JP2505932B2 - 脈管形成膨張風船型カテ―テル/ガイドワイヤシステム - Google Patents

脈管形成膨張風船型カテ―テル/ガイドワイヤシステム

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カテーテルに関するも
のであって、更に詳細には、経皮的内腔貫通型末梢及び
冠状脈管形成において使用するガイドワイヤ指向型膨張
バルーン(風船型)カテーテルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】1977年に、Andreas Gru
entzig医師が、最初に、端部にバルーン(風船)
を取付けた可撓性のカテーテルを使用して、アテローム
性動脈硬化心臓病の患者の冠状動脈内の狭搾領域を経皮
的に膨張乃至は拡張させた。その時以来、経皮的内腔貫
通型冠状脈管形成の事例は指数的に増加した。過去8年
乃至10年の間に、この方法は、世界中における多数の
主要な医学的センターにおける日常的なものとなった。
技術及びオペレータの熟練度が改善され、この方法に対
する認識が著しく増加した。
【0003】米国特許第4,195,637号は、Gr
uentzig医師によって考案されたオリジナルなカ
テーテルを記載している。現在の基準によれば、この装
置のデザインは、指向上の制御が制限されている。19
80年初等に「オーバーザワイヤ(over−the−
wire)」型カテーテルが導入されると、この装置は
ほとんど使用されなくなった。米国特許第4,299,
226号は、オーバーザワイヤ型カテーテルを記載して
いる。オーバーザワイヤ型カテーテルは、より最近に多
様な「非オーバーザワイヤ」型カテーテルシステムが開
発されているにも拘らず、今日まで最もポピュラな脈管
形成(angioplasty)カテーテルである。オ
ーバーザワイヤ型カテーテルは最も安全であり、且つ多
少の例外を除いて、従来技術の中では最も操縦性のある
カテーテルであるために、オーバーザワイヤ型のカテー
テルが広範に使用されている。
【0004】従来技術の種々のオーバーザワイヤ型カテ
ーテルの主要な限定事項は、それぞれの断面形状であ
る。この点に関する説明の便宜上、バルーン型カテーテ
ルシステムの断面形状は、該システムの収縮させたバル
ーン部品の最大の形状であると定義する。より最近にな
って開発された非オーバーザワイヤ型装置と比較して、
オーバーザワイヤ型装置は、実質的により大きな断面形
状を有している。従って、これらのカテーテルは、クリ
チカルな狭搾部の閉込められた空間内において操作する
間により多くの抵抗を発生し、切り口を横断して据付け
るためにより大きな力を必要とし、且つより最近になっ
て開発されたより小さな形状の非オーバーザワイヤ型装
置と比較して、処理期間中により多くの脈管内外傷を発
生させる。
【0005】更により小さな断面形状を有するオーバー
ザワイヤ型システムを開発するためにかなりの努力がな
されている。しかしながら、今日までの事実上全ての前
進は、これらの装置内に含まれる部品を段階的に小型化
することによってなされているものである。現在の技術
水準のプラスチックを使用することにより、これら装置
を次第に薄い壁のもので製造することが可能とされ、且
つ新たな技術の開発により、これらの装置を段階的によ
り小さなキャリバールーメンで構成することが可能とさ
れた。オーバーザワイヤ型の基本的な構成を変更するた
めの努力からはほとんど有益なものは得られておらず、
従って基本的な構成は今日まで不変のままである。
【0006】従来技術のオーバーザワイヤ型装置の断面
形状の大きさに影響を与える要因は、(1)バルーン部
品の膨張形状、(2)バルーン部品の壁の厚さ、及び
(3)バルーン部品の閉込め部を介して延在する内部部
材の形状を包含している。第一の要因、即ちバルーンの
膨張形状は、オーバーザワイヤ型脈管形成膨張バルーン
型カテーテルの断面形状に影響を与える。なぜならば、
脈管形成カテーテルのバルーン部品の構成において使用
するのに最も適した物質は比較的柔軟性に欠けるもので
あるからである。従来技術のオーバーザワイヤ型システ
ムの断面形状を更に減少させることは、該装置の膨張さ
せたバルーン形状を治療に適した範囲内のものに維持す
るための必要性によって拘束される(即ち、冠状カテー
テルの場合には1.5−4.0mm及び末梢脈管カテー
テルの場合には4−10mmである)。
【0007】第二の要因である、バルーン部品の壁の厚
さも、従来技術のオーバーザワイヤ型装置の断面形状に
影響を与える。オーバーザワイヤ型カテーテルの断面形
状は、バルーン部品の壁の厚さを減少させることによっ
て減少されている。しかしながら、バルーン部品の壁厚
さは、満足のゆくような厚さ公差及びバルーン耐久性を
与える範囲内のものでなければならない。
【0008】断面形状に影響を与える第三の要因は、バ
ルーンの内側部材の形状である。従来技術のオーバーザ
ワイヤ型システムのバルーン部品の内側部材の内腔形状
は、これらのシステムのガイドワイヤ部品からカテーテ
ル部品を双方向分離を可能とするために、該システム内
に収納されているガイドワイヤマンドレルの最大形状を
超えるものでなければならない。カテーテル部品からガ
イドワイヤ部品が分離可能であるということは、この種
類のカテーテルの基本的な機能的利点の一つを構成して
いる。この特徴は、このプロセスの間に内腔内アクセス
を犠牲にする必要性なしに、カテーテルの交換を実施す
る機会を与えている。従来技術装置のバルーン部品内側
部材の形状に影響を与える要因は、(a)該装置内に収
納されているガイドワイヤマンドレルの最大形状、
(b)カテーテルのバルーン部品の近くにおけるカテー
テル−ガイドワイヤクリアランスの大きさ、(c)バル
ーン部品内側部材の壁の厚さ、を包含している。幾つか
の従来技術のカテーテルにおいては、これらの装置内に
収納されているガイドワイヤマンドレルの最大(即ち、
基端部)形状は、複合装置の断面形状を減少するため
に、減少されている。しかしながら、このアプローチ
は、これらのシステムの「追従可能性」及び方向制御乃
至は「操縦可能性」の両方を減少させる。カテーテルの
追従可能性は、カテーテルがガイドワイヤ上を前進させ
ることが可能な能力である。それは、システム内に設け
られるガイドワイヤの剛性の関数として変化し、それ
は、従来技術装置の場合、ガイドワイヤマンドレルの形
状の関数として変化する。ガイドワイヤマンドレルの形
状を減少させることは、ガイドワイヤの剛性に妥協する
