JP2514402B2 - Fm受信アンテナ - Google Patents

Fm受信アンテナ

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JP2514402B2 JP7524588A JP7524588A JP2514402B2 JP 2514402 B2 JP2514402 B2 JP 2514402B2 JP 7524588 A JP7524588 A JP 7524588A JP 7524588 A JP7524588 A JP 7524588A JP 2514402 B2 JP2514402 B2 JP 2514402B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、FM受信アンテナに関する。
[従来の技術] 自動車用または簡易に移設可能な従来のFM放送受信ア
ンテナは、金属棒状または折返しの線状のものが用いら
れており、アンテナ利得を考慮すると、その長さは、1/
2〜1/4波長のものが用いられ、それ以下にすると急速に
受信レベルが低下する。したがって、日本国内の場合、
80cm以上の長さを使用するのが好ましい。
ところで、FM放送で使用されるVHF帯以上のアンテナ
において、棒状または折返し線状の長さが上記のように
1/4波長またはその整数倍の長さであるが、これでは長
過ぎるのでアンテナの途中にコイルを挿入し、短縮する
方法が採用されている。しかし、このようにしても、あ
まり短縮すると利得が減少するので短縮可能な長さには
限界がある。
一方、静電アンテナとして板状のアンテナが用いられ
ることがあるが、これは十分な利得を得るためには大き
な面積(たとえば300平方cm程度)の金属板を必要とす
る。
[発明が解決しようとする課題] 自動車用アンテナにあっては、デザイン上の制約や風
切音を嫌って車体から突出物を除去する要望があり、従
来のFM放送受信アンテナはこの要望に応えることができ
ないという問題がある。
また、家庭の屋内設置用や、受信機組み込み用アンテ
ナにおいては、家具等の調度品との釣合いといった美観
上の理由から、車体または受信機上に偏平に取付られ、
あまり目立たないものが要求されている。しかし、従来
のFM放送受信アンテナは、この要望に応えることができ
ないという問題がある。
本発明は、受信機、車体等から突出することがなく、
偏平に取付けることができるFM受信アンテナにおいて、
受信信号を充分に増幅でき、また、周囲の電界を乱すこ
とがなく、開放端のインピーダンスに影響を与えること
がないFM受信アンテナを提供することを目的とするもの
である。
[課題を解決する手段] 本発明は、心線と導電性外皮とで構成され、金属導体
の面とほぼ平行に設置され、導電性外皮の一端が金属導
体に接続された同軸ラインを設け、金属導体とほぼ平行
に設置され、一端が金属導体に接続された平行導体を設
け、平行導体からの信号と同軸ラインの導電性外皮から
の信号とを増幅して同軸ラインの心線に出力する増幅回
路を設け、同軸ラインの導電性外皮の開放端と平行導体
の開放端とを対向させた状態で、同軸ラインの導電性外
皮の開放端と平行導体の開放端との間に増幅回路を設け
たものである。
[作用] 本発明は、同軸ラインの導電性外皮の開放端と平行導
体の開放端とを対向させた状態で、同軸ラインの導電性
外皮の開放端と平行導体の開放端との間に増幅回路を設
けたので、受信機、車体等から突出することがなく、偏
平に取付ることができるFM受信アンテナにおいて、受信
信号を充分に増幅でき、また、周囲の電界を乱すことが
なく、開放端のインピーダンスに影響を与えることがな
い。
[実施例] 第1図は、本発明の一実施例を示す縦断面図である。
この実施例において、同軸ライン10は、心線11と導電
性外皮12とを有し、心線11と外皮12とは絶縁されてい
る。また、同軸ライン10は、金属導体20の面とほぼ平行
に設置され、導電性外皮12の一端13が金属導体20に接続
されている。また、平行導体30は、金属導体20とほぼ平
行に設置され、その一端31が金属導体20に接続されてい
る。
増幅器40は、平行導体30からの信号と同軸ライン10の
