JP2500579Y2 - 紙幣入出金装置の一括収納庫の紙幣堆積板機構 - Google Patents

紙幣入出金装置の一括収納庫の紙幣堆積板機構

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JP2500579Y2
JP2500579Y2 JP9084891U JP9084891U JP2500579Y2 JP 2500579 Y2 JP2500579 Y2 JP 2500579Y2 JP 9084891 U JP9084891 U JP 9084891U JP 9084891 U JP9084891 U JP 9084891U JP 2500579 Y2 JP2500579 Y2 JP 2500579Y2
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信広 本井
秀人 根井
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、銀行等の金融機関に設
置される紙幣入出金装置に関するもので、特に、金種別
に紙幣を収納する複数個の収納庫に対して紙幣の装填,
補充および回収を行うために紙幣を収納する一括収納庫
内の紙幣堆積板の機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は紙幣入出金装置の内部構造を示す
概略側面図である。図において、25は紙幣入出金装
置、26は紙幣入出金装置25の前面側上部に設けられ
た回転可能な接客部で、顧客が紙幣を投入したり、顧客
に対する紙幣の返却および出金を行うためのものであ
る。
【0003】27は鑑別部で、この鑑別部27は、紙幣
入出金装置25内で前記接客部26の左下側に配置さ
れ、この鑑別部27で紙幣の真偽,金種,正損および表
裏の鑑別と、2重走行や斜行等の異常走行の有無の検知
を行う。28は表裏取り揃え機構で、この表裏取り揃え
機構28は、紙幣入出金装置25内で前記接客部26の
左側に配置され、前記鑑別部27で裏面と鑑別された紙
幣は、この表裏取り揃え機構28で表裏反転して表面に
揃えられるようになっている。
【0004】29は一括収納庫で、この一括収納庫29
は紙幣入出金装置25内の後面側に配置されている。3
0はリジェクト収納庫で、このリジェクト収納庫30
は、紙幣入出金装置25内の後面側で、前記一括収納庫
29の直下に配置されており、このリジェクト収納庫3
0は、主として出金時のリジェクト紙幣を収納する。
【0005】ここで、図9は前記した一括収納庫29の
従来の内部の構成を示す概略側面図で、図9(a)は紙
幣繰り出し時、同図(b)は後述する金種別の収納庫の
フル検知による紙幣回収時の状態を示す。31は後述す
る装填,補充用の紙幣、および回収された紙幣を、各金
種一括して収納する一括収納部である。32はこの一括
収納部31で上下動可能に設けられた紙幣堆積板で、こ
の紙幣堆積板32上には各金種の紙幣が一括して堆積さ
せられる。33は後述する紙幣回収時に、回収紙幣を一
時堆積させる仕切り板である。
【0006】前記紙幣堆積板32は図9(b)に示す
E,F,G,H,Iの5つのポジションに図示しないモ
ータにより回動および上下動し、その動作は各ポジショ
ンに設けられた図示しない発光および受光素子からなる
検出器の検出信号に基づいて制御される。なお、前記I
のポジションは紙幣堆積板32のホームポジションであ
る。
【0007】34は前記仕切り板33上の回収紙幣をク
ランプするクランプレバーであり、このクランプレバー
34は、A,B,C,Dの4つのポジションに図示しな
いモータにより回動および上下動し、このクランプレバ
ー34の動作も、前記紙幣堆積板32と同様に各ポジシ
ョンに設けられた図示しない発光および受光素子からな
る検出器の検出信号に基づいて制御される。
【0008】前記紙幣堆積板32とクランプレバー34
の詳細な動作の説明は、後で詳しく述べる。35は一括
収納庫29内の下部に配置され、紙幣回収時に仕切り板
33上に紙幣を集積させる回収紙幣集積機構であり、こ
の回収紙幣集積機構35は複数のローラ群から構成され
る。
【0009】36は一括収納庫29内の上部に設置さ
れ、紙幣堆積板32上の紙幣の繰り出し手段としての紙
幣繰り出し機構で、この紙幣繰り出し機構36は紙幣装
填および補充時に、前記紙幣堆積板32上の紙幣を上側
から1枚ずつ分離して走行路に繰り出すための複数のロ
ーラ群から構成される。37は装填,補充リジェクト紙
幣収納部で、この装填,補充リジェクト紙幣収納部37
は、紙幣装填および補充時に前記紙幣繰り出し機構36
から繰り出された紙幣のうち、図8に示す鑑別部27に
て偽券、金種不明あるいは異常走行等により装填および
補充不可と鑑別された紙幣を装填,補充リジェクト紙幣
として収納する。