こととなり、且つ複合システムの追従可能性に悪影響を
与える。
【0009】ガイドワイヤマンドレルの基端部形状を減
少させることは、複合システムの方向制御に必然的に妥
協することとなる。なぜならば、従来技術のオーバーザ
ワイヤ型システムの操縦可能性は、そのシステム内に設
けられているガイドワイヤマンドレルの基端部アスペク
トの形状の関数として変化するからである。従って、バ
ルーン部品内側部材の形状及び究極的にはオーバーザワ
イヤ型膨張バルーン供給システムの断面形状を更に減少
させることは、以下の如き事情によって拘束されてい
る。即ち、システムに対して満足のゆく追従可能性を与
えるような範囲内にガイドワイヤマンドレルの基端部形
状を維持すること、システムに対して満足のゆく方向制
御を与えるような範囲内にガイドワイヤマンドレルの基
端部形状を維持すること、及びバルーン部品内側部材内
のガイドワイヤチャンネルの形状を前記ガイドワイヤマ
ンドレルの基端部形状を受入れるのに十分に大きく維持
することである。
【0010】バルーンの近傍におけるカテーテル−ガイ
ドワイヤクリアランスの大きさも、バルーン部品内側部
材の形状、従って複合装置の断面形状に影響を与える。
カテーテル−ガイドワイヤクリアランスの大きさを減少
することは、該装置の方向制御を減少させる。従来技術
のオーバーザワイヤ型システムの方向制御は、ガイドワ
イヤの先端アスペクトへ供給することが可能な回転トル
クの大きさの関数として直接的に変化する。従来技術の
オーバーザワイヤ型システムの内部においてこの回転ト
ルクを伝達することが可能な効率は、部分的には、カテ
ーテル/ガイドワイヤクリアランスの大きさと共に変化
する。従来技術のオーバーザワイヤ型装置の断面形状を
更に減少させることは、カテーテル−ガイドワイヤクリ
アランスの大きさを、満足のゆくガイドワイヤによって
伝達されるトルクの供給を可能とし従って満足のゆく方
向制御を可能とする範囲内に維持することの必要性によ
って拘束されている。
【0011】バルーン部品内側部材の壁の厚さも、内側
部材の形状、従って複合装置の断面形状に影響を与え
る。該内側部材は、カテーテルに対して縦方向の強度
(即ち、同軸圧縮に対する抵抗)を与えている。内側部
材によって与えられる縦方向強度の大きさは、内側部材
の壁の厚さに関して直接的に変化する(尚、それぞれの
内側部材の構成において同等の物質が使用されているも
のと仮定する)。特定の装置の縦方向強度は、クリチカ
ルな狭搾障害の範囲内において該装置が処置することの
可能な実現可能性に著しく影響を与える。薄手のバルー
ン部品内側部材の壁を有する従来のカテーテルは、通
常、押出し能力、即ち縦方向強度が減少されている。従
来のオーバーザワイヤ型装置の断面形状を更に減少させ
ることは、複合システムに対して満足のゆく縦方向強度
を与える範囲内に内側部材の壁の厚さを維持するための
必要性によって拘束されている。
【0012】要するに、従来技術を使用する場合、構成
上本質的な拘束条件及び現在の技術の制限事項が与えら
れると、機能的に適切なオーバーザワイヤ型カテーテル
の構成において達成することが可能な断面形状には下限
が存在している。このことは、現在のオーバーザワイヤ
型カテーテルの大部分が断面形状が同様であるという事
実によるものである。
【0013】上述した限界の下で、より低い断面形状で
ガイドワイヤ指向型のバルーン供給システムの構成を可
能とする多様なより最近のカテーテル形態が開発されて
いる。これらのより最近に開発されたシステムは、
(1)「半可動」カテーテルシステム、(2)「固定ワ
イヤ」カテーテルシステム、(3)「ワイヤ上のバルー
ン」カテーテルシステムを包含している。これらの装置
は、システム内に設けられているガイドワイヤ部品の相
対的な移動性によって区別される。「半可動」カテーテ
ルは、これらのシステムのカテーテル部品と相対的に、
ガイドワイヤ部品の完全な回転及び制限した同軸可動性
を与える。米国特許第4,616,653号は、半可動
システムを記載している。「固定ワイヤ」カテーテルシ
ステムは、これらのシステムのカテーテル部品と相対的
なガイドワイヤ部品の可変回転可動性を与えるが、同軸
的なカテーテル−ガイドワイヤ可動性を与えるものでは
ない。米国特許第4,582,181号は固定ワイヤシ
ステムを記載している。「ワイヤ上のバルーン」装置
は、これらのシステムのバルーン部品と相対的なガイド
ワイヤ部品の何らの可動性を与えるものではない。これ
らの装置の方向制御は、装置全体を回転させることによ
って達成される。国際特許出願番号PCT/US86/
00983号はワイヤ上のバルーン型装置を記載してい
る。
【0014】これらの各システムは、予め据付けたガイ
ドワイヤを有しているので、オーバーザワイヤ型システ
ムと比較して、準備が簡単であり且つ使用態様も容易で
ある。これらの各装置は、より低い断面形状を有してい
るので、従来技術のオーバーザワイヤ型装置と比較し
て、より容易にクリチカルな障害の範囲内で前進させる
ことが可能である。
【0015】非オーバーザワイヤ型装置の構造的な利点
は、主に、機能的な利益衡量を犠牲にして達成されてい
る。これらのシステムの何れもが、それぞれのカテーテ
ル部品からガイドワイヤ部品の分離を許容するものでは
ない。従って、それらを使用することは、カテーテルの
交換が必要とされる場合に、脈管内アクセスを犠牲にす
ることを余儀なくさせる。このことは、カテーテルの交
換中に第二のガイドワイヤで障害部を再処置することを
必要とし、その様なプロセスは、期間、複雑性及び死亡
率を増加させる。
【0016】従来技術のうちの幾つかの固定ワイヤシス
テム及び全てのワイヤ上のバルーン型システムも、オー
バーザワイヤ型及び半可動型システムと比較して、妥協
したガイドワイヤ可動性、従って方向制御及び到達及び
横断可能性を与えている。これらの欠点は、これらの装
置の大多数が、バルーンとガイドワイヤ部品との間に結
合部を有することから発生している。米国特許第4,5
82,181号は、その装置のバルーンとガイドワイヤ
部品との間に結合部を有する固定ワイヤ型装置を記載し
ている。国際特許出願番号PCT/US86/0098
3号は、バルーン部品とガイドワイヤ部品との間に同様
なボンドを有するワイヤ上のバルーン型装置を記載して
いる。
【0017】これらのシステムのバルーン部品とは独立
的にガイドワイヤ部品を前進させ且つ後退させることが
不可能であるということは、更に、処置中の血管造影を
実施するプロセスを複雑なものとさせている。典型的
に、カテーテル/ガイドワイヤシステムのバルーン部品
