JP2501116B2 - 巡回制御形回線交換方法 - Google Patents

巡回制御形回線交換方法

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JP2501116B2
JP2501116B2 JP5060688A JP5060688A JP2501116B2 JP 2501116 B2 JP2501116 B2 JP 2501116B2 JP 5060688 A JP5060688 A JP 5060688A JP 5060688 A JP5060688 A JP 5060688A JP 2501116 B2 JP2501116 B2 JP 2501116B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、伝送路を複数通信ノードで共有し、通信ノ
ード間でデータ・音声・画像等のマルチメディア通信を
行うLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)・MAN(メ
トロポリタン・エリア・ネットワーク)・WAN(ワイド
・エリア・ネットワーク)として利用可能な巡回制御形
回線交換方法に関するものである。
〔従来の技術〕
LANやMANでの回線交換方式としては従来、125μsecの
伝送フレームの中で回線交換用とパケット交換用の使用
領域を分割するハイブリッドインタフェース方式が用い
られていた。
第4図に、かかるハイブリッドインタフェース方式に
おけるフレーム構成を示した。同図において、125μsec
の1フレーム中の先頭にあるOH(伝送オーバヘッド)
は、物理チャネル1の入っている位置を示すための特定
パターン等を含む領域である。そして各物理チャネルに
はオクテット(8ビット)単位で情報が入っており、各
物理チャネル毎に回線交換又はパケット交換用に使用さ
れる。
さて、かかるハイブリッドインタフェース方式のフレ
ーム構成の場合、回線交換はオクテット(8ビット)単
位に使用し、発呼時にフレーム中の使用位置を集中管理
ノードが指定する。このハイブリッド形では回線交換と
パケット交換の境界を変更する操作が複雑であった。
又、同じハイブリッド形でも、回線交換用の領域もパケ
ット交換用のそれと同じヘッダ及びデータからなるスロ
ットの形式にし、フォーマットを同じにする方式が存在
するが、この場合でも125μsecという伝送フレームは同
じように採用している。この場合も、125μsecフレーム
の先頭からの位置を集中管理ノードが呼設定時に指定す
る方式をとっていた。まとめると、従来の方式はすべ
て、フレーム中のスロット使用位置固定でかつ、集中管
理ノードによる集中制御方式であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
一般に、フレーム中のスロットの使用位置を固定にす
る従来方式の問題点として、全ノードが125μsecのフレ
ーム同期がとれている必要があること(スロット位置を
固定しないと、ノードAとノードBの間の同期と、ノー
ドCとノードDの間の同期は独立でよい)、或るリング
から別のリングに乗り移る時に、固定位置が来るまで、
待つ必要があること(位置を固定しないと空いている所
にすぐのせればよい)を挙げることができる。
また集中管理ノードを用いる方式の問題点としては、
集中管理ノードが障害になった時には、すべてのノード
の通信が中断すること(分散制御では、あるノードが障
害になっても、別のノード間では通信が可能。)を挙げ
ることができる。
以下、具体的に述べる。
複数ノードがリング形伝送路を共用して回線交換的
な通信を行う場合に、従来は125μsの伝送フレーム内
で、或る呼が使用するスロット位置を固定していたわけ
であるが、集中管理ノードを不要にして無くそうとする
と、他ノードがどのスロット位置を固定的に使用してい
るかをその他のノードが知る方法が難しいという問題が
ある。知る方法の一つとしては、使用するノードが他の
全ノードに通知する方法があるがこの方法は管理的に良
い方法とは云えない。
また回線交換情報は一定周期毎に発生するので、一
定周期的制御ができることが望ましい。
