JP2500736Y2 - レ―ザ加工機 - Google Patents
レ―ザ加工機Info
- Publication number
- JP2500736Y2 JP2500736Y2 JP1991024569U JP2456991U JP2500736Y2 JP 2500736 Y2 JP2500736 Y2 JP 2500736Y2 JP 1991024569 U JP1991024569 U JP 1991024569U JP 2456991 U JP2456991 U JP 2456991U JP 2500736 Y2 JP2500736 Y2 JP 2500736Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laser
- oscillator
- laser light
- optical path
- path system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Lasers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案はレーザ加工機におけるレ
ーザ発振器内部のレーザガス内圧の保持装置に関する。
ーザ発振器内部のレーザガス内圧の保持装置に関する。
【０００２】
【従来に技術】レーザ加工機におけるレーザ発振器は内
部に低圧のレーザガスを充満させている。そしてレーザ
発振器は内部の低圧レーザガスを大気と遮断するために
レーザ光取出口をレーザ光が透過可能な状態で塞ぐ必要
がある。このため従来は、レーザ内圧を保持するために
図２に示すようにウィンドウを発振器ビーム出口に設け
る方法とか、図３に示すように発振器のレーザ光出口に
狭隘な隙間を設けその間に多量のガスを吹きつける方法
を用いていた。
部に低圧のレーザガスを充満させている。そしてレーザ
発振器は内部の低圧レーザガスを大気と遮断するために
レーザ光取出口をレーザ光が透過可能な状態で塞ぐ必要
がある。このため従来は、レーザ内圧を保持するために
図２に示すようにウィンドウを発振器ビーム出口に設け
る方法とか、図３に示すように発振器のレーザ光出口に
狭隘な隙間を設けその間に多量のガスを吹きつける方法
を用いていた。
【０００３】図２の従来例において１はレーザ光で発振
器３より射出される。２は中空状の光路径で発振器３に
接続されており、レーザ光１は該光路径を通って加工用
レンズを経てワークに対しレーザ加工を行う。７は発振
器３はレーザ光出口側開口部に設けられたウィンドウ
で、該ウィンドウ７により発振器３内の低圧レーザガス
を気密状態に維持すると共にレーザ光を透過可能にして
いる。
器３より射出される。２は中空状の光路径で発振器３に
接続されており、レーザ光１は該光路径を通って加工用
レンズを経てワークに対しレーザ加工を行う。７は発振
器３はレーザ光出口側開口部に設けられたウィンドウ
で、該ウィンドウ７により発振器３内の低圧レーザガス
を気密状態に維持すると共にレーザ光を透過可能にして
いる。
【０００４】図３は従来の別の例で、発振器３のレーザ
光出口側には狭隘な出口隙間８が穿設されており、該隙
間部８に向けて吹きつけガス入口９及び吹きつけガス出
口１０がそれぞれ外周より穿設されている。そして吹き
つけガス入口９より多量の吹きつけガス１１を吹き込ん
で発振器３内のレーザガスの気密を保持している。その
他の機構は図２の場合と同様である。
光出口側には狭隘な出口隙間８が穿設されており、該隙
間部８に向けて吹きつけガス入口９及び吹きつけガス出
口１０がそれぞれ外周より穿設されている。そして吹き
つけガス入口９より多量の吹きつけガス１１を吹き込ん
で発振器３内のレーザガスの気密を保持している。その
他の機構は図２の場合と同様である。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】ところで前述の従来技
術のうち、図２に示す発振器のレーザ光出口側開口部に
ウィンドウを設けたものでは、レーザ光の長時間の透過
によりそのエネルギーの１部をウィンドウが吸収し熱膨
張現象を生じる。このためレーザビームの形状、エネル
ギー分布が変化し、加工状態に悪影響を与える不具合が
ある。
術のうち、図２に示す発振器のレーザ光出口側開口部に
ウィンドウを設けたものでは、レーザ光の長時間の透過
によりそのエネルギーの１部をウィンドウが吸収し熱膨
張現象を生じる。このためレーザビームの形状、エネル
ギー分布が変化し、加工状態に悪影響を与える不具合が
ある。
【０００６】また図３に示す発振器のレーザ光出口側の
狭隘な出口隙間部にガスを吹きつけるものでは、発振器
内部のレーザガスを吹きつけガスが巻き込み、レーザガ
スが多量に必要となるほか、吹きつけガスも多量に消費
する不具合があり、また外部の大気が発振器内部に侵入
する不具合がある。
狭隘な出口隙間部にガスを吹きつけるものでは、発振器
内部のレーザガスを吹きつけガスが巻き込み、レーザガ
スが多量に必要となるほか、吹きつけガスも多量に消費
する不具合があり、また外部の大気が発振器内部に侵入
する不具合がある。
【０００７】本考案は上記不具合点を解決した新たなレ
ーザガス内圧保持装置を具備するレーザ加工機を提供す
ることを目的としている。
ーザガス内圧保持装置を具備するレーザ加工機を提供す
ることを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案のレーザ加工機は、一側にレーザ光を射出するた
めの開放されたレーザ光取出口を穿設した発振器と、外
部から完全に密閉された連続した内部空間を有する光路
系の一側とを気密状態で接続すると共に、該光路系の他
側に設けた加工ヘッドの内径部に集光用レンズを気密的
に装着したことを特徴としている。
本考案のレーザ加工機は、一側にレーザ光を射出するた
めの開放されたレーザ光取出口を穿設した発振器と、外
部から完全に密閉された連続した内部空間を有する光路
系の一側とを気密状態で接続すると共に、該光路系の他
側に設けた加工ヘッドの内径部に集光用レンズを気密的
に装着したことを特徴としている。
【０００９】
【作用】上述の本考案のレーザ加工機は、レーザ発振器
を出たレーザ光が大気と完全に遮断され発振器内部と同
圧のガス圧に保たれたガス密閉状態光路系内の内部空間
を経て加工ヘッドに至り、同ヘッドの内径部に気密的に
装着された集光用レンズを透過し、該レンズにより集光
されてワークに対し所要のレーザ加工を行う。
を出たレーザ光が大気と完全に遮断され発振器内部と同
圧のガス圧に保たれたガス密閉状態光路系内の内部空間
を経て加工ヘッドに至り、同ヘッドの内径部に気密的に
装着された集光用レンズを透過し、該レンズにより集光
されてワークに対し所要のレーザ加工を行う。
【００１０】
【実施例】以下図面により本考案の１実施例について説
明すると、内部に低圧のレーザガスを充満した発振器３
の一側にはレーザ光取出口１３が穿設されている。
明すると、内部に低圧のレーザガスを充満した発振器３
の一側にはレーザ光取出口１３が穿設されている。
【００１１】２は連続した内部空間を有する大気と遮断
された光路系で、該光路系２の一側は前記発振器３のレ
ーザ光出口側の気密的に接続している。
された光路系で、該光路系２の一側は前記発振器３のレ
ーザ光出口側の気密的に接続している。
【００１２】光路系２の他側は水平状態から９０度折れ
曲がり、ワーク１４に対向する加工ヘッド６を形成して
おり、該加工ヘッド６の内径部に加工用の集光レンズ４
を内部に気密が保たれる状態で装着している。
曲がり、ワーク１４に対向する加工ヘッド６を形成して
おり、該加工ヘッド６の内径部に加工用の集光レンズ４
を内部に気密が保たれる状態で装着している。
【００１３】５は加工ヘッド６先端のノズルで、該ノズ
ル部より集光レンズ４を透過したレーザ光が大気中で集
光されワーク１４に対し所要のレーザ加工を行う。
ル部より集光レンズ４を透過したレーザ光が大気中で集
光されワーク１４に対し所要のレーザ加工を行う。
【００１４】１２は光路系２の途中の直角屈曲部隅上部
に配設されたミラーで、該ミラー１２により光路系２の
水平方向空間部を通過して来たレーザ光１が図１に示す
ように９０度屈折して光路系２の垂直方向空間部を通過
して加工ヘッド６に向かって行く。
に配設されたミラーで、該ミラー１２により光路系２の
水平方向空間部を通過して来たレーザ光１が図１に示す
ように９０度屈折して光路系２の垂直方向空間部を通過
して加工ヘッド６に向かって行く。
【００１５】
【効果の効果】以上述べたように本考案のレーザ加工機
によれば次に示す効果が得られる。 （１）従来技術の１例のように発振器３のレーザ光出口
側開口部に気密保持のためのウィンドウを設けることが
ないので、レーザ光の長時間の透過による熱膨張の原因
となる透過光学部品が１つ取除かれ、レーザ光の変形、
エネルギー分布の変化が無くなり、加工状態が著しく改
善される。 （２）加工ヘッド内部に気密的に取付けたレンズにより
発振器及びこれと接続する光路系及び加工ヘッドのレン