は、満足のゆく分解能で処置中における血管造影を実施
することを可能とするために、脈管から完全に抜出され
ねばならない。処置中の血管造影は、通常、脈管形成の
手順中において、バルーン膨張の後に行なわれ、膨張乃
至は拡張を必要とする障害部の形態に関し処置の与える
影響を評価するために行なわれる。
【0018】半可動型及びオーバーザワイヤ型装置は、
処置中の血管造影を容易に行なうことを可能とする。こ
れらのシステムのカテーテル部品は、プロセス期間中に
内腔貫通型ガイドワイヤアクセスを犠牲とすることなし
に、処置中の血管造影を実施することを可能とするため
に、それぞれのガイドワイヤ部品上で抜取ることが可能
である。血管造影に続いて付加的な膨張乃至は拡張が必
要とされる場合には、これらのシステムのバルーン部品
をそれぞれの狭搾部の限界を超えてそれぞれのガイドワ
イヤ部品上を再度前進させ且つ再度膨張させることが可
能である。従来技術の固定ワイヤ型及びワイヤ上のバル
ーン型システムは、同軸的なガイドワイヤ可動性を与え
るものではないので、これらの装置を使用することは、
処置中の血管造影を実施する間、内腔貫通型アクセスを
犠牲とすることを余儀なくさせる。従って、それらを使
用することは、爾後に膨張させることが必要とされる場
合に、障害部と再度接触する場合に関連する付加的な危
険が患者に与えられることとなる。
【0019】要するに、現在のところ、従来技術の膨張
バルーンカテーテルシステムの構成に対して本質的な多
様な機能的及び構造的な利益衡量が存在している。オー
バーザワイヤ型システムは、クロッシングプロファイ
ル、即ち断面形状を犠牲にして、安全性及び方向制御を
与えている。従来技術の半可動型システムは、手順上の
安全性を犠牲にして、方向制御を与えると共に、断面形
状において中程度の利点を与えている。幾つかの固定ワ
イヤ型及びワイヤ上のバルーン型システムは、手順上の
安全性及び方向制御を犠牲にして、断面形状において顕
著な利点を与えている。明らかに、(1)ワイヤ上のバ
ルーン型又は固定ワイヤ型装置のクロッシングプロファ
イル、即ち断面形状、(2)同軸的/回転的ガイドワイ
ヤ可動性(即ち、操縦可能性)及び半可動型装置の便利
性、及び(3)オーバーザワイヤ型装置の手順上の安全
性を提供するガイドワイヤ指向型膨張バルーン供給シス
テムの構成を可能とするカテーテル構成に対する必要性
が存在している。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の脈管形成バルー
ン膨張カテーテルは、従来技術と比較して多数の利点を
与えている。本発明は、同等の基端部形状のガイドワイ
ヤを収納する同等の膨張されたバルーン寸法の従来技術
のオーバーザワイヤ型カテーテルと比較して、より低い
断面形状を有する高度に操縦可能であり且つ完全に分離
可能なガイドワイヤ指向型膨張バルーンカテーテル装置
の構成を与えている。実際に、本発明は、同等の膨張し
たバルーン寸法の現在の技術水準における固定ワイヤ型
及びワイヤ上のバルーン型装置と同等の断面形状を有す
る装置の構成を与えている。このことは、(1)バルー
ン部品内側部材を特に低い形状で構成し、且つ(2)一
様でない形状のガイドワイヤの比較的低い形状セグメン
ト上にバルーン部品内側部材を配設することによって達
成されている。本装置のカテーテル部品のバルーン部品
内側部材の内腔寸法は、本装置内に収納されているガイ
ドワイヤの基端部及び先端部アスペクトの形状よりも小
さい。本装置のより低い断面形状は、同等の基端部形状
のガイドワイヤを受入れる同等の膨張されたバルーン寸
法の従来技術のオーバーザワイヤ型装置と比較して、よ
り少ない力で且つカテーテルによって誘発される障害の
発生の可能性が少ない状態でクリチカルな狭搾部の範囲
を横断して導入させることを可能としている。
【0021】更に、本発明は、良好な方向制御を与える
低プロファイルのガイドワイヤ指向型膨張バルーンカテ
ーテルの構成を可能としている。このことは、比較的大
きな基端部形状のテーパーが付けられたマンドレルを収
納するガイドワイヤを装置内に配設することによって達
成されている。本発明は、損なわれることのない回転及
び制限された損なわれることのない同軸的なガイドワイ
ヤ可動性を与えている。カテーテルの範囲内で自由にガ
イドワイヤを前進及び/又は後退させることの可能な範
囲は、ガイドワイヤの形態の関数である。特に、ガイド
ワイヤを前進させ且つ後退させることの可能な範囲は、
バルーン部品内側部材によって収納されるガイドワイヤ
セグメントの長さによって決定され、そのセグメントは
バルーン部品内側部材の内腔寸法よりも低い形状であ
る。この領域を超えてガイドワイヤを前進又は後退させ
ると、ガイドワイヤとカテーテルの対向する表面が直接
的に接触する状態とされ、且つその際に、これら二つの
部品の相対的な移動可能性を損なう。カテーテル部品と
相対的にガイドワイヤ部品を前進させ且つ後退させるこ
との能力は、装置の到達及び横断可能性を向上させ且つ
処置中の血管造影の実施を容易とする。
【0022】本発明のカテーテル/ガイドワイヤ装置
は、該装置のガイドワイヤ部品からのカテーテル部品の
完全な分離を可能としている。このことは、本装置のバ
ルーン部品内側部材を、それが膨張即ち半径方向に拡開
し従ってガイドワイヤがそれを介して前進され又は後退
される場合にガイドワイヤの形状変化を吸収することを
可能とするような態様で構成することによって達成され
ている。該内側部材は、この様な形状変化を比較的容易
に吸収すべく構成されている。本発明装置のカテーテル
部品は、ガイドワイヤ部品上を後退させ且つそれから完
全に分離させることが可能であり、内腔貫通型アクセス
を犠牲とすることなしに、カテーテルの交換を行なうこ
とを可能としている。同様に、ガイドワイヤ部品をカテ
ーテル部品の範囲に亘って抜取ることが可能であり、且
つそれを介して再度前進させることが可能であり、脈管
からカテーテルを除去することなしに、ガイドワイヤの
交換を行なうことを可能としている。
【0023】非一様な形状のガイドワイヤと結合した状
態で半径方向に膨張可能な内側部材を使用することによ
り、極めて低い形状で、高度に操縦可能であり、完全に
分離可能であり、従来技術のオーバーザワイヤ型カテー
テルよりも、断面形状がより低く且つより使用上便利で
あるガイドワイヤ指向型膨張バルーンカテーテル装置の
構成を提供することを可能としている。更に、本カテー
テルは、従来技術の半可動型装置と比較して使用上安全
であり、且つ従来技術の固定ワイヤ型及びワイヤ上のバ