更にリング形伝送路を複数のノードで共有している
場合、全体のリソース(或る一定時間内に回線交換に使
用するスロット数)を管理する必要がある。これを集中
管理ノード無しに個々のノードごとの分散制御で行うの
が望まれる。
このの場合の分散リソース管理において、或るノ
ードが未使用で余っているリソースを他ノードが動的に
使用可能にすることが望まれる。
またの分散制御の際に、複数のノードが同時にリ
ソース使用量を増加させた時の衝突を防止できることも
必要である。
上記の分散制御の際に、1つのノードがリソース
を専有するのを防止する必要もある。
回線交換用のスロットの獲得を各ノードが行う分散
制御的な方法とは別に、集中管理ノードが行う方法も可
能にする必要がある(集中管理ノードを使う方が効率的
になる場合もあるので)。
回線交換用のスロットがリングを何巡も無益に回転
するのではなく、巡回の数を少なくして効率的に使用し
たい。
以上により本発明は、フレーム中のスロットの使用位
置が非固定で、集中管理ノードはこれを不要とする分散
制御形の巡回制御形回線交換方法と、集中管理ノードは
使用するけれども、フレーム中のスロットの使用位置が
非固定で、転送効率の良い集中制御形の巡回制御形回線
交換方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による分散制御形の巡回制御形回線交換方法に
おいては、互いに異なるアドレスを持つ複数の通信ノー
ドが伝送路を共有し、該伝送路を巡回するスロットを使
って或る通信ノードから他の通信ノードへ情報を伝達
し、その際、スロットに含まれる制御用情報とユーザ情
報のうち、制御用情報に当該スロットの使用の有無を示
す空塞情報、ユーザ情報の送信先及び送信元アドレスを
含ませておき、空塞情報が空きを示す空スロットは使用
可能であり、使用中のスロットには空塞情報が塞がりを
示すようにして、スロットの重複使用無しに或る通信ノ
ードから他の通信ノードへ情報を伝達できるようにした
通信網において、前記制御用情報に予約ビットと予約ア
ドレスを更に含ませておく。
また本発明による集中制御形の巡回制御形回線交換方
法においては、互いに異なるアドレスを持つ複数の通信
ノードと集中管理ノードが伝送路を共有し、該伝送路を
巡回するスロットを使って或る通信ノードから他の通信
ノードへ情報を伝達し、その際、スロットに含まれる制
御用情報とユーザ情報のうち、制御用情報に当該スロッ
トの使用の有無を示す空塞情報、ユーザ情報の送信先及
び送信元アドレスを含ませておき、空塞情報が空きを示
す空スロットは使用可能であり、使用中のスロットには
空塞情報が塞がりを示すようにして、スロットの重複使
用無しに或る通信ノードから他の通信ノードへ情報を伝
達できるようにした通信網において、前記制御用情報に
回線交換用かパケット交換用かを示す識別情報、予約ビ
ット及び予約アドレスを更に含ませておく。
〔作用〕
本発明による分散制御形の巡回制御形回線交換方法で
は、通信フェーズにおいて、或る通信ノードに送信すべ
き情報があるとき、該ノードに到着したスロットの空塞
情報が空きのときはその空スロットを利用し、該スロッ
トに送信先、送信元アドレス及び呼識別番号を必要に応
じて設定して送信するが、到着したスロットの空塞情報
が塞がりを示すときに、該スロットの予約ビットを見て
それが未使用のときは該予約ビットを使用中に転じて予
約アドレスに自分のアドレスを設定し、予約ビットが使
用中のときは、空スロット又は予約未使用スロットの到
着を待って同様の操作を行い、送信ノード以外の他のノ
ードでは、予約ビットが使用中のスロットについては、
そのスロットの使用は予約アドレスに設定されたアドレ
スを持つノードに限ることとし、予約ビットを使用中に
されたスロットは伝送路を一巡した後は予約したノード
に必ず空の状態で戻ることにより、その予約したノード
が情報送信可能となり、受信ノードは自分のアドレスが
送信先アドレスに設定されているスロットを見つけて該
スロットから情報を取り出すことにより、情報を受信す
る。
また本発明による集中制御形の巡回制御形回線交換方
法では、発呼側となった通信ノード(発呼ノード)は集
中管理ノードに、使用するリソース量(回線交換に必要
