JP2515952B2 - 軽石を用いた焼肉方法と焼肉装置 - Google Patents
軽石を用いた焼肉方法と焼肉装置Info
- Publication number
- JP2515952B2 JP2515952B2 JP4203150A JP20315092A JP2515952B2 JP 2515952 B2 JP2515952 B2 JP 2515952B2 JP 4203150 A JP4203150 A JP 4203150A JP 20315092 A JP20315092 A JP 20315092A JP 2515952 B2 JP2515952 B2 JP 2515952B2
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- JP
- Japan
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- pumice
- meat
- heat source
- yakiniku
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- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、肉、魚、野菜など
(以下肉類と略称)を焼いて調理する方法とこれに用いる
装置に関する。
(以下肉類と略称)を焼いて調理する方法とこれに用いる
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、焼肉に使用される一般的な装置
は、都市ガス、プロパンガスなどを燃料としてガスバ−
ナから火炎を噴出させ、ガスバ−ナの上方に設置した網
に肉を載せて焼いていた。
は、都市ガス、プロパンガスなどを燃料としてガスバ−
ナから火炎を噴出させ、ガスバ−ナの上方に設置した網
に肉を載せて焼いていた。
【0003】このため肉に直接火炎が当たって肉が焦げ
るうえ煙が上がり、さらに滴り落ちた脂が火炎で燃える
ため、いっそう煙が上がる欠点があった。しかも肉が焼
け焦げるので、焦げた割りには肉の中まで十分に焼けな
い、又滴り落ちた脂、肉汁や焼け焦げが装置に付着し
て、その清掃には手間がかかるなどの欠点があった。
るうえ煙が上がり、さらに滴り落ちた脂が火炎で燃える
ため、いっそう煙が上がる欠点があった。しかも肉が焼
け焦げるので、焦げた割りには肉の中まで十分に焼けな
い、又滴り落ちた脂、肉汁や焼け焦げが装置に付着し
て、その清掃には手間がかかるなどの欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、肉類、と
くに脂の多い鳥獣肉を焼くとき、焼け焦げずしかも短時
間で焼けむらを生じることなく、内部まで十分に焼くこ
とができるようにすることを課題とする。
くに脂の多い鳥獣肉を焼くとき、焼け焦げずしかも短時
間で焼けむらを生じることなく、内部まで十分に焼くこ
とができるようにすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の方法は、熱源
の下方に常時水を溜めて、かつ熱源の上方に設置した下
網に敷き並べた予め高熱乾燥処理をした軽石を熱源で加
熱して、その軽石の上方に間隔をおいて設置した上網に
肉類を載せて焼くことを特徴とする。
の下方に常時水を溜めて、かつ熱源の上方に設置した下
網に敷き並べた予め高熱乾燥処理をした軽石を熱源で加
熱して、その軽石の上方に間隔をおいて設置した上網に
肉類を載せて焼くことを特徴とする。
【0006】またこの方法に用いる装置は、外殻の底部
に水を溜める皿、ガスバーナによる熱源、その熱源の上
方に予め高熱乾燥処理をした軽石を敷き並べる下網を着
脱自在に設置し、下網の上方に食品を載せる上網を間隔
をあけ、かつ着脱自在に設置したことに特徴がある。
に水を溜める皿、ガスバーナによる熱源、その熱源の上
方に予め高熱乾燥処理をした軽石を敷き並べる下網を着
脱自在に設置し、下網の上方に食品を載せる上網を間隔
をあけ、かつ着脱自在に設置したことに特徴がある。
【0007】
【作用】バ−ナに点火すると下網に敷き並べられた軽石
が熱せられて、赤外線を放射し、上網に載せられた肉類
を間接的に加熱する。加熱された肉類から滴り落ちる脂
や肉汁は、下方の軽石に吸収される。なお軽石で吸収で
きなかった脂等は、下網の下方の皿に入れた水に落ち
る。
が熱せられて、赤外線を放射し、上網に載せられた肉類
を間接的に加熱する。加熱された肉類から滴り落ちる脂
や肉汁は、下方の軽石に吸収される。なお軽石で吸収で