ルーン型装置と比較して、使用上一層安全であり且つ方
向制御がより簡単である。これらの特徴は、従来技術の
オーバーザワイヤ型及び非オーバーザワイヤ型の両方の
装置よりも、より簡単で且つより高精度な脈管形成手順
を実施する場合に本発明のカテーテルを使用することを
可能としている。
【0024】
【実施例】図1は本発明カテーテル/ガイドワイヤ装置
の好適実施例を示した一連の概略図である。図1
(B)、(F)、(G)は側面図(プロファイル)であ
り、一方図1(A)、(C)、(D)、(E)は本カテ
ーテル/ガイドワイヤ組立体の長さに沿っての異なった
位置における各概略断面図である。
【0025】本装置は、カテーテル部品とガイドワイヤ
部品とから構成されている。カテーテル部品は、ガイド
ワイヤ90を除いて、図1(A)内に示されるものから
構成されている。ガイドワイヤ90は、以下に説明する
如く、カテーテル内に半永久的に収納されている。カテ
ーテルは、バルーン(風船)部品50と、マルチチャン
ネルカテーテルシャフト(図1(A)参照)、及び基端
部アダプタ100とから構成されている。バルーン部品
は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(一般的に、
PETとして知られている)などのような高強度のポリ
マー物質から形成されている。この物質を使用すること
により、特に薄い壁を有する高圧力を許容するバルーン
を構成することが可能である。
【0026】該シャフトは、互いに同軸的に配設されて
いる外側部材10と内側部材14とから構成されてい
る。従って、本カテーテルは、二つの別々のルーメン、
即ち内腔を有しており、即ち、カテーテルを介して連続
的に延在するガイドワイヤルーメン15と、バルーンを
膨張させることを可能とするためにバルーン50の範囲
と連続する流体ルーメン13とである。
【0027】該シャフトの外側部材10は、好適には、
端部同士を連結させた二つ又はそれ以上の筒状部品から
構成されている(図1(F)参照)。基端部部品17
は、先端部部品18よりもより剛性が高い。1装置にお
いては、部品17はポリイミドであり、一方部品18は
ポリイミド/ポリウレタン混合物である。これらの部品
は、公知の流体ボンドによって連結されている。該シャ
フトに対して二つ又はそれ以上の部品を使用することに
より、全体に亘って一様な剛性のカテーテルシャフトを
有する従来のカテーテルと比較して、押出し可能性且つ
追従可能性が改善されている。
【0028】内側筒状部材は、基端部筒状部材と、バル
ーンの範囲に亘って延在する多層セグメント60,70
とを有している。該多層セグメントは、非常に可撓性の
あり特に薄壁の筒状部材70(図1(C)参照)と比較
的より剛性の高い筒状部材60(図1(B)参照)とか
ら構成されている。この可撓性部材70は、手順の開始
において内部に収納されているガイドワイヤの対応する
形状よりも著しくより大きな内腔形状であり、その結
果、ワイヤの周りに折曲げられ、乃至は巻き付かれてい
る。比較的一層剛性の筒状部材60が、ガイドワイヤの
周りの所定の位置に折曲げられた可撓性部材を保持して
いる。図1(B)において、より剛性の部材60が部材
70の周りに巻着されており、それがその図面において
図示されることを阻止している。(図1(B)は、本装
置の軸から中心を離してとった形状を示す図面であ
る。)可撓性の筒状部材70は、バルーンを膨張させる
ために使用される流体がガイドワイヤに沿って逃げるこ
とを防止することにより、バルーン部品内側部材に対し
流体的能力を与えている。比較的剛性の高い筒状部材6
0は、バルーン部品内側部材に対し縦方向強度を与えて
いる。
【0029】重要なことであるが、バルーンの中間位置
における筒状部材60の形状は、筒状部材70の拡開し
た形状よりも著しく小さい。拡開された筒状部材70の
形状は、本装置によって収納されているガイドワイヤの
最大形状セグメントを受入れるのに十分なものである。
筒状部材60及び70は、基端部及び先端部において連
結されており、且つそれらはそれらの間を移動可能であ
る。筒状部材70の基端部は、連結部34においてシャ
フト外側部材10へ結合されており、且つその先端部は
連結部38においてバルーン50へ接合されている。基
端部接合部34は、カテーテルシャフトの内側及び外側
部品の先端部の間の同軸関係を維持し、従ってそれらの
間に懸架されている比較的デリケートなバルーン内側部
材の引張り/圧縮歪が発生することを排除している。先
端部接合38は、ルーメン13の流体的能力を完全なも
のとさせている。
【0030】筒状部材70はガイドワイヤ90の外側表
面と筒状部材60の内腔表面によって画定される空間内
に閉込められているので、それは、バルーン膨張の際
に、著しい応力に露呈されることはない。更に、筒状部
材70はバルーンに対して縦方向強度を与えることが要
求されないので、筒状部材70は特に薄い壁で構成する
ことが可能である。このことは、複合構成体の断面形状
に著しく影響を与えることなしに、部材60の範囲内に
おいて、筒状部材70の壁を折曲させることを可能とし
ている。部材60は、その全長に沿って長手方向に延在
する一つ又はそれ以上のスリット65を有しており、そ
の際に、カテーテル又はガイドワイヤの移動中に、筒状
部材70が拡開してガイドワイヤ形状における変化に対
処する場合に、それが半径方向に拡大することを可能と
している。
【0031】好適には、筒状部材70は、筒状部材70
における折曲部が部材60におけるスリットに対して対
向した横方向であるように筒状部材60の範囲内におい
て長手方向に折曲されている(図2(G)参照)。この
形態は、ガイドワイヤ90が部材60の範囲から逃出す
可能性を最小としている。前述した形態は、特に低い形
状であり流体的な能力を有する内側部材であって、最小
の半径方向に向けられた力の付与に応答して半径方向に
拡大することが可能な内側部材の構成とすることを可能
としている。
【0032】カテーテル装置の先端部部分は、蛍光透視
鏡評価の間にバルーンの位置を識別する機能を果たす基
端部及び先端部の放射線不透過性マーカーバンド30,
32を有している。先端部放射線不透過性マーカーバン
ド32及び放射性不透過性ガイドワイヤコイル92も、
本装置のカテーテル部品及びガイドワイヤ部品のそれぞ
れの先端部を蛍光透視鏡によって識別することを可能と
している。蛍光透視鏡の観察によりカテーテル部品とガ
イドワイヤ部品との間の空間的な関係を決定する能力
は、バルーンの範囲内におけるガイドワイヤコイルを不