なスロット数)を含む発呼メッセージを送信し、集中管
理ノードは発呼メッセージと着信側となった通信ノード
(着信ノード)からの応答メッセージから、その呼に必
要なリソース量を判断し、呼設定後の通信フェーズに入
ると、集中管理ノードはそれぞれの呼毎の通信速度に応
じた一定周期毎に、スロット内の予約ビットをオンし、
一巡後にそのスロットが空きで戻ってきたときに、回線
交換用に使用するため前記識別情報をオンにし、宛先ア
ドレスにそのスロットを使用すべき送信ノードのアドレ
スを入れて巡回させることにより、送信ノードは集中管
理ノードが配送してきたそのスロットを送信用に利用
し、今度は宛先アドレスに受信ノードのアドレスを入れ
て巡回させることにより、受信ノードがこれを受信し、
受信後、そのスロットを解放する。
〔実施例〕
第2図は、本発明を実施する際に用いる共用伝送路の
形態例を示す説明図で、1が共用伝送路、2がノードで
ある。
同図に見られるように、伝送路の形態としては各種形
態が取れる。必ずしも(a)に示すリング形態でなくて
もよい。(b)のように、直線形態でもよい。ただし、
この場合は両端のノード2aとノード2nは受信したスロッ
トを別のバスに送り出し、スロットを巡回させる必要が
ある。(c)のようなリング形バス網でもよい。
複数のノードで共用するかかる伝送路上を第3図に示
す形態の情報が流れる。すなわち、第3図(a)に示す
概存の伝送路(125μsの伝送フレームの中に、1つのO
Hが入っている場合もあれば、伝送方式の違いによって
複数のOHが入っている場合もある)を使って、(b)に
示すMAC(メディアアクセス制御)レイヤの情報(MACフ
レーム)を流す。このようにMACフレームを使えばスロ
ットの先頭をフレーミングFによって識別することがで
きる。各スロットは、(c)に示すように、スロットヘ
ッダとユーザ情報とスロットテイラから成っており、ス
ロットテイラは無くても良いので、その場合には、
(d)に示す如きフォーマットになる。
スロットヘッダには以下の情報が含まれる。
スロットの空塞表示:ユーザ情報に有効情報がのっ
ているか否かを示す。
情報送信元アドレス:空塞ビットが塞の時のみ意味
を持つ。
情報送信先アドレス:空塞ビットが塞の時のみ意味
を持つ。
予約ビット:予約するために用いる。
予約アドレス:予約ビットをonしたノードのアドレ
スを示す。
検査ビット:ごみスロット除去に使用する。
呼識別番号:ユーザ情報領域の情報がどの呼の情報
であるかを示す。
その他の目的に存在する可能性があるが、ここでは
省略する。
第1図は、本発明において用いるノード2の構成例を
示すブロック図である。各ノードは受動回路形で構成
し、MACフレームを1つのノードが送信する形態でもよ
いし、能動回路で構成し、各ノード間を終端してもよ
い。
第1図において、2はノード、3はスロット受信部、
4は情報書込部、5は管理部、6は受信バッファ、7は
送信バッファ、8は端末対応部、9は端末群、である。
各ノード2の管理部5は到着したスロットの空塞ビッ
トを検査し、空きの時は送信バッファ7から送信すべき
情報をスロットのユーザ情報フィールドに格納し、空塞
ビットを塞にし、送信元と送信先アドレスを設定して情
報書込み部4が送り出す。
各ノードは異なるアドレス(MACレイヤアドレス)を
持つ。1つのノードが1つの伝送路(第2図に示すよう
に2つの伝送路をループにすることにより、1つの伝送
路にすることも含む)に2つのアクセス部を持つ時は異
なるアドレスを用いる。
回線交換以外にも、空塞ビットを使用し、パケット交
換も行う。スロットの解放(空塞ビットの空化)は受信
ノードが行うシステムでもよいし、一巡したものを送信
ノードが行う方式でもよい。
次に送信側送信方法について説明する。
以下では呼の確立終了後の情報送信方法について述べ
る。
ノード2における管理部5はスロット情報長分の送
信情報を組み立てるか、端末9からスロット情報長分の
情報を端末対応部8を介して送信バッファ7に受ける
と、直後にスロット受信部3に受信したn個の受信スロ
ットの空塞ビットを検査する。空ビットがonのスロット
が存在すると使用する。n個がすべてonでない時は予約
ビットをonし、予約アドレスに自アドレスを設定する。