導電性外皮12からの信号とを増幅し、この増幅された信
号が、同軸ライン10の心線11に出力されている。具体的
には増幅器40は、FET(トランジスタ等の他の増幅素子
でもよい)で構成され、平行導体30の他端32がゲート41
に接続され、ソース42が外皮12の他端14に接続され、ド
レイン43が心線11に接続されている。
なお、平行導体30の一端31から同軸ライン10の外皮12
の一端13までの長さはほぼλ/4に設定されている。
第2図は、上記実施例において、ライン長に対する起
電力を示す図であり、第3図は、上記実施例の斜視図で
ある。
次に、上記実施例の動作について説明する。
一般に、金属板に平行に導体に導体を配置し、その導
体の一端をアースした場合、その導体の長さを変える
と、その他端のインピーダンスはほぼλ/4長毎に高低を
繰返す。この高くなる点を選択すれば、空間高周波電界
による誘起電圧が高くなる。そして、金属板上に2つの
導体の開放端を対向して配置させれば、開放端間の電位
は倍加されることになる。
このように開放端間の電位が倍加される理由は、上記
実施例において、平行導体30からの信号と、外皮12から
の信号とが互いに逆相の電圧であるためである。たとえ
ば、ゲートの信号が金属導体20であるアースに対してプ
ラス信号であるときには、ソースの信号は金属導体20で
あるアースに対してマイナス信号となる。なお、外皮12
の内面は、心線11と一緒になって増幅器40の出力側の基
準電位になる。
ところで、誘起導体である外皮12と増幅器40の出力線
とを物理的に結合すると、その周囲の電界を乱したり、
開放端のインピーダンスに影響を与える心配があるが、
上記実施例の場合、増幅出力信号線として心線11を使用
し、誘起導体である外皮12の中を心線11が通過するの
で、周囲の電界を乱すことがなく、開放端のインピーダ
ンスに影響を与えることもない。
つまり、同軸ライン10中の伝送信号は整合が取られて
いるときは、外皮12の内面を流れ、外面には影響がな
く、逆に外皮12の外面電流は内面と独立して流れる。
一方、誘起導体(つまり、平行導体30と外皮12)の長
さは、λ/4が理論的には最良であるが、導体の太さ等に
よる金属板との分布容量、増幅回路40の浮遊容量等によ
って、その最良の長さが大幅に変化する。
第4図(1)は、本発明の他の実施例を示す斜視図で
ある。第4図(2)は、第4図(1)の縦断面図であ
る。
この実施例において、同軸ライン10と同様の同軸ライ
ン10aは、金属導体20と直接接続されてはいないが、導
電性外皮12と同様の導電性外皮12aの一端13aが、金属導
体20と近接している。この場合、絶縁性の塗装21等が金
属導体20に施されていても、金属導体22に直接接続せず
に、等価的に接続したことになる。すなわち、外皮12を
流れる信号は高周波信号であり、外皮12aと金属導体20
とが近接すれば、それらの間に発生する浮遊容量によっ
て、高周波的に両者を接続したと同じことになる。
この点から、第1図に示す実施例においても、外皮12
の一端13と金属導体20とを直接接続せずに、図示しない
コンデンサを介して接続するようにしても同じである。
第5図(1)は、本発明の別の実施例を示す斜視図で
あり、第5図(2)は、第5図(1)に示す実施例の縦
断面図である。
この実施例は、平行導体30と同様の平行導体30aの一
端31aが金属板51と直接接続され、金属板51は、塗装21
を介して金属導体20と接触している。
第5図に示すように平行導体30aの先端に金属板51を
設置すると、平行導体30aの長さによっては、大きな起
電力を得ることができる。金属板51の代りに集中コイル
等を挿入してもよい。
第5図に示す場合も、第4図に示す実施例と同様に、
金属板51と金属導体50とが高周波的に接続されている。
第6図は、本発明のさらに別の実施例を示す斜視図で
ある。
この実施例は、平行導体30と同様の平行導体30bの先
端にコイル61が設けられ、このコイル61の先端に金属板
62が接続されている。金属板62は、金属導体20と平行に
設置されている。この実施例において、両面に銅箔が設
けられた基板の一方の面にコイルをエッチングし他方の
