JP2024519385A - 免疫賦活薬送達のためのマイクロニードルパッチ - Google Patents

免疫賦活薬送達のためのマイクロニードルパッチ Download PDF

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Abstract

本出願は、免疫刺激剤を皮膚に送達するための、生分解性ポリマー中に分散された治療有効成分を含む溶解可能なマイクロニードル装置を提供する。本出願はまた、生分解性ポリマーに分散された治療有効成分を含む溶解可能なマイクロニードル装置を皮膚に適用する工程を含む、皮膚状態を治療する方法を提供する。【選択図】図2

Description

関連出願との相互参照
本出願は、2021年5月21日に出願された米国仮出願第63/191,564号の優先権を主張するものであり、参照により本明細書に組み込まれる。
一見したところ、経皮薬物送達は、皮膚の表面積が大きく、皮膚疾患の影響を受けた領域に薬物を直接適用できる比較的アクセスしやすいため、薬物投与の魅力的な経路であるように見える。しかし、実際には、経皮薬物送達は多くの治療有効成分にとって適切な投与経路ではない。なぜなら、皮膚はこれらの成分が表皮および真皮内で臨床的に意味のある濃度に達するのを防ぐ保護バリアとして機能するからである。
効果的な薬物送達のバリアとして機能する皮膚の能力は、主に角質層と呼ばれる脂質に富む表皮の外層に起因する。角質層に含まれる脂質は、親水性分子が皮膚バリアを通過するのを妨げる。さらに、表皮の細胞間のタイトジャンクション(例えば、アドヘレンスジャンクション、デスモソーム、ゾヌラオクルーデンス)は、500キロダルトンを超える物質が皮膚を透過するのを妨げる。その結果、皮膚免疫療法のクラスを構成する大きな免疫原性タンパク質やペプチドは、従来の製剤では皮膚に確実に投与することができない。
皮膚免疫刺激剤のような大きな物質の経皮薬物送達を促進するために、いくつかの方法が試みられてきた。これらには、エタノール、プロピレングリコール、疎水性ベシクルなどの化学浸透促進剤の局所製剤への添加、イオン導入による細胞膜分極、キャビテーション超音波による機械的送達などが含まれる。残念ながら、経皮薬物送達を強化するこれらの方法には2つの大きな落とし穴がある。それらは、日常的な臨床使用を可能にするには下層組織に対する毒性が強すぎるか、および/または美容的に受け入れがたい(すなわち、化学増強剤を含む製剤は油っぽい)、あるいは扱いにくい機器(例えば、キャビテーション超音波、イオン導入)が必要なため、患者にとって負担が大きすぎるかのいずれかである。
マイクロニードルは、表皮および/または真皮に薬物を送達するために使用されてきた別の薬物送達アプローチである。マイクロニードルは、皮膚にミクロンサイズの通路またはチャネルを作り、薬物を表皮および/または真皮内の所望の深さまで直接送達し、そこで薬物が所望の機能を発揮できるようにする。マイクロニードルのサブタイプの一つである溶解可能なマイクロニードルは、有効成分と複合体を形成した分解性ポリマーのみで構成されている。したがって、皮膚に挿入されると、溶解の過程で完全に消費される。
皮膚疾患の治療に使用されるマイクロニードルは、現在、免疫抑制剤(例えば、コルチコステロイド、カルシポトリエン、抗生物質)または化学療法剤(例えば、ブレオマイシン、ドキソルビシン)の有効成分を送達している。40年以上にわたるマイクロニードルの研究にもかかわらず、皮膚疾患を治療するための局所免疫反応を起こす目的で、皮膚免疫刺激剤を送達するためにマイクロニードルが使用されたことはない。
皮膚への免疫刺激剤の微調整された投与から恩恵を受けるであろう皮膚状態の1つのグループは、ウイルス性疣贅、伝染性軟属腫、および、非黒色腫皮膚がんなどの感染性および悪性新生物である。これらの状態は、いくつかの理由から、免疫抑制剤または化学療法を含むマイクロニードルでは十分に治療できない。基本的に、これらの新生物は、同じ患者に発生した病変間でさえ、大きさと形状が異なる。これらの新生物を免疫抑制剤や化学療法で治療するには、患者が持つ各新生物の正確な大きさのマイクロニードルパッチを患者に提供する必要がある。これらの薬剤クラスが正確なサイズのマイクロニードルパッチを用いて投与される必要があるのは、薬剤がすべての新生物細胞に到達すると同時に、周囲の細胞へのダメージを最小限に抑えるためである。これらのタイプの成分に必要とされるような多数のサイズのマイクロニードルパッチを作成することは、製造の観点から非現実的であり、そのため皮膚疾患の治療における免疫抑制剤および化学療法用マイクロニードルの使用は制限されている。さらに、これらのタイプの新生物は、同一患者に複数の皮膚病変が生じることが多い。免疫抑制剤または局所化学療法で構成されたマイクロニードルで新生物を治療するには、個々の新生物にマイクロニードルパッチを適用する必要があり、臨床管理の観点から負担が大きい。
特に、皮膚への免疫刺激剤の微調整された送達から恩恵を受ける可能性のある一つの状態は、ウイルス性疣贅である。ウイルス性疣贅は、学齢期の子どもの20%近くが罹患する極めて一般的な病気である。残念ながら、現在利用可能な疣贅の治療法は、1)痛みを伴う、2)効果がない、3)傷跡が残る、4)一度に何ヶ月も毎日適用しなければならない、および/または、5)子どもが怖がる、ものである。これらの治療法には、疣贅組織を破壊する治療法(例えば、液体窒素による凍結療法、カンタリジン)、疣贅を構成する細胞間の接着を破壊するサリチル酸を含む局所用製剤、および、疣贅に局所的に適用または注射する免疫刺激剤が含まれる。破壊的な疣贅の治療は痛みを伴い、皮膚に開放創を作り、永久的な瘢痕を残す可能性がある。サリチル酸含有製品は、毎日閉塞下で適用し、一度に数ヶ月間、24時間装着しなければならず、現実の治療遵守や治療効果を制限している。
皮膚免疫療法は、疣贅治療の一種であり、疣贅に局所的に免疫刺激剤を適用するか、または疣贅に注射することにより、疣贅の原因であるウイルス感染を認識して破壊する局所的な免疫反応を生じさせる。臨床現場における免疫療法の使用は、クリームや注射液といった現在の製剤の問題によって制限されている。クリームの局所適用は、一度に最大数ヵ月間、患者が毎日クリームを適用する必要があり、負担と時間のかかるものである。免疫療法クリームが効果を発揮するために非常に多くの適用が必要となる理由は、局所適用された免疫療法有効成分の皮膚への浸透が角質層によって制限されるためである。注射可能な免疫刺激剤は、注射が角質層を迂回するため、外用剤よりも投与回数が少なくて済む。しかし、注射用免疫刺激剤の使用は、注射に伴う痛みと、細胞間ジャンクションが表皮内での液量膨張を妨げるため、注射用免疫刺激剤を表皮内に確実に入れることができないことから、制限されている。さらに、疣贅への免疫刺激剤の注射は経験豊富な医療従事者が行わなければならないため、その使用には患者が2~4週間ごとに診察を受けて治療を受ける必要がある。頻繁な診察の必要性は、患者にも医療提供者にも時間的な制約を与え、治療コースの完了率を低下させる。
史上初の皮膚免疫療法を含む溶解可能なマイクロニードルの作製は、主要な免疫エフェクター細胞、ランゲルハンス細胞および真皮樹状細胞がそれぞれ存在する表皮と真皮への免疫刺激剤の正確な送達を可能にすることにより、皮膚免疫療法送達における現在の限界に対処するものである。本発明は、皮膚疾患を治療するための皮膚免疫刺激剤の無痛かつ正確な皮膚への送達を可能にするだけでなく、制御された継続的な免疫刺激を作り出す免疫刺激剤の持続的放出を可能にする唯一の皮膚免疫療法製剤でもある。
マイクロニードルパッチの治療薬として免疫刺激抗原を使用することの制限は、これらのタンパク質を安定化させるためにグリセロールが必要であることである。しかしながら、グリセロールの添加はマイクロニードル構造の形成を阻害する。本発明は、生分解性ポリマーで作られた溶解可能なマイクロニードルパッチ中の抗原の適切な安定化を可能にする代替抗原組成物を提供する。これらの溶解可能なマイクロニードルパッチは、抗原のような治療有効成分を必要とする患者に送達するために使用することができる。
本出願の実施形態は、治療有効成分を皮膚に送達するための溶解可能なマイクロニードルパッチであって、前記溶解可能なマイクロニードルパッチは、複数のマイクロニードルと、除去可能な基材とを含み、前記複数のマイクロニードルは、前記除去可能な基材に取り付けられるものであり、前記複数のマイクロニードルは、前記除去可能な基材から離れるように延びる先細の先端部分を含み、前記複数のマイクロニードルは、生分解性ポリマーおよび前記生分解性ポリマーに分散された治療有効成分を含み、および、前記治療有効成分は50%未満のグリセロールを含む抗原組成物である、溶解可能なマイクロニードルパッチに関する。
本出願の実施形態は、皮膚状態を治療する方法であって、前記方法は、i)前記皮膚に治療有効成分を送達するために、溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程であって、前記溶解可能なマイクロニードルパッチは、複数のマイクロニードルと除去可能な基材とを含み、前記複数のマイクロニードルは、前記除去可能な基材に取り付けられるものであり、前記複数のマイクロニードルは、前記除去可能な基材から離れるように延びる先細の先端部分を含み、前記複数のマイクロニードルは、生分解性ポリマーおよび前記生分解性ポリマーに分散された治療有効成分を含み、および、前記治療有効成分は50%未満のグリセロールを含む抗原組成物である、適用する工程と、ii)前記マイクロニードルが、表皮、真皮および真皮乳頭層からなる群から選択される位置に貫通することを可能にするために、前記溶解可能なマイクロニードルパッチに十分な力を加える工程と、iii)前記生分解性ポリマーが分解するまで、前記皮膚に前記複数のマイクロニードルを残存させる工程と、iv)前記パッチ組成物から接着基材を除去する工程と、を含む、方法に関する。
添付の図面は、本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成するものであり、本開示の実施形態を説明するものであり、本明細書とともに本発明の原理、特徴、および特徴を説明するのに役立つ。図面において:
図1は、本願のマイクロニードルパッチを上から見た図であり、接着剤が半透明であった場合、下にあるピラミッド状の針が見える。 図2は、本願のマイクロニードルパッチを患者の皮膚に適用した状態を側面から見た図であり、皮膚の様々な層に有効成分を送達するマイクロニードルの浸透性を示すために、角質層、表皮および真皮が標識されている。 図3は、本願のマイクロニードルパッチを上から見た図であり、接着剤が半透明であった場合、下にある円錐形の針が見える。 図4は、長さ500ミクロンのマイクロニードルを有するマイクロニードルパッチの走査型電子顕微鏡写真の画像である。 図5は、長さ800ミクロンのマイクロニードルを有するマイクロニードルパッチの走査型電子顕微鏡写真の画像である。 図6は、青色組織マーキング色素を含むマイクロニードルパッチを挿入した後の、ブタの皮膚を上から見た画像である。 図7は、青色組織マーキング色素を含むマイクロニードルパッチを挿入した後の、ブタの皮膚を断面から見た画像である。 図8は、長さ500ミクロンの即時放出生分解性ポリマーマイクロニードルを含むマイクロニードルパッチの走査型電子顕微鏡写真の画像である。 図9は、長さ800ミクロンの即時放出生分解性ポリマーマイクロニードルを含むマイクロニードルパッチの走査型電子顕微鏡写真の画像である。 図10は、さまざまな長さの即時放出マイクロニードル、および1つまたはそれ以上の水溶性ポリマーと1つまたはそれ以上の有効成分を含むマイクロニードルを示す、側面から見たマイクロニードルパッチの図である。 図11は、24時間にわたるマイクロニードルアレイからのカンジダ抗原の放出を示すグラフである。 図12は、側面から見たマイクロニードルパッチの図解であり、2つの長さのマイクロニードルを含み、前記マイクロニードルは、前記マイクロニードルの基部に即時放出水溶性ポリマーと1つまたはそれ以上の治療有効成分を含み、前記マイクロニードルの先端に持続放出ポリマーと1つまたはそれ以上の治療有効成分を含む。 図13は、即時放出ポリマーを含むマイクロニードルパッチの連続適用からなる治療レジメンである。 図14は、持続放出ポリマーを含むマイクロニードルパッチの連続適用からなる治療レジメンである。
本開示は、記載された特定のシステム、装置、および方法に限定されるものではない。本明細書で使用される用語は、特定のバージョンまたは実施形態を説明するためだけのものであり、範囲を限定することを意図するものではない。本開示のこのような態様は、多くの異なる形態で具体化される。むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全であり、当業者にその範囲を十分に伝えるように提供される。
本開示は、本開示に記載される特定の実施形態の点で限定されるものではなく、これらは様々な態様の例示として意図されるものである。当業者には明らかなように、その精神および範囲から逸脱することなく、多くの修正および変形を行うことができる。本開示の範囲内の機能的に等価な方法および装置は、本明細書に列挙されたものに加えて、前述の説明から当業者には明らかであろう。このような修正および変形は、添付の特許請求の範囲に含まれることが意図される。本開示は、添付の特許請求の範囲の条件によってのみ、そのような特許請求の範囲が権利を有する等価物の全範囲と共に、限定される。本開示は、特定の方法、試薬、化合物、組成物または生物学的系に限定されないことを理解されたい。また、本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明する目的のみのためのものであり、限定することを意図するものではないことを理解されたい。
本明細書で使用される単数形「a」、「an」、「the」は、文脈上明らかにそうでない場合を除き、複数形の参照を含む。他に定義されない限り、本明細書で使用される全ての技術用語および科学用語は、当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。本開示のいかなる内容も、本開示に記載される実施形態が、先行発明によりかかる開示に先行する権利を有しないことを認めるものとして解釈されるものではない。本明細書で使用される場合、用語「含む(comprising)」は、「含む(including)が、これらに限定されない」を意味する。
様々な組成物、方法、および装置は、様々な成分または工程を「含む(comprising)」(「含む(including)が、これらに限定されない」という意味として解釈される)という用語で記載されているが、組成物、方法、および装置は、様々な成分および工程を「本質的にからなる(consist essentially of)」または「からなる(consist of)」こともでき、このような用語は、本質的にクローズドメンバー群を定義するものとして解釈されるべきである。
本明細書における実質的に任意の複数および/または単数の用語の使用に関して、当業者であれば、文脈および/または用途に適切であるように、複数形から単数形へ、および/または単数形から複数形へ翻訳することができる。様々な単数/複数の順列は、明確化のために本明細書で明示的に規定される場合がある。
一般に、本明細書、特に添付の特許請求の範囲(例えば、添付の特許請求の範囲の本体)において使用される用語は、一般に「オープン」用語として意図されることが当業者には理解されるであろう(例えば、用語「含む(including)」は「含む(including)が、これに限定されない」と解釈されるべきであり、用語「有する」は「少なくとも有する」と解釈されるべきであり、用語「含む(includes)」は「含む(includes)が、これに限定されない」等と解釈されるべきである)。当業者にはさらに、導入された請求項の特定の数の記載が意図される場合、そのような意図は請求項に明示的に記載され、そのような記載がない場合、そのような意図は存在しないことが理解されよう。例えば、理解の一助として、以下の添付の特許請求の範囲には、特許請求の範囲の記載を導入するために「少なくとも1つ」及び「1つまたはそれ以上」という導入句が使用されている場合がある。しかしながら、このような語句の使用は、不定冠詞「a」または「an」による請求項の繰り返しの導入が、そのような導入された請求項の繰り返しを含む特定の請求項を、そのような繰り返しを1つだけ含む実施形態に限定することを意味すると解釈されるべきではなく、たとえ同じ請求項が導入語句「1つまたはそれ以上」または「少なくとも1つ」と、「a」または「an」のような不定冠詞を含む場合であっても(例えば、「a」および/または「an」は、「少なくとも1つ」または「1つまたはそれ以上」を意味すると解釈されるべきである);また、クレームの冒頭に使用される定冠詞の使用についても同様である。さらに、導入された請求項の繰り返しの特定の数が明示的に復唱されている場合であっても、当業者であれば、そのような復唱は、少なくとも復唱された数を意味すると解釈されるべきであることを認識するであろう(例えば、他の修飾語を伴わない「2つの復唱」という単なる復唱は、少なくとも2つの復唱、または、2つまたはそれ以上の復唱を意味する)。さらに、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」等に類似する慣例が使用される場合、一般的に、このような構成は、当業者が慣例を理解する意味で意図される(例えば、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、A単独、B単独、C単独、AおよびBが一緒、AおよびCが一緒、BおよびCが一緒、および/またはA、B、およびCが一緒、などを有するシステムを含むが、これらに限定されない)。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」等に類似する慣例が使用される場合、一般的に、そのような構成は、当業者が慣例を理解する意味で意図される(例えば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、A単独、B単独、C単独、AおよびBが一緒、AおよびCが一緒、BおよびCが一緒、および/またはA、B、およびCが一緒、等を有するシステムを含むが、これらに限定されない)。当業者にはさらに、明細書、特許請求の範囲、または図面のいずれにおいても、2つ以上の代替的な用語を提示する実質的に任意の接続詞的な単語および/または語句は、用語の一方、用語のいずれか、または両方の用語を含む可能性を企図するものと理解されるべきであることが理解されよう。例えば、「AまたはB」という語句は、「A」または「B」、あるいは「AおよびB」の可能性を含むものと理解される。
加えて、本開示の特徴または態様がマーカッシュ群の観点から記載されている場合、当業者は、本開示がそれによってマーカッシュ群の任意の個々のメンバーまたはメンバーのサブグループの観点からも記載されていることを認識するであろう。
パーセンテージ、割合、比率はすべて、組成物の総重量に基づいており、特に断りのない限り、測定はすべて約25℃で行った。
当業者には理解されるように、本明細書で開示されるすべての範囲は、書面による説明を提供するという観点など、あらゆる目的のために、あらゆる可能な部分範囲およびその部分範囲の組み合わせも包含する。どのような列挙された範囲も、同じ範囲が少なくとも等しい半分、3分の1、4分の1、5分の1、10分の1などに分解されることを十分に説明し、可能にするものとして容易に認識することができる。非限定的な例として、本明細書で議論される各範囲は、下位3分の1、中位3分の1、および上位3分の1などに容易に分解することができる。また、当業者には理解されるであろうが、「最大」、「少なくとも」などのすべての文言は、言及された数を含み、上述したように、その後サブ範囲に分解することができる範囲を指す。最後に、当業者には理解されるであろうが、範囲は個々のメンバーを含む。したがって、例えば、1~3個の細胞を有する群は、1、2、または3個の細胞を有するグループを指す。同様に、1~5個の細胞を有するグループとは、1、2、3、4または5個の細胞を有する群などを指す。
本明細書で使用される用語「約」は、例えば、実世界における測定または取扱いの手順によって、これらの手順における不注意な誤りによって、組成物または試薬の製造、供給源、または純度の違いなどによって生じ得る数値量の変動を指す。一般的に、本明細書で使用される「約」という用語は、記載された値または値の範囲よりも、記載された値の1/10、例えば±10%だけ大きいまたは小さいことを意味する。また、「約」という用語は、先行技術によって実施されている既知の値を包含しない限り、当業者であれば同等であると認識できるような変動も意味する。「約」という用語が先行する各値または値の範囲は、記載された絶対値または値の範囲の実施形態を包含することも意図されている。用語「約」によって修正されるか否かにかかわらず、本開示において言及される定量的値は、言及される値に対する等価物、例えば、発生し得るが、当業者によって等価物であると認識されるそのような値の数値量の変動を含む。本開示の文脈がそうでないことを示す場合、またはそのような解釈と矛盾する場合、上記の解釈は、当業者にとって容易に明らかであるように修正することができる。例えば、「約49、約50、約55」のような数値の列挙において、「約50」は、先行する値と後続する値との間の間隔の半分未満、例えば、49.5より多く52.5未満に及ぶ範囲を意味する。さらに、ある値「約」未満またはある値「約」より大きいという表現は、本明細書で提供される用語「約」の定義を考慮して理解されるべきである。
本明細書で使用される用語「実質的に含まない」は、言及される特定物質が、組成物全体の10重量%または10体積%より多くない量で存在することを示す。
値の範囲が記載されている場合、その範囲の上限値と下限値との間に介在する各値、およびその記載された範囲内の他の記載された値または介在する値は、本開示に包含されることが意図されている。例えば、1μm~8μmの範囲が記載されている場合、2μm、3μm、4μm、5μm、6μm、および7μmも、1μm以上の値の範囲および8μm以下の値の範囲と同様に、明示的に開示されることが意図されている。
用語「患者」および「対象」は交換可能であり、本発明の化合物で処置され得る任意の生体を意味すると解釈され得る。このように、用語「患者」および「対象」は、任意の非ヒト哺乳動物、霊長類またはヒトを含み得るが、これらに限定されない。いくつかの実施形態において、「患者」または「対象」は、マウス、ラット、他のげっ歯類、ウサギ、イヌ、ネコ、ブタ、ウシ、ヒツジ、ウマ、霊長類、またはヒトなどの哺乳動物である。いくつかの実施形態において、患者または対象は、成人、小児または幼児である。いくつかの実施形態において、患者または対象はヒトである。
本明細書で使用される用語「動物」は、ヒトおよび野生動物、飼育動物、家畜動物などのヒト以外の脊椎動物が含まれるが、これらに限定されるものではない。
用語「組織」は、特定の機能を発揮するために一体となった、同様に特殊化した細胞の集合体を指す。
本開示において、用語「障害」は、特に断りのない限り、疾患、状態、または病気という用語を意味し、それらと互換的に使用される。
本明細書で使用される用語「疣贅」は、ウイルスによって引き起こされる、皮膚上の小さくて硬い良性の腫瘍を指す。
本明細書で使用される用語「投与する(administer)」、「投与する(administering)」または「投与」は、化合物(関心物質とも呼ばれる)または化合物(関心物質)の薬学的に許容される塩もしくは組成物を対象に直接投与することを指す。
本明細書で使用される用語「治療する(treat)」、「治療される」または「治療する(treating)」は、治療的処置および予防的または防止的措置の両方を指し、その目的は、医学的状態の症状の頻度を減少させるか、または症状の発症を遅延させること、化合物または組成物を投与されない対象と比較して、対象における組織表面の意図された組織治療領域の質感、外観、色、感覚、または水和を改善すること、またはそうでなければ有益なまたは所望の臨床結果を得ることである。本発明の目的において、有益な臨床結果または所望の臨床結果には、これらに限定されないが、症状の逆転、軽減または緩和;状態、障害または疾患の程度の減少;状態、障害または疾患の安定化(すなわち、悪化しない);状態、障害または疾患の発症の遅延または進行の遅延;状態、障害または疾患の状態の改善;および、状態、障害または疾患の検出可能であるか検出不可能であるかを問わず寛解(部分的であるか全体的であるかを問わない)、または増強もしくは改善が含まれる。治療には、過度の副作用を伴わずに臨床的に有意な反応を引き出すことが含まれる。治療には、治療を受けなかった場合に予想される生存期間と比較して生存期間を延長することも含まれる。
いくつかの実施形態において、本明細書に開示される化合物および方法は、そのような治療を必要とする対象とともに、またはそのような治療を必要とする対象に利用することができ、これは、「それを必要とする」とも呼ばれ得る。本明細書で使用される場合、「それを必要とする」という語句は、対象が特定の方法または治療の必要性を有すると特定され、その特定の目的のために対象に治療が施されていることを意味する。
本明細書で使用される用語「治療薬」または「治療剤」または「薬学的に活性な薬剤」は、患者の望ましくない状態または疾患を治療、闘病、改善(ameliorate)、予防または改善(improve)するために利用される薬剤を意味する。
本明細書で使用される用語「組成物」は、2つ以上の異なる成分、構成要素、または物質の組み合わせまたは混合物を指す。
本明細書で使用される用語「免疫刺激物質」は、免疫系を活性化する外部供給源を指す。免疫刺激物質は、カンジダ抗原、白癬菌抗原、ツベルクリンなどの免疫原性抗原、コリネバクテリウム・パルバム(Corynebacterium parvum)、クチバクテリウム・アクネス(Cutibacterium acnes)、マイコバクテリウム・インディカス・プラニイ(Mycobacterium indicus pranii)(旧マイコバクテリウムw)などの免疫原性微生物、イミキモドなどの免疫原性分子、ヒトパピローマウイルスワクチン、麻疹・おたふく風邪・風疹ワクチン、おたふく風邪ワクチン、カルメット-ゲラン桿菌ワクチン、マイコバクテリウムwワクチンなどの免疫原性ワクチンなど複数の供給源に由来する可能性がある。
本明細書で使用される用語「抗原」は、対象において免疫応答を活性化するあらゆる物質を指す。抗原は、ワクチン、免疫刺激タンパク質、免疫刺激化合物、および免疫刺激生物であり得る。
「治療上有効な」という語句は、疾患や障害の治療または臨床エンドポイントの効果に使用される有効成分(すなわち、化合物またはその誘導体)の量を修飾することを意図している。
化合物または組成物の「治療上有効な量」または「有効量」とは、所望の効果、すなわち、細胞の活性化、遊走、または増殖を阻害、遮断、または逆転させるために計算された所定量である。本方法が意図する活性には、必要に応じて、医学的治療および/または予防的治療の両方が含まれる。治療的および/または予防的効果を得るために本発明にしたがって投与される化合物の特定の用量は、もちろん、例えば、投与される化合物、投与経路、および治療される状態を含む、症例を取り巻く特定の状況によって決定される。化合物は広い投与量範囲で有効である。しかしながら、投与される有効量は、治療される状態、投与される化合物の選択、および選択された投与経路を含む関連する状況に照らして医師によって決定され、したがって、上記の投与量範囲は、本発明の範囲をいかなる形でも限定することを意図するものではないことが理解されるであろう。本発明の化合物の治療上有効な量とは、典型的には、生理学的に許容される賦形剤組成物中に投与された場合に、有効な全身濃度または組織内の局所濃度を達成するのに十分な量である。
用語「阻害する」は、本発明の化合物を投与して、症状の発症を予防すること、症状を緩和すること、症状を軽減すること、疾患および/またはその症状の進行を遅延もしくは減少させること、または疾患、状態もしくは障害を除去することが含まれる。
本明細書で使用される語句「本質的に治療有効成分を含まない」は、生理学的反応を引き起こさないであろう治療有効成分の量を指す。「本質的に治療有効成分を含まない」とは、治療有効成分の約10%以下と定義することができる。
本明細書で使用される用語「賦形剤」は、担体および希釈剤を包含し、これは、角質層または有棘層のような組織層を横切って医薬、化粧品または他の薬剤を運搬または輸送するのに関与する、液体または固体の充填剤、希釈剤、賦形剤、溶媒またはカプセル化材料のような材料、組成物またはビヒクルを意味する。
本明細書で使用される用語「グリセロール」は、グリセロールまたはグリセリンのいずれかを指す。
本明細書で使用される用語「局所的に」および「局所的」は、皮膚、粘膜細胞、ケラチンおよび組織の表面への組成物の適用を指す。ケラチンの例は、爪および毛髪である。
本明細書で使用される用語「皮膚」は、ヒトや動物の身体を自然に覆っている薄い組織の層を指す。皮膚は表皮と真皮からできている。本明細書において、角質層は表皮の最外層であり、真皮乳頭層は真皮の最上層である。
本明細書で使用される用語「即時放出」は、約0時間から約24時間の時間スケールで治療有効成分の少なくとも75%を放出するように設計されたポリマーを指す。
本明細書で使用される用語「持続放出」は、適用後約24時間を超えるまで治療有効成分の75%を超えて放出しないポリマーを指す。
本明細書で使用される用語「生分解性ポリマー」は、皮膚に導入して治療有効成分を放出した後に分解または溶解するポリマーを指す。
本明細書で使用される用語「十分な力」は、マイクロニードルが所望の深さまで皮膚を貫通するようにマイクロニードルパッチを適用するのに必要な力を指す。
本明細書で使用される用語「感作」は、その後の投与でより強固な反応を得る目的で、免疫系を刺激するために治療薬または刺激剤を投与することを指す。
本明細書で使用される用語「過敏症」は、アレルギーや自己免疫など、正常な免疫系によって生じる望ましくない反応を指す。
本明細書により、範囲または類似の方法にしたがって請求することができる、グループ内の任意のサブ範囲またはサブ範囲の組み合わせを含む、そのようなグループの任意の個々のメンバーを但し書きで除外または排除する権利を留保することにより、本開示の完全な尺度未満を、いかなる理由によっても請求することができる。さらに、個々の置換基、構造、またはそのグループ、またはクレームされたグループの任意のメンバーを除外する権利をここに留保することにより、本開示の完全な尺度未満を任意の理由でクレームすることができる。本開示全体を通して、様々な特許、特許出願、および刊行物が参照されている。これらの特許、特許出願および刊行物の開示は、本開示の日付の時点で当業者に知られている技術の状態をより完全に説明するために、参照によりその全体が本開示に組み込まれる。本開示は、引用された特許、特許出願および刊行物と本開示との間に矛盾がある場合に適用される。
他に定義されない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。本開示のいかなる内容も、本開示に記載された実施形態が、先行発明によりかかる開示に先行する権利を有しないことを認めるものとして解釈されるものではない。
溶解可能なマイクロニードルパッチ
本出願の実施形態は、治療有効成分を皮膚に送達するための溶解可能なマイクロニードルパッチに関する。このマイクロニードルパッチは、少なくとも2つの異なる長さのマイクロニードルを含む複数のマイクロニードルと、除去可能な基材とを含み、前記複数のマイクロニードルが除去可能な基材に取り付けられている。前記複数のマイクロニードルは、前記除去可能な基材から離れるように延びる先細の先端部分を含む。複数のマイクロニードルは、生分解性ポリマーと、前記生分解性ポリマーに分散された治療有効成分とを含む。前記治療有効成分は、ワクチン、免疫刺激分子、免疫刺激生物、および免疫刺激タンパク質からなる群から選択される。
いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、少なくとも2つの異なる長さが、表皮で終端する長さおよび網状真皮または乳頭状真皮で終端する長さからなる群から選択される、複数のマイクロニードルを含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、1~5つの異なる長さを有する複数のマイクロニードルを含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、少なくとも2つの異なる長さが、身体上の位置、患者の年齢、または治療される皮膚の状態に基づいて異なり得る、複数のマイクロニードルを含む。いくつかの実施形態では、少なくとも2つの異なる長さの針は、等しい割合である。いくつかの実施形態において、少なくとも2つの異なる長さの針は、異なる割合であり得る。代替の実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、複数のマイクロニードルを含み、マイクロニードルは単一の長さである。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、マイクロニードルが等しい長さである複数のマイクロニードルを含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、複数のマイクロニードルを含み、少なくとも2つの異なる長さは、約10ミクロン~約1000ミクロン、約10ミクロン~約900ミクロン、約10ミクロン~約800ミクロン、約10ミクロン~約700ミクロン、約10ミクロン~約600ミクロン、約10ミクロン~約500ミクロン、約10ミクロン~約400ミクロン、約10ミクロン~約300ミクロン、約10ミクロン~約200ミクロン、約10ミクロン~約100ミクロン、約10ミクロン~約90ミクロン、約10ミクロン~約80ミクロン、約10ミクロン~約70ミクロン、約10ミクロン~約60ミクロン、約10ミクロン~約50ミクロン、約10ミクロン~約40ミクロン、約10ミクロン~約30ミクロン、約10ミクロン~約20ミクロン、約10ミクロン~約15ミクロン、約20ミクロン~約1000ミクロン、約20ミクロン~約900ミクロン、約20ミクロン~約800ミクロン、約20ミクロン~約700ミクロン、約20ミクロン~約600ミクロン、約20ミクロン~約500ミクロン、約20ミクロン~約400ミクロン、約20ミクロン~約300ミクロン、約20ミクロン~約200ミクロン、約20ミクロン~約100ミクロン、約20ミクロン~約90ミクロン、約20ミクロン~約80ミクロン、約20ミクロン~約70ミクロン、約20ミクロン~約60ミクロン、約20ミクロン~約50ミクロン、約20ミクロン~約40ミクロン、約20ミクロン~約30ミクロン、約20ミクロン~約25ミクロン、約50ミクロン~約1000ミクロン、約50ミクロン~約900ミクロン、約50ミクロン~約800ミクロン、約50ミクロン~約700ミクロン、約50ミクロン~約600ミクロン、約50ミクロン~約500ミクロン、約50ミクロン~約400ミクロン、約50ミクロン~約300ミクロン、約50ミクロン~約200ミクロン、約50ミクロン~約100ミクロン、約100ミクロン~約1000ミクロン、約100ミクロン~約900ミクロン、約100ミクロン~約800ミクロン、約100ミクロン~約700ミクロン、約100ミクロン~約600ミクロン、約100ミクロン~約500ミクロン、約100ミクロン~約400ミクロン、約100ミクロン~約300ミクロン、約100ミクロン~約200ミクロン、約200ミクロン~約1000ミクロン、約200ミクロン~約900ミクロン、約200ミクロン~約800ミクロン、約200ミクロン~約700ミクロン、約200ミクロン~約600ミクロン、約200ミクロン~約500ミクロン、約200ミクロン~約400ミクロン、約200ミクロン~約300ミクロン、約500ミクロン~約1000ミクロン、約500ミクロン~約900ミクロン、約500ミクロン~約800ミクロン、約500ミクロン~約700ミクロン、約500ミクロン~約600ミクロン、約800ミクロン~約1000ミクロン、約800ミクロン~約900ミクロン、約900ミクロン~約1000ミクロン、またはこれらの範囲内の値である。
いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、複数のマイクロニードルを含み、前記マイクロニードルは、皮膚へのマイクロニードルの挿入を容易にするために先細になっている。一部の実施形態では、溶解可能マイクロニードルパッチは複数のマイクロニードルを含み、マイクロニードルは、生分解性ポリマーのマトリックスまたは懸濁液に分散された治療有効成分を含む先細の先端部分を有する。
いくつかの実施形態では、溶解可能なマイクロニードルパッチは、少なくとも2つの異なる長さのマイクロニードルを含む複数のマイクロニードルが等体積の生分解性ポリマーで構成される。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは複数のマイクロニードルを含み、各マイクロニードルの体積は、一定のままでよく、これは必要に応じて各マイクロニードルの直径を変えることによって達成される。いくつかの実施形態では、溶解可能マイクロニードルパッチは、各マイクロニードルの体積が不均等である複数のマイクロニードルを含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、複数のマイクロニードルを含み、その体積は使用される特定の免疫刺激剤の濃度に依存する。
いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、先端部分を有する複数のマイクロニードルを含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、先端部分を有する複数のマイクロニードルを含み、先端部分は、マイクロニードルの総体積の約5%~約99%を構成する。いくつかの実施形態では、マイクロニードル先端部分は、マイクロニードルの総体積の約20%~約90%を構成する。いくつかの実施形態では、マイクロニードル先端部分はマイクロニードルの総体積の約50%を構成する。いくつかの実施形態では、マイクロニードル先端部分はマイクロニードルの総体積の約75%を構成する。いくつかの実施形態では、マイクロニードル先端部分は、約5%~約99%、約5%~約95%、約5%~約90%、約5%~約85%、約5%~約80%、約5%~約75%、約5%~約70%、約5%~約60%、約5%~約50%、約5%~約40%、約5%~約30%、約5%~約20%、約5%~約15%、約5%~約10%、約10%~約99%、約10%~約95%、約10%~約90%、約10%~約85%、約10%~約80%、約10%~約75%、約10%~約70%、約10%~約60%、約10%~約50%、約10%~約40%、約10%~約30%、約10%~約20%、約10%~約15%、約15%~約99%、約15%~約95%、約15%~約90%、約15%~約85%、約15%~約80%、約15%~約75%、約15%~約70%、約15%~約60%、約15%~約50%、約15%~約40%、約15%~約30%、約15%~約20%、約25%~約99%、約25%~約95%、約25%~約90%、約25%~約85%、約25%~約80%、約25%~約75%、約25%~約70%、約25%~約60%、約25%~約50%、約25%~約40%、約25%~約30%、約50%~約99%、約50%~約95%、約50%~約90%、約50%~約85%、約50%~約80%、約50%~約75%、約50%~約70%、約50%~約60%、約60%~約99%、約60%~約95%、約60%~約90%、約60%~約85%、約60%~約80%、約60%~約75%、約60%~約70%、約70%~約99%、約70%~約95%、約70%~約90%、約70%~約85%、約70%~約80%、約70%~約75%、約80%~約99%、約80%~約95%、約80%~約90%、約80%~約85%、約90%~約99%、約90%~約95%、またはこれらの範囲内の値を構成する。具体例としては、約99%、約95%、約90%、約85%、約80%、約75%、約70%、約65%、約60%、約55%、約50%、約45%、約40%、約35%、約30%、約25%、約20%、約15%、約10%、約9%、約8%、約7%、約6%、約5%、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲を含み得る。いくつかの実施形態において、複数のマイクロニードルは、治療有効成分を含む。いくつかの実施形態では、複数のマイクロニードルはそれぞれ、ほぼ同量の治療有効成分を含む。いくつかの実施形態では、複数のマイクロニードルはそれぞれ、異なる量の治療有効成分を含む。
いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程を含む皮膚状態を治療する方法であって、前記皮膚状態は、疣贅、尖圭コンジローマ、ボーエン様丘疹症、伝染性軟属腫、日光角化症、扁平上皮癌、基底細胞癌、疣状癌、疣贅状表皮発育異常症、ゴーリン症候群、および円形脱毛症、白斑である。
本明細書において開示される特定の化合物は、有用な免疫刺激活性を有し得、免疫系が活性な役割を果たし得る疾患または状態の治療または予防において使用され得る。いくつかの実施形態において、免疫刺激剤の送達が成功すると、発疹、腫瘍、および熱(それぞれ、発赤、腫脹、および熱感)などの炎症の古典的な臨床徴候が生じる。したがって、実施形態はまた、本明細書中に開示される1つまたはそれ以上の化合物を薬学的に許容される担体とともに含む医薬組成物、ならびに化合物および組成物の製造方法および使用方法にも関する。特定の実施形態は、免疫系を刺激するための方法に関する。他の実施形態は、本発明による化合物または組成物の治療上有効な量を前記患者に投与する工程を含む、そのような治療を必要とする患者の皮膚状態を治療するための方法に関する。また、免疫系の活性化により改善される疾患または状態の治療のための医薬の製造における、本明細書中に開示される特定の化合物の使用も提供される。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される実施形態の医薬組成物を投与することによって皮膚状態を治療する方法である。いくつかの実施形態において、化合物は、治療上有効な量である。いくつかの実施形態において、治療上有効な量は、本明細書に開示される量である。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチの投与は、治療される状態の消失をもたらす。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチの投与は、溶解可能なマイクロニードルパッチと直接接触する皮膚病変または皮膚病変の消失をもたらす。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチの投与は、溶解可能なマイクロニードルパッチに隣接する皮膚病変または皮膚病変の消失をもたらす。
