JPH0679937U - 軒樋支持装置 - Google Patents

軒樋支持装置

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JPH0679937U
JPH0679937U JP2195093U JP2195093U JPH0679937U JP H0679937 U JPH0679937 U JP H0679937U JP 2195093 U JP2195093 U JP 2195093U JP 2195093 U JP2195093 U JP 2195093U JP H0679937 U JPH0679937 U JP H0679937U
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JP
Japan
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eaves
gutter
connecting body
bracket
fixed
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JP2195093U
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JP2508467Y2 (ja
Inventor
浩之 北野
一男 池田
Original Assignee
イゲタ鋼板株式会社
伸和工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】簡単な作業により、軒樋への積雪や屋根から滑
り落ちる雪で軒樋が破損されることを防止できる軒樋支
持装置を提供する。 【構成】スライド軸1の先端部が軒樋Aを支持する樋受
け2とした不錆材質のブラケット3と、屋根傾斜と平行
のたる木Bに固定される固定板4に支持されたガイド筒
5とを、スライド軸をガイド筒に摺動自在に結合した樋
受けブラケット組体6を、ブラケットが雨水受け正常位
置から軒下位置へ退避するように配設固定するととも
に、樋受けブラケット組体のスライド軸の後端を、連結
体7により結合し、雨水受け正常位置にあるブラケット
組体のブラケットを、連結体を一端を結着したワイヤー
8の他端部を軒下に固定された転子9に通して地上に固
定し、ブラケット組体を軒下位置へ摺動退避させる構成
である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、家屋の屋根の軒先端下部に沿って配設される樋を支持する軒樋支持 装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術と問題点】
雪国などにおいては、積雪の重みや、屋根を滑り落ちる雪の衝撃で、軒樋が破 損されることが多いため、降雪シーズンには軒樋を外したり、軒下へ引っ込めて 雪による障害を回避するようにしている例も見られるが、これらはいずれも梯子 に上ったり、屋根に上って作業しなければならなかったので、その作業は非常に 厄介であり危険性も高いものであった。
【0003】 本考案の目的は、上記の問題点を解決することであり、軒樋への積雪や屋根か ら滑り落ちる雪によって、軒樋が破損されることを防止できる軒樋支持装置を提 供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために成されたものであって、スライド軸1の先 端部が軒樋Aを支持する樋受け2としたブラケット3と、屋根傾斜と略平行であ って軒先に沿って軒下のたる木B等に固定される固定板4に垂設支持されたガイ ド筒5とを、前記スライド軸1を前記ガイド筒5に摺動自在に挿通して結合した 複数組の樋受けブラケット組体6を、前記ブラケット3が雨水受け位置から軒下 位置へ退避するように任意の間隔で配設固定するとともに、各樋受けブラケット 組体6のスライド軸1の後端相互を、ブラケット3に支持された軒樋Aと平行す る連結体7により結合し、雨水受け正常位置にある複数のブラケット組体6の各 ブラケット3を、いずれか一つ又は二つのブラケット組体6の前記連結体7を索 条引っ張り手段で引っ張ることにより、軒下位置へ摺動退避させるようにする。
【0005】 また、軒下のたる木B等に固定垂設される固定板4の下方に軸11を設け、該 軸11に支持アーム12の一端を回転自在に支持させるとともに、支持アーム1 2の一端に樋受け2の一端を固定してなる複数の樋受けブラケット組体6aを、 任意の間隔で軒先に沿って軒下に配設固定するとともに、支持アーム12の他端 部相互を、軒樋Aと平行する連結体7により結合し、いずれか一つ又は二つのブ ラケット組体6aの索条引っ張り手段により、連結体7が固定板に当たる位置で 樋受け2が雨水受け正常位置となり、連結体7がその自重で軸11を支点に下方 へ回動した際に、樋受け2の自由端が軒先端面に当たって軒樋Aの開口面を塞ぐ ようにする。
