JP2514982Y2 - ワーク回転機構 - Google Patents

ワーク回転機構

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JP2514982Y2
JP2514982Y2 JP40145190U JP40145190U JP2514982Y2 JP 2514982 Y2 JP2514982 Y2 JP 2514982Y2 JP 40145190 U JP40145190 U JP 40145190U JP 40145190 U JP40145190 U JP 40145190U JP 2514982 Y2 JP2514982 Y2 JP 2514982Y2
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JP
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work
rotation
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rotation power
clutch
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JP40145190U
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浩二 横井
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Trinity Industrial Corp
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Trinity Industrial Corp
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  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ワーク回転機構に関す
る。特に、ワークを回転させつつ塗装する塗装装置等に
い用いられる。
【0002】
【従来の技術】例えば、円柱形状ワークに薄膜塗装を施
す場合には、搬送手段で運ばれたワークを回転させつつ
塗料噴霧すれば能率的である。この際、ワーク全周に均
一塗膜を形成するには、ワークを連続回転させるのが好
ましい。一方、ワークの周方向特定部位(例えば半面の
み)に塗膜を形成するには塗料スプレーガンに対してワ
ークを設定角度(例えば180度)だけ回転させる必要
がある。複雑形状部位については回転を一瞬だけ停止し
て塗料噴霧する場合にもワークを所定角度だけインデッ
クス回転する必要が生じる。
【0003】かかる連続回転動力と設定角度回転動力と
を選択的に切替えてワークに回転動力を付与する従来の
ワーク回転機構を図3に示す。同図において、ワークW
は吊治具1に取付けられ懸垂部材3に吊下げられる。フ
ック1Aをピン3Aに引掛けることによる。6は搬送手
段で回転支持具5を紙面垂直方向に水平搬送する。すな
わち、可動部材6Dは支軸6Aに一体とされ、ローラ6
Bを介してレール6Cに沿って移動する。この移動力は
無端状の回行チェーン6Fに固着された引掛片6Eから
伝達される。回転支持具5は、可動部材6Dと懸垂部材
3との相対回転を許容するものであり、そのシャフト3
Bと一体の従動歯車4を回転させることにより、ワーク
Wを可動部材6Dに対して自由に回転できる。
【0004】ここに、ワーク回転機構10を形成する連
続回転動力付与手段21はモータ22と空気圧式摩擦ク
ラッチ(電磁クラッチでも同じ。)25Mとからなり、
角度回転動力付与手段31はシリンダ装置32とリンク
34とからなるインデックス駆動部と空気圧式摩擦クラ
ッチ(電磁クラッチでも同じ。)35Mとから形成さ
れ、両手段21,31は駆動歯車12を挾み主軸11の
反対側に連結されている。また、駆動歯車12と従動歯
車4とは、レイアウト的制約からシャフト19に取付け
られたアイドラギヤ18を介して噛合される。
【0005】したがって、連続回転動力付与手段21を
選択しクラッチ35MをOFFすれば、モータ22でワ
ークWを連続回転することができる。反対に角度回転動
力付与手段31を選択しクラッチ25MをOFFすれば
設定角度だけワークWを回転・停止することができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来構造
では、両手段21,31の構成要素寸法や相互連結の関
係から派生するレイアウト的制約からアイドラギヤ18
を設けなければならないのでワーク回転機構10全体が
大型となり一層の小型化を充足できない。また、両クラ
ッチ25M,35Mの全体に占める経済的負担が大きい
ばかりか、スベリを発生するので高精度化が妨げられ塗
装品質を劣悪化する要因となっている。
【0007】また、クラッチ25M,35Mのスベリは