本意に抜取ることなしに、オペレータがカテーテルと相
対的にガイドワイヤを前進及び後退させることを可能と
する。
【0033】基端部アダプタ100(図1(G)参照)
は、二つの側部ポート110及び120を有しており、
それらは、雄のリュアロック用部品とインターフェース
する。側部ポート110は、カテーテルガイドワイヤル
ーメン15へアクセスを与え、且つ側部ポート120は
カテーテル流体ルーメン13へのアクセスを与える。側
部ポート120へ流体を供給することにより、バルーン
50が膨張する。変形可能なシール用Oリング130
が、二つの回転可能に設けられた要素134と138と
の間に設けられている。要素134と138との間のイ
ンターフェースは右螺子である。要素134に対して要
素138を時計方向に回転させると、可撓性のOリング
130が基端部アダプタ100とガイドワイヤ90の対
向する表面の間で圧縮され、従ってガイドワイヤルーメ
ン15の基端部において流体的な能力を有するシールを
形成する。このシールは、脈管形成手順の間にガイドワ
イヤルーメン15を介して不本意に血液を喪失すること
を排除している。このシールの作用は、ガイドワイヤ9
0をカテーテルに対して固定する傾向を有しており、閉
塞された場合に、カテーテルと相対的なガイドワイヤの
同軸方向への移動性を制限する。要素134に対して要
素138を反時計方向に回転させると、ガイドワイヤが
カテーテルから解放され、オペレータがカテーテルと相
対的にガイドワイヤを自由に前進させ、後退させ且つ回
転させることを可能とし、その際に本システム乃至は装
置を脈管の範囲内において指向させることを可能として
いる。オペレータはシールを解放した状態で脈管の範囲
内で本装置を前進させ、膨張乃至は拡開を必要とする障
害部の範囲内を横断して本装置を操作した後にこのシー
ルを閉塞させ、次いで膨張乃至は拡開操作を行なう。こ
のシールを閉塞することは、本装置の範囲内においてガ
イドワイヤの回転を排除することにはならない。従っ
て、オペレータは、同軸方向の移動性が必要とされない
場合には、シールを閉塞した状態で本装置を前進させる
ことを選択するかもしれない。キャップ102によっ
て、歪緩和インターフェース101がカテーテルシャフ
ト外側部材10へ取付けられると共に基端部アダプタ1
00の先端部に取付けられている。
【0034】図1に示した如く、好適実施例において
は、ガイドワイヤ90は非一様な形状である。好適に
は、ガイドワイヤは、少なくとも脈管形成手順の開始時
において、上述した如く、バルーンの範囲内に配設され
ている少なくとも1個の低プロファイルのセグメントを
有している。
【0035】ガイドワイヤ90は、テーパーの付いたマ
ンドレルと、平坦なワイヤリボン(不図示)と、放射線
不透過性のガイドワイヤコイル92とを有している。該
ガイドワイヤコイルは、マンドレルの先端部アスペクト
に亘って延在しており、図面中においてリボンを隠して
いる。平坦なワイヤリボンは、ガイドワイヤコイル92
の内部の長さに亘って延在している。ガイドワイヤコイ
ル92は、基端部においてガイドワイヤマンドレルに対
し且つ平坦なワイヤリボンに対して連結されている。先
端部において、ガイドワイヤコイルは平坦なワイヤリボ
ンにのみ連結されている。該コイルの形状は非一様であ
る。この形態は、ガイドワイヤに対してウエッジ機能を
与えている。
【0036】好適実施例においては、ガイドワイヤマン
ドレルの先端部30cmは、非拡張型バルーン部品内側
部材の内腔寸法よりも形状が一層小さい。この形態は、
27cmの距離に亘り、バルーン部品内側部材の範囲内
において邪魔をされることのない同軸方向のガイドワイ
ヤ運動を与えることを可能としている。尚、該コイルは
約3cmの部分を占有している。この特徴は、本装置の
到達及び横断可能性を向上させており、且つ同軸方向の
カテーテル/ガイドワイヤ運動を与えることのない装置
と比較して、向上した効率及び安全性でもって処置中の
血管造影を実施することを可能としている。ガイドワイ
ヤの基端部は、延長ワイヤとインターフェースするアダ
プタ(不図示)を有している。
【0037】図2(A)及び(B)は、本カテーテル/
ガイドワイヤシステム乃至は装置の好適実施例の先端部
アスペクトを示した拡大概略図である。図2(B)にお
いて、部材60は、内部に収納されている折曲された筒
状部材70を示すために部分的に除去されている。図2
(C)−(H)は、図2(A)の構造の拡大した断面図
である。
【0038】図3(A)−(H)は、カテーテルがガイ
ドワイヤ90内のテーパー94上を抜取られる場合に発
生するバルーン部品内側部材の形態における変化を示し
ている。図3(B)に示した如く、カテーテル部品は内
側部材60,70の形態を歪ませることなしに、ガイド
ワイヤ上を制限した距離に亘って(例えば、好適実施例
においては約27cm)引抜くことが可能である。この
ことは、バルーンの近傍におけるガイドワイヤマンドレ
ルのセグメントの形状がバルーンの内側部材の非半径方
向に拡張された内腔寸法よりも小さいので発生する。バ
ルーンの範囲に亘りガイドワイヤの比較的大きな形状の
要素を前進させ且つ後退させるプロセスは、中程度の抵
抗を喚起させる。この抵抗は、バルーンの範囲内におい
て内側部材を半径方向に拡大させるために必要とされる
力に応答して発達する。本装置の内側部材60,70を
半径方向に拡大させるために必要とされる力の大きさ
は、脈管形成手順の実施に対し十分に許容可能な範囲内
のものである。図3(C)及び(D)及び対応する拡大
断面図である図3(G)及び(H)に示した如く、ガイ
ドワイヤにおけるテーパーは、比較的剛性の部材60を
半径方向に拡大させ且つ比較的より可撓性の筒状部材7
0を拡開させる。
【0039】図4(A)−(G)及び対応する拡大断面
図である図4(H)−(N)は、非一様なガイドワイヤ
部品の抜取り、即ち後退及び再前進の間にバルーン部品
内側部材60,70が経験する形態変化を示している。
好適実施例においては、本装置のカテーテルは、該カテ
ーテルをガイドワイヤから抜取るか又はその逆を行なう
ことにより、ガイドワイヤから完全に分離させることが
可能である。同様に、本装置又は従来の形態のものの何
れかのガイドワイヤは、本装置のカテーテル部品の範囲
内に亘って前進させることが可能である。
【0040】図5(A)−(C)は、半径方向に膨張乃
至は拡大可能な内側部材と非一様な形状のガイドワイヤ
とを有するカテーテル/ガイドワイヤシステム(装置)
の別の実施例を示している。この実施例の内側部材は、
