JP2024521535A - 特殊分散光学ガラス、ガラスプリフォーム、光学素子、及び光学機器 - Google Patents

特殊分散光学ガラス、ガラスプリフォーム、光学素子、及び光学機器 Download PDF

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Abstract

本発明は特殊分散光学ガラスを提供し、重量%で以下の成分を含む:SiO2:23~45%、Nb2O5:20~40%、ZrO2:2~14%、RO:1~25%、Rn2O:0~25%、Ln2O3:0~20%であり、そのうち、SiO2/Nb2O5は0.65~2.0、前記ROはBaO、SrO、CaO、MgOの合計含有量であり、Rn2OはLi2O、Na2O、K2Oの合計含有量であり、Ln2O3はLa2O3、Gd2O3、Y2O3、Yb2O3の合計含有量である。合理的な成分設計により、本発明で得られた特殊分散光学ガラスは、Pg,F値とΔPg,F値が比較的低く、化学安定性が優れる。【選択図】なし

Description

本発明は、光学ガラスに関し、特に特殊分散光学ガラス、及びそれから製造されるガラスプリフォーム、光学素子と光学機器に関するものである。
光学ガラスは光電製品の重要な構成部分であり、近年、スマートフォン、一眼レフカメラ、監視セキュリティなどの光電製品の急速な発展に伴い、光学ガラスの性能に対してより高い要求を提出している。例えば、光学設計において期待される光学ガラスは二次スペクトルの残留分散を除去またはできるだけ除去する性能を実現するには、光学ガラスの相対部分分散(Pg,F)と相対部分分散偏差値(ΔPg,F)が比較的低いでなければならない。また、光学ガラスを加工、洗浄又は使用するときに酸、アルカリ、水などの物質に接触するので、優れた化学安定性がなければ、光学ガラスの使用寿命を短縮する場合がある。
したがって、Pg,F値とΔPg,F値が比較的低く、化学安定性に優れた光学ガラスを開発することは、科学研究者の新たな課題となった。
本発明が解決しようとする技術的課題は、Pg,F値とΔPg,F値が比較的低く、優れた化学安定性を有する光学ガラスを提供することである。
本発明が技術的課題を解決するために採用する技術方案は次のとおりである。
(1) 重量%で以下の成分を含む、特殊分散光学ガラス:SiO:23~45%、Nb:20~40%、ZrO:2~14%、RO:1~25%、RnO:0~25%、Ln:0~20%であり、そのうち、SiO/Nbは0.65~2.0であり、前記ROはBaO、SrO、CaO、MgOの合計含有量であり、RnOはLiO、NaO、KOの合計含有量であり、LnはLa、Gd、Y、Ybの合計含有量である。
(2) 重量%で以下の成分を含む、特殊分散光学ガラス:SiO:23~45%、Nb:20~40%、ZrO:2~14%、RO:1~25%、RnO:0~25%、Ln:0~20%、前記ROはBaO、SrO、CaO、MgOの合計含有量であり、RnOはLiO、NaO、KOの合計含有量であり、LnはLa、Gd、Y、Ybの合計含有量である。
(3) 重量%で以下の成分をさらに含む、(1)又は(2)のいずれか一つに記載の特殊分散光学ガラス:ZnO:0~10%、及び/又はWO:0~5%、及び/又はB:0~8%、及び/又はTiO:0~5%、及び/又はAl:0~5%、及び/又はTa:0~5%、及び/又は清澄剤:0~1%、前記清澄剤はSb、SnO、SnO、CeOの一種又は複数種である。
(4) 重量%でSiO、Nbとアルカリ土類金属酸化物を含む特殊分散光学ガラスであり、そのうち、SiO/Nbは0.65~2.0、前記特殊分散光学ガラスの屈折率nは1.68~1.82、アッベ数vは31~40、Pg,F値は0.7000以下、ΔPg,F値は0以下である。
(5) 重量%で以下の成分を含む、(4)に記載の特殊分散光学ガラス:SiO:23~45%、及び/又はNb:20~40%、及び/又はZrO:2~14%、及び/又はRO:1~25%、及び/又はRnO:0~25%、及び/又はLn:0~20%、及び/又はZnO:0~10%、及び/又はWO:0~5%、及び/又はB:0~8%、及び/又はTiO:0~5%、及び/又はAl:0~5%、及び/又はTa:0~5%、及び/又は清澄剤:0~1%、前記ROはBaO、SrO、CaO、MgOの合計含有量であり、RnOはLiO、NaO、KOの合計含有量であり、LnはLa、Gd、Y、Ybの合計含有量であり、前記清澄剤はSb、SnO、SnO、CeOの一種又は複数種である。
(6) 重量%で以下の成分を含む、特殊分散光学ガラス:SiO:23~45%、Nb:20~40%、ZrO:2~14%、RO:1~25%、RnO:0~25%、Ln:0~20%、ZnO:0~10%、WO:0~5%、B:0~8%、TiO:0~5%、Al:0~5%、Ta:0~5%、清澄剤:0~1%、前記ROはBaO、SrO、CaO、MgOの合計含有量であり、RnOはLiO、NaO、KOの合計含有量であり、LnはLa、Gd、Y、Ybの合計含有量であり、前記清澄剤はSb、SnO、SnO、CeOの一種又は複数種である。
(7) 重量%で以下の成分を含む、(1)~(6)のいずれか一つに記載の特殊分散光学ガラス:SiO/Nbは0.75~1.8、好ましくはSiO/Nbが0.8~1.5、より好ましくはSiO/Nbが0.9~1.3である。
(8) 重量%で以下の成分を含む、(1)~(7)のいずれか一つに記載の特殊分散光学ガラス:Nb/(BaO+La)は0.8~8.0、好ましくはNb/(BaO+La)が1.0~6.0、より好ましくはNb/(BaO+La)が1.2~4.0、さらに好ましくはNb/(BaO+La)が1.5~3.0である。
(9) 重量%で以下の成分を含む、(1)~(8)のいずれか一つに記載の特殊分散光学ガラス:ZnO/(BaO+La)は2.0以下、好ましくはZnO/(BaO+La)が0.05~1.5、より好ましくはZnO/(BaO+La)が0.08~1.0、さらに好ましくはZnO/(BaO+La)が0.1~0.5である。
(10) 重量%で以下の成分を含む、(1)~(9)のいずれか一つに記載の特殊分散光学ガラス:(CaO+NaO)/BaOは0.02~8.0、好ましくは(CaO+NaO)/BaOが0.05~5.0、より好ましくは(CaO+NaO)/BaOが0.1~3.0、さらに好ましくは(CaO+NaO)/BaOが0.2~1.0である。