いくつかの実施形態において、複数のマイクロニードルは、治療有効成分を含み、治療有効成分は、ワクチン、免疫刺激分子、免疫刺激生物、および免疫刺激タンパク質からなる群から選択される。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、局所免疫応答を刺激するために治療有効成分を送達する。いくつかの実施形態において、治療有効成分はワクチンであり、ワクチンは、麻疹・おたふく風邪・風疹ワクチン、おたふく風邪ワクチン、カルメット-ゲラン桿菌ワクチン、ヒトパピローマウイルスワクチン、およびマイコバクテリウムwワクチンからなる群から選択される。いくつかの実施形態において、治療有効成分は免疫刺激分子であり、免疫刺激分子はイミキモドである。いくつかの実施形態において、治療有効成分は免疫刺激生物であり、前記免疫刺激生物は、コリネバクテリウム・パルバム、クチバクテリウム・アクネス、プロピオノバクテリウム、および/またはマイコバクテリウム・インディカス・プラニイ(旧マイコバクテリウムw)である。いくつかの実施形態において、治療有効成分は免疫刺激タンパク質であり、前記免疫刺激タンパク質は、カンジダ抗原、白癬菌抗原、ツベルクリン、精製タンパク質誘導体(また)、ヒトパピローマウイルス表面タンパク質、インターフェロンアルファ、インターフェロンベータ、およびインターフェロンガンマからなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、複数のマイクロニードルは、治療有効成分を含み、前記治療有効成分は、抗原組成物である。いくつかの実施形態では、複数のマイクロニードルは、治療有効成分を含み、前記治療有効成分は、カンジダ抗原組成物である。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、実質的にグリセロールを含まない。いくつかの実施形態において、カンジダ抗原組成物は、実質的にグリセロールを含まない。いくつかの実施形態において、抗原組成物はグリセロールを含まない。いくつかの実施形態において、カンジダ抗原組成物はグリセロールを含まない。いくつかの実施形態において、グリセロールを含まない抗原組成物は凍結乾燥される。いくつかの実施形態において、グリセリンを含まないカンジダ抗原組成物は、凍結乾燥される。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、約50%未満のグリセロールを含む。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、約40%未満のグリセロールを含む。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、約30%未満のグリセロールを含む。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、約20%未満のグリセロールを含む。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、15%未満のグリセロールを含む。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、約10%未満のグリセロールを含む。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、約5%未満のグリセロールを含む。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、約1%未満のグリセロールを含む。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、約0.1%~約15%グリセロール、約0.1%~約14%グリセロール、約0.1%~約13%グリセロール、約0.1%~約12%グリセロール、約0.1%~約11%グリセロール、約0.1%~約10%グリセロール、約0.1%~約9%グリセロール、約0.1%~約8%グリセロール、約0.1%~約7%グリセロール、約0.1%~約6%グリセロール、約0.1%~約5%グリセロール、約0.1%~約4%グリセロール、約0.1%~約3%グリセロール、約0.1%~約2%グリセロール、約0.1%~約1%グリセロール、約0.1%~約0.9%グリセロール、約0.1%~約0.8%グリセロール、約0.1%~約0.7%グリセロール、約0.1%~約0.6%グリセロール、約0.1%~約0.5%グリセロール、約0.1%~約0.4%グリセロール、約0.1%~約0.3%グリセロール、約0.1%~約0.2%グリセロール、約0.2%~約15%グリセロール、約0.3%~約15%グリセロール、約0.4%~約15%グリセロール、約0.5%~約15%グリセロール、約0.6%~約15%グリセロール、約0.7%~約15%グリセロール、約0.8%~約15%グリセロール、約0.9%~約15%グリセロール、約1%~約15%グリセロール、約2%~約15%グリセロール、約3%~約15%グリセロール、約4%~約15%グリセロール、約5%~約15%グリセロール、約6%~約15%グリセロール、約7%~約15%グリセロール、約8%~約15%グリセロール、約9%~約15%グリセロール、約10%~約15%グリセロール、約11%~約15%グリセロール、約12%~約15%グリセロール、約13%~約15%グリセロール、約14%~約15%グリセロール、またはこれらの範囲内の値を含む。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、約0.1%グリセロール、約0.2%グリセロール、約0.3%グリセロール、約0.4%グリセロール、約0.5%グリセロール、約0.6%グリセロール、約0.7%グリセロール、約0.8%グリセロール、約0,9%グリセロール、約1%グリセロール、約2%グリセロール、約3%グリセロール、約4%グリセロール、約5%グリセロール、約6%グリセロール、約7%グリセロール、約8%グリセロール、約9%グリセロール、約10%グリセロール、約11%グリセロール、約12%グリセロール、約13%グリセロール、約14%グリセロール、約15%グリセロール、約20%グリセロール、約25%グリセロール、約30%グリセロール、約35%グリセロール、約40%グリセロール、約45%グリセロール、約50%グリセロール、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲を含む。
いくつかの実施形態では、複数のマイクロニードルは、治療有効成分を含み、前記治療有効成分はポリマー全体に分散されている。いくつかの実施形態において、複数のマイクロニードルは治療有効成分を含み、治療有効成分はマイクロニードル全体に均一に分散されている。いくつかの実施形態において、複数のマイクロニードルは治療有効成分を含み、治療有効成分はマイクロニードルの先端に集中している。いくつかの実施形態では、複数のマイクロニードルは、基部に最も近いマイクロニードルの半分に治療有効成分を本質的に含まないマイクロニードルを含む。いくつかの実施形態では、複数のマイクロニードルは、基部に最も近いマイクロニードルの半分に治療有効成分を含まないマイクロニードルを含む。いくつかの実施形態では、治療有効成分は固体粉末である。いくつかの実施形態では、治療有効成分はポリマー全体に分散した固体粉末である。いくつかの実施形態では、治療有効成分は凍結乾燥される。いくつかの実施形態において、治療有効成分は凍結乾燥され、ポリマー全体に分散される。
本明細書に開示されるいくつかの実施形態には、有効成分として、本明細書に開示される化合物の1つまたはそれ以上を、1つまたはそれ以上の薬学的に許容される担体(賦形剤)と組み合わせて含む医薬組成物も含まれる。
いくつかの実施形態において、賦形剤は、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトール、ソルビトール、トレハロース、フルクトース、ガラクトース、デキストロース、キシリトール、マルチトール、ラフィノース、デキストラン、マルトデキストリン、シクロデキストリン、コラーゲン、グリシン、ヒスチジン、炭酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、血清アルブミン(ヒトおよび/または動物由来)、ゼラチン、キトサン、デオキシリボ核酸(DNA)、ヒアルロン酸、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリ乳酸(PLA)、ポリグリコール酸(PGA)、ポリアクティブコグリコール酸(PLGA)、ポリエチレングリコール(PEG、PEG300、PEG400、PEG600、PEG3350、PEG4000)、セルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アカシア、レシチン、ポリソルベート20、ポリソルベート80、プルロニックF-68、ソルビタントリオレエート(span85)、EDTA、ヒドロキシプロピルセルロース、塩化ナトリウム、リン酸ナトリウム、酢酸アンモニウム、リン酸カリウム、クエン酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、トリス塩基-65、トリス酢酸塩、トリスHCl-65、クエン酸緩衝液、タルク、シリカ、脂肪、メチルパラベン、プロピルパラベン、セレン、ビタミン(A、E、C、パルミチン酸レチニル、および、セレン)、アミノ酸(メチオニン、システイン、アルギニン)、クエン酸、クエン酸ナトリウム、ベンジルアルコール、クロロブタノール、クレゾール、フェノール、チメロサール、アセトン、重硫酸ナトリウム、パルミチン酸アスコルビル、アスコルビン酸塩、ヒマシ油、綿実油、ミョウバン、水酸化アルミニウム、リン酸アルミニウム、水酸化リン酸カルシウム、パラフィン油、スクアレン、Quil A、IL-1、IL-2、IL-12、フロイント完全アジュバント、フロイント不完全アジュバント、殺百日咳菌(killed Bordetella pertussis)、ウシ型結核菌、およびトキソイドの少なくとも1つから選択される。いくつかの実施形態において、賦形剤はポリマーであってもよい。いくつかの実施形態において、賦形剤は、生分解性ポリマーであってもよい。いくつかの実施形態において、賦形剤はポリマーであり、ポリマーはマルトデキストリンである。いくつかの実施形態では、賦形剤は1つである。いくつかの実施形態では、2つの賦形剤が存在し、いくつかの実施形態では、3つまたはそれ以上の賦形剤が存在する。いくつかの実施形態において、2つの賦形剤は、マルトデキストリンおよびラクトース、マルトデキストリンおよびチオ硫酸ナトリウム、マルトデキストリンおよびトレハロース、マルトデキストリンおよびクエン酸ナトリウム、マルトデキストリンおよびソルビトール、マルトデキストリンおよびアルギニン、マルトデキストリンおよびアルギニン、アルギニンおよびラクトース、アルギニンおよびチオ硫酸ナトリウム、アルギニンおよびトレハロース、アルギニンおよびクエン酸ナトリウム、アルギニンおよびソルビトール、ソルビトールおよびラクトース、ソルビトールおよびチオ硫酸ナトリウム、ソルビトールおよびトレハロース、ソルビトールおよびクエン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウムおよびラクトース、クエン酸ナトリウムおよびチオ硫酸ナトリウム、クエン酸ナトリウムおよびトレハロース、トレハロースおよびラクトース、トレハロースおよびチオ硫酸ナトリウム、またはチオ硫酸ナトリウムおよびラクトースである。
活性化合物は広い投与範囲にわたって有効であり、一般に治療上有効な量を投与することができる。しかしながら、実際に投与される化合物の量は、治療される状態、実際に投与される化合物、個々の患者の年齢、体重、および反応、患者の症状の重症度などを含む関連する状況に応じて、通常、医師によって決定されることが理解されよう。いくつかの実施形態では、複数のマイクロニードルは、等量の治療有効成分を含む。いくつかの実施形態では、複数のマイクロニードルは、不等量の治療有効成分を含む。
患者に投与される化合物または組成物の量は、投与されるもの、予防または治療などの投与の目的、患者の状態、投与の方法などによって異なるであろう。治療用途において、組成物は、疾患およびその合併症の症状を治癒または少なくとも部分的に阻止するのに十分な量で、既に疾患に罹患している患者に投与され得る。いくつかの実施形態において、その疾患は、疣贅、尖圭コンジローマ、ボーエン様丘疹症、伝染性軟属腫、日光角化症、扁平上皮癌、基底細胞癌、疣状癌、疣贅状表皮発育異常症から選択され、これらの疾患の治療が成功すると、医師による全般的評価(Physician Global Assessment)または包括的重症度評価(Investigator Global Assessment)などの任意の順序評価尺度または区間評価尺度において症状の1点の改善が得られる。いくつかの実施形態において、疾患は、疣贅、尖圭コンジローマ、ボーエン様丘疹症、伝染性軟属腫、日光角化症、扁平上皮癌、基底細胞癌、疣状癌、疣贅状表皮発育異常症から選択され、これらの疾患の治療が成功すると、パッチが投与された場所において、臨床的、病理組織学的、またはデルマトスコピー評価、ならびに光干渉断層撮影法または共焦点顕微鏡による評価によって、皮膚病変が約100%消失する。いくつかの実施形態において、状態は、疣贅、尖圭コンジローマ、ボーエン様丘疹症、伝染性軟属腫、日光角化症、扁平上皮癌、基底細胞癌、疣状癌から選択される、疣贅状表皮発育異常症であり、これらの状態の治療が成功すると、パッチが投与された場所において、臨床的、病理組織学的、またはデルマトスコピー評価、ならびに光干渉断層撮影法または共焦点顕微鏡による評価によって、皮膚病変が約50%消失する。いくつかの実施形態において、疣贅、尖圭コンジローマ、ボーエン様丘疹症、伝染性軟属腫、日光角化症、扁平上皮癌、基底細胞癌、疣状癌、疣贅状表皮発育異常症の溶解性マイクロニードルパッチによる治療の成功は、パッチが投与された場所における皮膚病変の約50%~約100%、約50%~約95%、約50%~約90%、約50%~約85%、約50%~約80%、約50%~約75%、約50%~約70%、約50%~約65%、約50%~約60%、約50%~約55%、約60%~約100%、約60%~約95%、約60%~約90%、約60%~約85%、約60%~約80%、約60%~約75%、約60%~約70%、約60%~約65%、約70%~約100%、約70%~約95%、約70%~約90%、約70%~約85%、約70%~約80%、約70%~約75%、約80%~約100%、約80%~約95%、約80%~約90%、約80%~約85%、約90%~約100%、約90%~約95%、またはこれらの範囲内の値で減少させる。具体例としては、臨床的、病理組織学的、またはデルマトスコピー評価、ならびに光干渉断層撮影法または共焦点顕微鏡による評価によって、皮膚病変を約100%、約99%、約95%、約90%、約85%、約80%、約75%、約70%、約65%、約60%、約55%、約50%、またはこれらの値のいずれか2つの間の範囲で減少させることが含まれ得る。
いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチによる、疣贅、尖圭コンジローマ、ボーエン様丘疹症、伝染性軟属腫、日光角化症、扁平上皮癌、基底細胞癌、疣状癌、疣贅状表皮発育異常症の治療に成功することを含む、皮膚疾患を治療する方法は、パッチが投与された場所の皮膚病変の幅、長さ、または高さを、約50%~約100%、約50%~約95%、約50%~約90%、約50%~約85%、約50%~約80%、約50%~約75%、約50%~約70%、約50%~約65%、約50%~約60%、約50%~約55%、約60%~約100%、約60%~約95%、約60%~約90%、約60%~約85%、約60%~約80%、約60%~約75%、約60%~約70%、約60%~約65%、約70%~約100%、約70%~約95%、約70%~約90%、約70%~約85%、約70%~約80%、約70%~約75%、約80%~約100%、約80%~約95%、約80%~約90%、約80%~約85%、約90%~約100%、約90%~約95%、またはこれらの範囲内の値で減少させる。具体的な例としては、臨床的、病理組織学的、またはデルマトスコピー評価、ならびに光干渉断層撮影法または共焦点顕微鏡による評価によって測定される皮膚病変の幅、長さ、または高さを、約100%、約99%、約95%、約90%、約85%、約80%、約75%、約70%、約65%、約60%、約55%、約50%、またはこれらの値のいずれか2つの間の範囲で減少させることを含み得る。
いくつかの実施形態において、状態は円形脱毛症であり、この状態の治療の成功は、医師による全般的評価(Physician Global Assessment)または包括的重症度評価(Investigator Global Assessment)などの任意の順序評価尺度または間隔評価尺度において1点の改善をもたらす。いくつかの実施形態において、状態は円形脱毛症であり、この状態の治療が成功すると、パッチが投与された場所の毛髪の成長が約100%回復する。いくつかの実施形態において、状態は円形脱毛症であり、この疾患の治療が成功すると、パッチが投与された場所において、臨床的、トリコスコピー、または病理組織学的評価で見られるように、活発に成長する毛幹を有する毛包の数によって定義される毛髪の成長が少なくとも約50%増加する。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチによる円形脱毛症の治療が成功すると、パッチが投与された場所において、約50%~約100%、約50%~約95%、約50%~約90%、約50%~約85%、約50%~約80%、約50%~約75%、約50%~約70%、約50%~約65%、約50%~約60%、約50%~約55%、約60%~約100%、約60%~約95%、約60%~約90%、約60%~約85%、約60%~約80%、約60%~約75%、約60%~約70%、約60%~約65%、約70%~約100%、約70%~約95%、約70%~約90%、約70%~約85%、約70%~約80%、約70%~約75%、約80%~約100%、約80%~約95%、約80%~約90%、約80%~約85%、約90%~約100%、約90%~約95%、またはこれらの範囲内の値で毛髪の成長が増加する。具体的な例は、臨床的、トリコスコピー、または病理組織学的評価で見られるように、活発に成長する毛幹を有する毛包の数によって定義される毛髪の成長を、約100%、約99%、約95%、約90%、約85%、約80%、約75%、約70%、約65%、約60%、約55%、約50%、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲で増加させることを含む。
いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチによる皮膚状態の円形脱毛症の治療が成功すると、パッチが投与された場所の脱毛症重症度評価ツール(SALT)スコアが、約50%~約100%、約50%~約95%、約50%~約90%、約50%~約85%、約50%~約80%、約50%~約75%、約50%~約70%、約50%~約65%、約50%~約60%、約50%~約55%、約60%~約100%、約60%~約95%、約60%~約90%、約60%~約85%、約60%~約80%、約60%~約75%、約60%~約70%、約60%~約65%、約70%~約100%、約70%~約95%、約70%~約90%、約70%~約85%、約70%~約80%、約70%~約75%、約80%~約100%、約80%~約95%、約80%~約90%、約80%~約85%、約90%~約100%、約90%~約95%、またはこれらの範囲内の値で改善される。具体的な例としては、脱毛症重症度評価ツール(SALT)スコアを約100%、約99%、約95%、約90%、約85%、約80%、約75%、約70%、約65%、約60%、約55%、約50%、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲で改善することを含み得る。
いくつかの実施形態では、各溶解可能マイクロニードルパッチは、標準化された量の治療有効成分を含む。
一部の実施形態では、溶解可能なマイクロニードルは、本明細書に開示される1つまたはそれ以上の治療有効成分を約1%~約90%含み得る。いくつかの実施形態では、溶解可能なマイクロニードルは、本明細書に開示される1つまたはそれ以上の治療有効成分を約50%~約75%含み得る。いくつかの実施形態では、溶解可能なマイクロニードルは、本明細書に開示される1つまたはそれ以上の治療有効成分を約25%~約50%含み得る。いくつかの実施形態では、溶解可能なマイクロニードルは、本明細書に開示される1つまたはそれ以上の治療有効成分を約25%~約75%含み得る。いくつかの実施形態では、溶解可能なマイクロニードルは、本明細書に開示される1つまたはそれ以上の治療有効成分を約40%~約60%含み得る。いくつかの実施形態では、溶解可能なマイクロニードルは、本明細書に開示される1つまたはそれ以上の治療有効成分を約60%~約80%含み得る。いくつかの実施形態では、1つまたはそれ以上の治療有効成分は、約1%~約90%、約1%~約85%、約1%~約80%、約1%~約75%、約1%~約70%、約1%~約65%、約1%~約60%、約1%~約55%、約1%~約50%、約1%~約45%、約1%~約40%、約1%~約35%、約1%~約30%、約1%~約25%、約1%~約20%、約1%~約15%、約1%~約10%、約1%~約5%、約5%~約90%、約5%~約85%、約5%~約80%、約5%~約75%、約5%~約70%、約5%~約65%、約5%~約60%、約5%~約55%、約5%~約50%、約5%~約45%、約5%~約40%、約5%~約35%、約5%~約30%、約5%~約25%、約5%~約20%、約5%~約15%、約5%~約10%、約10%~約90%、約10%~約85%、約10%~約80%、約10%~約75%、約10%~約70%、約10%~約65%、約10%~約60%、約10%~約55%、約10%~約50%、約10%~約45%、約10%~約40%、約10%~約35%、約10%~約30%、約10%~約25%、約10%~約20%、約10%~約15%、約15%~約90%、約15%~約85%、約15%~約80%、約15%~約75%、約15%~約70%、約15%~約65%、約15%~約60%、約15%~約55%、約15%~約50%、約15%~約45%、約15%~約40%、約15%~約35%、約15%~約30%、約15%~約25%、約15%~約20%、約20%~約90%、約20%~約85%、約20%~約80%、約20%~約75%、約20%~約70%、約20%~約65%、約20%~約60%、約20%~約55%、約20%~約50%、約20%~約45%、約20%~約40%、約20%~約35%、約20%~約30%、約20%~約25%、約25%~約90%、約25%~約85%、約25%~約80%、約25%~約75%、約25%~約70%、約25%~約65%、約25%~約60%、約25%~約55%、約25%~約50%、約25%~約45%、約25%~約40%、約25%~約35%、約25%~約30%、約30%~約90%、約30%~約85%、約30%~約80%、約30%~約75%、約30%~約70%、約30%~約65%、約30%~約60%、約30%~約55%、約30%~約50%、約30%~約45%、約30%~約40%、約30%~約35%、約35%~約90%、約35%~約85%、約35%~約80%、約35%~約75%、約35%~約70%、約35%~約65%、約35%~約60%、約35%~約60%、約35%~約55%、約35%~約50%、約35%~約45%、約35%~約40%、約40%~約90%、約40%~約85%、約40%~約80%、約40%~約75%、約40%~約70%、約40%~約65%、約40%~約60%、約40%~約55%、約40%~約50%、約40%~約45%、約45%~約90%、約45%~約85%、約45%~約80%、約45%~約75%、約45%~約70%、約45%~約65%、約45%~約60%、約45%~約55%、約45%~約50%、約50%~約90%、約50%~約85%、約50%~約80%、約50%~約75%、約50%~約70%、約50%~約65%、約50%~約60%、約50%~約55%、約55%~約90%、約55%~約85%、約55%~約80%、約55%~約75%、約55%~約70%、約55%~約65%、約55%~約60%、約60%~約90%、約60%~約85%、約60%~約80%、約60%~約75%、約60%~約70%、約60%~約65%、約65%~約90%、約65%~約85%、約65%~約80%、約65%~約75%、約65%~約70%、約70%~約90%、約70%~約85%、約70%~約80%、約70%~約75%、約75%~約90%、約75%~約85%、約75%~約80%、約80%~約90%、約80%~約85%、約85%~約90%、またはこれらの範囲内の値の量である。具体的な例としては、約90%、約99%、約95%、約90%、約85%、約80%、約75%、約70%、約65%、約60%、約55%、約50%、約45%、約40%、約35%、約30%、約25%、約20%、約15%、約10%、約9%、約8%、約7%、約6%、約5%、約4%、約3%、約2%、約1%を含み得る。前記はすべて、医薬組成物の重量パーセントを表す。いくつかの実施形態において、医薬組成物は経皮投与に適している。
いくつかの実施形態において、治療有効成分は治療上有効な量である。いくつかの実施形態において、治療上有効な量は、約1マイクログラム~999マイクログラム、1マイクログラム~100マイクログラム、100マイクログラム~200マイクログラム、200マイクログラム~300マイクログラム、300マイクログラム~400マイクログラム、400マイクログラム~500マイクログラム、500マイクログラム~600マイクログラム、600マイクログラム~700マイクログラム、700マイクログラム~800マイクログラム、800マイクログラム~900マイクログラム、900マイクログラム~999マイクログラム、1mg~約1000mg、約1mg~約900mg、約1mg~約800mg、約1mg~約700mg、約1mg~約600mg、約1mg~約500mg、約1mg~約400mg、約1mg~約300mg、約1mg~約200mg、約1mg~約100mg、約10mg~約1000mg、約50mg~約1000mg、約100mg~約1000mg、約200mg~約1000mg、約300mg~約1000mg、約400mg~約1000mg、約500mg~約1000mg、約10mg~約500mg、約50mg~約500mg、約100mg~約500mg、約10mg~約300mg、約50mg~約300mg、約100mg~約300mg、約10mg~約150mg、約50mg~約150mg、約60mg~約120mg、約50mg~約120mg、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲であり得る。具体的な例としては、例えば、約1000mg、約900mg、約800mg、約700mg、約750mg、約600mg、約500mg、約400mg、約450mg、約300mg、約250mg、約200mg、約175mg、約150mg、約125mg、約120mg、約110mg、約100mg、約90mg、約80mg、約70mg、約60mg、約50mg、約30mg、約20mg、または上記に開示した範囲の間の任意の値を含む。
いくつかの実施形態において、治療上有効な量は、例えば、治療が行われる特定の用途、マイクロニードルパッチの投与場所、患者の健康状態および状態、ならびに処方医の判断に応じて変化し得る。溶解可能なマイクロニードル中の化合物の割合または濃度は、投与量、化学的特性(例えば、疎水性)、マイクロニードルポリマーの種類を含む多くの要因によって変わりうる。投与量は、疾患または障害の種類および進行の程度、特定の患者の全体的な健康状態、選択された化合物の相対的な生物学的効力、賦形剤の組成、投与場所などの変数に依存すると考えられる。有効量は、in vitroまたは動物モデル試験系から得られた用量反応曲線から推定することができる。
いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは複数のマイクロニードルを含み、前記マイクロニードルは生分解性ポリマーを含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは複数のマイクロニードルを含み、前記マイクロニードルはポリ(乳酸-co-グリコール酸)(PLGA)を含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、複数のマイクロニードルを含み、前記マイクロニードルは、PLGA(ポリ(乳酸-co-グリコール酸))、ポリグリコール酸、フィブロイン、PLA(ポリ乳酸)、PVP(ポリビニルピロリドン)またはPCL(ポリカプロラクトン)から選択されるポリマーを含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは複数のマイクロニードルを含み、前記マイクロニードルは単一の生分解性ポリマーを含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは複数のマイクロニードルを含み、前記マイクロニードルは2つの生分解性ポリマーを含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは複数のマイクロニードルを含み、前記マイクロニードルは複数の生分解性ポリマーを含む。
いくつかの実施形態では、ポリマーは、治療有効成分を安定させる賦形剤として作用し得る。いくつかの実施形態において、ポリマーはマイクロニードルの構造を形成してもよい。いくつかの実施形態では、ポリマーは、治療有効成分を安定させる賦形剤およびマイクロニードルの構造を形成するポリマーの両方として作用し得る。
いくつかの実施形態において、生分解性ポリマーは、マイクロニードルパッチの皮膚への挿入後、治療有効成分の即時放出を提供することができる。さらなる実施形態において、即時放出生分解性ポリマーは、水溶性であり、カルボキシメチルセルロース、コンドロイチン硫酸、デキストラン、デキストリン、ポリビニルピロリドン、マルトース、トレラホース、スクロース、ガラクトース、アミロペクチン、ポリビニルアルコール、および/またはポリビニルピロリドンメタクリル酸を含む。さらなる実施形態において、即時放出生分解性ポリマーは、マイクロニードルパッチの皮膚への挿入後、約0時間~約24時間以内に治療有効成分を放出する。いくつかの実施形態において、即時放出生分解性ポリマーは、約0時間~約24時間の時間スケールで治療有効成分の少なくとも約75%を放出する。いくつかの実施形態において、即時放出生分解性ポリマーは、約0時間~約24時間の時間スケールで治療有効成分の約100%を放出する。いくつかの実施形態において、即時放出生分解性ポリマーは、約0時間~約24時間の時間スケールで治療有効成分の約75%~約100%、約75%~約95%、約75%~約90%、約75%~約85%、約75%~約80%、約80%~約100%、約80%~約95%、約80%~約90%、約80%~約85%、約85%~約100%、約85%~約95%、約85%~約90%、約90%~約100%、約90%~約95%、約95%~約100%、またはこれらの範囲内の値を放出する。具体例としては、約75%、約80%、約85%、約90%、約95%、約99%、約100%、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲を含む。
いくつかの実施形態において、即時放出生分解性ポリマーは、皮膚へのマイクロニードルパッチの挿入後約0時間~約24時間以内に治療有効成分を放出する。いくつかの実施形態において、即時放出生分解性ポリマーは、皮膚へのマイクロニードルパッチの挿入後、約0分~約10分以内に治療有効成分を放出する。いくつかの実施形態において、即時放出生分解性ポリマーは、皮膚へのマイクロニードルパッチの挿入後約0分~約5分以内に治療有効成分を放出する。いくつかの実施形態において、即時放出生分解性ポリマーは、約0時間~約24時間、約0時間~約23時間、約0時間~約22時間、約0時間~約21時間、約0時間~約20時間、約0時間~約18時間、約0時間~約16時間、約0時間~約14時間、約0時間~約12時間、約0時間~約10時間、約0時間~約9時間、約0時間~約8時間、約0時間~約7時間、約0時間~約6時間、約0時間~約5時間、約0時間~約4時間、約0時間~約3時間、約0時間~約2時間、約0時間~約1時間、約1時間~約24時間、約1時間~約23時間、約1時間~約22時間、約1時間~約21時間、約1時間~約20時間、約1時間~約18時間、約1時間~約16時間、約1時間~約14時間、約1時間~約12時間、約1時間~約10時間、約1時間~約9時間、約1時間~約8時間、約1時間~約7時間、約1時間~約6時間、約1時間~約5時間、約1時間~約4時間、約1時間~約3時間、約1時間~約2時間、約2時間~約24時間、約2時間~約23時間、約2時間~約22時間、約2時間~約21時間、約2時間~約20時間、約2時間~約18時間、約2時間~約16時間、約2時間~約14時間、約2時間~約12時間、約2時間~約10時間、約2時間~約9時間、約2時間~約8時間、約2時間~約7時間、約2時間~約6時間、約2時間~約5時間、約2時間~約4時間、約2時間~約3時間、約5時間~約24時間、約5時間~約23時間、約5時間~約22時間、約5時間~約21時間、約5時間~約20時間、約5時間~約18時間、約5時間~約16時間、約5時間~約14時間、約5時間~約12時間、約5時間~約10時間、約5時間~約9時間、約5時間~約8時間、約5時間~約7時間、約5時間~約6時間、約12時間~約24時間、約12時間~約23時間、約12時間~約22時間、約12時間~約21時間、約12時間~約20時間、約12時間~約18時間、約12時間~約16時間、約12時間~約14時間、約12時間~約13時間、約18時間~約24時間、約18時間~約23時間、約18時間~約22時間、約18時間~約21時間、約18時間~約20時間、約18時間~約19時間、約20時間~約24時間、約20時間~約23時間、約20時間~約22時間、約20時間~約21時間、約0分~約60分、約0分~約50分、約0分~約45分、約0分~約30分、約0分~約15分、約0分~約10分、約0分~約5分、約0分~約4分、約0分~約3分、約0分~約2分、約0分~約1分、約5分~約60分、約5分~約50分、約5分~約45分、約5分~約30分、約5分~約15分、約5分~約10分、約10分~約60分、約10分~約50分、約10分~約45分、約10分~約30分、約10分~約15分、約15分~約60分、約15分~約50分、約15分~約45分、約15分~約30分、約15分~約25分、約15分~約20分、約30分~約60分、約30分~約50分、約30分~約45分、約30分~約40分、約30分~約35分、約45分~約60分、約45分~約50分、またはこれらの範囲内の値で治療有効成分を放出する。具体例としては、約24時間、約23時間、約22時間、約21時間、約20時間、約18時間、約16時間、約14時間、約12時間、約10時間、約9時間、約8時間、約7時間、約6時間、約5時間、約4時間、約3時間、約2時間、約1時間、約60分、約55分、約50分、約45分、約40分、約35分、約30分、約25分、約20分、約15分、約10分、約9分、約8分、約7分、約6分、約5分、約4分、約3分、約2分、約1分、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲を含み得る。
いくつかの実施形態において、生分解性ポリマーは、マイクロニードルパッチの皮膚への挿入後に治療有効成分の持続放出を提供することができる。さらなる実施形態において、持続放出生分解性ポリマーは水溶性であり、PLGA(ポリ(乳酸-co-グリコール酸))、ポリグリコール酸、フィブロイン、PLA(ポリ乳酸)、PVP(ポリビニルピロリドン)またはPCL(ポリカプロラクトン)を含む。さらなる実施形態において、持続放出生分解性ポリマーは、マイクロニードルパッチを皮膚に挿入してから約24時間後に治療有効成分を放出する。いくつかの実施形態において、持続放出生分解性ポリマーは、マイクロニードルパッチを皮膚に挿入してから約24時間を超えるまで、治療有効成分の75%を超えて放出しない。いくつかの実施形態において、持続放出生分解性ポリマーは、約24時間を超える時間まで、約75%~約100%、約75%~約99%、約75%~約95%、約75%~約90%、約75%~約85%、約75%~約80%、約80%~約100%、約80%~約99%、約80%~約95%、約80%~約90%、約80%~約85%、約85%~約100%、約85%~約99%、約85%~約95%、約85%~約90%、約90%~約100%、約90%~約99%、約90%~約95%、約95%~約100%、約95%~約99%、約99%~約100%、またはこれらの範囲内の値の量の治療有効成分を放出しない。具体例としては、約75%、約80%、約85%、約90%、約95%、約99%、約100%を含み得る。
いくつかの実施形態において、持続放出生分解性ポリマーは、約1日~約30日にわたって治療有効成分を放出する。いくつかの実施形態において、持続放出生分解性ポリマーは、約2日~約21日にわたって治療有効成分を放出する。いくつかの実施形態において、持続放出生分解性ポリマーは、約1日~約30日、約1日~約28日、約1日~約26日、約1日~約24日、約1日~約22日、約1日~約21日、約1日~約14日、約1日~約7日、約1日~約6日、約1日~約5日、約1日~約4日、約1日~約3日、約1日~約2日、約2日~約30日、約2日~約28日、約2日~約26日、約2日~約24日、約2日~約22日、約2日~約21日、約2日~約14日、約2日~約7日、約2日~約6日、約2日~約5日、約2日~約4日、約2日~約3日、約3日~約30日、約3日~約28日、約3日~約26日、約3日~約24日、約3日~約22日、約3日~約21日、約3日~約14日、約3日~約7日、約3日~約6日、約3日~約5日、約3日~約4日、約4日~約30日、約4日~約28日、約4日~約26日、約4日~約24日、約4日~約22日、約4日~約21日、約4日~約14日、約4日~約7日、約4日~約6日、約4日~約5日、約5日~約30日、約5日~約28日、約5日~約26日、約5日~約24日、約5日~約22日、約5日~約21日、約5日~約14日、約5日~約7日、約5日~約6日、約7日~約30日、約7日~約28日、約7日~約26日、約7日~約24日、約7日~約22日、約7日~約21日、約7日~約14日、約14日~約30日、約14日~約28日、約14日~約26日、約14日~約24日、約14日~約22日、約14日~約21日、約21日~約30日、約21日~約28日、約21日~約26日、約21日~約24日、約21日~約22日、またはこれらの範囲内の値にわたって治療活性を放出する。具体例としては、約30日、約28日、約26日、約24日、約22日、約21日、約14日、約7日、約6日、約5日、約4日、約3日、約2日、約1日、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲を含み得る。
いくつかの実施形態において、生分解性ポリマーは、マイクロニードルパッチの皮膚への挿入後、治療有効成分の持続放出および即時放出の両方を提供することができる。いくつかの実施形態において、複数のマイクロニードルは、即時放出生分解性ポリマーおよび持続放出生分解性ポリマーを含む。いくつかの実施形態では、複数のマイクロニードルは、マイクロニードルの基部に即時放出生分解性ポリマーを含み、マイクロニードルの先端部分に持続放出生分解性ポリマーを含む。いくつかの実施形態では、複数のマイクロニードルは、マイクロニードルの基部に即時放出生分解性ポリマーを含み、マイクロニードルの先端部分に即時放出生分解性ポリマーと持続放出生分解性ポリマーの交互層を含む。
いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、皮膚状態を治療するために、それを必要とする患者の皮膚病変部に適用される。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、皮膚状態を治療するために、それを必要とする患者の皮膚病変部に隣接して適用される。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、患者の年齢に基づいて最適であると決定される皮膚の領域に適用される。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、治療を必要とする皮膚のタイプに基づいて最適であると決定される皮膚の領域に適用される。
いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは複数のマイクロニードルを含み、前記マイクロニードルは皮膚内で空間的に分離されており、1つのマイクロニードルが別のマイクロニードルに接触しない。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは複数のマイクロニードルを含み、前記マイクロニードルパッチは、少なくとも1平方センチメートルあたり約1~約200のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約175のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約150のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約125のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約100のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約90のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約80のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約70のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約60のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約50のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約40のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約30のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約25のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約20のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約15のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約10のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約5のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約200のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約175のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約150のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約125のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約100のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約90のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約80のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約70のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約60のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約50のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約40のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約30のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約25のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約20のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約15のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約20のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約200のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約175のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約150のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約150のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約125のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約100のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約90のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約80のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約70のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約60のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約50のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約40のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約30のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約25のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約20のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約15のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約200のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約175のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約150のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約125のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約100のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約90のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約80のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約70のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約60のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約50のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約40のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約30のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約50~約200のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約50~約175のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約50~約150のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約50~約125のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約50~約100のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約50~約90のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約50~約80のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約50~約70のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約50~約60のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約75~約200のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約75~約175のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約75~約150のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約75~約125のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約75~約100のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約75~約90のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約75~約80のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約100~約200のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約100~約175のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約100~約150のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約100~約125のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約125~約200のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約125~約175のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約125~約150のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約150~約200のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約150~約175のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約175~約200のマイクロニードル、またはこれらの範囲内の値を含む。具体例は、複数のマイクロニードルを含む溶解可能なマイクロニードルパッチを含み得、前記マイクロニードルパッチは、1平方センチメートルあたり少なくとも約200のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約175のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約150のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約125のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約100のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約90のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約80のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約70のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約60のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約50のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約40のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約30のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約25のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約20のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約15のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約10のマイクロニードル、1平方センチメートルあり少なくとも約5のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約4のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約3のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約2のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約1のマイクロニードル、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲を含む。
いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、皮膚の表面トポロジーに対応するために必要な任意の形状である。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、n個の辺のいずれかを有し、nは約0辺~約1000辺の範囲である。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、約0辺~約1000辺、約0辺~約900辺、約0辺~約800辺、約0辺~約700辺、約0辺~約600辺、約0辺~約500辺、約0辺~約400辺、約0辺~約300辺、約0辺~約200辺、約0辺~約100辺、約0辺~約90辺、約0辺~約80辺、約0辺~約70辺、約0辺~約60辺、約0辺~約50辺、約0辺~約40辺、約0辺~約30辺、約0辺~約20辺、約0辺~約10辺、約0辺~約9辺、約0辺~約8辺、約0辺~約7辺、約0辺~約6辺、約0辺~約5辺、約0辺~約4辺、約0辺~約3辺、約0辺~約2辺、約10辺~約1000辺、約10辺~約900辺、約10辺~約800辺、約10辺~約700辺、約10辺~約600辺、約10辺~約500辺、約10辺~約400辺、約10辺~約300辺、約10辺~約200辺、約10辺~約100辺、約10辺~約90辺、約10辺~約80辺、約10辺~約70辺、約10辺~約60辺、約10辺~約50辺、約10辺~約40辺、約10辺~約30辺、約10辺~約20辺、約20辺~約1000辺、約20辺~約900辺、約20辺~約800辺、約20辺~約700辺、約20辺~約600辺、約20辺~約500辺、約20辺~約400辺、約20辺~約300辺、約20辺~約200辺、約20辺~約100辺、約20辺~約90辺、約20辺~約80辺、約20辺~約70辺、約20辺~約60辺、約20辺~約50辺、約20辺~約40辺、約20辺~約30辺、約30辺~約1000辺、約30辺~約900辺、約30辺~約800辺、約30辺~約700辺、約30辺~約600辺、約30辺~約500辺、約30辺~約400辺、約30辺~約300辺、約30辺~約200辺、約30辺~約100辺、約30辺~約90辺、約30辺~約80辺、約30辺~約70辺、約30辺~約60辺、約30辺~約50辺、約30辺~約40辺、約50辺~約1000辺、約50辺~約900辺、約50辺~約800辺、約50辺~約700辺、約50辺~約600辺、約50辺~約500辺、約50辺~約400辺、約50辺~約300辺、約50辺~約200辺、約50辺~約100辺、約50辺~約90辺、約50辺~約80辺、約50辺~約70辺、約50辺~約60辺、約75辺~約1000辺、約75辺~約900辺、約75辺~約800辺、約75辺~約700辺、約75辺~約600辺、約75辺~約500辺、約75辺~約400辺、約75辺~約300辺、約75辺~約200辺、約75辺~約100辺、約75辺~約90辺、約75辺~約80辺、約100辺~約1000辺、約100辺~約900辺、約100辺~約800辺、約100辺~約700辺、約100辺~約600辺、約100辺~約500辺、約100辺~約400辺、約100辺~約300辺、約100辺~約200辺、約250辺~約1000辺、約250辺~約900辺、約250辺~約800辺、約250辺~約700辺、約250辺~約600辺、約250辺~約500辺、約250辺~約400辺、約250辺~約300辺、約500辺~約1000辺、約500辺~約900辺、約500辺~約800辺、約500辺~約700辺、約500辺~約600辺、約750辺~約1000辺、約750辺~約900辺、約750辺~約800辺、約900辺~約1000辺、またはこれらの範囲内の値を有する。具体例は、約1000辺、約900辺、約800辺、約700辺、約600辺、約500辺、約400辺、約300辺、約200辺、約100辺、約90辺、約80辺、約70辺、約60辺、約50辺、約40辺、約30辺、約20辺、約10辺、約9辺、約8辺、約7辺、約6辺、約5辺、約4辺、約3辺、約2辺、またはこれら2つの値の間の範囲を有する溶解可能なマイクロニードルパッチを含み得る。
さらなる実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、等しい長さの辺を有することができる。さらなる実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、不均等な長さの辺を有することができる。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは医療用包帯の形状をしている。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、約0.1平方センチメートル~約1000平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約900平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約800平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約700平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約600平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約500平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約400平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約300平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約200平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約100平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約90平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約80平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約70平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約60平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約50平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約40平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約30平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約20平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約10平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約5平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約4平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約3平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約2平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約1平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約0.9平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約0.8平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約0.7平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約0.6平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約0.5平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約0.4平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約0.3平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約0.2平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約1000平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約900平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約800平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約700平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約600平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約500平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約400平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約300平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約200平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約100平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約90平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約80平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約70平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約60平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約50平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約40平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約30平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約20平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約10平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約5平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約4平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約3平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約2平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約1平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約0.9平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約0.8平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約0.7平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約0.6平方センチメートル、約1平方センチメートル~約1000平方センチメートル、約1平方センチメートル~約900平方センチメートル、約1平方センチメートル~約800平方センチメートル、約1平方センチメートル~約700平方センチメートル、約1平方センチメートル~約600平方センチメートル、約1平方センチメートル~約500平方センチメートル、約1平方センチメートル~約400平方センチメートル、約1平方センチメートル~約300平方センチメートル、約1平方センチメートル~約200平方センチメートル、約1平方センチメートル~約100平方センチメートル、約1平方センチメートル~約90平方センチメートル、約1平方センチメートル~約80平方センチメートル、約1平方センチメートル~約70平方センチメートル、約1平方センチメートル~約60平方センチメートル、約1平方センチメートル~約50平方センチメートル、約1平方センチメートル~約40平方センチメートル、約1平方センチメートル~約30平方センチメートル、約1平方センチメートル~約20平方センチメートル、約1平方センチメートル~約10平方センチメートル、約1平方センチメートル~約5平方センチメートル、約1平方センチメートル~約4平方センチメートル、約1平方センチメートル~約3平方センチメートル、約1平方センチメートル~約2平方センチメートル、約10平方センチメートル~約1000平方センチメートル、約10平方センチメートル~約900平方センチメートル、約10平方センチメートル~約800平方センチメートル、約10平方センチメートル~約700平方センチメートル、約10平方センチメートル~約600平方センチメートル、約10平方センチメートル~約500平方センチメートル、約10平方センチメートル~約400平方センチメートル、約10平方センチメートル~約300平方センチメートル、約10平方センチメートル~約200平方センチメートル、約10平方センチメートル~約100平方センチメートル、約10平方センチメートル~約90平方センチメートル、約10平方センチメートル~約80平方センチメートル、約10平方センチメートル~約70平方センチメートル、約10平方センチメートル~約60平方センチメートル、約10平方センチメートル~約50平方センチメートル、約10平方センチメートル~約40平方センチメートル、約10平方センチメートル~約30平方センチメートル、約10平方センチメートル~約20平方センチメートル、約50平方センチメートル~約1000平方センチメートル、約50平方センチメートル~約900平方センチメートル、約50平方センチメートル~約800平方センチメートル、約50平方センチメートル~約700平方センチメートル、約50平方センチメートル~約600平方センチメートル、約50平方センチメートル~約500平方センチメートル、約50平方センチメートル~約400平方センチメートル、約50平方センチメートル~約300平方センチメートル、約50平方センチメートル~約200平方センチメートル、約50平方センチメートル~約100平方センチメートル、約75平方センチメートル~約1000平方センチメートル、約75平方センチメートル~約900平方センチメートル、約75平方センチメートル~約800平方センチメートル、約75平方センチメートル~約700平方センチメートル、約75平方センチメートル~約600平方センチメートル、約75平方センチメートル~約500平方センチメートル、約75平方センチメートル~約400平方センチメートル、約75平方センチメートル~約300平方センチメートル、約75平方センチメートル~約200平方センチメートル、約75平方センチメートル~約100平方センチメートル、約100平方センチメートル~約1000平方センチメートル、約100平方センチメートル~約900平方センチメートル、約100平方センチメートル~約800平方センチメートル、約100平方センチメートル~約700平方センチメートル、約100平方センチメートル~約600平方センチメートル、約100平方センチメートル~約500平方センチメートル、約100平方センチメートル~約400平方センチメートル、約100平方センチメートル~約300平方センチメートル、約100平方センチメートル~約200平方センチメートル、約250平方センチメートル~約1000平方センチメートル、約250平方センチメートル~約900平方センチメートル、約250平方センチメートル~約800平方センチメートル、約250平方センチメートル~約700平方センチメートル、約250平方センチメートル~約600平方センチメートル、約250平方センチメートル~約500平方センチメートル、約250平方センチメートル~約400平方センチメートル、約250平方センチメートル~約300平方センチメートル、約500平方センチメートル~約1000平方センチメートル、約500平方センチメートル~約900平方センチメートル、約500平方センチメートル~約800平方センチメートル、約500平方センチメートル~約700平方センチメートル、約500平方センチメートル~約600平方センチメートル、約750平方センチメートル~約1000平方センチメートル、約750平方センチメートル~約900平方センチメートル、約750平方センチメートル~約800平方センチメートル、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲のサイズである。溶解可能なマイクロニードルパッチの具体的な例は、約1000平方センチメートル、約900平方センチメートル、約800平方センチメートル、約700平方センチメートル、約600平方センチメートル、約500平方センチメートル、約400平方センチメートル、約300平方センチメートル、約200平方センチメートル、約100平方センチメートル、約90平方センチメートル、約80平方センチメートル、約70平方センチメートル、約60平方センチメートル、約50平方センチメートル、約40平方センチメートル、約30平方センチメートル、約20平方センチメートル、約10平方センチメートル、約5平方センチメートル、約4平方センチメートル、約3平方センチメートル、約2平方センチメートル、約1平方センチメートル、約0.9平方センチメートル、約0.8平方センチメートル、約0.7平方センチメートル、約0.6平方センチメートル、約0.7平方センチメートル、約0.6平方センチメートル、約0.5平方センチメートル、約0.4平方センチメートル、約0.3平方センチメートル、約0.2平方センチメートル、約0.1平方センチメートル、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲である。
いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、裏打ち層およびマイクロニードル層を含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、裏打ち層およびマイクロニードル層を含み、前記マイクロニードル層は皮膚の上に直接配置される。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは裏打ち層を含み、前記裏打ち層は粘着医療用テープから構成される。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは裏打ち層を含み、前記裏打ち層は治療有効成分を含む。
いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは裏打ち層を含み、前記裏打ち層は除去可能な基材である。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、除去可能な基材は、粘着医療用テープを含む。いくつかの実施形態において、裏打ち層は速溶性ポリマーを含む。いくつかの実施形態において、除去可能な基材が、ポリマー中に分散された治療有効成分を含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、複数のマイクロニードルは、除去可能な基材に取り付けられ、前記除去可能な基材から離れるように延びる先細の先端部分を含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、前記除去可能な基材は、皮膚への適用後約20分の期間内にマイクロニードルの少なくとも約90%を接着面から放出する。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、前記除去可能な基材は、皮膚への適用後約5分の期間内にマイクロニードルの少なくとも約90%を接着面から放出する。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、マイクロニードルの90%が、約0分~約20分、約0分~約15分、約0分~約10分、約0分~約9分、約0分~約8分、約0分~約7分、約0分~約6分、約0分~約5分、約0分~約4分、約0分~約3分、約0分~約2分、約0分~約1分、約1分~約20分、約1分~約15分、約1分~約10分、約1分~約9分、約1分~約8分、約1分~約7分、約1分~約6分、約1分~約5分、約1分~約4分、約1分~約3分、約1分~約2分、約2分~約20分、約2分~約15分、約2分~約10分、約2分~約9分、約2分~約8分、約2分~約7分、約2分~約6分、約2分~約5分、約2分~約4分、約2分~約3分、約5分~約20分、約5分~約15分、約5分~約10分、約5分~約9分、約5分~約8分、約5分~約7分、約5分~約6分、約10分~約20分、約10分~約15分、約15分~約20分、約0秒~約60秒、約0秒~約45秒、約0秒~約30秒、約0秒~約15秒、約0秒~約10秒、約0秒~約9秒、約0秒~約8秒、約0秒~約7秒、約0秒~約6秒、約0秒~約5秒、約0秒~約4秒、約0秒~約3秒、約0秒~約2秒、約0秒~約1秒、約1秒~約60秒、約1秒~約45秒、約1秒~約30秒、約1秒~約15秒、約1秒~約10秒、約1秒~約9秒、約1秒~約8秒、約1秒~約7秒、約1秒~約6秒、約1秒~約5秒、約1秒~約4秒、約1秒~約3秒、約1秒~約2秒、約2秒~約60秒、約2秒~約45秒、約2秒~約30秒、約2秒~約15秒、約2秒~約10秒、約2秒~約9秒、約2秒~約8秒、約2秒~約7秒、約2秒~約6秒、約2秒~約5秒、約2秒~約4秒、約2秒~約3秒、約5秒~約60秒、約5秒~約45秒、約5秒~約30秒、約5秒~約15秒、約5秒~約10秒、約5秒~約9秒、約5秒~約8秒、約5秒~約7秒、約5秒~約6秒、約10秒~約60秒、約10秒~約45秒、約10秒~約30秒、約10秒~約15秒、約15秒~約60秒、約15秒~約45秒、約15秒~約30秒、約30秒~約60秒、約30秒~約45秒、約45秒~約60秒、またはこれらの範囲内の値の期間内で接着面から放出される。具体的な例では、マイクロニードルの90%が、約20分、約15分、約10分、約9分、約8分、約7分、約6分、約5分、約4分、約3分、約2分、約1分、約60秒、約45秒、約30秒、約15秒、約10秒、約9秒、約8秒、約7秒、約6秒、約5秒、約4秒、約3秒、約2秒、約1秒、またはこれら2つの値の間の範囲内でマイクロニードルパッチの接着面から放出される。
いくつかの実施形態において、裏打ち層は、各マイクロニードルがパッチ上の他のマイクロニードルから分離され、皮膚へのパッチの適用時に基材が除去されたときに個別の実体を形成するように、先端部分の基部を覆う。
いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、(i)治療を必要とする患者の皮膚の表面領域に配置されるか、または過敏反応、一般的な忍容性、または他の有害事象を評価するための治療前試験を行う、(ii)マイクロニードルが表皮を貫通して真皮乳頭層に侵入することを可能にするために、パッチ組成物に十分な力を加える工程と、および、(iii)生分解性ポリマーが分解するまで、複数のマイクロニードルが皮膚内に留まることを可能にする工程と、iv)前記パッチ組成物から接着基材を除去する工程を含み、前記ステップ(ii)は、指で圧力を加えることによって実施され、圧力は、約0N~約1,000Nの範囲の力で十分である。本開示の好ましい実施形態において、加えられる圧力は約10Nである。本開示の代替の実施形態において、ステップ(ii)は、アプリケーター装置を使用する衝撃挿入によって実施され、前記圧力は、約0~約1,000Nの範囲の力で十分である。本開示の好ましい実施形態において、加えられる圧力は約10Nである。いくつかの実施形態において、指またはアプリケーター装置によって加えられる力は、約0N~約1,000N、約0N~約900N、約0N~約800N、約0N~約700N、約0N~約600N、約0N~約500N、約0N~約400N、約0N~約300N、約0N~約200N、約0N~約100N、約0N~約90N、約0N~約80N、約0N~約70N、約0N~約60N、約0N~約50N、約0N~約40N、約0N~約30N、約0N~約20N、約0N~約10N、約0N~約9N、約0N~約8N、約0N~約7N、約0N~約6N、約0N~約5N、約0N~約4N、約0N~約3N、約0N~約2N、約0N~約1N、約0N~約0.9N、約0N~約0.8N、約0N~約0.7N、約0N~約0.6N、約0N~約0.5N、約0N~約0.4N、約0N~約0.3N、約0N~約0.2N、約0N~約0.1N、約0.1N~約1000N、約0.1N~約900N、約0.1N~約800N、約0.1N~約700N、約0.1N~約600N、約0.1N~約500N、約0.1N~約400N、約0.1N~約300N、約0.1N~約200N、約0.1N~約100N、約0.1N~約90N、約0.1N~約80N、約0.1N~約70N、約0.1N~約60N、約0.1N~約50N、約0.1N~約40N、約0.1N~約30N、約0.1N~約20N、約0.1N~約10N、約9N、約0.1N~約8N、約0.1N~約7N、約0.1N~約6N、約0.1N~約5N、約0.1N~約4N、約0.1N~約3N、約0.1N~約2N、約0.1N~約1N、約0.1N~約0.9N、約0.1N~約0.8N、約0.1N~約0.7N、約0.1N~約0.6N、約0.1N~約0.5N、約0.1N~約0.4N、約0.1N~約0.3N、約0.1N~約0.2N、約1N~約1000N、約1N~約900N、約1N~約800N、約1N~約700N、約1N~約600N、約1N~約500N、約1N~約400N、約1N~約300N、約1N~約200N、約1N~約100N、約1N~約90N、約1N~約80N、約1N~約70N、約1N~約60N、約1N~約50N、約1N~約40N、約1N~約30N、約1N~約20N、約1N~約10N、約1N~約9N、約1N~約8N、約1N~約7N、約1N~約6N、約1N~約5N、約1N~約4N、約1N~約3N、約1N~約2N、約10N~約1000N、約10N~約900N、約10N~約800N、約10N~約700N、約10N~約600N、約10N~約500N、約10N~約400N、約10N~約300N、約10N~約200N、約10N~約100N、約10N~約90N、約10N~約80N、約10N~約70N、約10N~約60N、約10N~約50N、約10N~約40N、約10N~約30N、約10N~約20N、約50N~約1000N、約50N~約900N、約50N~約800N、約50N~約700N、約50N~約600N、約50N~約500N、約50N~約400N、約50N~約300N、約50N~約200N、約50N~約100N、約100N~約1000N、約100N~約900N、約100N~約800N、約100N~約700N、約100N~約600N、約100N~約500N、約100N~約400N、約100N~約300N、約100N~約200N、約200N~約1000N、約200N~約900N、約200N~約800N、約200N~約700N、約200N~約600N、約200N~約500N、約200N~約400N、約200N~約300N、約500N~約1000N、約500N~約900N、約500N~約800N、約500N~約700N、約500N~約600N、またはこれらの範囲内の値である。具体例では、指またはアプリケーター装置によって加えられる力は、約0N、約0.1N、約0.2N、約0.3N、約0.4N、約0.5N、約0.6N、約0.7N、約0.8N、約0.9N、約1N、約2N、約3N、約4N、約5N、約6N、約7N、約8N、約9N、約10N、約15N、約20N、約30N、約40N、約50N、約60N、約70N、約80N、約90N、約100N、約200N、約300N、約400N、約500N、約600N、約700N、約800N、約900N、またはこれらの値と2つの間の範囲である。
皮膚状態を治療する方法
本出願の実施形態は、治療有効成分を皮膚に送達するための溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程と、前記マイクロニードルが、表皮、真皮および真皮乳頭層からなる群から選択される位置に貫通することを可能にするために、前記溶解可能なマイクロニードルパッチに十分な力を加える工程と、パッチ組成物から接着基材を除去する工程と、前記複数のマイクロニードルを残存させる工程とを含む、皮膚状態を治療する方法に関する。
いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程を含む皮膚状態を治療する方法は、複数のマイクロニードルが、表皮で終端する長さおよび網状真皮または乳頭状真皮で終端する長さからなる群から選択される。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、1~5つの異なる長さを有する複数のマイクロニードルを含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、少なくとも2つの異なる長さが、身体上の位置、患者の年齢、または治療される皮膚の状態に基づいて異なり得る、複数のマイクロニードルを含む。いくつかの実施形態では、少なくとも2つの異なる長さの針は、等しい割合である。いくつかの実施形態において、少なくとも2つの異なる長さの針は、異なる割合であり得る。代替の実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、複数のマイクロニードルを含み、マイクロニードルは単一の長さである。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、マイクロニードルが等しい長さである複数のマイクロニードルを含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、複数のマイクロニードルを含み、少なくとも2つの異なる長さは、約10ミクロン~約1000ミクロン、約10ミクロン~約900ミクロン、約10ミクロン~約800ミクロン、約10ミクロン~約700ミクロン、約10ミクロン~約600ミクロン、約10ミクロン~約500ミクロン、約10ミクロン~約400ミクロン、約10ミクロン~約300ミクロン、約10ミクロン~約200ミクロン、約10ミクロン~約100ミクロン、約10ミクロン~約90ミクロン、約10ミクロン~約80ミクロン、約10ミクロン~約70ミクロン、約10ミクロン~約60ミクロン、約10ミクロン~約50ミクロン、約10ミクロン~約40ミクロン、約10ミクロン~約30ミクロン、約10ミクロン~約20ミクロン、約10ミクロン~約15ミクロン、約20ミクロン~約1000ミクロン、約20ミクロン~約900ミクロン、約20ミクロン~約800ミクロン、約20ミクロン~約700ミクロン、約20ミクロン~約600ミクロン、約20ミクロン~約500ミクロン、約20ミクロン~約400ミクロン、約20ミクロン~約300ミクロン、約20ミクロン~約200ミクロン、約20ミクロン~約100ミクロン、約20ミクロン~約90ミクロン、約20ミクロン~約80ミクロン、約20ミクロン~約70ミクロン、約20ミクロン~約60ミクロン、約20ミクロン~約50ミクロン、約20ミクロン~約40ミクロン、約20ミクロン~約30ミクロン、約20ミクロン~約25ミクロン、約50ミクロン~約1000ミクロン、約50ミクロン~約900ミクロン、約50ミクロン~約800ミクロン、約50ミクロン~約700ミクロン、約50ミクロン~約600ミクロン、約50ミクロン~約500ミクロン、約50ミクロン~約400ミクロン、約50ミクロン~約300ミクロン、約50ミクロン~約200ミクロン、約50ミクロン~約100ミクロン、約100ミクロン~約1000ミクロン、約100ミクロン~約900ミクロン、約100ミクロン~約800ミクロン、約100ミクロン~約700ミクロン、約100ミクロン~約600ミクロン、約100ミクロン~約500ミクロン、約100ミクロン~約400ミクロン、約100ミクロン~約300ミクロン、約100ミクロン~約200ミクロン、約200ミクロン~約1000ミクロン、約200ミクロン~約900ミクロン、約200ミクロン~約800ミクロン、約200ミクロン~約700ミクロン、約200ミクロン~約600ミクロン、約200ミクロン~約500ミクロン、約200ミクロン~約400ミクロン、約200ミクロン~約300ミクロン、約500ミクロン~約1000ミクロン、約500ミクロン~約900ミクロン、約500ミクロン~約800ミクロン、約500ミクロン~約700ミクロン、約500ミクロン~約600ミクロン、約800ミクロン~約1000ミクロン、約800ミクロン~約900ミクロン、約900ミクロン~約1000ミクロン、またはこれらの範囲内の値である。
いくつかの実施形態において、皮膚状態を治療する方法は、複数のマイクロニードルを含む溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程を含み、前記マイクロニードルは、皮膚へのマイクロニードルの挿入を容易にするために先細になっている。一部の実施形態では、溶解可能マイクロニードルパッチは複数のマイクロニードルを含み、マイクロニードルは、生分解性ポリマーのマトリックスまたは懸濁液に分散された治療有効成分を含む先細の先端部分を有する。
いくつかの実施形態において、皮膚状態を治療する方法は、少なくとも2つの異なる長さのマイクロニードルを含む複数のマイクロニードルが等体積の生分解性ポリマーで構成される溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程を含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは複数のマイクロニードルを含み、各マイクロニードルの体積は、一定のままでよく、これは必要に応じて各マイクロニードルの直径を変えることによって達成される。いくつかの実施形態では、溶解可能マイクロニードルパッチは、各マイクロニードルの体積が不均等である複数のマイクロニードルを含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、複数のマイクロニードルを含み、その体積は使用される特定の免疫刺激剤の濃度に依存する。
