JP2510632Y2 - 介護用ベルト及び保護パッド - Google Patents

介護用ベルト及び保護パッド

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JP2510632Y2
JP2510632Y2 JP4924993U JP4924993U JP2510632Y2 JP 2510632 Y2 JP2510632 Y2 JP 2510632Y2 JP 4924993 U JP4924993 U JP 4924993U JP 4924993 U JP4924993 U JP 4924993U JP 2510632 Y2 JP2510632 Y2 JP 2510632Y2
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JP
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belt
protective pad
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JP4924993U
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JPH0715032U (ja
Inventor
貢 杉山
Original Assignee
株式会社シルバーメディカル
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、身体障害者の介護あ
るいは傷病者の歩行訓練等に用いる介護用ベルト及び保
護パッドに関する。
【0002】
【従来の技術とその解決すべき課題】一般に介護用ベル
トは、腰に装着したときに体側に位置するように把手
(握り)が設けてあり、この把手を側方または背後から
介護者が保持することにより、身障者等の被介護者が椅
子から立ち上がったりベッドへ移動したりするときの立
ち居振る舞いを補助したり、歩行訓練等のリハビリテー
ションを介添えしたりできるようになっている。
【0003】しかしながら、従来の介護用ベルトは、被
介護者が歩行中にバランスをくずして転倒しそうになっ
たときなど、把手の部分に大きな力が作用するとベルト
がずれて被介護者の脇腹部分に強い力が加わってしまう
欠点があり、力のかかり具合によっては肋骨骨折等の二
次的な障害が引き起こされることがあった。
【0004】この考案は上述した従来の問題点を解決し
て、ベルトを装着した被介護者に対して把手の部分から
作用する力を軽減して肋骨骨折等の障害を防止し、加え
てより適切な介護が可能な介護用ベルト及び保護パッド
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段とその作用】この考案に係
る介護用ベルトは、人体胴部に装着した状態にて体側部
に位置するように把手を設けた介護用ベルトにおいて、
前記把手が位置する部分の内周側にベルトよりも幅広の
保護パッドを取り付ける。
【0006】上記構成に基づき、被介護者の転倒時など
把手部分に瞬間的に大きな力が作用する状態にあって
も、幅広の保護パッドにより被介護者の脇腹部分に対し
力が分散して作用するので肋骨骨折等の障害を引き起こ
す危険性が軽減される。
【0007】なお、保護パッドはベルトに対して着脱自
在に設けるものとしてもよく、これにより共通のベルト
を使用して、被介護者の体型や用途に応じた最適の保護
パッドを交換して使用することができ、ベルトの応用範
囲が拡大する。
【0008】一方、保護パッドとして、これをベルトに
対して着脱自在とすると共に介護用の把手を一体的に取
り付けたものとすることにより、力の加わる把手と共に
保護パッドの位置をベルト上にて移動させることができ
るので、被介護者または介護者の態勢に応じてより適切
な介護動作をとることが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0010】図1および図2はこの考案による介護用ベ
ルトの一実施例を示したものである。図において、1は
ベルト、2と3はそれぞれバックルの受け具と差込み
具、4は把手、5は保護パッドを示している。
【0011】ベルト1はナイロン繊維あるいは皮革等の
柔軟な材質からなり、その幅は例えば50ミリメートル
程度である。ベルト1の一端部はバックル受け具2に固
定され、他端部はバックル差込み具3に折り返し固定さ
れている。前記折り返し部分の長さに応じてベルト全体
の長さを調節できるようになっている。このようなベル
トとしての基本的な構成は服飾用の一般のベルトと相違
しない。
【0012】ただし、前記ベルト1には被介護者が胴体
(腰回り)に装着した時に体側部分に位置するように両
外側に把手4が取り付けられている。把手4の材質はベ
ルト1と同様の繊維あるいは皮革からなり、その両端部
をベルト1に縫い付けることにより移動不可能に固定し
てある。
【0013】保護パッド5はこの実施例では着脱自在の
ものを示しており、すなわち図2にも示したようにその
外側面(人体に面しない方)にはベルト1に巻き回すた
めの舌片5aが縫製により形成されており、舌片5aと
保護パッド5裏面側にはそれぞれメス側のホック6aと
これに係合するオス側のホック6bがカシメ固定されて
いる。
【0014】この保護パッド5は、これをベルト1の把
手4の内側部分にあてがい、その舌片5aを把手4にく
ぐらせるようにしてベルト1の外側に巻き回し、ホック
6aと6bを係合させることによりベルト1に取り付け
る。
【0015】図2は保護パッド5の構造例を示したもの
