JP2516767Y2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2516767Y2
JP2516767Y2 JP1990103342U JP10334290U JP2516767Y2 JP 2516767 Y2 JP2516767 Y2 JP 2516767Y2 JP 1990103342 U JP1990103342 U JP 1990103342U JP 10334290 U JP10334290 U JP 10334290U JP 2516767 Y2 JP2516767 Y2 JP 2516767Y2
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air
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gas separation
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忠広 加藤
勝治 山神
寛 岩崎
興稔 横山
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は空気調和機に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の空気調和機は周知のように室内ユニットにて室
内の空気を吸引し、熱交換器で空気を冷却又は加熱して
室内の冷房又は暖房を行なっている。このような空気調
和機の運転は、通常室内の効率的空調のため、わずかの
隙間しかない密閉に近い室内で行なわれている。しか
し、室内の空気の入換えが十分でないことから人間の呼
吸等により室内の酸素濃度が低下すると共に二酸化炭素
や有害な一酸化炭素等のガス濃度が増加するおそれがあ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の技術においては、室内の酸素濃度が低下し、有
害ガスの濃度が高まるおそれがあるので、これを改善す
る必要がある。このため、高分子分離膜等で室外の空気
中から酸素を濃縮した空気を室内に供給して酸素濃度の
低下を防止する手段なども考えられているが、これは単
に酸素を供給するのみであって、室内の有害なガス濃度
の増加を防止する手段は講じられてなく、好適な室内環
境を提供するためには十分といえなかった。
本考案は上記従来技術の欠点・不備を解消し、室内の
酸素濃度の低下を防止すると共に、室内の有害ガスを除
去してその濃度の増加を抑制するガス分離装置を備え、
かつ、室内に人が居ない場合には自動的に上記ガス分離
装置を停止させることによって、エネルギが無駄に消費
されることを防ぐことのできる空気調和機を提供しよう
とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は前記課題を解決したものであって、室内の空
気温度を調節する室内側ユニットと、室内の空気温度を
調節するに際し、室内空気から吸熱した熱を室外に排熱
しまたは室外の空気から吸熱する室外側ユニットとを備
えた空気調和機において、室内の空気を導入しこれを分
離して酸素を室内に供給し同酸素以外のガスを室外へ排
出するガス分離装置と、室内における人の存否を検知す
る人体検知センサの検知信号に基いて前記ガス分離装置
の運転制御を行うコントローラとを備えたことを特徴と
する空気調和機に関するものである。
〔作用〕
本考案は上記構成を具えていることにより、密閉に近
い室内で人間の呼吸等により酸素が消費されてその濃度
が低下すると共に一酸化炭素等の有害ガスの濃度が上昇
した場合には、室内の空気はガス分離装置によって一酸
化炭素や窒素等の特定ガスと酸素とに分離され、特定ガ
スは室外へ排出される一方酸素は室内へ供給される。こ
れによって室内の酸素濃度の低下が防止されると共に有
害ガスの濃度上昇が抑制される。
また室内に人が存在しない場合にはこれを検知した人
体検知センサからの指令を受けてコントローラはガス分
離装置の運転を自動停止させる。
〔実施例〕
第1図は、本考案の第1実施例の、ガス分離装置を備
えた空気調和機の外観斜視図である。図において、1は
室内の空気を吸引し、冷却または加熱して室内へ吹出す
室内ユニット、2は前記室内ユニットで室内の空気を冷
却または加熱する際に、室外に排熱し、または外気から
吸熱する室外ユニット、3は室内ユニット1と室外ユニ
ット2とを接続することによって冷凍サイクルを構成す
る冷媒管、4は同冷媒管が貫通して配管されている建物
の壁、6は室外ユニット2に併設され、空気中の酸素と
酸素以外の特定ガス、すなわち窒素や一酸化炭素等を分
離するガス分離装置、7は室内の空気を導入する吸入
管、8は特定ガスを大気中へ排出するパージ管、9は室
内へ酸素を供給する供給管である。供給管9は、前記の
冷媒管3と共に建物の壁4を貫通して配管され、室内ユ
ニット1の中に導かれている。
第2図は、室内ユニット1の据付状態を示す要部断面
図である。図において、10は室内ユニット1の空気吸込
口、11は同ユニット内の熱交換器、12は同ユニット内の
ファン、13は同ユニットの空気吹出口であり、14は上記
符号10〜13によって形成されている通風路である。前記
供給管9は、同通風路の中に、さの先端部が開口する位
置に固定されている。27は室内の人の存否を検知する焦
電型赤外線センサ等からなる人体検知センサである。
第3図は上記実施例のガス分離装置とそのコントロー
ラの系統図である。図において、6はガス分離装置の範
囲を示している。16および17は槽、15は上記各槽にそれ
ぞれ充填されている吸着剤、7は吸入管、18は同吸入管
に連り、上記槽16,17へ空気を送るブロワ、19は上記各
槽16,17に連り、有害ガスを排出するための真空ポン
プ、8は同真空ポンプに連るパージ管、9は上記各槽に
連り室内へ酸素を供給する供給管である。この系統にお
いて槽16および17は、吸入管7と供給管9との間に並列
に連結されている。A,B,C,D,EおよびFは上記各槽の入
口部、出口部に設けられている弁である。
上記ガス分離装置6において、吸着剤15にはNa−X型
ゼオライトが用いられており、この吸着剤15は槽16およ
び17内の圧力を上げると、空気中の水分、一酸化炭素、
二酸化炭素、窒素の特定ガスを選択的に吸着し、また槽
16,17内の圧力を下げると、吸着された上記特定ガスを
