JP2515520B2 - 分散型液体のエアレス吐出方法とその装置 - Google Patents

分散型液体のエアレス吐出方法とその装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は分散型液体の塗布方法とその装置に係る。
〔従来の技術〕
従来のエアレス塗布の循環回路の基本回路図は第3図
に見られる通りである。即ち循環回路25上に、プランジ
ャポンプ21、フイルタ22、吐出器23、絞り弁24等を直列
に配設し、液体を常時循環せしめるものである。
最近、特に用途の多くなってきた分散型液体(ディス
パージョン リクイド)の塗布作業においても、上記回
路による装置によって行われてきた。
所が、その場合、次のような問題が発生した。それに
は、ポンプの、特にプランジャポンプにおけるプランジ
ャ及びパッキングの磨損が甚だしいということである。
それによって液体のポンプからの漏洩が甚だしく、その
手入と保守には大変な手数を要したのである。
さて、上記パッキング磨損の原因は、分散型液体中に
含まれている無機分(ジンク、セラミックなど)の粒子
が、パッキング内に進入し、それが研磨剤となって、パ
ッキングはもちろん、金属のプランジャなどをも磨耗せ
しめるからである。特にエアレス吐出の場合には、液体
への加圧は大きく、50ないし100kg/cm2位まで上げなけ
ればならず、更に又、分散型液体の場合には、配管内を
通過中、同液体中の粒子が重力により沈降して固液分離
が発生し易いので、それを防ぐため、多量かつ高速で液
体を圧送循環しなければならず、従って、ポンプ内のプ
ランジャの往復作動も烈しくなり、これらの悪条件が重
なって、パッキングやプランジャの磨損のスピードが倍
加されてきたのである。
〔解決しようとする問題点〕
上述の如く、従来はエアレス塗布装置において、分散
型液体を断続的に吐出塗布する場合、常時分散型液体に
高圧(50〜100kg/cm2)を加え、しかも多量を高速度の
プランジャ作動をもって循環し、それを断続的に吐出し
ていたのである。
しかし、実際問題として、断続吐出における吐出のト
ータルの時間、即ち吐出量というものは比較的小であ
る。さりとて、吐出時のみ、高圧プランジャポンプを断
続的に作動して、タンクから流体を吸入し、それをミリ
セカンド単位に吐出することも難しく、第一、分散型液
体というのは、常時配管内をある速度以上で流動させて
おかないと、分散型液体が沈降し固液分離を起こし、不
均一となって塗布物の品質を落とすのである。
本発明の動機は、常時、多量の分散型液体の高圧圧送
高速循環を行わず、吐出時のみ、少量の分散型液体を加
圧圧送することによって、高圧プランジャポンプの実質
作動時間を減少させ、そのプランジャ及びパッキングの
磨損を最小限度に抑えるということであった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の要旨は、分散型液体のエアレス吐出の循環回
路において、吐出時以外は常時、低圧プランジャポンプ
により低圧にて液体を循環させ、吐出時のみ、上記低圧
プランジャポンプを停止、戻り回路上の開閉バルブを閉
じて高圧プランジャポンプを作動、これら両者間の回路
内の液圧を上げ、その高圧となった分散型液体を吐出
し、それが終ったら上記高圧プランジャポンプを止めて
上記開閉バルブを開き、同時に低圧プランジャポンプを
再開、元の状態に復帰させ、これらの作動を繰返えし、
断続的に分散型液体を吐出塗布する方法とその装置であ
る。
即ち、低圧プランジャポンプは、吐出しない時間、即
ち比較的長い時間作動しているが、低圧であるため、分
散型液体中の粒子のパッキング内への進入も少く、従っ
てその摩耗も少い。たとえ摩耗が進んだとしても低圧の
ためリークは非常に少い。また高圧プランジャポンプの
作動時間及び作動量は、分散型液体がノズルから吐出さ
れる量のみのプランジャのストロークが行われるのでこ
れらの量も比較的少い。これらの相乗的効果を利用する
