JP2026002145A - モータ、減速機、及びギアモータ - Google Patents

モータ、減速機、及びギアモータ

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Abstract

【課題】ベアリングからグリースが漏出することを防ぐことが可能なモータ、減速機、及びギアモータを提供する。
【解決手段】ギアモータ1は、モータ2と、減速機3とを連結して成る。モータ2は、モータハウジング11内に、モータ軸14を支持するモータ側ベアリング15及び減速機側ベアリング16と、モータ側ベアリング15を保持する円筒状のモータ側ボス部18とが設けられる。モータ側ボス部18には、モータ側延設部19が設けられる。また、減速機3には、減速機ハウジング21内に、減速機側ベアリング16を保持する円筒状の減速機側ボス部23とを有する。減速機側ボス部23には、減速機側延設部24が設けられる。そして、モータ側延設部19及び減速機側延設部24には、各ベアリングに封入されたグリースが漏出しないようにグリースを受け止めるグリース受け部20が設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータと、減速機と、該モータ及び該減速機から成るギアモータとに関する。
従来、モータや減速機等において、部品間に液体パッキンを塗布することで、モータ軸を支持するベアリングに封入されたグリースが漏出しないようにする構成が知られている。特許文献1には、液体パッキンを溝部内に確保することで、スラストベアリングを潤滑したオイルの洩れ防止する構成が記載されている。
実公平03-048419号公報
しかしながら、上記従来の液体パッキンを用いてグリースの漏出を防ぐ構成では、グリースの漏出防止効果として不完全であり、且つ、液体パッキンを塗布する技術者によりグリースの漏出防止効果が変わってしまうという問題があった。
そこで、本発明の目的は、液体パッキンを塗布する等の作業を必要とせずにベアリングからグリースが漏出することを防ぐことが可能なモータ、減速機、及びギアモータを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、モータハウジング内に、モータ軸を支持するベアリングと、ベアリングを保持する円筒状のボス部とが設けられ、ボス部には、ベアリングを超えて突出する延設部が設けられ、延設部の内面には、グリースを受けるグリース受け部が設けられていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、グリース受け部は、延設部の内径側全周に亘って凹む円環状の凹部であることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、凹部は、横断面四角形状であることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、減速機ハウジング内に、外部のモータ軸を支持するベアリングを保持する円筒状のボス部が設けられ、ボス部には、ベアリングを超えて突出する延設部が設けられ、延設部の内面には、グリースを受けるグリース受け部が設けられていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、グリース受け部は、延設部の内径側全周に亘って凹む円環状の凹部であることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、凹部は、横断面四角形状であることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、モータと減速機とから成るギアモータであって、モータのモータハウジング内に、減速機から離れたモータ軸の端部を支持するモータ側ベアリングと、減速機近いモータ軸の端部を支持する減速機側ベアリングと、モータ側ベアリングを保持する円筒状のモータ側ボス部とが設けられ、モータハウジングが結合される減速機の減速機ハウジング内に、減速機側ベアリングを保持する円筒状の減速機側ボス部が設けられ、モータ側ボス部には、モータ側ベアリングを超えて突出するモータ側延設部が設けられ、減速機側ボス部には、減速機側ベアリングを超えて突出する減速機側延設部が設けられ、モータ側延設部及び減速機側延設部の夫々の内面には、グリースを受けるグリース受け部が設けられていることを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、各グリース受け部は、減速機側延設部又はモータ側延設部の内径側全周に亘って凹む円環状の凹部であることを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、凹部は、横断面四角形状であることを特徴とする。
本発明によれば、モータ及び減速機には、モータ軸を支持するベアリングを保持するボス部が設けられると共に、ボス部にベアリングを超えて突出する延設部が延設される。そして、延設部には、グリースを受けるグリース受け部が設けられる。
したがって、部品間に液体パッキン等を塗布することなく、グリース受け部により、ベアリングに封入されたグリースの漏出を防ぐことが可能となる。また、グリース受け部は、モータ及び減速機に設けられたボス部に延設された延設部に設けられる構成であるため、モータ及び減速機において、互いの構造に干渉することなく設けることが可能である。
本発明のギアモータを示す断面図である。 本発明のモータを示す断面図である。 本発明の減速機を示す断面図である。 図1におけるA部分拡大図である。