面をエッチングせずに銅箔のままにし、両面を接続した
基板を、コイル61と金属板62との代りに使用してもよ
い。
また、上記同軸ライン10として同軸ケーブルを使用し
てもよい。さらに、同軸ライン10の心線11を介して増幅
回路40に電流を供給し、同軸ライン10を、信号の取り出
しと電源の供給とに兼用するようにしてもよい。また、
金属導体20として、自動車のボディの天井を含む金属部
分を使用するようにしてもよい。
[発明の効果] 本発明によれば、受信機、車体等から突出することが
なく、偏平に取付ることができるFM受信アンテナにおい
て、受信信号を充分に増幅でき、また、周囲の電界を乱
すことがなく、開放端のインピーダンスに影響を与える
ことがないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す縦断面図である。 第2図は、上記実施例における起電力の説明図である。 第3図は、上記実施例の斜視図である。 第4図(1)、(2)は、本発明の他の実施例を示す図
である。 第5図(1)、(2)は、本発明の別の実施例を示す図
である。 第6図は、本発明のさらに他の実施例を示す斜視図であ
る。 10、10a……同軸ライン、 11、11a……心線、 12、12a……外皮、 20……金属導体、 30、30a、30b……平行導体、 40……増幅器。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】心線と導電性外皮とで構成され、金属導体
    の面とほぼ平行に設置され、上記導電性外皮の一端が上
    記金属導体に接続された同軸ラインと; 上記金属導体とほぼ平行に設置され、一端が上記金属導
    体に接続された平行導体と; 上記平行導体からの信号と上記同軸ラインの導電性外皮
    からの信号とを増幅して上記同軸ラインの心線に出力す
    る増幅回路と; を有し、上記同軸ラインの上記導電性外皮の開放端と上
    記平行導体の開放端とを対向させた状態で、上記同軸ラ
    インの導電性外皮の開放端と上記平行導体の開放端との
    間に上記増幅回路を設けたことを特徴とするFM受信アン
    テナ。
  2. 【請求項2】請求項(1)において、 上記導電性外皮の一端と上記金属導体との接続は、上記
    導電性外皮の一端と上記金属導体との直接接続、また
    は、容量を介して行なう上記導電性外皮の一端と上記金
    属導体との高周波的な接続であることを特徴とするFM受
    信アンテナ。
  3. 【請求項3】請求項(2)において、 上記導電性外皮の一端を上記金属導体に近接させること
    によって等価的に分布容量を増加させることを特徴とす
    るFM受信アンテナ。
  4. 【請求項4】請求項(1)において、 上記金属導体として、自動車のボディの天井を含む金属
    部分を使用することを特徴とするFM受信アンテナ。
  5. 【請求項5】請求項(1)において、 上記同軸ラインとして、同軸ケーブルを使用し、上記同
    軸ケーブルの中間点の外皮を上記金属導体に直接接続ま
    たは低インピーダンスによって短絡し、上記同軸ケーブ
    ルの他端を受信機に接続することを特徴とするFM受信ア
    ンテナ。
  6. 【請求項6】請求項(1)において、 上記増幅回路の電流供給を上記同軸ラインの心線を介し
    て行ない、上記同軸ラインを信号の取り出しと電源の供
    給とに兼用することを特徴とするFM受信アンテナ。
  7. 【請求項7】請求項(1)において、 上記平行導体の一部に、コイルを含む集中インダクタン
    ス素子を挿入したことを特徴とするFM受信アンテナ。
  8. 【請求項8】請求項(1)において、 上記平行導体の一部に、スパイラル状のコイル導体を挿
    入したことを特徴とするFM受信アンテナ。
  9. 【請求項9】請求項(1)において、 上記平行導体の先端にコイルを介して金属板を接続し、
    上記金属板を上記金属導体の面とほぼ平行に設置したこ
    とを特徴とするFM受信アンテナ。
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