JP2510278Y2 - 車載用スピ―カ - Google Patents

車載用スピ―カ

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JP2510278Y2
JP2510278Y2 JP5456990U JP5456990U JP2510278Y2 JP 2510278 Y2 JP2510278 Y2 JP 2510278Y2 JP 5456990 U JP5456990 U JP 5456990U JP 5456990 U JP5456990 U JP 5456990U JP 2510278 Y2 JP2510278 Y2 JP 2510278Y2
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JP5456990U
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宏昭 大竹
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 本考案はリアスピーカの音波を前方に反射させるため
に傾けかつリアスピーカの音波を後方に通過させるため
に多数の孔を穿設した多孔性反射板をリアスピーカの近
傍に取付けた車載用スピーカであって、運転席における
中高音域の周波数特性を改善でき、反射音の増加に伴っ
て音場感を豊かにできる。
〔産業上の利用分野〕
本考案はリアスピーカがリアトレイに埋込み取り付け
られる車載用スピーカに関する。
特に本考案は運転席の周波数特性を改善しかつ音場感
を豊かにする車載用スピーカの構造に言及する。
〔従来の技術〕
第4図は従来の車載用スピーカを示す図である。な
お、全図を通じて同様の構成要素については同一の参照
符号または記号をもって表す。本図の構成を説明する。
本図は自動車内のリアトレイ1と、該リアトレイ1に埋
込み取り付けられたリアスピーカ2と、該リアスピーカ
2の前方に位置するリアシート6と、該リアスピーカ2
の音波を前方の運転席に反射する反射板7とを包含する
公知の車載用スピーカを含む。次にこの車載用スピーカ
の動作を説明する。リアスピーカ2の音波のうち特に中
高音域のものは反射板7によって前方へ反射され運転席
での受聴点における中高音域特性を改善する。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の車載用スピーカには、反射板7
によって反射された音波のうち特に中高音域のものはリ
アシート6、そのリアヘッドレスト部で吸収され、リア
シート6に人が座るとそのためにシールドされ、運転席
での受聴点における中高音域レベルが著しく低下すると
いう問題があった。さらに従来の車載用スピーカに対し
ては音場感の豊かさが要請される。音場感を豊かにする
にはスピーカの音源からの直接音に対して反射音群を多
くする必要があるが、第4図において、リアスピーカ2
からの直接音および反射板7からの反射音以外の反射音
を増加させようとすると、スピーカの構造を複雑にする
という問題がある。
したがって、本考案は上記問題点に鑑みて運転席にお
ける中高音域周波数特性を改善し、音場感を豊かにする
車載用スピーカを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は前記問題点を解決するために車載用スピーカ
において、多孔性反射板をリアスピーカの近傍に取り付
ける。多孔性反射板は、リアスピーカの音波を前方に反
射させるために傾けかつリアスピーカの音波を後方に通
過させるために多数の孔が穿設される。
〔作用〕
本考案の車載用スピーカによれば、リアスピーカから
の音波は、多孔性反射板の多数の孔を通過してリアガラ
スに直進し、ここで反射されて、前方の運転席へ進む。
一方、多孔性反射板で反射されリアシート、そのリアヘ
ッドレスト部で吸収される中高域の音波は、従来と比較
して減少する。よって運転席での中高音域の周波数特性
が改善される。さらにリアガラスによる反射音が増加
し、車内の音場感が豊かになる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。第1図は、本考案の実施例に係る車載用スピーカを
示す図である。本図は自動車のリアトレイ1と、該リア
トレイ1に埋込まれるリアスピーカ2と、該リアスピー
カ2からの音波を前方に反射させるために傾け、かつリ
アスピーカ2の音波を後方に通過させるために多数の孔
3を穿設した多孔性反射板4と、前記リアトレイ1の後
方に位置するリアガラス5と、前記リアトレイ1の前方
に位置するリアシート6を含む。第2図は、第1図の多
孔性反射板を示す斜視図である。本図において、リアト
レイ1に埋込まれ、スピーカグリルがカバーされる前の
リアスピーカ2の近傍に位置する多孔性反射板4は厚さ
3〜4mmの樹脂製または木製等の板からなり、孔4直径5
mm〜20mmを全面に有し、その開口率が40〜60%である。
この多孔性反射板4はチューニングに応じてその傾き、
開口率を調節可能である。なお、多孔性反射板4はリア
スピーカ2のフレームに直接結合するようにしてもよ
い。
次に本実施例の作用を説明する。リアスピーカ2から
の音波は多孔性反射板4の孔3があいていない部分で反
射され破線で示すように前方に進む。他方、多孔性反射
板4の孔3の部を通過した音波は直進し、リアガラス5
で反射され一点鎖線で示す経路で前方に進む。本実施例
によれば多孔性反射板4の開口率を変化させると、各反
射波の合成比率が変えられ前方の運転席の受聴点では、
周波数特性の、音色のコントロールが可能になり、音源
であるリアスピーカ2からの時間遅れの反射波が増減で
きるので、音場感は豊かになる。さらに従来孔のない反
射板では中高域の音波はリアシート6および該リアシー
ト6に座る人でシールドされ前方へ届かなかったものが
あったが、本実施例の多孔性反射板4によれば著しく緩
和されこの孔3を通過し後方のリアガラス5で反射さ
れ、前方の運転席に届くようになる。このため特にリア
シート6のヘッドレスト部によって従来かなり中高音部
が吸収されていたが、これを車室内に有効に分散するこ
とが可能になった。
第3図は多孔性反射板の孔の角度を示す図である。本
図において、リアシート6に埋込まれたリアスピーカ2
からリアガラス5へ向う音波が通過する多孔性反射板4
の孔3は、多孔性反射板4と一律に直角にせずに、その
角度が部分的20°〜30°傾くように穿孔する。これはリ
アガラス5への音波の通りを良くして、リアガラス5で
の反射を多くするためである。
以上、本考案による利点をまとめると、単純な構造
で、リアスピーカ2からの放射音は直接音、多孔性反射
板4による反射音およびリアガラス5による反射音の3
つに種々の角度から分散される結果、特定方向の反射音
が減少し、音場感が豊かになる。さらにリアシート6、
そのリアヘッドレスト部による中高音域の吸収成分が減
少し、中、高音域における車内周波数特性がなめらかに
なり、そのため中高音域のレスポンス低下が改善され
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、リアスピーカの
音波を前方に反射させるために傾けかつリアスピーカの
音波を後方に通過させるために多数の孔を穿設した多孔
性反射板をリアスピーカの近傍に取付けたので、運転席
における中高音域の周波数特性を改善でき、反射音の増
加に伴って音場感を豊かにするという効果が期待され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る車載用スピーカを示す
図、 第2図は第1図の多孔性反射板を示す斜視図、 第3図は多孔性反射板の孔の角度を示す図、 第4図は従来の車載用スピーカを示す図である。 図において、 1……リアトレイ、2……リアスピーカ、3……孔、4
……多孔性反射板、5……リアガラス、6……リアシー
ト、7……反射板。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リアトレイ(1)に埋込み取り付けられた
    リアスピーカ(2)を有する車載用スピーカにおいて、 リアスピーカ(2)の音波を前方に反射させるために傾
    けかつリアスピーカ(2)の音波を後方に通過させるた
    めに多数の孔(3)を穿設した多孔性反射板(4)をリ
    アスピーカ(2)の近傍に取付けたことを特徴とする車
    載用スピーカ。
JP5456990U 1990-05-28 1990-05-28 車載用スピ―カ Expired - Lifetime JP2510278Y2 (ja)

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JPH0415390U JPH0415390U (ja) 1992-02-07
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