JP2505047B2 - スピ―カシステム - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は位相反転形スピーカシステムに係り、特に低
温再生に好適なスピーカシステムに関する。
温再生に好適なスピーカシステムに関する。
位相反転形スピーカシステムは、密閉形キャビネット
の前面バッフル板に開口等の音響放射手段(以下、ポー
トという。)を設け、スピーカユニットの背面から放射
された音の一部をポートを経由させスピーカユニットの
前面から放射された音と位相をそろえて放射させるよう
にしたものであり、同程度の容積をもつ密閉形スピーカ
システムに比べ低温再生域を広げることができる利点を
有している。
の前面バッフル板に開口等の音響放射手段(以下、ポー
トという。)を設け、スピーカユニットの背面から放射
された音の一部をポートを経由させスピーカユニットの
前面から放射された音と位相をそろえて放射させるよう
にしたものであり、同程度の容積をもつ密閉形スピーカ
システムに比べ低温再生域を広げることができる利点を
有している。
従来、第8図に示すように、1つのスピーカキャビネ
ット101を隔壁板102により2分割して独立した2つの第
11サブチャンバ103、第12サブチャンバ104を形成し、隔
壁板102に2つの第9スピーカユニット105、第10スピー
カユニット106を取付け、第11サブチャンバ103、第12サ
ブチャンバ104のそれぞれに第11ポート107、第12ポート
108を設けることにより音響的に直列二重共振回路を構
成したスピーカシステムが知られている。なお、109、1
10は入力端子、111、112は接続ケーブルである。
ット101を隔壁板102により2分割して独立した2つの第
11サブチャンバ103、第12サブチャンバ104を形成し、隔
壁板102に2つの第9スピーカユニット105、第10スピー
カユニット106を取付け、第11サブチャンバ103、第12サ
ブチャンバ104のそれぞれに第11ポート107、第12ポート
108を設けることにより音響的に直列二重共振回路を構
成したスピーカシステムが知られている。なお、109、1
10は入力端子、111、112は接続ケーブルである。
このスピーカシステムの機械系等価回路を第9図に示
す。第9図において、 R1:第9スピーカユニット105のエッジやダンパーなどの
機械抵抗と第9スピーカユニット105の片面の放射抵抗
との和 M1:第9スピーカユニット105の振動系の等価質量と第9
スピーカユニット105の片面の付加質量との和 C1:第9スピーカユニット105の振動系のコンプライアン
ス R2:第10スピーカユニット106のエッジやダンパーなどの
機械抵抗と第10スピーカユニット106の片面の放射抵抗
との和 M2:第10スピーカユニット106の振動系の等価質量と第10
スピーカユニット106の片面の付加質量との和 C2:第10スピーカユニット106の振動系のコンプライアン
ス M3:第11ポート107の音響質量と第11ポート107の開口面
の付加質量との和 C3:第11サブチャンバ103内の空気のコンプライアンス M4:第12ポート108の音響質量と第12ポート108の開口面
の付加質量との和 C4:第12サブチャンバ104内の空気のコンプライアンス F1:第9スピーカユニット105の駆動力 F2:第10スピーカユニット106の駆動力 V1:第11ポート107における空気の速度 V2:第12ポート108における空気の速度 である。
す。第9図において、 R1:第9スピーカユニット105のエッジやダンパーなどの
機械抵抗と第9スピーカユニット105の片面の放射抵抗
との和 M1:第9スピーカユニット105の振動系の等価質量と第9
スピーカユニット105の片面の付加質量との和 C1:第9スピーカユニット105の振動系のコンプライアン
ス R2:第10スピーカユニット106のエッジやダンパーなどの
機械抵抗と第10スピーカユニット106の片面の放射抵抗
との和 M2:第10スピーカユニット106の振動系の等価質量と第10
スピーカユニット106の片面の付加質量との和 C2:第10スピーカユニット106の振動系のコンプライアン
ス M3:第11ポート107の音響質量と第11ポート107の開口面
の付加質量との和 C3:第11サブチャンバ103内の空気のコンプライアンス M4:第12ポート108の音響質量と第12ポート108の開口面
の付加質量との和 C4:第12サブチャンバ104内の空気のコンプライアンス F1:第9スピーカユニット105の駆動力 F2:第10スピーカユニット106の駆動力 V1:第11ポート107における空気の速度 V2:第12ポート108における空気の速度 である。