いくつかの実施形態において、皮膚状態を治療する方法は、先端部分がマイクロニードルの総体積の5~99%を構成する複数のマイクロニードルを含む溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程を含む。いくつかの実施形態では、マイクロニードル先端部分は、マイクロニードルの総体積の約20%~約90%を構成する。いくつかの実施形態では、マイクロニードル先端部分はマイクロニードルの総体積の約50%を構成する。いくつかの実施形態では、マイクロニードル先端部分はマイクロニードルの総体積の約75%を構成する。いくつかの実施形態では、マイクロニードル先端部分は、約5%~約99%、約5%~約95%、約5%~約90%、約5%~約85%、約5%~約80%、約5%~約75%、約5%~約70%、約5%~約60%、約5%~約50%、約5%~約40%、約5%~約30%、約5%~約20%、約5%~約15%、約5%~約10%、約10%~約99%、約10%~約95%、約10%~約90%、約10%~約85%、約10%~約80%、約10%~約75%、約10%~約70%、約10%~約60%、約10%~約50%、約10%~約40%、約10%~約30%、約10%~約20%、約10%~約15%、約15%~約99%、約15%~約95%、約15%~約90%、約15%~約85%、約15%~約80%、約15%~約75%、約15%~約70%、約15%~約60%、約15%~約50%、約15%~約40%、約15%~約30%、約15%~約20%、約25%~約99%、約25%~約95%、約25%~約90%、約25%~約85%、約25%~約80%、約25%~約75%、約25%~約70%、約25%~約60%、約25%~約50%、約25%~約40%、約25%~約30%、約50%~約99%、約50%~約95%、約50%~約90%、約50%~約85%、約50%~約80%、約50%~約75%、約50%~約70%、約50%~約60%、約60%~約99%、約60%~約95%、約60%~約90%、約60%~約85%、約60%~約80%、約60%~約75%、約60%~約70%、約70%~約99%、約70%~約95%、約70%~約90%、約70%~約85%、約70%~約80%、約70%~約75%、約80%~約99%、約80%~約95%、約80%~約90%、約80%~約85%、約90%~約99%、約90%~約95%、またはこれらの範囲内の値を構成する。具体例としては、約99%、約95%、約90%、約85%、約80%、約75%、約70%、約65%、約60%、約55%、約50%、約45%、約40%、約35%、約30%、約25%、約20%、約15%、約10%、約9%、約8%、約7%、約6%、約5%、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲を含み得る。いくつかの実施形態において、複数のマイクロニードルは、治療有効成分を含む。いくつかの実施形態では、複数のマイクロニードルはそれぞれ、ほぼ同量の治療有効成分を含む。いくつかの実施形態では、複数のマイクロニードルはそれぞれ、異なる量の治療有効成分を含む。
いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程を含む皮膚状態を治療する方法であって、前記皮膚状態は、疣贅、尖圭コンジローマ、ボーエン様丘疹症、伝染性軟属腫、日光角化症、扁平上皮癌、基底細胞癌、疣状癌、疣贅状表皮発育異常症、および円形脱毛症、白斑である。
本明細書において開示される特定の化合物は、有用な免疫刺激活性を有し得、免疫系が活性な役割を果たし得る疾患または状態の治療または予防において使用され得る。いくつかの実施形態において、免疫刺激剤の送達が成功すると、発疹、腫瘍、および熱(それぞれ、発赤、腫脹、および熱感)などの炎症の古典的な臨床徴候が生じる。したがって、実施形態はまた、本明細書中に開示される1つまたはそれ以上の化合物を薬学的に許容される担体とともに含む医薬組成物、ならびに化合物および組成物の製造方法および使用方法にも関する。特定の実施形態は、免疫系を刺激するための方法に関する。他の実施形態は、本発明による化合物または組成物の治療上有効な量を前記患者に投与する工程を含む、そのような治療を必要とする患者の皮膚状態を治療するための方法に関する。また、免疫系の活性化により改善される疾患または状態の治療のための医薬の製造における、本明細書中に開示される特定の化合物の使用も提供される。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される実施形態の医薬組成物を投与することによって皮膚状態を治療する方法である。いくつかの実施形態において、化合物は、治療上有効な量である。いくつかの実施形態において、治療上有効な量は、本明細書に開示される量である。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチの投与は、治療される状態の消失をもたらす。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチの投与は、溶解可能なマイクロニードルパッチと直接接触する皮膚病変または皮膚病変の消失をもたらす。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチの投与は、溶解可能なマイクロニードルパッチに隣接する皮膚病変または皮膚病変の消失をもたらす。
いくつかの実施形態では、治療有効成分を含む複数のマイクロニードルを含む皮膚状態を治療する方法であって、前記治療有効成分は、ワクチン、免疫刺激分子、免疫刺激生物、および免疫刺激タンパク質からなる群から選択される。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、局所免疫応答を刺激するために治療有効成分を送達する。いくつかの実施形態において、治療有効成分はワクチンであり、ワクチンは、麻疹・おたふく風邪・風疹ワクチン、おたふく風邪ワクチン、カルメット-ゲラン桿菌ワクチン、ヒトパピローマウイルスワクチン、およびマイコバクテリウムwワクチンからなる群から選択される。いくつかの実施形態において、治療有効成分は免疫刺激分子であり、免疫刺激分子はイミキモドである。いくつかの実施形態において、治療有効成分は免疫刺激生物であり、前記免疫刺激生物は、コリネバクテリウム・パルバム、クチバクテリウム・アクネス、プロピオノバクテリウム、および/またはマイコバクテリウム・インディカス・プラニイ(旧マイコバクテリウムw)である。いくつかの実施形態において、治療有効成分は免疫刺激タンパク質であり、前記免疫刺激タンパク質は、カンジダ抗原、白癬菌抗原、ツベルクリン、精製タンパク質誘導体(また)、ヒトパピローマウイルス表面タンパク質、インターフェロンアルファ、インターフェロンベータ、およびインターフェロンガンマからなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、治療有効成分を含む複数のマイクロニードルを適用する工程を含む、皮膚状態を治療する方法において、前記治療有効成分は、抗原組成物である。いくつかの実施形態では、治療有効成分を含む複数のマイクロニードルを適用する工程を含む、皮膚状態を治療する方法において、前記治療有効成分は、カンジダ抗原組成物である。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、実質的にグリセロールを含まない。いくつかの実施形態において、カンジダ抗原組成物は、実質的にグリセロールを含まない。いくつかの実施形態において、抗原組成物はグリセロールを含まない。いくつかの実施形態において、カンジダ抗原組成物はグリセロールを含まない。いくつかの実施形態において、グリセロールを含まない抗原組成物は凍結乾燥される。いくつかの実施形態において、グリセリンを含まないカンジダ抗原組成物は、凍結乾燥される。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、約50%未満のグリセロールを含む。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、約40%未満のグリセロールを含む。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、約30%未満のグリセロールを含む。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、約20%未満のグリセロールを含む。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、15%未満のグリセロールを含む。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、約10%未満のグリセロールを含む。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、約5%未満のグリセロールを含む。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、約1%未満のグリセロールを含む。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、約0.1%~約15%グリセロール、約0.1%~約14%グリセロール、約0.1%~約13%グリセロール、約0.1%~約12%グリセロール、約0.1%~約11%グリセロール、約0.1%~約10%グリセロール、約0.1%~約9%グリセロール、約0.1%~約8%グリセロール、約0.1%~約7%グリセロール、約0.1%~約6%グリセロール、約0.1%~約5%グリセロール、約0.1%~約4%グリセロール、約0.1%~約3%グリセロール、約0.1%~約2%グリセロール、約0.1%~約1%グリセロール、約0.1%~約0.9%グリセロール、約0.1%~約0.8%グリセロール、約0.1%~約0.7%グリセロール、約0.1%~約0.6%グリセロール、約0.1%~約0.5%グリセロール、約0.1%~約0.4%グリセロール、約0.1%~約0.3%グリセロール、約0.1%~約0.2%グリセロール、約0.2%~約15%グリセロール、約0.3%~約15%グリセロール、約0.4%~約15%グリセロール、約0.5%~約15%グリセロール、約0.6%~約15%グリセロール、約0.7%~約15%グリセロール、約0.8%~約15%グリセロール、約0.9%~約15%グリセロール、約1%~約15%グリセロール、約2%~約15%グリセロール、約3%~約15%グリセロール、約4%~約15%グリセロール、約5%~約15%グリセロール、約6%~約15%グリセロール、約7%~約15%グリセロール、約8%~約15%グリセロール、約9%~約15%グリセロール、約10%~約15%グリセロール、約11%~約15%グリセロール、約12%~約15%グリセロール、約13%~約15%グリセロール、約14%~約15%グリセロール、またはこれらの範囲内の値を含む。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、約0.1%グリセロール、約0.2%グリセロール、約0.3%グリセロール、約0.4%グリセロール、約0.5%グリセロール、約0.6%グリセロール、約0.7%グリセロール、約0.8%グリセロール、約0,9%グリセロール、約1%グリセロール、約2%グリセロール、約3%グリセロール、約4%グリセロール、約5%グリセロール、約6%グリセロール、約7%グリセロール、約8%グリセロール、約9%グリセロール、約10%グリセロール、約11%グリセロール、約12%グリセロール、約13%グリセロール、約14%グリセロール、約15%グリセロール、約20%グリセロール、約25%グリセロール、約30%グリセロール、約35%グリセロール、約40%グリセロール、約45%グリセロール、約50%グリセロール、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲を含む。
いくつかの実施形態では、治療有効成分を含む複数のマイクロニードルを含む、皮膚状態を治療する方法において、前記治療有効成分がポリマー全体に分散されている。いくつかの実施形態において、複数のマイクロニードルは治療有効成分を含み、治療有効成分はマイクロニードル全体に均一に分散されている。いくつかの実施形態において、複数のマイクロニードルは治療有効成分を含み、治療有効成分はマイクロニードルの先端に集中している。いくつかの実施形態では、複数のマイクロニードルは、基部に最も近いマイクロニードルの半分に治療有効成分を本質的に含まないマイクロニードルを含む。いくつかの実施形態では、複数のマイクロニードルは、基部に最も近いマイクロニードルの半分に治療有効成分を含まないマイクロニードルを含む。いくつかの実施形態では、治療有効成分は固体粉末である。いくつかの実施形態では、治療有効成分はポリマー全体に分散した固体粉末である。いくつかの実施形態では、治療有効成分は凍結乾燥される。いくつかの実施形態において、治療有効成分は凍結乾燥され、ポリマー全体に分散される。
本明細書に開示されるいくつかの実施形態には、有効成分として、本明細書に開示される化合物の1つまたはそれ以上を、1つまたはそれ以上の薬学的に許容される担体(賦形剤)と組み合わせて含む医薬組成物も含まれる。いくつかの実施形態において、賦形剤は、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトール、ソルビトール、トレハロース、フルクトース、ガラクトース、デキストロース、キシリトール、マルチトール、ラフィノース、デキストラン、マルトデキストリン、シクロデキストリン、コラーゲン、グリシン、ヒスチジン、炭酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、血清アルブミン(ヒトおよび/または動物由来)、ゼラチン、キトサン、デオキシリボ核酸(DNA)、ヒアルロン酸、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリ乳酸(PLA)、ポリグリコール酸(PGA)、ポリアクティブコグリコール酸(PLGA)、ポリエチレングリコール(PEG、PEG300、PEG400、PEG600、PEG3350、PEG4000)、セルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アカシア、レシチン、ポリソルベート20、ポリソルベート80、プルロニックF-68、ソルビタントリオレエート(span85)、EDTA、ヒドロキシプロピルセルロース、塩化ナトリウム、リン酸ナトリウム、酢酸アンモニウム、リン酸カリウム、クエン酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、トリス塩基-65、トリス酢酸塩、トリスHCl-65、クエン酸緩衝液、タルク、シリカ、脂肪、メチルパラベン、プロピルパラベン、セレン、ビタミン(A、E、C、パルミチン酸レチニル、および、セレン)、アミノ酸(メチオニン、システイン、アルギニン)、クエン酸、クエン酸ナトリウム、ベンジルアルコール、クロロブタノール、クレゾール、フェノール、チメロサール、アセトン、重硫酸ナトリウム、パルミチン酸アスコルビル、アスコルビン酸塩、ヒマシ油、綿実油、ミョウバン、水酸化アルミニウム、リン酸アルミニウム、水酸化リン酸カルシウム、パラフィン油、スクアレン、Quil A、IL-1、IL-2、IL-12、フロイント完全アジュバント、フロイント不完全アジュバント、殺百日咳菌(killed Bordetella pertussis)、ウシ型結核菌、およびトキソイドの少なくとも1つから選択される。いくつかの実施形態において、賦形剤はポリマーであってもよい。いくつかの実施形態において、賦形剤は、生分解性ポリマーであってもよい。いくつかの実施形態において、賦形剤はポリマーであり、ポリマーはマルトデキストリンである。いくつかの実施形態では、賦形剤は1つである。いくつかの実施形態では、2つの賦形剤が存在し、いくつかの実施形態では、3つまたはそれ以上の賦形剤が存在する。いくつかの実施形態において、2つの賦形剤は、マルトデキストリンおよびラクトース、マルトデキストリンおよびチオ硫酸ナトリウム、マルトデキストリンおよびトレハロース、マルトデキストリンおよびクエン酸ナトリウム、マルトデキストリンおよびソルビトール、マルトデキストリンおよびアルギニン、マルトデキストリンおよびアルギニン、アルギニンおよびラクトース、アルギニンおよびチオ硫酸ナトリウム、アルギニンおよびトレハロース、アルギニンおよびクエン酸ナトリウム、アルギニンおよびソルビトール、ソルビトールおよびラクトース、ソルビトールおよびチオ硫酸ナトリウム、ソルビトールおよびトレハロース、ソルビトールおよびクエン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウムおよびラクトース、クエン酸ナトリウムおよびチオ硫酸ナトリウム、クエン酸ナトリウムおよびトレハロース、トレハロースおよびラクトース、トレハロースおよびチオ硫酸ナトリウム、またはチオ硫酸ナトリウムおよびラクトースである。
活性化合物は広い投与範囲にわたって有効であり、一般に治療上有効な量を投与することができる。しかしながら、実際に投与される化合物の量は、治療される状態、実際に投与される化合物、個々の患者の年齢、体重、および反応、患者の症状の重症度などを含む関連する状況に応じて、通常、医師によって決定されることが理解されよう。いくつかの実施形態では、複数のマイクロニードルは、等量の治療有効成分を含む。いくつかの実施形態では、複数のマイクロニードルは、不等量の治療有効成分を含む。
患者に投与される化合物または組成物の量は、投与されるもの、予防または治療などの投与の目的、患者の状態、投与の方法などによって異なるであろう。治療用途において、組成物は、疾患およびその合併症の症状を治癒または少なくとも部分的に阻止するのに十分な量で、既に疾患に罹患している患者に投与され得る。いくつかの実施形態において、その疾患は、疣贅、尖圭コンジローマ、ボーエン様丘疹症、伝染性軟属腫、日光角化症、扁平上皮癌、基底細胞癌、疣状癌、疣贅状表皮発育異常症から選択され、これらの疾患の治療が成功すると、医師による全般的評価(Physician Global Assessment)または包括的重症度評価(Investigator Global Assessment)などの任意の順序評価尺度または区間評価尺度において症状の1点の改善が得られる。いくつかの実施形態において、疾患は、疣贅、尖圭コンジローマ、ボーエン様丘疹症、伝染性軟属腫、日光角化症、扁平上皮癌、基底細胞癌、疣状癌、疣贅状表皮発育異常症から選択され、これらの疾患の治療が成功すると、パッチが投与された場所において、臨床的、病理組織学的、またはデルマトスコピー評価、ならびに光干渉断層撮影法または共焦点顕微鏡による評価によって、皮膚病変が約100%消失する。いくつかの実施形態において、状態は、疣贅、尖圭コンジローマ、ボーエン様丘疹症、伝染性軟属腫、日光角化症、扁平上皮癌、基底細胞癌、疣状癌から選択される、疣贅状表皮発育異常症であり、これらの状態の治療が成功すると、パッチが投与された場所において、臨床的、病理組織学的、またはデルマトスコピー評価、ならびに光干渉断層撮影法または共焦点顕微鏡による評価によって、皮膚病変が約50%消失する。いくつかの実施形態において、疣贅、尖圭コンジローマ、ボーエン様丘疹症、伝染性軟属腫、日光角化症、扁平上皮癌、基底細胞癌、疣状癌、疣贅状表皮発育異常症の溶解性マイクロニードルパッチによる治療の成功は、パッチが投与された場所における皮膚病変の約50%~約100%、約50%~約95%、約50%~約90%、約50%~約85%、約50%~約80%、約50%~約75%、約50%~約70%、約50%~約65%、約50%~約60%、約50%~約55%、約60%~約100%、約60%~約95%、約60%~約90%、約60%~約85%、約60%~約80%、約60%~約75%、約60%~約70%、約60%~約65%、約70%~約100%、約70%~約95%、約70%~約90%、約70%~約85%、約70%~約80%、約70%~約75%、約80%~約100%、約80%~約95%、約80%~約90%、約80%~約85%、約90%~約100%、約90%~約95%、またはこれらの範囲内の値で減少させる。具体例としては、臨床的、病理組織学的、またはデルマトスコピー評価、ならびに光干渉断層撮影法または共焦点顕微鏡による評価によって、皮膚病変を約100%、約99%、約95%、約90%、約85%、約80%、約75%、約70%、約65%、約60%、約55%、約50%、またはこれらの値のいずれか2つの間の範囲で減少させることが含まれ得る。
いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチによる、疣贅、尖圭コンジローマ、ボーエン様丘疹症、伝染性軟属腫、日光角化症、扁平上皮癌、基底細胞癌、疣状癌、疣贅状表皮発育異常症の治療に成功することを含む、皮膚疾患を治療する方法は、パッチが投与された場所の皮膚病変の幅、長さ、または高さを、約50%~約100%、約50%~約95%、約50%~約90%、約50%~約85%、約50%~約80%、約50%~約75%、約50%~約70%、約50%~約65%、約50%~約60%、約50%~約55%、約60%~約100%、約60%~約95%、約60%~約90%、約60%~約85%、約60%~約80%、約60%~約75%、約60%~約70%、約60%~約65%、約70%~約100%、約70%~約95%、約70%~約90%、約70%~約85%、約70%~約80%、約70%~約75%、約80%~約100%、約80%~約95%、約80%~約90%、約80%~約85%、約90%~約100%、約90%~約95%、またはこれらの範囲内の値で減少させる。具体的な例としては、臨床的、病理組織学的、またはデルマトスコピー評価、ならびに光干渉断層撮影法または共焦点顕微鏡による評価によって測定される皮膚病変の幅、長さ、または高さを、約100%、約99%、約95%、約90%、約85%、約80%、約75%、約70%、約65%、約60%、約55%、約50%、またはこれらの値のいずれか2つの間の範囲で減少させることを含み得る。
いくつかの実施形態では、溶解可能なマイクロニードルパッチで皮膚疾患の円形脱毛症を治療する方法であって、この疾患の治療の成功は、医師による全般的評価(Physician Global Assessment)または包括的重症度評価(Investigator Global Assessment)などの任意の順序評価尺度または間隔評価尺度において1点の改善をもたらす。いくつかの実施形態において、状態は円形脱毛症であり、この状態の治療が成功すると、パッチが投与された場所の毛髪成長が約100%回復する。いくつかの実施形態において、状態は円形脱毛症であり、この状態の治療が成功すると、パッチが投与された場所において、臨床的、トリコスコピー、または病理組織学的評価で見られるように、活発に成長する毛幹を有する毛包の数によって定義される毛髪の成長が少なくとも約50%増加する。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチによる円形脱毛症の治療が成功すると、パッチが投与された場所において、約50%~約100%、約50%~約95%、約50%~約90%、約50%~約85%、約50%~約80%、約50%~約75%、約50%~約70%、約50%~約65%、約50%~約60%、約50%~約55%、約60%~約100%、約60%~約95%、約60%~約90%、約60%~約85%、約60%~約80%、約60%~約75%、約60%~約70%、約60%~約65%、約70%~約100%、約70%~約95%、約70%~約90%、約70%~約85%、約70%~約80%、約70%~約75%、約80%~約100%、約80%~約95%、約80%~約90%、約80%~約85%、約90%~約100%、約90%~約95%、またはこれらの範囲内の値で毛髪の成長が増加する。具体的な例としては、臨床的、トリコスコピー、または病理組織学的評価で見られるように、活発に成長する毛幹を有する毛包の数によって定義される毛髪の成長を、約100%、約99%、約95%、約90%、約85%、約80%、約75%、約70%、約65%、約60%、約55%、約50%、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲で増加させることを含む。
いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチを用いて皮膚状態の円形脱毛症を治療する方法であって、治療が成功すると、パッチが投与された場所の脱毛症重症度評価ツール(SALT)スコアが、約50%~約100%、約50%~約95%、約50%~約90%、約50%~約85%、約50%~約80%、約50%~約75%、約50%~約70%、約50%~約65%、約50%~約60%、約50%~約55%、約60%~約100%、約60%~約95%、約60%~約90%、約60%~約85%、約60%~約80%、約60%~約75%、約60%~約70%、約60%~約65%、約70%~約100%、約70%~約95%、約70%~約90%、約70%~約85%、約70%~約80%、約70%~約75%、約80%~約100%、約80%~約95%、約80%~約90%、約80%~約85%、約90%~約100%、約90%~約95%、またはこれらの範囲内の値で改善される。具体的な例としては、脱毛症重症度評価ツール(SALT)スコアを約100%、約99%、約95%、約90%、約85%、約80%、約75%、約70%、約65%、約60%、約55%、約50%、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲で改善することを含み得る。
いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチを用いて皮膚状態を治療する方法で、各溶解可能なマイクロニードルパッチは、標準化された量の治療有効成分を含む。
いくつかの実施形態では、溶解可能なマイクロニードルパッチで皮膚状態を治療する方法であって、前記溶解可能なマイクロニードルは、本明細書に開示される1つまたはそれ以上の治療有効成分を約1%~約90%含み得る。いくつかの実施形態では、溶解可能なマイクロニードルは、本明細書に開示される1つまたはそれ以上の治療有効成分を約50%~約75%含み得る。いくつかの実施形態では、溶解可能なマイクロニードルは、本明細書に開示される1つまたはそれ以上の治療有効成分を約25%~約50%含み得る。いくつかの実施形態では、溶解可能なマイクロニードルは、本明細書に開示される1つまたはそれ以上の治療有効成分を約25%~約75%含み得る。いくつかの実施形態では、溶解可能なマイクロニードルは、本明細書に開示される1つまたはそれ以上の治療有効成分を約40%~約60%含み得る。いくつかの実施形態では、溶解可能なマイクロニードルは、本明細書に開示される1つまたはそれ以上の治療有効成分を約60%~約80%含み得る。いくつかの実施形態では、1つまたはそれ以上の治療有効成分は、約1%~約90%、約1%~約85%、約1%~約80%、約1%~約75%、約1%~約70%、約1%~約65%、約1%~約60%、約1%~約55%、約1%~約50%、約1%~約45%、約1%~約40%、約1%~約35%、約1%~約30%、約1%~約25%、約1%~約20%、約1%~約15%、約1%~約10%、約1%~約5%、約5%~約90%、約5%~約85%、約5%~約80%、約5%~約75%、約5%~約70%、約5%~約65%、約5%~約60%、約5%~約55%、約5%~約50%、約5%~約45%、約5%~約40%、約5%~約35%、約5%~約30%、約5%~約25%、約5%~約20%、約5%~約15%、約5%~約10%、約10%~約90%、約10%~約85%、約10%~約80%、約10%~約75%、約10%~約70%、約10%~約65%、約10%~約60%、約10%~約55%、約10%~約50%、約10%~約45%、約10%~約40%、約10%~約35%、約10%~約30%、約10%~約25%、約10%~約20%、約10%~約15%、約15%~約90%、約15%~約85%、約15%~約80%、約15%~約75%、約15%~約70%、約15%~約65%、約15%~約60%、約15%~約55%、約15%~約50%、約15%~約45%、約15%~約40%、約15%~約35%、約15%~約30%、約15%~約25%、約15%~約20%、約20%~約90%、約20%~約85%、約20%~約80%、約20%~約75%、約20%~約70%、約20%~約65%、約20%~約60%、約20%~約55%、約20%~約50%、約20%~約45%、約20%~約40%、約20%~約35%、約20%~約30%、約20%~約25%、約25%~約90%、約25%~約85%、約25%~約80%、約25%~約75%、約25%~約70%、約25%~約65%、約25%~約60%、約25%~約55%、約25%~約50%、約25%~約45%、約25%~約40%、約25%~約35%、約25%~約30%、約30%~約90%、約30%~約85%、約30%~約80%、約30%~約75%、約30%~約70%、約30%~約65%、約30%~約60%、約30%~約55%、約30%~約50%、約30%~約45%、約30%~約40%、約30%~約35%、約35%~約90%、約35%~約85%、約35%~約80%、約35%~約75%、約35%~約70%、約35%~約65%、約35%~約60%、約35%~約60%、約35%~約55%、約35%~約50%、約35%~約45%、約35%~約40%、約40%~約90%、約40%~約85%、約40%~約80%、約40%~約75%、約40%~約70%、約40%~約65%、約40%~約60%、約40%~約55%、約40%~約50%、約40%~約45%、約45%~約90%、約45%~約85%、約45%~約80%、約45%~約75%、約45%~約70%、約45%~約65%、約45%~約60%、約45%~約55%、約45%~約50%、約50%~約90%、約50%~約85%、約50%~約80%、約50%~約75%、約50%~約70%、約50%~約65%、約50%~約60%、約50%~約55%、約55%~約90%、約55%~約85%、約55%~約80%、約55%~約75%、約55%~約70%、約55%~約65%、約55%~約60%、約60%~約90%、約60%~約85%、約60%~約80%、約60%~約75%、約60%~約70%、約60%~約65%、約65%~約90%、約65%~約85%、約65%~約80%、約65%~約75%、約65%~約70%、約70%~約90%、約70%~約85%、約70%~約80%、約70%~約75%、約75%~約90%、約75%~約85%、約75%~約80%、約80%~約90%、約80%~約85%、約85%~約90%、またはこれらの範囲内の値の量である。具体的な例としては、約90%、約99%、約95%、約90%、約85%、約80%、約75%、約70%、約65%、約60%、約55%、約50%、約45%、約40%、約35%、約30%、約25%、約20%、約15%、約10%、約9%、約8%、約7%、約6%、約5%、約4%、約3%、約2%、約1%を含み得る。前記はすべて、医薬組成物の重量パーセントを表す。いくつかの実施形態において、医薬組成物は経皮投与に適している。
いくつかの実施形態では、治療有効成分を含む溶解可能なマイクロニードルパッチで皮膚状態を治療する方法において、前記治療有効成分は治療上有効な量である。いくつかの実施形態において、治療上有効な量は、約1マイクログラム~999マイクログラム、1マイクログラム~100マイクログラム、100マイクログラム~200マイクログラム、200マイクログラム~300マイクログラム、300マイクログラム~400マイクログラム、400マイクログラム~500マイクログラム、500マイクログラム~600マイクログラム、600マイクログラム~700マイクログラム、700マイクログラム~800マイクログラム、800マイクログラム~900マイクログラム、900マイクログラム~999マイクログラム、1mg~約1000mg、約1mg~約900mg、約1mg~約800mg、約1mg~約700mg、約1mg~約600mg、約1mg~約500mg、約1mg~約400mg、約1mg~約300mg、約1mg~約200mg、約1mg~約100mg、約10mg~約1000mg、約50mg~約1000mg、約100mg~約1000mg、約200mg~約1000mg、約300mg~約1000mg、約400mg~約1000mg、約500mg~約1000mg、約10mg~約500mg、約50mg~約500mg、約100mg~約500mg、約10mg~約300mg、約50mg~約300mg、約100mg~約300mg、約10mg~約150mg、約50mg~約150mg、約60mg~約120mg、約50mg~約120mg、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲であり得る。具体的な例としては、例えば、約1000mg、約900mg、約800mg、約700mg、約750mg、約600mg、約500mg、約400mg、約450mg、約300mg、約250mg、約200mg、約175mg、約150mg、約125mg、約120mg、約110mg、約100mg、約90mg、約80mg、約70mg、約60mg、約50mg、約30mg、約20mg、または上記に開示した範囲の間の任意の値を含む。
いくつかの実施形態において、治療上有効な量の有効成分を含む溶解可能なマイクロニードルパッチで皮膚状態を治療する方法において、治療上有効な量は、例えば、治療がなされる特定の用途、マイクロニードルパッチの投与場所、患者の健康状態および状態、ならびに処方医の判断に応じて変化し得る。溶解可能なマイクロニードル中の化合物の割合または濃度は、投与量、化学的特性(例えば、疎水性)、マイクロニードルポリマーの種類を含む多くの要因によって変わりうる。投与量は、疾患または障害の種類および進行の程度、特定の患者の全体的な健康状態、選択された化合物の相対的な生物学的効力、賦形剤の組成、投与場所などの変数に依存すると考えられる。有効量は、in vitroまたは動物モデル試験系から得られた用量反応曲線から推定することができる。
いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程を含む皮膚状態を治療する方法において、前記溶解可能なマイクロニードルパッチは複数のマイクロニードルを含み、前記マイクロニードルは生分解性ポリマーを含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは複数のマイクロニードルを含み、前記マイクロニードルはポリ(乳酸-co-グリコール酸)(PLGA)を含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、複数のマイクロニードルを含み、前記マイクロニードルは、PLGA(ポリ(乳酸-co-グリコール酸))、ポリグリコール酸、フィブロイン、PLA(ポリ乳酸)、PVP(ポリビニルピロリドン)またはPCL(ポリカプロラクトン)から選択されるポリマーを含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは複数のマイクロニードルを含み、前記マイクロニードルは単一の生分解性ポリマーを含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは複数のマイクロニードルを含み、前記マイクロニードルは2つの生分解性ポリマーを含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは複数のマイクロニードルを含み、前記マイクロニードルは複数の生分解性ポリマーを含む。
いくつかの実施形態では、ポリマーは、治療有効成分を安定させる賦形剤として作用し得る。いくつかの実施形態において、ポリマーはマイクロニードルの構造を形成してもよい。いくつかの実施形態では、ポリマーは、治療有効成分を安定させる賦形剤およびマイクロニードルの構造を形成するポリマーの両方として作用し得る。
いくつかの実施形態において、皮膚状態を治療する方法は、生分解性ポリマーを含む溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程を含み、前記生分解性ポリマーは、マイクロニードルパッチの皮膚への挿入後に治療有効成分の即時放出を提供することができる。さらなる実施形態において、即時放出生分解性ポリマーは水溶性であり、カルボキシメチルセルロース、コンドロイチン硫酸、デキストラン、デキストリン、ポリビニルピロリドン、マルトース、トレラホース、スクロース、ガラクトース、アミロペクチン、ポリビニルアルコール、および/またはポリビニルピロリドンメタクリル酸を含む。さらなる実施形態において、即時放出生分解性ポリマーは、マイクロニードルパッチの皮膚への挿入後、約0時間~約24時間以内に治療有効成分を放出する。いくつかの実施形態において、即時放出生分解性ポリマーは、約0時間~約24時間の時間スケールで治療有効成分の少なくとも約75%を放出する。いくつかの実施形態において、即時放出生分解性ポリマーは、約0時間~約24時間の時間スケールで治療有効成分の約100%を放出する。いくつかの実施形態において、即時放出生分解性ポリマーは、約0時間~約24時間の時間スケールで治療有効成分の約75%~約100%、約75%~約95%、約75%~約90%、約75%~約85%、約75%~約80%、約80%~約100%、約80%~約95%、約80%~約90%、約80%~約85%、約85%~約100%、約85%~約95%、約85%~約90%、約90%~約100%、約90%~約95%、約95%~約100%、またはこれらの範囲内の値を放出する。具体例としては、約75%、約80%、約85%、約90%、約95%、約99%、約100%、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲を含む。
いくつかの実施形態において、即時放出生分解性ポリマーは、皮膚へのマイクロニードルパッチの挿入後約0時間~約24時間以内に治療有効成分を放出する。いくつかの実施形態において、即時放出生分解性ポリマーは、皮膚へのマイクロニードルパッチの挿入後、約0分~約10分以内に治療有効成分を放出する。いくつかの実施形態において、即時放出生分解性ポリマーは、皮膚へのマイクロニードルパッチの挿入後約0分~約5分以内に治療有効成分を放出する。いくつかの実施形態において、即時放出生分解性ポリマーは、約0時間~約24時間、約0時間~約23時間、約0時間~約22時間、約0時間~約21時間、約0時間~約20時間、約0時間~約18時間、約0時間~約16時間、約0時間~約14時間、約0時間~約12時間、約0時間~約10時間、約0時間~約9時間、約0時間~約8時間、約0時間~約7時間、約0時間~約6時間、約0時間~約5時間、約0時間~約4時間、約0時間~約3時間、約0時間~約2時間、約0時間~約1時間、約1時間~約24時間、約1時間~約23時間、約1時間~約22時間、約1時間~約21時間、約1時間~約20時間、約1時間~約18時間、約1時間~約16時間、約1時間~約14時間、約1時間~約12時間、約1時間~約10時間、約1時間~約9時間、約1時間~約8時間、約1時間~約7時間、約1時間~約6時間、約1時間~約5時間、約1時間~約4時間、約1時間~約3時間、約1時間~約2時間、約2時間~約24時間、約2時間~約23時間、約2時間~約22時間、約2時間~約21時間、約2時間~約20時間、約2時間~約18時間、約2時間~約16時間、約2時間~約14時間、約2時間~約12時間、約2時間~約10時間、約2時間~約9時間、約2時間~約8時間、約2時間~約7時間、約2時間~約6時間、約2時間~約5時間、約2時間~約4時間、約2時間~約3時間、約5時間~約24時間、約5時間~約23時間、約5時間~約22時間、約5時間~約21時間、約5時間~約20時間、約5時間~約18時間、約5時間~約16時間、約5時間~約14時間、約5時間~約12時間、約5時間~約10時間、約5時間~約9時間、約5時間~約8時間、約5時間~約7時間、約5時間~約6時間、約12時間~約24時間、約12時間~約23時間、約12時間~約22時間、約12時間~約21時間、約12時間~約20時間、約12時間~約18時間、約12時間~約16時間、約12時間~約14時間、約12時間~約13時間、約18時間~約24時間、約18時間~約23時間、約18時間~約22時間、約18時間~約21時間、約18時間~約20時間、約18時間~約19時間、約20時間~約24時間、約20時間~約23時間、約20時間~約22時間、約20時間~約21時間、約0分~約60分、約0分~約50分、約0分~約45分、約0分~約30分、約0分~約15分、約0分~約10分、約0分~約5分、約0分~約4分、約0分~約3分、約0分~約2分、約0分~約1分、約5分~約60分、約5分~約50分、約5分~約45分、約5分~約30分、約5分~約15分、約5分~約10分、約10分~約60分、約10分~約50分、約10分~約45分、約10分~約30分、約10分~約15分、約15分~約60分、約15分~約50分、約15分~約45分、約15分~約30分、約15分~約25分、約15分~約20分、約30分~約60分、約30分~約50分、約30分~約45分、約30分~約40分、約30分~約35分、約45分~約60分、約45分~約50分、またはこれらの範囲内の値で治療有効成分を放出する。具体例としては、約24時間、約23時間、約22時間、約21時間、約20時間、約18時間、約16時間、約14時間、約12時間、約10時間、約9時間、約8時間、約7時間、約6時間、約5時間、約4時間、約3時間、約2時間、約1時間、約60分、約55分、約50分、約45分、約40分、約35分、約30分、約25分、約20分、約15分、約10分、約9分、約8分、約7分、約6分、約5分、約4分、約3分、約2分、約1分、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲を含み得る。
いくつかの実施形態において、皮膚状態を治療する方法は、生分解性ポリマーを含む溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程を含み、前記生分解性ポリマーは、マイクロニードルパッチの皮膚への挿入後に治療有効成分の持続放出を提供することができる。さらなる実施形態において、持続放出生分解性ポリマーは水溶性であり、PLGA(ポリ(乳酸-co-グリコール酸))、ポリグリコール酸、フィブロイン、PLA(ポリ乳酸)、PVP(ポリビニルピロリドン)またはPCL(ポリカプロラクトン)を含む。さらなる実施形態において、持続放出生分解性ポリマーは、マイクロニードルパッチを皮膚に挿入してから約24時間後に治療有効成分を放出する。いくつかの実施形態において、持続放出生分解性ポリマーは、マイクロニードルパッチを皮膚に挿入してから約24時間を超えるまで、治療有効成分の75%を超えて放出しない。いくつかの実施形態において、持続放出生分解性ポリマーは、約24時間を超える時間まで、約75%~約100%、約75%~約99%、約75%~約95%、約75%~約90%、約75%~約85%、約75%~約80%、約80%~約100%、約80%~約99%、約80%~約95%、約80%~約90%、約80%~約85%、約85%~約100%、約85%~約99%、約85%~約95%、約85%~約90%、約90%~約100%、約90%~約99%、約90%~約95%、約95%~約100%、約95%~約99%、約99%~約100%、またはこれらの範囲内の値の量の治療有効成分を放出しない。具体例としては、約75%、約80%、約85%、約90%、約95%、約99%、約100%を含み得る。
いくつかの実施形態において、持続放出生分解性ポリマーは、約1日~約30日にわたって治療有効成分を放出する。いくつかの実施形態において、持続放出生分解性ポリマーは、約2日~約21日にわたって治療有効成分を放出する。いくつかの実施形態において、持続放出生分解性ポリマーは、約1日~約30日、約1日~約28日、約1日~約26日、約1日~約24日、約1日~約22日、約1日~約21日、約1日~約14日、約1日~約7日、約1日~約6日、約1日~約5日、約1日~約4日、約1日~約3日、約1日~約2日、約2日~約30日、約2日~約28日、約2日~約26日、約2日~約24日、約2日~約22日、約2日~約21日、約2日~約14日、約2日~約7日、約2日~約6日、約2日~約5日、約2日~約4日、約2日~約3日、約3日~約30日、約3日~約28日、約3日~約26日、約3日~約24日、約3日~約22日、約3日~約21日、約3日~約14日、約3日~約7日、約3日~約6日、約3日~約5日、約3日~約4日、約4日~約30日、約4日~約28日、約4日~約26日、約4日~約24日、約4日~約22日、約4日~約21日、約4日~約14日、約4日~約7日、約4日~約6日、約4日~約5日、約5日~約30日、約5日~約28日、約5日~約26日、約5日~約24日、約5日~約22日、約5日~約21日、約5日~約14日、約5日~約7日、約5日~約6日、約7日~約30日、約7日~約28日、約7日~約26日、約7日~約24日、約7日~約22日、約7日~約21日、約7日~約14日、約14日~約30日、約14日~約28日、約14日~約26日、約14日~約24日、約14日~約22日、約14日~約21日、約21日~約30日、約21日~約28日、約21日~約26日、約21日~約24日、約21日~約22日、またはこれらの範囲内の値にわたって治療活性を放出する。具体例としては、約30日、約28日、約26日、約24日、約22日、約21日、約14日、約7日、約6日、約5日、約4日、約3日、約2日、約1日、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲を含み得る。
