JP2504684Y2 - 磁気ヘッドのワイヤの挿通装置 - Google Patents

磁気ヘッドのワイヤの挿通装置

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JP2504684Y2
JP2504684Y2 JP5589190U JP5589190U JP2504684Y2 JP 2504684 Y2 JP2504684 Y2 JP 2504684Y2 JP 5589190 U JP5589190 U JP 5589190U JP 5589190 U JP5589190 U JP 5589190U JP 2504684 Y2 JP2504684 Y2 JP 2504684Y2
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JP
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wire
magnetic head
hand
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insertion device
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JP5589190U
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重宏 斎藤
良樹 大石
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Adtec Engineering Co Ltd
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Adtec Engineering Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は磁気ヘッドのワイヤ挿通装置に関する。
〈従来の技術〉 磁気ヘッドはテープレコーダやビデオテープレコーダ
等の回転ドラムに装着され、磁気テープへの記録再生を
行うものとして広く利用されている。
第7図はダブルアジマス磁気ヘッドの構成を示すもの
で、ベース板54の先端部に一対のチップ50が装着されて
おり、各チップ50の孔52にワイヤYが巻かれている。こ
のワイヤYの巻作業は従来手作業にてお行われていた
が、近年本願出願人により巻線装置が提案され、巻線作
業の機械化が実現している。
ワイヤYの両端は最終的にはベース板54上に設けられ
た電極53に溶着されるわけであるが、巻線工程中には作
業の都合上ワイヤYの後端部はベース板54の裏側に設置
されたワイヤ止め55に係止されている。巻線が終了する
と、ワイヤYの先端部はそのまま電極53上に位置させる
が、ワイヤ止め55に係止されたワイヤY終端は磁気ヘッ
ドXを挿通させて一度ベース板54の表側に戻して、電極
53上に載置し溶着するという作業が必要である。
〈考案が解決しようとする課題〉 このワイヤYの終端の挿通は巻線工程で巻線機を用い
て実施することも原理的には可能である。しかし、巻線
工程時間は極めて長く、このようなワイヤYの端末処理
を巻線工程で行うのは作業効率上好ましくない。そのた
めワイヤYの終端処理を別工程する必要があるが、単に
ワイヤYの終端を1回磁気ヘッドXに挿通するために、
巻線機のような複雑で大型の装置を用いるのはコスト上
或いは装置の設置スペース上極めて不利であり、比較的
簡単な構成で且つ確実にワイヤYの挿通が可能な装置の
開発が望まれていた。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は上記した要望に応えるためになされたもの
で、球面を有する球面体と、該球面体の中心から突出す
る軸とを有し、該球面体と軸体の接合部が磁気ヘッドの
被挿通部と位置合わせされているワイヤ係止具と、該接
合部にワイヤを巻掛けてワイヤを折返し、被挿通部に上
方からワイヤを挿通するハンドとを備えたことを基本的
な特徴とするものである。
〈作用〉 ハンドによりワイヤ係止具に巻掛けられるワイヤは、
ハンド位置がずれていても球面体により滑り軸との接合
部に自動的に位置する。そのため確実に被挿通部に挿通
される。
〈実施例〉 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
まず、この挿通装置の全体的な配置を第6図に示す。
第6図において右側に巻線装置60が装備されており、磁
気ヘッドXは回転台61に載置され、この回転台61を回転
することにより巻線工程終了後の磁気ヘッドXを左側に
移動し、ここに装着された挿通装置により終端処理を受
けるように構成されている。
この挿通装置は第1図に示すように基本的にワイヤ係
止具1とハンド2とから構成されている。磁気ヘッドX
はヘッド保持装置5上に載置されその中心線を軸に回動
可能になっている。ワイヤ係止具1は進退機構(図示せ
ず)により進退可能に構成されている。またハンド2は
同様に進退機構(図示せず)により進退可能であり、且
つ回転盤3上に装着されワイヤ係止具1を中心軸として