きなかった脂等は、下網の下方の皿に入れた水に落ち
る。
【0008】予め高熱乾燥処理をすると、初期の軽石加
熱時に発生する臭気もなく、赤外線放射も良好となる。
この軽石による間接加熱と皿内の水の蒸発によって肉類
の過剰な焼け焦げがなく、肉が固くならず、いつまでも
柔らかく、美味を保つ。
熱時に発生する臭気もなく、赤外線放射も良好となる。
この軽石による間接加熱と皿内の水の蒸発によって肉類
の過剰な焼け焦げがなく、肉が固くならず、いつまでも
柔らかく、美味を保つ。
【0009】
【実施例】図1及び図2ではグリルを用いた、この発明
に係る装置の一例を示す。外殻1は、上部が開口されて
おり、底部には上部が開口された水を入れる皿2が出し
入れ自在に収容されている。皿2の上方には、熱源とす
るバ−ナ3があって、これは外殻1の対向する内壁に支
持具4を介して固定されている。
に係る装置の一例を示す。外殻1は、上部が開口されて
おり、底部には上部が開口された水を入れる皿2が出し
入れ自在に収容されている。皿2の上方には、熱源とす
るバ−ナ3があって、これは外殻1の対向する内壁に支
持具4を介して固定されている。
【0010】バ−ナ3の上方に対向して固定された庇5
は、滴り落ちる脂や肉汁でバ−ナ3の噴出口が塞がれる
のを防止するとともに、下網6を着脱自在に載せるもの
である。実施例では庇5は内側へ斜降して、載せた下網
6を安定に支持できるようになっている。この庇5が設
けられていないときは、外殻1の内壁に下網6の支持具
を突設するとよい。
は、滴り落ちる脂や肉汁でバ−ナ3の噴出口が塞がれる
のを防止するとともに、下網6を着脱自在に載せるもの
である。実施例では庇5は内側へ斜降して、載せた下網
6を安定に支持できるようになっている。この庇5が設
けられていないときは、外殻1の内壁に下網6の支持具
を突設するとよい。
【0011】前記下網6は、対向する両側縁部を庇5の
傾斜にあわせて折り曲げられているが、庇5に代えて支
持具を設けた場合は、支持具に下網6が着脱自在に係止
できるように、下網6又は支持具4の一方又は双方を所
定形状に形成すればよい。
傾斜にあわせて折り曲げられているが、庇5に代えて支
持具を設けた場合は、支持具に下網6が着脱自在に係止
できるように、下網6又は支持具4の一方又は双方を所
定形状に形成すればよい。
【0012】下網6に敷き並べる予め高熱乾燥処理をし
た軽石7は、天然沸石を高熱乾燥処理したものは園芸用
品として市販されていて入手しやすく、又取り扱いやす
いうえ衛生的である。この軽石7は、下網6の目からこ
ぼれ落ちない程度の大きさであればよく、下網6の目の
大きさによってその大きさを適宜選択できる。又予め高
熱乾燥処理をした軽石7は天然沸石を高熱乾燥処理した
ものの外、肉を焼いたとき滴り落ちる脂や肉汁をよく吸
収できるよう多孔質であり、しかも加熱されて赤外線を
放射できるものであれば、天然軽石、人工軽石を問わな
い。
た軽石7は、天然沸石を高熱乾燥処理したものは園芸用
品として市販されていて入手しやすく、又取り扱いやす
いうえ衛生的である。この軽石7は、下網6の目からこ
ぼれ落ちない程度の大きさであればよく、下網6の目の
大きさによってその大きさを適宜選択できる。又予め高
熱乾燥処理をした軽石7は天然沸石を高熱乾燥処理した
ものの外、肉を焼いたとき滴り落ちる脂や肉汁をよく吸
収できるよう多孔質であり、しかも加熱されて赤外線を
放射できるものであれば、天然軽石、人工軽石を問わな
い。
【0013】上網8は肉類9を載せるものであって、実
施例の場合、両外縁部を下に折り曲げて、外殻1の上端
に着脱自在に係止できるようになっている。この上網8
も下網6と同様その形状は任意であり、外殻1の構造に
よっては適宜支持具を外殻1に設ければよい。但し上網
8が下網6の上方で着脱自在に係止されるようにすれば
便利である。
施例の場合、両外縁部を下に折り曲げて、外殻1の上端
に着脱自在に係止できるようになっている。この上網8
も下網6と同様その形状は任意であり、外殻1の構造に
よっては適宜支持具を外殻1に設ければよい。但し上網
8が下網6の上方で着脱自在に係止されるようにすれば
便利である。
【0014】
【発明の効果】肉類、とくに脂の多い鳥獣肉を焼くと
き、直接火炎に肉類が当たらず、加熱された軽石の発す
る赤外線で炭火同様に焼くため、焼きむらがなく、内部
まで短時間で焼き上げることができ、しかも焼き上がり
が柔らかく、肉本来の味を引き出せる。
き、直接火炎に肉類が当たらず、加熱された軽石の発す
る赤外線で炭火同様に焼くため、焼きむらがなく、内部
まで短時間で焼き上げることができ、しかも焼き上がり
