JP2519929Y2 - 流水プール - Google Patents

流水プール

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JP2519929Y2
JP2519929Y2 JP1990090365U JP9036590U JP2519929Y2 JP 2519929 Y2 JP2519929 Y2 JP 2519929Y2 JP 1990090365 U JP1990090365 U JP 1990090365U JP 9036590 U JP9036590 U JP 9036590U JP 2519929 Y2 JP2519929 Y2 JP 2519929Y2
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water
water tank
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次郎 越島
純司 高橋
博司 岡
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は流水プールに関する。
〔従来の技術〕
水泳用のプールとして、水槽と水槽中に水を噴出し流
水を起こす流水手段を備えた流水プールがある。この流
水プールは、小面積の水槽で十分に普通の水泳ができる
という特徴がある。
従来の流水プールでは、水流発生手段に、第6図に示
す水噴出ヘッド31が設けられ、ここから水を噴出してい
る。この水噴出ヘッド31は、筒状ヘッド本体32の両端部
に第8図示す如くの円形の注水口32aを有し、周面に突
出したノズル先端に開いた吐出口33、33′を多数有して
いる。吐出口33は所定ピッチで軸方向に整列し、吐出口
33′も同じピッチで軸方向に整列しており、二つの吐出
口列が上下に設けられた構成になっている。そして、第
7図にみるように、各吐出口33の丁度真下に各吐出口3
3′が位置している。ポンプ(図示省略)より送られる
水は注水口32aより入り吐出口33、33′より勢い良く噴
出される。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記流水プールの場合、泳者の体や手
に当たる流水の強さにむらがあり、自然な感じが乏し
く、違和感を感じて泳ぎ難いという問題があった。
この考案は、上記事情に鑑み、泳者が体感する流水の
強さのむらが緩和された泳ぎやすい流水プールを提供す
ることを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するため、この考案にかかる流水プー
ルは、水槽と前記水槽中に水を噴出して水流を起こす水
流発生手段を備え、前記水流発生手段における水噴出ヘ
ッドが水槽の一側上部に配置され、前記水噴出ヘッドに
は水吐出口が複数個水平に並ぶ吐出口列が上下に複数列
設けられていて、少なくとも隣合う吐出口列同士では、
上方側の吐出口列のほうが下方側の吐出口列よりも水吐
出口の個数が多く、上下の水吐出口が千鳥配置となって
おり、前記水槽のうち、前記水検出ヘッドと対向する他
側の下端底角部に凸段部を有し、前記凸段部の上面は水
槽の中央側に向けて下方へと傾斜する傾斜面であって、
前記傾斜面に排水口が配置され、前記排水口と前記水噴
出ヘッドとが、前記水槽の外部で途中にポンプを有する
流路にて接続されている。
吐出口列の数は、2以上であればよく、特に限定され
ない。各吐出口列における吐出口の数は、特に限定され
ないが、一定の幅で流水を起こすには相当個数(例え
ば、6個とか7個とか)あった方がよい。少なくとも隣
合う吐出口列同士では吐出口を千鳥状に配置するが、例
えば、3つの吐出列がある場合、第1列目と第2列目、
第2列と第3列目の間は吐出口は千鳥配置であるが、第
1列目と第3列目は必ずしも千鳥配置でなくともよい
(勿論、千鳥配置であってもよい)。
〔作用〕
この考案の流水プールでは、泳者が感じる流水強さの
むらが緩和される。流水強さの緩和される理由を、水噴
出ヘッドが、第1図に示すように、2列の吐出口列があ
って、上列の吐出口3の真中下方に下列の吐出口3′が
位置する千鳥配置の場合に基づいて具体的に説明する。
吐出口3複数個からなる上吐出口列により起こる流水
の幅方向流速分布は、第5図(a)に示す通り山と谷が
はっきりしている。一方、吐出口3′複数個からなる下
吐出口列により起こる流水の幅方向流速分布は、第5図
(b)に示す通り、やはり、山と谷がはっきりしてい
る。第5図(a)、(b)にみるように、それぞれの流
速の山の位置は他方の流速の谷に対応する位置にあるた
め、両吐出口列が合体した場合の流水の幅方向分布は、
第5図(c)にみるように、谷がならされた流速分布む
らの極く弱いものになる。このため、泳者が感じる流水
強さのむらが緩和されるのである。
これに対し、第7図の如く、各吐出口33の丁度真下に
各吐出口33′が位置する非千鳥配置の時は、両吐出口列
を合体した場合の流水の幅方向分布は、第9図にみるよ
うに、谷と山がはっきりとした流速分布はむらの強いも
のとなり、泳者は流水強さのむらを強く感じるのであ
る。
また、水槽の一側に水噴出ヘッドが配置されている場
合、水槽内の水の流れは、水槽の水面側では水噴出ヘッ
ドが設けられた一側から対向する他側へと向かう水流が
発生し、これに伴って、水槽の底面側では逆に他側から
一側へと向かう反転水流が発生し、全体としては、垂直
面内で環状に回る循環水流が発生することになる。
スムーズな循環水流を作るには、循環水流の中心側よ
り外周側ほど流水量を多くすればよい。本願発明では、
上下の吐出口列のうち上方側の吐出口列のほうが下方側
の吐出口列よりも水吐出口の個数が多いので、水面に近
い循環水流の外周側で流水量が多くなり、スムーズな循
環水流が作り出される。
特に、泳者には水面に近い側の水流ほど大きな影響を
与え、水面では水流に対する大気等の抵抗も大きくなる
ので、前記したように、上方側の水吐出口の数を多くし
て流水量を増やしておくことが有効である。
さらに、水の排出口が、水槽のうち水噴出ヘッドと対
向する位置に設けられた凸段部の上面の傾斜面に配置さ
れていることで、循環水流はよりスムーズになる。
すなわち、前記傾斜面に設けられた排出口から水を排
出すれば、水噴出ヘッドから水面側を流れてきた水流が
排出口に向かって斜め下向きの流れを作る。この斜め下
向きの水流の一部は排出口から排出されるが、それに伴
って、斜め下向き水流の一部は前記傾斜面に沿って方向
を変えて水槽の底面側へと流れ、水槽の底面側を水噴出
ヘッド側へと流れる反転水流を構成する。その結果、水
面側から底面側への循環水流の反転がスムーズに行われ
るのである。前記した凸段部および傾斜面の構成がなけ
れば、水面側で水槽の内壁に衝突した水流は、そのまま
内壁の近く、例えば底面隅部などで停滞してしまって、
底面側での反転流がスムーズに起こらない。
〔実施例〕
以下、この考案にかかる流水プールの実施例を図面を
参照しながら説明する。
第1図は、実施例の流水プールにおける水噴出ヘッド
の外観をあらわし、第4図は、実施例の流水プールの全
体構成をあらわす。
実施例の流水プールでは、第4図にみるように、水槽
5と、同水槽5中に流水を起こす流水発生手段を備えて
いる。すなわち、この流水プールでは、水槽5の一側に
水噴出ヘッド1が、対向する他側に排水口12が設けられ
ている。排水口12は、水槽5の内壁の下端底角部に凸段
部52を有し、凸段部52の上面は水槽5の中央側に向かっ
て下方へと傾斜する傾斜面54になっている。水槽5外で
ポンプ10を有する流路11がヘッド1と排水口12を接続し
流水発生手段を構成している。ポンプ10の稼働により、
水噴出ヘッド1から噴出された水の排水口12を経てヘッ
ド1に戻るように循環し、第4図に一点鎖線図示する向
きの流水が発生する。また、前記排水口12を備えた傾斜
面54に当たった水流は、傾斜面54に沿って水槽5の底面
側に流れ、第4図に破線で示す水噴出ヘッド1側に向か
う反転水流が生じ、全体として、垂直面内で環状に回る
循環水流が生じることになる。流水プールの大きさは、
例えば、幅約2m(水噴出ヘッド1設置側)、長さ約5m、
吐出口3、3′配設域の幅約0.6mといったところであ
る。
水噴出ヘッド1では、筒状ヘッド本体2の両端部に第
3図に示す如くの円形の注水口2aを有し、周面にノズル
先端に開いた吐出口3、3′を多数有している。ポンプ
10より送られる水は注水口2aより入り吐出口3、3′か
ら勢い良く噴出される。吐出口3は所定ピッチPで軸方
向に整列し、吐出口3′も同じピッチPで軸方向に整列
しており、二つの吐出口列が上下に設けられた構成にな
っている。ただ、吐出口3、3′はその列中のピッチは
同じでも、列同士でみると、第2図にみるように、上列
の7個並んだ吐出口3の各吐出口3同士の真中下方に、
下列の合計6個の吐出口3′がそれぞれ位置する千鳥配
置になっており、流水強さむらが緩和されることは前述
した通りである。
この考案は、上記実施例に限らない。例えば、実施例
では、筒状ヘッド本体の周面から突出したノズルの先端
に吐出口が開いた構成であったが、例えば、ノズルは逆
に筒状ヘッド本体の内側に向けて突出し筒状ヘッド本体
の周表面に直に吐出口が開いた構成であってもよい。
〔考案の効果〕
以上に述べたように、この考案の流水プールでは、水
流発生手段の水噴出ヘッドでは吐出口の配置が少なくと
も隣合う吐出口列同士では千鳥状となっており、泳者の
体や手に当たる流水の強さむらが緩和されるため、違和
感がなく非常に泳ぎ易いものとなっている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例の流水プールにおける水噴出ヘッドの
外観斜視図、第2図は、同水噴出ヘッドの平面図、第3
図は、同水噴出ヘッドの側面図、第4図は、実施例の流
水プールを模式的にあらわす説明図、第5図は、実施例
の水噴出ヘッドによる流水の幅方向の流速分布をあらわ
す説明図、第6図は、従来の流水プールにおける水噴出
ヘッドの外観斜視図、第7図は、同水噴出ヘッドの平面
図、第8図は、同水噴出ヘッドの側面図、第9図は、従
来の水噴出ヘッドによる流水の幅方向の流速分布をあら
わす説明図である。 1……水噴出ヘッド、3、3′……吐出口