で、図示したようにナイロン繊維材等からなる被覆材7
の内部に、比較的硬質のプラスチックス等からなる板状
の芯材8及びその内側(人体側)にウレタンや不織布等
からなるクッション材9を縫い込んだ構造となってい
る。前記芯材8やクッション材9の材質を適宜選択する
ことにより、被介護者の体型や用途に応じた最適の保護
パッド機能を設定することができる。
【0016】この介護用ベルトを使用するには、上述し
た要領にて左右の把手4の内側位置に保護パッド5を取
り付け、ベルト1の長さを使用者(被介護者)の胴回り
に合うように調節したうえでバックル受け具2とバック
ル差込み具3を結合させて、しっかりと胴体に装着す
る。この状態で左右の保護パッド5は使用者の脇腹部分
に広い面積にて軽く当接している。
【0017】このように介護用ベルトを装着した状態に
おいて、介護者が把手4を持って被介護者の動作を補助
するにあたり、被介護者が転倒しそうになるのを支える
等の理由により強い力を加えた場合でも、上述したよう
に保護パッド5が広い面積にて被介護者の脇腹に接して
いるため、支えようとする力が脇腹の一部に集中するよ
うなことがなく、分散して作用する。したがって肋骨骨
折等の障害を起こす危険性が大幅に軽減される。
【0018】なお、このような力の分散作用はベルト全
体を幅広のものにしても得られるが、その場合には腹部
や背中など余分な部分にまでベルトの緊締力が及んでし
まうため、ベルトをしっかりと装着しようとすると息苦
しくなるなど使用者にとって装着感の悪いものとなって
しまう。この点、この考案の介護用ベルトでは把手4に
よって力の加わる側面部分にのみ面積の大きな保護パッ
ド5を設けるものとしたので、このような問題を生じる
ことがなく、快適な使用が可能である。
【0019】図3に保護パッド5に関する実施例を示
す。これは図1に示したのと同様の着脱自在の保護パッ
ド5の舌片5aに把手4を一体的に縫い付けた構造とな
っている。このような構造とすることにより、保護パッ
ド5をベルト1の任意の位置に取り付けることが可能と
なるので、その位置調整により、被介護者または介護者
の態勢に応じたより適切な介護動作をとることが可能と
なる。また、この保護パッド5を用いると、ベルト1と
して介護用のものに限らず一般の服飾用ベルト等を流用
することができ、すなわち汎用のベルトにこの保護パッ
ド5を取り付けることにより介護用ベルトとして利用す
ることが可能となる。
【0020】なお、保護パッド5を着脱可能とするため
の手段としてはホックの他にいわゆるマジックテープな
どを使用することも可能であり、また図3の実施例にお
いてはベルト上での保護パッド5の位置ずれを防止する
ためにもマジックテープ等の滑りどめ手段を設けること
は有効である。
【0021】
【考案の効果】以上説明したようにこの考案によれば、
人体胴部に装着した状態にて体側部に位置するように把
手を設けた介護用ベルトにおいて、前記把手が位置する
部分の内周側にベルトよりも幅広の保護パッドを取り付
けて、被介護者が転倒しそうになったときなど把手の部
分から大きな力が作用する場合において被介護者の脇腹
部分に対し力が分散して作用するようにしたので、肋骨
骨折等の障害を引き起こす危険性を軽減して安全性を大
幅に向上できるという効果が得られる。
【0022】また、保護パッドをベルトに対して着脱自
在に設けたものとすることにより、被介護者の体型や用
途に応じた最適の保護パッドを交換して使用することが
できるので、それだけベルトの応用範囲が広いものとな
る。さらに、このようにベルトに対して着脱自在とした
保護パッドに介護用の把手を一体的に設けたものとする
ことにより、力の加わる把手と共に保護パッドの位置を
ベルト上にて移動させることができるので、被介護者ま
たは介護者の態勢に応じてより適切な介護動作をとるこ
とが可能となり、介護用ベルトとしての利便性及び安全
性が一層向上する一方、汎用のベルトを介護用ベルトに
転用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による介護用ベルトの実施例の外観
図。
【図2】図1の保護パッドの断面図。
【図3】保護パッドに関する実施例の外観図。
【符号の説明】
1 ベルト 2 バックル受け具 3 バックル差込み具 4 把手 5 保護パッド 7 被覆材 8 芯材 9 クッション材

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】人体胴部に装着した状態にて体側部に位置
    するように把手を設けた介護用ベルトにおいて、前記把
    手が位置する部分の内周側にベルトよりも幅広の保護パ
    ッドを取り付けたことを特徴とする介護用ベルト。
  2. 【請求項2】保護パッドはベルトに対して着脱自在に設
    けたことを特徴とする請求項1記載の介護用ベルト。
  3. 【請求項3】ベルトに対して着脱自在に形成した保護パ
    ッドの外側面に把手を一体的に取り付けたことを特徴と
    する介護用ベルトの保護パッド。
JP4924993U 1993-08-19 1993-08-19 介護用ベルト及び保護パッド Expired - Lifetime JP2510632Y2 (ja)

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JPH0715032U JPH0715032U (ja) 1995-03-14
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