【0010】この装填,補充リジェクト紙幣収納部37
は、前記一括収納庫29内の一括収納部31の下方に位
置し、前記仕切り板33により一括収納部31と分離さ
れている。38は前記装填,補充リジェクト紙幣収納部
37へ紙幣を取り込んで集積させる装填,補充リジェク
ト紙幣集積機構であり、この装填,補充リジェクト紙幣
集積機構38は複数のローラ群から構成される。
【0011】39は一括収納部31内の紙幣のエンドを
検知するためのエンド検知器、40はニアエンド検知
器、41は同じく一括収納部31内の紙幣のフルを検知
するためのフル検知器、42は装填,補充リジェクト紙
幣収納部37の紙幣のフルを検知するためのフル検知器
であり、これら各検知器は各々発光および受光素子によ
り構成されている。
【0012】ここで図8の説明に戻る。43,44,4
5は顧客との取引に用いる出金用紙幣を堆積収納する金
種別収納庫で、この金種別収納庫43,44,45は紙
幣入出金装置25の底部側に配置されている。この金種
別収納庫43,44,45は、紙幣が金種別に収納さ
れ、1つの金種別収納庫43,44,45内には、それ
ぞれ1種類の紙幣が収納されている。
【0013】46は下部ユニットであり、この下部ユニ
ット46は金種別収納庫43,44,45に紙幣を送り
込んだり、金種別収納庫43,44,45から紙幣を繰
り出したりするローラ、ベルトおよび仕切り板等からな
る機構を有する。47は接客口26,表裏取り揃え機構
28,鑑別部27,下部ユニット46,一括収納庫29
およびリジェクト収納庫30を結んで紙幣を搬送する走
行路である。
【0014】以下、図9において、一括収納庫29の従
来における内部動作を紙幣補充動作を例にとって説明す
る。なお、紙幣補充動作とは、一括収納庫29より各金
種別収納庫43,44,45に紙幣を送り込む動作のこ
とである。紙幣堆積板32上に堆積している紙幣は、紙
幣繰り出し機構36により上側から1枚ずつ繰り出さ
れ、鑑別部27で出金に使用できるものか鑑別するとと
もに、金種を判断し、走行路47,下部ユニット46を
経て金種別収納庫43,44,45に金種別に収納され
る。なお、この収納動作の詳細については、本考案と直
接関係ないので、ここでは説明しない。金種別収納庫4
3,44,45が一定量の紙幣を収納しフル状態となる
と、金種別収納庫43,44,45内の図示せぬセンサ
により検知される。金種別収納庫43,44,45がフ
ルとなった場合、走行路47における走行方向を切り換
えることで、一括収納庫29より繰り出された紙幣は、
鑑別部27を経て回収紙幣集積機構35に送り込まれて
仕切り板33上に集積される。
【0015】このとき、鑑別部27は仕切り板33上に
集積される紙幣をカウントし、予め定めた仕切り板33
上の集積許容量(例えば100枚)に達した時点で、紙
幣繰り出し機構36を一度停止する。次に、クランプレ
バー34が図示しないモータによりAのポジションから
Bのポジションまで閉じるように回転動作を行い、仕切
り板33上に集積した上記紙幣をクランプする。
【0016】そして、前記モータによりクランプレバー
34をBのポジションからCのポジションまで上昇させ
て、仕切り板33上の紙幣をこのクランプレバー34に
より持ち上げる。これにより、仕切り板33上の紙幣は
なくなり、この仕切り板33上に再び紙幣の送り込みが
できる状態になるので、前記紙幣繰り出し機構36によ
り紙幣堆積板32上の紙幣を1枚ずつ繰り出し、鑑別部
27を経由させて集積許容量になるまで仕切り板33上
に紙幣を集積する。
【0017】そして、集積許容量になった時点で再び紙
幣繰り出し機構36を停止し、Cのポジションにあるク
ランプレバー34をモータにより開くように回転動作さ
せてDのポジションにすることにより、前記の如くクラ
ンプし持ち上げた紙幣を、次に仕切り板33に集積した
紙幣の上に落とす。続いて前記モータによりDのポジシ
ョンにあるクランプレバー34を下降させてAのポジシ
ョンに戻し、さらにAのポジションからBのポジション
まで閉じるように回転動作を行い、これにより、仕切り
板33上に集積した紙幣を再びクランプした後、クラン
プレバー34を再びBのポジションからCのポジション
まで上昇させて仕切り板33上の紙幣を持ち上げて仕切
り板33上に紙幣を集積可能とし、紙幣繰り出し機構3
6により紙幣の繰り出しを行う。
【0018】以上の動作を一括収納部31のエンド検知
器39が紙幣のエンドを検知するまで繰り返す。エンド
検知器39が紙幣のエンドを検知すると紙幣繰り出し機
構36を停止し、クランプレバー34は上記した動作に
より仕切り板33上のすべての紙幣をCのポジションへ
クランプして持ち上げ、紙幣堆積板32はEのポジショ
ンからFのポジションまで回転動作をし、続いて図示し
ないモータによりFのポジションからGのポジションま
で下降する。
