JP2504692B2 - 紅藻類ムカデノリ科の養殖方法 - Google Patents

紅藻類ムカデノリ科の養殖方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食用糊の原料として広
く用いられているλカラギーナンを大量に含有する紅藻
類ムカデノリ科の養殖方法に関し、詳細には該紅藻類の
生育段階において発生する糸状体の付着特性を利用する
ことにより、紅藻類ムカデノリ科を促成し、省エネルギ
ーで大量に養殖する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラギーナンは、昔から良質な食用糊の
原料として知られており、古くはアイルランドのカラギ
ーナン村でアイリッシュ・モスすなわち紅藻類トチャカ
を乾燥・漂白し、その中の酸性多糖類を抽出・精製する
ことにより入手していた。
【0003】カラギーナン中に含まれる糖類は、日本産
の寒天中の糖類と類似しているが、寒天に比べてスルホ
ン酸基の含有量は20〜40%と著しく高いので、水に
対する溶解性が大きい。従って、カラギーナンを用いる
と粘性が高く、弾力性に富んだゲルを容易に調製するこ
とができる。カラギーナンにはλカラギーナン、κカラ
ギーナンなどの種類があるが、このうちλカラギーナン
は特に食用糊の原料として良質なものであり、煮こごり
やスープなどの料理用として、またハム、ソーセージ、
アイスクリーム、プリン、ヨーグルト、マーガリン、ジ
ャム、缶詰などの食品工業用乳化剤・安定化剤として極
めて広い用途を有している(平凡社大百科辞典、第三
巻、720頁)。
【0004】上記λカラギーナンは、紅藻類の中でも特
にツノマタ属やムカデノリ科に豊富に含まれていること
が知られている。紅藻類は有性生殖(配偶子による生
殖)と無性生殖(胞子による生殖)により生殖するが、
ツノマタ属ではλカラギーナンは胞子体にのみ含まれ、
配偶体にはκカラギーナンが含まれているのに対して、
ムカデノリ科では胞子体と配偶体のいずれにもλカラギ
ーナンが含まれている。従って、紅藻類ムカデノリ科を
人工的に安定した方法で養殖することができれば、λカ
ラギーナンを効率よく得ることができ、非常に高い経済
的価値を有することになる。
【0005】しかしながら、紅藻類の養殖は従来、ツノ
マタ属がカナダで、テングサ属が日本や中国で、ミリン
科のキリンサイがフィリピン等で行われていたが、日本
南部から台湾に生育するムカデノリ科の養殖は行われて
いなかった。
【0006】また、従来の紅藻類の養殖方法は、いずれ
も植物繁殖法により原藻を切り分けて海水中に散布する
ものであり、この方法は大量の人手(切り分け時・除草
時)、電力(通気時・海水の汲み上げ時)および資金
(土地代・コンクリート製の水槽代)を必要とするとい
う問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこうした事情
に着目してなされたものであって、その目的は、食用糊
の原料として有用なλカラギーナンを豊富に含有する紅
藻類ムカデノリ科を効率よく大量に促成・養殖する方法
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成し得た本
発明の養殖方法は、 (a)紅藻類ムカデノリ科の配偶体または胞子体を採集
する工程と、 (b)該配偶体または該胞子体を培養し、果胞子または
四分胞子を発生させる工程と、 (c)該果胞子または該四分胞子を上記配偶体または上
記胞子体から分離した後、該果胞子を糸状胞子体に、該
四分胞子を糸状配偶体にそれぞれ生育させる工程と、 (d)該糸状胞子体または該糸状配偶体を細かく砕いて
合成繊維材料に付着させる工程と、 (e)該合成繊維材料に付着した糸状胞子体または糸状
配偶体を培養し、胞子体の幼体または配偶体の幼体を発
芽させる工程と、 (f)該胞子体の幼体または配偶体の幼体を養殖して苗
を生育させる工程と、 (g)該紅藻類ムカデノリ科の苗を生育させる工程と、 を包含する点に要旨を有する。好適な実施態様では、上
記記工程(b)および(c)の培養を、プロバソリ富養
海水液中で、温度を20〜28℃、照度を1000〜6
000ルクス、照明の時間間隔を明暗比10:14〜1
4:10として行い、より好適な実施態様では、これら
の工程の培養を、温度を25±1℃、照度を3500〜
4500ルクス、照明の時間間隔を明暗比12±1:1
2±1として行う。他の好適な実施態様では、上記工程
(e)の培養を、プロバソリ富養海水液中で、温度を2
5〜28℃、照度を1000〜6000ルクス、照明の
