JP2508423Y2 - 吸込安全弁 - Google Patents
吸込安全弁Info
- Publication number
- JP2508423Y2 JP2508423Y2 JP12426790U JP12426790U JP2508423Y2 JP 2508423 Y2 JP2508423 Y2 JP 2508423Y2 JP 12426790 U JP12426790 U JP 12426790U JP 12426790 U JP12426790 U JP 12426790U JP 2508423 Y2 JP2508423 Y2 JP 2508423Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- poppet
- main
- pressure port
- safety valve
- spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、建設機械や産業機械などの油圧機器に用い
られる吸込安全弁に関する。
られる吸込安全弁に関する。
第2図に示す吸込安全弁が知られている。
すなわち、主高圧ポート1と主低圧ポート2を開閉す
る筒形弁3と、この筒形弁3の高圧ポート4と低圧ポー
ト5を開閉するメインポペット6と、このメインポペッ
ト6に嵌挿されて主高圧ポート1とメインポペット6の
受圧室6aを連通する中空ロッド7と、その受圧室6aと主
低圧ポート2を開閉するパイロットポペット8とを備え
た吸込安全弁。
る筒形弁3と、この筒形弁3の高圧ポート4と低圧ポー
ト5を開閉するメインポペット6と、このメインポペッ
ト6に嵌挿されて主高圧ポート1とメインポペット6の
受圧室6aを連通する中空ロッド7と、その受圧室6aと主
低圧ポート2を開閉するパイロットポペット8とを備え
た吸込安全弁。
かかる吸込安全弁の安全弁としての作動は受圧室6a内
の圧力が所定圧力となるとパイロットポペット8をスプ
リング9に抗して開放作動し、その圧油を油通路10より
主低圧ポート2に流出することで、中空ロッド7の前後
に圧力差を生じさせてスプリング12に抗して右方に押し
て中空部7aをパイロットポペット8の先端部8aに突き当
てて閉じ、高圧油を細孔11より受圧室6aに流出して主高
圧ポート1と受圧室6aとの圧力差を大としてメインポペ
ット6を開き作動させる。
の圧力が所定圧力となるとパイロットポペット8をスプ
リング9に抗して開放作動し、その圧油を油通路10より
主低圧ポート2に流出することで、中空ロッド7の前後
に圧力差を生じさせてスプリング12に抗して右方に押し
て中空部7aをパイロットポペット8の先端部8aに突き当
てて閉じ、高圧油を細孔11より受圧室6aに流出して主高
圧ポート1と受圧室6aとの圧力差を大としてメインポペ
ット6を開き作動させる。
かかる吸込安全弁においては前述のパイロットポペッ
ト8の開閉作動が重要となるが、そのパイロットポペッ
ト8をシート14に圧着するスプリング9は第3図に示す
ように外径d1と両端の座径d2が同一であるため、スプリ
ング9よりパイロットポペット8に作用する荷重が周方
向に均一とならず、しかも荷重の方向が一様でなくパイ
ロットポペット8は安定せずにチャタリングを発生し易
いばかりか、パイロットポペット8がシート14に真直ぐ
に圧接せずシート部分からのリークが多くなって実用に
耐えられない。
ト8の開閉作動が重要となるが、そのパイロットポペッ
ト8をシート14に圧着するスプリング9は第3図に示す
ように外径d1と両端の座径d2が同一であるため、スプリ
ング9よりパイロットポペット8に作用する荷重が周方
向に均一とならず、しかも荷重の方向が一様でなくパイ
ロットポペット8は安定せずにチャタリングを発生し易
いばかりか、パイロットポペット8がシート14に真直ぐ
に圧接せずシート部分からのリークが多くなって実用に
耐えられない。
すなわち、スプリング9の座面9aがパイロットポペッ
ト8の背面に接してパイロットポペット8に荷重を作用
するが、その座面9aの荷重分布は周方向に一様でなく、
しかもスプリング9の座面9aの平面度や直角度、スプリ
ング径の真円度、パイロットポペット8の傾き等によっ
てスプリングの座面の部分ごとに荷重f1,f2の方向が一
様でなく、この様に一様でない荷重を受けるとパイロッ
トポペット8は安定せずにチャタリングを発生したり、
シート14に真直ぐ着座せずシート部からのリークが多く
なる。
ト8の背面に接してパイロットポペット8に荷重を作用
するが、その座面9aの荷重分布は周方向に一様でなく、
しかもスプリング9の座面9aの平面度や直角度、スプリ
ング径の真円度、パイロットポペット8の傾き等によっ
てスプリングの座面の部分ごとに荷重f1,f2の方向が一
様でなく、この様に一様でない荷重を受けるとパイロッ
トポペット8は安定せずにチャタリングを発生したり、
シート14に真直ぐ着座せずシート部からのリークが多く
なる。
そこで、本考案は前述の課題を解決できるようにした
吸込安全弁を提供することを目的とする。
吸込安全弁を提供することを目的とする。
ポペットをシートに押し付けるスプリングを、ポペッ
ト側が小径となる先細テーパー形状として、ポペットに
作用する荷重の向きがほぼポペットの中心に向うように
したものである。
ト側が小径となる先細テーパー形状として、ポペットに
作用する荷重の向きがほぼポペットの中心に向うように
したものである。
第1図に示すように、パイロットポペット8をシート
14に押し付けるスプリング9のホペット側径d3を外径d1
