JP2513251Y2 - 内面ビ―ド高さ測定装置 - Google Patents
内面ビ―ド高さ測定装置Info
- Publication number
- JP2513251Y2 JP2513251Y2 JP3675891U JP3675891U JP2513251Y2 JP 2513251 Y2 JP2513251 Y2 JP 2513251Y2 JP 3675891 U JP3675891 U JP 3675891U JP 3675891 U JP3675891 U JP 3675891U JP 2513251 Y2 JP2513251 Y2 JP 2513251Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bead
- pipe
- inner bead
- ultrasonic
- tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2291/00—Indexing codes associated with group G01N29/00
- G01N2291/04—Wave modes and trajectories
- G01N2291/044—Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects
Landscapes
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は各種プラント配管等の突
合せ溶接部の内面ビード高さ測定装置に関する。
合せ溶接部の内面ビード高さ測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように化学プラント等の配管
1の突合せ溶接部2においては管の内面3に内面ビード
4が生じる。
1の突合せ溶接部2においては管の内面3に内面ビード
4が生じる。
【0003】この内面ビード4は通常特に問題とならな
いが,管内部の流体5の流れが遅く,管内圧も低く,配
管が横置きの場合で,流体が腐食性のきわめて大きいと
きには,内面ビード4のコーナー部分6で流体が滞流
し,管を腐食させる恐れがある。従って重要なプラント
等では製造時に管内面のビード高さhの規制が最近行わ
れるようになってきた。
いが,管内部の流体5の流れが遅く,管内圧も低く,配
管が横置きの場合で,流体が腐食性のきわめて大きいと
きには,内面ビード4のコーナー部分6で流体が滞流
し,管を腐食させる恐れがある。従って重要なプラント
等では製造時に管内面のビード高さhの規制が最近行わ
れるようになってきた。
【0004】この内面ビード高さの測定は次のように行
われた。図2に示すように放射線透過撮影時に放射線源
(X線またはガンマ線)7を一定角αだけ傾けてフィル
ム8上に溶接部2を撮影する。
われた。図2に示すように放射線透過撮影時に放射線源
(X線またはガンマ線)7を一定角αだけ傾けてフィル
ム8上に溶接部2を撮影する。
【0005】このときフィルム8上には図3に示すよう
なビード像9が撮影されるが,このビード像は外面ビー
ド像10と内面ビード像11が重畳している。この両者
のフィルム濃度および管1(母材)のフィルム濃度とか
ら,内面ビード高さを推定していた。
なビード像9が撮影されるが,このビード像は外面ビー
ド像10と内面ビード像11が重畳している。この両者
のフィルム濃度および管1(母材)のフィルム濃度とか
ら,内面ビード高さを推定していた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の方法では,
フィルムの濃度が撮影条件や現像条件で異ってくるこ
と,濃度計でフィルム濃度をオフライン的に測定せねば
ならぬこと,較正試験片であらかじめ較正しておくこと
が必要なことなど,どうしても測定が定性的になり,正
確な内面ビード高さの測定は困難であった。
フィルムの濃度が撮影条件や現像条件で異ってくるこ
と,濃度計でフィルム濃度をオフライン的に測定せねば
ならぬこと,較正試験片であらかじめ較正しておくこと
が必要なことなど,どうしても測定が定性的になり,正
確な内面ビード高さの測定は困難であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するため次の手段を講ずる。
するため次の手段を講ずる。
【0008】すなわち,内面ビード高さ測定装置とし
て,計測対象の管溶接部の外面ビード上に設けられ,同
ビードに沿って移動する超音波探触子と,同超音波探触
子の出力を受け,上記ビードの厚さを算出する超音波厚
さ計と,上記管の軸に沿い探触子の左右に取付けられ上
記管の表面までの深さをそれぞれ検出する第1および第
2の差動トランスと,同第1および第2の差動トランス
の出力を受けるA/D変換器と,上記超音波厚さ計およ
び上記A/D変換器の出力を受け上記管溶接部の内面ビ
ード高さを算出する計算回路とを設ける。
て,計測対象の管溶接部の外面ビード上に設けられ,同
ビードに沿って移動する超音波探触子と,同超音波探触