一巡し、空のスロットになってくるのを待つ。nの値は
ノード毎に設定可能である。
予約ビットを使用した時は、予約ビットon、予約ア
ドレスが自アドレスの空きスロットが来ると、スロット
の情報領域に情報を格納し、送信元アドレス、送信先ア
ドレス、呼識別番号、回線交換用に使用したスロットで
あることを示す回線交換ビットon、空塞ビットを塞表
示、予約ビットoff、予約アドレスのクリア等の処理を
必要に応じて行い、送信する。
これを呼毎の情報量に応じて必要な回数行う。
ノードAとノードBが通信する際のA→B方向とB
→A方向とは独立の送信手順とできる。又、方向毎に別
速度が可能である。
各ノードは情報の到着と同時にスロットの予約を行
う方法も存在するが、周期的に情報が到着する性質を利
用する場合は、この一定周期毎に予約ビットを利用して
よい。
第1A図は、上述のような送信時のノード2における管
理部5の動作の流れを示したフローチャートであるので
参照されたい。
また上述の送信方法において、送信ノードに情報が発
生してから送信制御を行うのでなく、呼毎の送信速度に
対応する一定周期毎に予約ビットをonし、一巡後に空き
でもどってきたスロットを送信に利用する周期制御方式
を採用することもできる。
この場合の管理部5の動作の流れを第1B図のフローチ
ャートに示したので参照されたい。
次に受信側受信方法について説明する。
自アドレスが送信先アドレス領域に入ったスロット
が来ると受信する。呼識別番号によりどの呼の情報であ
るかがわかる。
受信すると、スロットの空塞ビット、回線交換ビッ
ト等のoff処理を必要に応じて行う。
リソース(或る一定時間内に回線交換に使用するスロ
ットの数)管理は次のように行う。
それには以下のように2つの管理方式があり、そのど
ちらをとってもよい。
(a)集中管理:リソース管理ノードが行う。
(b)分散管理:各ノードが行い、リソース管理ノード
が存在しない。
分散管理方式も次の2つの方式に分かれる。
(イ)各ノードの使用リソース量は半固定:或る時間帯
又はある期間の各ノードの使用リソース量を半固定し、
その量までは使用してよいこととする。別の時間帯にな
ると、この量を変更する。この変更方法は管理ノードか
らの通知による方法と、各ノードが記憶しておく方法の
2つがとれる。
(ロ)動的分散管理:各ノードの使用リソース量を半固
定にしないで、動的に可変にする。
以下、順に詳細に説明する。
半固定分散管理の場合は次の如くである。
各ノードの使用可能リソース量を決める。各ノード
はこの範囲内では自由に使用可能である。このリソース
量の具体的表現方法としては、s個のMACフレームの間
での使用スロット数が使用できる。
sとしては最小速度クラスをスロットを使用して送
信する時の繰り返し周期を選ぶ方法がある。例えば、64
kb/sの呼で、64オクテットの情報領域のスロットを使用
する時は8msecとなる。
各ノードの使用量は時間帯毎に変更できる。例え
ば、各ノード毎が時間帯毎の値を記憶しておくこともで
きるし、管理ノードからの指令による方法もある。
完全分散リース管理の場合は次の如くである。
呼の確立可能性の判断について説明する。
a)各ノードは各超MACフレーム毎に疑似回線交換に使
用されているスロットの数を計数する。該当スロットは
回線交換ビットがonであることで判定できる。最新の値
をNとする。
b)各ノードは自分が現在疑似回線交換に使用している
超MACフレーム内のスロット数をMとする。
c)新しい呼の通信速度を超MACフレーム内の使用スロ
ット数で換算したものをVとする。次の2つの条件を満
足している場合のみ、通信を開始できる。
(M+V)≦各ノード毎に予め決められたしきい値……
(1) (N+V)≦そのシステムに予め決められたしきい値…
…(2) 換言すると、これは、スロット制御情報に、この通信
方式に使用することを示す回線交換ビットを設け、各ノ
ードはそのビットがonのスロットの一定期間毎の数をカ
ウントし、その最新値をNとし、そのノードの同じ一定
期間毎の現在の使用中のスロット数をMとし、そのノー
ドの新しい呼びが同じ一定期間に使用するスロットの数
をVとし、(M+V)を≦各ノード毎にきめられたしき