ズのレーザ光入射光側の各内部空間部が大気と完全に遮
断されるので、大気の侵入によるレーザガスの劣化が防
止できると共にレーザガスの消費が少ないのでレーザ光
の安定した出力を得ることができる。
によれば次に示す効果が得られる。 （１）従来技術の１例のように発振器３のレーザ光出口
側開口部に気密保持のためのウィンドウを設けることが
ないので、レーザ光の長時間の透過による熱膨張の原因
となる透過光学部品が１つ取除かれ、レーザ光の変形、
エネルギー分布の変化が無くなり、加工状態が著しく改
善される。 （２）加工ヘッド内部に気密的に取付けたレンズにより
発振器及びこれと接続する光路系及び加工ヘッドのレン
ズのレーザ光入射光側の各内部空間部が大気と完全に遮
断されるので、大気の侵入によるレーザガスの劣化が防
止できると共にレーザガスの消費が少ないのでレーザ光
の安定した出力を得ることができる。
【図１】本考案の１実施例装置の要部側断面図である。
【図２】従来装置の１例である発振器のレーザ光出口側
開口部にウィンドウを取付けた場合の要部断面図であ
る。
開口部にウィンドウを取付けた場合の要部断面図であ
る。
【図３】従来装置の別の例である発振器のレーザ光出口
側開口部を吹きつけガスにより外部と遮断した場合の要
部断面図である。
側開口部を吹きつけガスにより外部と遮断した場合の要
部断面図である。
１ レーザ光 ２ 光路系 ３ 発振器 ４ 加工用集光レンズ ５ ノズル ６ 加工ヘッド １２ ミラー １３ レーザ光取出口 １４ ワーク
Claims (1)
- 【請求項１】一側にレーザ光を射出するための開放され
たレーザ光取出口を穿設した発振器と、外部から完全に
密閉された連続した内部空間を有する光路系の一側とを
気密状態で接続すると共に、該光路系の他側の加工ヘッ
ドの内径部に集光用レンズを気密的に装着したことを特
徴とするレーザ加工機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991024569U JP2500736Y2 (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | レ―ザ加工機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991024569U JP2500736Y2 (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | レ―ザ加工機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0544388U JPH0544388U (ja) | 1993-06-15 |
| JP2500736Y2 true JP2500736Y2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=12141796
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991024569U Expired - Lifetime JP2500736Y2 (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | レ―ザ加工機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2500736Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5437347A (en) * | 1977-08-29 | 1979-03-19 | Osaka Gas Co Ltd | Air conditioning system utilizing solar heat |
| JPS60240U (ja) * | 1983-06-16 | 1985-01-05 | 株式会社 北村製作所 | 貨物自動車の積載物移送装置 |
| JPS6049897A (ja) * | 1983-08-29 | 1985-03-19 | Amada Co Ltd | プレス |
-
1991
- 1991-03-22 JP JP1991024569U patent/JP2500736Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0544388U (ja) | 1993-06-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960123 |