(11) 重量%で以下の成分を含む、(1)~(10)のいずれか一つに記載の特殊分散光学ガラス:BaO/(NaO+Nb) は0.05~0.8、好ましくはBaO/(NaO+Nb) が0.1~0.6、より好ましくはBaO/(NaO+Nb) が0.15~0.5、さらに好ましくはBaO/(NaO+Nb) が0.2~0.4である。
(12) 重量%で以下の成分を含む、(1)~(11)のいずれか一つに記載の特殊分散光学ガラス:LiO/RnOは0.3~1.0、好ましくはLiO/RnOが0.4~0.9、より好ましくはLiO/RnOが0.45~0.8、さらに好ましくはLiO/RnOが0.5~0.75である。
(13) 重量%で以下の成分を含む、(1)~(12)のいずれか一つに記載の特殊分散光学ガラス:SiO/(BaO+ZnO)は1.0~20.0、好ましくはSiO/(BaO+ZnO)が1.5~15.0、より好ましくはSiO/(BaO+ZnO)が2.0~10.0、さらに好ましくはSiO/(BaO+ZnO)が2.5~5.0である。
(14) 重量%で以下の成分を含む、(1)~(13)のいずれか一つに記載の特殊分散光学ガラス:B/SiOは0.3以下、好ましくはB/SiOが0.2以下、より好ましくはB/SiOが0.15以下、さらに好ましくはB/SiOが0.1以下である。
(15) 重量%で以下の成分を含む、(1)~(14)のいずれか一つに記載の特殊分散光学ガラス:SiO:28~42%、好ましくはSiO:31~40%、及び/又はNb:22~37%、好ましくはNb:26~33%、及び/又はZrO:3~12%、好ましくはZrO:5~10%、及び/又はRO:3~20%、好ましくはRO:6~15%、及び/又はRnO:1~20%、好ましくはRnO:2~15%、及び/又はLn:1~15%、好ましくはLn:2~10%、及び/又はZnO:0.1~8%、好ましくはZnO:0.5~6%、及び/又はWO:0~3%、好ましくはWO:0~2%、及び/又はB:0~4%、好ましくはB:0~2%、及び/又はTiO:0~3%、好ましくはTiO:0~2%、及び/又はAl:0~2%、好ましくはAl:0~1%、及び/又はTa:0~2%、好ましくはTa:0~1%、及び/又は清澄剤:0~0.5%、前記ROはBaO、SrO、CaO、MgOの合計含有量であり、RnOはLiO、NaO、KOの合計含有量であり、LnはLa、Gd、Y、Ybの合計含有量であり、清澄剤はSb、SnO、SnO、CeOの一種又は複数種である。
(16) 重量%で以下の成分を含む、(1)~(15)のいずれか一つに記載の特殊分散光学ガラス:BaO:2~18%、好ましくはBaO:4~15%、より好ましくはBaO:5~12%、及び/又はCaO:0~18%、好ましくはCaO:0~16.5%、より好ましくはCaO:0~8%、及び/又はSrO:0~8%、好ましくはSrO:0~5%、より好ましくはSrO:0~2%、及び/又はMgO:0~8%、好ましくはMgO:0~5%、より好ましくはMgO:0~2%、及び/又はLiO:1~12%、好ましくはLiO:1~10%、より好ましくはLiO:1~9%、及び/又はNaO:0~10%、好ましくはNaO:0.5~8%、より好ましくはNaO:1~6%、及び/又はKO:0~8%、好ましくはKO:0~5%、より好ましくはKO:0~4%、及び/又はLa:0~14%、好ましくはLa:2~12%、より好ましくはLa:4~10%、及び/又はGd:0~10%、好ましくはGd:0~5%、より好ましくはGd:0~3%、及び/又はY:0~10%、好ましくはY:0~5%、より好ましくはY:0~3%、及び/又はYb:0~10%、好ましくはYb:0~5%、より好ましくはYb:0~3%である。
(17) 前記成分はBを含まない、及び/又はTiOを含まない、及び/又はWOを含まない、及び/又はTaを含まない、及び/又はSrOを含まない、及び/又はMgOを含まない、及び/又はCaOを含まない、及び/又はGdを含まない、及び/又はYを含まない、(1)~(16)のいずれか一つに記載の特殊分散光学ガラス。
(18) 屈折率nは1.68~1.82、好ましくは1.70~1.80、より好ましくは1.71~1.79、さらに好ましくは1.73~1.77、及び/又はアッベ数vは31~40、好ましくは32~38、より好ましくは33~37である、(1)~(17)のいずれか一つに記載の特殊分散光学ガラス。
(19) Pg,F値は0.7000以下、好ましくは0.6500以下、より好ましくは0.6000以下、及び/又はΔPg,F値は0以下、好ましくは-0.0010以下、より好ましくは-0.0020以下、さらに好ましくは-0.0030以下である、(1)~(18)のいずれか一つに記載の特殊分散光学ガラス。
(20) 密度ρは3.80g/cm以下、好ましくは3.70g/cm以下、より好ましくは3.60g/cm以下、及び/又は熱膨張係数α-30/70℃は100×10-7/K以下、好ましくは90×10-7/K以下、より好ましくは85×10-7/K以下、及び/又は転移温度Tは600℃以下、好ましくは590℃以下、より好ましくは580℃以下、さらに好ましくは570℃以下、及び/又はλ80が410nm又はその以下、好ましくはλ80が400nm又はその以下、より好ましくはλ80が395nm又はその以下、及び/又はλが340nm又はその以下、好ましくはλが335nm又はその以下、より好ましくはλが330nm又はその以下、及び/又は耐水安定性Dは2類以上、好ましくは1類、及び/又は耐酸安定性Dは2類以上、好ましくは1類、及び/又はヌープ硬度Hは520×10Pa以上、好ましくは540×10Pa以上、より好ましくは550×10Pa以上、さらに好ましくは570×10Pa以上である、請求項(1)~(19)のいずれか一つに記載の特殊分散光学ガラス。
(21) (1)~(20)のいずれか一つに記載の特殊分散光学ガラスを用いて製造されるガラスプリフォーム。
(22) (1)~(20)のいずれか一つに記載の特殊分散光学ガラス、又は(21)に記載のガラスプリフォームを用いて製造される光学素子。
(23) (1)~(20)のいずれか一つに記載の特殊分散光学ガラス、又は(22)に記載の光学素子を含む光学機器。