い値及び、(N+V)≦各ノード毎にきめられたしきい
値の2つを満足できる場合は、通信開始を知らせる発呼
メッセージを着信ノードに送信し、応答が返ると通信す
る方式であると云える。
次に発呼の衝突について説明する。
発呼の衝突により、一次的にN以上のスロットが回線
交換用に使用されることがある。この対策は以下のよう
にする。発呼ノードは発呼の一定時間(t)前に送信及
び受信スループットに相当する通信を事前に行う。この
スロットは発呼ノードが刈り取る。tの間観測し、上記
(1),(2)の条件を満足している場合のみ、着信ノ
ードに発呼する。満足していない時は例えば、ランダム
な時間経過後、再試行する。
また最低限のリソース保証について説明すれば次の如
くである。
分散制御等を行うと、1つのノードがすべてのリソー
スを専有する恐れがある。これを防止するために、各ノ
ードが最低限使用可能なリソース量を確保し、その残り
の部分のみを必要なノードが使用する。
この方式は換言すると、分散制御において、各ノード
ごとに最低限の使用可能リソース量と共用可能なリソー
ス量に分け、或るノードが自分の最低限のリソース量を
越える使用状況になった時に、共用リソース量があいて
いる限り利用できるリソース共用方式であると云える。
スロット使用の分散処理とリソース集中管理の組合せも
可能である。すなわちスロット使用(予約ビットによる
確保等)は各ノードによる分散処理を行い、リソース管
理のみ集中ノードでおこなう方法もあり得る。
次に集中スロット使用管理の場合の実施例について説
明する。
先に説明した実施例(第1A図に動作の流れを示した実
施例)は各送信ノードが個別に回線交換用のスロットを
予約ビットにより、確保する方式であったが、ここでは
集中管理ノードが集中して行う実施例を説明する。
或る呼を確立しても、全体のリソース的に問題がない
かを判断するリソース管理としては、本集中スロット使
用管理でも、各個別ノードが独自に行う方式と、集中管
理ノードが行う方式の2つが可能である。集中管理方式
においても、集中スロット使用管理ノードと集中リソー
ス管理ノードを別にすることも可能だが、同じノードが
両者を兼ねるのが一般的である。
呼の確立については、 a)集中スロット使用管理ノードに対し、発呼ノードは
発呼メッセージ等によって、その呼の使用速度を通知す
る。送受両方向は別速度でよい。
b)管理ノードはリソース管理も行う場合も、リソース
的にその呼の受付が可能か否かを判定する。可能なら
ば、以下のリソースをハントし発・着両ノードに通知す
る。
通信中の管理ノードの手順は次の通りである。
a)回線交換の場合は速度に応じて、ある周期毎に情報
が転送される。従って、各呼毎にそのタイミングになる
と、必要な個数分のスロット分、管理ノードは連続的に
予約ビットをonし、予約アドレスに自分のアドレスを格
納する。このタイミングとして、MACフレームを利用し
てよい。
b)一巡してもどってくると、回線交換ビットonする。
そのスロットを利用する送信ノードを指定するために、
通常、スロットの宛先アドレスに送信ノードアドレスを
入れる。この時に、予約アドレスも空いているので、そ
れを利用する方法もあり得る。空塞ビットはまだ、情報
領域には情報が格納されていないため、空を設定する。
管理ノードが呼識別番号領域又は、予約アドレス領域に
設定することも可能である。ただし、複数の呼を持つ送
信ノードであっても、到着したスロットをどの呼のため
に使用するかはその送信ノードの自由であるため、基本
的には呼識別番号は不要である。
送信ノードの送信方法としては、回線交換ビットon、
空塞ビットが空、宛先アドレスが自分のアドレスのスロ
ットが来ると、送信ノードは回線交換送信に利用する。
情報を格納すると、受信ノードアドレスを宛先アドレス
に設定し、空塞ビットを塞にし、呼識別番号領域に該当
する呼の識別番号を入れる。
受信ノードの受信処理としては、受信ノードは回線交
換ビットon、空塞ビットが塞でかつ、宛先アドレスが自
分のスロットが到着すると受信する。ぞの呼に相当する
かは呼識別番号でわかる。受信後、空塞ビットを空にし
てよい。ただし、受信ノードが空にしないで、管理ノー
ドが空にすることも可能である。ただし、受信ノードで
