JP2517298Y2 - 改良された袋の開封ノッチ - Google Patents
改良された袋の開封ノッチInfo
- Publication number
- JP2517298Y2 JP2517298Y2 JP5833890U JP5833890U JP2517298Y2 JP 2517298 Y2 JP2517298 Y2 JP 2517298Y2 JP 5833890 U JP5833890 U JP 5833890U JP 5833890 U JP5833890 U JP 5833890U JP 2517298 Y2 JP2517298 Y2 JP 2517298Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- notch
- opening
- bag
- rear end
- angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Packages (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、合成樹脂フィルムまたはシートから形成さ
れた可撓性の袋のシール縁部に設けて、容易に袋を引き
裂いて開封できるようにするためのノッチ(切り込み)
の改良に関する。
れた可撓性の袋のシール縁部に設けて、容易に袋を引き
裂いて開封できるようにするためのノッチ(切り込み)
の改良に関する。
合成樹脂フィルムまたはシートから形成された可撓性
の袋は、縁部に切り込みを入れておくと容易に引き裂く
ことができる性質がある。この性質を利用して、袋を素
手で容易に開封できるようにするために、袋の縁にノッ
チを設けることが従来より広く行われている。この開封
ノッチは通常は袋のシール部に設けるが、従来のノッチ
は第4図に示すように単なるV字形であった。
の袋は、縁部に切り込みを入れておくと容易に引き裂く
ことができる性質がある。この性質を利用して、袋を素
手で容易に開封できるようにするために、袋の縁にノッ
チを設けることが従来より広く行われている。この開封
ノッチは通常は袋のシール部に設けるが、従来のノッチ
は第4図に示すように単なるV字形であった。
従来の開封ノッチでは、ノッチの後端部の両側に鋭く
尖った部分5および5′ができるが、袋のシール部は他
の部分に比べて可撓性に欠けているため、袋の取り扱い
中にこの部分が皮膚を引っ掻いて傷をつけてしまうこと
がしばしばあった。
尖った部分5および5′ができるが、袋のシール部は他
の部分に比べて可撓性に欠けているため、袋の取り扱い
中にこの部分が皮膚を引っ掻いて傷をつけてしまうこと
がしばしばあった。
そこで、第5図に示すようにこの部分に丸みをつける
ことが考えられる。しかしこの場合にはノッチの後端部
が袋の縁部へと連続的につながっていくように打ち抜き
位置をきわめて厳密に制御しなければならず、そのよう
な制御は打ち抜き位置のばらつきを考えると実際上は困
難である。そして、打ち抜きのばらつきによってノッチ
が浅くなってしまうと、第6図に示すように鋭く尖った
部分ができ、深すぎても第7図に示すようにやはり鋭く
尖った部分ができる。
ことが考えられる。しかしこの場合にはノッチの後端部
が袋の縁部へと連続的につながっていくように打ち抜き
位置をきわめて厳密に制御しなければならず、そのよう
な制御は打ち抜き位置のばらつきを考えると実際上は困
難である。そして、打ち抜きのばらつきによってノッチ
が浅くなってしまうと、第6図に示すように鋭く尖った
部分ができ、深すぎても第7図に示すようにやはり鋭く
尖った部分ができる。
本考案の目的は、このような問題の生じない開封ノッ
チを提供することにある。すなわち、鋭く尖った部分が
なく、ノッチの打ち抜き位置がばらついても鋭く尖った
部分ができないノッチを提供することにある。
チを提供することにある。すなわち、鋭く尖った部分が
なく、ノッチの打ち抜き位置がばらついても鋭く尖った
部分ができないノッチを提供することにある。
本考案においては、ノッチの後端部の開口角度が先端
部よりも30°以上大きく且つ鈍角となるようにすること
によって、上述した問題を解決した。
部よりも30°以上大きく且つ鈍角となるようにすること
によって、上述した問題を解決した。
すなわち本考案は、合成樹脂フィルムまたはシートか
らなる袋のシール縁部に設けて、袋の引き裂きによる開
封を容易にするためのノッチであって、該ノッチは先端
部がV字またはU字状に形成されており、後端部は開口
角度が先端部よりも30°以上大きく且つ鈍角に形成され
ていることを特徴とする開封ノッチである。
らなる袋のシール縁部に設けて、袋の引き裂きによる開
封を容易にするためのノッチであって、該ノッチは先端
部がV字またはU字状に形成されており、後端部は開口
角度が先端部よりも30°以上大きく且つ鈍角に形成され
ていることを特徴とする開封ノッチである。
本考案においては、後端部の開口角度を大きくしたの
で、ノッチ後端部の尖った部分の角度が鈍くなって、皮
膚を傷つけることがなくなる。また、ノッチを打ち抜く
位置がずれても角度に変化はないので、常に一定した品
質のノッチを形成することができる。
で、ノッチ後端部の尖った部分の角度が鈍くなって、皮
膚を傷つけることがなくなる。また、ノッチを打ち抜く
位置がずれても角度に変化はないので、常に一定した品
質のノッチを形成することができる。
第1図は、本考案の開封ノッチの1つの実施例を示す
正面図である。ノッチ1の先端部はV字形で先端2にお
ける開口角度θ1は45°の鋭角であり、中央部3および
3′で角度が拡がって、図のθ2は115°になっている。
その結果、ノッチの後端部5および5′は従来の第4図
に示すものよりも鈍くなり、皮膚を傷つける恐れが少な
い。
正面図である。ノッチ1の先端部はV字形で先端2にお
ける開口角度θ1は45°の鋭角であり、中央部3および
3′で角度が拡がって、図のθ2は115°になっている。
その結果、ノッチの後端部5および5′は従来の第4図
に示すものよりも鈍くなり、皮膚を傷つける恐れが少な
い。
本考案においては、ノッチ先端はV字またはU字状で
その開口角度θ1は鋭角であることが袋の引き裂きをス
ムーズに行う上で必要であり、好ましい範囲は0〜70°
である。そして、θ1が0°の場合すなわち線状の切り
込みになっている場合には、引き裂きが必要以上に起き
やすくなって輸送の際などに引き裂きが起きてしまうこ
とがあるので、特に好ましい角度範囲は20〜60°であ
る。また、後端部は直線で形成されていることが好まし
く、その開口角度はθ2はθ1よりも30°以上大きく且つ
鈍角であることが必要である。θ2が鋭角の場合には、
ノッチの後端部に鋭く尖った部分ができるので本考案の
目的を達成することができない。また、θ2が180°に近
づくと、ノッチを形成する際のばらつきを非常に小さく
制御する必要ができてくるので、好ましいθ2の範囲は1
00〜150°である。
その開口角度θ1は鋭角であることが袋の引き裂きをス
ムーズに行う上で必要であり、好ましい範囲は0〜70°
である。そして、θ1が0°の場合すなわち線状の切り
込みになっている場合には、引き裂きが必要以上に起き
やすくなって輸送の際などに引き裂きが起きてしまうこ
とがあるので、特に好ましい角度範囲は20〜60°であ
る。また、後端部は直線で形成されていることが好まし
く、その開口角度はθ2はθ1よりも30°以上大きく且つ
鈍角であることが必要である。θ2が鋭角の場合には、
ノッチの後端部に鋭く尖った部分ができるので本考案の
目的を達成することができない。また、θ2が180°に近
づくと、ノッチを形成する際のばらつきを非常に小さく
制御する必要ができてくるので、好ましいθ2の範囲は1
00〜150°である。
第2図は、本考案の他の実施例であり、ノッチの開口
角度は3,3′および4,4′の2つの位置で2段階に変化し
ている。そして、第3図は本考案のさらに他の実施例で
あり、この場合には先端部がU字状に形成されており、
中央部3,3′で角度が滑らかに変化して拡がり、後端部
へと続いている。
角度は3,3′および4,4′の2つの位置で2段階に変化し
ている。そして、第3図は本考案のさらに他の実施例で
あり、この場合には先端部がU字状に形成されており、
中央部3,3′で角度が滑らかに変化して拡がり、後端部
へと続いている。
本考案の開封ノッチには、後端部に鋭く尖った部分が
ないので、袋の取り扱い中に皮膚を傷つける恐れがな
い。また、ノッチを打ち抜く位置がばらついても、それ
によって後端部の角度や形状が変化することはないの
で、常に一定した品質の製品を製造することができる。
ないので、袋の取り扱い中に皮膚を傷つける恐れがな
い。また、ノッチを打ち抜く位置がばらついても、それ
によって後端部の角度や形状が変化することはないの
で、常に一定した品質の製品を製造することができる。
第1図は、本考案の開封ノッチの実施例を示す正面図で
ある。また、第2図は本考案の他の実施例についての正
面図であり、第3図はさらに他の実施例についての正面
図である。 第4図は、従来の開封ノッチの正面図であり、第5図〜
第7図は従来の開封ノッチの変形例を示す正面図であ
る。 1.開封ノッチ、2.ノッチ先端部 5,5′.ノッチ後端部
ある。また、第2図は本考案の他の実施例についての正
面図であり、第3図はさらに他の実施例についての正面
図である。 第4図は、従来の開封ノッチの正面図であり、第5図〜
第7図は従来の開封ノッチの変形例を示す正面図であ
る。 1.開封ノッチ、2.ノッチ先端部 5,5′.ノッチ後端部
Claims (1)
- 【請求項1】合成樹脂フィルムまたはシートからなる袋
のシール縁部に設けて、袋の引き裂きによる開封を容易
にするためのノッチであって、該ノッチは先端部がV字
またはU字状に形成されており、後端部は開口角度が先
端部よりも30°以上大きく且つ鈍角に形成されているこ
とを特徴とする開封ノッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5833890U JP2517298Y2 (ja) | 1990-06-01 | 1990-06-01 | 改良された袋の開封ノッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5833890U JP2517298Y2 (ja) | 1990-06-01 | 1990-06-01 | 改良された袋の開封ノッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0419438U JPH0419438U (ja) | 1992-02-18 |
JP2517298Y2 true JP2517298Y2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=31583858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5833890U Expired - Lifetime JP2517298Y2 (ja) | 1990-06-01 | 1990-06-01 | 改良された袋の開封ノッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2517298Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018094694A (ja) * | 2016-12-16 | 2018-06-21 | トタニ技研工業株式会社 | パンチ刃 |
-
1990
- 1990-06-01 JP JP5833890U patent/JP2517298Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0419438U (ja) | 1992-02-18 |
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