【0006】
【作用】
上記のように構成することにより、前者は地上からの索条引っ張り手段により 軒樋を軒下に退避させることができて、軒樋上への積雪を防止するとともに、屋 根の雪の滑り落ちによる軒樋の破損防止ができるように作用し、後者もまた、索 条引っ張り手段の緊緩操作により、軒樋が雨水受け正常位置から開口面を塞ぐ状 態にすることができて、軒樋上への積雪を防止と、屋根の雪の滑り落ちによる軒 樋の破損防止ができるように作用する。
【0007】
【実施例】
本考案に係る軒樋支持装置の実施例を図において説明すると、図1は実施例1 に係る軒樋支持装置の軒樋正常支持状態正面図、図2は同樋受けブラケットが軒 下へ退避した場合の軒樋支持装置の正面図、図3は実施例2に係る軒樋支持装置 の軒樋正常姿勢状態正面図、図4は同軒樋閉塞状態となった場合の軒樋支持装置 正面図である。
【0008】 まず実施例1について説明すると、スライド軸1の先端部が軒樋Aを支持する 2cm幅程度の樋受け2とした不錆材質(ステンレス、合成樹脂)のブラケット3 と、屋根傾斜と略平行であって軒先に沿って軒下のたる木B等に固定される固定 板4に垂設支持されたガイド筒5とを、前記スライド軸1を前記ガイド筒5に摺 動自在に挿通して結合した複数組の樋受けブラケット組体6を、前記ブラケット 3が雨水受け正常位置から軒下位置へ退避するように1〜3mの間隔で配設固定 するとともに、各樋受けブラケット組体6のスライド軸1の後端相互を、ブラケ ット3に支持された軒樋Aと平行する連結体7により結合し、雨水受け正常位置 にある複数のブラケット組体6の各ブラケット3を、前記連結体7をこれに一端 を結着したワイヤー8の他端部を軒下に固定された転子9に通して地上に固定す ることにより、複数のブラケット組体を同時に軒下位置へ摺動退避させる構成と なっている。
【0009】 上記のように構成された軒樋支持装置は、降雪シーズンオフには、ワイヤー8 を弛めて自重で軒樋Aを雨水受け正常位置に設定しておき、降雪シーズンに入る と、ワイヤー8を引き寄せることによって軒樋Aを軒下へ退避させた状態に固定 して使用するのである。
【0010】 次に実施例2について説明すると、軒下のたる木B等に固定垂設される金属製 の固定板4の下方に軸11を固定し、該軸11に支持アーム12の一端を回転自 在に支持させるとともに、該支持アーム12の一端に樋受け2の一端を固定して なる複数の樋受けブラケット組体6aを、1〜3mの間隔で軒先に沿って軒下に 配設固定し、支持アーム12の他端部相互を、軒樋Aと平行する連結体7により 結合し、索条引っ張り手段により連結体7が固定板に当たる位置で、樋受け2が 雨水受け正常位置となり、連結体7がその自重で軸11を支点に下方へ回動した 際に、樋受け2の自由端が軒先端面に当たって軒樋Aの開口面を塞ぐようにした 構成である。軸11は複数の樋受けブラケット組体6a相互を連結するものであ ってもよい。
【0011】 上記実施例2に係る軒樋支持装置、実施例1と同様、降雪シーズンオフには、 ワイヤー8を弛めて自重で軒樋Aを雨水受け正常位置に設定しておき、降雪シー ズンに入ると、ワイヤー8を引き寄せることによって軒樋Aを軒下へ退避させた 状態に固定して使用するのである。
【0012】 なお索条引っ張り手段は手作業によって操作してもよいが、モータ駆動手段に より行うようにしても良く、その手段は問わないものとする。
【0013】 また本考案の軒樋支持装置を使用する場合は、当然のことであるが、軒樋が旋 回または移動することになるから、軒樋と縦樋との接続部は、軒樋から垂設した 継樋が旋回または移動して縦樋から脱出できるように、縦樋の上端部に切欠きが 設けられる。
【0014】
【考案の効果】
以上説明した本考案に係る軒樋支持装置によれば、雪国などにおける降雪シー ズンには、地上からの索条引っ張り手段により軒樋を軒下に退避させることがで きて、軒樋上への積雪を防止するとともに、屋根の雪の滑り落ちによる軒樋の破 損防止ができるようになるから、梯子に上ったり、屋根に上って、軒樋を外した り、軒下へ引っ込める等の危険で厄介な作業が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る軒樋正常支持状態の軒樋支持装
置正面図である。
【図2】実施例1に係る装置の樋受けブラケットの軒下
退避状態正面図である。
【図3】実施例2に係る軒樋支持装置の軒樋正常姿勢状
態の正面図である。
【図4】実施例2に係る装置の軒樋閉塞状態の正面図で
ある。
【符号の説明】
1 スライド軸 2 樋受け 3 ブラケット 4 固定板 5 ガイド筒 6、6a ブラ
ケット組体 7 連結体 8 ワイヤー 9 転子 11 軸 12 支持アーム A 軒樋 B たる木