本発明の有益な効果は、以下の通りである。合理的な成分設計により、本発明により得られる特殊分散光学ガラスは、Pg,FとΔPg,F値が比較的低いであるとともに、化学安定性が優れる。
以下、本発明に係る特殊分散光学ガラスの実施形態について詳細に説明するが、本発明は以下に説明する実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内で適宜変形して実施することが可能である。さらに、適宜省略はあるものの、記載を繰り返すことによって本発明の主旨が限定されるものではなく、以下では、本発明の特殊分散光学ガラスを単に光学ガラス又はガラスと称することもある。
[特殊分散光学ガラス]
以下に、本発明の特殊分散光学ガラスの各構成要素(成分)の範囲について説明する。本説明書において、各成分の含有量および合計含有量は、特に指定のない限り、重量パーセント(wt%)で表すものとする。すなわち、各成分の含有量、合計含有量は、酸化組成物に換算するガラス物質の総重量に対する重量パーセントで表すことである。ここでいう「酸化物組成物に換算した」とは、本発明の光学ガラスの組成物の原料として用いた酸化物、錯塩、水酸化物等が溶融時に分解して酸化物に変換された場合の酸化物物質の総重量を100%とした場合のことである。
具体的には、本明細書に記載されている数値範囲には、上限値および下限値が含まれ、「以上」および「以下」には端点値、ならびに範囲に含まれるすべての整数および分数が含まれ、範囲が限定されている場合に記載されている具体的な値に限定されるものではない。本明細書で「及び/又は」と呼ばれるものは包括的であり、例えば「A及び/又はB」は、Aのみ、Bのみ、またはAとBの両方を意味する。
<必須成分とオプション成分>
SiOはガラスの化学安定性を改善し、溶融ガラスの成形に適した粘度を維持し、耐火物や白金容器への浸食を低減することができ、本発明では、上記の効果を得るために23%以上のSiOを添加しており、好ましくはSiOの含有量が28%以上、より好ましくはSiOの含有量が31%以上である。SiOの含有量が高すぎると、ガラスの溶融が難しくなり、ガラスの転移温度を下げるのにも不利である。したがって、本発明においては、SiOの含有量の上限値が45%、好ましくは上限値が42%、より好ましくは上限値が40%である。
Nbは高屈折で高分散成分であり、ガラスの屈折率と耐失透性を高め、ガラスの相対部分分散Pg,Fと相対部分分散偏差値ΔPg,Fを下げることができ、本発明では、上記の効果を得るために20%以上のNbを添加しており、好ましくはNbの含有量の下限値が22%、より好ましくは下限値が26%である。Nbの含有量が40%を超えると、ガラスの熱安定性と化学安定性が低下し、光透過率が低下するので、本発明では、Nbの含有量の上限値が40%、好ましくは上限値が37%、より好ましくは上限値が33%である。
発明者らは大量の実験研究を重ねた結果、本発明のいくつかの実施形態において、SiOの含有量とNbの含有量との比SiO/Nbを0.65~2.0以内に制御することにより、本発明の光学ガラスは所望の光学定数を得るとともに、ガラスのPg,F値とΔPg,F値を低下し、ガラスの化学安定性を向上させることができることを見出した。したがって、好ましくはSiO/Nbが0.65~2.0、より好ましくはSiO/Nbが0.75~1.8、さらに好ましくはSiO/Nbが0.8~1.5、よりさらに好ましくはSiO/Nbが0.9~1.3である。
ZrOはガラスの屈折率を高め、分散を調整し、ガラスのPg,F値とΔPg,F値を低下し、ガラスの耐アルカリ性を最適化することができ、本発明では、上記の効果を得るために、2%以上のZrOを含有しており、好ましくはを3%以上のZrOを含有し、より好ましくは5%以上のZrOを含有する。ZrOの含有量が14%を超えると、ガラスの溶融難度が増加し、溶融温度が上昇し、ガラス内部に介在物が発生し、光透過率が低下する。したがって、ZrOの含有量は14%以下、好ましくは12%以下、より好ましくは10%以下である。
ZnOはガラスの屈折率と分散を調整し、ガラスの安定性を高める同時に、ZnOはガラスの高温粘度と転移温度を下げることができ、ガラスが比較的低い温度で溶融することができるようにし、ガラスの光透過率を高めることができる。また、ZnOの含有量が高すぎると、ガラスの成形難度が増加し、耐結晶性が悪くなる。従って、ZnOの含有量が10%以下、好ましくは0.1~8%、より好ましくは0.5~6%である。
アルカリ土類金属酸化物はガラスの光学定数を調整し、ガラスの耐失透性を改善することができるが、その含有量が高すぎると、ガラスの化学安定性が低下する。したがって、アルカリ土類金属酸化物であるBaO、SrO、CaO、MgOの合計含有量ROは1~25%、好ましくは3~20%、より好ましくは6~15%である。
BaOは本発明に添加することでガラスの耐失透性と硬度を高め、ガラスの屈折率、温度係数と熱膨張係数を下げることができ、本発明では、上記の効果を得るために2%以上のBaOを添加しており、好ましくはBaOの含有量が4%以上、より好ましくはBaOの含有量が5%以上である。また、BaOの含有量を18%以下に制御することにより、BaOの含有量が高すぎることによる化学安定性の低下を防止することができ、好ましくはBaOの含有量が15%以下、より好ましくはBaOの含有量が12%以下である。
本発明のいくつかの実施形態において、SiOの含有量とBaOとZnOの合計含有量(BaO+ZnO)との比SiO/(BaO+ZnO)を1.0~20.0以内に制御することにより、ガラスのガラス形成安定性と光透過率を最適化するとともに、ガラスの熱膨張係数を低減することができる。したがって、好ましくはSiO/(BaO+ZnO)が1.0~20.0、より好ましくはSiO/(BaO+ZnO)が1.5~15.0、さらに好ましくはSiO/(BaO+ZnO)が2.0~10.0、よりさらに好ましくはSiO/(BaO+ZnO)が2.5~5.0である。
CaOはガラスの光学定数を調整し、ガラスの加工性を改善するのに役立つが、CaOの含有量が多すぎると、ガラスの光学定数が要求を満たさなくなり、耐結晶性が悪くなる。従って、CaOの含有量が0~18%、好ましくは0~16.5%、より好ましくは0~8%である。いくつかの実施形態では、さらに好ましくはCaOを含まないことである。
