JP2513596B2 - 地中マ−キング工法 - Google Patents
地中マ−キング工法Info
- Publication number
- JP2513596B2 JP2513596B2 JP60006860A JP686085A JP2513596B2 JP 2513596 B2 JP2513596 B2 JP 2513596B2 JP 60006860 A JP60006860 A JP 60006860A JP 686085 A JP686085 A JP 686085A JP 2513596 B2 JP2513596 B2 JP 2513596B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mark
- ground
- work
- excavation
- marking method
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- Expired - Lifetime
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- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、土木建設作業現場における地盤掘削時のレ
ベル表示、定点表示、および限界位置表示を行うための
地中マーキング工法に関するものである。
ベル表示、定点表示、および限界位置表示を行うための
地中マーキング工法に関するものである。
(従来の技術) 従来地盤を掘削するには、掘削作業の進行過程におい
て何回も測量作業を繰り返しながら、目分量で推定作業
を行っていた。
て何回も測量作業を繰り返しながら、目分量で推定作業
を行っていた。
したがって測量回数が多くなるから、それだけ掘削作
業に多くの時間と手数を要する上に、作業現場に危険防
止等の理由によって限界位置がある場合も、その限界位
置を目測等によって推定しながら掘削作業を慎重に行わ
なければならなかったため、思いきった作業ができなか
ったので、掘削作業の能率が低下するという問題点があ
った。
業に多くの時間と手数を要する上に、作業現場に危険防
止等の理由によって限界位置がある場合も、その限界位
置を目測等によって推定しながら掘削作業を慎重に行わ
なければならなかったため、思いきった作業ができなか
ったので、掘削作業の能率が低下するという問題点があ
った。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたも
ので、掘削作業を容易にすると共に、測量回数も少なく
して、掘削作業の能率を著しく向上させることを目的と
するものである。
ので、掘削作業を容易にすると共に、測量回数も少なく
して、掘削作業の能率を著しく向上させることを目的と
するものである。
(問題点を解決するための手段) 上述の問題点を解決するために本発明においては、土
木建設作業現場において、あらかじめ定められた地点の
地中に、所望の位置または高度あるいはその両方を示す
ためにこわれやすい容器に入れた目印を埋設し、この目
印を掘削時の作業目標および測量時のポイント位置の目
標とすることにより、掘削作業の迅速化および測量回数
の低減をはかるようにする。
木建設作業現場において、あらかじめ定められた地点の
地中に、所望の位置または高度あるいはその両方を示す
ためにこわれやすい容器に入れた目印を埋設し、この目
印を掘削時の作業目標および測量時のポイント位置の目
標とすることにより、掘削作業の迅速化および測量回数
の低減をはかるようにする。
(作用) 上述のように本発明の地中マーキング工法によれば、
あらかじめ地中にこわれやすい容器に入れた目印が埋設
されているから、その目的に達するまで、掘削作業を大
胆に効率よく行うことができ、しかも途中で何回も測量
する必要がなくなるから、掘削作業を容易にすると共
に、その作業能率を著しく向上させることができる。
あらかじめ地中にこわれやすい容器に入れた目印が埋設
されているから、その目的に達するまで、掘削作業を大
胆に効率よく行うことができ、しかも途中で何回も測量
する必要がなくなるから、掘削作業を容易にすると共
に、その作業能率を著しく向上させることができる。
(実施例) 以下、図面について本発明工法の一実施例を説明す
る。図中1は掘削しようとする地盤、2(第1図参照)
は水面、3は量水標、4は地盤1上の所定の位置に設置
した測量器、5は地盤1上の所定の位置に垂直に立てた
スケールである。
る。図中1は掘削しようとする地盤、2(第1図参照)
は水面、3は量水標、4は地盤1上の所定の位置に設置
した測量器、5は地盤1上の所定の位置に垂直に立てた
スケールである。
まず第1図に示すように測量によって定点を求め、ど
れぐらいの深さに目印を埋設するかということを決め
る。
れぐらいの深さに目印を埋設するかということを決め
る。
ついで第2図に示すように、アースオーガー6のスク
リュー7を地盤1上の定点にセットし、第3図に示すよ
うに、スクリュー7を回転駆動して所定の深さまで穿孔
する。アースオーガー6による穿孔は、レベル計等で穿
孔深さを測定しながら所望の深さまで穿孔する。
リュー7を地盤1上の定点にセットし、第3図に示すよ
うに、スクリュー7を回転駆動して所定の深さまで穿孔
する。アースオーガー6による穿孔は、レベル計等で穿
孔深さを測定しながら所望の深さまで穿孔する。
つぎに第4図に示すように、穿孔した穴8内に、こわ
れやすい容器に入れた目印9となるものを挿入して、地
盤1の地中の所望の位置に目印9をセットする。10は目
印9の吊り索、11はその案内滑車である。
れやすい容器に入れた目印9となるものを挿入して、地
盤1の地中の所望の位置に目印9をセットする。10は目
印9の吊り索、11はその案内滑車である。
この目印9となるものは、例えば石灰、セメント等の
粉体をプラスチック製等の強度の大きくないこわれやす
い容器に入れたもの等が適当であるが、その他、液体、
固形物、あるいは化学反応により地砂に着色できる化学
物質等も目印として使用できる。
粉体をプラスチック製等の強度の大きくないこわれやす
い容器に入れたもの等が適当であるが、その他、液体、
固形物、あるいは化学反応により地砂に着色できる化学
物質等も目印として使用できる。
目印9を所定の位置に埋設したならば、第5図に示す
ように、ブルドーザー12によって地盤1を掘削する。こ
のブルドーザー12による掘削は、第6図に示すように、
目印9が出土するまで、途中で測量などを行うことな
