JP2509729Y2 - 自動二輪車の車輪ロック装置 - Google Patents

自動二輪車の車輪ロック装置

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JP2509729Y2
JP2509729Y2 JP12414089U JP12414089U JP2509729Y2 JP 2509729 Y2 JP2509729 Y2 JP 2509729Y2 JP 12414089 U JP12414089 U JP 12414089U JP 12414089 U JP12414089 U JP 12414089U JP 2509729 Y2 JP2509729 Y2 JP 2509729Y2
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JP
Japan
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lock
wheel
lock nut
nut
axle
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JP12414089U
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伸之 板倉
正行 工藤
義耿 田中
典昭 服部
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Honda Access Corp
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Honda Access Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動二輪車の盗難防止を資するロック装置
に関するものである。
(従来の技術) 自動二輪車の盗難防止を図るため、車輪にチェーンを
巻回し、チェーン端部相互をキーで締結したり、車体の
一部と路上の構造物とをチェーンで緊縛したりすること
が行われている。
(考案が解決しようとする技術課題) 従来、盗難防止手段としてチェーンが用いられている
が、細いチェーンの場合には切断されやすく、といって
太いチェーンにすると取扱が不要である。
本考案は以上に鑑みなされたもので、その目的とする
処は、ロック部材の取り外しが不可能乃至著しく困難
で、一方、使用者によるロック部材のセット、リセット
がチェーン機構と異り容易であるという相反する要素を
合理的にマッチングさせ、盗難防止の実を挙げるように
したことにある。
(技術課題を解決するための手段) 以上の課題を解決するための手段は、車輪の車軸一端
に軸端に係止部を備え、これの手前に被嵌部を有するロ
ックナットを螺着し、該ロックナットの被嵌部に車輪の
スポーク部を横断貫通するロックバーの基端部に形成し
た筒状ボス部を嵌合し、該ボス部でロックナットの工具
掛部を覆うとともに、該ロックバーの筒状ボス部外方に
突出するロックナットの軸端係止部にキーロック機構を
内装したロック本体を係合して前記筒状ボス部を軸方向
にロックするようにしたことであり、又前記したロック
バーの基端部にロック本体を一体的に固着し、ロック本
体をロックナットの工具掛部を覆う如くロックナットの
軸端係止部に係合するようにしたことである。
(上記手段による作用) 上記手段によれば、車輪のスポーク部を横断するよう
にロックバーを通し、ロックナットの軸端にロック本体
を係合させるだけで車輪がロックバーによりロックで
き、ロックナットのスパナ掛面はロックバーの筒状ボス
部やロック本体で覆われ、工具を差し込むことができな
い。
(実施例) 次に本考案の好適一実施例を添付図面を参照しつつ詳
述する。
第1図は自動二輪車の外観斜視図で、実施例はスクー
タタイプを示す。
車体1の前部には操向輪をなす前輪2がフロントフォ
ーク3で支持され、上部のハンドル4で操向され、車体
1の周囲はフロントカバー5やエンジンカバー、リヤカ
バー、シートポストカバー等のカバー6で覆われ、後部
には駆動軸をなす後輪7を備え、これの上方にはシート
8が設けられ、前後のカバー間にはフロアカバー9で覆
われ、図中10は後輪7のパワーユニットに設けられたマ
フラ、11はヘッドライド、メータ等のハンドル周りを覆
うハンドルカバーである。
第2図は前輪部の拡大斜視図、第3図はロック装置の