第9図からわかるように、質量M3、コンプライアンス
C3の共振点の近傍において、空気の速度V1が最大とな
る。したがって、第11ポート107から放射される出力音
圧レベルは前記共振点における周波数f1のときに最大と
なる。また、質量M4、コンプライアンスC4の共振点の近
傍において、空気の速度V2が最大となる。したがって、
第12ポート108から放射される出力音圧レベルは、前記
共振点における周波数f2のときに最大となる。
C3の共振点の近傍において、空気の速度V1が最大とな
る。したがって、第11ポート107から放射される出力音
圧レベルは前記共振点における周波数f1のときに最大と
なる。また、質量M4、コンプライアンスC4の共振点の近
傍において、空気の速度V2が最大となる。したがって、
第12ポート108から放射される出力音圧レベルは、前記
共振点における周波数f2のときに最大となる。
このように構成されたスピーカシステムの周波数応答
特性を第10図に示す。ここに、 L1:第11ポート音圧レベル曲線 L2:第12ポート音圧レベル曲線 LA:スピーカシステム全体としての総合音圧レベル曲線 である。第10図からわかるように、総合音圧レベル曲線
LAは、第11ポート音圧レベル曲線L1と第12ポート音圧レ
ベル曲線L2との和として表される。
特性を第10図に示す。ここに、 L1:第11ポート音圧レベル曲線 L2:第12ポート音圧レベル曲線 LA:スピーカシステム全体としての総合音圧レベル曲線 である。第10図からわかるように、総合音圧レベル曲線
LAは、第11ポート音圧レベル曲線L1と第12ポート音圧レ
ベル曲線L2との和として表される。
このように、上記従来のスピーカシステムは、二重共
振系で構成されるため、各ポートの共振周波数を適宜選
択的に組み合わせることにより、低域特性を任意に設定
できる。
振系で構成されるため、各ポートの共振周波数を適宜選
択的に組み合わせることにより、低域特性を任意に設定
できる。
しかし、上記従来のスピーカシステムでは、共振系が
2以下であるため、スピーカシステム設計上の自由度が
小さく、得ようとする特性の範囲、バリエーションが限
られていた。
2以下であるため、スピーカシステム設計上の自由度が
小さく、得ようとする特性の範囲、バリエーションが限
られていた。
本発明は、比較的簡単な構成で多種多様な特性の設定
が可能であり、かつ設計の自由度を向上しうるスピーカ
システムを提供することを目的とする。
が可能であり、かつ設計の自由度を向上しうるスピーカ
システムを提供することを目的とする。
上記目的を解決するために、複数のスピーカユニット
の各振動板の前面または背面のいずれか一方の面をそれ
ぞれ所定の容積を有するエンクロージャで覆い、かつ、
前記各スピーカユニットの各振動板の他方の面を所定の
容積を有する1つの共用エンクロージャで覆い、前記各
エンクロージャにそれぞれ異なる共振周波数を有する音
響放射手段を設けて構成した。
の各振動板の前面または背面のいずれか一方の面をそれ
ぞれ所定の容積を有するエンクロージャで覆い、かつ、
前記各スピーカユニットの各振動板の他方の面を所定の
容積を有する1つの共用エンクロージャで覆い、前記各
エンクロージャにそれぞれ異なる共振周波数を有する音
響放射手段を設けて構成した。
本発明によれば、複数のスピーカユニットはその各振
動板の一方の面側において1つの共用エンクロージャを
共用し、他方の面側には各スピーカユニットごとの独立
したエンクロージャが付設されることになる。そして、
上記共用エンクロージャおよび各独立エンクロージャの
それぞれに互いに異なる共振周波数を有する音響放射手
段を設けたことにより、共振系の数は独立エンクロージ
ャの数に共用エンクロージャの数(すなわち最低1つ)
を加えた分だけ増加することができる。その結果、再生
周波数応答特性を従来例より多様化することができ、音
響放射手段の共振周波数の設定、出力音圧レベルの設定
等を適宜選択することにより自由度の高い設計が可能と
なり、所期の目的を達成することができる。
動板の一方の面側において1つの共用エンクロージャを
共用し、他方の面側には各スピーカユニットごとの独立
したエンクロージャが付設されることになる。そして、
上記共用エンクロージャおよび各独立エンクロージャの
それぞれに互いに異なる共振周波数を有する音響放射手
段を設けたことにより、共振系の数は独立エンクロージ
ャの数に共用エンクロージャの数(すなわち最低1つ)
