JP2511339Y2 - 電気設備用過熱監視装置 - Google Patents

電気設備用過熱監視装置

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JP2511339Y2
JP2511339Y2 JP6313290U JP6313290U JP2511339Y2 JP 2511339 Y2 JP2511339 Y2 JP 2511339Y2 JP 6313290 U JP6313290 U JP 6313290U JP 6313290 U JP6313290 U JP 6313290U JP 2511339 Y2 JP2511339 Y2 JP 2511339Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は電気設備用過熱監視装置に関する。
(従来の技術) キュービクルなどに収納されている電気設備の異常過
熱を監視するのに、その異常過熱に応動してガスを放出
する過熱検知ユニットを用意し、これから放出されるガ
スをガスセンサによって検出することにより、過熱状態
の発生を監視するようにしている。
従来では、ガスセンサの出力をノイズガスによる出力
と区別して識別するのに、ガス不発生時には到達し得な
い程度の高濃度に設定値を定めておき、ガスセンサ出力
がこの濃度を検出したときに、警報を出すようにしてい
た。
(考案が解決しようとする課題) しかしこれによれば、異常過熱発生時に過熱検知ユニ
ットから多量のガスを発生するようにしておく必要があ
り、またそのためにガスセンサも大きくしなければなら
ない。
そしてこのようにガスセンサを大きくすると、絶縁上
の問題が起り、使用範囲が大きく限定され、実用化が極
めて困難となってしまう。
この考案は、異常過熱状態が発生した場合、発生ガス
が低濃度であっても、ノイズガスと区別して正確に異常
過熱の検出を可能にすることを目的とする。
(課題を解決するための手段) この考案は、ガスセンサからの出力と、ガスの不発生
時におけるガスセンサの出力との比を、所定の時間間隔
毎に演算するとともに、異常過熱の発生による前記演算
値が一定値を超えて変化するのを判定するようにし、前
記演算値が一定値を超えて変化している状態が一定時間
継続したとき、対象の電気機器の周辺のガスを検出する
ガスセンサの出力と周辺のガスの不発生時における前記
ガスセンサの出力との比を演算して、その演算値が一定
値を超えて変化したことを判定したとき、異常過熱状態
が発生したものとすることを特徴とする。
(作用) 電気機器が正常の状態にあるときは、ガスセンサの出
力と基準値との比はほぼ同じである。異常過熱が発生し
たとき、ガスの濃度が増大するので、前記比は変化し、
これが一定値を超えて変化した場合、その変化状態が一
定時間にわたって継続したときは一応異常過熱の発生が
あったとする。
一方、別に対象の電気機器の周辺のガスを検出するガ
スセンサのサンプリング値と基準値との比を判定してお
り、その比と前記比との比を前記一定時間を経過したあ
と判定する。この比が一定値を超えないときは、周辺に
も同程度の濃度のガスが存在しているものとし、そのガ
スはノイズガスとする。
前記比が一定値を超えたとき、周辺より高濃度のガス
が存在しているものとし、このときは異常過熱状態の発
生とみなして警報を発する。
(実施例) この考案の実施例を第1図によって説明する。1は電
気機器内に設置され、異常過熱時にガスを検知するガス
センサである。その構成例を第2図に示す。同図におい
て21はガス検出用の金属酸化物半導体で、ガスに触れる
とその抵抗値が変化する。すなわちガス濃度が高い程、
抵抗値が小さくなる。
22は負荷抵抗で、前記半導体21と直列に接続されてあ
り、その直列回路は定電圧V0が印加されてある回路間に
接続されてある。23は半導体21を過熱するためのヒータ
である。
ガスセンサ1は負荷抵抗22の端子電圧Vを出力する。
この電圧Vを半導体21の抵抗値に変換する。たとえば負
荷抵抗22の抵抗値をRとすれば、半導体21の抵抗値rは
次式から求めることができる。
第1図においてガスセンサ1からの出力は、A/D変換
器2によってデイジタル値に変換され、続いて電圧−抵
抗変換器3に送られる。ここで前記した式に基づいて抵
抗値rに変換される。
この変換値は、図示しないサンプリング手段によって
サンプリングされ、たとえば0.5〜数秒間の平均値もし
くは中間値を選び、その値をガスセンサ1の出力とす
る。
この平均値または中間値をそのときのガスセンサ1の
出力とする理由は、一時的な異常値(電気ノイズなど)
を取り込ませないようにするためである。
電圧−抵抗変換器3からのサンプリングされた出力
は、メモリー4,5に記憶されていく。メモリー5はガス
の不発生時の出力(基準値)を記憶するもので、これは
タイマー7から1分〜1時間毎に送られてくる信号によ
って、繰返し更新されるようになっている。
9は演算回路である。この演算回路9は両メモリー4,
5の記憶値の比を演算する。すなわちメモリー4の記憶