いくつかの実施形態において、皮膚状態を治療する方法は、生分解性ポリマーを含む溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程を含み、前記生分解性ポリマーは、マイクロニードルパッチの皮膚への挿入後に、治療有効成分の持続放出および即時放出の両方を提供することができる。いくつかの実施形態において、複数のマイクロニードルは、即時放出生分解性ポリマーおよび持続放出生分解性ポリマーを含む。いくつかの実施形態では、複数のマイクロニードルは、マイクロニードルの基部に即時放出生分解性ポリマーを含み、マイクロニードルの先端部分に持続放出生分解性ポリマーを含む。いくつかの実施形態では、複数のマイクロニードルは、マイクロニードルの基部に即時放出生分解性ポリマーを含み、マイクロニードルの先端部分に即時放出生分解性ポリマーと持続放出生分解性ポリマーの交互層を含む。
いくつかの実施形態において、皮膚状態を治療する方法は、溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程を含み、溶解可能なマイクロニードルパッチは、皮膚状態を治療するためにそれを必要とする患者の皮膚病変上に適用される。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、皮膚状態を治療するためにそれを必要とする患者の皮膚病変部に隣接して適用される。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、患者の年齢に基づいて最適であると決定される皮膚の領域に適用される。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、治療を必要とする皮膚のタイプに基づいて最適であると決定される皮膚の領域に適用される。
いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程を含む皮膚状態を治療する方法は、複数のマイクロニードルを含み、前記複数のマイクロニードルは、1つのマイクロニードルが別のマイクロニードルに接触しないように、皮膚内で空間的に分離されている。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは複数のマイクロニードルを含み、前記マイクロニードルパッチは、少なくとも1平方センチメートルあたり約1~約200のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約175のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約150のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約125のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約100のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約90のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約80のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約70のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約60のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約50のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約40のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約30のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約25のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約20のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約15のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約10のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約5のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約200のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約175のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約150のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約125のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約100のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約90のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約80のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約70のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約60のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約50のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約40のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約30のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約25のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約20のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約15のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約20のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約200のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約175のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約150のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約150のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約125のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約100のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約90のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約80のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約70のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約60のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約50のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約40のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約30のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約25のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約20のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約15のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約200のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約175のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約150のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約125のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約100のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約90のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約80のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約70のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約60のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約50のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約40のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約30のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約50~約200のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約50~約175のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約50~約150のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約50~約125のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約50~約100のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約50~約90のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約50~約80のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約50~約70のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約50~約60のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約75~約200のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約75~約175のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約75~約150のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約75~約125のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約75~約100のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約75~約90のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約75~約80のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約100~約200のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約100~約175のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約100~約150のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約100~約125のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約125~約200のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約125~約175のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約125~約150のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約150~約200のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約150~約175のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約175~約200のマイクロニードル、またはこれらの範囲内の値を含む。具体例は、複数のマイクロニードルを含む溶解可能なマイクロニードルパッチを含み得、前記マイクロニードルパッチは、1平方センチメートルあたり少なくとも約200のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約175のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約150のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約125のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約100のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約90のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約80のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約70のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約60のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約50のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約40のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約30のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約25のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約20のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約15のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約10のマイクロニードル、1平方センチメートルあり少なくとも約5のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約4のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約3のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約2のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約1のマイクロニードル、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲を含む。
いくつかの実施形態において、皮膚状態を治療する方法は、溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程を含み、溶解可能なマイクロニードルパッチは、皮膚の表面トポロジーに対応するために必要な任意の形状である。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、n個の辺のいずれかを有し、nは約0辺~約1000辺の範囲である。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、約0辺~約1000辺、約0辺~約900辺、約0辺~約800辺、約0辺~約700辺、約0辺~約600辺、約0辺~約500辺、約0辺~約400辺、約0辺~約300辺、約0辺~約200辺、約0辺~約100辺、約0辺~約90辺、約0辺~約80辺、約0辺~約70辺、約0辺~約60辺、約0辺~約50辺、約0辺~約40辺、約0辺~約30辺、約0辺~約20辺、約0辺~約10辺、約0辺~約9辺、約0辺~約8辺、約0辺~約7辺、約0辺~約6辺、約0辺~約5辺、約0辺~約4辺、約0辺~約3辺、約0辺~約2辺、約10辺~約1000辺、約10辺~約900辺、約10辺~約800辺、約10辺~約700辺、約10辺~約600辺、約10辺~約500辺、約10辺~約400辺、約10辺~約300辺、約10辺~約200辺、約10辺~約100辺、約10辺~約90辺、約10辺~約80辺、約10辺~約70辺、約10辺~約60辺、約10辺~約50辺、約10辺~約40辺、約10辺~約30辺、約10辺~約20辺、約20辺~約1000辺、約20辺~約900辺、約20辺~約800辺、約20辺~約700辺、約20辺~約600辺、約20辺~約500辺、約20辺~約400辺、約20辺~約300辺、約20辺~約200辺、約20辺~約100辺、約20辺~約90辺、約20辺~約80辺、約20辺~約70辺、約20辺~約60辺、約20辺~約50辺、約20辺~約40辺、約20辺~約30辺、約30辺~約1000辺、約30辺~約900辺、約30辺~約800辺、約30辺~約700辺、約30辺~約600辺、約30辺~約500辺、約30辺~約400辺、約30辺~約300辺、約30辺~約200辺、約30辺~約100辺、約30辺~約90辺、約30辺~約80辺、約30辺~約70辺、約30辺~約60辺、約30辺~約50辺、約30辺~約40辺、約50辺~約1000辺、約50辺~約900辺、約50辺~約800辺、約50辺~約700辺、約50辺~約600辺、約50辺~約500辺、約50辺~約400辺、約50辺~約300辺、約50辺~約200辺、約50辺~約100辺、約50辺~約90辺、約50辺~約80辺、約50辺~約70辺、約50辺~約60辺、約75辺~約1000辺、約75辺~約900辺、約75辺~約800辺、約75辺~約700辺、約75辺~約600辺、約75辺~約500辺、約75辺~約400辺、約75辺~約300辺、約75辺~約200辺、約75辺~約100辺、約75辺~約90辺、約75辺~約80辺、約100辺~約1000辺、約100辺~約900辺、約100辺~約800辺、約100辺~約700辺、約100辺~約600辺、約100辺~約500辺、約100辺~約400辺、約100辺~約300辺、約100辺~約200辺、約250辺~約1000辺、約250辺~約900辺、約250辺~約800辺、約250辺~約700辺、約250辺~約600辺、約250辺~約500辺、約250辺~約400辺、約250辺~約300辺、約500辺~約1000辺、約500辺~約900辺、約500辺~約800辺、約500辺~約700辺、約500辺~約600辺、約750辺~約1000辺、約750辺~約900辺、約750辺~約800辺、約900辺~約1000辺、またはこれらの範囲内の値を有する。具体例は、約1000辺、約900辺、約800辺、約700辺、約600辺、約500辺、約400辺、約300辺、約200辺、約100辺、約90辺、約80辺、約70辺、約60辺、約50辺、約40辺、約30辺、約20辺、約10辺、約9辺、約8辺、約7辺、約6辺、約5辺、約4辺、約3辺、約2辺、またはこれら2つの値の間の範囲を有する溶解可能なマイクロニードルパッチを含み得る。
さらなる実施形態において、皮膚状態を治療する方法は、溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程を含み、前記溶解可能なマイクロニードルパッチは、等しい長さの辺を有することができる。さらなる実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、不均等な長さの辺を有することができる。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは医療用包帯の形状をしている。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、約0.1平方センチメートル~約1000平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約900平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約800平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約700平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約600平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約500平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約400平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約300平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約200平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約100平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約90平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約80平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約70平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約60平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約50平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約40平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約30平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約20平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約10平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約5平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約4平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約3平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約2平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約1平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約0.9平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約0.8平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約0.7平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約0.6平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約0.5平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約0.4平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約0.3平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約0.2平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約1000平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約900平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約800平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約700平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約600平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約500平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約400平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約300平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約200平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約100平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約90平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約80平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約70平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約60平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約50平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約40平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約30平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約20平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約10平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約5平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約4平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約3平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約2平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約1平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約0.9平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約0.8平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約0.7平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約0.6平方センチメートル、約1平方センチメートル~約1000平方センチメートル、約1平方センチメートル~約900平方センチメートル、約1平方センチメートル~約800平方センチメートル、約1平方センチメートル~約700平方センチメートル、約1平方センチメートル~約600平方センチメートル、約1平方センチメートル~約500平方センチメートル、約1平方センチメートル~約400平方センチメートル、約1平方センチメートル~約300平方センチメートル、約1平方センチメートル~約200平方センチメートル、約1平方センチメートル~約100平方センチメートル、約1平方センチメートル~約90平方センチメートル、約1平方センチメートル~約80平方センチメートル、約1平方センチメートル~約70平方センチメートル、約1平方センチメートル~約60平方センチメートル、約1平方センチメートル~約50平方センチメートル、約1平方センチメートル~約40平方センチメートル、約1平方センチメートル~約30平方センチメートル、約1平方センチメートル~約20平方センチメートル、約1平方センチメートル~約10平方センチメートル、約1平方センチメートル~約5平方センチメートル、約1平方センチメートル~約4平方センチメートル、約1平方センチメートル~約3平方センチメートル、約1平方センチメートル~約2平方センチメートル、約10平方センチメートル~約1000平方センチメートル、約10平方センチメートル~約900平方センチメートル、約10平方センチメートル~約800平方センチメートル、約10平方センチメートル~約700平方センチメートル、約10平方センチメートル~約600平方センチメートル、約10平方センチメートル~約500平方センチメートル、約10平方センチメートル~約400平方センチメートル、約10平方センチメートル~約300平方センチメートル、約10平方センチメートル~約200平方センチメートル、約10平方センチメートル~約100平方センチメートル、約10平方センチメートル~約90平方センチメートル、約10平方センチメートル~約80平方センチメートル、約10平方センチメートル~約70平方センチメートル、約10平方センチメートル~約60平方センチメートル、約10平方センチメートル~約50平方センチメートル、約10平方センチメートル~約40平方センチメートル、約10平方センチメートル~約30平方センチメートル、約10平方センチメートル~約20平方センチメートル、約50平方センチメートル~約1000平方センチメートル、約50平方センチメートル~約900平方センチメートル、約50平方センチメートル~約800平方センチメートル、約50平方センチメートル~約700平方センチメートル、約50平方センチメートル~約600平方センチメートル、約50平方センチメートル~約500平方センチメートル、約50平方センチメートル~約400平方センチメートル、約50平方センチメートル~約300平方センチメートル、約50平方センチメートル~約200平方センチメートル、約50平方センチメートル~約100平方センチメートル、約75平方センチメートル~約1000平方センチメートル、約75平方センチメートル~約900平方センチメートル、約75平方センチメートル~約800平方センチメートル、約75平方センチメートル~約700平方センチメートル、約75平方センチメートル~約600平方センチメートル、約75平方センチメートル~約500平方センチメートル、約75平方センチメートル~約400平方センチメートル、約75平方センチメートル~約300平方センチメートル、約75平方センチメートル~約200平方センチメートル、約75平方センチメートル~約100平方センチメートル、約100平方センチメートル~約1000平方センチメートル、約100平方センチメートル~約900平方センチメートル、約100平方センチメートル~約800平方センチメートル、約100平方センチメートル~約700平方センチメートル、約100平方センチメートル~約600平方センチメートル、約100平方センチメートル~約500平方センチメートル、約100平方センチメートル~約400平方センチメートル、約100平方センチメートル~約300平方センチメートル、約100平方センチメートル~約200平方センチメートル、約250平方センチメートル~約1000平方センチメートル、約250平方センチメートル~約900平方センチメートル、約250平方センチメートル~約800平方センチメートル、約250平方センチメートル~約700平方センチメートル、約250平方センチメートル~約600平方センチメートル、約250平方センチメートル~約500平方センチメートル、約250平方センチメートル~約400平方センチメートル、約250平方センチメートル~約300平方センチメートル、約500平方センチメートル~約1000平方センチメートル、約500平方センチメートル~約900平方センチメートル、約500平方センチメートル~約800平方センチメートル、約500平方センチメートル~約700平方センチメートル、約500平方センチメートル~約600平方センチメートル、約750平方センチメートル~約1000平方センチメートル、約750平方センチメートル~約900平方センチメートル、約750平方センチメートル~約800平方センチメートル、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲のサイズである。溶解可能なマイクロニードルパッチの具体的な例は、約1000平方センチメートル、約900平方センチメートル、約800平方センチメートル、約700平方センチメートル、約600平方センチメートル、約500平方センチメートル、約400平方センチメートル、約300平方センチメートル、約200平方センチメートル、約100平方センチメートル、約90平方センチメートル、約80平方センチメートル、約70平方センチメートル、約60平方センチメートル、約50平方センチメートル、約40平方センチメートル、約30平方センチメートル、約20平方センチメートル、約10平方センチメートル、約5平方センチメートル、約4平方センチメートル、約3平方センチメートル、約2平方センチメートル、約1平方センチメートル、約0.9平方センチメートル、約0.8平方センチメートル、約0.7平方センチメートル、約0.6平方センチメートル、約0.7平方センチメートル、約0.6平方センチメートル、約0.5平方センチメートル、約0.4平方センチメートル、約0.3平方センチメートル、約0.2平方センチメートル、約0.1平方センチメートル、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲である。
いくつかの実施形態において、皮膚状態を治療する方法は、溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程を含み、溶解可能なマイクロニードルパッチは、裏打ち層およびマイクロニードル層を含み、前記マイクロニードル層は皮膚の上に直接配置される。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは裏打ち層を含み、前記裏打ち層は粘着医療用テープから構成される。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは裏打ち層を含み、前記裏打ち層は治療有効成分を含む。
いくつかの実施形態において、皮膚状態を治療する方法は、溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程を含み、前記溶解可能なマイクロニードルパッチは裏打ち層を含み、前記裏打ち層は除去可能な基材である。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、除去可能な基材は、粘着医療用テープを含む。いくつかの実施形態において、裏打ち層は速溶性ポリマーを含む。いくつかの実施形態において、除去可能な基材が、ポリマー中に分散された治療有効成分を含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、複数のマイクロニードルは、除去可能な基材に取り付けられ、前記除去可能な基材から離れるように延びる先細の先端部分を含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、前記除去可能な基材は、皮膚への適用後約20分の期間内にマイクロニードルの少なくとも約90%を接着面から放出する。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、前記除去可能な基材は、皮膚への適用後約5分の期間内にマイクロニードルの少なくとも約90%を接着面から放出する。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、マイクロニードルの90%が、約0分~約20分、約0分~約15分、約0分~約10分、約0分~約9分、約0分~約8分、約0分~約7分、約0分~約6分、約0分~約5分、約0分~約4分、約0分~約3分、約0分~約2分、約0分~約1分、約1分~約20分、約1分~約15分、約1分~約10分、約1分~約9分、約1分~約8分、約1分~約7分、約1分~約6分、約1分~約5分、約1分~約4分、約1分~約3分、約1分~約2分、約2分~約20分、約2分~約15分、約2分~約10分、約2分~約9分、約2分~約8分、約2分~約7分、約2分~約6分、約2分~約5分、約2分~約4分、約2分~約3分、約5分~約20分、約5分~約15分、約5分~約10分、約5分~約9分、約5分~約8分、約5分~約7分、約5分~約6分、約10分~約20分、約10分~約15分、約15分~約20分、約0秒~約60秒、約0秒~約45秒、約0秒~約30秒、約0秒~約15秒、約0秒~約10秒、約0秒~約9秒、約0秒~約8秒、約0秒~約7秒、約0秒~約6秒、約0秒~約5秒、約0秒~約4秒、約0秒~約3秒、約0秒~約2秒、約0秒~約1秒、約1秒~約60秒、約1秒~約45秒、約1秒~約30秒、約1秒~約15秒、約1秒~約10秒、約1秒~約9秒、約1秒~約8秒、約1秒~約7秒、約1秒~約6秒、約1秒~約5秒、約1秒~約4秒、約1秒~約3秒、約1秒~約2秒、約2秒~約60秒、約2秒~約45秒、約2秒~約30秒、約2秒~約15秒、約2秒~約10秒、約2秒~約9秒、約2秒~約8秒、約2秒~約7秒、約2秒~約6秒、約2秒~約5秒、約2秒~約4秒、約2秒~約3秒、約5秒~約60秒、約5秒~約45秒、約5秒~約30秒、約5秒~約15秒、約5秒~約10秒、約5秒~約9秒、約5秒~約8秒、約5秒~約7秒、約5秒~約6秒、約10秒~約60秒、約10秒~約45秒、約10秒~約30秒、約10秒~約15秒、約15秒~約60秒、約15秒~約45秒、約15秒~約30秒、約30秒~約60秒、約30秒~約45秒、約45秒~約60秒、またはこれらの範囲内の値の期間内で接着面から放出される。具体的な例では、マイクロニードルの90%が、約20分、約15分、約10分、約9分、約8分、約7分、約6分、約5分、約4分、約3分、約2分、約1分、約60秒、約45秒、約30秒、約15秒、約10秒、約9秒、約8秒、約7秒、約6秒、約5秒、約4秒、約3秒、約2秒、約1秒、またはこれら2つの値の間の範囲内でマイクロニードルパッチの接着面から放出される。
いくつかの実施形態において、皮膚状態を治療する方法は、裏打ち層を含む溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程を含み、前記裏打ち層は、各マイクロニードルがパッチ上の他のマイクロニードルから分離され、皮膚へのパッチの適用時に基材が除去されたときに個別の実体を形成するように、先端部分の基部を覆う。
いくつかの実施形態において、皮膚状態を治療する方法は、溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程を含み、前記溶解可能なマイクロニードルパッチは、(i)治療を必要とする患者の皮膚の表面領域に配置されるか、または過敏反応、一般的な忍容性、または他の有害事象を評価するための治療前試験を行う、(ii)マイクロニードルが表皮を貫通して真皮乳頭層に侵入することを可能にするために、パッチ組成物に十分な力を加える工程と、および、(iii)生分解性ポリマーが分解するまで、複数のマイクロニードルが皮膚内に留まることを可能にする工程と、iv)前記パッチ組成物から接着基材を除去する工程を含み、前記ステップ(ii)は、指で圧力を加えることによって実施され、圧力は、約0N~約1,000Nの範囲の力で十分である。本開示の好ましい実施形態において、加えられる圧力は約10Nである。本開示の代替の実施形態において、ステップ(ii)は、アプリケーター装置を使用する衝撃挿入によって実施され、前記圧力は、約0~約1,000Nの範囲の力で十分である。本開示の好ましい実施形態において、加えられる圧力は約10Nである。いくつかの実施形態において、指またはアプリケーター装置によって加えられる力は、約0N~約1,000N、約0N~約900N、約0N~約800N、約0N~約700N、約0N~約600N、約0N~約500N、約0N~約400N、約0N~約300N、約0N~約200N、約0N~約100N、約0N~約90N、約0N~約80N、約0N~約70N、約0N~約60N、約0N~約50N、約0N~約40N、約0N~約30N、約0N~約20N、約0N~約10N、約0N~約9N、約0N~約8N、約0N~約7N、約0N~約6N、約0N~約5N、約0N~約4N、約0N~約3N、約0N~約2N、約0N~約1N、約0N~約0.9N、約0N~約0.8N、約0N~約0.7N、約0N~約0.6N、約0N~約0.5N、約0N~約0.4N、約0N~約0.3N、約0N~約0.2N、約0N~約0.1N、約0.1N~約1000N、約0.1N~約900N、約0.1N~約800N、約0.1N~約700N、約0.1N~約600N、約0.1N~約500N、約0.1N~約400N、約0.1N~約300N、約0.1N~約200N、約0.1N~約100N、約0.1N~約90N、約0.1N~約80N、約0.1N~約70N、約0.1N~約60N、約0.1N~約50N、約0.1N~約40N、約0.1N~約30N、約0.1N~約20N、約0.1N~約10N、約9N、約0.1N~約8N、約0.1N~約7N、約0.1N~約6N、約0.1N~約5N、約0.1N~約4N、約0.1N~約3N、約0.1N~約2N、約0.1N~約1N、約0.1N~約0.9N、約0.1N~約0.8N、約0.1N~約0.7N、約0.1N~約0.6N、約0.1N~約0.5N、約0.1N~約0.4N、約0.1N~約0.3N、約0.1N~約0.2N、約1N~約1000N、約1N~約900N、約1N~約800N、約1N~約700N、約1N~約600N、約1N~約500N、約1N~約400N、約1N~約300N、約1N~約200N、約1N~約100N、約1N~約90N、約1N~約80N、約1N~約70N、約1N~約60N、約1N~約50N、約1N~約40N、約1N~約30N、約1N~約20N、約1N~約10N、約1N~約9N、約1N~約8N、約1N~約7N、約1N~約6N、約1N~約5N、約1N~約4N、約1N~約3N、約1N~約2N、約10N~約1000N、約10N~約900N、約10N~約800N、約10N~約700N、約10N~約600N、約10N~約500N、約10N~約400N、約10N~約300N、約10N~約200N、約10N~約100N、約10N~約90N、約10N~約80N、約10N~約70N、約10N~約60N、約10N~約50N、約10N~約40N、約10N~約30N、約10N~約20N、約50N~約1000N、約50N~約900N、約50N~約800N、約50N~約700N、約50N~約600N、約50N~約500N、約50N~約400N、約50N~約300N、約50N~約200N、約50N~約100N、約100N~約1000N、約100N~約900N、約100N~約800N、約100N~約700N、約100N~約600N、約100N~約500N、約100N~約400N、約100N~約300N、約100N~約200N、約200N~約1000N、約200N~約900N、約200N~約800N、約200N~約700N、約200N~約600N、約200N~約500N、約200N~約400N、約200N~約300N、約500N~約1000N、約500N~約900N、約500N~約800N、約500N~約700N、約500N~約600N、またはこれらの範囲内の値である。具体例では、指またはアプリケーター装置によって加えられる力は、約0N、約0.1N、約0.2N、約0.3N、約0.4N、約0.5N、約0.6N、約0.7N、約0.8N、約0.9N、約1N、約2N、約3N、約4N、約5N、約6N、約7N、約8N、約9N、約10N、約15N、約20N、約30N、約40N、約50N、約60N、約70N、約80N、約90N、約100N、約200N、約300N、約400N、約500N、約600N、約700N、約800N、約900N、またはこれらの値と2つの間の範囲である。
