JP2510560Y2 - 自動分析装置における容器追跡装置 - Google Patents

自動分析装置における容器追跡装置

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JP2510560Y2 JP1988065177U JP6517788U JP2510560Y2 JP 2510560 Y2 JP2510560 Y2 JP 2510560Y2 JP 1988065177 U JP1988065177 U JP 1988065177U JP 6517788 U JP6517788 U JP 6517788U JP 2510560 Y2 JP2510560 Y2 JP 2510560Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、採血管等の容器を所定位置から他の位置
まで移送する場合、当該容器の所在を適宜表示装置の表
示で知ることができる自動分析装置における容器追跡装
置に関する。
〔従来技術とその問題点〕
採血管やサンプル容器等、自動分析装置に用いられる
容器を、移送路に沿って所定の位置から他の位置まで移
送する装置として、無端ベルトコンベアで構成されたも
のが周知である。
ところで、上記容器が上記移送路に沿って所定の位置
から他の位置まで移送する場合、上記容器が今どの位置
まで移送されているかを知ることは、例えば、緊急を要
する検査の場合、データが後何分後に入手できるか、等
を知ることは非常に重要である。
しかしながら、上記従来の容器移送装置にあっては、
容器を移送路にセットした後は、当該容器のデータを後
何分に入手できるかを知ることは不可能であるため、緊
急を要する検査であっても、プリンターから当該検査デ
ータがプリントアウトされるまでの間、当該装置の側で
待機していなければならない、という問題を有してい
た。
この考案は、かかる現状に鑑み創案されたものであっ
て、その目的とするところは、移送路に沿って移送され
る容器の所在を、表示装置によって逐次知得することが
でき、その結果、目的の容器に対するデータ打ち出しま
での時間をリアルタイムで知ることができる自動分析装
置における容器追跡装置を提供しようとするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この考案に係る自動分析装
置における容器追跡装置にあっては、検査目的に対応す
る自動分析装置の配置位置まで検体が収容された容器を
移送する搬送ラインを複数本形成し、これら各搬送ライ
ンには、その移送方向に沿って1以上のポジション検出
器を配設し、このポジション検出器で読み取られた容器
情報を制御装置へ入力すると共に、この制御装置に入力
された容器情報の内の任意の容器情報を表示装置に呼び
出すことができるように構成し、この表示装置に呼び出
される任意の容器情報は、上記ポジション検出器で読み
取られたリアルタイム位置情報であることを特徴とする
ものである。
〔作用〕
それ故、この考案に係る自動分析装置における容器追
跡装置にあっては、各搬送ラインで移送される容器の所
在が、各搬送ラインの移送路に沿って所要間隔毎に配設
されたポジション検出器によって検出され、そのデータ
は、制御装置で記憶保存されて各容器毎の位置が表示装
置にリアルタイムで表示されるように構成されている。
(実施例) 以下、添付図面に示す一実施例に基きこの考案を詳細
に説明する。
第1図に示すように、この考案が適用される容器移送
装置1は、無端ベルトコンベアからなる複数本(図示の
実施例では6本)の搬送ライン2,3,4,5,6,7と、これら
各搬送ラインの始点Aに近接して配置された分配ロボッ
ト8と、上記各搬送ライン2乃至7の流れ方向aに沿っ
て左右に配置された公知の各種検査装置と、上記搬送ラ
イン2乃至7の終点Bに配置されたストッカーロボット
9と、このストッカーロボット9によりピックアップさ
れた検体容器10を順次収容するストッカー11と、上記搬
送ライン7に隣接して配設された無端ベルトコンベアか
らなる返送ライン12と、これらを有機的に駆動制御する
マイクロコンピュータ等からなる制御装置(図示せず)
と、から構成されている。
上記各搬送ライン2乃至7の左右に配置される検査装
置としては、例えば、第1図に示すように、用手法分取
装置20,21と、蛋白分画装置30,31と、生化学・電解質分
