JP2510229Y2 - 打込機の射出部構造 - Google Patents
打込機の射出部構造Info
- Publication number
- JP2510229Y2 JP2510229Y2 JP12991790U JP12991790U JP2510229Y2 JP 2510229 Y2 JP2510229 Y2 JP 2510229Y2 JP 12991790 U JP12991790 U JP 12991790U JP 12991790 U JP12991790 U JP 12991790U JP 2510229 Y2 JP2510229 Y2 JP 2510229Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide
- stopper
- magnet
- nose
- driving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、射出口内に止具を吸着保持するため、射出
口に磁石を設けた打込機の射出口構造に関するものであ
る。
口に磁石を設けた打込機の射出口構造に関するものであ
る。
第4図、第5図を用いて従来例を説明する。
図は、止具2を吸着保持するため、射出口4を形成す
るガイド6に磁石5を設けたもので、止具2によりドラ
イバ先端14を押しあげると、起動バルブ10が開き、多数
回打撃により止具2を打込む打込機の図である。ガイド
6は打込み途中より上昇し、ノーズ7内に入り込んで打
込み完了する構造であるが、打込み時に止具2から発生
する鉄粉や、打込部周辺部に散在する鉄粉等がガイド6
の磁石5に付着し、ガイド6とノーズ7間に入り込み、
ガイド6が上昇したまま元へ復帰できない状態になる。
この状態では、磁石5が射出口4の奥の位置になるの
で、止具2が良好に吸着保持されない。また、磁石5と
ドライバ先端14が近い位置になるため、止具2を射出口
4へ入れようとしてドライバ先端14を誤って押しあげる
と起動するため、非常に危険である。
るガイド6に磁石5を設けたもので、止具2によりドラ
イバ先端14を押しあげると、起動バルブ10が開き、多数
回打撃により止具2を打込む打込機の図である。ガイド
6は打込み途中より上昇し、ノーズ7内に入り込んで打
込み完了する構造であるが、打込み時に止具2から発生
する鉄粉や、打込部周辺部に散在する鉄粉等がガイド6
の磁石5に付着し、ガイド6とノーズ7間に入り込み、
ガイド6が上昇したまま元へ復帰できない状態になる。
この状態では、磁石5が射出口4の奥の位置になるの
で、止具2が良好に吸着保持されない。また、磁石5と
ドライバ先端14が近い位置になるため、止具2を射出口
4へ入れようとしてドライバ先端14を誤って押しあげる
と起動するため、非常に危険である。
〔考案の目的〕 本考案の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、
安全で、操作性の良い打込機を提供することにある。
安全で、操作性の良い打込機を提供することにある。
本考案は、ガイドを設けた磁石と摺動するノーズの内
周部に逃げ溝を設ければ、磁石に鉄粉等が付着しても、
ノーズとの摺動が損われないことに着目し、ガイドの磁
石とノーズの逃げ溝の関係を工夫したものである。
周部に逃げ溝を設ければ、磁石に鉄粉等が付着しても、
ノーズとの摺動が損われないことに着目し、ガイドの磁
石とノーズの逃げ溝の関係を工夫したものである。
本考案の実施例を第1図、第2図、第3図を用いて説
明する。第1図は止具2を射出口4に入れ、磁石5によ
り吸着保持させた図であり、第3図は止具2を被打込材
8に当接させて、ガイド6およびドライバ9を上昇さ
せ、起動バルブ10を開いた状態の図である。
明する。第1図は止具2を射出口4に入れ、磁石5によ
り吸着保持させた図であり、第3図は止具2を被打込材
8に当接させて、ガイド6およびドライバ9を上昇さ
せ、起動バルブ10を開いた状態の図である。
図において、止具2を案内し、射出口4を形成するガ
イド6には止具2を吸着保持するための磁石5を設けて
あり、このガイド6を上下方向(矢印CD方向)に摺動可
能に保持するノーズ7には、ガイド6の磁石5が摺動す
る内周部に逃げ溝1を設けてある。尚、ノーズ7に打込
んであるピン11がガイド6の割溝12に係合しているた
め、ガイド6は円周方向には回転できない構造である。
この構造で止具2を打込むには、第3図のようにガイド
6に吸着保持された止具先端3を被打込材8に当接させ
ることにより、まず、ガイド6を上昇(矢印C方向)さ
せ、起動バルブ10の半開きによる誤動作を防止するため
の逃し穴13をふさぐ。さらにガイド6を上昇させると、
止具2がドライバ先端14を押し上げ、ピストンOリング
15が起動バルブ10を通過し、起動する。止具2を打込む
に従い、まず、ガイド先端16が被打込材8に当接し、ガ
イド6はガイド6を常に下方(矢印D方向)に付勢して
いるスプリング17を圧縮して上昇し、ノーズ7内に入り
込む。打込み動作は、ノーズ端面18が被打込材8に当接
した時点、または、打込深さを調整するため、アジャス
タ19を下降(矢印D方向)させておいた場合は、アジャ
スタ端面20が被打込材8に当接した時点で打込みが完了
する構造である。
イド6には止具2を吸着保持するための磁石5を設けて
あり、このガイド6を上下方向(矢印CD方向)に摺動可
能に保持するノーズ7には、ガイド6の磁石5が摺動す
る内周部に逃げ溝1を設けてある。尚、ノーズ7に打込