子の出力を受け,上記ビードの厚さを算出する超音波厚
さ計と,上記管の軸に沿い探触子の左右に取付けられ上
記管の表面までの深さをそれぞれ検出する第1および第
2の差動トランスと,同第1および第2の差動トランス
の出力を受けるA/D変換器と,上記超音波厚さ計およ
び上記A/D変換器の出力を受け上記管溶接部の内面ビ
ード高さを算出する計算回路とを設ける。
【0009】
【作用】上記手段により,超音波探触子でビード厚さが
検出され,超音波厚さ計でビード厚さが算出されて計算
回路へ送られる。またビード計測点から管軸方向に所定
距離はなれた左右において,第1および第2の差動トラ
ンスにより,超音波探触子の下面に対する管表面の深さ
が検出され,A/D変換されて計算回路へ送られる。計
算回路は入力から管内面ビードの高さを算出し出力す
る。
検出され,超音波厚さ計でビード厚さが算出されて計算
回路へ送られる。またビード計測点から管軸方向に所定
距離はなれた左右において,第1および第2の差動トラ
ンスにより,超音波探触子の下面に対する管表面の深さ
が検出され,A/D変換されて計算回路へ送られる。計
算回路は入力から管内面ビードの高さを算出し出力す
る。
【0010】超音波探触子をビードに沿って管周方向に
移動すると,周に沿っての内面ビードの高さが計測でき
る。
移動すると,周に沿っての内面ビードの高さが計測でき
る。
【0011】このようにして,管内の内面ビード高さが
非破壊で容易に計測される。
非破壊で容易に計測される。
【0012】
【実施例】本考案の一実施例を図1により説明する。溶
接部の近くの管1の周りにリング状のラック付固定バン
ド22が取付けられる。また固定バンド22上を脚端が
移動し,管1の軸の周りに回転できる逆L形の取付台2
3が設けられる。取付台23の端部には管1の軸にほぼ
直交し接する軸を持った筒形のハウジング24が設けら
れる。さらにハウジング24内に,同軸にバネ25を介
して1端部が挿入され,軸方向に移動できる超音波探触
子20が設けられる。このとき探触子20の他の端面は
外面ビード12上に接触している。また探触子20の左
右には管1軸に沿うアーム31a,31bが取付けられ
る。アーム31a,31bの端部にはそれぞれ,探触子
20の軸に平行に差動トランス26a,26bが設けら
れる。このとき差動トランス26a,26bの深さ検出
子a,bの端は管1の表面に接触し探触子20の端面か
ら管1の表面までの深さを検出する。
接部の近くの管1の周りにリング状のラック付固定バン
ド22が取付けられる。また固定バンド22上を脚端が
移動し,管1の軸の周りに回転できる逆L形の取付台2
3が設けられる。取付台23の端部には管1の軸にほぼ
直交し接する軸を持った筒形のハウジング24が設けら
れる。さらにハウジング24内に,同軸にバネ25を介
して1端部が挿入され,軸方向に移動できる超音波探触
子20が設けられる。このとき探触子20の他の端面は
外面ビード12上に接触している。また探触子20の左
右には管1軸に沿うアーム31a,31bが取付けられ
る。アーム31a,31bの端部にはそれぞれ,探触子
20の軸に平行に差動トランス26a,26bが設けら
れる。このとき差動トランス26a,26bの深さ検出
子a,bの端は管1の表面に接触し探触子20の端面か
ら管1の表面までの深さを検出する。
【0013】探触子20の出力は超音波厚さ計27を経
て計算回路28へ送られる。また差動トランス26a,
26bの出力はA/D変換器29を経て計算回路28へ
送られる。さらに計算回路28の出力は内面ビード高さ
表示装置30へ送られる。
て計算回路28へ送られる。また差動トランス26a,
26bの出力はA/D変換器29を経て計算回路28へ
送られる。さらに計算回路28の出力は内面ビード高さ
表示装置30へ送られる。
【0014】以上の構成において,超音波探触子20は
超音波により溶接金属13の厚さを検出して超音波厚さ
計へ送りその厚さLが算出され計算回路28へ送られ
る。また差動トランス26a,26bで,探触子20の
端面から管1の表面までの深さl1 ,l2 を検出してA
/D変換器へ送り,そこでA/D変換され計算回路28
へ送られる。
超音波により溶接金属13の厚さを検出して超音波厚さ
計へ送りその厚さLが算出され計算回路28へ送られ
る。また差動トランス26a,26bで,探触子20の
端面から管1の表面までの深さl1 ,l2 を検出してA
/D変換器へ送り,そこでA/D変換され計算回路28
へ送られる。
【0015】ここで管1の材厚をt,内面ビード高さを
h1,h2 とすると目違いHが存在しても(1)式および
(2)式の関係が成立する。
h1,h2 とすると目違いHが存在しても(1)式および
(2)式の関係が成立する。
【0016】 h1 =L−t−l1 ……(1) h2 =L−t−l2 ……(2) 計算回路28では予め入力されているtから(1),
(2)式が計算され,かつh1 とh2 の大きい方を(図
の場合はh1 >h2 )算出し,表示装置30へ送る。
(2)式が計算され,かつh1 とh2 の大きい方を(図
の場合はh1 >h2 )算出し,表示装置30へ送る。