析装置40,41と、RIA分析装置50,51と、血球計数装置60,
61と、その他の分析装置70,71等である。勿論、その配
列準位は上記実施例に限定されるものではなく、任意に
設定することができる。また、上記実施例においては同
一機種のものを2台並べて設置しているが、これは、一
台が故障した場合に、本搬送システムの全てが使用でき
なくなる不具合を解決するためであり、従って、処理ス
ピードを上げ、かつ、装置の稼動に対する信頼性を向上
するためには3台以上並べて設置してもよい。
このように配置された各検査装置と搬送ライン2乃至
7との間には、無端ベルトコンベアからなる複数本(図
示の実施例では2本)のサブライン22,23,33,42,43,52,
53,62,63,72,73及び返送ライン24,34,44,54,64,74が配
設されている。
搬送ライン2は、用手法検査を必要とする検体が収容
された検体容器10を移送するものである。
搬送ライン3は、用手法検査がなく、かつ、蛋白分画
検査を必要とする検体が収容された検体容器1を移送す
るものである。
搬送ライン4は、用手法検査及び蛋白分画検査がな
く、生化学的検査や電解質検査を必要とする検体が収容
された検体容器10を移送するものである。
搬送ライン5は、用手法検査,蛋白分画検査,生化学
的検査及び電解質検査がなく、BIA検査を必要とする検
体が収容された検体容器10を移送するものである。
搬送ライン6は、用手法検査,蛋白分画検査,生化学
的検査,電解質検査及びRIA検査がなく、血球計数検査
を必要とする検体が収容された検体容器10を移送するも
のである。
搬送ライン7は、用手法検査,蛋白分画検査,生化学
的検査,電解質検査,RIA検査及び血球計数検査がない残
りの検体が収容された検体容器10を移送するものであ
る。
勿論、上記各搬送ライン2乃至7の始点Aには、図示
はしないが、分配ロボット8或は返送ライン12によって
移送された検体容器10が複数本待機状態に保持されるよ
うなスペースが形成されている。
検体容器10は、各種サイズの採血管等を堅牢に保持す
ることができるようにフリーサイズ構造となっており、
その底面10aは、第2図に示すように、少なくとも磁石9
2に吸着される金属で形成されている。
また、図示はしないが、上記検体容器10の外周面に
は、当該検体容器10に収容されている検体に対応する患
者に関する情報が、例えば、バーコード化されて貼着さ
れており、この情報が各ライオへと搬送され、或は、各
ラインの移送途中及び各ラインから他のラインや検査装
置へと送られる際に、各搬送ライン2,3,4,5,6,7とサブ
ライン22,23,32,33,42,43,52,53,62,63,72,73及び返送
ライン24,34,44,54,64,74に配設された複数個のポジシ
ョン検出器Pにより必ず読み取られるように構成されて
いる。
この各ラインに設置されるポジション検出器Pは、例
えば、公知の光学式バーコードリーダーで構成されてお
り、第1図に示す各ポジションb乃至z及びa′乃至
m′に夫々配設され、この各ポジション検出器Pによっ
て読み取られた患者情報は、その都度、前記制御装置へ
と入力される。
制御装置は、公知のCPUで構成されており、上記各ポ
ジション検出器Pからの患者情報のポジション及び対応
関係を保存し、かつ、この最新のポジション位置を、例
えば、第3図に示すような状態で適宜表示装置(CRT)
にリアルタイムで表示させるための指令信号を出力する
ように構成されている。勿論、上記検体容器10のポジシ
ョン情報は、これを恒久的に保存する必要はないため、
当該検体容器10が前記移送装置の取扱い範囲から外れた
場合に、自動的に消去するように構成することもでき
る。
このようにしてポジション検出器Pにより各検体容器
10の患者情報が読み取られることで、検体容器10の取り
違えや従来の転記ミスを確実に一掃することができ、ま
た、各検体容器10が現在どのラインのどの位置に在るの
かを確認することができる。このように、各検体容器10
の所在を確認することで、当該検体容器10に対するデー
タ入手までの所要時間を推考することができる。
勿論、上記ポジション検出器Pは、前記分配ロボット
8,ストッカーロボット9及び後記するストッパー体13に
配設することもできる。
一方、前記各ライン2乃至7と12及び22,23,32,33,4