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライド軸1の先端部が軒樋Aを支持す
    る樋受け2としたブラケット3と、屋根傾斜と略平行で
    あって軒先に沿って軒下のたる木B等に固定される固定
    板4に垂設支持されたガイド筒5とを、前記スライド軸
    1を前記ガイド筒5に摺動自在に挿通して結合した複数
    組の樋受けブラケット組体6を、前記ブラケット3が雨
    水受け位置から軒下位置へ退避するように任意の間隔で
    配設固定するとともに、各樋受けブラケット組体6のス
    ライド軸1の後端相互を、ブラケット3に支持された軒
    樋Aと平行する連結体7により結合し、雨水受け正常位
    置にある複数のブラケット組体6の各ブラケット3を、
    前記連結体7を索条引っ張り手段で引っ張ることによ
    り、軒下位置へ摺動退避させるようにしたことを特徴と
    する軒樋支持装置。
  2. 【請求項2】 軒下のたる木等に固定垂設される固定板
    4の下方に軸11を設け、該軸11に支持アーム12の
    一端を回転自在に支持させるとともに、支持アーム12
    の一端に樋受け2の一端を固定してなる複数の樋受けブ
    ラケット組体6aを、任意の間隔で軒先に沿って軒下に
    配設固定するとともに、支持アーム12の他端部相互
    を、軒樋Aと平行する連結体7により結合し、索条引っ
    張り手段により連結体7が固定板に当たる位置で、樋受
    け2が雨水受け正常位置となり、連結体7がその自重で
    軸11を支点に下方へ回動した際に、樋受け2の自由端
    が軒先端面に当たって軒樋Aの開口面を塞ぐようにした
    ことを特徴とする軒樋支持装置。
  3. 【請求項3】 索条引っ張り手段は、一端部を連結体7
    に結着したワイヤー8の他端部を軒下若しくは固定板4
    に設けた転子9に通して地上に固定する手段であり、い
    ずれか一つ又は二つのブラケット組体に装備させてなる
    ものである請求項1、2記載の軒樋支持装置。
JP1993021950U 1993-04-27 1993-04-27 軒樋支持装置 Expired - Lifetime JP2508467Y2 (ja)

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JPH0679937U true JPH0679937U (ja) 1994-11-08
JP2508467Y2 JP2508467Y2 (ja) 1996-08-21

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114737719A (zh) * 2022-04-07 2022-07-12 江西建邦科技有限公司 一种组装式房屋的防水稳固屋顶

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03262862A (ja) * 1990-03-14 1991-11-22 Matsushita Electric Works Ltd 軒樋装置

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CN114737719A (zh) * 2022-04-07 2022-07-12 江西建邦科技有限公司 一种组装式房屋的防水稳固屋顶
CN114737719B (zh) * 2022-04-07 2023-06-16 江西建邦科技有限公司 一种组装式房屋的防水稳固屋顶

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JP2508467Y2 (ja) 1996-08-21

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