SrOはガラスに添加することでガラスの屈折率と分散を調整することができるが、含有量が多すぎるとガラスの化学安定性が低下するとともに、ガラスのコストも急速に上昇する。従って、SrOの含有量が0~8%、好ましくは0~5%、より好ましくは0~2%である。いくつかの実施形態では、さらに好ましくはSrOを含まないことである。
MgOはガラスの密度と溶融温度の低下に有利であるが、MgO含有量が多すぎるとガラスの屈折率が設計要求を満たさなくなり、ガラスの耐結晶性と安定性が低下する。従って、MgOの含有量が0~8%、好ましくは0~5%、より好ましくは0~2%である。いくつかの実施形態では、さらに好ましくはMgOを含まないことである。
アルカリ金属酸化物はガラスの転移温度を下げ、ガラスの溶融性を最適化することができるが、その含有量が多すぎると、ガラスの化学安定性と耐失透性が低下する。したがって、本発明におけるアルカリ金属酸化物LiO、NaO、KOの合計含有量RnOは25%以下、好ましくは1~20%、より好ましくは2~15%である。
LiOはガラスの溶融性を著しく改善し、ガラスにおけるZrOの溶解度を増大させ、ガラスの転移温度を低下させ、ガラスの屈折率を調整することができるが、その含有量が高すぎるとガラスの耐酸安定性と熱膨張係数に不利である。従って、本発明においては、LiOの含有量が1~12%、好ましくは1~10%、より好ましくは1~9%である。
NaOはガラスの溶融性を改善し、ガラスの転移温度を下げることができるが、その含有量が10%を超えると、ガラスの化学安定性と耐候性が低下する。従って、NaOの含有量が0~10%、好ましくは0.5~8%、より好ましくは1~6%である。
本発明のいくつかの実施形態において、CaOとNaOの合計含有量(CaO+NaO)とBaOの含有量のとの比(CaO+NaO)/BaOを0.02~8.0以内に制御することにより、光学ガラスの化学安定性を向上させるとともに、ガラスの密度を低下することができ、光学系の軽量化を図るのに有利である。したがって、好ましくは(CaO+NaO)/BaOは0.02~8.0、より好ましくは(CaO+NaO)/BaOは0.05~5.0である。さらに、(CaO+NaO)/BaOを0.1~3.0以内に制御することにより、ガラスの硬度もさらに最適化することができる。したがって、さらに好ましくは(CaO+NaO)/BaOが0.1~3.0、よりさらに好ましくは(CaO+NaO)/BaOが0.2~1.0である。
本発明のいくつかの実施形態において、BaOの含有量とNaOとNbの合計含有量(NaO+Nb)との比BaO/(NaO+Nb)を0.05~0.8以内に制御することにより、ガラスの硬度を高めるとともに、ガラスの光透過率を最適化することができる。したがって、好ましくはBaO/(NaO+Nb)は0.05~0.8、より好ましくはBaO/(NaO+Nb)は0.1~0.6、さらに好ましくはBaO/(NaO+Nb)は0.15~0.5、よりさらに好ましくはBaO/(NaO+Nb)は0.2~0.4である。
Oはガラスの熱安定性と溶融性を改善することができるが、KOの含有量が8%を超えると、ガラスの耐失透性が低下する。したがって、KOの含有量上限値は8%、好ましくは5%、より好ましくは4%である。
発明者らは大量の実験研究を重ねた結果、本発明のいくつかの実施形態において、LiO/RnOを0.3~1.0以内に制御することにより、ガラスの耐失透性を最適化し、ガラスの耐水性を向上させることができることを見出した。したがって、好ましくはLiO/RnOが0.3~1.0、より好ましくはLiO/RnOが0.4~0.9である。さらに、LiO/RnOを0.45~0.8以内に制御することにより、ガラスの耐候性の向上にも有利である。したがって、さらに好ましくはLiO/RnOが0.45~0.8、よりさらに好ましくはLiO/RnOが0.5~0.75である。
Ln(LnはLa、Gd、Y、Ybの合計含有量)はガラスの屈折率を高めることができるが、その含有量が20%を超えると、ガラスの耐失透性が低下する。したがって、Lnの含有量が20%以下、好ましくは1~15%、より好ましくは2~10%である。
Laは、ガラスの屈折率を効果的に向上させ、ガラスの化学安定性と機械的強度を強化すると同時に、ガラスのPg,F値とΔPg,F値を著しく大きくしないが、その含有量が14%を超えると、ガラスの耐失透性が悪くなる。従って、本発明のガラスにおいては、Laの含有量が0~14%、好ましくは2~12%、より好ましくは4~10%である。
発明者らは大量の実験研究を重ねた結果、本発明のいくつかの実施形態において、Nbの含有量とBaOとLaの合計含有量(BaO+La)との比Nb/(BaO+La)を0.8~8.0以内に制御することにより、ガラスPg,F値及びΔPg,Fを低下するとともに、ガラスの熱膨張係数と二次プレス成形の耐結晶性を最適化することができることを見出した。したがって、好ましくはNb/(BaO+La)が0.8~8.0、より好ましくはNb/(BaO+La)が1.0~6.0、さらに好ましくはNb/(BaO+La)が1.2~4.0、よりさらに好ましくはNb/(BaO+La)が1.5~3.0である。
本発明のいくつかの実施形態において、ZnOの含有量とBaOとLaの合計含有量(BaO+La)との比ZnO/(ZnO/(BaO+La)を2.0以下に制御することにより、ガラス硬度の低下を防止することができる。したがって、好ましくはZnO/(BaO+La)が2.0以下、より好ましくはZnO/(BaO+La)が0.05~1.5である。さらに、ZnO/(BaO+La)を0.08~1.0以内に制御することにより、ガラスの耐結晶性と摩耗度をさらに最適化し、ガラス熱膨張係数が大きくなるのを防止することもできる。したがって、さらに好ましくはZnO/(BaO+La)が0.08~1.0、よりさらに好ましくはZnO/(BaO+La)が0.1~0.5である。
Gdは屈折率を高めることができるが、その含有量が10%を超えるとガラスの耐失透性が低下し、転移温度が上昇する傾向がある。したがって、本発明におけるGdの含有量は10%以下、好ましくは0~5%、より好ましくは0~3%である。いくつかの実施形態では、さらに好ましくはGdを含まないことである。
はガラスの溶融性と耐結晶性を改善し、ガラスの化学安定性を高めることができるが、その含有量が10%を超えると、ガラスの安定性と耐失透性が低下する。したがって、Yの含有量が0~10%、好ましくは0~5%、より好ましくは0~3%、さらに好ましくはYを含まないことである。
Ybはガラスの屈折率を高めることができるが、その含有量が10%を超えると、ガラスの安定性と耐失透性が低下する。したがって、Ybの含有量が0~10%、好ましくは0~5%、より好ましくは0~3%、さらに好ましくはYbを含まないことである。
WOはガラスの屈折率と機械的強度を高めることができるが、WOの含有量が5%を超えると、ガラスの熱安定性が低下し、透過率と耐失透性が低下する。したがって、WOの含有量上限値は5%、好ましくは3%、より好ましくは2%である。いくつかの実施形態では、さらに好ましくはWOを含まないことである。
は本発明のガラスにおいてガラスネットワーク生成体として機能することができ、ガラスのPg,F値及びΔPg,F値の低下に有利である。Bの含有量が8%を超えると、ガラスの化学安定性が悪くなり、ガラスの高温粘度が小さくなり、ガラス透過率と二次プレス成形の耐結晶性が悪くなる。したがって、Bの含有量は、8%以下、好ましくは4%以下、より好ましくは2%以下に限定される。いくつかの実施形態では、さらに好ましくはBを含まないことである。
本発明のいくつかの実施形態において、B/SiOを0.3以下に制御することにより、ガラスの耐結晶性と化学安定性を向上させることができる。したがって、好ましくはB/SiOが0.3以下、より好ましくはB/SiOが0.2以下である。さらに、B/SiOを0.15以下に制御することにより、ガラスの硬度向上にも有利である。したがって、さらに好ましくはB/SiOが0.15以下、よりさらに好ましくはB/SiOが0.1以下である。
TiOはガラスの屈折率と分散を高める作用があり、適量に添加することでガラスをより安定させ、ガラスの粘度を下げることができるが、TiOの存在はガラスのPg,F値とΔPg,F値を著しく大きくするので、本発明におけるTiOの含有量は5%以下、好ましくは3%以下、より好ましくは2%以下である。いくつかの実施形態では、さらに好ましくはTiOを含まないことである。
Alはガラスの化学安定性を改善することができるが、その含有量が5%を超えると、ガラスの溶融性と光透過率が悪くなる。従って、本発明においては、Alの含有量が0~5%、好ましくは0~2%、より好ましくは0~1%である。いくつかの実施形態では、さらに好ましくはAlを含まないことである。
Taはガラスの屈折率を高め、ガラスのPg,F値とΔPg,F値を下げ、ガラスの耐失透性を高めることができるが、その含有量が高すぎると、ガラスの化学安定性が低下し、ガラスの表面張力が増大し、気泡除去が困難になる。また、Taは他の成分に比べて非常に高価であり、実用的かつコスト的な観点から、使用量をできるだけ減らす必要がある。したがって、本発明においては、Taの含有量は0~5%、好ましくは0~2%、より好ましくは0~1%に限定され、さらに好ましくはTaを含まないことである。
本発明は、清澄剤として0~1%のSb、SnO、SnO、CeOの1種又は複数種の成分を添加することにより、ガラスの清澄効果を高めることができ、好ましくは清澄剤の含有量が0~0.5%である。Sbの含有量が1%を超えると、ガラスの清澄性能が低下する傾向があるとともに、その強い酸化作用はガラス溶融用白金又は白金合金容器の腐食及び成形金型の劣化を促進するので、本発明におけるSbの含有量は好ましくは0~1%、より好ましくは0~0.5%である。SnOとSnOも清澄剤として使用できるが、その含有量が1%を超えるとガラスの着色傾向が増加し、ガラスを加熱、軟化してプレス成形などで再成形するとき、Snが結晶核生成の始点となり、失透する傾向がある。したがって、本発明におけるSnOの含有量は好ましくは0~1%、より好ましくは0~0.5%、SnOの含有量は好ましくは0~1%、より好ましくは0~0.5%である。CeOの作用及び含有量の比率はSnOと一致し、その含有量は、好ましくは0~1%、より好ましくは0~0.5%、よりさらに好ましくはCeOを含まないことである。
<含まれるべきでない成分>
本発明のガラスにおいては、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Ag及びMo等の遷移金属の酸化物は、単独又は複合的に少量に含まれる場合でも、ガラスが着色され、可視光領域における特定の波長が吸収され、本発明の可視光透過効果を弱めるので、特に可視光領域の波長透過率を要求する光学ガラスは、実際には含まないことが好ましい。
Th、Cd、Tl、Os、Be及びSeの酸化物は、近年、有害な化学物質として使用を制御する傾向にあり、ガラスの製造工程だけでなく、加工工程及び完成品の処置に至るまで、環境保護への取り組みが必要である。そのため、環境への影響を重視する場合は、不可避な混入以外は、それらを含まないことが好ましい。これにより、光学ガラスは実際に環境を汚染する物質を含まなくなる。したがって、本発明の光学ガラスは、特殊な環境措置を講じなくても、製造、加工及び廃棄が可能である。
環境に配慮するため、本発明の光学ガラスは、As及びPbOを含まないことが好ましい。
本明細書に記載されている「加えない」、「含まない」、「0%」という用語は、この成分を本発明のガラスの原料として意図的に添加しなかったことを意味する。しかし、ガラスを製造するための原料及び/又は設備として、意図的に添加されていない不純物や成分が、最終的なガラス中に少量または微量に存在することがあり、それらも本発明の特許の対象となる。
以下、本発明の特殊分散光学ガラスの性能を説明する。
<屈折率とアッべ数>
光学ガラスの屈折率(n)とアッべ数(ν)は、『GB/T 7962.1-2010』に規定された方法に従って試験されている。
いくつかの実施形態において、本発明の特殊分散光学ガラスの屈折率(n)の下限値は1.68、好ましくは下限値が1.70、より好ましくは下限値が1.71、さらに好ましくは下限値が1.73である。いくつかの実施形態において、本発明の光学ガラスの屈折率(n)の上限値は1.82、好ましくは上限値が1.80、より好ましくは上限値が1.79、さらに好ましくは上限値が1.77である。
いくつかの実施形態において、本発明の特殊分散光学ガラスのアッベ数(ν)の下限値は31、好ましくは下限値が32、より好ましくは下限値が33である。いくつかの実施形態において、本発明の特殊分散光学ガラスのアッベ数(ν)の上限値は40、好ましくは上限値が38、より好ましくは上限値が37である。