く、大胆に掘削できるから作業能率がよくなる。そして
第6図のように目印9が出土したならば、第7図に示す
ように、目印9のレベルで地盤1を整地すればよい。
ように、ブルドーザー12によって地盤1を掘削する。こ
のブルドーザー12による掘削は、第6図に示すように、
目印9が出土するまで、途中で測量などを行うことな
く、大胆に掘削できるから作業能率がよくなる。そして
第6図のように目印9が出土したならば、第7図に示す
ように、目印9のレベルで地盤1を整地すればよい。
上述の実施例は、地盤を所定のレベルまで掘削して整
地する場合について説明したが、埋設する目印の機能と
しては、このレベル標示の他に、危険場所の表示、また
は埋設物の表示等のいわゆる作業限界の表示にも利用す
ることができる。
地する場合について説明したが、埋設する目印の機能と
しては、このレベル標示の他に、危険場所の表示、また
は埋設物の表示等のいわゆる作業限界の表示にも利用す
ることができる。
また前記実施例では、目印の埋設をアースオーガーに
よる穿孔埋設について説明したが、この他、目印を埋設
する手段としては、下記のような方法が可能である。
よる穿孔埋設について説明したが、この他、目印を埋設
する手段としては、下記のような方法が可能である。
a.アースドリルによる穿孔。
b.ドリルビットによる穿孔。
c.ウォータージェットによる穿孔。
d.パイプ貫入後、内部土砂をアースオーガーまたはウォ
ータージェットにより穿孔する方法。
ータージェットにより穿孔する方法。
e.クラムシエルによる穴掘削。
f.バケットによる穴掘削。
g.オールケーシング工法による穴掘削。
h.リバース工法による穴掘削。
i.混合処理機(オーガーの中から材料を注入して地山と
混合させるもの)による混合。
混合させるもの)による混合。
j.JST機(地盤改良用注入機)による混合。
h.機械力、重力、爆発圧力、および蒸気圧力による圧
入。
入。
また前記実施例では、地盤の掘削をブルドーザーによ
る掘削について説明したが、この他ブルドーザー以外の
他の掘削装置および人力掘削についても本発明工法が適
用できることはいうまでもない。
る掘削について説明したが、この他ブルドーザー以外の
他の掘削装置および人力掘削についても本発明工法が適
用できることはいうまでもない。
(発明の効果) 上述のように本発明の地中マーキング工法によれば、
あらかじめ地中に、レベルおよび位置、ならびに危険等
による作業限界を表示するために、こわれやすい容器に
入れた目印が埋設されているから、その目印に達するま
で、掘削作業を大胆に効率よく行うことができる。そし
て掘削が所定の位置に達したならば、目印を入れた容器
がこわれて内部の目印が拡散するからよくわかる。しが
って本発明によれば、掘削作業の途中で、従来のように
掘削作業を中断して何回も測量をする必要がなくなるか
ら、測量回数を低減して測量の迅速化をはかる上に、掘
削作業の安全性を高めると共に、作業全体の能率を著し
く向上できるというすぐれた効果が得られる。
あらかじめ地中に、レベルおよび位置、ならびに危険等
による作業限界を表示するために、こわれやすい容器に
入れた目印が埋設されているから、その目印に達するま
で、掘削作業を大胆に効率よく行うことができる。そし
て掘削が所定の位置に達したならば、目印を入れた容器
がこわれて内部の目印が拡散するからよくわかる。しが
って本発明によれば、掘削作業の途中で、従来のように
掘削作業を中断して何回も測量をする必要がなくなるか
ら、測量回数を低減して測量の迅速化をはかる上に、掘
削作業の安全性を高めると共に、作業全体の能率を著し
く向上できるというすぐれた効果が得られる。
第1〜第7図は本発明工法の一実施例を示す作業手順の
説明図である。 1…地盤、6…アースオーガー 7…スクリュー、8…穴 9…目印、12…ブルドーザー
説明図である。 1…地盤、6…アースオーガー 7…スクリュー、8…穴 9…目印、12…ブルドーザー
Claims (1)
- 【請求項1】土木建設作業現場において、あらかじめ定
められた地点の地中に、所望の位置または高度あるいは
その両方を示すために、こわれやすい容器に入れた目印
を埋設し、この目印を掘削時の作業目標および測量時の
ポイント位置の目標とすることにより、掘削作業の迅速
化および測量回数の低減をはかるようにした事を特徴と
する地中マーキング工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60006860A JP2513596B2 (ja) | 1985-01-18 | 1985-01-18 | 地中マ−キング工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60006860A JP2513596B2 (ja) | 1985-01-18 | 1985-01-18 | 地中マ−キング工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61165618A JPS61165618A (ja) | 1986-07-26 |
JP2513596B2 true JP2513596B2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=11649994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60006860A Expired - Lifetime JP2513596B2 (ja) | 1985-01-18 | 1985-01-18 | 地中マ−キング工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2513596B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5995416A (ja) * | 1982-11-24 | 1984-06-01 | Mitsui Constr Co Ltd | 墨出し方法 |
-
1985
- 1985-01-18 JP JP60006860A patent/JP2513596B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61165618A (ja) | 1986-07-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
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