2,43,52,53,62,63,72,73と24,34,44,54,64,74には、第
2図に示すように、弱い磁力を有する永久磁石92が配設
されており、これら各ラインに載置された検体容器10
は、上記磁石92の磁力によって各ライン上に吸着される
ように構成されている。勿論、上記実施例とは逆に、各
ラインを磁石に吸着される金属で形成し、検体容器10の
底に磁石を配設するように構成することもできる。
このように構成された各ライン2乃至7及び22,23,3
2,33,42,43,52,53,62,63,72,73によって移送される検体
容器10は、所定位置においてピックアップロボット80,8
2,84,86,88,90によって搬送ライン2乃至7からサブラ
イン22,23,32,33,42,43,52,53,62,63,72,73へと移送さ
れ、或は、返送用ピックアップロボット81,83,85,87,8
9,91によって返送ライン24,34,44,54,64,74から搬送ラ
イン2乃至7へと戻され、その都度、前記各ポジション
検出器Pによりポジション情報が読み取られる。
尚、上記各ラインまで移送された検体容器10は、第2
図に示すように、各ラインの上方において昇降されるス
トッパー体13によって当該位置に停止される。従って、
検体容器10は、各ラインの磁力に抗して各ライン上を滑
動することになるが、この場合、各ラインに付与されて
いる磁力が弱いため、上記滑動の支障とはならない。
ピックアップロボット80は、搬送ライン2によって移
送される検体容器10をポジションbの位置で用手法分取
装置20,21のサブライン22または23へとピックアップし
て移送するように構成されており、この移送情報は前記
ポジションoの位置に配設されたポジション検出器Pに
より読み取られて制御装置に入力される。
返送用ピックアップロボット81は、各ポジションp,r
でピックアップされ用手法分取装置20,21で所定の処理
が行われた検体容器10を、返送ライン24から搬送ライン
2のポジションcの位置へとピックアップして返送する
ように構成されており、この移送情報は前記各ポジショ
ンc,qの位置に配設されたポジション検出器Pにより読
み取られて制御装置に入力される。
ピックアップロボット82は、搬送ライン3により移送
される検体容器10をポジションdの位置で蛋白分画装置
30,31のサブライン32または33へとピックアップして移
送するように構成されており、この移送情報は前記ポジ
ションa′,dの各位置に配設されたポジション検出器P
により読み取られて制御装置に入力される。
返送用ピックアップロボット83は、ポジションc′,
d′でピックアップされ蛋白分画装置30,31で所定の処理
が行われた検体容器10を、返送ライン34から搬送ライン
3のポジションeの位置へとピックアップして返送する
ように構成されており、この移送情報は前記ポジション
b′,eの各位置に配設されたポジション検出器Pにより
読み取られて制御装置に入力される。
ピックアップロボット84は、搬送ライン4により移送
される検体容器10をポジションfで生化学・電解質分析
装置40,41のサブライン42または43へとピックアップし
て移送するように構成されており、この移送情報は前記
ポジションf,sの各位置に配設されたポジション検出器
Pにより読み取られて制御装置に入力される。
返送用ピックアップロボット85は、ポジションt,vで
ピックアップされ生化学・電解質分析装置40,41で所定
の処理が行われた検体容器10を、返送ライン44から搬送
ライン4のポジションgの位置へとピックアップして返
送するように構成されており、この移送情報は前記ポジ
ションg,uの各位置に配設されたポジション検出器Pに
より読み取られて制御装置に入力される。
ピックアップロボット86は、搬送ライン5により移送
される検体容器10をポジションhの位置でRIA分析装置5
0,51のサブライン52または53へとピックアップして移送
するように構成されており、この移送情報は前記ポジシ
ョンe′,hの各位置に配設されたポジション検出器Pに
より読み取られて制御装置に入力される。
返送用ピックアップロボット87は、ポジションg′,
h′でピックアップされRIA分析装置50,51で所定の処理
が行われた検体容器10を、返送ライン54から搬送ライン