以下、本発明の実施の形態のモータと、減速機と、該モータ及び該減速機を有して成るギアモータとの一例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のギアモータ1の全体を示す断面図である。図2は、本発明のモータ2を示す断面図である。図3は、本発明の減速機3を示す断面図である。図4は、図1におけるA部分拡大図である。
ギアモータ1は、モータ2と、減速機3とを連結して成る。モータ2は、中空状のモータハウジング11内に、ステータ等の固定子12と、固定子12によって回転可能に支持されるロータ等の回転子13と、回転子13に保持され回転子13と共に回転するモータ軸14と、モータ軸14を支持するモータ側ベアリング15及び減速機側ベアリング16とを収納して成る。また、モータ2において、モータハウジング11の右側端部に、ファン本体部17a及びファンカバー17bを有するファン部17が連結されている。モータ側ベアリング15は、モータ2とファン部17との間に位置する。また、減速機側ベアリング16は、モータ2と減速機3との間に位置する。モータ側ベアリング15及び減速機側ベアリング16夫々には、グリースが封入されている。
モータハウジング11には、モータ側ベアリング15を保持する円筒状のモータ側ボス部18が設けられる。モータ側ボス部18には、モータ側ベアリング15を超えて左側に突出するモータ側延設部19が設けられる。尚、モータ側延設部19は、モータ2の動作に影響しないように寸法及び形状が決められる。そして、モータ側延設部19には、モータ側ベアリング15に封入されたグリースが、モータハウジング11内に漏出しないようにグリースを受け止めるグリース受け部20が設けられる。
減速機3は、モータハウジング11と結合可能に構成される中空状の減速機ハウジング21内に、モータ軸14の左側端部が接続されるギア部22と、ギア部22に接続され、ギア部22からの動力を外部へ出力する出力軸22aと、減速機側ベアリング16を保持する円筒状の減速機側ボス部23とを有する。減速機側ボス部23には、減速機側ベアリング16を超えて右側に突出する減速機側延設部24が設けられる。尚、減速機側延設部24は、モータ2の動作に影響しないように寸法及び形状が決められる。そして、減速機側延設部24には、減速機側ベアリング16に封入されたグリースが、モータ2側へ漏出しないようにグリースを受け止めるグリース受け部20が設けられる。
グリース受け部20の構造について図4を参照して説明する。尚、図4は、モータ側ボス部18のモータ側延設部19に設けられたグリース受け部20周辺を拡大した図面であるが、減速機側ボス部23の減速機側延設部24に設けられたグリース受け部20も同様の構造及び効果を持つ。
グリース受け部20は、モータ側延設部19及び減速機側延設部24の内径側全周に亘って凹む円環状の凹部であり、横断面四角形状である。そして、ギアモータ1動作時において、モータ側ベアリング15及び減速機側ベアリング16からグリースが漏出すると、モータ側延設部19及び減速機側延設部24のグリース受け部20にグリースが貯まることで、グリースがモータ2内部へ漏出することを防ぐ。また、グリース受け部20は、ギアモータ2全体がある一定の角度まで傾いたとしてもグリースが漏出しないように寸法及び形状が決められる。
グリース受け部20の寸法は、モータ側ベアリング15及び減速機側ベアリング16に封入されるグリースの量によって適宜決められる。具体的には、各ベアリングに封入されるグリース量が1.2g未満である場合、グリース受け部20の寸法は、深さHが3mm、幅Lが3mmであるのが好ましい。各ベアリングに封入されるグリース量が1.2g以上4.0g未満である場合、深さHが3.5mm~4.5mm、幅Lが4mm~7mmであるのが好ましい。
上述したような実施形態のギアモータ1によれば、モータ2には、モータ側ベアリング15を保持するモータ側ボス部18が設けられ、モータ側ボス部18にモータ側ベアリング15を超えて突出するモータ側延設部19が延設される。また、減速機3には、減速機側ベアリング16を保持する減速機側ボス部23が設けられ、減速機側ボス部23に減速機側ベアリング16を超えて突出する減速機側延設部24が延設される。そして、モータ側延設部19及び減速機側延設部24には、グリースを受けるグリース受け部20が設けられる。
したがって、部品間に液体パッキン等を塗布することなく、グリース受け部20により、モータ側ベアリング15及び減速機側ベアリング16に封入されたグリースの漏出を防ぐことが可能となる。また、グリース受け部20は、モータ2及び減速機3夫々に設けられたモータ側ボス部18及び減速機側ボス部23に延設されたモータ側延設部19及び減速機側延設部24に設けられる構成であるため、モータ2及び減速機3において、互いの構造に干渉することなく設けることが可能である。
なお、本発明に係るモータと、減速機と、該減速機及び該モータを用いたギアモータとは、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、モータと、減速機と、該減速機及び該モータを用いたギアモータとの全体的な構成は勿論、各種構成等についても必要に応じて適宜変更することができる。
例えば、本実施例では、モータハウジング11及び減速機ハウジング21において、モータ側ボス部18及び減速機側ボス部23等の各構成は別部品であるが、一体となって形成されていても良い。
1・・ギアモータ、2・・モータ、3・・減速機、11・・モータハウジング、12・・固定子、13・・回転子、14・・モータ軸、15・・モータ側ベアリング、16・・減速機側ベアリング、17・・ファン部、17a・・ファン本体部、17b・・ファンカバー、18・・モータ側ボス部、19・・モータ側延設部、20・・グリース受け部、21・・減速機ハウジング、22・・ギア部、22a・・出力軸、23・・減速機側ボス部、24・・減速機側延設部。