離脱する性質を有している。弁A,Bを開、弁C,D,E,Fを閉
としてブロワ18を起動すると室内の空気が吸入管7を通
って吸引され槽16内を通過する過程で一酸化炭素、窒素
等の特定ガスが吸着剤15に吸着される一方、酸素は吸着
されることなく供給管9を通って室内ユニット1を経て
室内へ供給される。次いで吸着剤15の吸着能力が飽和に
達したとき弁A,B,Fを閉、弁C,D,Eを開として真空ポンプ
19を起動すると槽16内は減圧され吸着剤15に吸着されて
いる特定ガスが離脱してパージ管8より大気へ放出され
る。一方槽17内においては、前述したと同様に室内から
ブロワ18により吸引された空気中の特定ガスが吸着剤15
に吸着される一方、酸素は吸着されることなく供給管9
を経て室内に供給される。このようにして、ガス分離装
置6は槽16及び17の切換使用によって連続的に室内の空
気中の特定ガスを吸着除去すると共に酸素を室内に供給
するようになっている。
空気の入替えが十分でない密閉に近い室内下で空気調
和機が運転された場合には、室内ユニット1で室内の空
気が冷却又は加熱されて室内は所定の温度に維持される
が、人間の呼吸等によって酸素が消費される一方、一酸
化炭素等の有害ガスの濃度が増加する。このような時、
ガス分離装置6を運転すると、室内の空気中の特定ガス
が選択的に分離されて室外へ排出される一方、酸素が室
内に供給される。そして装置6により特定ガスが除去さ
れて室内が大気圧以下になるため室外から特定ガスの除
去量に相当する量の新鮮な空気が室内へ補給される。以
上により室内は酸素濃度の低下が防止されるのみなら
ず、一酸化炭素等の有害ガスの濃度上昇が抑制される。
なお、第3図には、ガス分離装置6は槽16及び17を2基
備えたものを示したが、これは連続的に空気を分離処理
するためにすぎず、槽を1基として特定ガスの吸着運転
と脱離運転とを交互に行うバッチ運転を行っても同様の
作用効果が発揮される。
第3図において、28は上記ガス分離装置を制御するコ
ントローラの範囲、点線は同コントローラの中および同
コントローラからガス分離装置に至る信号の経路を示し
ている。27は室内の人の存否を検知する焦電型赤外線セ
ンサ等からなる人体検知センサ、29は同センサに連る増
幅手段、30は同増幅手段に連るスレッシュホールド回
路、31は同回路に連りガス分離装置6へ信号を送る出力
手段である。
上記コントローラ28において、人体検知センサ27の出
力はコントローラ28の増幅手段29に入り、ここで増幅さ
れた後スレッシュホールド回路30に入力される。このス
レッシュホールド回路30は入力が予じめ設定されたスレ
ッシュホールドライン以下のとき、即ち、室内に人が存
在していない場合に出力手段31に出力する。すると出力
手段31の指令によりブロワ18及び真空ポンプ19が停止さ
れてガス分離装置6の運転が停止される。このコントロ
ーラ28はエネルギの浪費防止のため不要時にはガス分離
装置6を停止するよう制御するものである。なお、装置
6の停止制御だけでなく、人体検知センサ27により人の
存在が検知されたときに、装置6を再び運転するように
制御させてもよい。
以上詳述したように本実施例の空気調和装置において
は、室内の空気を分離して酸素を室内に供給する一方、
酸素以外の特定ガスを室外へ排出するガス分離装置を備
え、かつ室内に人が不在の場合には上記ガス分離装置の
運転が自動的に停止されるので、密閉に近い室内下にあ
っても酸素濃度の低下が防止されると共に、有害ガスの
濃度上昇が抑制されて快適な室内環境が得られ、かつ、
人が居ない間にはガス分離装置の運転が停止されてエネ
ルギの無駄な消費が防止される。
〔考案の効果〕
本考案の空気調和機においては、室内の空気を導入し
これを分離して酸素を室内に供給し同酸素以外のガスを
室外へ排出するガス分離装置と、室内における人の存否
を検知する人体検知センサの検知信号に基いて前記ガス
分離装置の運転制御を行うコントローラとを備えている
ので、室内の酸素濃度の低下を防ぐと共に有害ガスを除
去し、かつ室内に人が居ない時にガス分離装置を停止さ
せることによってエネルギの無駄な消費を防ぐことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の空気調和機の外観斜視
図、第2図は同実施例の室内ユニットの据付状態を示す
要部断面図、第3図は同実施例のガス分離装置とそのコ
ントローラの系統図である。 1……室内ユニット、2……室外ユニット、3……冷媒
管、4……建物の壁、6……ガス分離装置、7……吸入
管、8……パージ管、9……供給管、10……空気吸込
口、11……熱交換器、12……ファン、13……空気吹出
口、14……通風路、15……吸着剤、16,17……槽、18…
…ブロワ、19……真空ポンプ、27……人体検知センサ、
28……コントローラ、29……増幅手段、30……スレッシ
ュホールド回路、31……出力手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岩崎 寛 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町3丁 目1番地 三菱重工業株式会社エアコン 製作所内 (72)考案者 横山 興稔 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町3丁 目1番地 三菱重工業株式会社エアコン 製作所内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内の空気温度を調節する室内側ユニット
    と、室内の空気温度を調節するに際し室内空気から吸熱
    した熱を室外に排熱しまたは室外の空気から吸熱する室
    外側ユニットとを備えた空気調和機において、室内の空
    気を導入しこれを分離して酸素を室内に供給し同酸素以
    外のガスを室外へ排出するガス分離装置と、室内におけ
    る人の存否を検知する人体検知センサの検知信号に基い
    て前記ガス分離装置の運転制御を行うコントローラとを
    備えたことを特徴とする空気調和機。
JP1990103342U 1990-10-02 1990-10-02 空気調和機 Expired - Fee Related JP2516767Y2 (ja)

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