時間間隔を明暗比10:14〜14:10として行い、
より好適な実施態様では、温度を27±1℃、照度を3
500〜4500ルクス、照明の時間間隔を明暗比14
±1:10±1として行う。さらに他の好適な実施態様
では、上記工程(c)における果胞子または四分胞子を
配偶体または胞子体と分離する工程は、 (1)上記果胞子または上記四分胞子を培養皿に沈殿さ
せる工程と、 (2)該培養皿を培養箱に直接入れて上記果胞子または
上記四分胞子を培養する工程と、 を包含する。
【0009】
【作用】紅藻類ムカデノリ科の生育過程を図1に示す。
紅藻類ムカデノリ科は上述した様に配偶子または胞子に
より生殖する植物であり、図1に示す様な生育過程をた
どる。本発明は、紅藻類ムカデノリ科の生育過程におい
て発生する2種類の糸状体、すなわち糸状胞子体と糸状
配偶体の付着特性を利用したものである。詳細には、こ
れらの糸状体がいずれも合成繊維製材料に非常に良く付
着するという特性を利用したものである。上記糸状胞子
体および糸状配偶体はそれぞれ成熟した胞子体および配
偶体に成長し、これらはその外観、形状、生育条件には
差異がなく、ともにλカラギーナンの豊富な供給源であ
る。
【0010】以下実施例に基づいて本発明を詳細に説明
するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではな
く、前・後記の趣旨に逸脱しない範囲で適宜設計変更す
ることは本発明の技術的範囲に含まれる。
【0011】
【実施例】本発明の紅藻類ムカデノリ科の養殖方法の一
例を、図1および実験例1〜14に基づいて各工程別に
詳細に説明する。まず、(a)外部から成熟した紅藻類
ムカデノリ科の藻体(配偶体と胞子体を含有)を採集す
る。次に、(b)清浄な海水で藻体を洗浄した後、培養
液を加えた培養皿中に入れて培養し、配偶体から果胞子
を、また胞子体から四分胞子を放出させて培養皿に付着
させる。用いられる培養液としては海藻などの培養に通
常用いられる培養液であれば特に限定されないが、好ま
しくはプロバソリ富養海水(Provasoli Enriched Seawa
ter ,以下PESと略して記載する)である。このとき
の培養条件は後述する実験例1〜8で検討したところ、
好ましくは、培養温度:20〜28℃、照度:1000
〜6000ルクス、照明の時間間隔が明暗比10:14
〜14:10であり、より好ましくは温度:25±1
℃、照度:3500〜4500ルクス、明暗比12±
1:12±1であることが分かった。
【0012】次に、(c)この様にして果胞子または四
分胞子を発芽させた後、果胞子を配偶体と、四分胞子を
胞子体と分離させる。分離方法としては例えば、 (1)培養皿中の配偶体から果胞子を、胞子体から四分
胞子を自然放出させ、培養皿これらを沈殿させ
、 (2)果胞子または四分胞子が付着した培養皿を培養箱
に直接入れて培養すれば、配偶体または胞子体から、果
胞子または四分胞子を簡単に分離することができる。
【0013】培養皿を上記と同様の環境下の培養箱に入
れてさらに培養し、多くの分岐体となった糸状胞子体ま
たは糸状配偶体を生育させる。これらの糸状体を三角フ
ラスコに移して、上記環境下で引き続き継続して培養を
行い、糸状体を増加させる。
【0014】次に、(d)糸状胞子体または糸状配偶体
を所望量にまで繁殖させた後、ジューサーなどで細かく
砕く。次に、散水器などを利用して合成繊維材料からな
る織物や縄などに散布すると、糸状体がこれらの織物や
縄などに容易に付着する。用いられる合成繊維材料とし
ては特に限定されず、通常用いられる合成繊維材料がす
べて用いられる。また、この合成繊維材料製の織物や縄
などは、海水などによる腐食や錆を防ぐ目的で、例えば
ステンレス製の方形枠などに緊密に巻き付けることが好
ましい。実際の養殖工程においては、合成繊維材料から
なる織物や縄を細縄にすれば、方形枠に巻き付けるのに
より便利であり、また細縄の太さも直径0.1〜0.2
cmとすれば、次の工程(e)で説明する若芽の発芽に
も適した大きさとなり、好都合である。さらに、この様
な大きさの細縄とすることにより、養殖作業および収穫
作業が非常に容易となり、コストも低く抑えられる。
【0015】次に、(e)上記織物または細縄に付着し
た糸状胞子体または糸状配偶体は、方形枠を用いた場合
にはそのまま培養液中で培養させる。用いられる培養液
としては海藻などの培養に通常用いられる培養液であれ
ば特に限定されないが、好ましくはPES培養液であ
る。このときの培養条件は、後述する実験例9〜14で
