JP2519159B2 - 自動車車輪のハブナットの脱落防止装置 - Google Patents

自動車車輪のハブナットの脱落防止装置

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JP2519159B2 JP4341379A JP34137992A JP2519159B2 JP 2519159 B2 JP2519159 B2 JP 2519159B2 JP 4341379 A JP4341379 A JP 4341379A JP 34137992 A JP34137992 A JP 34137992A JP 2519159 B2 JP2519159 B2 JP 2519159B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車車輪のハブナッ
トの脱落防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の車輪においては、タイヤ
がはめ込まれたリムの内部に車輪円板が固定され、車軸
の端部に設けたハブ体に車輪円板の略中央部を嵌着する
と共に、ハブ体側から車輪円板側へ貫通突設させた4な
いし8個程度のハブボルトのねじ部にハブナットを螺着
して車輪円板をハブ体に固定している。そして、タイヤ
のパンクやトレッド部の摩滅等でタイヤを交換するとき
には、ハブナットをハブボルトのねじ部より取外して車
輪円板をハブ体より引抜き、新しいタイヤを装着支持し
た車輪円板をハブ体に交換固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、前記
車軸のハブ体に設けられたハブボルトは、右ねじが刻設
されたねじ部を有したボルトから成り、これに右ねじ用
のハブナットを螺着して車輪円板を固定しているもので
あり、自動車の運転席側の車輸のハブナットは、車輪の
回転方向と同じ方向に螺着され、運転席の反対側の車輪
のハブナットは、車輪の回転方向とは逆方向に螺着され
ることとなり、従って運転席の反対側のハブナットは車
輪の回転中に緩み易く、なかには走行中にハブナットが
脱落して車輪が脱輪し、事故を起こし兼ねない等の問題
があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、自動車の走行中に車輪円
板を固定したハブナットが脱落することなく、脱輪によ
る事故の発生等を防止できる自動車車輪のハブナットの
脱落防止装置を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、本発明は、車軸の端部に設けられたハブ体20
と、略中央部をこのハブ体20に嵌着され、タイヤ装着
を支持させる車輪円板14とを有し、ハブ体20周縁側
に設けられ、ハブ体20側から車輪円板14側へそのね
じ部28を貫通突設させた複数のハブボルト26と、こ
のハブボルト26のねじ部28の前記突設部に螺着され
るハブナット30と、を含む自動車車輪12において、
前記ハブナット30に冠設されるナットカバー32と、
このナットカバー32の上から装着され、ハブナット3
0の離脱を防止するための押え板34と、前記ハブナッ
ト30を締込む方向に、隣接するナットカバー32相互
に張架されたスプリング体36と、を備え、前記ナット
カバー32は、前記ハブナット30に嵌着し得る様に開
口38を備えた有底中空筒体37から成り、この有底中
空筒体37の開口38端部には該有底中空筒体37の径
より広がった受縁部40が設けられ、前記押え板34
は、各ハブナット30に嵌着するナットカバー32に対
応する位置に孔46を備えた平板部材43から成り、更
に、この平板部材43の前記孔46部分には、前記受縁
部40の上から押え込める様な押え縁部48が形成され
て成る自動車車輪のハブナットの脱落防止装置10から
構成される。
【0006】
【作用】本発明に係る自動車車輪のハブナットの離脱防
止装置においては、ハブ体側から車輪円板側へ突設した
ハブボルトのねじ部にハブナットを螺着する。この螺着
したハブナットの脱落を防止するために、ナットカバー
を各ハブナットに嵌着し、各ナットカバーの押え板を車
輪円板に固定すると共に各ハブナットを締付ける様に隣
接するナットカバーの相互にスプリング体を張架させ
る。前記各ナットカバーはその開口端部に受縁部が設け
られ、前記押え板には、ナットカバーと対応する位置に
開孔された孔部分に押え縁部が形成されて該ナットカバ
ーの受縁部が、押え板の押え縁部で上から押え込まれて
いる。これにより、ハブボルトからハブナットが離脱す