分解斜視図で、前輪2は中央部のハブ2a、タイヤ2bを装
着した外周のリム2c、ハブとリム間をつなぐスポークプ
レート2d等からなり、スポークプレート2dはハブ2aから
放射状に延設され、スポークプレート2dの複数のスポー
ク部2e…間には車軸方向に貫通する空間2f…が複数形成
され、前輪2はハブ2aの中心に通した車軸12はフロント
フォーク3の左右の部材3a下端に形成したアクスルホル
ダー3bにその両端を貫通して支持されている。
車軸12は端部にネジ杆部13が形成され、該ネジ杆部13
はアクスルホルダ3b外に延出されてナット14を螺合して
該アクスルホルダ側に締結し、車軸12をフロントフォー
ク下端部に固着している。
以上の車軸12のネジ杆部13外端部にロックナット15を
螺着する。ロックナット15は袋ナット状で、軸方向内端
部にはナット14の外端面と当接するフラットな当面16a
を端面に形成した大径のフランジ状部分16と、軸方向外
端部に形成した小径の工具、即ちスパナ等の六角の掛部
17とを備え、この間の中間部18は実施例では大径フラン
ジ状部分を大径とし、工具掛部17を小径とした截頭円錐
状に形成されている。かかるロックナット15は当面16a
に開口する盲穴状のネジ孔19を備え、ロック掛部17の軸
方向外端には先端をフランジ部を形成した杆状の係止部
20を一体に軸方向に突出する如く延設する。かかるロッ
クナット15をネジ杆部13のナット14外方の軸端にネジ孔
19を螺合して螺着し、従ってロックナット15の部分には
截頭円錐状の部分18と、工具掛部17と係止部20が軸方向
に連続して一体に形成されることとなる。
21はロックバーで、バーは中実で所定の径を備え、長
い直杆部21aは前輪2を横断するに充分の長さを備え、
これの一端21bは切り離され、他端は90°L状に折曲さ
れて脚部21cとし、これの基端部に前記ロックナット15
の中間部18と嵌合する截頭円錐筒状のボス部22が溶接等
で一体に固着され、ボス部22の軸線とバーの直杆部21a
の軸線とは平行する。
23はロック本体で、前記係止部20とキー25の回動操作
で係合するロック機構を端面23aに開口した穴24内に備
え、穴24はロックナット15の掛面17迄を嵌合して覆う径
とする。
以上において、ロックバー21の直杆部21aを前輪2の
スポークプレート2d間の空間2fに軸方向に横貫する如く
通し、ボス部22をロックナット15の軸方向外端から嵌合
する。ボス部22は円錐状をなすロックナット中間部18に
テーパー状に嵌合し、軸方向に押圧することにより緊密
に嵌合する。ボス部22は嵌合状態でフランジ部16を覆う
ようにしても良い。ボス部22外端には工具掛部17及び係
止部20が突出し、軸方向外側からロック本体23を臨ま
せ、穴24をロックナット軸端に外嵌し、工具掛部17及び
係止部20はロック本体23内に入り込み、係止部20は内装
したロック機構と係合し、係合動はキー25の回動でなさ
れ、ロック後キー25をキー孔26から抜脱する。これによ
り第2図の如くロックバー21はこれの直杆部21aを前輪
2のスポークプレート2d間の空間2fに貫通させたままこ
れのボス部22がロックナット15にロックされたこととな
り、ロック本体23はロックされて取り外しが不可能とな
る。この場合、第2図の如くロックナット15の各部はボ
ス部22、ロック本体23で隠され、特に工具掛部17は外に
表れず、ロック本体23でロックしているのでロックナッ
トを回動させるべく工具を差し込もうとしても不可能と
なる。
かくして前輪2はロックされることとなり、車軸端部
は工具を差し込むことができず、キー25による解除以外
はロックバー21の抜脱は不可能となり、又ロックバー21
は空間2fを通すため太径で容易に切断できないものが選
択できる。尚ロック本体23はロックナット15の係止部20
への係合ロック状態で回動自在とし、従ってロック本体
23を回動させてもロックナット15は回動せず、ロック本
体を回動させてもロックナットはゆるむことがない。
第4図は既述のロックバーとロック本体15を一体化し
たもので、ロックバー121は直杆部121aとこれの一端で9
0°L型に折曲された脚部121cとを備え、脚部121cの端
部をボス部122を介してロック本体123の外端に一体的に
固着する。ロック本体123は前記と同様に端面123aに挿
入穴124を備え、内装したロック機構はキー125でロッ
ク、アンロック操作される。ロックナット115のフラン