【0019】次に、紙幣堆積板32はGのポジションか
らHのポジションまで回転動作する。ここで、クランプ
レバー34を前記モータによりCのポジションからDの
ポジションへ回転動作して開くと、このクランプレバー
34で持ち上げた紙幣は紙幣堆積板32上に乗る。
【0020】その後、前記モータにより紙幣堆積板32
はHのポジションからIのポジションまで上昇して紙幣
を持ち上げる。以上の動作により一括収納庫29内から
繰り出された補充用の紙幣は、金種別収納庫43,4
4,45がフルの状態になると、鑑別部27を経て再び
一括収納庫29内に再度利用できる形で収納することが
できる。
【0021】この紙幣は、必要に応じて後で金種別収納
庫43,44,45に補充される。次に、紙幣堆積板3
2が上記したEのポジションからHのポジションに移動
するまでの動作を図10〜図16により説明する。図1
0は紙幣堆積板32がEのポジションにある状態を示す
概略側面図である。
【0022】48は紙幣堆積板32の終端側でこの紙幣
堆積板48を回転可能に支持する回転支点であり、この
回転支点48を巻くように、ねじりコイルスプリング4
9が取り付けられている。このねじりコイルスプリング
49は、紙幣堆積板32が図9に示すEのポジションか
らFのポジション方向に退避するように、回転支点48
を中心として、紙幣堆積板32の先端が下方に向かって
回転する方向に紙幣堆積板32を付勢するように回転支
点48に取り付けられている。
【0023】50は紙幣堆積板32に設けられたポスト
である。51はロックレバー、52はこのロックレバー
51を回転可能に支持する回転支点である。53は前記
ロックレバー51の先端側に設けられた爪部で、この爪
部53が前記紙幣堆積板32のポスト50に係合するこ
とで、ロックレバー51はねじりコイルスプリング49
の力によりFポジション方向に回転しようとしている紙
幣堆積板32を、この紙幣堆積板32上に紙幣が集積可
能なEポジションに保持する。
【0024】54はロックレバー51を回転支点52を
中心にして下方に付勢するスプリングである。なお、紙
幣堆積板32の回転支点48とロックレバー51の回転
支点52は、図示しない同一のブラケットにより固持さ
れており、紙幣堆積板32とロックレバー51は一括収
納庫29内を連動して上下動する。55は一括収納庫2
9内の上部に固定されたカムである。
【0025】図11は紙幣堆積板32がEポジションか
らFポジションに移動する時の紙幣堆積板32の状態を
示す概略側面図である。紙幣堆積板32上の紙幣が図9
で説明した紙幣繰り出し機構36より全て繰り出された
後、紙幣堆積板32は紙幣繰り出し機構36による紙幣
の繰り出しが行われたEのポジションからE1のポジシ
ョンまで図示しないモータにより上昇される。
【0026】紙幣堆積板32がE1のポジションまで上
昇すると、紙幣堆積板32の上昇と連動して上昇したロ
ックレバー51が前記カム55と当接し、さらにロック
レバー51が上昇することで、ロックレバー51はカム
55により押下られる。これにより、ロックレバー51
の爪部53と紙幣堆積板32のポスト50との係合が解
かれ、紙幣堆積板32はE1のポジションからFのポジ
ションへねじりコイルスプリング49のテンションによ
り退避動作して行く。
【0027】図12は、紙幣堆積板32がFポジション
にまで退避した状態を示す概略側面図である。紙幣堆積
板32は、Fポジションに退避した後、図9で説明した
ように、Gのポジションへと図示しないモータにより下
降される。図13は紙幣堆積板32がFポジションから
Gポジションに下降中の状態を示す概略側面図である。
【0028】この状態において、ロックレバー51はカ
ム55と非接触状態となり、スプリング54のテンショ
ンにより回転支点52中心として下方に付勢され、ロッ
クレバー51の爪部53より先端側の斜面が紙幣堆積板
32のポスト50と接触している。図14は紙幣堆積板
32のセットの開始状態(Gポジション)を示す概略側
面図である。
【0029】56は一括収納庫29内の下部に固定され
ているカムである。紙幣堆積板32がGポジションまで
下降してくると、この紙幣堆積板32の終端下部側の斜
面と前記カム56が接触する。図15は紙幣堆積板32
がGのポジションからHのポジションに移動する時の紙
幣堆積板32の状態を示す概略側面図である。
【0030】カム56との接触後も紙幣堆積板32が下
降を続けると、紙幣堆積板32とカム56とは相対運動
することになり、紙幣堆積板32のカム56との接触面
の形状から、紙幣堆積板32はスプリング49のテンシ
ョンに抗して徐々に水平方向に起こされて行く。図16
は紙幣堆積板32がHのポジションまで下降した状態を
示す概略側面図である。
【0031】紙幣堆積板32がHポジションまで下降す
ると、ロックレバー51の爪部53より先端側の斜面と
接触していた紙幣堆積板32のポスト50が、この爪部
53より先端側の斜面を乗り越えることで爪部53がポ
スト50と係合し、紙幣堆積板32が水平状態に保持さ
れるようになる。ここで紙幣堆積板32の下降は止めら
れ、図示しないモータにより上昇してHのポジションか
らIのポジションへ移動する。
【0032】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の一括収納庫の紙幣堆積板では、一括収納庫の紙
幣堆積板上に紙幣を堆積させた後、紙幣入出金装置にこ
の一括収納庫を装着するための運搬中に紙幣堆積板およ
びロックレバーに加わる振動や、紙幣堆積板上の紙幣の
繰り出し中に、紙幣堆積板やロックレバーにかかる振動
や過負荷により、紙幣堆積板のポストとロックレバーの
爪部との係合が解かれてしまい、紙幣堆積板は下方に向
かって付勢され、かつ退避する構造なので、紙幣堆積板
が紙幣を載置しているにも係わらず、紙幣を載置可能な
水平状態のEのポジションから紙幣が載置できない垂直
状態のFのポジションへと退避してしまうという問題が
ある。このように、紙幣堆積板がEのポジションからF
のポジションへと退避してしまうと、紙幣堆積板上に堆
積していた紙幣がクランプレバーや仕切り板上に落下
し、紙幣の繰り出しが出来なくなったり、一括収納庫内
で再度紙幣堆積板上に紙幣を堆積しなおす際にも、クラ
ンプレバーや仕切り板上に落下した紙幣は不揃いの状態
であるので、繰り出し時に分離不良等の障害が発生する
という問題がある。
【0033】本考案は、以上述べたような紙幣堆積板上
に紙幣が積載された状態でこの紙幣堆積板を保持するた
めの、紙幣堆積板のポストとロックレバーとの係合が、
振動または過負荷により解除されてしまい、係合が解除
されると、紙幣堆積板が容易に退避してしまうという問
題を解決するためになされたもので、振動や過負荷によ
り紙幣堆積板のポストとロックレバーの爪部との係合が
解除されても、紙幣堆積板が容易に退避しないようにし
て、紙幣堆積板上から紙幣が落下して繰り出しが行えな
くなる等の障害の発生を防ぐことのできる一括収納庫の
紙幣堆積板機構を提供することを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本考案は、金種別に紙幣を収納して取引に応じて紙
幣の入出が行われる複数の金種別収納庫と、各金種の紙
幣を一括して収納して前記金種別収納庫に対して紙幣の
装填,補充および回収を行う一括収納庫とを備えた紙幣
入出金装置で、複数枚の紙幣を堆積して上下動する紙幣
堆積板を一括収納庫内に備え、この紙幣堆積板上の紙幣
を繰り出す繰り出し手段を一括収納庫内の上部に設け、
一括収納庫自身もしくは金種別収納庫から繰り出された
紙幣を一括収納庫内に取り込む回収手段を該一括収納庫
内の下部に設けて、前記繰り出し手段により一括収納庫
内の紙幣堆積板上から紙幣が繰り出され、装填および補
充可能な各金種の紙幣を前記各金種別収納庫へ装填,補
充し、金種別収納庫から繰り出された紙幣を回収手段に
より一括収納庫内に取り込むとともに、紙幣の堆積して
いない状態で紙幣堆積板を下動させて前記取り込んだ紙
幣を該紙幣堆積板上に堆積させる紙幣入出金装置の一括
収納庫の紙幣堆積板機構において、紙幣堆積板の終端を
回転可能に支持する支点と、前記支点を軸とした紙幣堆
積板の回転範囲を、この紙幣堆積板上に紙幣が堆積可能
な水平状態までに規制する手段と、前記支点を軸として
紙幣堆積板を上方に回転させる方向に力を加えるスプリ
ングと、前記紙幣堆積板と係合して、このスプリングの
力による紙幣堆積板の上方への回転を規制して該紙幣堆
積板を水平状態に保持する第1のロックレバーと、前記
第1のロックレバーと紙幣堆積板との係合が解除される
と、前記第1のロックレバーを、紙幣堆積板の上方への
回転を妨げない位置で保持するように第1のロックレバ
ーと係合する第2のロックレバーとを備え、これら構成
要素が一括収納庫内を連動して上下動可能とするととも
に、上記構成要素の上動により、第1のロックレバーと
紙幣堆積板との係合を解除する第1のカムを一括収納庫
内の上部に固定し、上記構成要素の下動により、第2の
ロックレバーと第1のロックレバとの係合を解除すると
ともに、紙幣堆積板をスプリングに抗して水平方向に回
転させ、該紙幣堆積板と第1のロックレバーとを係合さ
せる第2のカムを一括収納庫内の下部に固定したことを
特徴とする。
【0035】
【作用】上述した構成を有する本考案は、紙幣堆積板上
の紙幣がなくなると、紙幣堆積板を上動させる。紙幣堆
積板が上動すると、第1のカムにより紙幣堆積板と第1
のロックレバーとの係合が解除され、紙幣堆積板はスプ
リングの力で上方に向けて回転して退避する。
【0036】この状態で紙幣堆積板は一括収納庫内を下