Claims (9)

  1. モータハウジング内に、モータ軸を支持するベアリングと、前記ベアリングを保持する円筒状のボス部とが設けられ、
    前記ボス部には、前記ベアリングを超えて突出する延設部が設けられ、
    前記延設部の内面には、グリースを受けるグリース受け部が設けられていることを特徴とするモータ。
  2. 前記グリース受け部は、前記延設部の内径側全周に亘って凹む円環状の凹部であることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 前記凹部は、横断面四角形状であることを特徴とする請求項2に記載のモータ。
  4. 減速機ハウジング内に、外部のモータ軸を支持するベアリングを保持する円筒状のボス部が設けられ、
    前記ボス部には、前記ベアリングを超えて突出する延設部が設けられ、
    前記延設部の内面には、グリースを受けるグリース受け部が設けられていることを特徴とする減速機。
  5. 前記グリース受け部は、前記延設部の内径側全周に亘って凹む円環状の凹部であることを特徴とする請求項4に記載の減速機。
  6. 前記凹部は、横断面四角形状であることを特徴とする請求項5に記載の減速機。
  7. モータと減速機とから成るギアモータであって、
    前記モータのモータハウジング内に、前記減速機から離れたモータ軸の端部を支持するモータ側ベアリングと、前記減速機近いモータ軸の端部を支持する減速機側ベアリングと、前記モータ側ベアリングを保持する円筒状のモータ側ボス部とが設けられ、
    前記モータハウジングが結合される前記減速機の減速機ハウジング内に、前記減速機側ベアリングを保持する円筒状の減速機側ボス部が設けられ、
    前記モータ側ボス部には、前記モータ側ベアリングを超えて突出するモータ側延設部が設けられ、
    前記減速機側ボス部には、前記減速機側ベアリングを超えて突出する減速機側延設部が設けられ、
    前記モータ側延設部及び前記減速機側延設部の夫々の内面には、グリースを受けるグリース受け部が設けられていることを特徴とするギアモータ。
  8. 各前記グリース受け部は、前記減速機側延設部又は前記モータ側延設部の内径側全周に亘って凹む円環状の凹部であることを特徴とする請求項7に記載のギアモータ。
  9. 前記凹部は、横断面四角形状であることを特徴とする請求項8に記載のギアモータ。
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