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水槽と前記水槽中に水を噴出して水流を起
    こす水流発生手段を備え、 前記水流発生手段における水噴出ヘッドが水槽の一側上
    部に配置され、 前記水噴出ヘッドには水吐出口が複数個水平に並ぶ吐出
    口列が上下に複数列設けられていて、 少なくとも隣合う吐出口列同士では、上方側の吐出口列
    のほうが下方側の吐出口列よりも水吐出口の個数が多
    く、上下の水吐出口が千鳥配置となっており、 前記水槽のうち、前記水噴出ヘッドと対向する他側の下
    端底角部に凸段部を有し、前記凸段部の上面は水槽の中
    央側に向けて下方へと傾斜する傾斜面であって、前記傾
    斜面に排水口が配置され、 前記排水口と前記水噴出ヘッドとが、前記水槽の外部で
    途中にポンプを有する流路にて接続されている 流水プール。
JP1990090365U 1990-08-28 1990-08-28 流水プール Expired - Lifetime JP2519929Y2 (ja)

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JPH0447060U JPH0447060U (ja) 1992-04-21
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ID=31825052

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3058465U (ja) * 1998-10-15 1999-06-18 直三人 後藤 ナプキンにタンポンを連結した生理用品に満了告知の為の感熱装置を備えた生理用品

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