を加えた分だけ増加することができる。その結果、再生
周波数応答特性を従来例より多様化することができ、音
響放射手段の共振周波数の設定、出力音圧レベルの設定
等を適宜選択することにより自由度の高い設計が可能と
なり、所期の目的を達成することができる。
なお、共用エンクロージャの音響放射手段は1つとは
限らず、共振周波数の異なるものを複数設けてもよい。
このようにしても、共用エンクロージャは複数のスピー
カユニットにより並列駆動されるのと等価であるから、
複数の音響負荷としての音響放射手段を充分駆動可能だ
からである。
限らず、共振周波数の異なるものを複数設けてもよい。
このようにしても、共用エンクロージャは複数のスピー
カユニットにより並列駆動されるのと等価であるから、
複数の音響負荷としての音響放射手段を充分駆動可能だ
からである。
次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1実施例 第1図に、本発明に係るスピーカシステムの第1実施
例を示す。
例を示す。
この第1実施例は、3つの独立した第1、第2、第3
のサブチャンバ9、10、11と、2つの第1、第2のスピ
ーカユニット12、13と、3つの第1、第2、第3のポー
ト14、15、16を用いて3重共振系を構成したものであ
る。
のサブチャンバ9、10、11と、2つの第1、第2のスピ
ーカユニット12、13と、3つの第1、第2、第3のポー
ト14、15、16を用いて3重共振系を構成したものであ
る。
すなわち、第1スピーカユニット12の背面が当該第1
スピーカユニット12が取り付けられた隔壁板4と外壁板
1により形成される第1エンクロージャ6で覆われ、こ
れによって第1サブチャンバ9が形成されている。同様
に第2スピーカユニット13の背面が当該第2スピーカユ
ニット13が取り付けられた隔壁板5と外壁板3により形
成される第3エンクロージャ8で覆われ、これによって
第3サブチャンバ11が形成されている。そして、第1、
第2スピーカユニット12および13の前面は隔壁板4、5
および外壁板2によって形成される共用の第2エンクロ
ージャ7で覆われ、これによって第2サブチャンバ10が
形成されている。以上の各エンクロージャは一体化され
ており、第1、第2、第3の各エンクロージャ6、7、
8には第1、第2、第3のポート14、15、16が設けられ
ている。
スピーカユニット12が取り付けられた隔壁板4と外壁板
1により形成される第1エンクロージャ6で覆われ、こ
れによって第1サブチャンバ9が形成されている。同様
に第2スピーカユニット13の背面が当該第2スピーカユ
ニット13が取り付けられた隔壁板5と外壁板3により形
成される第3エンクロージャ8で覆われ、これによって
第3サブチャンバ11が形成されている。そして、第1、
第2スピーカユニット12および13の前面は隔壁板4、5
および外壁板2によって形成される共用の第2エンクロ
ージャ7で覆われ、これによって第2サブチャンバ10が
形成されている。以上の各エンクロージャは一体化され
ており、第1、第2、第3の各エンクロージャ6、7、
8には第1、第2、第3のポート14、15、16が設けられ
ている。
第1、第2のスピーカユニット12、13の取り付け方向
は互いに同相駆動されるように取り付けられていればよ
く、図示と逆であってもよい。また、異なる方向に取り
付けても、入力信号を逆相にすればよい。
は互いに同相駆動されるように取り付けられていればよ
く、図示と逆であってもよい。また、異なる方向に取り
付けても、入力信号を逆相にすればよい。
第1、第2、第3のポート14、15、16はそれぞれ異な
る共振周波数f01、f02、f03に設定されている。
る共振周波数f01、f02、f03に設定されている。
17、18は入力端子、19、20は接続ケーブルである。
第1図のスピーカシステムの機械系等価回路を第2図
に示す。第2図において、第9図と異なるのはM5、C5、
V3である。ここに、 M5:新たに形成した第3のサブチャンバ11に対応する第
3のポート16の音響質量と当該第3のポート16の開口面
の付加質量との和 C5:第3のサブチャンバ11内の空気のコンプライアンス V3:第3のポート16における空気の速度 である。
に示す。第2図において、第9図と異なるのはM5、C5、
V3である。ここに、 M5:新たに形成した第3のサブチャンバ11に対応する第
3のポート16の音響質量と当該第3のポート16の開口面
の付加質量との和 C5:第3のサブチャンバ11内の空気のコンプライアンス V3:第3のポート16における空気の速度 である。
第2図からわかるように、質量M3、コンプライアンス
C3の共振点の近傍において、空気の速度V1が最大とな
る。したがって、第1のポート14から放射される出力音
圧レベルは前記共振点における周波数f01のときに最大
となる。また、質量M4、コンプライアンスC4の共振点の
近傍において、空気の速度V2が最大となる。したがっ
て、第2のポート15から放射される出力音圧レベルは前
記共振点における周波数f02のときに最大となる。さら
に、質量M5、コンプライアンスC5の共振点の近傍におい
て、空気の速度V3が最大となる。
C3の共振点の近傍において、空気の速度V1が最大とな
る。したがって、第1のポート14から放射される出力音
圧レベルは前記共振点における周波数f01のときに最大
となる。また、質量M4、コンプライアンスC4の共振点の
近傍において、空気の速度V2が最大となる。したがっ
て、第2のポート15から放射される出力音圧レベルは前
記共振点における周波数f02のときに最大となる。さら
に、質量M5、コンプライアンスC5の共振点の近傍におい
て、空気の速度V3が最大となる。
このスピーカシステムの周波数応答特性を第3図に示
す。ここに、 L1:第1ポート音圧レベル曲線 L2:第2ポート音圧レベル曲線 L3:第3ポート音圧レベル曲線 LB:スピーカシステム全体としての総合音圧レベル曲線 である。第3図に示す如く、総合音圧レベル曲線LBは、
第1ポート音圧レベル曲線L1と第2ポート音圧レベル曲
線L2と第3ポート音圧レベル曲線L3との和として表され
る。
す。ここに、 L1:第1ポート音圧レベル曲線 L2:第2ポート音圧レベル曲線 L3:第3ポート音圧レベル曲線 LB:スピーカシステム全体としての総合音圧レベル曲線 である。第3図に示す如く、総合音圧レベル曲線LBは、
第1ポート音圧レベル曲線L1と第2ポート音圧レベル曲
線L2と第3ポート音圧レベル曲線L3との和として表され
る。
第2実施例 第4図に、本発明に係るスピーカシステムの第2実施
例を示す。
例を示す。
この第2実施例は、第1実施例における3つの第1、
第2、第3のポート14、15、16の一部または全部を振動
板とエッジの組合せ、あるいはそれらと等価な音響質量
に置き換えた例を示している。
第2、第3のポート14、15、16の一部または全部を振動
板とエッジの組合せ、あるいはそれらと等価な音響質量
に置き換えた例を示している。
第4図において、第1図と同一部分には同一の符号を
附して説明を省略する。第1図と異なる点は、前記第1
のポート14の代わりに振動板21とエッジ22を設け、前記
第3のポート16の代わりにドロンコーン23を設けた点で
ある。このようにすることにより、第1実施例における
第1、第2、第3のポート14、15、16の一部または全部
をこれらの受動放射手段と置き換えることによって任意
の組合せの実施例を構成することができる。
附して説明を省略する。第1図と異なる点は、前記第1
のポート14の代わりに振動板21とエッジ22を設け、前記
第3のポート16の代わりにドロンコーン23を設けた点で
ある。このようにすることにより、第1実施例における
第1、第2、第3のポート14、15、16の一部または全部
をこれらの受動放射手段と置き換えることによって任意
の組合せの実施例を構成することができる。
第3実施例 第5図、第6図、第7図に本発明に係るスピーカシス
テムの第3実施例を示す。
テムの第3実施例を示す。
この第3実施例は、7つの独立した第4〜第10のサブ
チャンバ57〜63と、6つの第3〜第8のスピーカユニッ
ト64〜69と、7つの第4〜第10のポート70〜76を用いて
7重共振系を構成したものである。
チャンバ57〜63と、6つの第3〜第8のスピーカユニッ
ト64〜69と、7つの第4〜第10のポート70〜76を用いて
7重共振系を構成したものである。
すなわち、第3〜第8のスピーカユニット64〜69の背
面が当該第3〜第8のスピーカユニット64〜69が取り付
けられた隔壁板38〜43と他の隔壁板44〜49と外壁板31〜
36とにより形成される第4〜第9のエンクロージャ50〜
55で覆われ、これによって第4〜第9のサブチャンバ57
〜62が形成されている。そして、第3〜第8のスピーカ
ユニット64〜69の前面は隔壁板38〜43および外壁板37に
よって形成される共用の第10エンクロージャ56で覆わ
れ、これによって第10サブチャンバ63が形成されてい
る。以上の各エンクロージャは一体化されており、第4
〜第10の各エンクロージャ50〜56には第4〜第10のポー
ト70〜76が設けられている。77〜82は入力端子、83〜88
は接続ケーブルである。
面が当該第3〜第8のスピーカユニット64〜69が取り付
けられた隔壁板38〜43と他の隔壁板44〜49と外壁板31〜
36とにより形成される第4〜第9のエンクロージャ50〜
55で覆われ、これによって第4〜第9のサブチャンバ57
〜62が形成されている。そして、第3〜第8のスピーカ
ユニット64〜69の前面は隔壁板38〜43および外壁板37に
よって形成される共用の第10エンクロージャ56で覆わ
れ、これによって第10サブチャンバ63が形成されてい
る。以上の各エンクロージャは一体化されており、第4
〜第10の各エンクロージャ50〜56には第4〜第10のポー
ト70〜76が設けられている。77〜82は入力端子、83〜88
は接続ケーブルである。
また、この第3実施例において前記ポート70〜76の一
部または全部を振動板とエッジ、あるいはドロンコーン
などの受動放射手段と置き換えることにより任意の組合
わせの実施例を構成することができる。
部または全部を振動板とエッジ、あるいはドロンコーン
などの受動放射手段と置き換えることにより任意の組合
わせの実施例を構成することができる。
本発明にかかるスピーカシステムは、全体として多重
に結合した音響的共振回路を構成し、前記スピーカシス
テム全体としての周波数特性は前記ポートから放射され
る音響出力信号の総和となる。このように多数の共振系
を有することから、各々のポートからの音響出力につい
て多様な特性を得ることができ、設計上の自由度を増大
させることができる。
に結合した音響的共振回路を構成し、前記スピーカシス
テム全体としての周波数特性は前記ポートから放射され
る音響出力信号の総和となる。このように多数の共振系
を有することから、各々のポートからの音響出力につい
て多様な特性を得ることができ、設計上の自由度を増大
させることができる。
第1図は本発明の第1実施例の断面図、 第2図は本発明の第1実施例の機械系等価回路図、 第3図は本発明の第1実施例の周波数特性図、 第4図は本発明の第2実施例の断面図、 第5図は本発明の第3実施例の平面図、 第6図は本発明の第3実施例の縦断面図、 第7図は本発明の第3実施例の横断面図、 第8図は従来例の断面図、 第9図は従来例の機械系等価回路図、 第10図は従来例の周波数特性図である。 1〜3……外壁板 4、5……隔壁板 6……第1エンクロージャ 7……第2エンクロージャ 8……第3エンクロージャ 9……第1サブチャンバ 10……第2サブチャンバ 11……第3サブチャンバ 12……第1スピーカユニット 13……第2スピーカユニット 14……第1ポート 15……第2ポート 16……第3ポート 17、18……入力端子 19、20……接続ケーブル 21……振動板 22……エッジ 23……ドロンコーン 31〜37……外壁板 38〜49……隔壁板 50……第4エンクロージャ 51……第5エンクロージャ 52……第6エンクロージャ 53……第7エンクロージャ 54……第8エンクロージャ 55……第9エンクロージャ 56……第10エンクロージャ 57……第4サブチャンバ 58……第5サブチャンバ 59……第6サブチャンバ 60……第7サブチャンバ 61……第8サブチャンバ 62……第9サブチャンバ 63……第10サブチャンバ 64……第3スピーカユニット 65……第4スピーカユニット 66……第5スピーカユニット 67……第6スピーカユニット 68……第7スピーカユニット 69……第8スピーカユニット 70……第4ポート 71……第5ポート 72……第6ポート 73……第7ポート 74……第8ポート 75……第9ポート 76……第10ポート 77〜82……入力端子 83〜88……接続ケーブル 101……スピーカキャビネット 102……隔壁板 103……第11サブチャンバ 104……第12サブチャンバ 105……第9スピーカユニット 106……第10スピーカユニット 107……第11ポート 108……第12ポート 109、110……入力端子 111、112……接続ケーブル
Claims (1)
- 【請求項1】複数のスピーカユニットの各振動板の前面
または背面のいずれか一方の面をそれぞれ所定の容積を
有するエンクロージャで覆い、かつ、前記各スピーカユ
ニットの各振動板の他方の面を所定の容積を有する1つ
の共用エンクロージャで覆い、前記各エンクロージャに
それぞれ異なる共振周波数を有する音響放射手段を設け
たことを特徴とするスピーカシステム。
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