すぐ空にした方が効率がよい。
以上の方式は、換言すると、発呼側となった各通信ノ
ードは集中管理ノードに、使用するリソース量(スロッ
ト数)を含む発呼メッセージを送信し、集中管理ノード
は発呼メッセージと着信側となった通信ノードからの応
答メッセージから、その呼に必要なリソース量を判断
し、通信フェーズに入ると集中管理ノードはそれぞれの
呼毎の通信速度に応じた一定周期毎に、スロット内の予
約ビットをonし、一巡後にそのスロットが空きでもどっ
てきた時に、回線交換用に使用するため前記識別情報を
onに転じ、宛先アドレスにそのスロットを使用すべき送
信ノードのアドレスを入れて巡回させることにより、送
信ノードは集中管理ノードが配送してきたそのスロット
を送信用に利用し、今度は宛先アドレスに受信ノードの
アドレスを入れて巡回させることにより、受信ノードが
これを受信し、送信後そのスロットを解放するようにし
た集中スロット管理形方式であると云える。
この場合の集中管理ノードにおける管理部5の動作の
流れを第1C図に、また送信ノードの動作の流れを第1D図
に、それぞれ示したので参照されたい。
ノード位置把握の場合について説明する。
a)管理ノードがすべての一般ノードの位置を把握して
いるとともに、両方向に送信可能な時は、回線交換用に
確保したスロットを管理ノード、送信ノード、受信ノー
ドの順になる方向にそのスロットを送信する。その結
果、効率が良くなる。
b)一般ノードも、管理ノードと他の一般ノードの位置
関係を把握していると、送信ノードと受信ノードの間に
管理ノードが入らない方向にすべて、スロットを送信す
ると、管理ノードへは必ず空きスロットが到着し、予約
ビットを使用して回線交換用スロットの確保をしなくて
よくなる。
パケット交換との関係を説明すると、これはパケット
交換の制御とは独立である。具体的には、予約ビット及
び回線交換ビットがonのスロットはパケット交換制御の
対象とはしないことにより、同時に回線交換とパケット
交換を併存することが可能である。
〔発明の効果〕
本発明によれば次の効果を期待することができる。
(1)特別な集中管理ノードなしのスロット使用の分散
制御も可能。
(2)125μsecフレームを必ずしも使用する必要がな
い。
(3)リソースの制御に関して、集中ノードで行う方法
と、集中管理ノードを置かない分散制御の両方が可能。
(4)1つのスロットを1つのノードが専有する方式
も、複数のノードで共用する方式も両方が可能。
(5)伝送フレームの固定位置を使用する必要がないの
で、以下の利点がある。
ノード毎に独立のMACフレーム同期にもできる。
ノード毎のフレーム遅延が実際の遅延に結びつかな
い。
(6)リングの片方向運用も両方向運用も両方が可能。
(7)集中管理形の場合、集中管理ノードが一般ノード
の位置関係を把握できる場合、スロットの経由ノード数
が少なくなり、転送効率が向上する。一般ノードも他ノ
ードの位置を把握している時に集中管理ノードによる予
約処理が不要となり、さらに向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明において用いるノードの構成例を示すブ
ロック図、第1A図、第1B図、第1C図、第1D図はそれぞれ
ノードにおける管理部の本発明による動作例を示すフロ
ーチャート、第2図は本発明を実施する際に用いる共用
伝送路の形態例を示す説明図、第3図は共用伝送路上を
流れる情報のフォーマットを示す説明図、第4図はハイ
ブリッドインタフェース方式におけるフレーム構成を示
す説明図、である。 符号の説明 1……共用伝送路、2……ノード、3……スロット受信
部、4……情報書込部、5……管理部、6……受信バッ
フア、7……送信バッフア、8……端末対応部、9……
端末群

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに異なるアドレスを持つ複数の通信ノ
    ードが伝送路を共有し、該伝送路を巡回するスロットを
    使って或る通信ノードから他の通信ノードへ情報を伝達
    し、その際、スロットに含まれる制御用情報とユーザ情
    報のうち、制御用情報に当該スロットの使用の有無を示