検討したところ、好ましくは、温度:25〜28℃、照
度:1000〜6000ルクス、照明の時間間隔が明暗
比10:14〜14:10であり、より好ましくは温
度:27±1℃、照度:3500〜4500ルクス、明
暗比14±1:10±1であることがわかった。この様
な環境下で培養すると、約50〜60日後に紅藻類ムカ
デノリ科の胞子体の幼体または配偶体の幼体(若芽)が
発芽する。
【0016】次に、(f)上記若芽を屋外のコンクリー
ト製水槽などに移して、海水を満たして流動下で、若芽
の大きさが約1〜3cmに達するまで培養する。最後
に、(g)若芽が付着した合成繊維材料を海中または養
殖池などに移し、収穫できる大きさになるまで生育させ
る。
【0017】次に、実験例1〜8を行って上記工程
(b)および(c)の培養条件を検討した。 実験例1 外部から、成熟した紅藻類ムカデノリ科の海藻(配偶体
を含有)を採取した。次に、清浄な海水で藻体を洗浄し
てからPES培養液を含む培養皿中に加えた。放出した
果胞子を培養皿に付着させた後、培養皿を温度:25
℃、照度:4000ルクス、照明の時間間隔が明暗比1
2:12である培養箱に入れて培養を行い、果胞子を発
芽させて糸状胞子体に生育させた。一定重量に生育した
糸状胞子体を三角フラスコに移して、上記と同様の環境
下で引き続き培養して糸状胞子体を増加させると、30
日後に乾燥重量はもとの23.1倍になった。
【0018】実験例2 培養温度を20℃、照度を2000ルクスとしたこと以
外は実験例1と同様にして糸状胞子体を生育させたとこ
ろ、30日後に乾燥重量は19.2倍になった。 実験例3 培養温度を20℃としたこと以外は実験例1と同様にし
て糸状胞子体を生育させたところ、30日後に乾燥重量
は19.2倍となった。 実験例4 照度を2000ルクスとしたこと以外は実験例1と同様
にして糸状胞子体を生育させたところ、30日後に乾燥
重量は22.3倍となった。
【0019】実験例5 明暗比を14:10としたこと以外は実験例1と同様に
して糸状胞子体を生育させたところ、30日後に乾燥重
量は23.0倍となった。 実験例6 照度を2000ルクス、明暗比を14:10としたこと
以外は実験例1と同様にして糸状胞子体を生育させたと
ころ、30日後に乾燥重量は21.6倍となった。 実験例7 培養温度を25℃、照度を4000ルクス、明暗比を1
0:14としたこと以外は実験例1と同様にして糸状胞
子体を生育させたところ、30日後に乾燥重量は21.
0倍となった。
【0020】実験例8 照度を1000ルクスとしたこと以外は実験例1と同様
にして糸状胞子体を生育させたところ、30日後に乾燥
重量は14.3倍となった。上述した実験例1〜8によ
り、工程(b)および(c)の培養条件は、好ましくは
温度:20〜28℃、照度:1000〜6000ルク
ス、照明の時間間隔が明暗比10:14〜14:10で
あり、より好ましくは温度:25±1℃、照度:350
0〜4500ルクス、明暗比12±1:12±1である
ことが分かった。
【0021】更に実験例9〜14を行って工程(e)の
培養条件を検討した。 実験例9 上述した様な方法で糸状胞子体を必要量にまで繁殖させ
た後、ジューサーで細かくし、散水器で合成繊維製の細
縄(直径0.15cm)に散布した。この細縄をステン
レス製または他の防錆製の方形枠に緊密に巻きつけてお
いた。用いられる枠の大きさは、水槽の大きさに準じて
決定した。次に、方形枠を水槽に入れてPES培養液で
培養した。培養条件を温度:27℃、照度:4000ル
クス、照明の時間間隔が明暗比14:10となる様に調
節して培養を行い、約60日後に顕微鏡で生育状況を観
察したことろ、95%の糸状胞子体が胞子体の幼体を発
芽させていた。胞子体の幼体(若芽)が付着した細縄を
屋外のコンクリート製水槽に移し、海水を満たして流動
下で1〜3cmの大きさになるまで培養すると、海中ま
たは養殖池での養殖が可能になった。
【0022】実験例10 明暗比を12:12としたこと以外は実験例9と同様に
して培養すると、60日後に93.2%の糸状体が胞子
体の幼体を発芽した。 実験例11 照度を2000ルクス、明暗比を12:12としたこと
以外は実験例9と同様にして培養すると、60日後に8
9%の糸状体が胞子体の幼体を発芽した。 実験例12 培養温度を25℃、照度を2000ルクス、明暗比を1
2:12としたこと以外は実験例9と同様にして培養す
ると、60日後に55%の糸状体が胞子体の幼体を発芽
した。
【0023】実験例13 培養温度を25℃、明暗比を12:12としたこと以外
は実験例9と同様にして培養すると、60日後に62.