ことが本発明の狙いである。
次に、本発明の方法について述べる。第1図を参照さ
れたい。吐出をしない時は常に分散型液体DLは、低圧プ
ランジャポンプ1により低圧(1〜2kg/cm2)に加圧さ
れて回路5内を循環している。吐出時には、上記低圧プ
ランジャポンプ1が停止し、同回路の戻り回路5B上の開
閉バルブ4が閉鎖して高圧プランジャポンプ2が作動
し、これら両者間の回路内の圧力が上げられる(50〜10
0kg/cm2)。この間より上記高圧化された分散型液体が
同回路上の吐出器3を通して吐出されるのである。そし
て吐出時間が切れると、元に復帰し、これらの作業を繰
り返えし断続的吐出塗布を行うのである。
次に上記方法に基く本発明の回路構成より成る装置に
ついて述べる。第1図を参照されたい。循環回路5上に
おける器具配置の順序について述べる。先ずタンク8よ
り低圧プランジャポンプ1、逆止弁6A、高圧プランジャ
ポンプ2、逆止弁6B、吐出器3、開閉バルブ4そして上
記タンク8へと戻る。上記各器具は、すべてエアにて操
作され、またそれらのエア配管は、それぞれ三方切換式
ソレノイドバルブ11,12,13,14へ、更にそれらはタイマ2
0へとそれぞれ電気接続される。
次に、上記装置の作用について説明する。第1図及び
第2図を参照されたい。運転開始と共に、低圧プランジ
ャポンプ1が作動し、分散型液体DLを低圧(1〜2kg/cm
2)にて圧送し、回路5上を循環する。該低圧プランジ
ャポンプ1は、タイマ20よりの信号により、先ずソレノ
イドバルブ11が作動、圧縮エアCAがベルクランクレバー
付き四方切換バルブ9を介して操作器10内に入り、その
中のピストンを押して、それに直結するプランジャポン
プ1のプランジャを押して液体を加圧する。上記ピスト
ンが上又は下死点にくると、上記ベルクランクレバー付
き四方切換バルブが切換えられ、圧縮エアは上記ピスト
ンの反対側を加圧し、常時ピストンを加圧する。同時に
それに直結されている一往復二作動式のプランジャポン
プも常に作動して液体を常時加圧する。そして吐出時機
になると、タイマ信号により、ソレノイドバルブ11は閉
となり、圧縮エアの供給は中断されて、操作器9も停
止、従って低圧プランジャポンプの作動も停止される
(第2図、1(PL)ラインのPL1)、同時に戻り回路上
の開閉バルブ4が閉(同図、4(V)ラインのV1)、ま
た高圧プランジャポンプ2(PH)が作動(同図、2
(PH)ライン上のPH1)する。よって上記高圧プランジ
ャポンプ2と開閉バルブ4間の回路内には高圧(50〜10
0kg/cm2)の分散型液体が蓄圧される。次いで本番の吐
出信号が発信され、吐出器3内のバルブを開いて(同
図、3(G)ライン上のG1)、分散型液体が吐出(E1
されるのである。その吐出時間は大体において数ミリセ
コンドから数秒の間である。この時間で吐出器3のバル
ブは閉じる(G1)。その後、またミリセコンド単位で、
上記高圧プランジャポンプ2は停止、同時に開閉バルブ
4は開、低圧プランジャポンプは作動して元に復帰する
ものである。そして又、タイマ20より吐出信号が出る
と、上述の作動を開始し、これらを繰返えし、分散型液
体を断続的に吐出塗布するのである。
以上の如く、低圧プランジャポンプは常時作動してい
るが、低圧であるため、また高圧プランジャポンプは高
圧であるが、ノズルから吐出する少量の分だけ作動する
ので、プランジャやパッキングの内部に進入する機会は
少く、よって磨損する機会も極めて少いのである。また
回路内には僅少の吐出時以外は大量の低圧の分散型液体
が流動しているので配管内には、それらの沈降する機会
も少いのである。
〔実施例〕 その1. 本発明における装置において、低圧プランジャポンプ
1用及び高圧プランジャポンプ2用、開閉バルブ4用の
それぞれのソレノイドバルブ11及び12,14を一箇の五方
切換式ソレノイドバルブに置き換えたものである。該五
方切換式ソレノイドバルブは上記三個の三方切換式ソレ
ノイドバルブの作動を一括して行うものであり、前述の