動して行き、所定の位置まで下動すると、退避していた
紙幣堆積板を第2のカムにより水平方向に回転させ、第
1のロックレバーと該紙幣堆積板を係合させて紙幣を堆
積可能な状態にする。
【0037】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を説明する。図
1は本考案の一実施例における紙幣堆積板機構の要部説
明図で、図1(a)は概略平面図、同図(b)は図1
(a)のY−Y矢視図、同図(c)は概略正面図であ
る。
【0038】図において、1は紙幣堆積板で、この紙幣
堆積板1は、紙幣が堆積可能となる面を有している。2
は前記紙幣堆積板1の面と平行な軸を有する回転支点
で、前記紙幣堆積板1は、その終端側がこの回転支点2
により回転可能に支持されており、紙幣堆積板1は回転
支点2を中心に回転する。
【0039】3はねじりコイルスプリングで、このねじ
りコイルスプリング3は、前記回転支点2を巻くように
取り付けられ、このねじりコイルスプリング3のテンシ
ョンにより、矢印aで示すように、紙幣堆積板1はその
先端が回転支点2を中心にして上方に向けて回転する。
4は紙幣堆積板1の側端から突出している円筒状のポス
トであり、前記回転支点2の軸方向と平行に突出してい
る。
【0040】5は紙幣堆積板1の終端上部側を折り曲げ
て滑らかになるように形成した折り曲げ部、6は紙幣堆
積板1の終端下部側に設けられた当接部である。7は紙
幣堆積板1の回転を規制する第1のロックレバー、8は
この第1のロックレバー7の先端側の下側を切り欠いて
設けた爪部であり、この爪部8から第1のロックレバー
7の先端まで滑らかな斜面が連続している。そして、こ
の第1のロックレバー7の爪部8と前記紙幣堆積板1の
ポスト4が係合することで、回転支点2を中心としたね
じりコイルスプリング3のテンションによる紙幣堆積板
1の矢印a方向への回転を規制する。なお、この状態に
おいて、紙幣堆積板1は水平状態となって紙幣が堆積可
能となる。
【0041】9は前記第1のロックレバー7を回転可能
に支持する回転支点で、この回転支点9は前記した紙幣
堆積板1の回転支点2と平行な軸を有している。この回
転支点9を中心に第1のロックレバー7が回転すること
で、第1のロックレバー7の爪部8と紙幣堆積板1のポ
スト4との係合およびその解除が行われる。10はねじ
りコイルスプリングで、このねじりコイルスプリング1
0は前記回転支点9を巻くように取り付けられ、このね
じりコイルスプリング10のテンションにより、矢印b
で示すように、第1のロックレバー7はその先端が回転
支点9を中心にして下方に向けて回転する。
【0042】11は第1のロックレバー7の終端に設け
られた切り欠きである。12は第1のロックレバー7の
終端の上部側に設けられた当接部である。13は前記第
1のロックレバー7の回転を規制する第2のロックレバ
ー、14はこの第2のロックレバー13の爪部で、この
爪部14と前記した第1のロックレバー7の切り欠き1
1が係合することで、回転支点9を中心としたねじりコ
イルスプリング10のテンションによる第1のロックレ
バー7の矢印b方向への回転を規制する。
【0043】15は前記第2のロックレバー13を回転
可能に支持する回転支点で、この回転支点15は前記し
た第1のロックレバー7の回転支点9と交わる方向の軸
を有している。この回転支点15を中心に第2のロック
レバー13が回転することで、第2のロックレバー13
の爪部14と第1のロックレバー7の切り欠き11との
係合およびその解除が行われる。
【0044】16はスプリングで、このスプリング16
のテンションにより、矢印cで示すように、第2のロッ
クレバー13の爪部14が第1のロックレバー7の切り
欠き11と係合する方向に、第2のロックレバー13は
回転支点15を中心にして回転する。17は第2のロッ
クレバー13の下部側に設けられた当接部である。
【0045】18はブラケットで、このブラケット18
は、紙幣堆積板1の回転支点2、第1のロックレバー7
の回転支点9、第2のロックレバー13の回転支点15
を固持している。19はブラケット18側に設けられた
当接部で、このブラケット18側の当接部19と紙幣堆
積板1の当接部6が当接することにより、第1のロック
レバー7の爪部8と紙幣堆積板1のポスト4が係合し
て、この紙幣堆積板1に紙幣を堆積可能な水平状態か
ら、紙幣堆積板1にかかる紙幣重量等の過負荷や第1の
ロックレバー7の爪部8と紙幣堆積板1のポスト4との
係合が振動等で不用意に外れたとき等に、さらに該紙幣
堆積板1が下方に向かって回転しないようにその回転範
囲を規制している。
【0046】また、上述した各要素から構成されている
紙幣堆積板機構が一括収納庫内で上下動するように、図
示しないモータに連結されている。ここで図2は本実施
例における一括収納庫を示す概略側面図であり、上述し
た紙幣堆積板1およびこの紙幣堆積板1を動作させる機
構以外の構成は従来とほぼ同等であり、一括収納庫29
には、上述した本実施例の構成の他に、仕切り板33、
クランプレバー34、回収紙幣集積機構35、紙幣繰り
出し機構36等を備えている。なお、本実施例におい
て、図1で説明した構成要素の他に一括収納庫29内に
新たに付加された構成要素については後に詳細する。
【0047】また、この一括収納庫の装着される紙幣入
出金装置の構造は、従来の技術で説明したものと同じで
あるので説明を省略する。なお、図2は金種別収納庫の
フル検知による紙幣回収時の状態を示し、紙幣堆積板1
のE,F,G,H,Iの5つのポジション、およびクラ
ンプレバー34のA,B,C,Dの4つのポジションに
ついても従来と同一である。
【0048】図3〜図7は本実施例の作用を示す説明図
で、まず図3および図4により紙幣堆積板1の退避動作
について説明する。図3は図2において紙幣堆積板1が
Eのポジションにある状態を示すものであり、図3
(a)は側面図、同図(b)は正面図である。この状態
では、第1のロックレバー7は図1で説明したねじりコ
イルスプリング10のテンションにより回転支点9を中
心に矢印b方向に回転する力を受けて、第1のロックレ
バー7の爪部8が紙幣堆積板1のポスト4と係合してお
り、紙幣堆積板1が図1で説明したねじりコイルスプリ
ング3のテンションを受けて矢印a方向に回転するのを
規制している。
【0049】このとき、第2のロックレバー13はスプ
リング16のテンションにより矢印c方向に回転して第
2のロックレバー13の爪部14の先端が第1のロック
レバー7の終端側と接触しているが、この爪部14が第
1のロックレバー7の切り欠き11とは係合していない
ので、第1のロックレバー7の回転は、第2のロックレ
バー13によっては規制されていない。
【0050】図4は図2において紙幣堆積板1がEのポ
ジションから少し上昇したE1のポジションにある状態
を示すものであり、図4(a)は側面図、同図(b)は
正面図である。紙幣堆積板1はEのポジションからE1
のポジションに図示しないモータにより上昇させる。
【0051】ここで、20は一括収納庫29内の上部に
固定された第1のカムである。紙幣堆積板1が上昇する
ことで、この紙幣堆積板1と同一のブラケット18に支
持されている第1のロックレバー7も上昇し、第1のロ
ックレバー7の当接部12と前記第1のカム20が接触
する。さらに紙幣堆積板1が上昇することで、第1のロ
ックレバー7も上昇し、第1のロックレバー7と第1の
カム20が相対運動することになり、第1のロックレバ
ー7は第1のカム20により押下られる。
【0052】これにより第1のロックレバー7は、回転
支点9を中心にして図1に示すねじりコイルスプリング
3のテンションにより付勢されている矢印b方向と反対
の方向に回転して、第1のロックレバー7の爪部8と紙
幣堆積板1のポスト4との係合が解除され、紙幣堆積板
1は回転自在となる。また、第1のロックレバー7が前
記方向に回転することで、第2のロックレバー13はス
プリング16のテンションによりさらに矢印c方向に回
転して、この第2のロックレバー13の爪部14と第1
のロックレバー7の切り欠き11が係合し、ねじりコイ
ルスプリング3のテンションによる第1のロックレバー
7の矢印b方向の回転を規制して、第1のロックレバー
7の爪部8と紙幣堆積板1のポスト4が係合しないよう
にすることで、紙幣堆積板1のねじりコイルスプリング
2による回転を、第1のロックレバー7が妨げないよう
にする。
【0053】上記したように、紙幣堆積板1がEのポジ
ションからE1のポジションに上昇し、第1のカム20
により第1のロックレバー7と紙幣堆積板1の係合が解
除された後、紙幣堆積板1をE1のポジションから下降
させる。紙幣堆積板1の下降動作を図2により説明する
と、図2において、21は一括収納庫29内の上部に設
けられたガイドで、前記図4で説明したように、紙幣堆
積板1がE1のポジションにあって、第1のロックレバ
ー7による紙幣堆積板1の回転の規制が解除されると、
図1に示すねじりコイルスプリング3のテンションによ
り紙幣堆積板1は矢印a方向へ回転する。
【0054】この時、紙幣堆積板1の先端と前記ガイド
21が接触して、紙幣堆積板1の矢印a方向への回転が
規制される。この状態で紙幣堆積板1が下降して行く
と、図2に示すように、紙幣堆積板1の先端がガイド2
1に沿って移動しながら、紙幣堆積板1は矢印dで示す
ように徐々に水平状態から垂直状態に退避動作を行い、
Fのポジションになる。なお、紙幣堆積板1がねじりコ
イルスプリング3のテンションにより垂直状態まで退避
した後、さらにこの紙幣堆積板1が回転しないようにな
っている。
【0055】次に、図2、図5、図6および図7を用い
て紙幣堆積板1のセット動作を説明する。図2に示すよ
うに、紙幣堆積板1は前記したFのポジションからGの
ポジションに図示しないモータにより下降される。図5
は紙幣堆積板1がGのポジションにあって、紙幣堆積板
のセット開始時の状態の概略を示す説明図で、図5
(a)は正面図、同図(b)は側面図を示している。
【0056】図5において、22は一括収納庫29内の
下部に固定されている第2のカムで、この第2のカム2
2はその上部側に段差をもった形状を有しており、第2
のロックレバー13の当接部17と接触する第1の接触
面23と、この第1の接触面23と前記当接部17が接
触した後、紙幣堆積板1の折り曲げ部5と接触する第2
の接触面24から形成されている。
【0057】紙幣堆積板1が下降してくると、この紙幣
堆積板1と連動して下降してきた第2のロックレバー1
3の当接部17と前記第2のカム22の第1の接触面2
3とが接触する。さらに紙幣堆積板1が下降することに
より第2のカム22と第2のロックレバー13が相対運
動することになって、第2のカム22により第2のロッ
クレバー13が押し上げられ、第2のロックレバー13
は図1に示すスプリング16のテンションによる回転支
点15を中心とした回転方向と反対方向に回転し、第2
のロックレバー13の爪部14と第1のロックレバー7
の切り欠き11の係合が解除される。
【0058】第2のロックレバー13による回転の規制
が解除された第1のロックレバー7は、図1に示すねじ
りコイルスプリング10のテンションにより矢印b方向
に付勢されているので、紙幣堆積板1のポスト4と第1
のロックレバー7の爪部8より先端側の斜面が接触する
まで、回転支点9を中心にこの第1のロックレバー7は
回転する。
【0059】紙幣堆積板1が下降すると、前記したよう
に第1のロックレバー7の回転の規制が解除されて、第
1のロックレバー7の爪部8より先端側の斜面と紙幣堆
積板1のポスト4が接触するとともに、紙幣堆積板1の
折り曲げ部5と第2のカム22の第2の接触面24が接
触する。図6は紙幣堆積板1がGのポジションからHの
ポジションに以降する途中の状態の概略を示す側面図
で、上記状態で紙幣堆積板1をさらに下降させて行く
と、第2のカム22が紙幣堆積板1の折り曲げ部5を押
し上げることで、紙幣堆積板1は回転支点2を中心にし
て、図1に示すねじりコイルスプリング3のテンション
に抗して矢印a方向と反対方向に回転する。このとき、
ねじりコイルスプリング3のテンションにより、第1の
ロックレバー7の爪部8より先端側の斜面と、紙幣堆積
板1のポスト4は接触状態を保ちながら、前記ポスト4
が爪部8より先端側の斜面に沿って移動している。
【0060】図7は紙幣堆積板1がHのポジションとな
ってセット終了の状態の概略を示す側面図で、図6の状
態から紙幣堆積板1をさらに下降させると、紙幣堆積板
1はさらに回転して、紙幣堆積板1のポスト4が第1の
ロックレバー7の爪部8より先端側の斜面を乗り越え
る。ここで、第1のロックレバー7は図1に示すねじり
コイルスプリング3のテンションにより矢印b方向に付
勢されているので、紙幣堆積板1のポスト4が第1のロ
ックレバー7の爪部8より先端側の斜面を乗り越える
と、第1のロックレバー7が矢印b方向に一気に回転し
て第1のロックレバー7の爪部8と紙幣堆積板1のポス
ト4が係合する。
【0061】これにより、図1に示すねじりコイルスプ
リング3のテンションによる紙幣堆積板1の矢印a方向
の回転が第1のロックレバー7に規制されることとな
る。なお、この状態が図2に示すHのポジションであ
り、紙幣堆積板1のセットが完了し、再びこの紙幣堆積
板1上に紙幣が堆積可能となる。この状態で紙幣堆積板
1の下降は停止させられ、この紙幣堆積板1は図2に示
すIのポジションまで上昇させられる。
【0062】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、紙幣堆
積板はその後端を支点により回転可能に支持され、その
回転範囲は、この紙幣堆積板上に紙幣が堆積可能な水平
状態までに規制されている。そして、前記支点を軸とし
て紙幣堆積板を上方に回転させる方向に力を加えるスプ
リングと、前記紙幣堆積板と係合して、このスプリング
の力による紙幣堆積板の上方への回転を規制して該紙幣
堆積板を水平状態に保持する第1のロックレバーと、前
記第1のロックレバーと紙幣堆積板との係合が解除され
ると、前記第1のロックレバーを、紙幣堆積板の上方へ
の回転を妨げない位置で保持するように第1のロックレ
バーと係合する第2のロックレバーとを備え、これら構
成要素が一括収納庫内を連動して上下動可能とする。
【0063】そして、上記構成要素の上動により、第1
のロックレバーと紙幣堆積板との係合を解除する第1の
カムを一括収納庫内の上部に固定し、上記構成要素の下
