JP2520327Y2 - 光ファイバ複合架空地線の捻回数確認用表面塗装装置 - Google Patents

光ファイバ複合架空地線の捻回数確認用表面塗装装置

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JP2520327Y2
JP2520327Y2 JP4516789U JP4516789U JP2520327Y2 JP 2520327 Y2 JP2520327 Y2 JP 2520327Y2 JP 4516789 U JP4516789 U JP 4516789U JP 4516789 U JP4516789 U JP 4516789U JP 2520327 Y2 JP2520327 Y2 JP 2520327Y2
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ground wire
opgw
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traverser
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誠 太田
利雄 奥山
正明 島津
佐藤  一郎
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、一般に送電線用鉄塔に架線される光ファイ
バ複合架空地線(以下「OPGW」という。)の捻回数を確
認するためにOPGWの表面に塗装を行うOPGWの捻回数確認
用表面塗装装置に関する。
従来技術及びその問題点 従来、例えば、発電所にて発電された電力を発電所か
ら電力の消費地に送電するために鉄塔を介して配設され
る送電線が雷の直撃を受けないように送電線の上部には
架空地線が配設されている。
最近ではこの架空地線の内部に光ファイバを収容して
情報通信を行なうことも考えられており、所謂光ファイ
バ複合架空地線(OPGW)として実用化されている。
このようなOPGWは、第3図に示すように、例えばアル
ミニウム製円筒状のパイプ管30の内部に光ファイバFを
収容し、外表面に、アルミニウム合金製の裸金属線31を
撚りつつ配設させるように構成したもので、このような
OPGWを、例えば約500m毎に配置される鉄塔上にて架線す
る場合に、OPGWの裸金属線31の撚りくせに依り、OPGW
が、例えば数十m毎に一回程度、捻回することが避けら
れない。
このOPGWの捻回の確認のために、OPGWを製造するとき
に、OPGWの長さ方向においてその表面の概略1/2程度に
色にて識別できる塗料をスプレー噴霧等にて塗装するこ
とが行なわれてきた。
考案が解決しようとする課題 しかし、このOPGWへの塗装作業は、これまで、OPGWの
製造の他にスプレー噴霧のために、専門に1名の作業者
を配置して行なわなければならなかった。すなわち、製
造されたOPGWを巻き取りながら、その巻取り機のすぐそ
ばで、市販のスプレー塗料缶に依り、人手による手作業
によって吹付け塗装をしていた。したがって、手作業に
よる塗装の濃淡及び塗装ムラの発生が生じることがあっ
た。しかも、その吹付け塗装の際に、多量の塗料が使用
されるために溶剤に依り作業場が汚染されてしまうとい
う欠点があり、特に塗装作業者に対する汚染は甚だしか
った。
このような汚染を防止するには、作業場全体を覆う大
きなフードと、それに見合う大型の排風機を取り付けれ
ば防止することができるが、このような設備は、コスト
高を招くという問題点がある。
本考案は、かかる上記の問題点を解決するためになさ
れたものである。
したがって、本考案の目的は、OPGWの捻回数を確認す
るためにOPGWの表面に塗料を塗装する際、塗装作業を軽
減し、塗装の濃淡及び塗装ムラの発生を防止すると共
に、確実に所望する塗装を行なうことができるOPGWの捻
回数確認用表面塗装装置を提供することである。
本考案の他の目的は、OPGWの捻回数を確認するために
OPGWの表面に塗料を塗装する際、塗装作業を軽減し、塗
装の濃淡及び塗装ムラの発生を防止すると共に、確実に
所望する塗装を行なうことができ、しかも塗料溶剤によ
る汚染を防止することができるOPGWの捻回数確認用表面
塗装装置を提供することである。
課題を解決するための手段 上記目的は、本考案に係る光ファイバ複合架空地線
(OPGW)の捻回数確認用表面塗装装置によって達成され
る。要約すれば、本考案は、光ファイバ複合架空地線を
巻き付け保持している架空地線供給ドラムと、該ドラム
からの該架空地線を後段に供給すると共に計尺するため
