JP2502290Y2 - レベル計測装置 - Google Patents
レベル計測装置Info
- Publication number
- JP2502290Y2 JP2502290Y2 JP1990064617U JP6461790U JP2502290Y2 JP 2502290 Y2 JP2502290 Y2 JP 2502290Y2 JP 1990064617 U JP1990064617 U JP 1990064617U JP 6461790 U JP6461790 U JP 6461790U JP 2502290 Y2 JP2502290 Y2 JP 2502290Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- manometer
- water
- level
- communication pipe
- displacement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
- Measuring Arrangements Characterized By The Use Of Fluids (AREA)
- Measuring Fluid Pressure (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、水盛り法を用いて構造物の複数部位のレベ
ル変動を計測するレベル計測装置の改良に関する。
ル変動を計測するレベル計測装置の改良に関する。
（従来の技術） 構造物の複数部位のレベル変動を検出するレベル計測
装置として、特開平2-115712号が知られている。
装置として、特開平2-115712号が知られている。
これは、水面レベルを連続的に検出する基準マノメー
タと、特定の水面レベルを検出する数多くの変位マノメ
ータとを連通管で連通し、連通管に注水バルブを介して
連続的に注水するもので、変位マノメータが特定の水面
レベルを検出した時に基準マノメータが検出する水面レ
ベルから、変位マノメータを設置した計測点のレベルを
求めるようになっている。
タと、特定の水面レベルを検出する数多くの変位マノメ
ータとを連通管で連通し、連通管に注水バルブを介して
連続的に注水するもので、変位マノメータが特定の水面
レベルを検出した時に基準マノメータが検出する水面レ
ベルから、変位マノメータを設置した計測点のレベルを
求めるようになっている。
（考案の課題） ところで、この装置の場合には注水以前に連通管内に
存在していた空気の一部が注水後も残留したり、給水源
において水の中に混入した気泡が注水弁を介して連通管
に侵入することで、計測中の連通管の内部に気泡が存在
していることがあり、この気泡が基準マノメータや変位
マノメータに侵入すると、水面を乱して計測精度に好ま
しくない影響を及ぼす恐れがあった。
存在していた空気の一部が注水後も残留したり、給水源
において水の中に混入した気泡が注水弁を介して連通管
に侵入することで、計測中の連通管の内部に気泡が存在
していることがあり、この気泡が基準マノメータや変位
マノメータに侵入すると、水面を乱して計測精度に好ま
しくない影響を及ぼす恐れがあった。
本考案は、以上の問題を解決すべくなされたもので、
連通管から基準マノメータや変位マノメータへの気泡の
侵入を防止することを目的とする。
連通管から基準マノメータや変位マノメータへの気泡の
侵入を防止することを目的とする。
（課題を達成するための手段） 本考案は、水面レベルを連続的に検出する基準マノメ
ータと、特定の水面レベルを検出する変位マノメータと
を連通管で連通するとともに、連通管に連続的に注水す
る注水弁を備えたレベル計測装置において、連通管の基
準マノメータと変位マノメータのそれぞれ直上流側に隣
接して空気抜き筒を接続し、この空気抜き筒の上端を大
気中に開口している。
ータと、特定の水面レベルを検出する変位マノメータと
を連通管で連通するとともに、連通管に連続的に注水す
る注水弁を備えたレベル計測装置において、連通管の基
準マノメータと変位マノメータのそれぞれ直上流側に隣
接して空気抜き筒を接続し、この空気抜き筒の上端を大
気中に開口している。
（作用） 連通管内部に気泡が混入しても、これらの気泡は基準
マノメータや変位マノメータへ侵入する手前で空気抜き
筒に侵入するので、基準マノメータや変位マノメータに
は気泡が侵入せず正確なレベル計測が行われる。また、
空気抜き筒は上端が大気中に開口しており内部に自由水
面を形成するので、基準マノメータや変位マノメータに
よるレベル計測に悪影響を与えることはない。
マノメータや変位マノメータへ侵入する手前で空気抜き
筒に侵入するので、基準マノメータや変位マノメータに
は気泡が侵入せず正確なレベル計測が行われる。また、
空気抜き筒は上端が大気中に開口しており内部に自由水
面を形成するので、基準マノメータや変位マノメータに
よるレベル計測に悪影響を与えることはない。
（実施例） 第１図に本考案の実施例を示す。
この図において、１は基準位置に設置される基準マノ
メータ、２は各計測点に配置した変位マノメータであ
り、これらが底部に接続した連通管３を介して相互に連
通する 基準マノメータ１は水面レベルを連続的に検出してレ