【0017】取付台23が管1の軸まわりに1周しなが
ら上記の作用が行われ,各位置での内面ビード高さが表
示装置に指示される。
ら上記の作用が行われ,各位置での内面ビード高さが表
示装置に指示される。
【0018】以上で,差動トランス26a,26bの保
持アーム31a,31bを所定の長さにしているのは溶
接部の両側,特にオーステナイトステンレス鋼溶接部の
場合は両側に凹み14が発生することがあり,正確な深
さが計測できないためである。
持アーム31a,31bを所定の長さにしているのは溶
接部の両側,特にオーステナイトステンレス鋼溶接部の
場合は両側に凹み14が発生することがあり,正確な深
さが計測できないためである。
【0019】以上のようにして非破壊で管の内面ビード
の高さが容易に自動的に計測できる。
の高さが容易に自動的に計測できる。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように,本考案によれば,
管突合せ溶接部等の内面ビード高さを非破壊的かつ自動
的に,目違いがあっても正確に計測できるようになっ
た。
管突合せ溶接部等の内面ビード高さを非破壊的かつ自動
的に,目違いがあっても正確に計測できるようになっ
た。
【図1】本考案の一実施例に係る内面ビード高さ測定装
置の構成図である。
置の構成図である。
【図2】従来の内面ビード高さを測定するための放射線
撮影装置の構成図である。
撮影装置の構成図である。
【図3】同従来例の作用説明図である。
【図4】同従来例の説明図である。
【符号の説明】 1 管 2 溶接部 3 管内面 4 内面ビード 5 管内流体 6 コーナー部(内面ビードの) 7 放射線源(X線又はガンマ線) 8 フィルム 9 ビード像 10 外面ビード像 11 内面ビード像 12 外面ビード 13 溶接金属 14 凹み(溶接金属に隣接) 20 超音波探触子(厚み計用) 22 固定バンド 23 回転部 24 ハウジング 25 バネ 26a,26b 差動トランス 27 超音波厚さ計 28 計算回路 29 A/D変換器 30 内面ビード高さ測定装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−12005(JP,A) 特開 昭61−203272(JP,A) 実開 昭62−7013(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 計測対象の管溶接部の外面ビード上に設
けられ,同ビードに沿って移動する超音波探触子と,同
超音波探触子の出力を受け,上記ビードの厚さを算出す
る超音波厚さ計と,上記管の軸に沿い探触子の左右に取
付けられ上記管の表面までの深さをそれぞれ検出する第
1および第2の差動トランスと,同第1および第2の差
動トランスの出力を受けるA/D変換器と,上記超音波
厚さ計および上記A/D変換器の出力を受け上記管溶接
部の内面ビード高さを算出する計算回路とを備えてなる
ことを特徴とする内面ビード高さ測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3675891U JP2513251Y2 (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | 内面ビ―ド高さ測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3675891U JP2513251Y2 (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | 内面ビ―ド高さ測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04130012U JPH04130012U (ja) | 1992-11-30 |
JP2513251Y2 true JP2513251Y2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=31918663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3675891U Expired - Lifetime JP2513251Y2 (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | 内面ビ―ド高さ測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2513251Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-05-23 JP JP3675891U patent/JP2513251Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04130012U (ja) | 1992-11-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960514 |