の計尺器と、該計尺器から送り出される該架空地線をト
ラバーサを介して巻き取るための巻取り機と、該トラバ
ーサに取付けられ、送り出されてくる該架空地線の表面
に塗装を施すための塗装装置とを有することを特徴とす
る架空地線の捻回数確認用表面塗装装置である。この架
空地線の捻回数確認用表面塗装装置には、好ましくは、
更に、塗装装置にて使用された使用済みの塗料を外部へ
と排気する排気手段が設けられる。
実施例 以下、本考案を、その一実施例に基づいて添付図面を
参照しつつ説明する。
第1図は、本考案によるOPGWの捻回数確認用表面塗装
装置の一実施例を示す概略説明図であり、第2図は、第
1図の概略平面図である。
第1図及び第2図を参照すると、この捻回数確認用表
面塗装装置は、製造されたOPGWを巻き付け保持して、送
り出すことができるOPGWの供給ドラム1を備えている。
このドラム1は、図示の矢印方向に回転してOPGWを送り
出すことができるように、支持台2にベアリング(図示
せず)を介して回転自在に支持されている。
供給ドラム1の後段には、計尺器3が配設されてお
り、この計尺器3は、ドラム1から送り出されてくるOP
GWを計尺器3の上流及び下流に配設される案内ローラ組
4及び搬送駆動キャタピラ5にて保持して搬送し、さら
に後段に送ると共に、OPGWを計尺する。
計尺器3の後段には、計尺器3から送り出されてくる
OPGWを、摺動自在になるトラバーサ6を介してOPGWを巻
き取るための巻取り機7が配設されている。なお、この
巻取り機7は、トラバーサ6に好適に隣接して配設され
ていると共に、この巻取り機7は、トラバーサ6のトラ
バーサ運動と連動するように構成されている。
このトラバーサ6は、計尺器3から送り出されてくる
OPGWを巻取り機7の幅方向に均一に巻き取らせるため
に、OPGWを保持した状態で横方向、すなわち巻取り機7
の幅方向に移動するもので、上記したOPGWを、トラバー
サ6の上流及び下流に配設される案内ローラ8組及び9
にて挟持して保持し、巻取り機7の幅方向に均一に巻き
取らせる。
なお、このトラバーサ6は、横方向、すなわち巻取り
機7の幅方向に移動するために、スライド載置台10上に
載置されるスライド台11に摺動自在に配設されており、
このトラバーサ6の摺動はモータ等の駆動源を用いて行
なうことができる。
また、このトラバーサ6の所定位置、例えばローラ組
8、9間に挟持、保持されトラバーサ6を通過するOPGW
に臨むような位置(本実施例では通過するOPGWの上方位
置)には、通過するOPGWに塗装を施すことができるよう
に塗装装置としての塗装ガン12が取り付けられており、
この塗装ガン12には、好適位置に固定された塗料タンク
13からフレキシブル管14を介して塗料が供給されるよう
に構成されている。したがって、トラバーサ6の摺動と
共に塗装ガン12が移動しても、フレキシブル管14を介し
ているので、塗料タンク13から確実に塗料を塗装ガン12
に供給することができる。
塗装ガン12の対向位置には、塗装ガン12からトラバー
サ6を通過するOPGWの表面を塗装するためにOPGWに対し
噴霧して、使用された使用済の塗料を外部へ排気する排
気手段としてのダクトホース15が、塗装ガン12の周囲を
囲うようにして配設されている。このダクトホース15の
端部に、排気ブロワ16を設けると、使用済の塗料を効果
的に外部へ排気することができる。
なお、巻取り機7は、所定速度にて、図示の矢印方向
に回転してOPGWを巻き取ることができるようにモータ
(図示せず)のような駆動源を有しており、支持台7aに
ベアリング(図示せず)を介して回転自在に支持されて
いる。ここで、搬送駆動キャタピラ5と巻取り機7の回
転速度は、ほぼ同期するように、駆動源の回転速度が設
定されている。
以上のような構成になる本考案の上記実施例の作用に
ついて以下に説明する。
いま、上記したOPGWの捻回数確認用表面塗装装置が作
動状態にあるとき、OPGWは、供給ドラム1から引き出さ
れ、計尺器3の案内ローラ組4、搬送駆動キャタピラ5
及びトラバーサ6の案内ローラ組8、9を介して巻取り
機7に好適な張力をもって張設、設定される。
このようにして設定されたOPGWは、搬送駆動キャタピ
ラ5及び巻取り機7をほぼ同期させて好適な回転速度で
回転させ、供給ドラム1から送り出されるOPGWを、予め
決められた動作で横方向に運動するトラバーサ6を介し
て巻取り機7に巻き取らせるが、そのときにトラバーサ
6を通過するOPGWの表面の概略半分、すなわちOPGWの表
面の上半分(1/2)に対し、このOPGWが通過する上方位