エラストマ内側筒状部材を有している。図5(A)−
(C)は、非一様な形状のガイドワイヤが前進され且つ
後退される場合に、この実施例のエラストマ筒状部材7
1内において発生する形態変化を示している。この実施
例においては、部材60は、縦方向強度を与えており、
且つエラストマ部材71はバルーン部品内側部材に対し
て流体的能力を与えている。図面をより明確にするため
に、筒状部材60の大部分は図5(B)及び(C)から
除去されている。それぞれの拡大断面図である図5
(D)及び(F)は、それがガイドワイヤ形状における
変化を吸収するために拡大及び収縮する場合に、エラス
トマ筒状部材71内において発生する厚さ変化を示して
いる。
【0041】図6(A)−(D)は、半径方向に膨張乃
至は拡大可能な内側部材と非一様形状のガイドワイヤと
を有するカテーテル/ガイドワイヤシステム(装置)の
別の実施例を示している。この実施例の内側部材は、比
較的剛性の筒状部材77を有しており、それはエラスト
マ筒状部材78内に配設されている。図6(A)は、こ
のカテーテル/ガイドワイヤシステム乃至は装置のプロ
ファイル図である。図6(B)は、同一の形状を有して
いるが、更に領域78の内部的構成を示している。この
実施例においては、筒状部材77が縦方向強度を与え、
一方エラストマ部材78がバルーン部品内側部材に対し
て流体的能力を与えている。図6(C)及び(D)は、
ガイドワイヤがカテーテルと相対的に前進され且つ後退
される場合に、本実施例の内側部材内において発生する
形態変化を示している。図6(E)及び(F)は、それ
ぞれ、図6(A)及び(C)の拡大断面を示している。
【0042】図7(A)−(C)は、本発明のカテーテ
ル/ガイドワイヤシステム(装置)の別の実施例を示し
ている。この実施例は、バルーン50内において延在す
る折曲され、即ち巻着されており、比較的に非弾性的で
あるが半径方向に拡大可能な単一部品内側部材73を有
している。この実施例においては、該内側部材は、一様
な壁厚の筒状部材から構成されている。図7(B)及び
(C)は、非一様な形状のガイドワイヤを前進又は後退
させる場合に発生する本実施例の単一部品内側部材73
において発生する形態変化を示している。例えば熱、超
音波又は接着剤による可逆性ボンディング、又は例えば
熱によるモールディングを使用して、所望の巻着乃至は
折曲形態を維持することが可能である。図7(D)−
(F)は対応する拡大断面図を示している。
【0043】図8(A)及び(B)はカテーテル/ガイ
ドワイヤシステム(装置)の半径方向に拡大可能な内側
部材の別の実施例の断面図を示している。この実施例
は、非一様な壁厚の筒状部材から構成されている内側部
材を有する折曲されているか又は巻着されているバルー
ンから構成されている。この非一様な壁厚は、比較的一
様な壁厚のチューブを使用する場合よりも、折曲乃至は
巻着された場合に、より一様な形状の内側部材の構成と
することを可能としている(図8(B)参照)。この形
態は、半径方向の拡大を可能とし、且つ必要な場合に
は、所望の巻着された乃至は折曲された形態を維持する
ために可逆性のボンディング乃至はモールディングを使
用することが可能である。
【0044】図9(A)及び(B)は、カテーテル/ガ
イドワイヤシステム(装置)の半径方向に拡大可能な内
側部材の別の実施例の断面図を示している。この実施例
は、エラストマ筒状部材92の外側(図9(A)参照)
又は内側(図9(B)参照)の何れかに配設されている
比較的剛性の筒状部材79を有している。筒状部材79
は、オーバーラップする表面を有する比較的剛性の筒状
構成を有している。筒状部材79は内側部材に対して縦
方向の強度を与え、一方エラストマ筒状部材92は流体
的能力を与えている。
【0045】図10(A)及び(B)は、本発明のカテ
ーテル/ガイドワイヤシステム(装置)の半径方向に拡
大可能な内側部材の別の実施例の斜視図を示している。
この実施例は、比較的剛性の筒状部材88を有してお
り、それはより可撓性であり又はエラストマからなる筒
状部材82の上側(図10(A)参照)又は下側の何れ
かに配設される。筒状部材88は縦方向の強度を与え、
一方エラストマ筒状部材82はこの実施例に対し流体的
能力を与える。図10(B)は、それが半径方向に拡大
する場合に経験する部材88の形態変化を示している。
【0046】図11(A)は非同軸的なマルチルーメン
カテーテルシャフトを有するガイドワイヤ指向型膨張バ
ルーンカテーテルの別の実施例を示している。この図
は、本発明が同軸的なシャフト構成のカテーテルの構成
に限定されるべきものではないことを示している。図1
1(A)に示した装置は本発明のバルーン部品内側部材
に対する好適な形態を有するものであるが、例えば、前
述した如く、適宜の縦方向の強度を与え且つ半径方向の
拡大を可能とする任意の内側部材を、マルチルーメンカ
テーテルシャフト及び非一様形状のガイドワイヤと共に
使用することが可能であることを理解すべきである。こ
の形態は、従来可能であったよりも一層低いプロファイ
ルの完全に分離可能であり高度に操縦可能なガイドワイ
ヤ指向型膨張バルーンカテーテル装置を与えている。
【0047】図11(B)は、図11(A)に示したカ
テーテル形態に類似したガイドワイヤ指向型膨張バルー
ンカテーテルの別の実施例を示している。しかしなが
ら、図11(B)に示した装置に設けられるガイドワイ
ヤ部品90は、本装置の中間/先端シャフト内のカテー
テルの範囲から外部に出ている。この形態は、従来のオ
ーバーザワイヤ型装置と比較して、簡益性及び効率性を
上昇させたカテーテル交換を実施することを可能とする
超低プロファイルのガイドワイヤ指向型膨張バルーンカ
テーテル供給システムの構成とすることを可能としてい
る。図11(C)は、図11(B)に示した装置と多く
の点において類似したガイドワイヤ指向型膨張バルーン
カテーテルシステム(装置)の別の実施例を示してい
る。この実施例は、カテーテルシャフトの形態が前述し
たものと異なっている。ガイドワイヤ部品を有するカテ
ーテルシャフトの領域はほぼ同軸的である。
【0048】前述した如く、本発明は、内側部材の全て
又は一部の内腔寸法と比較してより大きな基端部及び先
端部分のガイドワイヤを受付ける超低プロファイルで高
度に操縦可能性のあるガイドワイヤ指向型膨張バルーン
カテーテルシステム(装置)の構成とすることを可能と
している。本発明のカテーテル/ガイドワイヤシステム
乃至は装置は、(1)ガイドワイヤの制限されることの
ない回転、(2)邪魔されることのなく制限された同軸