5のポジションiの位置へとピックアップして返送する
ように構成されており、この移送情報は前記ポジション
f′,iの各位置に配設されたポジション検出器Pにより
読み取られて制御装置に入力される。
ピックアップロボット88は、搬送ライン6により移送
される検体容器10をポジションjの位置で血球計数装置
60,61のサブライン62または63へとピックアップして移
送するように構成されており、この移送情報は前記ポジ
ションj,wの各位置に配設されたポジション検出器Pに
より読み取られて制御装置に入力される。
返送用ピックアップロボット89は、ポジションx,zで
ピックアップされ血球計数装置60,61で所定の処理が行
われた検体容器10を、返送ライン64から搬送ライン6の
ポジションkの位置へとピックアップして返送するよう
に構成されており、この移送情報は前記ポジションk,y
の各位置に配設されたポジション検出器Pにより読み取
られて制御装置に入力される。
ピックアップロボット90は、搬送ライン7により移送
される検体容器10をポジションlの位置でその他の装置
70,71のサブライン72または73へとピックアップして移
送するように構成されており、この移送情報は前記ポジ
ションi′,lの各位置に配設されたポジション検出器P
により読み取られて制御装置に入力される。
返送用ピックアップロボット91は、ポジションk′,
l′でピックアップされ、その他の装置70,71で所定の処
理が行われた検体容器10を、返送ライン74から搬送ライ
ン7のポジションmの位置へとピックアップして返送す
るように構成されており、この移送情報は前記ポジショ
ンj′,mの各位置に配設されたポジション検出器Pによ
り読み取られて制御装置に入力される。
尚、前記分配ロボット8,ストッカーロボット9,ピック
アップロボット80,82,84,86,8,90及び返送用ピックアッ
プロボット81,83,85,87,89,91は、伸縮可能でクランプ
機構を有する公知のスカラー式ロボット等と構成・作用
が同様であるので、その詳細な説明をここでは省略す
る。
勿論、これらの各ロボットは、前記制御装置によって
有機的に作動するように駆動制御され、かつ、特に、上
記分配ロボット8は、上記制御装置によって判断され、
これに基づき指令された、当該検体容器10の処理時間が
最も早い搬送ラインに上記検体容器10を載置するように
駆動制御される。同様に、ピックアップロボット80,82,
84,86,88,90による搬送ライン2乃至7からサブライン2
2または23,32または33,42または43,52または53,62また
は63,72または73への移送も、制御装置によって判断さ
れた、各サブラインでの検体容器10の処理時間が最も早
いラインに上記検体容器10を載置するように駆動制御さ
れる。
検査の全てが終了した検体容器10は、ストッカーロボ
ット9によって前記ストッカー11へと移送され、その移
送情報は、ポジションm′に配設されたポジション検出
器Pにより読み取られて制御装置に入力される。
このストッカー11は、例えば、検体容器10を縦10本×
横10本の合計100本を収納できるように構成されてお
り、上記ストッカーロボット9は、検査の全てが終了し
た検体容器10を順次ストッカー11の開いている部位に移
送するように駆動制御される。尚、図示はしないが、ス
トッカー11が満杯となった場合には、ストッカーフィー
ダーが作動して空のストッカーを前記位置へと自動的に
移送するように構成されている。
返送ライン12は、前記搬送ライン2乃至7の流れ方向
aとは逆の方向へ検体容器10を移送するもので、該ライ
ン12の終点、即ち、上記搬送ライン2乃至7のポジショ
ンnには、返送ライン12の終点に到来した検体容器10を
搬送ライン2乃至7の始点方向へと縦送りするブッシュ
装置93と、検体容器10が返送ラインに移送されたことを
検出するポジション検出器Pが配設されている。
このプッシュ装置93は、例えば、アクチュエータ等の
公知の機構と同様であるので、その詳細な説明をここで
は省略する。
次に上記のように構成された容器移送装置の作用につ
いて説明すると、先ず、病(医)院で所定の事務処理を
済ませた後に、採血担当者によって血液を採取し、か
つ、この採取された血液を採血管等に収容した後に、当
該血液に対する検査依頼依頼事項が、図示しないメイン
マイコロコンピュータに患者情報(患者の氏名、登録番