2%の糸状体が胞子体の幼体を発芽した。 実験例14 培養温度を25℃としたこと以外は実験例9と同様にし
て培養すると、60日後に63.4%の糸状体が胞子体
の幼体を発芽した。上述した実験例9〜14により、工
程(e)の培養条件は、好ましくは温度:25〜28
℃、照度:1000〜6000ルクス、照明の時間間隔
が明暗比10:14〜14:10であり、より好ましく
は温度:27±1℃、照度:3500〜4500ルク
ス、明暗比14±1:10±1であることが分かった。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されているの
で、従来の紅藻類養殖方法に比べると以下のような利点
を有している。 (1)紅藻類ムカデノリ科の生育段階によって異なる培
養槽で培養し、苗付けした細縄を別の養殖池に移すだけ
で養殖できるので、短時間・省エネルギーかつ省スペー
スで養殖を行なうことができる。 (2)培養条件をコントロールした培養室で養殖するた
め、季節や気候の影響を受けない。 (3)同一世代の胞子体または配偶体から生育させるの
で、遺伝子が同一となり、紅藻類の品質が安定したもの
となる。 (4)収穫時には合成繊維製の織物や細縄を集めるだけ
で収穫できるので、作業時間の短縮が図られ作業効率も
高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】紅藻類ムカデノリ科の生育過程を示す説明図で
ある。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)紅藻類ムカデノリ科の配偶体また
    は胞子体を採集する工程と、 (b)該配偶体または該胞子体を培養し、果胞子または
    四分胞子を発生させる工程と、 (c)該果胞子または該四分胞子を前記配偶体または前
    記胞子体から分離した後、該果胞子を糸状胞子体に、該
    四分胞子を糸状配偶体にそれぞれ生育させる工程と、 (d)該糸状胞子体または該糸状配偶体を細かく砕いて
    合成繊維材料に付着させる工程と、 (e)該合成繊維材料に付着した糸状胞子体または糸状
    配偶体を培養し、胞子体の幼体または配偶体の幼体を発
    芽させる工程と、 (f)該胞子体の幼体または配偶体の幼体を養殖して苗
    を生育させる工程と、 (g)該紅藻類ムカデノリ科の苗を生育させる工程と、
    を包含することを特徴とするものである紅藻類ムカデノ
    リ科の養殖方法。
  2. 【請求項2】 前記工程(b)および(c)の培養を、
    プロバソリ富養海水液中で、温度を20〜28℃、照度
    を1000〜6000ルクス、照明の時間間隔を明暗比
    10:14〜14:10として行う請求項1に記載の紅
    藻類ムカデノリ科の養殖方法。
  3. 【請求項3】 前記工程(b)および(c)の培養を、
    温度を25±1℃、照度を3500〜4500ルクス、
    照明の時間間隔を明暗比12±1:12±1として行う
    請求項2に記載の紅藻類ムカデノリ科の養殖方法。
  4. 【請求項4】 前記工程(e)の培養を、プロバソリ富
    養海水液中で、温度を25〜28℃、照度を1000〜
    6000ルクス、照明の時間間隔を明暗比10:14〜
    14:10として行う請求項1〜3のいずれかに記載の
    紅藻類ムカデノリ科の養殖方法。
  5. 【請求項5】 前記工程(e)の培養を、温度を27±
    1℃、照度を3500〜4500ルクス、照明の時間間
    隔を明暗比14±1:10±1として行う請求項4に記
    載の紅藻類ムカデノリ科の養殖方法。
  6. 【請求項6】 前記工程(c)における果胞子または四
    分胞子を配偶体または胞子体と分離する工程が、 (1)前記果胞子または前記四分胞子を培養皿に沈殿さ
    せる工程と、 (2)該培養皿を培養箱に直接入れて前記果胞子または
    前記四分胞子を培養する工程と、を包含するものである
    請求項1〜5のいずれかに記載の紅藻類ムカデノリ科の
    養殖方法。
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