が柔らかく、肉本来の味を引き出せる。
【0015】又、肉類が火炎に晒されないので煙や臭気
が発生しがたく、滴り落ちた脂や肉汁は軽石に吸収され
るので、食事後はたいていの場合、上下の網を掃除する
だけでよく、手間がかからず、しかも衛生的である。
が発生しがたく、滴り落ちた脂や肉汁は軽石に吸収され
るので、食事後はたいていの場合、上下の網を掃除する
だけでよく、手間がかからず、しかも衛生的である。
【0016】さらに、熱せられた軽石は冷えるのも早い
ので、事後処理に時間を要しないうえ、汚れた軽石は安
価であるため、気軽に交換できる。
ので、事後処理に時間を要しないうえ、汚れた軽石は安
価であるため、気軽に交換できる。
【図1】装置の縦断面図である。
【図2】装置の平面図である。
2 皿 3 バ−ナ 6 下網 7 予め高熱乾燥処理をした軽石 8 上網 9 肉類
Claims (2)
- 【請求項1】 熱源の下方に常時水を溜めて、かつ熱源
の上方に設置した下網に敷き並べた予め高熱乾燥処理を
した軽石を熱源で加熱して、該軽石の上方に間隔をおい
て設置した上網に肉類を載せて焼くことを特徴とする軽
石を用いた焼肉方法。 - 【請求項2】 装置の外殻の底部に水を溜める皿、ガス
バーナによる熱源、その熱源の上方に予め高熱乾燥処理
をした軽石を敷き並べる下網を着脱自在に設置し、下網
の上方に肉類を載せる上網を間隔をあけ、かつ着脱自在
に設置したことを特徴とする軽石を用いた焼肉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4203150A JP2515952B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 軽石を用いた焼肉方法と焼肉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4203150A JP2515952B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 軽石を用いた焼肉方法と焼肉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06284980A JPH06284980A (ja) | 1994-10-11 |
JP2515952B2 true JP2515952B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=16469260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4203150A Expired - Lifetime JP2515952B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 軽石を用いた焼肉方法と焼肉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2515952B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6313262B2 (ja) * | 2015-06-11 | 2018-04-18 | ひゅうが土販売株式会社 | 網焼きグリル装置 |
KR101664456B1 (ko) * | 2016-05-18 | 2016-10-10 | 윤덕근 | 가스를 이용한 직화 구이기 |
CN108332239A (zh) * | 2018-01-28 | 2018-07-27 | 昆山富凌能源利用有限公司 | 一种单侧带孔防风支架大口径红外线节能灶头 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4826941U (ja) * | 1971-08-02 | 1973-03-31 | ||
JPS56175U (ja) * | 1979-06-13 | 1981-01-06 | ||
JPH0440603Y2 (ja) * | 1988-09-29 | 1992-09-24 | ||
JPH0317800U (ja) * | 1990-07-16 | 1991-02-21 |
-
1992
- 1992-07-07 JP JP4203150A patent/JP2515952B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06284980A (ja) | 1994-10-11 |
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