ジ部16と工具掛部117をつなぐ中間部は平坦な円筒状
で、先端に係止部120を備え、既述と同様に車軸端に螺
締する。ロックバー121の直杆部121aを前輪2のスポー
クプレート2d間の空間2fに横貫し、ロック本体123の挿
入穴124をロックナット115の外端から嵌合し穴124内に
中間部118が嵌合し、穴開口端がフランジ部116に達した
ところでロック可能となり、キー125を回動してロック
させる。
これによればロックバーとロック本体とが一体なので
前記したものに比較しセット操作が一層簡単化する。
以上実施例では前輪に実施したが後輪にも実施できる
ことは勿論であり、又ロックナットの中間部を一方が円
錐状、他方を円筒状としたが任意に選択する。
(考案の効果) 以上で明らかな如く本考案によれば、車輪のロック操
作はバーを車輪に横貫する如く通し、車軸外端にロック
バーボス部を嵌合し、続いてロック本体を嵌合してキー
を回動抜脱し、或はロックバーボス部に相当するロック
本体を嵌合してキーを回動抜脱する操作ですみ、従来の
如くチェーンを巻回して両端をロック部材係合させる如
き面倒な操作が不要となり、ロック操作が従来に比して
大幅に容易化する。
又ロックはバー状の部材を車軸に横貫してなされるの
で、バーは太径のものを用いることができ、これの切断
等の著しく困難となって盗難防止の実を挙げることがで
きるとともに、ロックナットの工具掛部はロック本体で
外側から覆われ、従って工具で車軸を取り外してロック
バーを除去する如き作業が不可能となり、盗難防止の実
を一層挙げることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は本考案
を実施した自動二輪車の外観斜視図、第2図は同要部の
拡大図、第3図はロック装置の分解斜視図、第4図はロ
ック装置の他の側の斜視図である。 尚図面中2は車輪、12は車軸、15,115はロックナット、
17,117は工具掛部、20,120は係止部、21,121はロックバ
ー、23,123はロック本体である。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪の車軸一端に軸端に係止部を備え、こ
    れの手前に被嵌部を有するロックナットを螺着し、該ロ
    ックナットの被嵌部に車輪のスポーク部を横断貫通する
    ロックバーの基端部に形成した筒状ボス部を嵌合し、該
    ボス部でロックナットの工具掛部を覆うとともに、該ロ
    ックバーの筒状ボス部外方に突出するロックナットの軸
    端係止部にキーロック機構を内装したロック本体を係合
    して前記筒状ボス部を軸方向にロックするようにしたこ
    とを特徴とする自動二輪車の車輪ロック装置。
  2. 【請求項2】車輪の車軸一端に軸端に係止部を備え、こ
    れの手前に被嵌部を有するロックナットを螺着し、該ロ
    ックナットの被嵌部に車輪のスポーク部を横断貫通する
    ロックバーの基端部に一体的に形成したロック本体を嵌
    合し、該ロック本体は前記ロックナットの工具掛部を覆
    うとともに、該ロックナットの軸端係止部に係合するキ
    ーロック機構を内装し、ロック本体をロックナットに対
    し軸方向にロックするようにしたことを特徴とする自動
    二輪車の車輪ロック装置。
JP12414089U 1989-10-24 1989-10-24 自動二輪車の車輪ロック装置 Expired - Lifetime JP2509729Y2 (ja)

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JPH0363483U JPH0363483U (ja) 1991-06-20
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220282528A1 (en) * 2021-03-04 2022-09-08 DGL Group Ltd. Vehicle lock

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20220282528A1 (en) * 2021-03-04 2022-09-08 DGL Group Ltd. Vehicle lock

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