ベル信号を出力するセンサ1Aを備え、変位マノメータ２
は特定の水面レベルを検出してON信号を出力するセンサ
2Aを備える。なお、基準マノメータ１と変位マノメータ
２の内側はともに大気に連通し、連通管３から侵入する
水が内部に自由水面を構成する。
メータ、２は各計測点に配置した変位マノメータであ
り、これらが底部に接続した連通管３を介して相互に連
通する 基準マノメータ１は水面レベルを連続的に検出してレ
ベル信号を出力するセンサ1Aを備え、変位マノメータ２
は特定の水面レベルを検出してON信号を出力するセンサ
2Aを備える。なお、基準マノメータ１と変位マノメータ
２の内側はともに大気に連通し、連通管３から侵入する
水が内部に自由水面を構成する。
連通管３には給水源４に接続する注水バルブ５と、ド
レーン６に接続する排水バルブ７が設けられる。
レーン６に接続する排水バルブ７が設けられる。
また、変位マノメータ２のON信号の出力時に基準マノ
メータ１が出力するレベル信号から、変位マノメータ２
を配置した計測点のレベルを求めて表示するコントロー
ラ８が基準マノメータ１及び各変位マノメータ２と信号
回路で接続される。なお、コントローラ８には注水バル
ブ５及び排水バルブ７の開閉を制御するための信号回路
も接続される。
メータ１が出力するレベル信号から、変位マノメータ２
を配置した計測点のレベルを求めて表示するコントロー
ラ８が基準マノメータ１及び各変位マノメータ２と信号
回路で接続される。なお、コントローラ８には注水バル
ブ５及び排水バルブ７の開閉を制御するための信号回路
も接続される。
連通管３には基準マノメータ１と変位マノメータ２の
各上流側に隣接して空気抜き筒９が接続する。空気抜き
筒９は上端を大気中に開口し、内部には連通管３から導
かれた水が自由水面を形成すべる。
各上流側に隣接して空気抜き筒９が接続する。空気抜き
筒９は上端を大気中に開口し、内部には連通管３から導
かれた水が自由水面を形成すべる。
次に作用を説明する。
レベル計測を行う場合はコントローラ８を介した信号
出力により、排水バルブ７を閉じ、注水バルブ５を開い
て給水源４の水を少量ずつ連通管３に注水する。注水と
ともに連通管３の内部に水が溜まり、同時に連通管３の
内部の空気が空気抜き筒９と基準マノメータ１及び変位
マノメータ２を介して大気中に放出される。
出力により、排水バルブ７を閉じ、注水バルブ５を開い
て給水源４の水を少量ずつ連通管３に注水する。注水と
ともに連通管３の内部に水が溜まり、同時に連通管３の
内部の空気が空気抜き筒９と基準マノメータ１及び変位
マノメータ２を介して大気中に放出される。
注水を続けるとやがて連通管３は満水状態となり、さ
らに注水続けると空気抜き筒９と基準マノメータ１と各
変位マノメータ２に水が侵入して内部に自由水面を形成
し、注水とともにこれらの自由水面が一様に上昇する。
らに注水続けると空気抜き筒９と基準マノメータ１と各
変位マノメータ２に水が侵入して内部に自由水面を形成
し、注水とともにこれらの自由水面が一様に上昇する。
そして、上昇する水面レベルが基準マノメータ１の液
面センサ1Aの計測範囲に入ると、基準マノメータ１から
コントローラ８へのレベル信号の出力が開始される。そ
の後、上昇する水面レベルは最も低位に配置した変位マ
ノメータ２内でまずレベル検出位置に達し、この変位マ
ノメータ２からON信号がコントローラ８に入力される。
面センサ1Aの計測範囲に入ると、基準マノメータ１から
コントローラ８へのレベル信号の出力が開始される。そ
の後、上昇する水面レベルは最も低位に配置した変位マ
ノメータ２内でまずレベル検出位置に達し、この変位マ
ノメータ２からON信号がコントローラ８に入力される。
これに対して、コントローラ８はその時点で基準マノ
メータ１から入力されるレベル信号を変位マノメータ２
を配置した計測点のレベルとして表示装置に表示する。
水面レベルが上昇を続けると他の計測点の変位マノメー
タ２からも次々とON信号がコントローラ８に入力され、
コントローラ８はその都度基準マノメータ１のレベル信
号をその計測点のレベルとして表示装置に表示する。
メータ１から入力されるレベル信号を変位マノメータ２
を配置した計測点のレベルとして表示装置に表示する。
水面レベルが上昇を続けると他の計測点の変位マノメー
タ２からも次々とON信号がコントローラ８に入力され、
コントローラ８はその都度基準マノメータ１のレベル信
号をその計測点のレベルとして表示装置に表示する。
ところで、この装置においても計測開始時点で連通管
３の内部に気泡が残留していることがあり、また給水源
６で水に混入した気泡が注水バルブ５を介して連通管３
に侵入することがある。これらの気泡は連通管３の上部
に滞留し、場合によっては管内の水の流れとともに下流
へ移動する。
３の内部に気泡が残留していることがあり、また給水源
６で水に混入した気泡が注水バルブ５を介して連通管３
に侵入することがある。これらの気泡は連通管３の上部
に滞留し、場合によっては管内の水の流れとともに下流
へ移動する。
しかしながら、各基準マノメータ１または変位マノメ
ータ２の上流側に隣接して空気抜き筒９が設けられてい
るため、これらの気泡は空気抜き筒９のいずれかに流入
し、空気抜き筒９内の水面から大気中に放出される。
ータ２の上流側に隣接して空気抜き筒９が設けられてい
るため、これらの気泡は空気抜き筒９のいずれかに流入
し、空気抜き筒９内の水面から大気中に放出される。
したがって、連通管３内の気泡が基準マノメータ１や
変位マノメータ２に侵入して水面を乱す恐れはなく、レ
ベル計測は精度良く行われる。なお、計測終了後は注水
バルブ５を閉じ、排水バルブ７を開いて排水し、基準マ
ノメータ１、変位マノメータ２、空気抜き筒９及び連通
管３内を空にする。
変位マノメータ２に侵入して水面を乱す恐れはなく、レ
ベル計測は精度良く行われる。なお、計測終了後は注水
バルブ５を閉じ、排水バルブ７を開いて排水し、基準マ
ノメータ１、変位マノメータ２、空気抜き筒９及び連通
管３内を空にする。
（考案の効果） 以上のように、本考案は連通管を介して連通する基準
マノメータと変位マノメータの各上流側に隣接して空気
抜き筒を備えたので、連通管内部に気泡が混入しても、
これらの気泡は基準マノメータや変位マノメータへ侵入
する手前で空気抜き筒から大気中に放出される。このた
め、基準マノメータや変位マノメータ内の水面が気泡に
より乱される恐れがなく、水面レベルを正確に検出でき
るので精度の高いレベル計測を行うことができる。ま
た、空気抜き筒は上端が大気中に開口しており内部に自
由水面を形成するので、基準マノメータや変位マノメー
タによるレベル計測に悪影響を与えることはない。
マノメータと変位マノメータの各上流側に隣接して空気
抜き筒を備えたので、連通管内部に気泡が混入しても、
これらの気泡は基準マノメータや変位マノメータへ侵入
する手前で空気抜き筒から大気中に放出される。このた
め、基準マノメータや変位マノメータ内の水面が気泡に
より乱される恐れがなく、水面レベルを正確に検出でき
るので精度の高いレベル計測を行うことができる。ま
た、空気抜き筒は上端が大気中に開口しており内部に自
由水面を形成するので、基準マノメータや変位マノメー
タによるレベル計測に悪影響を与えることはない。
第１図は本考案の実施例を示すレベル計測装置の概略縦
断面図と回路図との合成図である。 １……基準マノメータ、２……変位マノメータ、３……
連通管、５……注水バルブ、７……排水バルブ、８……
コントローラ、９……空気抜き筒。
断面図と回路図との合成図である。 １……基準マノメータ、２……変位マノメータ、３……
連通管、５……注水バルブ、７……排水バルブ、８……
コントローラ、９……空気抜き筒。
Claims (1)
- 【請求項１】水面レベルを連続的に検出する基準マノメ
ータと、特定の水面レベルを検出する変位マノメータと
を連通管で連通するとともに、連通管に連続的に注水す
る注水弁を備えたレベル計測装置において、連通管の基
準マノメータと変位マノメータのそれぞれ直上流側に隣
接して空気抜き筒を接続し、この空気抜き筒の上端を大
気中に開口したことを特徴とするレベル計測装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990064617U JP2502290Y2 (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | レベル計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990064617U JP2502290Y2 (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | レベル計測装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0424014U JPH0424014U (ja) | 1992-02-27 |
| JP2502290Y2 true JP2502290Y2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=31595720
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990064617U Expired - Lifetime JP2502290Y2 (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | レベル計測装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2502290Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0231122Y2 (ja) * | 1985-06-04 | 1990-08-22 | ||
| JPH0751369Y2 (ja) * | 1989-03-07 | 1995-11-22 | 日本プラスト株式会社 | 車両用ベンチレータの開閉装置 |
-
1990
- 1990-06-19 JP JP1990064617U patent/JP2502290Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0424014U (ja) | 1992-02-27 |
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