JP2510285Y2 - 均一液温維持システム - Google Patents

均一液温維持システム

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JP2510285Y2
JP2510285Y2 JP1990405195U JP40519590U JP2510285Y2 JP 2510285 Y2 JP2510285 Y2 JP 2510285Y2 JP 1990405195 U JP1990405195 U JP 1990405195U JP 40519590 U JP40519590 U JP 40519590U JP 2510285 Y2 JP2510285 Y2 JP 2510285Y2
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liquid
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  • Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)
  • Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は液体を保持しているタン
クと、前記液体を予め定められた温度に保つ温度制御装
置とからなる均一液温維持システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の均一液温維持システム
は、タンク内にヒータを入れ液温を上昇させ液温を精密
に制御していた。この場合、一般にヒータ附近の液は加
熱され上昇するがヒーター下部の液は温度が低く、温調
センサのデータで制御しても実際の液温分布は上,下で
かなり差があり機械的に攪拌させないと均一にならない
のが現状である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来のシステ
ムでは液温を均一にするために、機械的な攪拌をしなけ
ればならないが、半導体や液晶の生産分野では機械的な
攪拌によるとパーティクルの発生が起り、品質的な問題
となっている。
【0004】また、機械的な攪拌とは異なり空気などの
気体のバブルによる方法も試みられているが、この場合
はタンクの底面から液面がバブルで波打つほどに多量の
バブルを発生させなければならず気体の利用効率が悪か
ったり、液面制御が容易でなかったりする。また、液体
が粘度の高いものの場合、液体がバブルの押し上げ力か
ら逃げてしまい液体の還流の効率がよくないという問題
がある。
【0005】本考案は上記問題に鑑み、機械的な攪拌に
よらず、パーティクルの発生が無い気体のバブルを用
い、かつ気体を有効に活用できる均一液温維持システム
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の均一液温維持シ
ステムは、タンクに保持されている液体の上方から前記
液体中をタンクの底面に向って伸び、液面近くで液面下
にある外壁に孔が設けられたバブルガイド用パイプ材
と、前記タンクの底面近くで前記バブルガイド用パイプ
材で囲まれた前記液体中に気体を供給し、バブルを発生
させる気体供給装置とを有する。
【0007】
【作用】気体供給装置が供給した気体により、バブルガ
イド用パイプ材の下端近くでバブルガイド用パイプ材の
中にバブルが形成され、このバブルが上昇する際にバブ
ルガイド用パイプ材の中に区画された液体を押し上げ、
液面近くでバブルガイド用パイプ材の外壁に設けられた
孔から壁外の液体中に放出する。一方、壁外の液体はバ
ブルガイド用パイプ材の下端からバブルガイド用パイプ
材の中に流入し、液体の上下還流が促進される。
【0008】
【実施例】次に、本考案の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0009】第1図は本考案の均一液温維持システムの
第1の実施例を示す構成図である。タンク1は液体2
(酸またはアルカリ溶液)を保持し、液体2は一定の液
面Hになるように供給ラインおよび排出ライン(不図
示)により制御されている。タンク1の開口11にはコ
ネクタ5によりバブルをガイドするPFA樹脂(4弗化
エチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合
樹脂)製のガイド用パイプ3が取り付けられている。液
面Hの上下に該当する所のガイド用パイプ3の外壁には
孔41,42が開けられ、ガイド用パイプ3の下端とタ
ンク1の底面との間は10mmの間隔が設けられている。
気体供給用パイプ4はPFA樹脂製であって、一端が圧
力気体タンクまたはコンプレッサ(不図示)に接続さ
れ、他端がガイド用パイプ3内をガイド用パイプ3の下
端近く(タンク1の底面から約20mm)まで伸ばさ
れ、コネクタ6によりガイド用パイプ3の上端にガイド
用パイプ3と同軸状に固定されている。温度制御装置の
一部であるヒータ8はタンク1の底面近くに設けられ、
コネクタ7により開口12に固定された電力供給ライン
9から電力を供給され、液体2を温める。温度制御装置
の制御部(不図示)は液温センサ(不図示)で検出した
液温により、ヒータ8に供給する電力を制御して液温を
予め指定された温度に保つように働く。なお、タンク1
の開口13は気体供給用パイプ4から供給された気体
(例えば窒素ガス)の排気用である。また、液体2が有
機溶剤である場合は、パイプ3,4はステンレス製がよ
い。
【0010】次に本実施例の動作について第2図を参照
して説明する。
【0011】圧力タンク(不図示)から窒素ガス(N
2 )が所定の圧力に調整されて、気体供給用パイプ4を
経てガイド用パイプ3の下端近辺に放出される。放出さ
れた窒素ガスは矢印Bのように上昇しバブルB1,B2
を順次形成する。バブルB1,B2とガイド用パイプ3
に囲こまれた液体2はバブルB1,B2の上昇ととも
に、逃げ場所がないので上昇し、孔42から液流LQと
して液体2中に流出する。また、比較的温度の低い液体
2が液流LLとしてガイド用パイプ3内に流れ込み、上
記動作を繰返し、液体2の還流を発生させる。したがっ
てタンク1内の液温は液面をあまり波立たせることなく
次第に均一になる。一方液体2中に供給された、窒素ガ
スは主に孔41(一部は孔42)から流出し、開口13
を経て放出される。
【0012】第3図は本考案の第2の実施例を示す構成
図である。
【0013】本実施例においては、タンク1の底面には
円錐形の突出部40が設けられている。また、ガイド用
パイプ33はタンク1の底面まで伸びており、突出部4
0により位置決めされている。液体は孔43を経てガイ
ド用パイプ33内に流入する。気体供給用パイプ44の
下端には、ガイド用パイプ33内での位置が定まるよう
にフィン30が少くとも2個対向するように設けられて
いる。開口13には液体2中に供給される気体の回収用
排気管20がコネクタ21により取り付けられ、気体を
回収装置(不図示)に導びいている。
【0014】第4図は本考案の第3の実施例を示す構成
図である。
【0015】バブル用の気体は、タンク1の側壁から導
びかれる気体供給パイプ54により、ガイド用パイプ5
3の下端内に供給され、バブルを形成する。形成された
バブルはガイド用パイプ53を通った後に、ガイド用パ
イプ53の上端より外部に排出される。開口13はキャ
ップ55でシールされている。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、タンク内
の流体をバブルガイド用パイプ材で一定範囲内に画定
し、その中にバブルを発生させることにより、液体はバ
ブルの上昇力から逃げることが困難となり、効率よく液
体の還流すなわち攪拌が行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す構成図である。
【図2】第1図の実施例の動作を説明する図である。
【図3】本考案の第2の実施例を示す構成図である。
【図4】本考案の第3の実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 タンク 2 液体 3,33,53 ガイド用パイプ 4,44,54 気体供給用パイプ 5,6,7,21 コネクタ 8 ヒータ 9 電力供給ライン 11,12,13 開口 20 排気管 30 フィン 40 突出部 41,42,43 孔