んであるピン11がガイド6の割溝12に係合しているた
め、ガイド6は円周方向には回転できない構造である。
この構造で止具2を打込むには、第3図のようにガイド
6に吸着保持された止具先端3を被打込材8に当接させ
ることにより、まず、ガイド6を上昇(矢印C方向)さ
せ、起動バルブ10の半開きによる誤動作を防止するため
の逃し穴13をふさぐ。さらにガイド6を上昇させると、
止具2がドライバ先端14を押し上げ、ピストンOリング
15が起動バルブ10を通過し、起動する。止具2を打込む
に従い、まず、ガイド先端16が被打込材8に当接し、ガ
イド6はガイド6を常に下方(矢印D方向)に付勢して
いるスプリング17を圧縮して上昇し、ノーズ7内に入り
込む。打込み動作は、ノーズ端面18が被打込材8に当接
した時点、または、打込深さを調整するため、アジャス
タ19を下降(矢印D方向)させておいた場合は、アジャ
スタ端面20が被打込材8に当接した時点で打込みが完了
する構造である。
ガイド6の磁石5には止具打込み時に発生する鉄粉
や、打込み部周辺に散在する鉄粉等が付着するが、磁石
5が上下するノーズ7の内周部に逃げ溝1を設けている
ため、付着物による動作不良はおこらない。従って、従
来技術の欠点を補える他に、本実施例で述べた誤動作を
防止するための逃し穴13をふさいでしまうこともないの
で、安全を確保できる。
や、打込み部周辺に散在する鉄粉等が付着するが、磁石
5が上下するノーズ7の内周部に逃げ溝1を設けている
ため、付着物による動作不良はおこらない。従って、従
来技術の欠点を補える他に、本実施例で述べた誤動作を
防止するための逃し穴13をふさいでしまうこともないの
で、安全を確保できる。
本考案によれば、射出口内に止具を吸着保持できる磁
石を有する打込材において、磁石を設けたガイドが摺動
する相手部品に逃げ溝を設けたので、磁石に鉄粉などが
付着しても、ガイドが動作不良になることはない。
石を有する打込材において、磁石を設けたガイドが摺動
する相手部品に逃げ溝を設けたので、磁石に鉄粉などが
付着しても、ガイドが動作不良になることはない。
第1図は本考案になる打込材の射出口構造を示す要部縦
断側面図、第2図は第1図のAA線断面図、第3図は第1
図の状態から起動させた状態の要部縦断側面図、第4図
は従来技術の射出口構造を示す要部縦断側面図、第5図
は第4図のBB線断面図である。 図において、1は逃げ溝、2は止具、4は射出口、5は
磁石、6はガイド、7はノーズ、8は被打込材、9はド
ライバである。
断側面図、第2図は第1図のAA線断面図、第3図は第1
図の状態から起動させた状態の要部縦断側面図、第4図
は従来技術の射出口構造を示す要部縦断側面図、第5図
は第4図のBB線断面図である。 図において、1は逃げ溝、2は止具、4は射出口、5は
磁石、6はガイド、7はノーズ、8は被打込材、9はド
ライバである。
Claims (1)
- 【請求項1】止具を打撃するドライバと、止具を案内す
る射出口を形成するガイドと、該ガイドを上下摺動可能
に保持するノーズを有し、前記射出口内の止具を打撃
し、被打込材に打込む打込機で、前記ガイドに磁石を設
け、前記射出口内に前記止具を吸着保持する構造のもの
において、ガイドの磁石が摺動するノーズの内周部に逃
げ溝を設けたことを特徴とする打込機の射出部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12991790U JP2510229Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 打込機の射出部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12991790U JP2510229Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 打込機の射出部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0486180U JPH0486180U (ja) | 1992-07-27 |
JP2510229Y2 true JP2510229Y2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=31877293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12991790U Expired - Lifetime JP2510229Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 打込機の射出部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2510229Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5961779B1 (ja) * | 2015-06-30 | 2016-08-02 | 忠義 目黒 | ステップル打込工具 |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP12991790U patent/JP2510229Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0486180U (ja) | 1992-07-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |