】以上の構成に加えて、新たな杭P0の圧入
時の地盤の抵抗を測定するセンサ手段がメインシリンダ
9に設けられている。図2および図3は、このセンサ手
段の各例を示し、図2におけるセンサ手段は圧力トラン
スミッター27が使用されている。この圧力トランスミ
ッター27はメインシリンダ9と、メインシリンダ9を
駆動する油圧装置18とを接続する油パイプの一方側に
取り付けられ、メインシリンダ9に供給される油の圧力
を計測することにより杭P0の圧入時の地盤抵抗を測定
する。一方、図3におけるセンサ手段は歪ゲージ19が
使用されている。この歪ゲージ19はメインシリンダ9
における昇降体の接続部20に設けられ、接続部20の
歪み量を計測することにより、杭P0の圧入時の地盤抵
抗を測定する。そしてこれらのセンサ手段で測定された
地盤抵抗は制御手段17に出力され、制御手段17は、
この測定値に基いてジェット水供給ユニット12または
メインシリンダ9のいずれか一方または双方の駆動を制
御する。
【0010】次に本実施例による杭の圧入作動を説明す
る。図4は地盤に噴射されるジェット水水量と、地盤に
対する杭の圧入力と、その圧力スピードとの特性図であ
り、制御手段17には、これらのデータが格納されてい
る。図5はこのデータに基いた制御手段17の制御を示
すブロック図であり、制御手段17にはセンサ手段が測
定した杭圧入時の地盤抵抗D1と、ノズル11から噴射
されるジェット水々量データD2と、杭を地盤に圧入す
るデータD3とが入力される。
【0011】制御手段17はこれらのデータに基いて、
所定の演算を行い、その演算結果に基いて、地盤に対す
る杭の圧入条件およびジェット水の噴射条件を調整す
る。すなわち制御手段17はバルブ15の開閉量および
/または、回転数制御装置16によりポンプ回転数を制
御することにより、噴射するジェット水の水量、圧力を
調整し、油圧装置18によるメインシリンダ9の駆動を
制御することにより、杭の圧入スピードを調整し、ポン
プ14の起動と停止を制御する。これにより地盤に対し
て最適な量および圧力のジェット水を噴射できると共
に、杭を迅速に圧入することができる。このため杭圧入
やジェット水の噴射のための駆動エネルギーの浪費や、
ジェット水の浪費および周辺の汚染を抑制することがで
きると共に、上述した調整を自動的に行うため、省力化
および効率化が可能となる。
【0012】なお、本実施例では、制御手段がジェット
水の水量、圧力、杭の圧入スピードおよびポンプの起動
停止を調整したが、これらの内の一の条件でも良く、適
宜組み合わせた2つの条件であっても良い。また上記実
施例は既設杭上を移動する杭圧入装置に適用したが、地
盤上を移動したり、クレーン等によって吊り下げ移動さ
れる杭圧入装霞その他の構造の杭圧入装置にも同様に適
用することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明は、杭圧入時の地盤抵抗に基い
て、ジェット水の噴射条件、杭の圧入条件を自動的に調
整するため、エネルギーや水の浪費のない効率の良い杭
圧入が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成図
【図2】センサ手段の一例の側面図
【図3】センサ手段の別側の側面図
【図4】杭圧入とジェット水噴射の特性図
【図5】作動を示すブロック図
【符号の説明】
1 杭圧入装置 2 クランプ 3 チャック 7 メインシリンダ 10 ジェットパイプ 14 ポンプ 15 バルブ 17 制御手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 杭を地盤に圧入する手段と、杭圧入部分
    の地盤に対してジェット水を噴射する噴射手段と、前記
    圧入手段の杭圧入時の地盤の抵抗を測定するセンサ手段
    と、該センサ手段から測定値に応じてジェット水の噴射
    条件及び杭の圧入条件を調整する制御手段とを備えてい
    ることを特徴とする杭圧入装置。
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