JP2508467Y2 - 軒樋支持装置 - Google Patents
軒樋支持装置Info
- Publication number
- JP2508467Y2 JP2508467Y2 JP1993021950U JP2195093U JP2508467Y2 JP 2508467 Y2 JP2508467 Y2 JP 2508467Y2 JP 1993021950 U JP1993021950 U JP 1993021950U JP 2195093 U JP2195093 U JP 2195093U JP 2508467 Y2 JP2508467 Y2 JP 2508467Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- eaves
- gutter
- connecting body
- shaft
- supported
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Building Awnings And Sunshades (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、家屋の屋根の軒先端下
部に沿って配設される樋を支持する軒樋支持装置に関す
るものである。
部に沿って配設される樋を支持する軒樋支持装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術と問題点】雪国などにおいては、積雪の重
みや、屋根を滑り落ちる雪の衝撃で、軒樋が破損される
ことが多いため、降雪シーズンには軒樋を外したり、軒
下へ引っ込めて雪による障害を回避するようにしている
例も見られるが、これらはいずれも梯子に上ったり、屋
根に上って作業しなければならなかったので、その作業
は非常に厄介であり危険性も高いものであった。
みや、屋根を滑り落ちる雪の衝撃で、軒樋が破損される
ことが多いため、降雪シーズンには軒樋を外したり、軒
下へ引っ込めて雪による障害を回避するようにしている
例も見られるが、これらはいずれも梯子に上ったり、屋
根に上って作業しなければならなかったので、その作業
は非常に厄介であり危険性も高いものであった。
【0003】本考案の目的は、上記の問題点を解決する
ことであり、軒樋への積雪や屋根から滑り落ちる雪によ
って、軒樋が破損されることを防止できる軒樋支持装置
を提供することにある。
ことであり、軒樋への積雪や屋根から滑り落ちる雪によ
って、軒樋が破損されることを防止できる軒樋支持装置
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために成されたものであって、軒下のたる木等に固
定垂設される固定板4の下方に軸11を設け、該軸11
に支持アーム12の一端を回転自在に支持させるととも
に、支持アーム12の一端に、軒樋Aを支持する樋受け
2の一端を固定してなる複数の樋受けブラケット組体6
aを、任意の間隔で軒先に沿って軒下に配設固定すると
ともに、支持アーム12の他端部相互を、支持される軒
樋Aと平行する連結体7により結合し、索条引っ張り手
段により連結体7が固定板に当たる位置で、樋受け2に
支持される軒樋Aの開口面が上方を向いた状態の雨水受
け正常位置となり、連結体7がその自重で軸11を支点
に下方へ回動した際に、樋受け2の自由端が軒先端面に
当たって軒樋Aの開口面が軒下の空間側へ向くようにす
る。
するために成されたものであって、軒下のたる木等に固
定垂設される固定板4の下方に軸11を設け、該軸11
に支持アーム12の一端を回転自在に支持させるととも
に、支持アーム12の一端に、軒樋Aを支持する樋受け
2の一端を固定してなる複数の樋受けブラケット組体6
aを、任意の間隔で軒先に沿って軒下に配設固定すると
ともに、支持アーム12の他端部相互を、支持される軒
樋Aと平行する連結体7により結合し、索条引っ張り手
段により連結体7が固定板に当たる位置で、樋受け2に
支持される軒樋Aの開口面が上方を向いた状態の雨水受
け正常位置となり、連結体7がその自重で軸11を支点
に下方へ回動した際に、樋受け2の自由端が軒先端面に
当たって軒樋Aの開口面が軒下の空間側へ向くようにす
る。
【0005】
【作用】上記のように構成することにより、地上からの
索条操作によって、即ち、索条引っ張り手段により連結
体7が固定板に当たる位置で、樋受け2が雨水受け正常
位置となり、連結体7がその自重で軸11を支点に下方
へ回動した際に、樋受け2の自由端が軒先端面に当たっ
て軒樋Aの開口面が軒下の空間側へ向く状態となり、軒
樋Aの開口面部への積雪の防止と、屋根の雪の滑り落ち
による軒樋の外れ、破損防止ができるように作用する。
索条操作によって、即ち、索条引っ張り手段により連結
体7が固定板に当たる位置で、樋受け2が雨水受け正常