もとよりアイドラギヤ18の介在も応答性を低下させる
ので現今高速化要請を阻害する要因となっている。さら
に、いずれの手段21(31)を選択する場合でも他方
のクラッチ35M(25M)をOFFしなければならず
手順が煩わしく、かついずれのクラッチが故障しても所
期目的を達成できない。
【0008】ここに、本考案の目的は、高精度,高速化
を向上させつつ小型で安価なワーク回転機構を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、搬送手段に回
転自在に吊下保持されたワークに連続回転動力と設定角
度回転動力とを選択的に付与するワーク回転機構であっ
て、ワークと同期回転する従動歯車と噛合可能な駆動歯
車構造を有する主軸と、この主軸に直列装着された同特
性の2つのワンウェイカムクラッチと、モータを含み一
方のワンウェイカムクラッチを介して主軸に一方向連続
回転動力を加える連続回転動力付与手段と、インデック
ス機能を持ち他方のワンウェイカムクラッチを介して主
軸に設定角度だけ一方向に回転させるための角度回転動
力を加える角度回転動力付与手段と、を備えてなるワー
ク回転機構である。
【0010】
【作用】本考案では、連続回転動力付与手段を選択すれ
ば、一方カムクラッチが働き主軸を介してワークを連続
回転できる。この際、他方クラッチは空廻りする。角度
回転動力付与手段を選択すれば、他方カムクラッチが働
きワークをそのインデックス機能に基づき設定角度だけ
回転できる。このように、例えば一方モータ,他方シリ
ンダ装置の動力発生手段を切替駆動するだけで、連続回
転と角度回転とを直ちに切替えられ、かつ両クラッチも
同一方向ワンウェイクラッチであるから回転精度も応答
性も向上する。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は全体構成を示す縦断面図、図2は要部の
平面図である。本ワーク回転機構10は、主軸11と連
続回転付与手段21と角度回転付与手段31とからな
り、塗装を施すワークWに連続回転と角度回転とを選択
的に付与する構成とされている。
【0012】まず、ワークWの支持・搬送等について述
べる。図1において、6は搬送手段で、支軸6A,ロー
ラ6B,レール6C,可動部材6D,引掛片6E,チェ
ーン6Fからなり、回行するチェーン6Fに固着された
引掛片6Eで可動部材6Dを紙面垂直方向に間歇的に送
る。この可動部材6Dの下端部に取付けられた回転支持
具5は、ベアリング5Aを含み上下動を拘束しつつシャ
フト3Bの自由回転を許容する。7は横揺防止用のガイ
ドである。シャフト3Bはピン3Aとともに懸垂部材3
の一部を形成するもので、従動歯車4がキーで一体に取
付けられている。また、ピン3Aには円柱状ワークWが
取付けられた吊治具1(フック1A)が吊下される。し
たがって、搬送手段6は、上下動不能、回転自由に支持
されたワークWを紙面垂直方向に間歇または連続に送
り、塗装ゾーンに停止させることができる。
【0013】さて、主軸11はフランジ構造11Aによ
り上下動不能かつ回転自在に機枠Aに支持されており、
下端部には従動歯車4と噛合う駆動歯車構造12(上下
フランジ13U,13Lと複数のピン14)が取付けら
れている。駆動歯車構造12はこの実施例の形態に限定
されず平歯車等としてもよいが、このようにすると従動
歯車4との上下方向相対移動ができるから運用上の適用
性が広く、また、加工・組立が容易となる。また、主軸
11には、同特性(主軸11に同一方向の回転力を伝達
する。)の2つのカムクラッチ25,35が直列配設さ
れている。カムクラッチはラチェット方式と同じであ
り、主軸11側から動力源(22,32)側には回転力
は伝達せずこの場合には空廻りする。
【0014】ここに、連続回転動力付与手段21は、機
枠Aに固設された連続回転型のモータ22と、モータ2
2に直結されたスプロケット22Aとカムクラッチ25
の駆動側スプロケット24に渡設されたチェーン23と
からなる。一方、角度回転動力付与手段31は、図2に
示す如く、カムクラッチ35の駆動側に連結されたリン
ク34とこのリンク34とピン33で連結されたシリン
ダ装置32とからなり、例えば、シリンダ装置32のピ
ストンロッド32Aを図2の実線状態から2点鎖線状態
に突出させカムクラッチ35を45度回動させた場合に
ワークWを90度回動できるインデックス機能を有す
る。
【0015】かかる構成の実施例では、連続回転動力付
与手段21を選択する、つまりモータ22を起動すれ
ば、上方のカムクラッチ25を介して主軸11を連続回
転できる。すなわち、駆動歯車構造12,従動歯車4を
介して搬送手段6に吊下されたワークWを連続回転でき
る。一方、角度回転動力付与手段31を選択(シリンダ
装置32を動作)すると、リンク34が下方カムクラッ
チ25を介し主軸11を連続回転の場合と同方向に所定
角度だけ回動させ、ワークWを設定角度だけ回転し、か
かる設定角度で停止させる。この際、上方カムクラッチ