るのを防止し、また、隣接するナットカバーのスプリン
グ係止部に張架したスプリング体の弾力がハブナットを
締込む様に負荷されてハブナットの緩みを防止でき、走
行中にハブナットの脱落がなく、事故等の発生を防止で
きることとなる。
【0007】
【実施例】以下、添付図面により、本発明の好適な実施
例を説明する。図1、図2、図3には、本発明の実施例
に係る自動車車輪のハブナットの脱落防止装置10が示
されている。図において、自動車車輪のハブナットの脱
落防止装置10は、自動車車輪12の車輪円板14の外
面に設けられている。前記車輪円板14は、その周縁に
リム16が固定され、このリム16にタイヤ18が嵌込
まれている。更に、車輪円板14の中心には、車軸の端
部に設けられたハブ体20に嵌着する孔22が開孔され
ている。
【0008】図2に示す様に、前記ハブ体20に車輪円
板14を固定するため、ハブ体20の周側面にフランジ
24が突設され、このハブ体20のフランジ24側か
ら、同フランジ24の外面に接合させた車輪円板14側
へ4ないし8個程度のハブボルト26のねじ部28が貫
通突設され、この突設されたハブボルト26のねじ部2
8に袋ナットから成るハブナット30が螺着されてい
る。このハブナット30は必ずしも袋ナットを用いる必
要はなく、通常のナットでもよい。
【0009】前記各ハブボルト26は、そのねじ部28
に右ねじと左ねじとを有したボルトから成り、隣接する
ハブボルト26に、右ねじと左ねじとのボルトを交互に
配置することが好ましい。これにより、後述するナット
カバーの相互にスプリング体を張架したとき、このスプ
リング体の弾力をハブナットの締付け方向に負荷できる
こととなる。
【0010】本考案の自動車車輪のハブナットの脱落防
止装置10は、前記ハブ体20に固定された自動車車輪
12において、前記ハブナット30に冠設されるナット
カバー32と、このナットカバー32のハブナット30
からの離脱を防止するための押え板34と、前記ハブナ
ット30を締込む方向に、隣接するナットカバー32相
互に張架されたスプリング体36と、を備えている。
【0011】図1、図2に示す様に、前記ナットカバー
32は、前記ハブナット30に嵌着し得る様に開口38
を備えた有底中空筒体37から成り、この有底中空筒体
37の開口38端部には、該中空筒体37の径より広が
った受縁部40が設けられている。更に、該中空筒体3
7の周縁部にはスプリング係止部42が突設されてい
る。
【0012】図1、図2に示す様に、押え板34は、車
輪円板14に接合可能なドーナツ形の平板部材43に形
成されてボルト44で車輪円板14に着脱固定されてい
る。この押え板34には、各ハブボルト26に螺着され
た各ハブナット30に嵌着されたナットカバー32に対
応する位置に孔46が開孔されており、この孔46部分
には、前記ナットカバー32の受縁部40を上から押え
込める様な押え縁部48が形成されている。この押え縁
部48には、前記ナットカバー32のスプリング係止部
42を通係する、図示しない通係溝が設けられている。
前記押え縁部48でナットカバー32の受縁部40が押
圧状に係止されてナットカバー32の離脱を防止でき
る。なお、押え板34の平板部材43は、複数の割型板
に形成してもよい。
【0013】前記スプリング体36は、コイルスプリン
グより成り、その両端にはナットカバー32のスプリン
グ係止部42に係着するフックが設けられている。この
スプリング体36を隣接するナットカバー32、32の
相互のスプリング係止部42に係着させる。これによ
り、スプリング体36の弾力がナットカバー内部のハブ
ナット30、30を締込む方向に負荷されて各ハブナッ
ト30に緩みが発生することなく、脱落を防止できる。
【0014】また、図4、図5に示す様に、前記ハブ体
20には、車輪円板14の外面に当接しつつナットカバ
ー32側を覆蓋する車輪カバー50をボルト52でハブ
体20の頭部に着脱固定してもよい。この車輪カバー5
0の周縁部は、車輪円板14に固定した押え板34の端
部外面に突設した縁部54に係着して車輪カバー50は
安定した状態に保持される。そして、車輪カバー50で
各ハブナット30に装着したナットカバー32やスプリ
ング体36を保護できると共に自動車車輪12の美観を
向上できる。
【0015】上記した様に、本発明の自動車車輪のハブ
ナットの脱落防止装置10は、自動車車輪12をハブ体
20に固定したハブナット30にナットカバー32を嵌
着する。このとき、該ナットカバー32の開口端部に設
