JP2511358Y2 - ロ―ルバ―プロテクタ - Google Patents
ロ―ルバ―プロテクタInfo
- Publication number
- JP2511358Y2 JP2511358Y2 JP10930290U JP10930290U JP2511358Y2 JP 2511358 Y2 JP2511358 Y2 JP 2511358Y2 JP 10930290 U JP10930290 U JP 10930290U JP 10930290 U JP10930290 U JP 10930290U JP 2511358 Y2 JP2511358 Y2 JP 2511358Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll bar
- protector
- sheet metal
- metal insert
- load
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、オフロード車などに設けられるロールバー
の構造に関する。
の構造に関する。
従来の技術 従来のロールバーの断面を示す第４図において、ロー
ルバーパイプ１に対しプロテクタ３′が車室内側に設け
られている。すなわち、断面が円形を有するプロテクタ
３′はロールバーパイプ１の中心に対し車室内側に偏心
しており、表皮７′で被われた中実のパッド５′で構成
されている。このような構造のロールバープロテクタ
３′に対し車室内側から荷重が加わった際の変形特性を
第５図に示す。
ルバーパイプ１に対しプロテクタ３′が車室内側に設け
られている。すなわち、断面が円形を有するプロテクタ
３′はロールバーパイプ１の中心に対し車室内側に偏心
しており、表皮７′で被われた中実のパッド５′で構成
されている。このような構造のロールバープロテクタ
３′に対し車室内側から荷重が加わった際の変形特性を
第５図に示す。
考案が解決しようとする課題 以上の従来技術によれば、ロールバープロテクタの荷
重−変形特性は第５図に示すように三角波形となり、エ
ネルギー吸収効率が悪いものであった。
重−変形特性は第５図に示すように三角波形となり、エ
ネルギー吸収効率が悪いものであった。
本考案は、このような問題点に鑑み、エネルギー吸収
効率のよいロールバープロテクタを提供することを目的
とする。
効率のよいロールバープロテクタを提供することを目的
とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、本考案によるロールバープ
ロテクタは、ロールバーの少なくとも車室内側を被うパ
ッド状のプロテクタの内部に板金インサートを設けたこ
とを特徴としている。
ロテクタは、ロールバーの少なくとも車室内側を被うパ
ッド状のプロテクタの内部に板金インサートを設けたこ
とを特徴としている。
作用 ロールバーに荷重が加わった際に、プロテクタ内部の
板金インサートが変形して大きなエネルギーを吸収する
ので、全体としてエネルギー吸収効率のよいロールバー
プロテクタとなる。
板金インサートが変形して大きなエネルギーを吸収する
ので、全体としてエネルギー吸収効率のよいロールバー
プロテクタとなる。
実施例 以下、本考案の一実施例を第１図〜第３図を参照して
説明する。
説明する。
第１図に示すように、ロールバーパイプ１に対しプロ
テクタ３が車室内側に偏心して設けられる。このプロテ
クタ３は発泡スチロールまたはウレタンなどにより成形
された中空のパッド５で構成され、その外周を表皮７で
被われている。このパッド５の内側には板金インサート
９が設けられている。板金インサート９は、第２図に示
すように、長手方向と直角にスリット11が形成され、面
座屈し易いようになっている。すなわち、スリット11の
数や板金インサート９の板厚により面座屈をおこす荷重
をコントロールできる。この板金インサート９の断面に
おける端部は、ボルトナット13によりロールバーパイプ
１に固定されている。
テクタ３が車室内側に偏心して設けられる。このプロテ
クタ３は発泡スチロールまたはウレタンなどにより成形
された中空のパッド５で構成され、その外周を表皮７で
被われている。このパッド５の内側には板金インサート
９が設けられている。板金インサート９は、第２図に示
すように、長手方向と直角にスリット11が形成され、面
座屈し易いようになっている。すなわち、スリット11の
数や板金インサート９の板厚により面座屈をおこす荷重
をコントロールできる。この板金インサート９の断面に
おける端部は、ボルトナット13によりロールバーパイプ
１に固定されている。
本実施例のロールバーに対し車室内側から荷重を加え
た場合の変形は、第３図に示すように、従来に比べ大き
な変形をし、しかも板金インサート９は変形したまま元
に戻らないので、荷重を除いても変形は残り、図中の線
で囲まれる面積すなわち吸収されるエネルギーを示す面
積が大きくとれる。
た場合の変形は、第３図に示すように、従来に比べ大き
な変形をし、しかも板金インサート９は変形したまま元
に戻らないので、荷重を除いても変形は残り、図中の線
で囲まれる面積すなわち吸収されるエネルギーを示す面
積が大きくとれる。
以上の実施例においては、パッド５は板金インサート
９より内側では中空であったが、他の実施例においては
発泡スチロールやウレタンの層を存在させてもよい。ま
た、板金インサート９はスリット11を全く設けないもの
であってもかまわない。
９より内側では中空であったが、他の実施例においては
発泡スチロールやウレタンの層を存在させてもよい。ま
た、板金インサート９はスリット11を全く設けないもの
であってもかまわない。
考案の効果 以上説明したように、本考案のロールバープロテクタ
によれば、プロテクタの内部に設けられた板金インサー
トが変形することにより、大きなエネルギーを吸収し、
全体としてエネルギー吸収効率のよいロールバープロテ
クタとなる。
によれば、プロテクタの内部に設けられた板金インサー
トが変形することにより、大きなエネルギーを吸収し、
全体としてエネルギー吸収効率のよいロールバープロテ
クタとなる。
第１図は本考案に係るロールバーの断面図、第２図は第
１図の板金インサートを示す斜視図、第３図は第１図の
ロールバーの荷重−変形特性図、第４図は従来のロール
バーの断面図、第５図は第４図のロールバーの荷重−変
形特性図である。 １……ロールバーパイプ、３……プロテクタ、５……パ
ッド、７……表皮、９……板金インサート、11……スリ
ット、13……ボルト。
１図の板金インサートを示す斜視図、第３図は第１図の
ロールバーの荷重−変形特性図、第４図は従来のロール
バーの断面図、第５図は第４図のロールバーの荷重−変
形特性図である。 １……ロールバーパイプ、３……プロテクタ、５……パ
ッド、７……表皮、９……板金インサート、11……スリ
ット、13……ボルト。
Claims (1)
- 【請求項１】ロールバーの少なくとも車室内側を被うパ
ッド状のプロテクタの内部に板金インサートを設けたこ
とを特徴とするロールバープロテクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10930290U JP2511358Y2 (ja) | 1990-10-18 | 1990-10-18 | ロ―ルバ―プロテクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10930290U JP2511358Y2 (ja) | 1990-10-18 | 1990-10-18 | ロ―ルバ―プロテクタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0467157U JPH0467157U (ja) | 1992-06-15 |
| JP2511358Y2 true JP2511358Y2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=31856484
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10930290U Expired - Fee Related JP2511358Y2 (ja) | 1990-10-18 | 1990-10-18 | ロ―ルバ―プロテクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2511358Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-18 JP JP10930290U patent/JP2511358Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0467157U (ja) | 1992-06-15 |
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| JPH01138846U (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |