JP2501796Y2 - 三相二重半波整流直流電源装置 - Google Patents
三相二重半波整流直流電源装置Info
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- JP2501796Y2 JP2501796Y2 JP12534690U JP12534690U JP2501796Y2 JP 2501796 Y2 JP2501796 Y2 JP 2501796Y2 JP 12534690 U JP12534690 U JP 12534690U JP 12534690 U JP12534690 U JP 12534690U JP 2501796 Y2 JP2501796 Y2 JP 2501796Y2
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- winding
- voltage
- windings
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Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、三相二重半波整流直流電源装置に関するも
のである。
のである。
［従来の技術］ 直流の高電圧を必要とする場合に、三相二重半波整流
直流電源装置が用いられる。
直流電源装置が用いられる。
三相二重半波整流直流電源装置は、変圧器と該変圧器
の２次側の高圧出力を整流する整流器とからなる半波整
流回路を三相の各相毎に二重に構成して、三相の整流回
路の出力を共通の直流出力端子に供給するようにしたも
のである。
の２次側の高圧出力を整流する整流器とからなる半波整
流回路を三相の各相毎に二重に構成して、三相の整流回
路の出力を共通の直流出力端子に供給するようにしたも
のである。
従来の三相二重半波整流直流電源装置においては、矩
形状の閉磁路鉄心の片側の脚部にのみ１次及び２次巻線
からなる変圧器巻線を巻回した単相変圧器を三相の各相
に２台ずつ割り当てて、合計６台の単相変圧器と整流器
とともにSF6ガスが封入された共通の圧力容器内に収納
し、該容器内で各変圧器の２次側と整流器との間を結線
していた。
形状の閉磁路鉄心の片側の脚部にのみ１次及び２次巻線
からなる変圧器巻線を巻回した単相変圧器を三相の各相
に２台ずつ割り当てて、合計６台の単相変圧器と整流器
とともにSF6ガスが封入された共通の圧力容器内に収納
し、該容器内で各変圧器の２次側と整流器との間を結線
していた。
［考案が解決しようとする課題］ 従来の三相二重半波整流直流電源装置では、閉磁路鉄
心の片側の脚部のみに巻線を配置した単相変圧器を６台
も用いていたため、装置全体が大形になり、その重量が
相当に大きくなるのを避けられなかった。
心の片側の脚部のみに巻線を配置した単相変圧器を６台
も用いていたため、装置全体が大形になり、その重量が
相当に大きくなるのを避けられなかった。
また三相二重半波整流回路の場合、電流が流れない休
止期間が相当に長いため、各半波整流回路毎に鉄心の容
積が大きい単相変圧器を用いたのでは鉄心を有効に利用
することができず、不経済であった。
止期間が相当に長いため、各半波整流回路毎に鉄心の容
積が大きい単相変圧器を用いたのでは鉄心を有効に利用
することができず、不経済であった。
本考案の目的は、小形軽量化を図るとともに、鉄心の
有効利用を図って経済性を向上させた三相二重半波整流
直流電源装置を提供することにある。
有効利用を図って経済性を向上させた三相二重半波整流
直流電源装置を提供することにある。
［課題を解決するための手段］ 本考案においては、第１及び第２の脚部を有する閉磁
路鉄心の第１の脚部に低圧巻線を内側にして巻回された
第１の変圧器巻線と、鉄心の第２の脚部に低圧巻線を内
側にして巻回された第２の変圧器巻線とを備えた変圧器
が三相の各相毎に設けられて、合計３台の変圧器が絶縁
ガスを封入した共通の容器内に収納される。
路鉄心の第１の脚部に低圧巻線を内側にして巻回された
第１の変圧器巻線と、鉄心の第２の脚部に低圧巻線を内
側にして巻回された第２の変圧器巻線とを備えた変圧器
が三相の各相毎に設けられて、合計３台の変圧器が絶縁
ガスを封入した共通の容器内に収納される。
各相の変圧器においては、第１及び第２の変圧器巻線
の低圧巻線同士が極性を合わせた状態で並列接続されて
各相の交流入力端子に接続される。また第１及び第２の
変圧器巻線の高圧巻線の巻き始めの一端が共通接続され
て接地されるとともに、両変圧器巻線の高圧巻線の他端
がそれぞれ整流器を介して直流出力端子に接続され、各
相の変圧器の第１及び第２の変圧器巻線の高圧巻線の外
側にそれぞれ高圧シールドが配置される。
の低圧巻線同士が極性を合わせた状態で並列接続されて
各相の交流入力端子に接続される。また第１及び第２の
変圧器巻線の高圧巻線の巻き始めの一端が共通接続され
て接地されるとともに、両変圧器巻線の高圧巻線の他端
がそれぞれ整流器を介して直流出力端子に接続され、各
相の変圧器の第１及び第２の変圧器巻線の高圧巻線の外
側にそれぞれ高圧シールドが配置される。
［作用］ 上記のように閉磁路鉄心の２つの脚部にそれぞれ変圧
器巻線を巻装することにより、各相の変圧器を構成する
と、合計３台の変圧器を用いるだけで三相二重半波整流
回路を構成することができ、６台の変圧器を用いていた
従来の装置に比べて装置を小形に構成することができ、
変圧器を配置するガス空間の縮小を図ることができる。
実際には、ガス空間を、単相変圧器を６台用いていた従
来の装置の60〜70％程度に縮小することができる。ガス
空間の縮小を図ることができるため、圧力容器も小型に
することができる。また鉄心の利用率が高くなるため、
鉄心の総重量を従来の装置の約1/2程度まで軽くするこ
とができる。
器巻線を巻装することにより、各相の変圧器を構成する
と、合計３台の変圧器を用いるだけで三相二重半波整流
回路を構成することができ、６台の変圧器を用いていた
従来の装置に比べて装置を小形に構成することができ、
変圧器を配置するガス空間の縮小を図ることができる。
実際には、ガス空間を、単相変圧器を６台用いていた従
来の装置の60〜70％程度に縮小することができる。ガス
空間の縮小を図ることができるため、圧力容器も小型に
することができる。また鉄心の利用率が高くなるため、
鉄心の総重量を従来の装置の約1/2程度まで軽くするこ
とができる。
これらの相乗効果により、本発明によれば、３相二重
半波整流直流電源装置の小形軽量化と、コストの大幅な
低減とを図ることができる。
半波整流直流電源装置の小形軽量化と、コストの大幅な
低減とを図ることができる。
［実施例］ 以下添付図面を参照して本考案の実施例を詳細に説明
する。
する。
第３図は本考案の実施例の全体的な構成を示したもの
で、本考案においては、U,V及びＷ三相のそれぞれに対
して変圧器TRu,TRv及びTRwが設けられ、これら３台の変
圧器が共通の圧力容器１内に収納されている。容器１内
にはSF6ガスが所定の圧力で封入されている。容器１に
は、出力端子u,v,wを有する三相交流電源の端子u,v間電
圧が印加される交流入力端子tu,tvと、端子v,w間の電圧
が印加される交流入力端子tv,twと、端子w,u間電圧が印
加される交流入力端子tw,tvと、高圧直流出力端子tdと
が取付けられている。
で、本考案においては、U,V及びＷ三相のそれぞれに対
して変圧器TRu,TRv及びTRwが設けられ、これら３台の変
圧器が共通の圧力容器１内に収納されている。容器１内
にはSF6ガスが所定の圧力で封入されている。容器１に
は、出力端子u,v,wを有する三相交流電源の端子u,v間電
圧が印加される交流入力端子tu,tvと、端子v,w間の電圧
が印加される交流入力端子tv,twと、端子w,u間電圧が印
加される交流入力端子tw,tvと、高圧直流出力端子tdと
が取付けられている。
第１図及び第２図はＵ相の変圧器TRuの構成を示した
もので、この変圧器は、第１及び第２の脚部2a及び2b
と、これらの脚部間を接続する対の継鉄部2c,2dとを有
する矩形状の閉磁路鉄心２と、鉄心２の第１の脚部2a及
び2bにそれぞれ巻回された第１及び第２の変圧器巻線3A
及び3Bとからなっている。
もので、この変圧器は、第１及び第２の脚部2a及び2b
と、これらの脚部間を接続する対の継鉄部2c,2dとを有
する矩形状の閉磁路鉄心２と、鉄心２の第１の脚部2a及
び2bにそれぞれ巻回された第１及び第２の変圧器巻線3A
及び3Bとからなっている。
第１の変圧器巻線3Aは低圧巻線（１次巻線）3a1及び
高圧巻線（２次巻線）3a2とからなっていて、低圧巻線
を内側に位置させて巻回されている。
高圧巻線（２次巻線）3a2とからなっていて、低圧巻線
を内側に位置させて巻回されている。
更に詳細に説明すると、低圧巻線3a1はプラスチック
フィルムを層間絶縁材として鉄心の第１の脚部2aの上に
成層巻きされている。この低圧巻線3a1の外周にFRP（繊
維強化プラスチック）からなる絶縁リング４が接着固定
され、この絶縁リングの外周に固定された２次巻枠５の
上に同じくプラスチックフィルムを層間絶縁材として、
高圧巻線3a2が成層巻きされている。この高圧巻線の外
周を囲むように環状の高圧シールド６が配設されてい
る。高圧シールド６はアルミニウムまたは銅等の良導電
性材料からなっていて、１ターンを形成しないように形
成されている。
フィルムを層間絶縁材として鉄心の第１の脚部2aの上に
成層巻きされている。この低圧巻線3a1の外周にFRP（繊
維強化プラスチック）からなる絶縁リング４が接着固定
され、この絶縁リングの外周に固定された２次巻枠５の
上に同じくプラスチックフィルムを層間絶縁材として、
高圧巻線3a2が成層巻きされている。この高圧巻線の外
周を囲むように環状の高圧シールド６が配設されてい
る。高圧シールド６はアルミニウムまたは銅等の良導電
性材料からなっていて、１ターンを形成しないように形
成されている。
高圧巻線3a2はその巻初めが接地され、巻終りは端子U
1として高圧シールド６を貫通して外部に導出されてい
る。
1として高圧シールド６を貫通して外部に導出されてい
る。
高圧巻線3a2は図示しないコイル支持スペーサにより
支持される。
支持される。
第２の変圧器巻線3Bは、低圧巻線3b1と高圧巻線3b2と
からなっていて、低圧巻線3b1を内側（鉄心側）に位置
させて上記第１の変圧器巻線3Aと同様に巻回され、高圧
巻線3b2の外側には高圧シールド６が配置されている。
高圧巻線3b2はその巻初めが接地され、巻終りは端子U2
として高圧シールド６を貫通して外部に導出されてい
る。
からなっていて、低圧巻線3b1を内側（鉄心側）に位置
させて上記第１の変圧器巻線3Aと同様に巻回され、高圧
巻線3b2の外側には高圧シールド６が配置されている。
高圧巻線3b2はその巻初めが接地され、巻終りは端子U2
として高圧シールド６を貫通して外部に導出されてい
る。
第１の変圧器巻線3A及び第２の変圧器巻線3Bは左右対
称に配置され、低圧巻線3a1の巻き初め及び巻き終りの
端部からそれぞれ端子u1及びv1が、また低圧巻線3b1の
巻き終り及び巻き初めの端部からそれぞれ端子u2,v2が
導出されている。
称に配置され、低圧巻線3a1の巻き初め及び巻き終りの
端部からそれぞれ端子u1及びv1が、また低圧巻線3b1の
巻き終り及び巻き初めの端部からそれぞれ端子u2,v2が
導出されている。
変圧器TRuの第１及び第２の変圧器巻線3A及び3Bの低
圧巻線3a1及び3b1の同極性の端子u1,u2同士、及びv1,v2
同士が相互に接続されて、低圧巻線3a1,3b1同士が並列
接続され、端子u1,u2が容器１に取付けられた交流入力
端子tuに、また端子v1,v2が容器１に取付けられた交流
入力端子tvにそれぞれ接続されている。
圧巻線3a1及び3b1の同極性の端子u1,u2同士、及びv1,v2
同士が相互に接続されて、低圧巻線3a1,3b1同士が並列
接続され、端子u1,u2が容器１に取付けられた交流入力
端子tuに、また端子v1,v2が容器１に取付けられた交流
入力端子tvにそれぞれ接続されている。
また第１及び第２の変圧器巻線3A及び3Bの高圧巻線3a
2及び3b2の巻き始めの一端が共通接続されて接地され、
両高圧巻線3a2及び3b2の他端がそれぞれ整流器Da及びDb
を介して直流出力端子tdに接続されている。
2及び3b2の巻き始めの一端が共通接続されて接地され、
両高圧巻線3a2及び3b2の他端がそれぞれ整流器Da及びDb
を介して直流出力端子tdに接続されている。
他の変圧器TRv及びTRwも同様に構成されてそれぞれの
低圧巻線が対応する交流入力端子に接続されるととも
に、高圧巻線の非接地側の端子が整流器を介して直流出
力端子に接続されている。
低圧巻線が対応する交流入力端子に接続されるととも
に、高圧巻線の非接地側の端子が整流器を介して直流出
力端子に接続されている。
［考案の効果］ 以上のように、本考案によれば、閉磁路鉄心の２つの
脚部にそれぞれ変圧器巻線を巻装することにより、各相
の変圧器を構成し、合計３台の変圧器を用いるだけで三
相二重半波整流回路を構成するようにしたので、６台の
変圧器を用いていた従来の装置に比べて装置を小形に構
成することができ、変圧器を配置するガス空間の縮小を
図ることができる。またガス空間の縮小を図ることがで
きるため、圧力容器も小形にすることができる。更に鉄
心の利用率が高くなるため、鉄心の総重量を軽くするこ
とができる。
脚部にそれぞれ変圧器巻線を巻装することにより、各相
の変圧器を構成し、合計３台の変圧器を用いるだけで三
相二重半波整流回路を構成するようにしたので、６台の
変圧器を用いていた従来の装置に比べて装置を小形に構
成することができ、変圧器を配置するガス空間の縮小を
図ることができる。またガス空間の縮小を図ることがで
きるため、圧力容器も小形にすることができる。更に鉄
心の利用率が高くなるため、鉄心の総重量を軽くするこ
とができる。
本発明によれば、これらの相乗効果により、３相二重
半波整流直流電源装置の小形軽量化と、コストの大幅な
低減とを図ることができる。
半波整流直流電源装置の小形軽量化と、コストの大幅な
低減とを図ることができる。
第１図は本考案で用いる変圧器の構成例を一部断面して
示した正面図、第２図は第１図の変圧器の電気的な構成
を示した結線図、第３図は本考案の実施例の全体的な構
成を示す結線図である。 １…容器、２…鉄心、3A…第１の変圧器巻線、3a1…低
圧巻線、3a2…高圧巻線、3B…第２の変圧器巻線、3b1…
低圧巻線、3b2…高圧巻線、６…高圧シールド、Da,Db…
整流器。
示した正面図、第２図は第１図の変圧器の電気的な構成
を示した結線図、第３図は本考案の実施例の全体的な構
成を示す結線図である。 １…容器、２…鉄心、3A…第１の変圧器巻線、3a1…低
圧巻線、3a2…高圧巻線、3B…第２の変圧器巻線、3b1…
低圧巻線、3b2…高圧巻線、６…高圧シールド、Da,Db…
整流器。
Claims (1)
- 【請求項１】第１及び第２の脚部を有する閉磁路鉄心の
第１の脚部に低圧巻線を内側にして巻回された第１の変
圧器巻線と、前記鉄心の第２の脚部に低圧巻線を内側に
して巻回された第２の変圧器巻線とを備えた変圧器が三
相の各相毎に設けられて、合計３台の変圧器が絶縁ガス
を封入した共通の容器内に収納され、 各相の変圧器の第１及び第２の変圧器巻線の低圧巻線同
士が極性を合わせた状態で並列接続されて各相の交流入
力端子に接続され、 前記第１及び第２の変圧器巻線の高圧巻線の巻き始めの
一端が共通接続されて接地されるとともに、両変圧器巻
線の高圧巻線の他端がそれぞれ整流器を介して直流出力
端子に接続され、 各相の変圧器の第１及び第２の変圧器巻線の高圧巻線の
外側にそれぞれ高圧シールドが配置されている三相二重
半波整流直流電源装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12534690U JP2501796Y2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 三相二重半波整流直流電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12534690U JP2501796Y2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 三相二重半波整流直流電源装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0486092U JPH0486092U (ja) | 1992-07-27 |
| JP2501796Y2 true JP2501796Y2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=31872947
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12534690U Expired - Lifetime JP2501796Y2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 三相二重半波整流直流電源装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2501796Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-28 JP JP12534690U patent/JP2501796Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0486092U (ja) | 1992-07-27 |
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