けた受縁部40は車輪円板14に近接配置される。更
に、押え板34を車輪円板34に固定することにより、
車輪円板34の孔46の押え縁部48がナットカバー3
2に通係されて受縁部40に上方から係着される。ま
た、各ハブナット30を締付ける様に隣接するナットカ
バー32の相互にスプリング体36を張架する。該ナッ
トカバー32、32のスプリング係止部42にスプリン
グ体36の弾力がナットカバー32、32を介してハブ
ナット30を締付ける様に負荷され、ハブボルト26に
螺着されたハブナット30は緩みが発生することなく、
螺着状態を保持できる。この様に、ナットカバーの受縁
部40を押え板34の押え縁部48で押圧係止し、スプ
リング体36の弾力をナットカバーを介してハブナット
30を締め付ける様に負荷することにより、走行中にハ
ブナットのハブボルトからの脱落を防止して事故等の発
生を防止でき、自動車の走行時の安全性を向上できるこ
ととなる。
【0016】
【発明の効果】以上説明した様に、請求項1に係る自動
車車輪のハブナットの脱落防止装置によれば、車軸の端
部に設けられたハブ体と、略中央部をこのハブ体に嵌着
され、タイヤ装着を支持させる車輪円板と、を有し、ハ
ブ体周縁側に設けられ、ハブ体側から車輪円板側へその
ねじ部を貫通突設させた複数のハブボルトと、このハブ
ボルトのねじ部の前記突設部に螺着されるハブナット
と、含む自動車車輪において、前記ハブナットに冠設さ
れるナットカバーと、このナットカバーの上から装着さ
れ、ハブナットからの離脱を防止するための押え板と、
前記ハブナットを締込む方向に、隣接するナットカバー
相互に張架されたスプリング体とを備え、前記ナットカ
バーは、前記ハブナットに嵌着し得る様に開口を備えた
有底中空筒体から成り、この有底中空筒体の開口端部に
は該中空筒体の径より広がった受縁部が設けられ、前記
押え板は、各ハブナットに嵌着するナットカバーに対応
する位置に孔を備えた平板部材から成り、更に、この平
板部材の前記孔部分には、前記受縁部の上から押え込め
る様な押え縁部が形成されて成ることにより、ハブナッ
トに嵌着したナットカバーの受縁部に、押え板の押え縁
部が強固に係着し、ナットカバー並びにハブナットの脱
落を防止できる。また、スプリング体で強固に係止され
たハブナットに緩みが発生することがなく、自動車の走
行中のハブナットの脱落による事故の発生等を防止し、
安全性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る自動車車輪のハブナット
の脱落防止装置を備えた自動車車輪の正面図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】図1のB−B線拡大断面図である。
【図4】車輪カバーを装着した自動車車輪の正面図であ
る。
【図5】図4のC−C線拡大断面図である。
【符合の説明】
10 自動車車輪のハブナットの脱落防止装置 12 自動車車輪 14 車輪円板 20 ハブ体 26 ハブボルト 28 ねじ部 30 ハブナット 32 ナットカバー 34 押え板 36 スプリング体 37 有底中空筒体 40 受縁部 43 平板部材 48 押え縁部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車軸の端部に設けられたハブ体と、略中
    央部をこのハブ体に嵌着され、タイヤ装着を支持させる
    車輪円板と、を有し、ハブ体周縁側に設けられ、ハブ体
    側から車輪円板側へそのねじ部を貫通突設させた複数の
    ハブボルトと、このハブボルトのねじ部の前記突設部に
    螺着されるハブナットと、を含む自動車車輪において、 前記ハブナットに冠設されるナットカバーと、 このナットカバーの上から装着され、ハブナットからの
    離脱を防止するための押え板と、 前記ハブナットを締込む方向に、隣接するナットカバー
    相互に張架されたスプリング体と、を備え、前記ナットカバーは、前記ハブナットに嵌着し得る様に
    開口を備えた有底中空筒体から成り、この有底中空筒体
    の開口端部には該有底中空筒体の径より広がた受縁部が
    設けられ、 前記押え板は、各ハブナットに嵌着するナットカバーに
    対応する位置に孔を備えた平板部材から成り、更に、こ
    の平板部材の前記孔部分には、前記受縁部の上ら押え込
    める様な押え縁部が形成されて成る自動車車輪のハブナ
    ットの脱落防止装置。
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