号、生年月日、性別等)とともに入力される。
一方、採血された検体が収容された検体容器10は、分
配ロボット8の作動範囲にセットされ、該分配ロボット
8のバーコードリーダによって当該検体容器10を確認し
た後に、順次最も処理が早い搬送ライン2乃至7のいず
れかのラインに載せられ、この載置情報は、ポジション
検出器Pにより制御装置へと入力される。
この後、上記検体容器10は、上記搬送ラインによっ
て、各ポジションに配設されたポジション検出器Pによ
って、随時その移送情報が読み取られつつ、制御装置に
より指定された検査装置の配設部位まで移送され、該検
査装置の配設部位において、前記ピックアップロボット
によって上記検体容器10を上記搬送ラインから検査装置
の処理部位まで移送される。勿論、このとき、上記各検
体容器のポジションも、サブラインに配設されたポジシ
ョン検出器Pによって制御装置にその位置が入力され、
かつ、最も処理が早いサブラインに載せられる。
次に、該検査装置による検査処理が終了した後に、上
記検体容器10は、返送用ピックアップロボットによって
上記搬送ラインへと再び戻される。勿論、このときも上
記各検体容器のポジションは、サブラインと搬送ライン
に配設されたポジション検出器Pによって制御装置にそ
の位置が入力され、かつ、最も処理が早いサブラインに
載せられる。
このようにして搬送ラインの終点Bまで移送された検
体容器10のうち、全ての指定された検査が終了した検体
容器10は、ストッカーロボット9によってストッカー11
へと移送され、その移送情報はポジションnに配設され
たポジション検出器Pで読み取られて制御装置に入力さ
れ、また、他の検査がまだ残っている検体容器10は、返
送ライン12を介して上記搬送ラインの始点Aまで返送さ
れ、この返送情報は、ポジションq′に配設されたポジ
ション検出器Pによって読み取られ、制御装置へと入力
される。
尚、上記実施例では、この考案を無端ベルトコンベア
で構成された容器移送装置に適用した場合を例にとり説
明したが、この考案にあってはこれに限定されるもので
はなく、例えば、ベルコチェーンで構成された移送路や
ループ状の移送路にも適宜変更して適用できること勿論
である。
(考案の効果) この考案に係る自動分析装置における容器追跡装置に
あっては、以上説明したように、各搬送ラインで移送さ
れる容器の所在が、各搬送ラインの移送路に沿って所要
間隔毎に配設されたポジション検出器によって検出さ
れ、そのデータは、制御装置で記憶保存されて各容器毎
の位置が表示装置にリアルタイムで表示されるように構
成されているので、移送路に沿って移送される容器の最
新の所在を、表示装置によって逐次知得することがで
き、その結果、目的の容器に対するデータ打ち出しまで
の時間を容易に知ることができ、特に、緊急検査が必要
な場合にその威力を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係る追跡装置が適用され
た検体容器移送装置の構成を概略的に示す平面説明図、
第2図は搬送ラインに載置された検体容器を示す斜視説
明図、第3図は追跡装置による表示の一例を示す説明図
である。 (符号の説明) 1……検体容器移送装置 2,3,4,5,6,7……搬送ライン 12……返送ライン 22,23,32,33,42,43,52,53,62,63,72,73……サブライン P……ポジション検出器

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】検査目的に対応する自動分析装置の配置位
    置まで検体が収容された容器を移送する搬送ラインを複
    数本形成し、これら各搬送ラインには、その移送方向に
    沿って1以上のポジション検出器を配設し、このポジシ
    ョン検出器で読み取られた容器情報を制御装置へと入力
    すると共に、この制御装置に入力された容器情報の内の
    任意の容器情報を表示装置に呼び出すことができるよう
    に構成し、この表示装置に呼び出される任意の容器情報
    は、上記ポジション検出器で読み取られたリアルタイム
    位置情報であることを特徴とする自動分析装置における
    容器追跡装置。
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