的なガイドワイヤ移動性、(3)完全なカテーテルとガ
イドワイヤの分離性を与えている。本発明は、実質的に
低い断面形状を有し且つ従来技術のオーバーザワイヤ型
装置と比較して同等の操縦可能性及び安全性を有するガ
イドワイヤ指向型膨張バルーンカテーテルシステム乃至
は装置の構成を与えることを可能としている。本発明
は、更に、固定ワイヤ型又は半可動型装置の便益性を与
えるカテーテル/ガイドワイヤシステム(装置)の構成
とすることを可能としている。本装置内に設けられるガ
イドワイヤは形状が非一様なものである。本装置の内側
部材の全て又はその一部であるセグメントは、最小の抵
抗でガイドワイヤ形状における変化を吸収するために半
径方向に拡開乃至は拡大することが可能である。
【0049】本発明を使用することにより、従来装置よ
りもより簡単に且つより正確に脈管形成手順を実施する
ことが可能である。更に、本発明を使用することによ
り、内腔内アクセスを犠牲にすることなしに、処置中の
血管造影及び/又はカテーテル交換を実施することを可
能としている。
【0050】以上、本発明の具体的実施の態様について
詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ限定
されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしに種々の変形が可能であることは勿論であ
る。例えば、カテーテルの構成において半径方向に拡大
可能な内側部材の使用はカテーテルのバルーン部品の範
囲内に延在する内側部材にのみ制限されるべきものでは
ないことを理解すべきである。例えば、非一様な形状の
ガイドワイヤと共に、カテーテルの先端部アスペクトの
長さに亘って延在する半径方向に拡大可能な内側部材を
使用することは、従来技術と比較して、より低い先端部
シャフト形状を有し且つより優秀な流体性能特性を有す
る完全に分離可能な脈管形成カテーテル/ガイドワイヤ
システム乃至は装置を構成するために使用することが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)乃至(G)は本カテーテル/ガイドワ
イヤシステム(装置)の好適実施例を示した各概略図。
【図2】 (A)乃至(H)は本カテーテル/ガイドワ
イヤシステム(装置)の好適実施例の先端部アスペクト
を示した各概略図。
【図3】 (A)は本カテーテル/ガイドワイヤシステ
ム(装置)の好適実施例を示した概略図、(B)は本好
適実施例の邪魔されることのない同軸的カテーテル−ガ
イドワイヤ移動性を示した概略図、(C)及び(D)は
ガイドワイヤマンドレルにおけるテーパーを超えてカテ
ーテル部品を後退させる場合のバルーン部品内側部材内
で発生する形態変化を示した各概略図、(E)はバルー
ン部品内側部材を示した拡大概略断面図、(F)は
(B)に対応する拡大概略断面図、(G)及び(H)は
(C)及び(D)に対応する各拡大概略断面図。
【図4】 (A)乃至(G)は本カテーテル/ガイドワ
イヤシステム(装置)の好適実施例の先端部アスペクト
を示した各概略図、(H)乃至(N)はバルーン部品内
側部材の概略拡大断面図。
【図5】 (A)はエラストマ筒状バルーン部品内側部
材を示したカテーテル/ガイドワイヤシステム(装置)
の別の実施例の先端部アスペクトを示した概略図、
(B)及び(C)はカテーテルがガイドワイヤにおける
テーパーを超えて後退され且つガイドワイヤがカテーテ
ルから引抜かれる場合にエラストマ筒状部材内で発生す
る形態変化を示した概略図、(D)は該内側部材の概略
拡大断面図、(E)及び(F)は(B)及び(C)に対
応する概略拡大断面図。
【図6】 (A)は別の筒状部材の外側に配設されたエ
ラストマ筒状部材を有するカテーテル/ガイドワイヤシ
ステム(装置)の別の実施例の先端部アスペクトを示し
た概略図、(B)はバルーン部品内側部材の完全なプロ
ファイルを示した概略図、(C)及び(D)はカテーテ
ルがガイドワイヤにおけるテーパーを超えて引抜かれ又
はガイドワイヤがカテーテル部品から引抜かれる場合に
エラストマ筒状部材内で発生する形態変化を示した概略
図、(E)は(A)に対応する概略拡大断面図、(F)
は該内側部材の概略拡大断面図。
【図7】 (A)は巻着したバルーン部品内側部材を有
するカテーテル/ガイドワイヤシステム(装置)の別の
実施例の先端部アスペクトを示した概略図、(B)及び
(C)はカテーテルがガイドワイヤにおけるテーパーを
超えて引抜かれるか又はガイドワイヤがカテーテルから
引抜かれる場合に巻着されたバルーン部品内側部材内に
おいて発生する形態変化を示した概略図、(D)はバル
ーン部品内側部材の概略拡大断面図、(E)及び(F)
はバルーン部品内側部材の概略拡大断面図。
【図8】 (A)及び(B)は非一様な壁厚の筒状部材
から構成される半径方向に拡大可能なバルーン部品内側
部材の別の実施例を示した拡開した状態及び折曲した状
態を示した断面図。
【図9】 (A)及び(B)はエラストマ筒状部材の外
側又は内側の何れかに配設されるオーバーラップする表
面を有する比較的剛性の筒状部材を有する半径方向に拡
大可能な内側部材の他の実施例を示した断面図。
【図10】 (A)はエラストマ筒状部材の内側又は外
側の何れかに配設される比較的剛性の筒状部材88を有
する半径方向に拡大可能な内側部材の別の実施例を示し
た斜視図、(B)は筒状部材が半径方向の拡大を可能と
する構成を示した斜視図。
【図11】 (A)は半径方向に拡大可能なバルーン部
品内側部材と非同軸的マルチルーメンカテーテルシャフ
トとを有するカテーテル/ガイドワイヤシステム(装
置)の別の実施例を示した概略図、(B)は半径方向に
拡大可能なバルーン部品内側部材と非同軸的なマルチル
ーメンカテーテルシャフトとを有するカテーテル/ガイ
ドワイヤシステム(装置)の別の実施例を示した概略
図、(C)はカテーテル/ガイドワイヤシステム(装
置)の別の実施例を示した概略図、(D)は(A)に対
応するシャフトの拡大断面図、(E)及び(F)は
(B)に対応する中間/先端部シャフトの概略拡大断面
図。
【符号の説明】
10 外側部材 13 流体ルーメン 14 内側部材 15 ガイドワイヤルーメン 50 バルーン部品 60 剛性筒状部材 70 可撓性筒状部材 90 ガイドワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クラウス, ジェフ エル. アメリカ合衆国, カリフォルニア 95123, サン ノゼ, エントラーダ オレアンドロ 5340 (72)発明者 ホルゼウスキー, マイケル ジェイ. アメリカ合衆国, カリフォルニア 95136, サン ノゼ, スカウト コ ート 4858 (72)発明者 シャーキー, ヒュー アール. アメリカ合衆国, カリフォルニア 94122, サン フランシスコ, ロッ クスリー アベニュー 3 (56)参考文献 特開 昭63−46172(JP,A)