    す空塞情報、ユーザ情報の送信先及び送信元アドレスを
    含ませておき、空塞情報が空きを示す空スロットは使用
    可能であり、使用中のスロットには空塞情報が塞がりを
    示すようにして、スロットの重複使用無しに或る通信ノ
    ードから他の通信ノードへ情報を伝達できるようにした
    通信網において、 前記制御用情報に予約ビットと予約アドレスを更に含ま
    せておき、通信フェーズにおいて、或る通信ノードに送
    信すべき情報があるとき、該ノードに到着したスロット
    の空塞情報が空きのときはその空スロットを利用し、該
    スロットに送信先、送信元アドレス及び呼識別番号を必
    要に応じて設定して送信するが、 到着したスロットの空塞情報が塞がりを示すときに、該
    スロットの予約ビットを見てそれが未使用のときは該予
    約ビットを使用中に転じて予約アドレスに自分のアドレ
    スを設定し、予約ビットが使用中のときは、空スロット
    又は予約未使用スロットの到着を待って同様の操作を行
    い、 送信ノード以外の他のノードでは、予約ビットが使用中
    のスロットについては、そのスロットの使用は予約アド
    レスに設定されたアドレスを持つノードに限ることと
    し、予約ビットを使用中にされたスロットは伝送路を一
    巡した後は予約したノードに必ず空の状態で戻ることに
    より、その予約したノードが情報送信可能となり、受信
    ノードは自分のアドレスが送信先アドレスに設定されて
    いるスロットを見つけて該スロットから情報を取り出す
    ことにより、情報を受信するようにしたことを特徴とす
    る分散制御形の巡回制御形回線交換方法。
  2. 【請求項2】互いに異なるアドレスを持つ複数の通信ノ
    ードと集中管理ノードが伝送路を共有し、該伝送路を巡
    回するスロットを使って或る通信ノードから他の通信ノ
    ードへ情報を伝達し、その際、スロットに含まれる制御
    用情報とユーザ情報のうち、制御用情報に当該スロット
    の使用の有無を示す空塞情報、ユーザ情報の送信先及び
    送信元アドレスを含ませておき、空塞情報が空きを示す
    空スロットは使用可能であり、使用中のスロットには空
    塞情報が塞がりを示すようにして、スロットの重複使用
    無しに或る通信ノードから他の通信ノードへ情報を伝達
    できるようにした通信網において、 前記制御用情報に回線交換用かパケット交換用かを示す
    識別情報、予約ビット及び予約アドレスを更に含ませて
    おき、発呼側となった通信ノードは集中管理ノードに、
    使用するリソース量を含む発呼メッセージを送信し、集
    中管理ノードは発呼メッセージと着信側となった通信ノ
    ードからの応答メッセージから、その呼に必要なリソー
    ス量を判断し、呼設定後の通信フェーズに入ると、集中
    管理ノードはそれぞれの呼毎の通信速度に応じた一定周
    期毎に、スロット内の予約ビットをオンし、一巡後にそ
    のスロットが空きで戻ってきたときに、回線交換用に使
    用するため前記識別情報をオンにし、宛先アドレスにそ
    のスロットを使用すべき送信ノードのアドレスを入れて
    巡回させることにより、送信ノードは集中管理ノードが
    配送してきたそのスロットを送信用に利用し、今度は宛
    先アドレスに受信ノードのアドレスを入れて巡回させる
    ことにより、受信ノードがこれを受信し、受信後、その
    スロットを解放するようにしたことを特徴とする集中制
    御形の巡回制御形回線交換方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8920797B2 (en) 2003-10-09 2014-12-30 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha Highly concentrated stabilized IgM solution

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