よりも若干小さくしてスプリング9をパイロットポペッ
ト8に向けて先細のテーパー形状とする。
14に押し付けるスプリング9のホペット側径d3を外径d1
よりも若干小さくしてスプリング9をパイロットポペッ
ト8に向けて先細のテーパー形状とする。
これによって、パイロットポペット8がスプリング9
の座面9aから受ける荷重の分布は周方向に一様でない
が、荷重f1、f2の方向はほとんどがパイロットポペット
8の中心に向うからパイロットポペット8は安定してシ
ート14に均一に圧着する。
の座面9aから受ける荷重の分布は周方向に一様でない
が、荷重f1、f2の方向はほとんどがパイロットポペット
8の中心に向うからパイロットポペット8は安定してシ
ート14に均一に圧着する。
したがって、極めて安価方法、つまり特別な構造、部
品、加工が不要でシートからのリークの少ない安定した
吸込安全弁とすることが出来る。
品、加工が不要でシートからのリークの少ない安定した
吸込安全弁とすることが出来る。
また、スプリング9の外周面にガイド、例えばパイロ
ットポペット8を内装したスリーブ15の孔16を設けても
スプリング9のポペット側がガイドと干渉せずにスムー
ズに圧縮変位できる。
ットポペット8を内装したスリーブ15の孔16を設けても
スプリング9のポペット側がガイドと干渉せずにスムー
ズに圧縮変位できる。
特別な構造、部品、加工を必要とせずにスプリング9
の形状を先細テーパー状とするだけでパイロットポペッ
ト8をシート14に安定して均一に押しつけできるので、
シートからのリークの少ない安定した吸込安全弁とする
ことができる。
の形状を先細テーパー状とするだけでパイロットポペッ
ト8をシート14に安定して均一に押しつけできるので、
シートからのリークの少ない安定した吸込安全弁とする
ことができる。
第1図は本考案の実施例を示すポペット部分の断面図、
第2図は吸込安全弁の断面図、第3図は従来のポペット
部分の断面図である。 1は主高圧ポート、2は主低圧ポート、3は筒形弁、4
は高圧ポート、5は低圧ポート、6はメインポペット、
6aは受圧室、7は中空パット、8はパイロットポペッ
ト、9はスプリング、14はシート、15は調整スクリュ。
第2図は吸込安全弁の断面図、第3図は従来のポペット
部分の断面図である。 1は主高圧ポート、2は主低圧ポート、3は筒形弁、4
は高圧ポート、5は低圧ポート、6はメインポペット、
6aは受圧室、7は中空パット、8はパイロットポペッ
ト、9はスプリング、14はシート、15は調整スクリュ。
Claims (1)
- 【請求項1】主高圧ポート1と主低圧ポート2を開閉す
る筒形弁3と、この筒形弁3の高圧ポート4と低圧ポー
ト5を開閉するメインポペット6と、このメインポペッ
ト6に嵌挿されて主高圧ポート1とメインポペット6の
受圧室6aを連通する中空ロッド7と、その受圧室6aと主
低圧ポート2を開閉するパイロットポペット8とを備え
た吸込安全弁において、 前記パイロットポペット8をシート14に押し付けるスプ
リング9を、そのポペット側の外径が調整スクリュ15側
の外径より小さい形状としたことを特徴とする吸込安全
弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12426790U JP2508423Y2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 吸込安全弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12426790U JP2508423Y2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 吸込安全弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0482462U JPH0482462U (ja) | 1992-07-17 |
JP2508423Y2 true JP2508423Y2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=31871926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12426790U Expired - Fee Related JP2508423Y2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 吸込安全弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2508423Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US12000363B2 (en) | 2022-02-01 | 2024-06-04 | Sun Hydraulics, Llc | Pressure relief valve with a reverse free flow configuration integrated therewith |
-
1990
- 1990-11-28 JP JP12426790U patent/JP2508423Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0482462U (ja) | 1992-07-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |