JP2504834Y2 - イオン化式煙感知器 - Google Patents

イオン化式煙感知器

Info

Publication number
JP2504834Y2
JP2504834Y2 JP1988165950U JP16595088U JP2504834Y2 JP 2504834 Y2 JP2504834 Y2 JP 2504834Y2 JP 1988165950 U JP1988165950 U JP 1988165950U JP 16595088 U JP16595088 U JP 16595088U JP 2504834 Y2 JP2504834 Y2 JP 2504834Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
smoke
conversion circuit
voltage
transistor
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988165950U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0289594U (ja
Inventor
栄治 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hochiki Corp filed Critical Hochiki Corp
Priority to JP1988165950U priority Critical patent/JP2504834Y2/ja
Publication of JPH0289594U publication Critical patent/JPH0289594U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2504834Y2 publication Critical patent/JP2504834Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fire-Detection Mechanisms (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、単一の放射線源からの放射線の照射で電離
状態に置かれる内部電離室と外部電離室を備えた1放射
源2チャンバー方式のイオン化式煙感知器に関する。
[従来技術] 従来、この種のイオン化式煙感知器としては例えば第
2図のものが知られている。
第2図において、1は検煙部であり、放射線源2を備
えた内部電極3、放射線の透過穴を備えた中間電極4、
及び外部からの煙が流入可能な外部電極5を有し、内部
電極3と中間電極4との間に内部電離室を形成し、中間
電極4と外部電極5との間に外部電離室を形成してい
る。内部電極3と外部電極5間には定電圧回路6から規
定の電源電圧が印加され、内部電離室及び外部電離室を
放射線源2からの放射線の照射で電離状態として所定の
イオン化電流を流しており、外部電離室に外部から煙が
流入すると外部電離室に流れるイオン化電流が減少し、
この時の電極間電圧の変化を捕えて煙を検出する。
検煙部1における中間電極4はFET7のゲートGに接続
され、FET7のソースS側には抵抗8、可変抵抗9及び温
度補償素子としてのサーミスタ10を直列接続している。
可変抵抗9の調整出力はコンパレータ11に入力され、
コンパレータ11には不図示の基準電圧が予め設定されて
おり、可変抵抗9からの入力電圧が例えば基準電圧を上
回った時にスイッチング回路12に比較出力を生じ、ダイ
オートブリッジ13を介して受信機からの電源兼用信号線
が接続される端子L,C間を低インピーダンスに短絡して
火災検出信号を送出する。
ここでFET7は周囲温度の変化によりリーク電流が変化
することから、FET7のソースS側に接続したサーミスタ
10により周囲温度が変化してもリーク電流を略一定に保
つように温度補償を行なっている。
また可変抵抗9は、検煙部1及びFET7の特性のバラツ
キを調整するもので、例えば煙の流入がない状態でソー
ス電圧5Vを予定していた場合、部品のバラツキによりソ
ース電圧は4.5〜5.5V程度の範囲でバラツキ、このバラ
ツキに対し常にコンパレータ11の入力電圧が例えば3.0V
となるように可変抵抗9で調整している。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のイオン化式煙感知器
にあっては、ソース電圧のバラツキに対し可変抵抗9に
よりコンパレータ11に対する入力電圧を規定電圧とする
ように調整した場合、感知器毎にサーミスタ10による温
度補償の利き具合が異なり、発報感度が感知器毎に異な
ってしまう問題があった。
即ち、可変抵抗値9による調整電圧は、抵抗8、可変
抵抗9及びサーミスタ10により決まるもので、ソース電
圧がバラつくと可変抵抗9の調整位置も異なり、その結
果、サーミスタ10による温度補償の利き具合が異なり、
発報感度が感知器毎に異なってしまう問題があった。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされた
もので、FETによる検煙部の変換出力を調整しても、温
度補償素子により影響されることなく安定した調整出力
が得られるイオン化式煙感知器を提供することを目的と
する。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するため本考案のイオン化式煙感知器
にあっては、放射線源を備えた内部電極、透過穴を備え
た中間電極、及び外部からの煙が流入可能な外部電極を
有し、流入した煙により電極間に流れるイオン化電流に
変化を生ずる検煙部と;該検煙部の中間電極をFETのゲ
ートに接続すると共に該FETと直列に可変抵抗を接続し
た第1の変換回路と;該第1の変換回路における前記可
変抵抗の調整出力をエミッタホロワを構成するトランジ
スタのベースに入力接続すると共に該トランジスタと直
列に温度補償素子を接続した第2の変換回路と;該第2
の変換回路における前記トランジスタのエミッタ出力電
圧を入力し、該入力電圧が予め設定した基準電圧を上回
るか又は下回った時に比較出力を生ずる比較回路と;を
設けるようにしたのものである。
[作用] このような構成を備えた本考案のイオン化式煙感知器
にあっては、FETに直列接続した部品のバラツキに対す
る調整を行なう可変抵抗と、FETの温度によるリーク電
流の変化を補償する温度補償素子とをトランジスタによ
るエミッタホロワを介して分離するようにしたため、可
変抵抗の調整位置が異なっても温度補償素子による温度
補償の利き具合は常に一定となり、感知器毎に発報感度
が異なってしまうことを確実に防止でき、安定した品質
を保証する。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例を示した回路ブロック図で
ある。
第1図において、1は検煙部であり、放射線源2を備
えた内部電極3、放射線の透過穴を備えた中間電極4、
及び外部からの煙の流入が可能な外部電極5で構成さ
れ、内部電極3と中間電極4との間に外部からの煙の流
入を受けない内部電離室を形成し、また中間電極4と外
部電極5との間に外部からの煙が流入する外部電離室を
形成しており、1放射線源2チャンバ方式として知られ
ている。
検煙部1の内部電極3と外部電極5との間には定電圧
回路6より規定の電源電圧が印加されており、放射線源
3からの放射線により内部電離室及び外部電離室を電離
状態として煙の流入がない状態で所定のイオン化電流を
電極間に流している。
検煙部1に続いては第1の変換回路が設けられ、この
第1の変換回路はFET7、抵抗8,14及び可変抵抗9を備え
る。即ち、検煙部1における中間電極4をFET7のゲート
Gに接続し、FET7のソース側に抵抗8、可変抵抗9及び
抵抗14を直列接続している。
可変抵抗9は検煙部1及びFET7の部品のバラツキに依
存したソース電圧のバラツキに対し常に一定の出力電圧
が得られるように調整する。
このような第1の変換回路に続いては第2の変換回路
が設けられ、第2の変換回路はトランジスタ15、抵抗1
6、更に温度補償素子としてのサーミスタ10を備える。
即ち、トランジスタ15のベースに第1の変換回路に設け
た可変抵抗9の調整出力を入力接続し、トランジスタ15
のエミッタ側に抵抗16とサーミスタ10を直列接続し、抵
抗16とサーミスタ10との接続点を第2の変換回路の出力
として次段のコンパレータ11に入力している。ここでト
ランジスタ15は第1の変換回路の出力をインピーダンス
変換してコンパレータ11に入力するエミッタホロワを構
成しており、従ってトランジスタ15のエミッタ側に接続
されたサーミスタ10と第1の変換回路に設けたバラツキ
調整用の可変抵抗9との間には相関関係はなく、両者は
分離独立した調整機能を有することになる。
このような第2の変換回路の出力はコンパレータ11に
入力され、コンパレータ11には不図示の基準電圧が予め
設定されており、例えば第2の変換回路の出力電圧が基
準電圧を上回ったときにコンパレータ11はスイッチング
回路12に比較出力を生じ、スイッチング回路12の作動で
ダイオードブリッジ13を介して受信機からの電源兼用信
号線が接続される端子L,C間を低インピーダンスに短絡
して火災検出信号を送出するようになる。
次に第1図の実施例の作用を説明する。
まず第1の変換回路を構成するFET7のソース電圧はFE
T7及び検煙部1を構成する部品のバラツキにより、例え
ば4.5〜5.5Vの範囲でバラツキをもつようになる。一
方、コンパレータ11に対する入力電圧は、例えば3.0Vに
調整する必要がある。そこでFET7に直列接続した可変抵
抗9によりトランジスタ15を有する第2の変換回路を介
してコンパレータ11に入力される電圧が規定の3.0Vとな
るように調整する。
このとき可変抵抗9による調整電圧は直列接続された
抵抗8,14との抵抗分割による比率で決まり、可変抵抗9
及び抵抗8,14はいずれも温度依存性をもたないことか
ら、可変抵抗9の調整出力は周囲温度による影響は全く
受けない。
一方、可変抵抗9の調整状態で周囲温度によりFET7の
リーク電流が変化したとすると、このリーク電流による
変動分は可変抵抗9を介してトランジスタ15に与えら
れ、トランジスタ15の出力電流の変動をもたらす。しか
しながら、周囲温度の変化に対しトランジスタ15のエミ
ッタ側に接続したサーミスタ10の抵抗値が変動している
ことから、トランジスタ15はFET7のリーク電流の変化に
対しコンパレータ11に対する出力電圧を一定に保つよう
にサーミスタ10による温度補償を受け、周囲温度が変化
しても検煙部1に煙が流入しない限りコンパレータ11に
対する入力電圧は常に一定に保つことができる。
尚、上記の実施例にあっては、コンパレータ11に対す
る第2の変換回路からの入力電圧が基準電圧を上回った
ときに比較出力を生ずるようにしているが、逆に基準電
圧を下回ったときに比較出力を生ずるように構成しても
よい。
[考案の効果] 以上説明してきたように本考案によれば、検煙部及び
FET等の部品のバラツキに対し規定の変換電圧が得られ
るように調整を行なうFETに直列接続した可変抵抗と、F
ETの温度によるリーク電流の変化を補償する温度補償素
子とをトランジスタによるエミッタホロワを介して分離
するようにしたため、感知器毎に可変抵抗の調整位置が
異なっても温度補償素子による温度補償の利き具合は常
に一定となり、感知器毎に発報感度が異なってしまうこ
とを確実に防止して安定した感知器の品質を保証するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示した回路ブロック図; 第2図は従来技術を示した回路ブロック図である。 1:検煙部 2:放射線源 3:内部電極 4:中間電極 5:外部電極 6:定電圧回路 7:FET 8,14,16:抵抗 9:可変抵抗 10:サーミスタ(温度補償素子) 11:コンパレータ 12:スイッチング回路 13:ダイオードブリッジ 15:トランジスタ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射線源を備えた内部電極、放射線の透過
    穴を備えた中間電極及び外部からの煙が流入可能な外部
    電極を有し、流入した煙により電極間を流れるイオン電
    流に変化を生ずる検煙部と; 該検煙部の中間電極をFETのゲートに入力接続すると共
    に該FETと直列に可変抵抗を接続した第1の変換回路
    と; 該第1の変換回路における前記可変抵抗の調整出力をエ
    ミッタホロワを構成するトランジスタのベースに入力接
    続すると共に該トランジスタと直列に温度補償素子を接
    続した第2の変換回路と; 該第2の変換回路における前記トランジスタのエミッタ
    出力電圧を入力し、該入力電圧が予め設定した基準電圧
    を上回るか又は下回った時に比較出力を生ずる比較回路
    と; を備えたことを特徴とするイオン化式煙感知器。
JP1988165950U 1988-12-22 1988-12-22 イオン化式煙感知器 Expired - Lifetime JP2504834Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988165950U JP2504834Y2 (ja) 1988-12-22 1988-12-22 イオン化式煙感知器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988165950U JP2504834Y2 (ja) 1988-12-22 1988-12-22 イオン化式煙感知器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0289594U JPH0289594U (ja) 1990-07-16
JP2504834Y2 true JP2504834Y2 (ja) 1996-07-24

Family

ID=31452899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988165950U Expired - Lifetime JP2504834Y2 (ja) 1988-12-22 1988-12-22 イオン化式煙感知器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2504834Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006011869A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Nohmi Bosai Ltd イオン化式煙感知器

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5150985U (ja) * 1974-10-15 1976-04-17
JPS5218393A (en) * 1975-08-01 1977-02-10 Nittan Co Ltd Ion type gas concentration measuring apparatus
JPS5453344U (ja) * 1977-09-22 1979-04-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0289594U (ja) 1990-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4965028B2 (ja) 火炎用測定装置
US4094186A (en) Mixture control monitor apparatus
JP2568242B2 (ja) 誘導性測定センサの信号を処理する回路装置
GB2070776A (en) A sensor for a physical value
KR890013470A (ko) 내연기관의 실린더내 압력검출장치
US4112356A (en) Semiconductor gas detector circuit
US4831332A (en) Continuous adjusting apparatus for detecting gaseous impurities with a corona discharge
US7655121B2 (en) Gas sensor interface device and gas sensor system
JP2504834Y2 (ja) イオン化式煙感知器
US6160404A (en) Circuit for measuring the electrode current of a ceramic gas sensor
EP0076550B1 (en) A control circuit for a heat contact fixing device
US4762604A (en) Oxygen concentration sensing apparatus
JP3067010B2 (ja) 絶対湿度センサ
JPS6228860B2 (ja)
US4571991A (en) Air flow measuring apparatus
JPS6118016B2 (ja)
US6339702B1 (en) Output power detection circuit of transmitter
JPH0151773B2 (ja)
JP3210875B2 (ja) 補償式火災感知器
GB2075195A (en) Gas sensors
JPS61187415A (ja) 光電スイツチ
SU1645902A1 (ru) Способ определени скорости потока жидкости или газа
JP2516002Y2 (ja) 煙感知器
JP2004072462A (ja) 信号出力回路
JPS6122778B2 (ja)