装置の作用には全く変るところはない。
その2. 前述の装置の回路上において、低圧プランジャポンプ
1の次に、バイパスとしてリリーフ弁7を設けたもので
ある。(第1図、仮想線)この場合には、吐出時におい
ても、終始連続的に作動せしめることができる。従っ
て、該低圧プランジャポンプ1作動用のソレノイドバル
ブ11も不要となる。
その3. 前述の装置において、低圧プランジャポンプ1及び高
圧プランジャポンプ2は一往復二作動式のものをあげた
が、これらをに一往復一作動式のプランジャポンプに置
き換えたものである。それによって、連続的液体加圧が
可能となる。
〔発明の効果〕
本発明の方法と装置によれば、分散型液体の塗布装置
において、装置内の液体加圧用のプランジャ及びそのパ
ッキングの損傷及び、それに伴う液体の漏洩を未然に防
ぎ、従って保守整備を簡素化、生産性の向上に寄与する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法とその回路の構成図、第2図は同
上のタイムチャート、第3図は従来のエアレス塗布の回
路図 主要な符号の説明 1……低圧プランジャポンプ、2……高圧プランジャポ
ンプ、3……吐出器、4……開閉バルブ、5……循環回
路、9……操作器、10……ベルクランクレバー付き四方
切換バルブ、11,12,13,14……ソレノイドバルブ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分散型液体のエアレス塗布の循環回路5に
    おいて、低圧プランジャポンプ1により、非吐出時には
    分散型液体を低圧の下にて循環させ、時間を設定した吐
    出時には、上記低圧プランジャポンプ1を止めて戻り回
    路5B上の開閉バルブ4を閉鎖し、同時に高圧プランジャ
    ポンプ2を作動して上記高圧プランジャポンプ2と開閉
    バルブ4との間の回路内の分散型液体を高圧化させ、そ
    の状態の下でその回路より吐出器3を介して、高圧化し
    た分散型液体を吐出させ、そしてある時間吐出した後
    は、上記高圧プランジャポンプ2を停止し、同時に上記
    戻り回路5B上の開閉バルブ4の閉鎖を解いて、再び上記
    低圧プランジャポンプ1を作動させ、低圧液体を循環さ
    せ、このような作動を繰り返して断続的に分散型液体を
    吐出することを特徴とする分散型液体の塗布方法。
  2. 【請求項2】高圧プランジャポンプ2の作動時、低圧プ
    ランジャポンプ1を停めずにリリーフ弁7を介して循環
    させ、常時連続的に低圧プランジャポンプ1を作動せし
    めることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の分散
    型液体の塗布方法。
  3. 【請求項3】分散型液体のエアレス吐出の循環回路5上
    に、循環用の一往復二作動式の低圧プランジャポンプ1
    を、次に吐出用の高圧プランジャポンプ2を、続いて吐
    出器3、開閉バルブ4の順に直列に配設し、かつ上記各
    器具の作動をエア式とし、低圧プランジャポンプ1にお
    いてはベルクランクレバー付き四方切換バルブ10を介し
    て、その他の器具においてはエア配管を介して、それぞ
    れのソレノイドバルブ11,12,13,14に、更にそれらソレ
    ノイドバルブをタイマ20に電気接続されることを特徴と
    する分散型液体の塗布装置。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第3項記載の「一往復二作
    動式」が「一往復一作動式」であるもの。
  5. 【請求項5】低圧プランジャポンプ1に対し、リリーフ
    バルブ7の追加されることを特徴とする特許請求の範囲
    第3項の分散型液体の塗布装置。
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