いくつかの実施形態において、皮膚状態を治療する方法は、溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程を含み、前記溶解可能なマイクロニードルパッチは、(i)治療を必要とする患者の皮膚の表面領域に配置されるか、または過敏反応、一般的な忍容性、または他の有害事象を評価するための治療前試験を行う、(ii)マイクロニードルが表皮を貫通して真皮乳頭層に侵入することを可能にするために、パッチ組成物に十分な力を加える工程とを含み、前記十分な力は、アプリケーター装置を使用する衝撃挿入によって加えられる。いくつかの実施形態において、衝撃挿入によって加えられる十分な力は、0N~約1000Nの範囲である。いくつかの実施形態において、衝撃挿入によって加えられる十分な力は10Nである。
いくつかの実施形態において、皮膚状態を治療する方法は、即時放出ポリマーおよび持続放出ポリマーの両方を含む溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程を含み、前記皮膚状態は、ウイルス状態または新生物状態を含む。
いくつかの実施形態では、皮膚状態を治療する方法は、即時放出ポリマーを含む溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程を含み、前記皮膚状態は、円形脱毛症または白斑を含む。いくつかの実施形態において、即時放出ポリマーを含む溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する方法であって、前記方法は、治療活性薬剤に対するアレルギーまたは過敏症を試験するための医学的手順を含む。
本開示の実施形態は、それを必要とする患者におけるアレルギーを検査する方法に関するものであり、前記方法は、治療有効成分を皮膚に送達するための溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程と、前記マイクロニードルが表皮、真皮、および真皮乳頭層からなる群から選択される位置に貫通することを可能にするために、前記溶解可能なマイクロニードルパッチに十分な力を加える工程と、前記パッチ組成物から接着基材を除去する工程と、および、生分解性ポリマーが分解するまで、複数の前記マイクロニードルを前記皮膚に残存させる工程とを含む。
いくつかの実施形態において、過敏症についてそれを必要とする患者を試験する方法は、治療有効成分を皮膚に送達するための溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程と;マイクロニードルが表皮、真皮および真皮乳頭層からなる群から選択される位置まで貫通することを可能にするために、前記溶解可能なマイクロニードルパッチに十分な力を加える工程と;前記パッチ組成物から接着性基材を除去する工程と;および、生分解性ポリマーが分解するまで前記複数のマイクロニードルを皮膚に残存させる工程とを含む。
いくつかの実施形態において、その必要な免疫刺激活性成分に患者を感作する方法は、治療有効成分を皮膚に送達するための溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程と;マイクロニードルが表皮、真皮および真皮乳頭層からなる群から選択される位置に貫通することを可能にするために、前記溶解可能なマイクロニードルパッチに十分な力を加える工程と;前記パッチ組成物から接着性基材を除去する工程と;および、生分解性ポリマーが分解するまで前記複数のマイクロニードルを皮膚に残存させる工程とを含む。
溶解可能なマイクロニードルパッチの製造方法
本出願の実施形態は、治療有効成分を皮膚に送達するための溶解可能なマイクロニードルパッチの製造方法であって、凍結乾燥した治療有効成分を第1の生分解性ポリマーに分散させる工程と、第1の生分解性ポリマーを型に分注し、先端部分、本体部分および基端部分を有する複数のマイクロニードルを形成する工程と、第2の生分解性ポリマーを前記第1の生分解性ポリマーの上に分注し、裏打ち層を形成する工程と、接着基材を前記第2の生分解性ポリマーに適用する工程とを含み、前記複数のマイクロニードルは、少なくとも2つの異なる長さのマイクロニードルを含み、および、前記治療有効成分は、ワクチン、免疫刺激分子、免疫刺激生物、および免疫刺激タンパク質からなる群より選択される。
いくつかの実施形態では、溶解可能なマイクロニードルパッチの製造方法において、前記溶解可能なマイクロニードルパッチは、表皮で終端する長さおよび網状真皮または乳頭状真皮で終端する長さからなる群から選択される少なくとも2つの異なる長さのマイクロニードルを含む複数のマイクロニードルを含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、1~5つの異なる長さを有する複数のマイクロニードルを含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、少なくとも2つの異なる長さが、身体上の位置、患者の年齢、または治療される皮膚の状態に基づいて異なり得る、複数のマイクロニードルを含む。いくつかの実施形態では、少なくとも2つの異なる長さの針は、等しい割合である。いくつかの実施形態において、少なくとも2つの異なる長さの針は、異なる割合であり得る。代替の実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、複数のマイクロニードルを含み、マイクロニードルは単一の長さである。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、マイクロニードルが等しい長さである複数のマイクロニードルを含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、複数のマイクロニードルを含み、少なくとも2つの異なる長さは、約10ミクロン~約1000ミクロン、約10ミクロン~約900ミクロン、約10ミクロン~約800ミクロン、約10ミクロン~約700ミクロン、約10ミクロン~約600ミクロン、約10ミクロン~約500ミクロン、約10ミクロン~約400ミクロン、約10ミクロン~約300ミクロン、約10ミクロン~約200ミクロン、約10ミクロン~約100ミクロン、約10ミクロン~約90ミクロン、約10ミクロン~約80ミクロン、約10ミクロン~約70ミクロン、約10ミクロン~約60ミクロン、約10ミクロン~約50ミクロン、約10ミクロン~約40ミクロン、約10ミクロン~約30ミクロン、約10ミクロン~約20ミクロン、約10ミクロン~約15ミクロン、約20ミクロン~約1000ミクロン、約20ミクロン~約900ミクロン、約20ミクロン~約800ミクロン、約20ミクロン~約700ミクロン、約20ミクロン~約600ミクロン、約20ミクロン~約500ミクロン、約20ミクロン~約400ミクロン、約20ミクロン~約300ミクロン、約20ミクロン~約200ミクロン、約20ミクロン~約100ミクロン、約20ミクロン~約90ミクロン、約20ミクロン~約80ミクロン、約20ミクロン~約70ミクロン、約20ミクロン~約60ミクロン、約20ミクロン~約50ミクロン、約20ミクロン~約40ミクロン、約20ミクロン~約30ミクロン、約20ミクロン~約25ミクロン、約50ミクロン~約1000ミクロン、約50ミクロン~約900ミクロン、約50ミクロン~約800ミクロン、約50ミクロン~約700ミクロン、約50ミクロン~約600ミクロン、約50ミクロン~約500ミクロン、約50ミクロン~約400ミクロン、約50ミクロン~約300ミクロン、約50ミクロン~約200ミクロン、約50ミクロン~約100ミクロン、約100ミクロン~約1000ミクロン、約100ミクロン~約900ミクロン、約100ミクロン~約800ミクロン、約100ミクロン~約700ミクロン、約100ミクロン~約600ミクロン、約100ミクロン~約500ミクロン、約100ミクロン~約400ミクロン、約100ミクロン~約300ミクロン、約100ミクロン~約200ミクロン、約200ミクロン~約1000ミクロン、約200ミクロン~約900ミクロン、約200ミクロン~約800ミクロン、約200ミクロン~約700ミクロン、約200ミクロン~約600ミクロン、約200ミクロン~約500ミクロン、約200ミクロン~約400ミクロン、約200ミクロン~約300ミクロン、約500ミクロン~約1000ミクロン、約500ミクロン~約900ミクロン、約500ミクロン~約800ミクロン、約500ミクロン~約700ミクロン、約500ミクロン~約600ミクロン、約800ミクロン~約1000ミクロン、約800ミクロン~約900ミクロン、約900ミクロン~約1000ミクロン、またはこれらの範囲内の値である。
いくつかの実施形態では、溶解可能なマイクロニードルパッチの製造方法において、前記マイクロニードルは、皮膚へのマイクロニードルの挿入を容易にするために先細になっている。一部の実施形態では、溶解可能マイクロニードルパッチは複数のマイクロニードルを含み、マイクロニードルは、生分解性ポリマーのマトリックスまたは懸濁液に分散された治療有効成分を含む先細の先端部分を有する。
いくつかの実施形態では、溶解可能なマイクロニードルパッチの製造方法であって、前記溶解可能なマイクロニードルパッチは、少なくとも2つの異なる長さのマイクロニードルを含む複数のマイクロニードルが等体積の生分解性ポリマーで構成される。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは複数のマイクロニードルを含み、各マイクロニードルの体積は、一定のままでよく、これは必要に応じて各マイクロニードルの直径を変えることによって達成される。いくつかの実施形態では、溶解可能マイクロニードルパッチは、各マイクロニードルの体積が不均等である複数のマイクロニードルを含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、複数のマイクロニードルを含み、その体積は使用される特定の免疫刺激剤の濃度に依存する。
いくつかの実施形態では、溶解可能なマイクロニードルパッチの製造方法であって、前記溶解可能なマイクロニードルパッチが、先端部分がマイクロニードルの総体積の5~99%を構成する複数のマイクロニードルを含む。いくつかの実施形態では、マイクロニードル先端部分は、マイクロニードルの総体積の約20%~約90%を構成する。いくつかの実施形態では、マイクロニードル先端部分はマイクロニードルの総体積の約50%を構成する。いくつかの実施形態では、マイクロニードル先端部分はマイクロニードルの総体積の約75%を構成する。いくつかの実施形態では、マイクロニードル先端部分は、約5%~約99%、約5%~約95%、約5%~約90%、約5%~約85%、約5%~約80%、約5%~約75%、約5%~約70%、約5%~約60%、約5%~約50%、約5%~約40%、約5%~約30%、約5%~約20%、約5%~約15%、約5%~約10%、約10%~約99%、約10%~約95%、約10%~約90%、約10%~約85%、約10%~約80%、約10%~約75%、約10%~約70%、約10%~約60%、約10%~約50%、約10%~約40%、約10%~約30%、約10%~約20%、約10%~約15%、約15%~約99%、約15%~約95%、約15%~約90%、約15%~約85%、約15%~約80%、約15%~約75%、約15%~約70%、約15%~約60%、約15%~約50%、約15%~約40%、約15%~約30%、約15%~約20%、約25%~約99%、約25%~約95%、約25%~約90%、約25%~約85%、約25%~約80%、約25%~約75%、約25%~約70%、約25%~約60%、約25%~約50%、約25%~約40%、約25%~約30%、約50%~約99%、約50%~約95%、約50%~約90%、約50%~約85%、約50%~約80%、約50%~約75%、約50%~約70%、約50%~約60%、約60%~約99%、約60%~約95%、約60%~約90%、約60%~約85%、約60%~約80%、約60%~約75%、約60%~約70%、約70%~約99%、約70%~約95%、約70%~約90%、約70%~約85%、約70%~約80%、約70%~約75%、約80%~約99%、約80%~約95%、約80%~約90%、約80%~約85%、約90%~約99%、約90%~約95%、またはこれらの範囲内の値を構成する。具体例としては、約99%、約95%、約90%、約85%、約80%、約75%、約70%、約65%、約60%、約55%、約50%、約45%、約40%、約35%、約30%、約25%、約20%、約15%、約10%、約9%、約8%、約7%、約6%、約5%、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲を含み得る。いくつかの実施形態において、複数のマイクロニードルは、治療有効成分を含む。いくつかの実施形態では、複数のマイクロニードルはそれぞれ、ほぼ同量の治療有効成分を含む。いくつかの実施形態では、複数のマイクロニードルはそれぞれ、異なる量の治療有効成分を含む。
いくつかの実施形態において、皮膚状態を治療するための溶解可能なマイクロニードルパッチを製造する方法であって、前記皮膚状態は、疣贅、尖圭コンジローマ、ボーエン様丘疹症、伝染性軟属腫、日光角化症、扁平上皮癌、基底細胞癌、疣状癌、疣贅状表皮発育異常症、白斑、および円形脱毛症である。
いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチの製造方法において、本明細書において開示される特定の化合物は、有用な免疫刺激活性を有し得、免疫系が活性な役割を果たし得る疾患または状態の治療または予防において使用され得る。いくつかの実施形態において、免疫刺激剤の送達が成功すると、発疹、腫瘍、および熱(それぞれ、発赤、腫脹、および熱感)などの炎症の古典的な臨床徴候が生じる。したがって、実施形態はまた、本明細書中に開示される1つまたはそれ以上の化合物を薬学的に許容される担体とともに含む医薬組成物、ならびに化合物および組成物の製造方法および使用方法にも関する。特定の実施形態は、免疫系を刺激するための方法に関する。他の実施形態は、本発明による化合物または組成物の治療上有効な量を前記患者に投与することを含む、そのような治療を必要とする患者の皮膚状態を治療するための方法に関する。また、免疫系の活性化により改善される疾患または状態の治療のための医薬の製造における、本明細書中に開示される特定の化合物の使用も提供される。
いくつかの実施形態では、治療有効成分を皮膚に送達するための溶解可能なマイクロニードルパッチを製造する方法である。いくつかの実施形態において、化合物は、治療上有効な量である。いくつかの実施形態において、治療上有効な量は、本明細書に開示される量である。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチの投与は、治療される状態の消失をもたらす。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチの投与は、溶解可能なマイクロニードルパッチと直接接触する皮膚病変または皮膚病変の消失をもたらす。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチの投与は、溶解可能なマイクロニードルパッチに隣接する皮膚病変または皮膚病変の消失をもたらす。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、局所免疫応答を刺激するために治療有効成分を送達する。
いくつかの実施形態において、治療有効成分を送達するための溶解可能なマイクロニードルパッチを製造する方法であって、前記治療有効成分は、ワクチン、免疫刺激分子、免疫刺激生物、および免疫刺激タンパク質からなる群より選択される。
いくつかの実施形態において、治療有効成分はワクチンであり、ワクチンは、麻疹・おたふく風邪・風疹ワクチン、おたふく風邪ワクチン、カルメット-ゲラン桿菌ワクチン、ヒトパピローマウイルスワクチン、およびマイコバクテリウムwワクチンからなる群から選択される。いくつかの実施形態において、治療有効成分は免疫刺激分子であり、免疫刺激分子はイミキモドである。いくつかの実施形態において、治療有効成分は免疫刺激生物であり、前記免疫刺激生物は、コリネバクテリウム・パルバム、クチバクテリウム・アクネス、プロピオノバクテリウム、および/またはマイコバクテリウム・インディカス・プラニイ(旧マイコバクテリウムw)である。いくつかの実施形態において、治療有効成分は免疫刺激タンパク質であり、前記免疫刺激タンパク質は、カンジダ抗原、白癬菌抗原、ツベルクリン、精製タンパク質誘導体(また)、ヒトパピローマウイルス表面タンパク質、インターフェロンアルファ、インターフェロンベータ、およびインターフェロンガンマからなる群から選択される。
いくつかの実施形態において、治療有効成分を送達するための溶解可能なマイクロニードルパッチを製造する方法において、前記治療有効成分は、抗原組成物である。いくつかの実施形態において、治療有効成分を送達するための溶解可能なマイクロニードルパッチを製造する方法において、前記治療有効成分は、カンジダ抗原組成物である。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、実質的にグリセロールを含まない。いくつかの実施形態において、カンジダ抗原組成物は、実質的にグリセロールを含まない。いくつかの実施形態において、抗原組成物はグリセロールを含まない。いくつかの実施形態において、カンジダ抗原組成物はグリセロールを含まない。いくつかの実施形態において、グリセロールを含まない抗原組成物は凍結乾燥される。いくつかの実施形態において、グリセリンを含まないカンジダ抗原組成物は、凍結乾燥される。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、約50%未満のグリセロールを含む。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、約40%未満のグリセロールを含む。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、約30%未満のグリセロールを含む。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、約20%未満のグリセロールを含む。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、15%未満のグリセロールを含む。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、約10%未満のグリセロールを含む。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、約5%未満のグリセロールを含む。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、約1%未満のグリセロールを含む。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、約0.1%~約15%グリセロール、約0.1%~約14%グリセロール、約0.1%~約13%グリセロール、約0.1%~約12%グリセロール、約0.1%~約11%グリセロール、約0.1%~約10%グリセロール、約0.1%~約9%グリセロール、約0.1%~約8%グリセロール、約0.1%~約7%グリセロール、約0.1%~約6%グリセロール、約0.1%~約5%グリセロール、約0.1%~約4%グリセロール、約0.1%~約3%グリセロール、約0.1%~約2%グリセロール、約0.1%~約1%グリセロール、約0.1%~約0.9%グリセロール、約0.1%~約0.8%グリセロール、約0.1%~約0.7%グリセロール、約0.1%~約0.6%グリセロール、約0.1%~約0.5%グリセロール、約0.1%~約0.4%グリセロール、約0.1%~約0.3%グリセロール、約0.1%~約0.2%グリセロール、約0.2%~約15%グリセロール、約0.3%~約15%グリセロール、約0.4%~約15%グリセロール、約0.5%~約15%グリセロール、約0.6%~約15%グリセロール、約0.7%~約15%グリセロール、約0.8%~約15%グリセロール、約0.9%~約15%グリセロール、約1%~約15%グリセロール、約2%~約15%グリセロール、約3%~約15%グリセロール、約4%~約15%グリセロール、約5%~約15%グリセロール、約6%~約15%グリセロール、約7%~約15%グリセロール、約8%~約15%グリセロール、約9%~約15%グリセロール、約10%~約15%グリセロール、約11%~約15%グリセロール、約12%~約15%グリセロール、約13%~約15%グリセロール、約14%~約15%グリセロール、またはこれらの範囲内の値を含む。いくつかの実施形態において、抗原組成物は、約0.1%グリセロール、約0.2%グリセロール、約0.3%グリセロール、約0.4%グリセロール、約0.5%グリセロール、約0.6%グリセロール、約0.7%グリセロール、約0.8%グリセロール、約0,9%グリセロール、約1%グリセロール、約2%グリセロール、約3%グリセロール、約4%グリセロール、約5%グリセロール、約6%グリセロール、約7%グリセロール、約8%グリセロール、約9%グリセロール、約10%グリセロール、約11%グリセロール、約12%グリセロール、約13%グリセロール、約14%グリセロール、約15%グリセロール、約20%グリセロール、約25%グリセロール、約30%グリセロール、約35%グリセロール、約40%グリセロール、約45%グリセロール、約50%グリセロール、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲を含む。
いくつかの実施形態は、免疫刺激化合物を含む溶解可能なマイクロニードルパッチの製造方法に関し、前記方法は、生分解性ポリマーに免疫刺激化合物を添加する工程と;前記生分解性ポリマーおよび免疫刺激化合物を含む組成物をマイクロニードル型に流し込む工程と;前記生分解性ポリマーおよび免疫刺激化合物を含む組成物が固化した後に前記マイクロニードル型を除去する工程を含む。いくつかの実施形態において、免疫刺激化合物はグリセロールを含む。いくつかの実施形態において、免疫刺激化合物を含む溶解可能なマイクロニードルパッチの製造方法は、免疫刺激化合物からグリセロールを除去する工程をさらに含む。いくつかの実施形態において、免疫刺激化合物を含む溶解可能なマイクロニードルパッチの製造方法は、免疫刺激化合物からグリセロールを除去する工程をさらに含み、前記グリセロールは透析によって除去される。いくつかの実施形態において、免疫刺激化合物を含む溶解可能なマイクロニードルパッチの製造方法は、免疫刺激化合物からグリセロールを除去する工程をさらに含み、前記グリセロールは希釈によって除去される。いくつかの実施形態において、免疫刺激化合物は、グリセロールが除去された後に凍結乾燥される。いくつかの実施形態において、グリセロールは、免疫刺激化合物を生分解性ポリマーに添加する前に除去される。
いくつかの実施形態において、治療有効成分を送達するための溶解可能なマイクロニードルパッチを製造する方法であって、前記治療有効成分がポリマー全体に分散されている。いくつかの実施形態において、複数のマイクロニードルは治療有効成分を含み、治療有効成分はマイクロニードル全体に均一に分散されている。いくつかの実施形態において、複数のマイクロニードルは治療有効成分を含み、治療有効成分はマイクロニードルの先端に集中している。いくつかの実施形態では、複数のマイクロニードルは、基部に最も近いマイクロニードルの半分に治療有効成分を本質的に含まないマイクロニードルを含む。いくつかの実施形態では、複数のマイクロニードルは、基部に最も近いマイクロニードルの半分に治療有効成分を含まないマイクロニードルを含む。いくつかの実施形態では、治療有効成分は固体粉末である。いくつかの実施形態では、治療有効成分はポリマー全体に分散した固体粉末である。いくつかの実施形態では、治療有効成分は凍結乾燥される。いくつかの実施形態において、治療有効成分は凍結乾燥され、ポリマー全体に分散される。
本明細書に開示されるいくつかの実施形態には、有効成分として、本明細書に開示される化合物の1つまたはそれ以上を、1つまたはそれ以上の薬学的に許容される担体(賦形剤)と組み合わせて含む医薬組成物も含まれる。
いくつかの実施形態において、賦形剤は、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトール、ソルビトール、トレハロース、フルクトース、ガラクトース、デキストロース、キシリトール、マルチトール、ラフィノース、デキストラン、マルトデキストリン、シクロデキストリン、コラーゲン、グリシン、ヒスチジン、炭酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、血清アルブミン(ヒトおよび/または動物由来)、ゼラチン、キトサン、デオキシリボ核酸(DNA)、ヒアルロン酸、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリ乳酸(PLA)、ポリグリコール酸(PGA)、ポリアクティブコグリコール酸(PLGA)、ポリエチレングリコール(PEG、PEG300、PEG400、PEG600、PEG3350、PEG4000)、セルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アカシア、レシチン、ポリソルベート20、ポリソルベート80、プルロニックF-68、ソルビタントリオレエート(span85)、EDTA、ヒドロキシプロピルセルロース、塩化ナトリウム、リン酸ナトリウム、酢酸アンモニウム、リン酸カリウム、クエン酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、トリス塩基-65、トリス酢酸塩、トリスHCl-65、クエン酸緩衝液、タルク、シリカ、脂肪、メチルパラベン、プロピルパラベン、セレン、ビタミン(A、E、C、パルミチン酸レチニル、および、セレン)、アミノ酸(メチオニン、システイン、アルギニン)、クエン酸、クエン酸ナトリウム、ベンジルアルコール、クロロブタノール、クレゾール、フェノール、チメロサール、アセトン、重硫酸ナトリウム、パルミチン酸アスコルビル、アスコルビン酸塩、ヒマシ油、綿実油、ミョウバン、水酸化アルミニウム、リン酸アルミニウム、水酸化リン酸カルシウム、パラフィン油、スクアレン、Quil A、IL-1、IL-2、IL-12、フロイント完全アジュバント、フロイント不完全アジュバント、殺百日咳菌(killed Bordetella pertussis)、ウシ型結核菌、およびトキソイドの少なくとも1つから選択される。いくつかの実施形態において、賦形剤はポリマーであってもよい。いくつかの実施形態において、賦形剤は、生分解性ポリマーであってもよい。いくつかの実施形態において、賦形剤はポリマーであり、ポリマーはマルトデキストリンである。いくつかの実施形態では、賦形剤は1つである。いくつかの実施形態では、2つの賦形剤が存在し、いくつかの実施形態では、3つまたはそれ以上の賦形剤が存在する。いくつかの実施形態において、2つの賦形剤は、マルトデキストリンおよびラクトース、マルトデキストリンおよびチオ硫酸ナトリウム、マルトデキストリンおよびトレハロース、マルトデキストリンおよびクエン酸ナトリウム、マルトデキストリンおよびソルビトール、マルトデキストリンおよびアルギニン、マルトデキストリンおよびアルギニン、アルギニンおよびラクトース、アルギニンおよびチオ硫酸ナトリウム、アルギニンおよびトレハロース、アルギニンおよびクエン酸ナトリウム、アルギニンおよびソルビトール、ソルビトールおよびラクトース、ソルビトールおよびチオ硫酸ナトリウム、ソルビトールおよびトレハロース、ソルビトールおよびクエン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウムおよびラクトース、クエン酸ナトリウムおよびチオ硫酸ナトリウム、クエン酸ナトリウムおよびトレハロース、トレハロースおよびラクトース、トレハロースおよびチオ硫酸ナトリウム、またはチオ硫酸ナトリウムおよびラクトースである。
活性化合物は広い投与範囲にわたって有効であり、一般に治療上有効な量を投与することができる。しかしながら、実際に投与される化合物の量は、治療される状態、実際に投与される化合物、個々の患者の年齢、体重、および反応、患者の症状の重症度などを含む関連する状況に応じて、通常、医師によって決定されることが理解されよう。いくつかの実施形態では、複数のマイクロニードルは、等量の治療有効成分を含む。いくつかの実施形態では、複数のマイクロニードルは、不等量の治療有効成分を含む。
いくつかの実施形態では、治療有効成分を送達するための溶解可能なマイクロニードルパッチを製造する方法において、患者に投与される治療有効成分の量は、投与されるもの、予防または治療などの投与の目的、患者の状態、投与の方法などに応じて変化する。治療用途において、組成物は、疾患およびその合併症の症状を治癒または少なくとも部分的に阻止するのに十分な量で、既に疾患に罹患している患者に投与され得る。いくつかの実施形態において、その疾患は、疣贅、尖圭コンジローマ、ボーエン様丘疹症、伝染性軟属腫、日光角化症、扁平上皮癌、基底細胞癌、疣状癌、疣贅状表皮発育異常症から選択され、これらの疾患の治療が成功すると、医師による全般的評価(Physician Global Assessment)または包括的重症度評価(Investigator Global Assessment)などの任意の順序評価尺度または区間評価尺度において症状の1点の改善が得られる。いくつかの実施形態において、疾患は、疣贅、尖圭コンジローマ、ボーエン様丘疹症、伝染性軟属腫、日光角化症、扁平上皮癌、基底細胞癌、疣状癌、疣贅状表皮発育異常症から選択され、これらの疾患の治療が成功すると、パッチが投与された場所において、臨床的、病理組織学的、またはデルマトスコピー評価、ならびに光干渉断層撮影法または共焦点顕微鏡による評価によって、皮膚病変が約100%消失する。いくつかの実施形態において、状態は、疣贅、尖圭コンジローマ、ボーエン様丘疹症、伝染性軟属腫、日光角化症、扁平上皮癌、基底細胞癌、疣状癌から選択される、疣贅状表皮発育異常症であり、これらの状態の治療が成功すると、パッチが投与された場所において、臨床的、病理組織学的、またはデルマトスコピー評価、ならびに光干渉断層撮影法または共焦点顕微鏡による評価によって、皮膚病変が約50%消失する。いくつかの実施形態において、疣贅、尖圭コンジローマ、ボーエン様丘疹症、伝染性軟属腫、日光角化症、扁平上皮癌、基底細胞癌、疣状癌、疣贅状表皮発育異常症の溶解性マイクロニードルパッチによる治療の成功は、パッチが投与された場所における皮膚病変の約50%~約100%、約50%~約95%、約50%~約90%、約50%~約85%、約50%~約80%、約50%~約75%、約50%~約70%、約50%~約65%、約50%~約60%、約50%~約55%、約60%~約100%、約60%~約95%、約60%~約90%、約60%~約85%、約60%~約80%、約60%~約75%、約60%~約70%、約60%~約65%、約70%~約100%、約70%~約95%、約70%~約90%、約70%~約85%、約70%~約80%、約70%~約75%、約80%~約100%、約80%~約95%、約80%~約90%、約80%~約85%、約90%~約100%、約90%~約95%、またはこれらの範囲内の値で減少させる。具体例としては、臨床的、病理組織学的、またはデルマトスコピー評価、ならびに光干渉断層撮影法または共焦点顕微鏡による評価によって、皮膚病変を約100%、約99%、約95%、約90%、約85%、約80%、約75%、約70%、約65%、約60%、約55%、約50%、またはこれらの値のいずれか2つの間の範囲で減少させることが含まれ得る。
いくつかの実施形態において、皮膚状態を治療するための治療有効成分の送達のための溶解可能なマイクロニードルパッチを製造する方法において、溶解可能なマイクロニードルパッチによる、疣贅、尖圭コンジローマ、ボーエン様丘疹症、伝染性軟属腫、日光角化症、扁平上皮癌、基底細胞癌、疣状癌、疣贅状表皮発育異常症の治療の成功は、パッチが投与された場所の皮膚病変の幅、長さ、または高さを、約50%~約100%、約50%~約95%、約50%~約90%、約50%~約85%、約50%~約80%、約50%~約75%、約50%~約70%、約50%~約65%、約50%~約60%、約50%~約55%、約60%~約100%、約60%~約95%、約60%~約90%、約60%~約85%、約60%~約80%、約60%~約75%、約60%~約70%、約60%~約65%、約70%~約100%、約70%~約95%、約70%~約90%、約70%~約85%、約70%~約80%、約70%~約75%、約80%~約100%、約80%~約95%、約80%~約90%、約80%~約85%、約90%~約100%、約90%~約95%、またはこれらの範囲内の値で減少させる。具体的な例としては、臨床的、病理組織学的、またはデルマトスコピー評価、ならびに光干渉断層撮影法または共焦点顕微鏡による評価によって測定される皮膚病変の幅、長さ、または高さを、約100%、約99%、約95%、約90%、約85%、約80%、約75%、約70%、約65%、約60%、約55%、約50%、またはこれらの値のいずれか2つの間の範囲で減少させることを含み得る。
いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチを用いて皮膚状態の円形脱毛症を治療するための治療有効成分を送達するための溶解可能なマイクロニードルパッチを製造する方法において、この状態の治療の成功は、医師による全般的評価(Physician Global Assessment)または包括的重症度評価(Investigator Global Assessment)などの任意の順序評価尺度または間隔評価尺度において1点の改善をもたらす。いくつかの実施形態において、状態は円形脱毛症であり、この状態の治療が成功すると、パッチが投与された場所の毛髪の成長が約100%回復する。いくつかの実施形態において、状態は円形脱毛症であり、この疾患の治療が成功すると、パッチが投与された場所において、臨床的、トリコスコピー、または病理組織学的評価で見られるように、活発に成長する毛幹を有する毛包の数によって定義される毛髪の成長が少なくとも約50%増加する。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチによる円形脱毛症の治療が成功すると、パッチが投与された場所において、約50%~約100%、約50%~約95%、約50%~約90%、約50%~約85%、約50%~約80%、約50%~約75%、約50%~約70%、約50%~約65%、約50%~約60%、約50%~約55%、約60%~約100%、約60%~約95%、約60%~約90%、約60%~約85%、約60%~約80%、約60%~約75%、約60%~約70%、約60%~約65%、約70%~約100%、約70%~約95%、約70%~約90%、約70%~約85%、約70%~約80%、約70%~約75%、約80%~約100%、約80%~約95%、約80%~約90%、約80%~約85%、約90%~約100%、約90%~約95%、またはこれらの範囲内の値で毛髪の成長が増加する。具体的な例は、臨床的、トリコスコピー、または病理組織学的評価で見られるように、活発に成長する毛幹を有する毛包の数によって定義される毛髪の成長を、約100%、約99%、約95%、約90%、約85%、約80%、約75%、約70%、約65%、約60%、約55%、約50%、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲で増加させることを含む。
いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチを用いて皮膚状態の円形脱毛症を治療するための治療有効成分を送達するための溶解可能なマイクロニードルパッチの製造方法において、治療が成功すると、パッチが投与された場所の脱毛症重症度評価ツール(SALT)スコアが、約50%~約100%、約50%~約95%、約50%~約90%、約50%~約85%、約50%~約80%、約50%~約75%、約50%~約70%、約50%~約65%、約50%~約60%、約50%~約55%、約60%~約100%、約60%~約95%、約60%~約90%、約60%~約85%、約60%~約80%、約60%~約75%、約60%~約70%、約60%~約65%、約70%~約100%、約70%~約95%、約70%~約90%、約70%~約85%、約70%~約80%、約70%~約75%、約80%~約100%、約80%~約95%、約80%~約90%、約80%~約85%、約90%~約100%、約90%~約95%、またはこれらの範囲内の値で改善される。具体的な例としては、脱毛症重症度評価ツール(SALT)スコアを約100%、約99%、約95%、約90%、約85%、約80%、約75%、約70%、約65%、約60%、約55%、約50%、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲で改善することを含み得る。
いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチを製造する方法であって、各溶解可能なマイクロニードルパッチは、標準化された量の治療有効成分を含む。
いくつかの実施形態では、溶解可能なマイクロニードルパッチを製造する方法において、前記溶解可能なマイクロニードルは、本明細書に開示される1つまたはそれ以上の治療有効成分を約1%~約90%含み得る。いくつかの実施形態では、溶解可能なマイクロニードルは、本明細書に開示される1つまたはそれ以上の治療有効成分を約50%~約75%含み得る。いくつかの実施形態では、溶解可能なマイクロニードルは、本明細書に開示される1つまたはそれ以上の治療有効成分を約25%~約50%含み得る。いくつかの実施形態では、溶解可能なマイクロニードルは、本明細書に開示される1つまたはそれ以上の治療有効成分を約25%~約75%含み得る。いくつかの実施形態では、溶解可能なマイクロニードルは、本明細書に開示される1つまたはそれ以上の治療有効成分を約40%~約60%含み得る。いくつかの実施形態では、溶解可能なマイクロニードルは、本明細書に開示される1つまたはそれ以上の治療有効成分を約60%~約80%含み得る。いくつかの実施形態では、1つまたはそれ以上の治療有効成分は、約1%~約90%、約1%~約85%、約1%~約80%、約1%~約75%、約1%~約70%、約1%~約65%、約1%~約60%、約1%~約55%、約1%~約50%、約1%~約45%、約1%~約40%、約1%~約35%、約1%~約30%、約1%~約25%、約1%~約20%、約1%~約15%、約1%~約10%、約1%~約5%、約5%~約90%、約5%~約85%、約5%~約80%、約5%~約75%、約5%~約70%、約5%~約65%、約5%~約60%、約5%~約55%、約5%~約50%、約5%~約45%、約5%~約40%、約5%~約35%、約5%~約30%、約5%~約25%、約5%~約20%、約5%~約15%、約5%~約10%、約10%~約90%、約10%~約85%、約10%~約80%、約10%~約75%、約10%~約70%、約10%~約65%、約10%~約60%、約10%~約55%、約10%~約50%、約10%~約45%、約10%~約40%、約10%~約35%、約10%~約30%、約10%~約25%、約10%~約20%、約10%~約15%、約15%~約90%、約15%~約85%、約15%~約80%、約15%~約75%、約15%~約70%、約15%~約65%、約15%~約60%、約15%~約55%、約15%~約50%、約15%~約45%、約15%~約40%、約15%~約35%、約15%~約30%、約15%~約25%、約15%~約20%、約20%~約90%、約20%~約85%、約20%~約80%、約20%~約75%、約20%~約70%、約20%~約65%、約20%~約60%、約20%~約55%、約20%~約50%、約20%~約45%、約20%~約40%、約20%~約35%、約20%~約30%、約20%~約25%、約25%~約90%、約25%~約85%、約25%~約80%、約25%~約75%、約25%~約70%、約25%~約65%、約25%~約60%、約25%~約55%、約25%~約50%、約25%~約45%、約25%~約40%、約25%~約35%、約25%~約30%、約30%~約90%、約30%~約85%、約30%~約80%、約30%~約75%、約30%~約70%、約30%~約65%、約30%~約60%、約30%~約55%、約30%~約50%、約30%~約45%、約30%~約40%、約30%~約35%、約35%~約90%、約35%~約85%、約35%~約80%、約35%~約75%、約35%~約70%、約35%~約65%、約35%~約60%、約35%~約60%、約35%~約55%、約35%~約50%、約35%~約45%、約35%~約40%、約40%~約90%、約40%~約85%、約40%~約80%、約40%~約75%、約40%~約70%、約40%~約65%、約40%~約60%、約40%~約55%、約40%~約50%、約40%~約45%、約45%~約90%、約45%~約85%、約45%~約80%、約45%~約75%、約45%~約70%、約45%~約65%、約45%~約60%、約45%~約55%、約45%~約50%、約50%~約90%、約50%~約85%、約50%~約80%、約50%~約75%、約50%~約70%、約50%~約65%、約50%~約60%、約50%~約55%、約55%~約90%、約55%~約85%、約55%~約80%、約55%~約75%、約55%~約70%、約55%~約65%、約55%~約60%、約60%~約90%、約60%~約85%、約60%~約80%、約60%~約75%、約60%~約70%、約60%~約65%、約65%~約90%、約65%~約85%、約65%~約80%、約65%~約75%、約65%~約70%、約70%~約90%、約70%~約85%、約70%~約80%、約70%~約75%、約75%~約90%、約75%~約85%、約75%~約80%、約80%~約90%、約80%~約85%、約85%~約90%、またはこれらの範囲内の値の量である。具体的な例としては、約90%、約99%、約95%、約90%、約85%、約80%、約75%、約70%、約65%、約60%、約55%、約50%、約45%、約40%、約35%、約30%、約25%、約20%、約15%、約10%、約9%、約8%、約7%、約6%、約5%、約4%、約3%、約2%、約1%を含み得る。前記はすべて、医薬組成物の重量パーセントを表す。いくつかの実施形態において、医薬組成物は経皮投与に適している。