回転可能に構成されている。
ワイヤ係止具1の先端部には第2図及び第4図に示す
ように球面体10が装着されている。球面体10は球体の一
部の形状をなしており、ロッド13の先端部に球面を外側
に装着されている。この球面体10の中心から軸11が突出
して設けられている。該軸11は円柱形であり、球面体10
と軸11との接合部15は円を形成している。軸11の先端部
はテーパ面12を形成している。ワイヤ係止具1は前記し
たように進退可能に構成されており、接合部15の位置が
磁気ヘッドXの被挿通部であるチップ50とチップ50との
隙間51の中心線に一致する位置で停止するように構成さ
れている。
一方ハンド2は第2図に示すようにペンチ状の先端部
を有しており、上ハンド2aには位置決め溝20が形成さ
れ、下ハンド2bには位置決め溝20に対応する凸部21が形
成されている。そしてこの位置決め溝20位置が隙間51の
中心線上に停止するように構成されている。この位置決
め溝20にワイヤYを挟むことによりワイヤYの位置決め
を行えるようになっている。また上ハンド2aには第3図
に示すように縦方向に縦溝22が設けられており、下ハン
ド2bには縦溝22に対応する凸条23が設けられ、確実にワ
イヤYを把持するようになっている。なお、ハンド2の
開閉機構は種々のものが採用可能であるが、この実施例
では上下のハンド2a、bをバネにより閉じておき、端部
をロッドで押すことにより該バネ力に抗してハンド2a、
bを開くように構成している。
第5図により動作を説明する。(A)は側面図、
(B)は平面図である。
巻線装置60により巻線を終了したワイヤYの終端部は
ワイヤ止め55に係止されている。ハンド2はワイヤ止め
55に係止されたワイヤY位置まで進んでワイヤYを掴
み、磁気ヘッドXの隙間51の中心線位置まで戻る。ハン
ド2には位置決め溝20と凸部21が形成されているため、
ワイヤYの位置は正確に決まる。同時にワイヤ係止具1
も進んでその接合部15を隙間51の中心線上に位置させ
る。そしてハンド2を回動させればワイヤYは接合部15
に巻掛けられ、この位置で隙間51の中心線上において折
曲げられる。ワイヤYのねじれ等によるズレがあっても
ワイヤYは球面体10上を滑り確実に接合部15に係止され
る。そして更にハンド2を回動させて、ワイヤYを隙間
51に挿通させる。所定位置までハンド2を回動させた
ら、磁気ヘッドXをその中心を軸に水平方向に回動させ
て、ワイヤYの終端を電極53に接触させ、溶着装置(図
示せず)によりワイヤYを電極53に溶着させて作業を終
了する。
以上の構成によれば、球面体10と軸11及びその接合部
15により確実にワイヤYの位置決めを行うことができ、
ハンド2を回転させることにより、簡単に且つ高精度に
ワイヤYの磁気ヘッドXへの挿通が可能になる。また、
巻線装置60とは装置として分離してあり、回転台61によ
り別工程でワイヤYの終端処理が可能であるから、作業
効率が大幅に向上する利点がある。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案の磁気ヘッドのワイヤ挿通
装置は、球面を有する球面体と、該球面体の中心から突
出する軸とを有し、該球面体と軸体の接合部が磁気ヘッ
ドの被挿通部と位置合わせされているワイヤ係止具と、
該接合部にワイヤを巻掛けてワイヤを折返し、被挿通部
に上方からワイヤを挿通するハンドとを備えているた
め、比較的簡単な構成で、高精度にしかも容易にワイヤ
の磁気ヘッドへの挿通が可能になる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2図はその
部分拡大図、第3図はハンドの正面図、第4図はワイヤ
係止具の正面図、第5図は動作説明図、第6図は配置
図、第7図は磁気ヘッドの説明図である。 1:ワイヤ係止具、2:ハンド、3:回転盤、5:ヘッド保持装
置、10:球面体、11:軸、12:テーパ面、13:ロッド、15:
接合部、20:位置決め溝、21:凸部、22:縦溝、23:凸条、
50:チップ、51:隙間、52:孔、53:電極、54:ベース板、5
5:ワイヤ止め、60:巻線装置、61:回転台。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】球面を有する球面体と、該球面体の中心か
    ら突出する軸とを有し、該球面体と軸体の接合部が磁気
    ヘッドの被挿通部と位置合わせされているワイヤ係止具
    と、 該接合部にワイヤを巻掛けてワイヤを折返し、被挿通部
    に上方からワイヤを挿通するハンドと、 を備えたことを特徴とする磁気ヘッドのワイヤ挿通装
    置。
JP5589190U 1990-05-30 1990-05-30 磁気ヘッドのワイヤの挿通装置 Expired - Lifetime JP2504684Y2 (ja)

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JPH0416603U JPH0416603U (ja) 1992-02-12
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