JP2503308Y2 - ワイパ制御装置 - Google Patents

ワイパ制御装置

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JP2503308Y2
JP2503308Y2 JP1989121769U JP12176989U JP2503308Y2 JP 2503308 Y2 JP2503308 Y2 JP 2503308Y2 JP 1989121769 U JP1989121769 U JP 1989121769U JP 12176989 U JP12176989 U JP 12176989U JP 2503308 Y2 JP2503308 Y2 JP 2503308Y2
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Japan
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wiper
intermittent
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克実 三宅
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はワイパ制御装置の改良に係り、詳しくは簡単
な操作でワイパ駆動の間欠時間を調整し得るワイパ制御
装置に関する。
〔従来技術〕
第7図は従来のワイパ制御装置を示すブロック図であ
る。
このワイパ制御装置51は、ウォッシャスイッチ又はウ
ォッシャレバー52(第6図,第7図)、ウォッシャポン
プ53,ワイパレバー又はワイパスイッチ54,ワイパモータ
55およびワイパコントローラ56を具備してなる。
上記ウォッシャレバー52が所定時間以上オンされる
と、ウォッシャポンプ53が作動されてウォッシャ液が放
出される。
また、ワイパスイッチ54がオフから低速54a,高速54b,
間欠54cに切替えられると、切替えられたそれぞれのモ
ードに従ってワイパモータ55が運転され、ワイパ55aが
駆動される。
上記間欠モードにおけるワイパの間欠時間を変化させ
る方式としては、例えばこの第6図,第7図に示す可変
抵抗器57の「つまみ」を回動させて抵抗値を調整する方
式が知られている。
また、上記間欠モードに切替えてからウォッシャレバ
ーを所定操作するまでの時間を記憶して、この時間を間
欠モードの間欠作動時間として設定し上記間欠時間を変
化させる方式として実公昭61−44915号公報が挙げられ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来のワイパ制御装置51では、上記可変抵抗器57
の「つまみ」をどの程度回動させれば間欠時間がどの程
度変化するのか解りにくく間欠時間の設定が容易でなか
った。
更に、上記専用の可変抵抗器57を設ける必要がありコ
スト高となっていた。
また、実公昭61−44915号公報の例でも、間欠時間を
感覚で設定するため、その時間設定にバラツキを生じ易
かった。更に同時間設定に気を取られて車両の運転が疎
かになる可能性があった。
従って、本考案は簡単な操作で任意の間欠時間を確実
に設定し得るようにしたワイパ制御装置を提供すること
を目的としてなされたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案はワイパを一定間隔
で間欠的に運転する固定間欠モードを指定する固定間欠
指定手段と、ワイパの運転速度を多段に切り替えるワイ
パ速度切替手段と、所定時間以上オンされた時、ウォッ
シャポンプを作動させるウォッシャ作動手段と、を具備
してなるワイパ制御装置において、上記ウォッシャ作動
手段が上記所定時間未満作動された時、上記間欠間隔を
可変とする可変間欠モードに切り替える間欠モード切替
手段と、可変間欠モード時に、ワイパの間欠運転間隔を
上記ワイパ速度切替手段による切替状態に応じた値に設
定する間欠間隔設定手段とを具備したことを特徴とする
ワイパ制御装置として構成されている。
〔作用〕
このワイパ制御装置では、雨が降る量に対応しようと
して運転者がウォッシャ作動手段を所定時間未満オンす
ると、間欠モード切替手段が作動されて固定間欠モード
から可変間欠モードに切替えられワイパの間欠時間が可
変に設定できる状態となる。
従って間欠間隔設定手段により、ワイパ速度の切替状
態に応じた間欠間隔でワイパが駆動される。
そこで、必要に応じて運転者がワイパ速度切替手段を
切替えると、その切替状態に応じて上記可変間欠モード
の間欠時間が段階的に任意に設定される。
従って、ウォッシャ作動手段を所定時間未満オンして
ワイパ速度切替手段を切替えるだけの簡単な操作で、例
えば降雨量の変化に応じようとする運転者意図通りの間
欠時間を確実に設定することができる。
〔実施例〕
以下、添付図面を参照して、本考案を具体化した実施
例につき説明し、本考案の理解に供する。尚、以下の実
施例は、本考案を具体化した一例であって、本考案の技
術的範囲を限定する性格のものではない。
第1図は本考案の一実施例に係るワイパ制御装置を示
すブロック図、第2図は同ワイパ制御装置の間欠時間の
設定処理を示すフローチャート、第3図は同ワイパ制御
装置のウォッシャレバーとウォッシャポンプの作動状態
を示すタイムチャート、第4図は同ワイパ制御装置の可
変間欠モードにおけるワイパスイッチの切替位置と間欠
時間の関係の一例を示す説明グラフ、第5図は同ワイパ
制御装置の間欠時間設定の一例を示すタイムチャートで
ある。
第1図に示すワイパ制御装置1は、タイマ2a等を有す
るワイパコントローラ2を中心として構成され、このワ
イパコントローラ2に、ウォッシャ作動手段の一例であ
るウォッシャスイッチ又はウォッシャレバー3,ウォッシ
ャポンプ4,固定間欠指定手段およびワイパ速度切替手段
の一例であるワイパレバー又はワイパスイッチ5,および
ワイパモータ6が接続されている。
上記ウォッシャレバー3が所定時間(例えば0.5秒)
以上オンされると、第3図に示すようにウォッシャポン
プ4が作動されてウォッシャ液が放出される。
また、ワイパスイッチ5がオフから低速(5a),高速
(5b)に切替えられると、設定されたそれぞれのモード
でワイパモータ6が連続的に運転され、ワイパ6aが駆動
される。また、間欠(5c)に切替えられたとき、ワイパ
6aは固定された間隔で間欠的に運転する固定間欠モード
で運転される。上記のような、固定間欠モード,ワイパ
スイッチ5オフによる停止モード及び指定された各速度
(低速,高速)による連続運転モードを含んで以下通常
モードと称する。
このワイパ制御装置1は、上記固定間欠モードでワイ
パ6aが駆動されているときに、上記ウォッシャレバー3
が上記所定時間(例えば0.5秒)未満オンされると、後
述するモード切替処理がなされ、ワイパの間欠時間を可
変に設定できる状態となる。
このとき、上記ウォッシャレバー3の操作時間は所定
時間未満なのでウォッシャ液は放出されない。
次に、このワイパ制御装置1の間欠時間の設定処理手
順の一例について第2図を参照してステップS1,S2,…の
順に第4図,第5図を用いて説明する。
雨が降り出してきてワイパスイッチ5が操作され、例
えばオフから間欠(5c)に切替えられると(第5図
(イ))、ワイパ6aは間欠時間7秒の固定間欠モードで
間欠的に運転される。(S1)。
ここで、降雨量が増加して前述したようにウォッシャ
レバー3が所定時間未満オンされると(第5図(ロ)〜
(ハ))、ステップS2,S3からステップS4に移り、ワイ
パ6aの運転状態が固定間欠モードであるかどうか判断さ
れ、固定間欠モードであるので次のステップS5へ移る。
ただし、上記ウォッシャレバーが所定時間以上オンさ
れたときには、前述したようにウォッシャ液が放出され
る(S2,S3,S9)。
そして、次のステップS5ではワイパスイッチ5の切替
状態が間欠(5c)であるかどうか判断され、間欠(5c)
であるので、タイマ2aがスタートされ(S6)、上記固定
間欠モードから可変間欠モードに切替えられて(S7)、
ワイパスイッチ5の切替位置に応じて間欠時間を設定す
ることのできる状態となる。
上述したウォッシャレバー3を所定時間未満作動させ
ることにより上記固定間欠モードから可変間欠モードに
切替える機能を実現する手段が間欠モード切替手段の一
例である。
このとき、ワイパスイッチ5は前記S1で設定した間欠
(5c)の切替位置にあり、第4図に示すように前記固定
間欠モードと同一の間欠時間7秒でワイパ6aの運転が継
続されているが(S8)、上記タイマ2aがスタートされて
から所定時間△T(第5図(ハ)〜(ホ))以内にワイ
パスイッチ5が例えば低速(5a)に切替えられると(第
5図(ニ))、ステップS2,S10からS11に移ってタイマ2
aがリセットされ(第5図(ニ))、可変間欠モードで
あるので(S12)、間欠時間が第4図に示す低速の切替
位置の5秒に設定される(S13)。
なお、このとき他の間欠時間、例えば3秒に設定した
い場合は、ワイパスイッチ5を高速(5a)に設定すれば
よい。
上述した可変間欠モードに切替えられたとき上記ワイ
パスイッチ5の切替状態に応じて上記可変間欠モードの
間欠時間を設定する機能を実現する手段が間欠間隔設定
手段の一例である。
なお、上記ワイパスイッチ5を切替える前に、例えば
上記増加した降雨量がもとに戻って上記間欠時間を変更
する必要がなくなったと運転者が考えたときには、ワイ
パスイッチ5による間欠時間設定操作(S10)がなされ
ず、上記所定時間ΔTを経過すると(S2,S10,S14)、も
との固定間欠モードに強制的に戻されて、間欠時間は7
秒のままワイパ6aの運転が継続される(S15)。
従って、このワイパ制御装置1ではウォッシャレバー
3を所定時間未満オンして固定間欠モードから可変間欠
モードに切替え、ΔT時間以内にワイパスイッチ5の切
替位置を設定するだけの簡単な操作で、運転者の意図に
応じてワイパ6aの間欠時間を段階的に且つ確実に設定す
ることができる。
ゆえに、間欠時間設定に気を取られて車両の運転が疎
かになることはない。
また、上記可変間欠モードで間欠時間が5秒に設定さ
れているときに、降雨量が更に増加してきてワイパ6aの
間欠運転では不十分と運転者が判断し、ウォッシャレバ
ー3を所定時間未満オンすると(第5図(ヘ)〜
(ト))(S2,S3)、可変間欠モードであるので強制的
に通常モードに戻されて(S4,S15)、ワイパ6aは即に前
記設定されている切替位置、即ち低速(5a)で、連続運
転される(第5図(ト)〜)。
なお、第4図に示す間欠時間の設定値はワイパスイッ
チの切替位置に対応するほぼ比例的な設定値としている
が、他の設定値、例えば切替位置に対して反比例的に変
化の割合が異なる設定値としてもよい。
更に、上記実施例では、ワイパ6aが固定間欠モードで
運転されているときのみに、ウォッシャレバー3が所定
時間未満作動されると可変間欠モードに切替えられた
が、通常モードのオフ,間欠,低速,高速のいずれかの
状態のときに上記ウォッシャレバー3の作動がなされた
ときに、可変間欠モードに切替えて、ワイパスイッチ5
の切替位置に応じた間欠時間で運転するようにしてもよ
い。
例えば、第2図のステップS3と同様にウォッシャレバ
ー3が所定時間未満作動されたとき、通常モードかどう
か判断し、通常モードであれば可変間欠モードに切替え
てS13に示すと同様に間欠時間を設定し、また、通常モ
ードでなければ通常モードとすればよい。
〔考案の効果〕
本考案によりワイパを一定間隔で間欠的に運転する固
定間欠モードを指定する固定間欠指定手段と、ワイパの
運転速度を多段に切り替えるワイパ速度切替手段と、所
定時間以上オンされた時、ウォッシャポンプを作動させ
るウォッシャ作動手段と、を具備してなるワイパ制御装
置において、上記ウォッシャ作動手段が上記所定時間未
満作動された時、上記間欠間隔を可変とする可変間欠モ
ードに切り替える間欠モード切替手段と、可変間欠モー
ド時に、ワイパの間欠運転間隔を上記ワイパ速度切替手
段による切替状態に応じた値に設定する間欠間隔設定手
段とを具備したことを特徴とするワイパ制御装置が提供
される。
従って、ワイパ切替手段の切替状態が固定間欠モード
であるときに、ウォッシャ作動手段を所定時間未満オン
してワイパ速度切替手段を切替えるだけの簡単な操作
で、降雨量の変化に応じて間欠時間を段階的に確実に設
定することができ、車両運転が疎かになることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るワイパ制御装置を示す
ブロック図、第2図は同ワイパ制御装置の間欠時間の設
定処理を示すフローチャート、第3図は同ワイパ制御装
置のウォッシャレバーとウォッシャポンプの作動状態を
示すタイムチャート、第4図は同ワイパ制御装置の可変
間欠モードにおけるワイパスイッチの切替位置と間欠時
間の関係の一例を示す説明グラフ、第5図は同ワイパ制
御装置の間欠時間設定の一例を示すタイムチャート、第
6図は従来のワイパ制御装置のウォッシャレバー等を示
す斜視図、第7図は同ワイパ制御装置を示すブロック図
である。 〔符号の説明〕 1…ワイパ制御装置 2…ワイパコントローラ 3…ウォッシャレバー(ウォッシャ作動手段) 4…ウォッシャポンプ 5…ワイパスイッチ(固定間欠指定手段,ワイパ速度切
替手段) 6…ワイパモータ 6a…ワイパ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイパを一定間隔で間欠的に運転する固定
    間欠モードを指定する固定間欠指定手段と、 ワイパの運転速度を多段に切り替えるワイパ速度切替手
    段と、 所定時間以上オンされた時、ウォッシャポンプを作動さ
    せるウォッシャ作動手段と、 を具備してなるワイパ制御装置において、 上記ウォッシャ作動手段が上記所定時間未満作動された
    時、上記間欠間隔を可変とする可変間欠モードに切り替
    える間欠モード切替手段と、 可変間欠モード時に、ワイパの間欠運転間隔を上記ワイ
    パ速度切替手段による切替状態に応じた値に設定する間
    欠間隔設定手段とを具備したことを特徴とするワイパ制
    御装置。
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