動により、第2のロックレバーと第1のロックレバとの
係合を解除するとともに、紙幣堆積板をスプリングに抗
して水平方向に回転させ、該紙幣堆積板と第1のロック
レバーとを係合させる第2のカムを一括収納庫内の下部
に固定したものである。
【0064】このように、紙幣堆積板が重力と反対の上
方に向かって退避する機構としたので、紙幣堆積板上に
紙幣を堆積させて一括収納庫を運搬する際に紙幣堆積板
に加わる振動や、紙幣入出金装置にセットされて一括収
納庫からの紙幣の繰り出し中に紙幣堆積板の加わる振動
や紙幣重量による過負荷により、紙幣堆積板が退避して
紙幣を落とすようなことがなくなり、常に安定して一括
収納庫からの紙幣の装填,補充動作を行い、かつ安定し
て回収動作に移行することができるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における紙幣堆積板機構の要
部説明図である。
【図2】本実施例における一括収納庫を示す概略側面図
である。
【図3】本実施例の作用を示す説明図である。
【図4】本実施例の作用を示す説明図である。
【図5】本実施例の作用を示す説明図である。
【図6】本実施例の作用を示す説明図である。
【図7】本実施例の作用を示す説明図である。
【図8】紙幣入出金装置の内部構造を示す概略側面図で
ある。
【図9】一括収納庫の従来の内部の構成を示す概略側面
図である。
【図10】従来の作用を示す説明図である。
【図11】従来の作用を示す説明図である。
【図12】従来の作用を示す説明図である。
【図13】従来の作用を示す説明図である。
【図14】従来の作用を示す説明図である。
【図15】従来の作用を示す説明図である。
【図16】従来の作用を示す説明図である。
【符号の説明】
1 紙幣堆積板 2 回転支点 3 ねじりコイルスプリング 7 第1のロックレバー 13 第2のロックレバー 20 第1のカム 22 第2のカム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金種別に紙幣を収納して取引に応じて紙
    幣の入出が行われる複数の金種別収納庫と、 各金種の紙幣を一括して収納して前記金種別収納庫に対
    して紙幣の装填,補充および回収を行う一括収納庫とを
    備えた紙幣入出金装置で、 複数枚の紙幣を堆積して上下動する紙幣堆積板を一括収
    納庫内に備え、この紙幣堆積板上の紙幣を繰り出す繰り
    出し手段を一括収納庫内の上部に設け、一括収納庫自身
    もしくは金種別収納庫から繰り出された紙幣を一括収納
    庫内に取り込む回収手段を該一括収納庫内の下部に設け
    て、 前記繰り出し手段により一括収納庫内の紙幣堆積板上か
    ら紙幣が繰り出され、装填および補充可能な各金種の紙
    幣を前記各金種別収納庫へ装填,補充し、 金種別収納庫から繰り出された紙幣を回収手段により一
    括収納庫内に取り込むとともに、紙幣の堆積していない
    状態で紙幣堆積板を下動させて前記取り込んだ紙幣を該
    紙幣堆積板上に堆積させる紙幣入出金装置の一括収納庫
    の紙幣堆積板機構において、 紙幣堆積板の終端を回転可能に支持する支点と、 前記支点を軸とした紙幣堆積板の回転範囲を、この紙幣
    堆積板上に紙幣が堆積可能な水平状態までに規制する手
    段と、 前記支点を軸として紙幣堆積板を上方に回転させる方向
    に力を加えるスプリングと、 前記紙幣堆積板と係合して、このスプリングの力による
    紙幣堆積板の上方への回転を規制して該紙幣堆積板を水
    平状態に保持する第1のロックレバーと、 前記第1のロックレバーと紙幣堆積板との係合が解除さ
    れると、前記第1のロックレバーを、紙幣堆積板の上方
    への回転を妨げない位置で保持するように第1のロック
    レバーと係合する第2のロックレバーとを備え、これら
    構成要素が一括収納庫内を連動して上下動可能とすると
    ともに、 上記構成要素の上動により、第1のロックレバーと紙幣
    堆積板との係合を解除する第1のカムを一括収納庫内の
    上部に固定し、 上記構成要素の下動により、第2のロックレバーと第1
    のロックレバとの係合を解除するとともに、紙幣堆積板
    をスプリングに抗して水平方向に回転させ、該紙幣堆積
    板と第1のロックレバーとを係合させる第2のカムを一
    括収納庫内の下部に固定したことを特徴とする紙幣入出
    金装置の一括収納庫の紙幣堆積板機構。
JP9084891U 1991-11-06 1991-11-06 紙幣入出金装置の一括収納庫の紙幣堆積板機構 Expired - Lifetime JP2500579Y2 (ja)

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