Claims (9)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を保持しているタンクと、前記液体
    を予め定められた温度に保つ温度制御装置とからなる均
    一液温維持システムにおいて、前記液体の上方から前記
    液体中をタンクの底面に向って伸び、液面近くで液面下
    にある外壁に孔が設けられたバブルガイド用パイプ材
    と、前記タンクの底面近くで前記バブルガイド用パイプ
    材で囲まれた前記液体中に気体を供給し、バブルを発生
    させる気体供給装置とを有することを特徴とする均一液
    温維持システム。
  2. 【請求項2】 バブルガイド用パイプ材の下端がタンク
    の底面との間に間隙を有する請求項1に記載の均一液温
    維持システム。
  3. 【請求項3】 バブルガイド用パイプ材は、下端がタン
    クの底面に固定され、下端近くの外壁に孔が設けられた
    請求項1に記載の均一液温維持システム。
  4. 【請求項4】 気体供給装置は、気体供給用のコンプレ
    ッサと、一端がバブルガイド用パイプ材の中をバブルガ
    イド用パイプ材の下端近くまで伸び、他端が前記コンプ
    レッサに接続された気体供給用パイプ材とからなる請求
    項2に記載の均一液温維持システム。
  5. 【請求項5】 気体供給装置は、気体供給用のコンプレ
    ッサと、一端がバブルガイド用パイプ材の中をバブルガ
    イド用パイプ材の下端外壁の孔近くまで伸び、他端が前
    記コンプレッサに接続された気体供給用パイプ材とから
    なる請求項3に記載の均一液温維持システム。
  6. 【請求項6】 バブルガイド用パイプ材と気体供給用パ
    イプ材とがPFAからなる請求項4または請求項5に記
    載の均一液温維持システム。
  7. 【請求項7】 バブルガイド用パイプ材と気体供給用パ
    イプ材とがステンレスパイプからなる請求項4または請
    求項5に記載の均一液温維持システム。
  8. 【請求項8】 供給される気体が乾燥した空気である請
    求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の均一液温
    維持システム。
  9. 【請求項9】 供給される気体が窒素ガスである請求項
    1ないし請求項7のいずれか1項に記載の均一液温維持
    システム。
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