<密度>
光学ガラスの密度(ρ)は、『GB/T 7962.20-2010』に記載された方法に従って試験されている。
いくつかの実施形態において、本発明の特殊分散光学ガラスの密度(ρ)は3.80g/cm以下、好ましくは3.70g/cm以下、より好ましくは3.60g/cm以下である。
<熱膨脹係数>
光学ガラスの熱膨張係数(α-30/70℃)は、『GB/T 7962.16-2010』に記載された方法に従って-30~70℃のデータを測定する。
いくつかの実施形態において、本発明の特殊分散光学ガラスの熱膨張係数(α-30/70℃)は100×10-7/K以下、好ましくは90×10-7/K以下、より好ましくは85×10-7/K以下である。
<転移温度>
光学ガラスの転移温度(T)は、『GB/T 7962.16-2010』に規定された方法に従って測定されている。
いくつかの実施形態において、本発明の特殊分散光学ガラスの転移温度(T)は600℃以下、好ましくは590℃以下、より好ましくは580℃以下、さらに好ましくは570℃以下である。
<着色度>
本発明のガラスの短波透過スペクトル特性は着色度(λ80とλ)で示している。λ80とは、ガラス透過率が80%に達したときに対応する波長を指す。λ80の測定では、互いに平行で光学研磨された2つの相対平面を有する厚さ10±0.1mmのガラスを用い、280nmから700nmまでの波長領域における分光透過率を測定し、透過率80%の波長を示すことである。分光透過率又は透過率とは、ガラスの前記表面に垂直に強度Iinの光を入射し、ガラスを透過して強度Ioutの光を1つの平面から出射する場合にIout/Iinで表される量であり、ガラスの前記表面における表面反射損失の透過率も含まれる。ガラスの屈折率が高いほど、表面反射損失が大きくなる。したがって、高屈折率ガラスでは、λ80の値が小さいほど、ガラス自体の着色が極めて少なく、光透過率が高いことである。
いくつかの実施形態において、本発明の特殊分散光学ガラスのλ80が410nm又はその以下、好ましくはλ80が400nm又はその以下、より好ましくはλ80が395nm又はその以下である。
いくつかの実施形態において、本発明の特殊分散光学ガラスのλが340nm又はその以下、好ましくはλが335nm又はその以下、より好ましくはλが330nm又はその以下である。
<耐水安定性>
光学ガラスの耐水安定性(D)(粉末法)は『GB/T 17129』に規定された方法で試験されている。
いくつかの実施形態において、本発明の特殊分散光学ガラスの耐水安定性(D)は2類以上、好ましくは1類である。
<耐酸安定性>
光学ガラスの耐酸安定性(D)(粉末法)は『GB/T 17129』に規定された方法で試験されている。
いくつかの実施形態において、本発明の特殊分散光学ガラスの耐酸安定性(D)は2類以上、好ましくは1類である。
<ヌープ硬度>
光学ガラスのヌープ硬度(H)は『GB/T 7962.18-2010』に規定された試験方法に従って試験されている。
いくつかの実施形態において、本発明の特殊分散光学ガラスのヌープ硬度(H)は520×10Pa以上、好ましくは540×10Pa以上、より好ましくは550×10Pa以上、さらに好ましくは570×10Pa以上である。
<相対部分分散と相対部分分散偏差値>
以下の式で相対部分分散(Pg,F)と相対部分分散偏差値(ΔPg,F)の由来を説明する。
波長xとyの相対部分分散は、以下の式(1)で表される:
x,y=(n-n)/(n-n) (1)
アッベ数式によれば、いわゆる「正常ガラス」のほとんどについて(以下、H-K6とF4を「正常ガラス」とする)、下式(2)が成り立つ。
x,y=mx,y・v+bx,y (2)
この直線関係は、Px,yを縦座標、vを横座標として表され、式において、mx,yは傾き、bx,yは切片である。
周知のように、二次スペクトルの補正、すなわち2つ以上の波長に対して色差を除去するには、少なくとも上記の式(2)に適合しない1つのガラス(すなわち、そのPx,y値がアッベ経験式から逸脱する)が必要であり、その偏差値はΔPx,yで表されると、各Px,y-vポイントは、上記の式(2)に符合する「正常線」に対してΔPx,y量平行移動される。このように、各ガラスのΔPx,y値は次の式(3)で求めることができる:
x,y=mx,y・v+bx,y+ΔPx,y (3)
したがって、ΔPx,yは「正常ガラス」と比較した場合の特殊分散の逸脱特性を定量的に表している。
したがって、上記のように、相対部分分散(Pg,F)と相対部分分散偏差値(ΔPg,F)の計算式は、次の式(4)と(5)になる:
g,F=(n-n)/(n-n) (4)
ΔPg,F=Pg,F-0.6457+0.001703v (5)
いくつかの実施形態において、本発明の特殊分散光学ガラスの相対部分分散(Pg,F)は0.7000以下、好ましくは0.6500以下、より好ましくは0.6000以下である。
いくつかの実施形態において、本発明の特殊分散光学ガラスの相対部分分散偏差値(ΔPg,F)は0以下、好ましくは-0.0010以下、より好ましくは-0.0020以下、さらに好ましくは-0.0030以下である。
<耐結晶性>
耐結晶性の試験方法は以下の通りである。試料ガラスを20×20×10mmに切断し、T+(200~250)℃の温度のマッフル炉に入れて15~30分間保温し、取り出して冷却した後、ガラス表面及び内部に結晶があるか、乳濁が発生しているかを観察する。ガラス試料に乳濁と結晶がなければ、ガラスの耐結晶性が優れることを示す。この試験方法は、本発明のガラスの二次プレスの耐結晶性の特徴を付けるために用いられる。
[特殊分散光学ガラスの製造方法]
本発明の特殊分散光学ガラスの製造方法は以下の通りである:酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、リン酸塩、メタリン酸塩を含むがこれらに限定されない一般原料と従来の工程で製造され、常法により混合した後、調製した炉材を1200℃~1400℃の溶融炉(白金又は白金合金坩堝)に投入して溶融する。その後、清澄、均一化して、気泡及び未溶解物質のない均質な溶融ガラスを得るとともに、この溶融ガラスを金型に入れて鋳造し、焼きなましする。当業者であれば、実際の必要に応じて、原料、製法およびプロセスパラメータを適宜選択することができる。