置のトラバーサ6に取り付けられた塗装ガン12から塗料
が噴霧され、塗装が施される。なお、この塗装ガン12の
塗装動作は、塗装ガン12の噴霧開口部の開閉動作をオ
ン、オフ駆動する駆動回路(図示せず)を塗装ガン12内
に設け、この駆動回路を遠隔操作にてオン、オフ動作さ
せるような構成とされているので、遠隔操作ができ、塗
装作業専門に1人の作業者を配置する必要性を排除する
ことができる。
上記した実施例のようにOPGWに塗装を施することによ
り、これまで塗装作業のためにスプレー塗装等、塗装作
業専門に1名の作業者を必要としていたものが、その必
要性を排除することができ、従来、2人で作業していた
ものが1人でも作業を行なうことが可能になる。
また、従来の手作業によるOPGWへの塗装作業に比べ
て、塗装の濃淡及び塗装ムラの発生を招くことなく、確
実に所望する塗装を施すことができる。
さらに、上記実施例では、トラバーサ6に塗装ガン12
を直接、取り付けて、トラバーサ6を通過するOPGWに臨
む位置に配設し、巻取り機7と塗装ガン12を連動するよ
うに構成したので、塗装の施されたOPGWが、すなわち上
半分(1/2)の塗装面が回転することなく、したがって
巻取り機のドラム表面に巻いた時に塗装面が横を向いた
り、裏を向いたりする等、塗装面が揃わないようなこと
がなく、巻取り機のドラム表面に塗装面を揃えることが
でき、商品価値も増大するものである。
さらに、上記実施例のように、塗装ガン12の周囲を囲
うように設けられるダクトホース15及び排気ブロワ16を
配設したことにより、塗装の際に塗料溶剤によって、工
場等の作業場全体が汚染されていたものが、汚染の防止
を図ることができ、特に塗装作業者に対する汚染の甚だ
しい悪影響を防止することができ、作業環境の著じるし
い改善を図ることができる。
考案の効果 以上説明してきたように、本考案の光ファイバ複合架
空地線(OPGW)の捻回数確認用表面塗装装置によれば、
架空地線供給ドラムから供給された架空地線を計尺器に
て計尺し、この計尺器から送り出される架空地線をトラ
バーサを介して巻取り機に巻取る構成とし、特に、この
トラバーサに塗装装置を取付け、この塗装装置にて計尺
器から送り出されてくる架空地線の表面に塗装を施す構
成とされるので、OPGWの捻回数を確認するためにOPGWの
表面に塗料を塗装する際、塗装作業を軽減することがで
き、しかも塗装の濃淡及び塗装ムラの発生を防止すると
共に、確実に所望する塗装を行なうことができる。さら
に、塗装装置にて使用された使用済みの塗料を外部へと
排気する排気手段を設ける構成とした場合には、塗料溶
剤による汚染を防止することができ、作業場の環境を著
じるしく改善することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるOPGWの捻回数確認用表面塗装装置
の一実施例を示す概略説明図、第2図は第1図の概略平
面図、第3図は従来のOPGWの一例の部分斜視図である。 1:OPGW供給ドラム 3:計尺器 6:トラバーサ 7:巻取り機 12:塗装ガン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐藤 一郎 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番 1号 昭和電線電纜株式会社内

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバ複合架空地線を巻き付け保持し
    ている架空地線供給ドラムと、該ドラムからの該架空地
    線を後段に供給すると共に計尺するための計尺器と、該
    計尺器から送り出される該架空地線をトラバーサを介し
    て巻き取るための巻取り機と、該トラバーサに取付けら
    れ、送り出されてくる該架空地線の表面に塗装を施すた
    めの塗装装置とを有することを特徴とする架空地線の捻
    回数確認用表面塗装装置。
  2. 【請求項2】更に、前記塗装装置にて使用された使用済
    みの塗料を外部へと排気する排気手段を設けたことを特
    徴とする請求項1の架空地線の捻回数確認用表面塗装装
    置。
JP4516789U 1989-04-18 1989-04-18 光ファイバ複合架空地線の捻回数確認用表面塗装装置 Expired - Lifetime JP2520327Y2 (ja)

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