値は、各瞬時のガス濃度Rを示すものであり、メモリー
5は基準の濃度R0を示すものである。両者の比H=R/R0
を演算回路9が演算する。
演算器回路9の出力は判定回路10に与えられ、ここで
前記した比Hと基準値K1とを比較する。そしてH>K1
場合は、正常とみなし、H≦K1の場合は、異常第1段階
と判定する。基準値K1としては、1より小さい値、たと
えば0.6が選ばれる。
H≦K1の場合、判定回路10から信号が出て、タイマー
8の限時動作をスタートさせる。タイマー8はこのとき
から一定時間(たとえば10秒)経過したとき信号を出
す。この信号を受けて、判定回路10からそのときの演算
回路9の出力Hを、メモリー11に転送する。
もしこの一定時間内に判定回路10がH>K1を判定した
ら、タイマー8は判定回路10からの信号によってリセッ
トされてしまう。そして再びH≦K1となると、タイマー
8を最初からスタートさせる。
メモリー12には、対象の電気機器の周辺のガスの濃度
に関し、図示する構成と同じ構成の検出装置の演算回路
(図の演算回路9に対応する演算回路)からの演算値H0
が与えられる。
対象の電気機器の周辺としては、次のような場合が例
示できる。たとえば電気機器がキュービクル配電盤であ
って、その複数を並設して各配電盤につき異常過熱を検
出している場合、そのうちの一つを対象の電気機器とし
たとき、これに隣接している他の配電盤の内部を、対象
の電気機器の周辺とすることができる。
そして隣接している他の配電盤内の異常過熱の検出
を、図示する構成と同じ構成の検出装置を利用している
ものとし、この検出装置の、前記した演算回路9に対応
する演算回路の出力が、メモリー12に与えられ、ここに
記憶される。
図の構成では、演算回路9の出力H0′は隣接している
他の配電盤につき、その異常過熱を検出する検出装置
の、図示するメモリー12に対応するメモリーに送るよう
にしている。
両メモリー11,12に記憶されている値は、次に演算回
路13に送られ、ここで両者の比I=H/H0が演算される。
演算器回路13の出力Iは判定回路14に与えられ、ここ
で基準値K2と比較される。そしてI>K2の場合は、正常
とみなし、I≦K2の場合は異常と判定する。基準値K2
しては、1より小さい値、たとえば0.8が選ばれる。
I>K2の場合は、周辺にも同程度の濃度のガスが存在
している(すなわち外来ガスノイズが存在している)と
いうことになり、正常とみなす。
またI≦K2の場合は、外来ガスノイズではなく、対象
の電気機器のみにガスが存在している状態(過熱検知ユ
ニットのガスが放出された状態)とみなし、異常と判定
する。
I≦K2の場合、判定回路14から信号が出る。この信号
によって異常過熱が発生したことを報知するための警報
を発する。
判定回路14にはタイマー6からの信号を与えている
が、これはガスセンサ1に通電したとき、その直後はガ
スセンサ1は安定しないので、数分〜数時間は、判定回
路14は判定動作を行なわないように、この信号によって
ロックするためのものである。
なお図に示す構成に代えて、これをマイクロコンピュ
ータなどによって構成するようにしてもよい。
(考案の効果) 以上詳述したようにこの考案によれば、異常過熱が発
生したときに放出されるガスから、異常過熱を検出する
にあたり、ガスセンサがガスの濃度の変化を検出して
も、これをもって直ちに異常過熱の発生とみなさず、周
辺のガスの変化を検出した結果と比較して、異常過熱の
発生を検出するようにしているので、過熱検知ユニット
が放出するガスが低濃度であっても、異常過熱の検知が
可能となる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示すブロック線図、第2図
はガスセンサの回路図である。 1……ガスセンサ、3……電圧−抵抗変換器、4,5,12…
…メモリー、6〜8……タイマー、9,13……演算回路、
10,14……判定回路、H0……周辺のガスに関する演算
値、

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気設備の異常過熱時に放出されるガスを
    検出するガスセンサと、 前記ガスセンサからの出力と、前記ガスの不発生時にお
    ける前記ガスセンサの出力との比を、所定の時間間隔に
    演算する第1の演算手段と、 異常過熱の発生によって前記演算手段による演算値が一
    定値を超えて変化するのを判定する第2の判定手段と、 前記第1の演算手段による演算値が一定値を超えて変化
    している状態が一定時間継続したとき、対象の電気機器
    の周辺のガスを検出するガスセンサの出力と周辺のガス
    の不発生時における前記ガスセンサの出力との比を演算
    する第2の演算手段と、 前記第2の演算手段による演算値が一定値を超えて変化
    したことを判定したとき、異常過熱状態の発生を意味す
    る信号を出す第2の判定手段とを備えた 電気設備用過熱監視装置。
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