いくつかの実施形態において、治療有効成分を送達するための溶解可能なマイクロニードルパッチを製造する方法において、治療有効成分は治療上有効な量である。いくつかの実施形態において、治療上有効な量は、約1マイクログラム~999マイクログラム、1マイクログラム~100マイクログラム、100マイクログラム~200マイクログラム、200マイクログラム~300マイクログラム、300マイクログラム~400マイクログラム、400マイクログラム~500マイクログラム、500マイクログラム~600マイクログラム、600マイクログラム~700マイクログラム、700マイクログラム~800マイクログラム、800マイクログラム~900マイクログラム、900マイクログラム~999マイクログラム、1mg~約1000mg、約1mg~約900mg、約1mg~約800mg、約1mg~約700mg、約1mg~約600mg、約1mg~約500mg、約1mg~約400mg、約1mg~約300mg、約1mg~約200mg、約1mg~約100mg、約10mg~約1000mg、約50mg~約1000mg、約100mg~約1000mg、約200mg~約1000mg、約300mg~約1000mg、約400mg~約1000mg、約500mg~約1000mg、約10mg~約500mg、約50mg~約500mg、約100mg~約500mg、約10mg~約300mg、約50mg~約300mg、約100mg~約300mg、約10mg~約150mg、約50mg~約150mg、約60mg~約120mg、約50mg~約120mg、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲であり得る。具体的な例としては、例えば、約1000mg、約900mg、約800mg、約700mg、約750mg、約600mg、約500mg、約400mg、約450mg、約300mg、約250mg、約200mg、約175mg、約150mg、約125mg、約120mg、約110mg、約100mg、約90mg、約80mg、約70mg、約60mg、約50mg、約30mg、約20mg、または上記に開示した範囲の間の任意の値を含む。
いくつかの実施形態において、治療上有効な量の有効成分を含む溶解可能なマイクロニードルパッチを製造する方法において、前記治療上有効な量は、例えば、治療が行われる特定の用途、マイクロニードルパッチの投与場所、患者の健康状態および状態、ならびに処方医の判断に応じて変化し得る。溶解可能なマイクロニードル中の化合物の割合または濃度は、投与量、化学的特性(例えば、疎水性)、およびマイクロニードルポリマーの種類を含む多くの要因によって変わりうる。投与量は、疾患または障害の種類および進行の程度、特定の患者の全体的な健康状態、選択された化合物の相対的な生物学的効力、賦形剤の組成、および投与場所などの変数に依存すると考えられる。有効量は、in vitroまたは動物モデル試験系から得られた用量反応曲線から推定することができる。
いくつかの実施形態では、複数のニードルを含む溶解可能なマイクロニードルパッチを製造する方法において、前記複数のマイクロニードルは生分解性ポリマーを含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは複数のマイクロニードルを含み、前記マイクロニードルはポリ(乳酸-co-グリコール酸)(PLGA)を含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、複数のマイクロニードルを含み、前記マイクロニードルは、PLGA(ポリ(乳酸-co-グリコール酸))、ポリグリコール酸、フィブロイン、PLA(ポリ乳酸)、PVP(ポリビニルピロリドン)またはPCL(ポリカプロラクトン)から選択されるポリマーを含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは複数のマイクロニードルを含み、前記マイクロニードルは単一の生分解性ポリマーを含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは複数のマイクロニードルを含み、前記マイクロニードルは2つの生分解性ポリマーを含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは複数のマイクロニードルを含み、前記マイクロニードルは複数の生分解性ポリマーを含む。
いくつかの実施形態では、ポリマーは、治療有効成分を安定させる賦形剤として作用し得る。いくつかの実施形態において、ポリマーはマイクロニードルの構造を形成してもよい。いくつかの実施形態では、ポリマーは、治療有効成分を安定させる賦形剤およびマイクロニードルの構造を形成するポリマーの両方として作用し得る。
いくつかの実施形態では、生分解性ポリマーを含む溶解可能なマイクロニードルパッチを製造する方法であって、前記生分解性ポリマーは、マイクロニードルパッチの皮膚への挿入後に治療有効成分の即時放出を提供することができる。さらなる実施形態において、即時放出生分解性ポリマーは、水溶性であり、カルボキシメチルセルロース、コンドロイチン硫酸、デキストラン、デキストリン、ポリビニルピロリドン、マルトース、トレラホース、スクロース、ガラクトース、アミロペクチン、ポリビニルアルコール、および/またはポリビニルピロリドンメタクリル酸を含む。さらなる実施形態において、即時放出生分解性ポリマーは、マイクロニードルパッチの皮膚への挿入後、約0時間~約24時間以内に治療有効成分を放出する。いくつかの実施形態において、即時放出生分解性ポリマーは、約0時間~約24時間の時間スケールで治療有効成分の少なくとも約75%を放出する。いくつかの実施形態において、即時放出生分解性ポリマーは、約0時間~約24時間の時間スケールで治療有効成分の約100%を放出する。いくつかの実施形態において、即時放出生分解性ポリマーは、約0時間~約24時間の時間スケールで治療有効成分の約75%~約100%、約75%~約95%、約75%~約90%、約75%~約85%、約75%~約80%、約80%~約100%、約80%~約95%、約80%~約90%、約80%~約85%、約85%~約100%、約85%~約95%、約85%~約90%、約90%~約100%、約90%~約95%、約95%~約100%、またはこれらの範囲内の値を放出する。具体例としては、約75%、約80%、約85%、約90%、約95%、約99%、約100%、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲を含む。
いくつかの実施形態において、即時放出生分解性ポリマーは、皮膚へのマイクロニードルパッチの挿入後約0時間~約24時間以内に治療有効成分を放出する。いくつかの実施形態において、即時放出生分解性ポリマーは、皮膚へのマイクロニードルパッチの挿入後、約0分~約10分以内に治療有効成分を放出する。いくつかの実施形態において、即時放出生分解性ポリマーは、皮膚へのマイクロニードルパッチの挿入後約0分~約5分以内に治療有効成分を放出する。いくつかの実施形態において、即時放出生分解性ポリマーは、約0時間~約24時間、約0時間~約23時間、約0時間~約22時間、約0時間~約21時間、約0時間~約20時間、約0時間~約18時間、約0時間~約16時間、約0時間~約14時間、約0時間~約12時間、約0時間~約10時間、約0時間~約9時間、約0時間~約8時間、約0時間~約7時間、約0時間~約6時間、約0時間~約5時間、約0時間~約4時間、約0時間~約3時間、約0時間~約2時間、約0時間~約1時間、約1時間~約24時間、約1時間~約23時間、約1時間~約22時間、約1時間~約21時間、約1時間~約20時間、約1時間~約18時間、約1時間~約16時間、約1時間~約14時間、約1時間~約12時間、約1時間~約10時間、約1時間~約9時間、約1時間~約8時間、約1時間~約7時間、約1時間~約6時間、約1時間~約5時間、約1時間~約4時間、約1時間~約3時間、約1時間~約2時間、約2時間~約24時間、約2時間~約23時間、約2時間~約22時間、約2時間~約21時間、約2時間~約20時間、約2時間~約18時間、約2時間~約16時間、約2時間~約14時間、約2時間~約12時間、約2時間~約10時間、約2時間~約9時間、約2時間~約8時間、約2時間~約7時間、約2時間~約6時間、約2時間~約5時間、約2時間~約4時間、約2時間~約3時間、約5時間~約24時間、約5時間~約23時間、約5時間~約22時間、約5時間~約21時間、約5時間~約20時間、約5時間~約18時間、約5時間~約16時間、約5時間~約14時間、約5時間~約12時間、約5時間~約10時間、約5時間~約9時間、約5時間~約8時間、約5時間~約7時間、約5時間~約6時間、約12時間~約24時間、約12時間~約23時間、約12時間~約22時間、約12時間~約21時間、約12時間~約20時間、約12時間~約18時間、約12時間~約16時間、約12時間~約14時間、約12時間~約13時間、約18時間~約24時間、約18時間~約23時間、約18時間~約22時間、約18時間~約21時間、約18時間~約20時間、約18時間~約19時間、約20時間~約24時間、約20時間~約23時間、約20時間~約22時間、約20時間~約21時間、約0分~約60分、約0分~約50分、約0分~約45分、約0分~約30分、約0分~約15分、約0分~約10分、約0分~約5分、約0分~約4分、約0分~約3分、約0分~約2分、約0分~約1分、約5分~約60分、約5分~約50分、約5分~約45分、約5分~約30分、約5分~約15分、約5分~約10分、約10分~約60分、約10分~約50分、約10分~約45分、約10分~約30分、約10分~約15分、約15分~約60分、約15分~約50分、約15分~約45分、約15分~約30分、約15分~約25分、約15分~約20分、約30分~約60分、約30分~約50分、約30分~約45分、約30分~約40分、約30分~約35分、約45分~約60分、約45分~約50分、またはこれらの範囲内の値で治療有効成分を放出する。具体例としては、約24時間、約23時間、約22時間、約21時間、約20時間、約18時間、約16時間、約14時間、約12時間、約10時間、約9時間、約8時間、約7時間、約6時間、約5時間、約4時間、約3時間、約2時間、約1時間、約60分、約55分、約50分、約45分、約40分、約35分、約30分、約25分、約20分、約15分、約10分、約9分、約8分、約7分、約6分、約5分、約4分、約3分、約2分、約1分、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲を含み得る。
いくつかの実施形態では、生分解性ポリマーを含む溶解可能なマイクロニードルパッチを製造する方法であって、前記生分解性ポリマーは、マイクロニードルパッチの皮膚への挿入後に治療有効成分の持続放出を提供することができる。さらなる実施形態において、持続放出生分解性ポリマーは水溶性であり、PLGA(ポリ(乳酸-co-グリコール酸))、ポリグリコール酸、フィブロイン、PLA(ポリ乳酸)、PVP(ポリビニルピロリドン)またはPCL(ポリカプロラクトン)を含む。さらなる実施形態において、持続放出生分解性ポリマーは、マイクロニードルパッチを皮膚に挿入してから約24時間後に治療有効成分を放出する。いくつかの実施形態において、持続放出生分解性ポリマーは、マイクロニードルパッチを皮膚に挿入してから約24時間を超えるまで、治療有効成分の75%を超えて放出しない。いくつかの実施形態において、持続放出生分解性ポリマーは、約24時間を超える時間まで、約75%~約100%、約75%~約99%、約75%~約95%、約75%~約90%、約75%~約85%、約75%~約80%、約80%~約100%、約80%~約99%、約80%~約95%、約80%~約90%、約80%~約85%、約85%~約100%、約85%~約99%、約85%~約95%、約85%~約90%、約90%~約100%、約90%~約99%、約90%~約95%、約95%~約100%、約95%~約99%、約99%~約100%、またはこれらの範囲内の値の量の治療有効成分を放出しない。具体例としては、約75%、約80%、約85%、約90%、約95%、約99%、約100%を含み得る。
いくつかの実施形態において、持続放出生分解性ポリマーは、約1日~約30日にわたって治療有効成分を放出する。いくつかの実施形態において、持続放出生分解性ポリマーは、約2日~約21日にわたって治療有効成分を放出する。いくつかの実施形態において、持続放出生分解性ポリマーは、約1日~約30日、約1日~約28日、約1日~約26日、約1日~約24日、約1日~約22日、約1日~約21日、約1日~約14日、約1日~約7日、約1日~約6日、約1日~約5日、約1日~約4日、約1日~約3日、約1日~約2日、約2日~約30日、約2日~約28日、約2日~約26日、約2日~約24日、約2日~約22日、約2日~約21日、約2日~約14日、約2日~約7日、約2日~約6日、約2日~約5日、約2日~約4日、約2日~約3日、約3日~約30日、約3日~約28日、約3日~約26日、約3日~約24日、約3日~約22日、約3日~約21日、約3日~約14日、約3日~約7日、約3日~約6日、約3日~約5日、約3日~約4日、約4日~約30日、約4日~約28日、約4日~約26日、約4日~約24日、約4日~約22日、約4日~約21日、約4日~約14日、約4日~約7日、約4日~約6日、約4日~約5日、約5日~約30日、約5日~約28日、約5日~約26日、約5日~約24日、約5日~約22日、約5日~約21日、約5日~約14日、約5日~約7日、約5日~約6日、約7日~約30日、約7日~約28日、約7日~約26日、約7日~約24日、約7日~約22日、約7日~約21日、約7日~約14日、約14日~約30日、約14日~約28日、約14日~約26日、約14日~約24日、約14日~約22日、約14日~約21日、約21日~約30日、約21日~約28日、約21日~約26日、約21日~約24日、約21日~約22日、またはこれらの範囲内の値にわたって治療活性を放出する。具体例としては、約30日、約28日、約26日、約24日、約22日、約21日、約14日、約7日、約6日、約5日、約4日、約3日、約2日、約1日、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲を含み得る。
いくつかの実施形態では、生分解性ポリマーを含む溶解可能なマイクロニードルパッチを製造する方法であって、前記生分解性ポリマーは、マイクロニードルパッチの皮膚への挿入後、治療有効成分の持続放出および即時放出の両方を提供することができる。いくつかの実施形態において、複数のマイクロニードルは、即時放出生分解性ポリマーおよび持続放出生分解性ポリマーを含む。いくつかの実施形態では、複数のマイクロニードルは、マイクロニードルの基部に即時放出生分解性ポリマーを含み、マイクロニードルの先端部分に持続放出生分解性ポリマーを含む。いくつかの実施形態では、複数のマイクロニードルは、マイクロニードルの基部に即時放出生分解性ポリマーを含み、マイクロニードルの先端部分に即時放出生分解性ポリマーと持続放出生分解性ポリマーの交互層を含む。
いくつかの実施形態において、皮膚状態を治療するための溶解可能なマイクロニードルパッチを製造する方法において、皮膚状態を治療する方法は、溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程を含み、溶解可能なマイクロニードルパッチは、皮膚状態を治療するために、それを必要とする患者の皮膚病変上に適用される。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、皮膚状態を治療するために、それを必要とする患者の皮膚病変部に隣接して適用される。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、患者の年齢に基づいて最適であると決定される皮膚の領域に適用される。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、治療を必要とする皮膚のタイプに基づいて最適であると決定される皮膚の領域に適用される。
いくつかの実施形態では、複数のマイクロニードルを含む溶解可能なマイクロニードルパッチを製造する方法であって、前記複数のマイクロニードルは、1つのマイクロニードルが別のマイクロニードルに接触しないように、皮膚内で空間的に分離されている。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは複数のマイクロニードルを含み、マイクロニードルパッチは、少なくとも1平方センチメートルあたり約1~約200のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約175のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約150のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約125のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約100のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約90のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約80のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約70のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約60のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約50のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約40のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約30のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約25のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約20のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約15のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約10のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約1~約5のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約200のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約175のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約150のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約125のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約100のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約90のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約80のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約70のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約60のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約50のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約40のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約30のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約25のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約20のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約15のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約5~約20のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約200のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約175のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約150のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約150のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約125のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約100のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約90のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約80のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約70のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約60のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約50のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約40のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約30のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約25のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約20のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約10~約15のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約200のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約175のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約150のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約125のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約100のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約90のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約80のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約70のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約60のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約50のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約40のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約25~約30のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約50~約200のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約50~約175のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約50~約150のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約50~約125のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約50~約100のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約50~約90のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約50~約80のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約50~約70のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約50~約60のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約75~約200のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約75~約175のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約75~約150のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約75~約125のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約75~約100のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約75~約90のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約75~約80のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約100~約200のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約100~約175のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約100~約150のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約100~約125のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約125~約200のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約125~約175のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約125~約150のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約150~約200のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約150~約175のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり約175~約200のマイクロニードル、またはこれらの範囲内の値を含む。具体例は、複数のマイクロニードルを含む溶解可能なマイクロニードルパッチを含み得、前記マイクロニードルパッチは、1平方センチメートルあたり少なくとも約200のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約175のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約150のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約125のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約100のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約90のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約80のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約70のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約60のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約50のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約40のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約30のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約25のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約20のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約15のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約10のマイクロニードル、1平方センチメートルあり少なくとも約5のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約4のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約3のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約2のマイクロニードル、1平方センチメートルあたり少なくとも約1のマイクロニードル、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲を含む。
いくつかの実施形態では、溶解可能なマイクロニードルパッチを製造する方法であって、前記溶解可能なマイクロニードルパッチは、皮膚の表面トポロジーに対応するために必要な任意の形状である。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、n個の辺のいずれかを有し、nは約0辺~約1000辺の範囲である。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、約0辺~約1000辺、約0辺~約900辺、約0辺~約800辺、約0辺~約700辺、約0辺~約600辺、約0辺~約500辺、約0辺~約400辺、約0辺~約300辺、約0辺~約200辺、約0辺~約100辺、約0辺~約90辺、約0辺~約80辺、約0辺~約70辺、約0辺~約60辺、約0辺~約50辺、約0辺~約40辺、約0辺~約30辺、約0辺~約20辺、約0辺~約10辺、約0辺~約9辺、約0辺~約8辺、約0辺~約7辺、約0辺~約6辺、約0辺~約5辺、約0辺~約4辺、約0辺~約3辺、約0辺~約2辺、約10辺~約1000辺、約10辺~約900辺、約10辺~約800辺、約10辺~約700辺、約10辺~約600辺、約10辺~約500辺、約10辺~約400辺、約10辺~約300辺、約10辺~約200辺、約10辺~約100辺、約10辺~約90辺、約10辺~約80辺、約10辺~約70辺、約10辺~約60辺、約10辺~約50辺、約10辺~約40辺、約10辺~約30辺、約10辺~約20辺、約20辺~約1000辺、約20辺~約900辺、約20辺~約800辺、約20辺~約700辺、約20辺~約600辺、約20辺~約500辺、約20辺~約400辺、約20辺~約300辺、約20辺~約200辺、約20辺~約100辺、約20辺~約90辺、約20辺~約80辺、約20辺~約70辺、約20辺~約60辺、約20辺~約50辺、約20辺~約40辺、約20辺~約30辺、約30辺~約1000辺、約30辺~約900辺、約30辺~約800辺、約30辺~約700辺、約30辺~約600辺、約30辺~約500辺、約30辺~約400辺、約30辺~約300辺、約30辺~約200辺、約30辺~約100辺、約30辺~約90辺、約30辺~約80辺、約30辺~約70辺、約30辺~約60辺、約30辺~約50辺、約30辺~約40辺、約50辺~約1000辺、約50辺~約900辺、約50辺~約800辺、約50辺~約700辺、約50辺~約600辺、約50辺~約500辺、約50辺~約400辺、約50辺~約300辺、約50辺~約200辺、約50辺~約100辺、約50辺~約90辺、約50辺~約80辺、約50辺~約70辺、約50辺~約60辺、約75辺~約1000辺、約75辺~約900辺、約75辺~約800辺、約75辺~約700辺、約75辺~約600辺、約75辺~約500辺、約75辺~約400辺、約75辺~約300辺、約75辺~約200辺、約75辺~約100辺、約75辺~約90辺、約75辺~約80辺、約100辺~約1000辺、約100辺~約900辺、約100辺~約800辺、約100辺~約700辺、約100辺~約600辺、約100辺~約500辺、約100辺~約400辺、約100辺~約300辺、約100辺~約200辺、約250辺~約1000辺、約250辺~約900辺、約250辺~約800辺、約250辺~約700辺、約250辺~約600辺、約250辺~約500辺、約250辺~約400辺、約250辺~約300辺、約500辺~約1000辺、約500辺~約900辺、約500辺~約800辺、約500辺~約700辺、約500辺~約600辺、約750辺~約1000辺、約750辺~約900辺、約750辺~約800辺、約900辺~約1000辺、またはこれらの範囲内の値を有する。具体例は、約1000辺、約900辺、約800辺、約700辺、約600辺、約500辺、約400辺、約300辺、約200辺、約100辺、約90辺、約80辺、約70辺、約60辺、約50辺、約40辺、約30辺、約20辺、約10辺、約9辺、約8辺、約7辺、約6辺、約5辺、約4辺、約3辺、約2辺、またはこれら2つの値の間の範囲を有する溶解可能なマイクロニードルパッチを含み得る。
いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチを製造する方法であって、溶解可能なマイクロニードルパッチは、等しい長さの辺を有することができる。さらなる実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、不均等な長さの辺を有することができる。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは医療用包帯の形状をしている。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、約0.1平方センチメートル~約1000平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約900平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約800平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約700平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約600平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約500平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約400平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約300平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約200平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約100平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約90平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約80平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約70平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約60平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約50平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約40平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約30平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約20平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約10平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約5平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約4平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約3平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約2平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約1平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約0.9平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約0.8平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約0.7平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約0.6平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約0.5平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約0.4平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約0.3平方センチメートル、約0.1平方センチメートル~約0.2平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約1000平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約900平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約800平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約700平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約600平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約500平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約400平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約300平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約200平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約100平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約90平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約80平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約70平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約60平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約50平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約40平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約30平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約20平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約10平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約5平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約4平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約3平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約2平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約1平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約0.9平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約0.8平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約0.7平方センチメートル、約0.5平方センチメートル~約0.6平方センチメートル、約1平方センチメートル~約1000平方センチメートル、約1平方センチメートル~約900平方センチメートル、約1平方センチメートル~約800平方センチメートル、約1平方センチメートル~約700平方センチメートル、約1平方センチメートル~約600平方センチメートル、約1平方センチメートル~約500平方センチメートル、約1平方センチメートル~約400平方センチメートル、約1平方センチメートル~約300平方センチメートル、約1平方センチメートル~約200平方センチメートル、約1平方センチメートル~約100平方センチメートル、約1平方センチメートル~約90平方センチメートル、約1平方センチメートル~約80平方センチメートル、約1平方センチメートル~約70平方センチメートル、約1平方センチメートル~約60平方センチメートル、約1平方センチメートル~約50平方センチメートル、約1平方センチメートル~約40平方センチメートル、約1平方センチメートル~約30平方センチメートル、約1平方センチメートル~約20平方センチメートル、約1平方センチメートル~約10平方センチメートル、約1平方センチメートル~約5平方センチメートル、約1平方センチメートル~約4平方センチメートル、約1平方センチメートル~約3平方センチメートル、約1平方センチメートル~約2平方センチメートル、約10平方センチメートル~約1000平方センチメートル、約10平方センチメートル~約900平方センチメートル、約10平方センチメートル~約800平方センチメートル、約10平方センチメートル~約700平方センチメートル、約10平方センチメートル~約600平方センチメートル、約10平方センチメートル~約500平方センチメートル、約10平方センチメートル~約400平方センチメートル、約10平方センチメートル~約300平方センチメートル、約10平方センチメートル~約200平方センチメートル、約10平方センチメートル~約100平方センチメートル、約10平方センチメートル~約90平方センチメートル、約10平方センチメートル~約80平方センチメートル、約10平方センチメートル~約70平方センチメートル、約10平方センチメートル~約60平方センチメートル、約10平方センチメートル~約50平方センチメートル、約10平方センチメートル~約40平方センチメートル、約10平方センチメートル~約30平方センチメートル、約10平方センチメートル~約20平方センチメートル、約50平方センチメートル~約1000平方センチメートル、約50平方センチメートル~約900平方センチメートル、約50平方センチメートル~約800平方センチメートル、約50平方センチメートル~約700平方センチメートル、約50平方センチメートル~約600平方センチメートル、約50平方センチメートル~約500平方センチメートル、約50平方センチメートル~約400平方センチメートル、約50平方センチメートル~約300平方センチメートル、約50平方センチメートル~約200平方センチメートル、約50平方センチメートル~約100平方センチメートル、約75平方センチメートル~約1000平方センチメートル、約75平方センチメートル~約900平方センチメートル、約75平方センチメートル~約800平方センチメートル、約75平方センチメートル~約700平方センチメートル、約75平方センチメートル~約600平方センチメートル、約75平方センチメートル~約500平方センチメートル、約75平方センチメートル~約400平方センチメートル、約75平方センチメートル~約300平方センチメートル、約75平方センチメートル~約200平方センチメートル、約75平方センチメートル~約100平方センチメートル、約100平方センチメートル~約1000平方センチメートル、約100平方センチメートル~約900平方センチメートル、約100平方センチメートル~約800平方センチメートル、約100平方センチメートル~約700平方センチメートル、約100平方センチメートル~約600平方センチメートル、約100平方センチメートル~約500平方センチメートル、約100平方センチメートル~約400平方センチメートル、約100平方センチメートル~約300平方センチメートル、約100平方センチメートル~約200平方センチメートル、約250平方センチメートル~約1000平方センチメートル、約250平方センチメートル~約900平方センチメートル、約250平方センチメートル~約800平方センチメートル、約250平方センチメートル~約700平方センチメートル、約250平方センチメートル~約600平方センチメートル、約250平方センチメートル~約500平方センチメートル、約250平方センチメートル~約400平方センチメートル、約250平方センチメートル~約300平方センチメートル、約500平方センチメートル~約1000平方センチメートル、約500平方センチメートル~約900平方センチメートル、約500平方センチメートル~約800平方センチメートル、約500平方センチメートル~約700平方センチメートル、約500平方センチメートル~約600平方センチメートル、約750平方センチメートル~約1000平方センチメートル、約750平方センチメートル~約900平方センチメートル、約750平方センチメートル~約800平方センチメートル、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲のサイズである。溶解可能なマイクロニードルパッチの具体的な例は、約1000平方センチメートル、約900平方センチメートル、約800平方センチメートル、約700平方センチメートル、約600平方センチメートル、約500平方センチメートル、約400平方センチメートル、約300平方センチメートル、約200平方センチメートル、約100平方センチメートル、約90平方センチメートル、約80平方センチメートル、約70平方センチメートル、約60平方センチメートル、約50平方センチメートル、約40平方センチメートル、約30平方センチメートル、約20平方センチメートル、約10平方センチメートル、約5平方センチメートル、約4平方センチメートル、約3平方センチメートル、約2平方センチメートル、約1平方センチメートル、約0.9平方センチメートル、約0.8平方センチメートル、約0.7平方センチメートル、約0.6平方センチメートル、約0.7平方センチメートル、約0.6平方センチメートル、約0.5平方センチメートル、約0.4平方センチメートル、約0.3平方センチメートル、約0.2平方センチメートル、約0.1平方センチメートル、またはこれらの値の任意の2つの間の範囲である。
いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチを製造する方法であって、前記溶解可能なマイクロニードルパッチは、裏打ち層およびマイクロニードル層を含み、前記マイクロニードル層は皮膚の上に直接配置される。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは裏打ち層を含み、前記裏打ち層は粘着医療用テープから構成される。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは裏打ち層を含み、前記裏打ち層は治療有効成分を含む。
いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチを製造する方法であって、前記溶解可能なマイクロニードルパッチは裏打ち層を含み、前記裏打ち層は除去可能な基材である。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチは、除去可能な基材は、粘着医療用テープを含む。いくつかの実施形態において、裏打ち層は速溶性ポリマーを含む。いくつかの実施形態において、除去可能な基材が、ポリマー中に分散された治療有効成分を含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、複数のマイクロニードルは、除去可能な基材に取り付けられ、前記除去可能な基材から離れるように延びる先細の先端部分を含む。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、前記除去可能な基材は、皮膚への適用後約20分の期間内にマイクロニードルの少なくとも約90%を接着面から放出する。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、前記除去可能な基材は、皮膚への適用後約5分の期間内にマイクロニードルの少なくとも約90%を接着面から放出する。いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、マイクロニードルの90%が、約0分~約20分、約0分~約15分、約0分~約10分、約0分~約9分、約0分~約8分、約0分~約7分、約0分~約6分、約0分~約5分、約0分~約4分、約0分~約3分、約0分~約2分、約0分~約1分、約1分~約20分、約1分~約15分、約1分~約10分、約1分~約9分、約1分~約8分、約1分~約7分、約1分~約6分、約1分~約5分、約1分~約4分、約1分~約3分、約1分~約2分、約2分~約20分、約2分~約15分、約2分~約10分、約2分~約9分、約2分~約8分、約2分~約7分、約2分~約6分、約2分~約5分、約2分~約4分、約2分~約3分、約5分~約20分、約5分~約15分、約5分~約10分、約5分~約9分、約5分~約8分、約5分~約7分、約5分~約6分、約10分~約20分、約10分~約15分、約15分~約20分、約0秒~約60秒、約0秒~約45秒、約0秒~約30秒、約0秒~約15秒、約0秒~約10秒、約0秒~約9秒、約0秒~約8秒、約0秒~約7秒、約0秒~約6秒、約0秒~約5秒、約0秒~約4秒、約0秒~約3秒、約0秒~約2秒、約0秒~約1秒、約1秒~約60秒、約1秒~約45秒、約1秒~約30秒、約1秒~約15秒、約1秒~約10秒、約1秒~約9秒、約1秒~約8秒、約1秒~約7秒、約1秒~約6秒、約1秒~約5秒、約1秒~約4秒、約1秒~約3秒、約1秒~約2秒、約2秒~約60秒、約2秒~約45秒、約2秒~約30秒、約2秒~約15秒、約2秒~約10秒、約2秒~約9秒、約2秒~約8秒、約2秒~約7秒、約2秒~約6秒、約2秒~約5秒、約2秒~約4秒、約2秒~約3秒、約5秒~約60秒、約5秒~約45秒、約5秒~約30秒、約5秒~約15秒、約5秒~約10秒、約5秒~約9秒、約5秒~約8秒、約5秒~約7秒、約5秒~約6秒、約10秒~約60秒、約10秒~約45秒、約10秒~約30秒、約10秒~約15秒、約15秒~約60秒、約15秒~約45秒、約15秒~約30秒、約30秒~約60秒、約30秒~約45秒、約45秒~約60秒、またはこれらの範囲内の値の期間内で接着面から放出される。具体的な例では、マイクロニードルの90%が、約20分、約15分、約10分、約9分、約8分、約7分、約6分、約5分、約4分、約3分、約2分、約1分、約60秒、約45秒、約30秒、約15秒、約10秒、約9秒、約8秒、約7秒、約6秒、約5秒、約4秒、約3秒、約2秒、約1秒、またはこれら2つの値の間の範囲内でマイクロニードルパッチの接着面から放出される。
いくつかの実施形態において、裏打ち層を含む溶解可能なマイクロニードルパッチの製造方法であって、前記裏打ち層は、各マイクロニードルがパッチ上の他のマイクロニードルから分離され、皮膚へのパッチの適用時に基材が除去されたときに個別の実体を形成するように、先端部分の基部を覆う。
いくつかの実施形態において、溶解可能なマイクロニードルパッチを製造する方法であって、前記溶解可能なマイクロニードルパッチは、(i)治療を必要とする患者の皮膚の表面領域に配置されるか、または過敏反応、一般的な忍容性、または他の有害事象を評価するための治療前試験を行う、(ii)マイクロニードルが表皮を貫通して真皮乳頭層に侵入することを可能にするために、パッチ組成物に十分な力を加える工程と、および、(iii)生分解性ポリマーが分解するまで、複数のマイクロニードルが皮膚内に留まることを可能にする工程と、iv)前記パッチ組成物から接着基材を除去する工程を含み、前記ステップ(ii)は、指で圧力を加えることによって実施され、圧力は、約0N~約1,000Nの範囲の力で十分である。本開示の好ましい実施形態において、加えられる圧力は約10Nである。本開示の代替の実施形態において、ステップ(ii)は、アプリケーター装置を使用する衝撃挿入によって実施され、前記圧力は、約0~約1,000Nの範囲の力で十分である。本開示の好ましい実施形態において、加えられる圧力は約10Nである。いくつかの実施形態において、指またはアプリケーター装置によって加えられる力は、約0N~約1,000N、約0N~約900N、約0N~約800N、約0N~約700N、約0N~約600N、約0N~約500N、約0N~約400N、約0N~約300N、約0N~約200N、約0N~約100N、約0N~約90N、約0N~約80N、約0N~約70N、約0N~約60N、約0N~約50N、約0N~約40N、約0N~約30N、約0N~約20N、約0N~約10N、約0N~約9N、約0N~約8N、約0N~約7N、約0N~約6N、約0N~約5N、約0N~約4N、約0N~約3N、約0N~約2N、約0N~約1N、約0N~約0.9N、約0N~約0.8N、約0N~約0.7N、約0N~約0.6N、約0N~約0.5N、約0N~約0.4N、約0N~約0.3N、約0N~約0.2N、約0N~約0.1N、約0.1N~約1000N、約0.1N~約900N、約0.1N~約800N、約0.1N~約700N、約0.1N~約600N、約0.1N~約500N、約0.1N~約400N、約0.1N~約300N、約0.1N~約200N、約0.1N~約100N、約0.1N~約90N、約0.1N~約80N、約0.1N~約70N、約0.1N~約60N、約0.1N~約50N、約0.1N~約40N、約0.1N~約30N、約0.1N~約20N、約0.1N~約10N、約9N、約0.1N~約8N、約0.1N~約7N、約0.1N~約6N、約0.1N~約5N、約0.1N~約4N、約0.1N~約3N、約0.1N~約2N、約0.1N~約1N、約0.1N~約0.9N、約0.1N~約0.8N、約0.1N~約0.7N、約0.1N~約0.6N、約0.1N~約0.5N、約0.1N~約0.4N、約0.1N~約0.3N、約0.1N~約0.2N、約1N~約1000N、約1N~約900N、約1N~約800N、約1N~約700N、約1N~約600N、約1N~約500N、約1N~約400N、約1N~約300N、約1N~約200N、約1N~約100N、約1N~約90N、約1N~約80N、約1N~約70N、約1N~約60N、約1N~約50N、約1N~約40N、約1N~約30N、約1N~約20N、約1N~約10N、約1N~約9N、約1N~約8N、約1N~約7N、約1N~約6N、約1N~約5N、約1N~約4N、約1N~約3N、約1N~約2N、約10N~約1000N、約10N~約900N、約10N~約800N、約10N~約700N、約10N~約600N、約10N~約500N、約10N~約400N、約10N~約300N、約10N~約200N、約10N~約100N、約10N~約90N、約10N~約80N、約10N~約70N、約10N~約60N、約10N~約50N、約10N~約40N、約10N~約30N、約10N~約20N、約50N~約1000N、約50N~約900N、約50N~約800N、約50N~約700N、約50N~約600N、約50N~約500N、約50N~約400N、約50N~約300N、約50N~約200N、約50N~約100N、約100N~約1000N、約100N~約900N、約100N~約800N、約100N~約700N、約100N~約600N、約100N~約500N、約100N~約400N、約100N~約300N、約100N~約200N、約200N~約1000N、約200N~約900N、約200N~約800N、約200N~約700N、約200N~約600N、約200N~約500N、約200N~約400N、約200N~約300N、約500N~約1000N、約500N~約900N、約500N~約800N、約500N~約700N、約500N~約600N、またはこれらの範囲内の値である。具体例では、指またはアプリケーター装置によって加えられる力は、約0N、約0.1N、約0.2N、約0.3N、約0.4N、約0.5N、約0.6N、約0.7N、約0.8N、約0.9N、約1N、約2N、約3N、約4N、約5N、約6N、約7N、約8N、約9N、約10N、約15N、約20N、約30N、約40N、約50N、約60N、約70N、約80N、約90N、約100N、約200N、約300N、約400N、約500N、約600N、約700N、約800N、約900N、またはこれらの値と2つの間の範囲である。
いくつかの実施形態では、溶解可能なマイクロニードルパッチを製造する方法であって、前記溶解可能なマイクロニードルパッチは、(i)治療を必要とする患者の皮膚の表面領域に配置されるか、または過敏反応、一般的な忍容性、または他の有害事象を評価するための治療前試験を行う、(ii)マイクロニードルが表皮を貫通して真皮乳頭層に侵入することを可能にするために、パッチ組成物に十分な力を加える工程とを含み、前記十分な力は、アプリケーター装置を使用する衝撃挿入によって加えられる。いくつかの実施形態において、衝撃挿入によって加えられる十分な力は、0N~約1000Nの範囲である。いくつかの実施形態において、衝撃挿入によって加えられる十分な力は10Nである。
いくつかの実施形態において、皮膚状態を治療するための治療有効成分の送達のための即時放出ポリマーおよび持続放出ポリマーを含む溶解可能なマイクロニードルパッチを製造する方法において、前記皮膚状態は、ウイルス状態または新生物状態を含む。
いくつかの実施形態において、皮膚状態を治療するための治療有効成分の送達のための即時放出ポリマーを含む溶解可能なマイクロニードルパッチを製造する方法において、前記皮膚状態は、円形脱毛症または白斑を含む。いくつかの実施形態において、治療有効成分の送達のための即時放出ポリマーを含む溶解可能なマイクロニードルパッチを製造する方法であって、前記方法は、治療有効成分に対するアレルギーまたは過敏症を試験するための医学的手順を含む。
本出願の実施形態は、溶解可能なマイクロニードルパッチの製造方法であって、前記溶解可能なマイクロニードルパッチが、治療有効成分を皮膚に送達するための溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程と;マイクロニードルが表皮、真皮および真皮乳頭層からなる群から選択される位置まで貫通することを可能にするために、前記溶解可能なマイクロニードルパッチに十分な力を加える工程と;前記パッチ組成物から接着性基材を除去する工程と;および、生分解性ポリマーが分解するまで前記複数のマイクロニードルを皮膚に残存させる工程とを含む、アレルギーのためにそれを必要とする患者を試験するために使用される、方法に関する。
いくつかの実施形態において、本方法は、溶解可能なマイクロニードルパッチを製造する方法であって、前記溶解可能なマイクロニードルパッチが、治療有効成分を皮膚に送達するための溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程と;マイクロニードルが表皮、真皮および真皮乳頭層からなる群から選択される位置まで貫通することを可能にするために、前記溶解可能なマイクロニードルパッチに十分な力を加える工程と;前記パッチ組成物から接着性基材を除去する工程と;および、生分解性ポリマーが分解するまで前記複数のマイクロニードルを皮膚に残存させる工程とを含む、過敏症のためにそれを必要とする患者を試験するために使用される、方法に関する。
いくつかの実施形態において、本方法は、溶解可能なマイクロニードルパッチを製造する方法であって、前記溶解可能なマイクロニードルパッチが、治療有効成分を皮膚に送達するための溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程と;マイクロニードルが表皮、真皮および真皮乳頭層からなる群から選択される位置まで貫通することを可能にするために、前記溶解可能なマイクロニードルパッチに十分な力を加える工程と;前記パッチ組成物から接着性基材を除去する工程と;および、生分解性ポリマーが分解するまで前記複数のマイクロニードルを皮膚に残存させる工程とを含む、それを必要とする患者を感作するために使用される、方法に関する。
上記の詳細な説明において、添付図面を参照し、これらの図面は本明細書の一部を構成する。図面において、文脈上別段の指示がない限り、同様の符号は、通常、同様の構成要素を識別する。詳細な説明、図面、および特許請求の範囲に記載された例示的な実施形態は、限定を意味するものではない。本明細書に提示された主題の精神または範囲から逸脱することなく、他の実施形態を使用することができ、他の変更を加えることができる。本開示の態様は、本明細書において一般的に記載され、図に例示されるように、多種多様な異なる構成において配置され、置換され、組み合わされ、分離され、設計され得、その全てが本明細書において明示的に企図されることが容易に理解されるであろう。
実施例
本発明を、その特定の好ましい実施形態を参照してかなり詳細に説明したが、他のバージョンも可能である。したがって、添付の特許請求の範囲の精神および範囲は、本明細書内に含まれる説明および好ましいバージョンに限定されるべきではない。本発明の様々な態様を、以下の非限定的な実施例を参照して説明する:
実施例1:マイクロニードルパッチ
ポリジメチルシロキサンエラストマー(SLYGARD 184、Dow)を用いて、正方形構成の100本のマイクロニードルのアレイを備えた2つの逆マイクロニードル型を作製した。これらの型で作られるマイクロニードルの寸法は、底面の幅と長さがそれぞれ200ミクロン、長さが500ミクロンと800ミクロンの四角錐であった。これらの型で鋳造されたマイクロニードルは、図1と同様の構成になる。好ましい実施形態では、これらの長さの異なるマイクロニードルは、図2に見られる皮膚挿入時の構成に近似した同じパッチ内で1:1で交互に配置される。この交互の長さの構成により、免疫系の主要な炎症細胞、すなわち表皮にはランゲルハンス細胞、真皮には真皮樹状細胞が存在する表皮と真皮に同時に有効成分を集中的に送達することができる。
実施例2:マイクロニードルパッチ
マイクロニードルパッチは、長い針と短い針の両方で同じ体積/用量を維持するために円錐形の針(図3)を含み、短い針は長い針に比べて大きな半径を有し、特定の高さ(h)と半径(r)に対する円錐の通常の体積は次のとおり:(h/3)*n*r2であり、ここで、大きい方の針の半径-ri;大きい方の針の高さ-h1;小さい方の針の高さ-h2;小さい方の針の半径-r2および小さい方の針の半径は、両方の針の高さと大きい針の半径に依存し、他の値が定義されているときに小さい方の針の半径を計算するには、以下の式:r2=ri*sqrt(h1/h2)が使用される。長い針と短い針の両方で同じ体積/用量を維持するために、マイクロニードルパッチがピラミッド型の針を含むマイクロニードルパッチでは、短い針は長い針に比べてより大きな半径を有し、所定の底辺の長さ(L)と高さ(H)に対する正方形ベースのピラミッドの通常の体積は以下のとおり:(l/3)*L2*Hであり、ここで大きい方の針の底辺の長さ-Ll、大きい方の針の高さ-Hl、小さい方の針の高さ-H2、小さい方の針の底辺の長さ-L2、小さい方の針の底辺の長さは、両方の針の高さと大きい方の針の底辺の長さに依存し、他の値が定義されているときに小さい方の針の半径を計算するには、以下の式:L2=Ll*sqrt(Hl/H2)が使用される。
実施例3:カンジダ抗原組成物からのグリセリン除去
市販されている免疫刺激化合物の多くは、グリセリンを含む溶液に懸濁されている。例えば、HS Allergyのカンジダ抗原(1:10w/vおよび1:1000w/vの濃度の両方)には50重量%のグリセリンが含まれている。グリセリン含有溶液をマイクロニードルポリマーと混合すると、沈殿および/または固化の欠如が生じる。例えば、グリセリン含有カンジダ抗原をポリ乳酸-co-グリコール酸(PLGA)5050(分子量7~17k、または単に7~17k)と混合すると、沈殿が認められた。例えば、グリセリン含有カンジダ抗原をカルボキシメチルセルロース(CMC)と混合した場合、固化の欠如が認められた。したがって、マイクロニードルポリマーに組み込む前に、免疫刺激化合物溶液からグリセリンを除去する必要がある。
4gの1:10w/vカンジダ抗原溶液(HS Allergy)を透析し、溶液から微量のグリセリンをすべて除去した。透析後、18gの試料が残った(4.5倍希釈)。紫外可視分光法(UV-Vis)を用いて、未透析のカンジダ抗原の吸光度特性を確立した。このUV-Vis法を用いると、元の有効成分溶液の36倍希釈液と透析試料の2倍希釈液は同様の吸光度を示したことから、グリセリンを含まない透析試料は元の濃度の約20分の1であった。
実施例4:凍結乾燥カンジダ抗原
PLGA5050 7-17kなどの特定のマイクロニードルポリマーは、マイクロニードル成形前に凍結乾燥形態の有効成分を組み込むのが理想的である。凍結乾燥の過程で水分が除去され、粉末が得られる。グリセリンは、凍結乾燥に関して、実施例2で概説したのと同様の問題を引き起こす。グリセリンを含む1:10w/vのカンジダ抗原溶液(HS Allergy)を用いて凍結乾燥を試みたところ、固体ではなく粘性の液体が得られた。固体の形成は凍結乾燥が成功したことを示す。実施例3で概説した透析方法を用いてグリセリンが除去されると、透析されたカンジダ抗原の凍結乾燥により、すべての水分が除去されたことを示す固体の白いフレークが生じた。
実施例5:カルボキシメチルセルロースマイクロニードルアレイ
実施例1の型にCMCの2%溶液を充填し、脱型前に乾燥させた。脱型後、得られたマイクロニードルアレイを走査型電子顕微鏡写真で分析した。これらのマイクロニードルアレイは、実施例1に記載された寸法を有するマイクロニードルを首尾よく製造したことが示された(図4および図5)。
実施例6:マイクロニードルアレイの皮膚浸透性
CMC溶液に青色組織標識色素を加え、実施例5と同様の方法でマイクロニードルアレイを調製した。乾燥後、得られたマイクロニードルアレイを脱型し、ブタの皮膚に挿入して、浸透力と有効成分の送達能力を評価した。針は、挿入後10分未満の間皮膚上に放置された。その後、ブタの皮膚を大量の水で洗浄した。洗浄後、500ミクロンおよび800ミクロンのマイクロニードルアレイの両方の挿入部位で、青色色素が目に見えて明らかであり(図6)、皮膚浸透および溶解が成功したことを示した。ブタ皮膚の断面は、表皮および表層真皮への効果的な色素送達を示した(図7)。
実施例7:カンジダ抗原マイクロニードルパッチ
実施例3のカンジダ抗原の透析サンプル1g(元の未透析物約50mgに相当)を使用して即時放出ポリマー製剤を作製し、約17gの水性CMCと混合した。次いで、この混合物を実施例1の型に流し込み、マイクロニードルアレイを作製した。乾燥および脱型後、ペイロード約75%の1:10w/vカンジダ抗原溶液を含むこれらのマイクロニードルアレイが走査型電子顕微鏡写真によって分析された。これらのマイクロニードルアレイは、実施例1に記載した寸法の有効成分マイクロニードルを首尾よく製造したことが示された(図8および図9)。これらの針を同じマイクロニードルアレイ内で交互に並べると、皮膚に挿入したときに得られるマイクロニードルアレイは図10の外観に近似するであろう。
実施例8:即時放出および持続放出マイクロニードル
マイクロニードルパッチおよび持続放出パッチ用組成物は、別個の層として即時放出成分も有する。有効成分の放出を延長するために、実施例4の凍結乾燥カンジダ抗原をPLGA5050 7-17kと混合した。次いで、得られた混合物を実施例1の型に流し込み、マイクロニードルアレイを作製した。乾燥および脱型後、これらのマイクロニードルアレイを、実施例3のUV-Visアッセイを用いてin vitro放出について分析した。マイクロニードルアレイを摂氏32度の脱イオン水中に置いた。カンジダ抗原は、24時間にわたってマイクロニードルから一貫して放出されることが示され(ただし総放出量は75%以下)、放出速度論に基づいて完全な放出は一貫して2日間にわたると予想される(図11)。
実施例7からの有効成分とポリマーの混合物の追加層を、脱型前に本実施例のマイクロニードルアレイの上に流し込み、持続放出マイクロニードル先端部分と速溶性水溶性マイクロニードル基部を作製することができた(図12)。皮膚に挿入すると、水溶性ポリマー層は速やかに溶解し、持続放出ポリマー層が皮膚に放出される。その後、粘着性裏打ちは数分以内に除去することができるが、図11の放出動態で示されるように、有効成分の放出は数日間可能であった。
実施例9:治療前試験のためのマイクロニードルアレイの使用
先の実施例に記載したマイクロニードルアレイの免疫刺激性を考慮すると、即時放出製剤で事前に試験することなく、有効成分の持続放出バージョンで最初に患者を治療することは、患者が数日間にわたって連続的に送達される有効成分に対してアレルギーがある場合、重篤なまたは生命を脅かす反応につながる可能性がある。すべての患者において、最初の試験として即時放出パッチによる事前検査を行うことは、合併症を予防するだけでなく、患者の免疫系を免疫刺激化合物に感作させるためにも必要である。したがって、患者は、図10のマイクロニードルアレイの連続適用からなる治療レジメン(図13に示されるレジメン)、または図10のマイクロニードルアレイの最初の適用とそれに続く図12のマイクロニードルアレイの連続適用からなる治療レジメン(図14のレジメン)のいずれかにより処置されることができる。
実施例10:即時放出マイクロニードル
図10に示すように、このようなマイクロニードルパッチおよび組成物は、アレルギー/過敏性試験のための患者の事前検査、そのように試験された活性治療分子によって誘発される局所免疫刺激によって標的とされる皮膚疾患に対する治療適用のための持続放出パッチに移行する前の、治療有効成分に対する患者の感作のために使用される即時放出パッチ用である。即時放出パッチは通常、有効成分の送達と試験の0~24時間適用される。
実施例11:グリセリンの除去
グリセリン含有免疫刺激化合物溶液からグリセリンを除去するため、グリセリンを含む溶液を透析膜内蔵の透析装置(Repligen(ウォルサム、米国マサチューセッツ州)Float-A-Lyzer G2透析装置、Biotech Cellulose Ester membrane、10 mL、0.1~0.5kD)に加えた。透析装置を脱イオン水に浸し、周囲温度で2~4時間穏やかに撹拌した。その後、脱イオン水を同容量の新しい脱イオン水に交換し、装置を周囲温度でさらに12~24時間、穏やかに撹拌しながら浸漬させた。この過程中、グリセリンが透析装置から周囲の脱イオン水に拡散した。上記の脱イオン水への浸漬の全過程が終了すると、透析装置を脱イオン水から取り出し、中の試料には免疫刺激化合物のグリセリンを含まない溶液が含まれていた。次いで、この処理された溶液を水溶性ポリマーと直接組み込むか、凍結乾燥して水溶性ポリマーと組み込むか、または再懸濁して水溶性ポリマーと組み込むことができる。
上記の詳細な説明において、添付図面を参照し、これらの図面は本明細書の一部を構成する。図面において、文脈上別段の指示がない限り、同様の符号は、通常、同様の構成要素を識別する。本開示において説明される例示的な実施形態は、限定を意味するものではない。本明細書で提示される主題の精神または範囲から逸脱することなく、他の実施形態を使用することができ、他の変更を加えることができる。本明細書において一般的に記載され、図に例示されるような本開示の様々な特徴は、多種多様な異なる構成において配置、置換、組み合わせ、分離、および設計され得、それらの全てが本明細書において明示的に企図されることが容易に理解されるであろう。
本開示は、本出願に記載された特定の実施形態の点で限定されるものではなく、これらは様々な特徴の例示として意図されている。その代わりに、本出願は、本教示の任意の変形、使用、または適応をカバーし、その一般原理を使用することを意図する。さらに、本出願は、これらの教示が関連する技術分野において公知または慣例の範囲内にあるような、本開示からの逸脱を対象とすることを意図している。当業者には明らかなように、本開示の精神および範囲から逸脱することなく、記載された特定の実施形態に対して多くの修正および変形を行うことができる。本明細書に列挙したものに加えて、本開示の範囲内にある機能的に等価な方法および装置は、前述の説明から当業者には明らかであろう。本開示は、特定の方法、試薬、化合物、組成物、または生物学的系に限定されないことを理解されたい。また、本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明するためだけのものであり、限定することを意図するものではないことを理解されたい。
上記に開示された様々な特徴および機能、またはそれらの代替物は、他の多くの異なるシステムまたは用途に組み合わされてもよい。当業者によって、現在予見されていない、または予期されていない様々な代替案、修正、変形、または改良がその後なされる可能性があり、それらの各々もまた、開示された実施形態によって包含されることが意図される。

Claims (40)

  1. 治療有効成分を皮膚に送達するための溶解可能なマイクロニードルパッチであって、前記溶解可能なマイクロニードルパッチは、
    複数のマイクロニードルと、
    除去可能な基材と
    を含み、
    前記複数のマイクロニードルは、前記除去可能な基材に取り付けられるものであり、
    前記複数のマイクロニードルは、前記除去可能な基材から離れるように延びる先細の先端部分を含み、
    前記複数のマイクロニードルは、生分解性ポリマーおよび前記生分解性ポリマーに分散された治療有効成分を含み、および、
    前記治療有効成分は50%未満のグリセロールを含む抗原組成物である、
    溶解可能なマイクロニードルパッチ。
  2. 請求項1記載の溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、前記複数のマイクロニードルは、前記抗原組成物を安定させるための賦形剤を含む、溶解可能なマイクロニードルパッチ。
  3. 請求項2記載の溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、前記賦形剤は、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトール、ソルビトール、トレハロース、フルクトース、ガラクトース、デキストロース、キシリトール、マルチトール、ラフィノース、デキストラン、マルトデキストリン、シクロデキストリン、コラーゲン、グリシン、ヒスチジン、炭酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、血清アルブミン(ヒトおよび/または動物由来)、ゼラチン、キトサン、デオキシリボ核酸(DNA)、ヒアルロン酸、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリ乳酸(PLA)、ポリグリコール酸(PGA)、ポリアクティブコグリコール酸(PLGA)、ポリエチレングリコール(PEG、PEG300、PEG400、PEG600、PEG3350、PEG4000)、セルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アカシア、レシチン、ポリソルベート20、ポリソルベート80、プルロニックF-68、ソルビタントリオレエート(span85)、EDTA、ヒドロキシプロピルセルロース、塩化ナトリウム、リン酸ナトリウム、酢酸アンモニウム、リン酸カリウム、クエン酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、トリス塩基-65、トリス酢酸塩、トリスHCl-65、クエン酸緩衝液、タルク、シリカ、脂肪、メチルパラベン、プロピルパラベン、セレン、ビタミン(A、E、C、パルミチン酸レチニル、および、セレン)、アミノ酸(メチオニン、システイン、アルギニン)、クエン酸、クエン酸ナトリウム、ベンジルアルコール、クロロブタノール、クレゾール、フェノール、チメロサール、アセトン、重硫酸ナトリウム、パルミチン酸アスコルビル、アスコルビン酸塩、ヒマシ油、綿実油、ミョウバン、水酸化アルミニウム、リン酸アルミニウム、水酸化リン酸カルシウム、パラフィン油、スクアレン、Quil A、IL-1、IL-2、IL-12、フロイント完全アジュバント、フロイント不完全アジュバント、殺百日咳菌(killed Bordetella pertussis)、ウシ型結核菌、およびトキソイドの少なくとも1つから選択される、溶解可能なマイクロニードルパッチ。
  4. 請求項1記載の溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、前記マイクロニードルは、少なくとも2つの異なる長さである、溶解可能なマイクロニードルパッチ。
  5. 請求項4記載の溶解可能なマイクロニードルにおいて、前記少なくとも2つの異なる長さのマイクロニードルは、表皮で終端する長さおよび網状真皮または乳頭状真皮で終端する長さからなる群から選択される、マイクロニードル。
  6. 請求項1記載の溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、1つまたはそれ以上の長さの前記マイクロニードルは、約10ミクロン~約1000ミクロンの範囲であり得る、溶解可能なマイクロニードルパッチ。
  7. 請求項1記載の溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、前記複数のマイクロニードルは、それぞれほぼ同量の前記治療有効成分を含む、溶解可能なマイクロニードルパッチ。
  8. 請求項1記載の溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、前記複数のマイクロニードルは、それぞれ不等量の前記治療有効成分を含む、溶解可能なマイクロニードルパッチ。
  9. 請求項1記載の溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、前記抗原組成物は、カンジダ抗原、白癬菌抗原、ツベルクリン、コリネバクテリウム・パルバム(Corynebacterium parvum)、クチバクテリウム・アクネス(Cutibacterium acnes)、および、マイコバクテリウム・インディカス・プラニイ(Mycobacterium indicus pranii)(旧マイコバクテリウムw)、イミキモド、ヒトパピローマウイルスワクチン、麻疹・おたふく風邪・風疹ワクチン、おたふく風邪ワクチン、カルメット-ゲラン桿菌ワクチン、および、マイコバクテリウムwワクチンからなる群から選択される抗原を含む、溶解可能なマイクロニードルパッチ。
  10. 請求項1記載の溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、前記抗原組成物は、カンジダ抗原を含む、溶解可能なマイクロニードルパッチ。
  11. 請求項10記載の免疫刺激タンパク質において、カンジダ抗原を含む前記抗原組成物は、実質的にグリセロールを含まない、免疫刺激タンパク質。
  12. 請求項11記載のカンジダ抗原において、カンジダ抗原を含む前記抗原組成物は、凍結乾燥されている、カンジダ抗原。
  13. 請求項1記載の溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、前記抗原組成物は、実質的にグリセロールを含まない、溶解可能なマイクロニードルパッチ。
  14. 請求項1記載の溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、前記抗原組成物は、約10%未満のグリセロールを含む、溶解可能なマイクロニードルパッチ。
  15. 請求項1記載の溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、前記溶解可能なマイクロニードルパッチは1平方センチメートルあたり少なくとも約1~約200個のマイクロニードルを含む、溶解可能なマイクロニードルパッチ。
  16. 請求項1記載の溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、前記溶解可能なマイクロニードルパッチは、約0.1~約1000平方センチメートルの範囲であり、ヒトの皮膚のトポロジーの任意の表面に対応するために必要な任意の形状に適合するようにトリミングされ得る、溶解可能なマイクロニードルパッチ。
  17. 請求項1記載の溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、前記複数のマイクロニードルは、治療有効成分の前記皮膚への持続放出を有するように構成されている、溶解可能なマイクロニードルパッチ。
  18. 請求項17記載の持続放出マイクロニードルであって、前記溶解可能なマイクロニードルパッチの適用後、約1日~約30日まで、治療有効成分の前記皮膚への放出を有するように構成される、持続放出マイクロニードル。
  19. 請求項1記載の溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、前記複数のマイクロニードルが、治療有効成分の前記皮膚への即時放出を有するように構成されている、溶解可能なマイクロニードルパッチ。
  20. 請求項19記載の即時放出マイクロニードルであって、前記溶解可能なマイクロニードルパッチの適用後、約0時間~約24時間まで、治療有効成分の前記皮膚への即時放出を有するように構成されている、即時放出マイクロニードル。
  21. 請求項1記載の溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、前記複数のマイクロニードルは、治療有効成分の前記皮膚への持続放出および即時放出の両方を有するように構成されている、溶解可能なマイクロニードルパッチ。
  22. 請求項1記載の溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、前記複数のマイクロニードルは、1つのマイクロニードルが他のマイクロニードルに接触しないように、前記皮膚内で空間的に分離されている、溶解可能なマイクロニードルパッチ。
  23. 請求項1記載の溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、前記複数のマイクロニードルは、前記皮膚への前記マイクロニードルの挿入を容易にするために先細になっている、溶解可能なマイクロニードルパッチ。
  24. 請求項1記載の溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、前記先細の先端は、前記複数のマイクロニードルの総体積の約5%~約99%を構成する、溶解可能なマイクロニードルパッチ。
  25. 請求項1記載の溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、前記除去可能な基材は、ポリマーに分散された治療有効成分を含む、溶解可能なマイクロニードルパッチ。
  26. 請求項1記載の溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、前記除去可能な基材は、粘着医療用テープである、溶解可能なマイクロニードルパッチ。
  27. 請求項1記載の溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、前記マイクロニードルパッチは、それを必要とする対象にカンジダ抗原の治療上有効な量を投与する、溶解可能なマイクロニードルパッチ。
  28. 請求項1記載の溶解可能なマイクロニードルパッチにおいて、前記治療有効成分は局所免疫応答を刺激する、溶解可能なマイクロニードルパッチ。
  29. 皮膚状態を治療する方法であって、前記方法は、
    i)前記皮膚に治療有効成分を送達するために、溶解可能なマイクロニードルパッチを適用する工程であって、前記溶解可能なマイクロニードルパッチは、
    複数のマイクロニードルと
    除去可能な基材と
    を含み、
    前記複数のマイクロニードルは、前記除去可能な基材に取り付けられるものであり、
    前記複数のマイクロニードルは、前記除去可能な基材から離れるように延びる先細の先端部分を含み、
    前記複数のマイクロニードルは、生分解性ポリマーおよび前記生分解性ポリマーに分散された治療有効成分を含み、および、
    前記治療有効成分は50%未満のグリセロールを含む抗原組成物である、
    適用する工程と、
    ii)前記マイクロニードルが、表皮、真皮および真皮乳頭層からなる群から選択される位置に貫通することを可能にするために、前記溶解可能なマイクロニードルパッチに十分な力を加える工程と、
    iii)前記生分解性ポリマーが分解するまで、前記皮膚に前記複数のマイクロニードルを残存させる工程と、
    iv)前記パッチ組成物から接着基材を除去する工程と、
    を含む、方法。
  30. 請求項29記載の方法において、前記溶解可能なマイクロニードルパッチの適用後約20分以内に、前記複数のマイクロニードルの少なくとも90%が前記除去可能な基材から剥離する、方法。
  31. 請求項29記載の方法において、前記マイクロニードルの少なくとも90%が、5分以内の前記基材の除去時に前記基材の接着面から剥離する、方法。
  32. 請求項29記載の方法において、前記生分解性ポリマーが分解して、治療有効成分を前記皮膚に放出する、方法。
  33. 請求項29記載の方法において、前記生分解性ポリマーが、約1日~約30日の期間にわたって分解し、治療有効成分を前記皮膚に放出する、方法。
  34. 請求項29記載の方法において、前記生分解性ポリマーが、約2日~約21日の期間にわたって分解し、治療有効成分を前記皮膚に放出する、方法。
  35. 請求項29記載の方法において、前記十分な力は、指によって前記皮膚に加えられる、方法。
  36. 請求項35記載の方法において、前記加えられる十分な力は0N~約1000Nの範囲である、方法。
  37. 請求項35記載の方法において、前記加えられる十分な力は10Nである、方法。
  38. 請求項29記載の方法において、前記十分な力は、アプリケーター装置を用いた衝撃挿入によって加えられる、方法。
  39. 請求項38記載の方法において、前記十分な力は0N~約1000Nの範囲である、方法。
  40. 請求項38記載の方法において、前記加えられる十分な力は10Nである、方法。
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