25は空廻りしている。この場合、モータ22は停止さ
せてよいから節電となる。引続き、シリンダ装置32を
逆動作させ、次の角度回転に備える。よって、回転駆動
源22,32を切替えるだけでワークWを連続回転と角
度回転に迅速に切替えられる。
【0016】しかして、この実施例によれば、駆動歯車
構造12を有する主軸11に同特性の2つのカムクラッ
チ25,35を直列装着し、カムクラッチ25,35の
一方に連続回転動力付与手段21を他方に角度回転動力
付与手段31を連結した構成であるから、小型軽量で低
コストであり、連続回転と角度回転とを迅速切替えして
ワークWを回転させることができる。
【0017】また、主軸11に対しては駆動歯車構造1
2と2つのカムクラッチ25,35を直列配設するのみ
でよいから、駆動歯車構造12と従動歯車4とを直接噛
合せることができる。したがって、アイドラギヤ18,
シャフト19,そのベアリング等を一掃でき、この点か
らも小型化が図れる。
【0018】また、カムクラッチ25,35は従来の空
気圧式摩擦クラッチ等によるスベリを生じないから、高
速応答と高精度回転ができる。アイドラギヤ18の一掃
もこれを一段と助長する。
【0019】また、両カムクラッチ25,35は、同特
性であるから、クラッチのON−OFF切替えという作
業が一掃でき、モータ22,シリンダ装置32のいずれ
かを起動するだけで連続回転と角度回転とを容易に切替
えられ適用性が広い。また、モータ22の不使用時の回
転を停止できるから節電効果も大きい。
【0020】さらに、駆動歯車構造12は、一対のフラ
ンジ13U,13Lと複数のピン14とから構成されて
いるので、従動歯車4とのギヤ比を大きくとっても低コ
ストで容易に製作でき、かつインデックス機能の選択自
由度が拡大できる、とともに従動歯車4との上下方向相
対移動が可能であるから搬送手段6との寸法出しや組立
が容易である。ワークWの保持高さも容易に変更でき
る。
【0021】
【考案の効果】本考案によれば、主軸に2つの同特性カ
ムクラッチを列配し、カムクラッチごとに連続回転動力
付与手段と角度回転動力付与手段とを連結した構成であ
るから、高速切替,高精度回転を向上しつつ小型で安価
かつ取扱容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】要部の平面図である。
【図3】従来のワーク回転機構の概略図である。
【符号の説明】
1 吊治具 3 懸垂部材 4 従動歯車 5 回転支持具 6 搬送手段 6D 可動部材 6F チェーン 10 ワーク回転機構 11 主軸 12 駆動歯車構造 18 アイドラギヤ 21 連続回転動力付与手段 22 モータ 25 カムクラッチ 31 角度回転動力付与手段 32 シリンダ装置 34 リンク 35 カムクラッチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送手段に回転自在に吊下保持されたワ
    ークに連続回転動力と設定角度回転動力とを選択的に付
    与するワーク回転機構であって、ワークと同期回転する
    従動歯車と噛合可能な駆動歯車構造を有する主軸と、こ
    の主軸に直列装着された同特性の2つのワンウェイカム
    クラッチと、モータを含み一方のワンウェイカムクラッ
    チを介して主軸に一方向連続回転動力を加える連続回転
    動力付与手段と、インデックス機能を持ち他方のワンウ
    ェイカムクラッチを介して主軸に設定角度だけ一方向に
    回転させるための角度回転動力を加える角度回転動力付
    与手段と、を備えてなるワーク回転機構。
JP40145190U 1990-12-21 1990-12-21 ワーク回転機構 Expired - Lifetime JP2514982Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP40145190U JP2514982Y2 (ja) 1990-12-21 1990-12-21 ワーク回転機構

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JP40145190U JP2514982Y2 (ja) 1990-12-21 1990-12-21 ワーク回転機構

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Publication Number Publication Date
JPH0491915U JPH0491915U (ja) 1992-08-11
JP2514982Y2 true JP2514982Y2 (ja) 1996-10-23

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ID=31879543

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