[ガラスプリフォーム及び光学素子]
直接滴下成形や研磨加工手段、又は熱プレス成形などのプレス成形手段を用いて作製された特殊分散光学ガラスでガラスプリフォームを製造することができる。すなわち、直接精密滴下成形により溶融光学ガラスを精密なガラスプリフォームに製造するか、研削や研磨などの機械加工によりガラスプリフォームを製造するか、光学ガラスを使用してプレス成形用のプリフォームブランクを作製し、このプリフォームブランクを熱プレス加工して研磨し、ガラスプリフォームを作製することができる。なお、光学プリフォームの製造手段は上記手段に限定されないことを説明されたい。
上記のように、本発明の特殊分散光学ガラスは様々な光学素子及び光学設計に有用であり、その中でも特に好ましくは、本発明の特殊分散光学ガラスでプリフォームを形成し、このプリフォームを用いて再熱プレス成形、精密プレス成形などを行ってレンズ、プリズムなどの光学素子を製造することである。
本発明のガラスプリフォーム及び光学素子は、いずれも本発明の上記特殊分散光学ガラスから形成される。本発明のガラスプリフォームは特殊分散光学ガラスが有する優れた特性を有し、本発明の光学素子は、特殊分散光学ガラスが有する優れた特性を有し、光学的価値の高い様々なレンズ、プリズム等の光学素子を提供することができる。
レンズの例としては、レンズ表面が球面または非球面の凹メニスカスレンズ、凸メニスカスレンズ、両凸レンズ、両凹レンズ、平凸レンズ、平凹レンズなどのさまざまなレンズが挙げられる。
[光学機器]
本発明の特殊分散光学ガラスにより形成される光学素子は、写真装置、撮像装置、投影装置、表示装置、車載装置及び監視装置などの光学機器を製造することができる。
<光学ガラス実施例>
本発明の技術的解決策をさらに明確に説明するために、以下の非限定的な実施例を提供する。
本実施例は、上記特殊分散光学ガラスの製造方法を用いて、表1~表5に示す成分を有する光学ガラスを得る。また、各ガラスの特性を本発明に記載の試験方法により測定し、その結果を表1~表5に表した。表1~表5の耐結晶性試験において、前記試験方法によれば、ガラスに乳濁がなく、内部に結晶性粒子がないものに「A」、乳濁がないが内部に結晶性粒子が1~10個あるものに「B」、乳濁がないが内部に結晶性粒子が10~20個あるものに「C」、乳濁が発生するか内部に密集の析出粒子があるものに「×」を付ける。
Figure 2024521535000001
Figure 2024521535000002
Figure 2024521535000003
Figure 2024521535000004
Figure 2024521535000005
<ガラスプリフォーム実施例>
特殊分散光学ガラスの実施例1~32で得られたガラスを、研磨加工手段、又は再熱プレス成形、精密プレス成形などのプレス成形手段を用いて、凹メニスカスレンズ、凸メニスカスレンズ、両凸レンズ、両凹レンズ、平凸レンズ、平凹レンズなどの様々なレンズ、プリズムなどのプリフォームを製造する。
<光学素子実施例>
上記ガラスプリフォームの実施例で得られたこれらのプリフォームをアニールし、屈折率などの光学特性が所望の値に達するようにガラス内部の応力を低下させながら屈折率を微調整する。
次に、各プリフォームを研削し、研磨し、凹メニスカスレンズ、凸メニスカスレンズ、両凸レンズ、両凹レンズ、平凸レンズ、平凹レンズなどのさまざまなレンズ、プリズムを作製する。得られた光学素子の表面には反射防止膜を塗布することもできる。
<光学機器実施例>
上記光学素子の実施例で製造された光学素子は、光学設計により、1つまたは複数の光学素子を用いて光学部品または光学コンポーネントを形成することにより、撮像装置、センサ、顕微鏡、医薬技術、デジタル投影、通信、光学通信技術/情報伝送、自動車分野における光学/照明、フォトリソグラフィ技術、エキシマレーザ、ウエハ、コンピュータチップ及びこのような回路及びチップを含む集積回路及び電子デバイスに用いることができる。

Claims (13)

  1. 重量%で以下の成分を含む、特殊分散光学ガラス:SiO:23~45%、Nb:20~40%、ZrO:2~14%、RO:1~25%、RnO:0~25%、Ln:0~20%であり、そのうち、SiO/Nbは0.65~2.0であり、前記ROはBaO、SrO、CaO、MgOの合計含有量であり、RnOはLiO、NaO、KOの合計含有量であり、LnはLa、Gd、Y、Ybの合計含有量である。
  2. 重量%で以下の成分をさらに含む、請求項1に記載の特殊分散光学ガラス:ZnO:0~10%、及び/又はWO:0~5%、及び/又はB:0~8%、及び/又はTiO:0~5%、及び/又はAl:0~5%、及び/又はTa:0~5%、及び/又は清澄剤:0~1%、前記清澄剤はSb、SnO、SnO、CeOの一種又は複数種である。
  3. 重量%でSiO、Nbとアルカリ土類金属酸化物を含む特殊分散光学ガラスであり、そのうち、SiO/Nbは0.65~2.0、前記特殊分散光学ガラスの屈折率nは1.68~1.82、アッベ数vは31~40、Pg,F値は0.7000以下、ΔPg,F値は0以下である。
  4. 重量%で以下の成分をさらに含む、請求項3に記載の特殊分散光学ガラス:SiO:23~45%、及び/又はNb:20~40%、及び/又はZrO:2~14%、及び/又はRO:1~25%、及び/又はRnO:0~25%、及び/又はLn:0~20%、及び/又はZnO:0~10%、及び/又はWO:0~5%、及び/又はB:0~8%、及び/又はTiO:0~5%、及び/又はAl:0~5%、及び/又はTa:0~5%、及び/又は清澄剤:0~1%、前記ROはBaO、SrO、CaO、MgOの合計含有量であり、RnOはLiO、NaO、KOの合計含有量であり、LnはLa、Gd、Y、Ybの合計含有量であり、前記清澄剤はSb、SnO、SnO、CeOの一種又は複数種である。
  5. 重量%で成分を含み、以下の8つの情状の1つ以上を満たす、請求項1~4のいずれか一項に記載の特殊分散光学ガラス。
    1) SiO/Nbが0.75~1.8、好ましくはSiO/Nbが0.8~1.5、より好ましくはSiO/Nbが0.9~1.3、さらに好ましくはSiO/Nbが1~1.255、よりさらに好ましくはSiO/Nbが1.102~1.255である;