位置となり、連結体7がその自重で軸11を支点に下方
へ回動した際に、樋受け2の自由端が軒先端面に当たっ
て軒樋Aの開口面が軒下の空間側へ向く状態となり、軒
樋Aの開口面部への積雪の防止と、屋根の雪の滑り落ち
による軒樋の外れ、破損防止ができるように作用する。
【0006】
【実施例】本考案に係る軒樋支持装置の実施例を図にお
いて説明すると、図1は実施例に係る軒樋支持装置であ
って、開口面が上を向いた状態に軒樋を支持した状態の
正面図、図2は同軒樋の開口面が軒下空間側を向いた状
態の軒樋支持装置の正面図であって、軒下のたる木B等
に固定垂設される金属製の固定板4の下方に軸11を固
定し、該軸11に支持アーム12の一端を回転自在に支
持させるとともに、軒樋Aを支持する樋受け2の一端を
固定してなる複数の樋受けブラケット組体6aを、1〜
3mの間隔で軒先に沿って軒下に配設固定し、支持アー
ム12の他端部相互を、支持される軒樋Aと平行する連
結体7により結合し、索条引っ張り手段により前記連結
体7が固定板に当たる位置で、樋受け2に支持される軒
樋Aの開口面が上方を向いた状態の雨水受け正常位置と
なり、また前記連結体7がその自重で軸11を支点に下
方へ回動した際に、樋受け2の自由端が軒先端面に当た
って軒樋Aの開口面が軒下の空間側へ向くようにした構
成であり、前記軸11は複数の樋受けブラケット組体6
a相互を連結するものであってもよく、使用する材料
は、不錆材質(ステンレス、合成樹脂)のものが好まし
い。
いて説明すると、図1は実施例に係る軒樋支持装置であ
って、開口面が上を向いた状態に軒樋を支持した状態の
正面図、図2は同軒樋の開口面が軒下空間側を向いた状
態の軒樋支持装置の正面図であって、軒下のたる木B等
に固定垂設される金属製の固定板4の下方に軸11を固
定し、該軸11に支持アーム12の一端を回転自在に支
持させるとともに、軒樋Aを支持する樋受け2の一端を
固定してなる複数の樋受けブラケット組体6aを、1〜
3mの間隔で軒先に沿って軒下に配設固定し、支持アー
ム12の他端部相互を、支持される軒樋Aと平行する連
結体7により結合し、索条引っ張り手段により前記連結
体7が固定板に当たる位置で、樋受け2に支持される軒
樋Aの開口面が上方を向いた状態の雨水受け正常位置と
なり、また前記連結体7がその自重で軸11を支点に下
方へ回動した際に、樋受け2の自由端が軒先端面に当た
って軒樋Aの開口面が軒下の空間側へ向くようにした構
成であり、前記軸11は複数の樋受けブラケット組体6
a相互を連結するものであってもよく、使用する材料
は、不錆材質(ステンレス、合成樹脂)のものが好まし
い。
【0007】上記実施例に係る軒樋支持装置は、降雪シ
ーズンオフには、ワイヤー8を牽引して連結体7が固定
板に当たる位置で緩み止め固定し、樋受け2に支持され
る軒樋Aの開口面が上方を向いた状態の雨水受け正常位
置を確保し、降雪シーズンに入るとワイヤー8を弛め
て、連結体7の自重で軸11を中心として外側上方に向
けて回転させ、樋受け2の自由端が軒先端面に当てて軒
樋Aの開口面を軒下の空間側へ向かせた状態にワイヤー
8を固定して使用するのである。
ーズンオフには、ワイヤー8を牽引して連結体7が固定
板に当たる位置で緩み止め固定し、樋受け2に支持され
る軒樋Aの開口面が上方を向いた状態の雨水受け正常位
置を確保し、降雪シーズンに入るとワイヤー8を弛め
て、連結体7の自重で軸11を中心として外側上方に向
けて回転させ、樋受け2の自由端が軒先端面に当てて軒
樋Aの開口面を軒下の空間側へ向かせた状態にワイヤー
8を固定して使用するのである。
【0008】なお索条引っ張り手段は手作業によって操
作してもよいが、モータ駆動手段により行うようにして
も良く、その手段は問わないものとする。
作してもよいが、モータ駆動手段により行うようにして
も良く、その手段は問わないものとする。
【0009】また本考案の軒樋支持装置を使用する場合
は、当然のことであるが、軒樋が旋回または移動するこ
とになるから、軒樋と縦樋との接続部は、軒樋から垂設
した継樋が旋回または移動して縦樋から脱出できるよう
に、縦樋の上端部に切欠きが設けられる。
は、当然のことであるが、軒樋が旋回または移動するこ
とになるから、軒樋と縦樋との接続部は、軒樋から垂設
した継樋が旋回または移動して縦樋から脱出できるよう
に、縦樋の上端部に切欠きが設けられる。
【0010】
【考案の効果】以上説明した本考案に係る軒樋支持装置
によれば、雪国などにおける降雪シーズンには、地上か
らの索条操作によって、即ち、索条引っ張り手段により
連結体7が固定板に当たる位置で、樋受け2が雨水受け
正常位置となり、本来の軒樋機能を発揮し、また連結体
7がその自重で軸11を支点に下方へ回動した際に、樋
受け2の自由端が軒先端面に当たって軒樋Aの開口面が
軒下の空間側へ向く状態となり、軒樋Aの開口面部への
