JP2503956Y2 - 紙製角形密閉容器 - Google Patents

紙製角形密閉容器

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JP2503956Y2
JP2503956Y2 JP11434990U JP11434990U JP2503956Y2 JP 2503956 Y2 JP2503956 Y2 JP 2503956Y2 JP 11434990 U JP11434990 U JP 11434990U JP 11434990 U JP11434990 U JP 11434990U JP 2503956 Y2 JP2503956 Y2 JP 2503956Y2
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JP
Japan
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large opening
surface layer
layer
container
pull tab
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JP11434990U
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和敬 真鍋
充 田島
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
本考案は、紙製角形密閉容器に関し、詳しくは、1枚
のブランクを折り曲げ・接着加工して形成される六面体
の容器であってかつアイスクリームやシャーベット等の
半固形食品を収納しかつ食するに好適な容器に関する。
【従来の技術】
周知のように、ジュースなどの飲料を収納または販売
するための容器として六面体の紙製角形密閉容器(一般
にブリックタイプ容器と呼ばれている)が知られてい
る。この容器には破断容易なカバー層を有するストロー
挿入口が天面に形成されている。 ところでアイスクリームやシャーベット等の半固形食
品、換言すればスプーンやフォーク等の用具によりすく
うタイプの食品の場合は、上記した飲料用の容器は不適
当である。すなわち、飲料容器のスプーン挿入口は小さ
すぎてスプーンやフォーク等の用具を挿入できないため
である。 スプーンやフォーク等の用具を挿入するために、この
ストロー挿入口を拡大する方法も考えられるが、単にこ
の口を大きくしただけでは、この口を塞いでいるカバー
層を所望の形状に容易に開口することは困難である。 この種の紙製角形密閉容器は密閉性に優れており、し
たがって、アイスクリームやシャーベット等の半固形食
品の容器としても使用したいという要請がある。
【考案が解決しようとする課題】
したがって、本考案の解決すべき技術的課題は、収容
容器としての強度が充分でありかつ、内容物を食すると
きには、簡単に所望形状の大きな開口を形成することが
できる紙製角形密閉容器を提供することである。
【課題を解決するための手段・作用・効果】
上記技術的課題を解決するために本考案によれば以下
の構成の容器が提供される。 すなわち、この容器はまず従来例と同様に、1枚のブ
ランクを折り曲げ・接着加工して形成される六面体のも
のである。そして、このブランクは、表面層と内面層と
の間に芯材層を介在せしめた積層構造を有している。ま
た、芯材層はその一側面に大開口を有し、表面層と内面
層は芯材層の大開口の部分で互いに接着せしめられる。
さらに、プルタブが表面層の表面に、上記大開口及びそ
の周辺部において接着されるとともに、上記大開口にお
いて上記プルタブと表面層の間に飲食用具が介装されて
いる。 尚、上記大開口は容器の2側面に跨がって形成されて
いてもよい。 上記構成の容器にあっては、その内容物収納状態にお
ていは、従来の容器と同様に、その密閉性が保証されて
いる。すなわち、芯材層の一側面には大開口が形成され
てはいるが、該芯材層の両面には表面層及び内面層が形
成されているため、密閉性が保証されているのである。 また、容器の六面のいずれにも芯材層が設けられてお
り、大開口を有する一側面にはプルタブが接着されてい
るため、収納容器として非常に丈夫であり、収納状態に
おいて内容物が漏れるというおそれはない。 さらに、この容器内の内容物を食するときには、プル
タブをその周辺部の一部から引き上げると、上記大開口
の部分すなわち表面層と内面層とよりなる部分には芯材
層がないため相対的に弱く、その部分における表面層及
び内面層がプルタブとともに引き上げられ、つまりこれ
らの表面層及び内面層は上記大開口の端部分において破
断されることになる。そしてさらにプルタブを引き上げ
ると、上記大開口における表面層及び内面層は大開口の
輪郭に沿ってプルタブと共に破断して引き上げられるこ
とになる。これにより、一側面に大きな開口が形成され
ることになる。従って、その次に、プルタブと破断され
た表面層との間に介装されているスプーンやフォーク等
の飲食用具を取り出して上記大開口内にこれを差し入れ
て内容物を容易に食することが可能となる。
【実施例】
以下に、第1,2図に従って本考案の一実施例について
詳細に説明する。 第1図は開封しつつある状態の紙製角形密閉容器を示
し、第2図は該容器のブランクの拡大要部断面図であ
る。 ブランクや容器の基本構成は従来例とほぼ同じであ
る。つまり1枚のブランクAを折り曲げ・接着加工して
六面体に形成されている。 本実施例においては、容器の一つの広巾側面5に大き
な開口Bを形成しうる構成としている。 第2図に、ブランクAの上記広巾側面5の断面を示し
ている。ブランクAは、表面層3と内面層4との間に芯
材層2を介在せしめた積層構造を有している。 芯材層2はその側面5に長方形状の大開口2aを有して
いる。芯材層2の詳細な積層構造は図示していないが、
例えば、上から順に、表面に印刷を施した紙層、ポリエ
チレンよりなる接着層、アルミよりなるガスバリヤー層
及びポリエステル層の積層構造よりなる。 一方、表面層3及び内面層4はポリエチレンよりなる
防水層により構成される。 表面層3及び内面層4は、芯材層2の大開口2aの部分
においては互いに接着せしめられており、これにより大
開口2aを閉じている。 図中1は上記大開口2aより若干大きい寸法構成を有す
るシート状のプルタブである。このプルタブ1は表面層
3の表面に、上記大開口2a及びその周辺部において接着
されている。このプルタブはアルミ層1aとポリエチレン
よりなる接着層2より構成されている。なお、このプル
タブ1の1つの角部1cは表面層3に接着せしめられるこ
となく指でつかめるように開放されている。 図中6はスプーンやフォーク等の飲食用具であって、
上記大開口2aの部分において、プルタブ1と表面層3と
の間に介装されている。従って、プルタブ1は、表面層
3に対して、この飲食用具6を除く周囲部分(第3図中
斜線で示す)において接着されている。 上記構成の容器においてこの容器内の内容物、例えば
アイスクリームやシャーベット等、を食する場合には、
プルタブ1の角部1cを強制的に引っ張り上げると、上記
大開口2aの部分における表面層3と内面層4との積層体
は相対的に弱いため、大開口2aの端部2bの所で破断され
プルタブ1とともに引っ張り上げられることになる。そ
して、さらにプルタブ1を強制的に引っ張り上げると、
大開口2a内の表面層3及び内面層4は大開口2aの輪郭に
沿ってプルタブと共に破断して引き上げられることにな
る。これにより、第1図に示すように、広巾側面5に大
きな開口Bが開けられることになる。そして、引き上げ
られたプルタブ1と表面層3との間には飲食用具6が収
納されているので、表面層3は引き破ってこれを取り出
す。 上記実施例によれば、内容物の収納状態においては容
器自体は丈夫であり、かつ、内容物を食するときには、
プルタブ1を引き上げることにより簡単に一側面を開口
することができるのである。しかも、飲食用具6が収納
されているので、すぐに内容物を食することができる。 以上のようにして、本実施例により本考案の所期の技
術的課題が解決される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る紙製角形密閉容器の斜
視図、第2図は第1図の容器のブランクの拡大要部断面
図、第3図は第1図の容器の平面図である。 1……プルタブ、1a……アルミ層、1b……接着層、1c…
…角部、2……芯材層、2a……大開口、2b……端部、3
……表面層、4……内面層、5……広巾側面、6……飲
食用具、A……ブランク、B……開口。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】1枚のブランク(A)を折り曲げ・接着加
    工して形成される六面体の紙製角形密閉容器にして、 ブランク(A)は、表面層(3)と内面層(4)との間
    に芯材層(2)を介在せしめた積層構造を有し、 芯材層(2)は、その一側面(5)に大開口(2a)を有
    し、 表面層(3)と内面層(4)は芯材層(2)の大開口
    (2a)の部分で互いに接着せしめられ、 さらに、プルタブ(1)が表面層(3)の表面に、上記
    大開口(2a)及びその周辺部において接着されるととも
    に、上記大開口(2a)において上記プルタブ(1)と表
    面層(3)の間に飲食用具(6)が介装されたことを特
    徴とする紙製角形密閉容器。
JP11434990U 1990-10-30 1990-10-30 紙製角形密閉容器 Expired - Lifetime JP2503956Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0471625U JPH0471625U (ja) 1992-06-24
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