    2) Nb/(BaO+La)が0.8~8.0、好ましくはNb/(BaO+La)が1.0~6.0、より好ましくはNb/(BaO+La)が1.2~4.0、さらに好ましくはNb/(BaO+La)が1.5~3.0、よりさらに好ましくはNb/(BaO+La)が1.5~2.364である;
    3) ZnO/(BaO+La)は2.0以下、好ましくはZnO/(BaO+La)が0.05~1.5、より好ましくはZnO/(BaO+La)が0.08~1.0、さらに好ましくはZnO/(BaO+La)が0.1~0.5、よりさらに好ましくはZnO/(BaO+La)が0.1~0.331である;
    4) (CaO+NaO)/BaOが0.02~8.0、好ましくは(CaO+NaO)/BaOが0.05~5.0、より好ましくは(CaO+NaO)/BaOが0.1~3.0、さらに好ましくは(CaO+NaO)/BaOが0.2~1.0、よりさらに好ましくは(CaO+NaO)/BaOが0.357~0.857である;
    5) BaO/(NaO+Nb)が0.05~0.8、好ましくはBaO/(NaO+Nb)が0.1~0.6、より好ましくはBaO/(NaO+Nb)が0.15~0.5、さらに好ましくはBaO/(NaO+Nb)が0.2~0.4、よりさらに好ましくはBaO/(NaO+Nb)が0.2~0.313である;
    6) LiO/RnOは0.3~1.0、好ましくはLiO/RnOが0.4~0.9、より好ましくはLiO/RnOが0.45~0.8、さらに好ましくはLiO/RnOが0.5~0.75である;
    7) SiO/(BaO+ZnO)が1.0~20.0、好ましくはSiO/(BaO+ZnO)が1.5~15.0、より好ましくはSiO/(BaO+ZnO)が2.0~10.0、さらに好ましくはSiO/(BaO+ZnO)が2.5~5.0、よりさらに好ましくはSiO/(BaO+ZnO)が2.774~4.09である;
    8) B/SiOが0.3以下、好ましくはB/SiOが0.2以下、より好ましくはB/SiOが0.15以下、さらに好ましくはB/SiOが0.1以下である;
  6. 重量%で以下の成分を含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の特殊分散光学ガラス:SiO:28~42%、好ましくはSiO:31~40%、及び/又はNb:22~37%、好ましくはNb:26~33%、及び/又はZrO:3~12%、好ましくはZrO:5~10%、及び/又はRO:3~20%、好ましくはRO:6~15%、及び/又はRnO:1~20%、好ましくはRnO:2~15%、及び/又はLn:1~15%、好ましくはLn:2~10%、及び/又はZnO:0.1~8%、好ましくはZnO:0.5~6%、及び/又はWO:0~3%、好ましくはWO:0~2%、及び/又はB:0~4%、好ましくはB:0~2%、及び/又はTiO:0~3%、好ましくはTiO:0~2%、及び/又はAl:0~2%、好ましくはAl:0~1%、及び/又はTa:0~2%、好ましくはTa:0~1%、及び/又は清澄剤:0~0.5%、前記ROはBaO、SrO、CaO、MgOの合計含有量であり、RnOはLiO、NaO、KOの合計含有量であり、LnはLa、Gd、Y、Ybの合計含有量であり、清澄剤はSb、SnO、SnO、CeOの一種又は複数種である。
  7. 重量%で以下の成分を含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の特殊分散光学ガラス:BaO:2~18%、好ましくはBaO:5~12%、及び/又はCaO:0~18%、好ましくはCaO:0~8%、及び/又はSrO:0~8%、好ましくはSrO:0~2%、及び/又はMgO:0~8%、好ましくはMgO:0~2%、及び/又はLiO:1~12%、好ましくはLiO:1~9%、及び/又はNaO:0~10%、好ましくはNaO:1~6%、及び/又はKO:0~8%、好ましくはKO:0~4%、及び/又はLa:0~14%、好ましくはLa:4~10%、及び/又はGd:0~10%、好ましくはGd:0~3%、及び/又はY:0~10%、好ましくはY:0~3%、及び/又はYb:0~10%、好ましくはYb:0~3%である。
  8. 前記成分はBを含まない、及び/又はTiOを含まない、及び/又はWOを含まない、及び/又はTaを含まない、及び/又はSrOを含まない、及び/又はMgOを含まない、及び/又はCaOを含まない、及び/又はGdを含まない、及び/又はYを含まない、請求項1~4のいずれか一項に記載の特殊分散光学ガラス。
  9. 前記特殊分散光学ガラスの屈折率nは1.70~1.80、好ましくは1.73~1.77、及び/又はアッベ数vは31~40、好ましくは33~37である、請求項1~4のいずれか一項に記載の特殊分散光学ガラス。
  10. 前記特殊分散光学ガラスのPg,F値は0.7000以下、好ましくは0.6000以下、及び/又はΔPg,F値は-0.0010以下、好ましくは-0.0030以下、及び/又は密度ρは3.80g/cm以下、好ましくは3.60g/cm以下、及び/又は熱膨張係数α-30/70℃は100×10-7/K以下、好ましくは85×10-7/K以下、及び/又は転移温度Tは600℃以下、好ましくは580℃以下、及び/又はλ80が410nm又はその以下、好ましくはλ80が395nm又はその以下、及び/又はλが340nm又はその以下、好ましくはλが330nm又はその以下、及び/又は耐水安定性Dは2類以上、好ましくは1類、及び/又は耐酸安定性Dは2類以上、好ましくは1類、及び/又はヌープ硬度Hは540×10Pa以上、好ましくは570×10Pa以上である、請求項1~4のいずれか一項に記載の特殊分散光学ガラス。
  11. 請求項1~10のいずれか一項に記載の特殊分散光学ガラスを用いて製造される、ガラスプリフォーム。
  12. 請求項1~10のいずれか一項に記載の特殊分散光学ガラス、又は請求項11に記載の、ガラスプリフォームを用いて製造される、光学素子。
  13. 請求項1~10のいずれか一項に記載の特殊分散光学ガラス、又は請求項12に記載の光学素子を含む、光学機器。
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