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膨張バルーンカテーテル/ガイドワイヤ
    システムにおいて、 筒状カテーテルシャフト及び前記筒状カテーテルシャフ
    トの先端部に固定したバルーンを有する外側部材が設け
    られており、 前記バルーンを介して延在しており且つ前記バルーンと
    相対的に近接部及び先端部において前記外側部材に固定
    した内側部材が設けられており、 前記筒状カテーテルシャフト及び前記内側筒状部材を介
    して延在してガイドワイヤが設けられており、前記ガイ
    ドワイヤは、少なくとも、第1セクションと、前記第1
    セクションよりも直径が大きく且つその基端部に第2セ
    クションとを有しており、 前記内側筒状部材は、軸方向に折り畳み可能ではなく且
    つ前記バルーンを軸方向に延びた状態を維持し、且つ前
    記第2セクションを受納するものではないが前記ガイド
    ワイヤの前記第1セクションを受納するのに十分に広い
    直径減少状態から前記第2セクションを受納するのに十
    分に広い直径膨張状態へ半径方向に弾力的に膨張可能で
    ある、 ことを特徴とする膨張バルーンカテーテル/ガイドワイ
    ヤシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記内側筒状部材が
    流体不透過性であることを特徴とする膨張バルーンカテ
    ーテル/ガイドワイヤシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記筒状カテーテル
    シャフトが第1及び第2ルーメンを画定しており、前記
    第1ルーメンが前記バルーンと連通しており、且つ前記
    第2ルーメンが前記内側筒状部材と連通しており、且つ
    前記内側筒状部材が流体不透過性であることを特徴とす
    る膨張バルーンカテーテル/ガイドワイヤシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記内側筒状部材が
    第1及び第2筒状副部材から構成されており、前記第1
    及び第2筒状副部材の内の一方は他方の内側に配設され
    ており、前記第1筒状副部材は軸方向に圧縮可能であり
    且つ流体不透過性であり、且つ前記第2筒状副部材は軸
    方向に非圧縮可能であり且つ流体透過性であることを特
    徴とする膨張バルーンカテーテル/ガイドワイヤシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記第1筒状副部材
    は前記第2筒状副部材よりも直径が大きく且つ前記第2
    筒状副部材の内側に配設されており、前記第1筒状副部
    材は折り曲げ可能であり且つ前記第2筒状副部材は前記
    第2筒状副部材の半径方向の膨張を受け入れるために拡
    開可能な軸方向スリットを有することを特徴とする膨張
    バルーンカテーテル/ガイドワイヤシステム。
  6. 【請求項6】 請求項4において、前記第1筒状副部材
    は弾力的に膨張可能であり且つ前記第2筒状副部材の内
    側に配設されており、前記第2筒状副部材は前記第2筒
    状副部材の半径方向の膨張を受け入れるために拡開可能
    な軸方向スリットを有することを特徴とする膨張バルー
    ンカテーテル/ガイドワイヤシステム。
  7. 【請求項7】 請求項4において、前記第1筒状副部材
    は弾力的に膨張可能であり且つ前記第2筒状副部材の外
    側に配設されており、前記第2筒状副部材は前記ガイド
    ワイヤの前記第2セクションを受け入れ且つその際に前
    記第1筒状副部材を膨張させるために拡開可能な軸方向
    スリットを有することを特徴とする膨張バルーンカテー
    テル/ガイドワイヤシステム。
  8. 【請求項8】 請求項4において、前記第1筒状副部材
    は弾力的に膨張可能であり且つ前記第2筒状副部材は前
    記バルーンよりも長さが短く且つ前記第2筒状副部材の
    半径方向膨張を受け入れるために拡開可能な複数個の軸
    方向スリットを有することを特徴とする膨張バルーンカ
    テーテル/ガイドワイヤシステム。
  9. 【請求項9】 請求項1において、前記内側筒状部材は
    第1及び第2筒状副部材から構成されており、前記第1
    及び第2筒状副部材の内の一方は他方の内側に配設され
    ており、前記第1筒状副部材は軸方向に圧縮可能であり
    且つ流体不透過性であり、且つ前記第2筒状副部材は長
    手軸方向端部をオーバーラップさせた状態で管内に湾曲
    された軸方向に非圧縮性の物質のストリップから形成さ
    れていることを特徴とする膨張バルーンカテーテル/ガ
    イドワイヤシステム。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記第1筒状副部
    材が弾力的に膨張可能であることを特徴とする膨張バル
    ーンカテーテル/ガイドワイヤシステム。
  11. 【請求項11】 請求項9において、前記第1筒状副部
    材は前記第2筒状副部材の内側に配設されていることを
    特徴とする膨張バルーンカテーテル/ガイドワイヤシス
    テム。
  12. 【請求項12】 請求項9において、前記第1筒状副部
    材が前記第2筒状副部材の外側に配設されていることを
    特徴とする膨張バルーンカテーテル/ガイドワイヤシス
    テム。
  13. 【請求項13】 請求項1において、前記内側筒状部材
    は、前記直径膨張状態を得るために内部的な外方への力
    によって開放可能な軸方向折り畳み部を有する弾力的で
    軸方向に折り畳み不能の流体不透過性物質からなる単一
    の管であることを特徴とする膨張バルーンカテーテル/
    ガイドワイヤシステム。
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