積雪の防止と、屋根の雪の滑り落ちによる軒樋Aの外れ
や破損防止が達成され、梯子に上ったり、屋根に上っ
て、軒樋Aを外したり、軒下へ引っ込める等の危険で厄
介な作業が不要となる。
によれば、雪国などにおける降雪シーズンには、地上か
らの索条操作によって、即ち、索条引っ張り手段により
連結体7が固定板に当たる位置で、樋受け2が雨水受け
正常位置となり、本来の軒樋機能を発揮し、また連結体
7がその自重で軸11を支点に下方へ回動した際に、樋
受け2の自由端が軒先端面に当たって軒樋Aの開口面が
軒下の空間側へ向く状態となり、軒樋Aの開口面部への
積雪の防止と、屋根の雪の滑り落ちによる軒樋Aの外れ
や破損防止が達成され、梯子に上ったり、屋根に上っ
て、軒樋Aを外したり、軒下へ引っ込める等の危険で厄
介な作業が不要となる。
【図1】本考案の実施例に係る軒樋支持装置であって、
開口面が上を向いた状態に軒樋を支持した状態の正面図
である。
開口面が上を向いた状態に軒樋を支持した状態の正面図
である。
【図2】軒樋の開口面が軒下空間側を向いた状態の軒樋
支持装置の正面図である。
支持装置の正面図である。
2 樋受け 4 固定板 6a ブラケット組体 7 連結体 8 ワイヤー 9 転子 11 軸 12 支持アーム A 軒樋 B たる木
Claims (2)
- 【請求項1】 軒下のたる木等に固定垂設される固定板
4の下方に軸11を設け、該軸11に支持アーム12の
一端を回転自在に支持させるとともに、支持アーム12
の一端に、軒樋Aを支持する樋受け2の一端を固定して
なる複数の樋受けブラケット組体6aを、任意の間隔で
軒先に沿って軒下に配設固定するとともに、支持アーム
12の他端部相互を、支持される軒樋Aと平行する連結
体7により結合し、索条引っ張り手段により連結体7が
固定板に当たる位置で、樋受け2に支持される軒樋Aの
開口面が上方を向いた状態の雨水受け正常位置となり、
連結体7がその自重で軸11を支点に下方へ回動した際
に、樋受け2の自由端が軒先端面に当たって、軒樋Aの
開口面が軒下の空間側へ向くようにしたことを特徴とす
る軒樋支持装置。 - 【請求項2】 索条引っ張り手段は、一端部を連結体7
に結着したワイヤー8の他端部を軒下若しくは固定板4
に設けた転子9に通して地上に固定する手段であり、い
ずれか一つ又は二つのブラケット組体に装備させてなる
ものである請求項1記載の軒樋支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993021950U JP2508467Y2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 軒樋支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993021950U JP2508467Y2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 軒樋支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0679937U JPH0679937U (ja) | 1994-11-08 |
JP2508467Y2 true JP2508467Y2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=12069350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993021950U Expired - Lifetime JP2508467Y2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 軒樋支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2508467Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114737719B (zh) * | 2022-04-07 | 2023-06-16 | 江西建邦科技有限公司 | 一种组装式房屋的防水稳固屋顶 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2680161B2 (ja) * | 1990-03-14 | 1997-11-19 | 松下電工株式会社 | 軒樋装置 |
-
1993
- 1993-04-27 JP JP1993021950U patent/JP2508467Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0679937U (ja) | 1994-11-08 |
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